2008年08月03日(日)
京都走ろう会例会(8月第1日曜) [ランニング]
走り終わりエノキの木陰で休んでいると、声をかけられた。
「ブログ、見せてもらってます。ずっと続けておられるんですね。」
ピンときた。
「もしや、最初のブログにコメントしてくれはった『お〜じ〜』さんでは?」
「そうです。」
「ありがとうございます。初めてのブログに、すぐコメントしていただいて、ものすご喜んでたんですよ。あのー、お名前は?」
「大西です。」
「失礼ですが、お歳は?」
「67です。」
「へー、やっぱり走ってる人はわこ見えますねえ。走ろう会は、いつごろから?」
「4、5年前くらいですか。もともと京都なんですけど、ずっと仕事で茨城のつくばにいまして、定年で京都に戻ってきたんです。」
「そうなんですか。おうちは、どこらへんですか。」
「上賀茂です。」
「と言うことは、練習は鴨川ですか。」
「そうですね。しも(下流)に行ったり、かみ(上流)に上がったり、いつも15kmくらい走ってます。月に、350から400くらいですかね。」
「すげぇー。」
「6月の『サロマ』に、初挑戦で完走できました。去年の『丹後』に挑戦して、60kmでリタイヤしてね。それから、がんばりました。」
「すごいですやん。私なんか、15年くらい前に『サロマ』2年連続アウト。『丹後』は第1回から7年連続アウトです。」
「それは、関門で?」
「そうなんです。去年は85kmまで行ったんですけどね。やっぱり、練習なしで100km完走は無理ですかねえ。」
いつものように、ここらで話が尻すぼみ・・・。
さて、話は元に戻り・・・。
真夏のクラブの例会には、今までほとんど参加したことがない。
この暑さやもん。(沖縄より京都のほうがよっぽど暑い。)「たぶん10人も来やはらへんにゃろなあ」と思って出雲路橋西詰めを見ると、なにやらにぎやか。
役員さんも入れると、30人以上?
津田昌子会長さんのごあいさつの後、いつもの八田努さんの準備運動。今日こそしっかりやっとかんと倒れます。みなさん真剣。この体操だけでもけっこうな汗。
今日は、前会長の中村彦四郎さん、前々会長の玉木知男さんもご参加。5月に取材させていただいた、会員番号「1」の佐藤光一さん。暑さに負けず、参加されています。
今日は、意外と豪華メンバーです。
安全ピンを忘れたので受付あたりで探していると、役員の村瀬洋子さんが、自分のキーホルダーにつけてあったものを取って貸してくださった。このへんが、京都走ろう会のいいところ。
私の大好きなランナー松山健治さんは、今日は役員さんでなく3.1kmに参加される模様。頭のタオルがいやに似合う(松山さんについては、1/27のブログ参照)。
7・8・9月は、10kmは無し。そのため、5kmが10人以上。
2月17日のブログに登場していただいた猪飼さんがおられたので、声をかけた。
「今日こそ、負けそうですね。どれくらいで行かれる予定ですか。」
「いやー、2ヶ月のブランクがあって、最近また走り始めたところですから・・・。」
スタートして、びっくり。猪飼さんが、飛ばしていく。ついていこうとしたが、無理。
葵橋を渡り北向きになったところで、さらに二人に抜かれる。(後で分かったことだが、このうちの一人が大西さんだった。)
北山大橋を渡り下りに入れば少しは追いつけるかと思ったが、前のランナーは小さくなっていくばかり。
あれっ!
これって、「お〜じ〜」さんの私のブログのコメントそのまま?
(「黄色のランシャツがだんだん小さくなっていく」・・・ )
2月と8月、季節が正反対になったら、立場も正反対になってしまった。ここは、しんぼう。また、私の好きな冬が来たらリベンジしよう。
前々会長玉木さんも、3.1km余裕のゴール。ご本人にとっては不本意なタイムだったようですが、この暑さの中走れる健康な体を持っているだけでありがたいですやん。
私も、死ぬまで走り続けられる健康体でありたいと思う。見習いたい。
先にゴールしていた猪飼さん。タイムは、22分15秒。それって、冬のタイムでも通用しますよ。
知らん間に腕上げましたね。
真夏の5kmでやられるとは。ちょっと、くやしい。
猪飼さん、いい笑顔です。くやしいけど、いい顔なんで、勝手にパチリ。
私は、24分07秒でした。この暑さなら、まあまあやと思うんですけど・・・。
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2008年08月02日(土)
美ら海水族館 [沖縄]
沖縄旅行の最終日は、美ら海水族館。
私は、去年の3月廉と行った。春休みだったので、すごい人だった。特に、売店とレストランの混雑はすごかった。
今回は朝早めに出たせいか、前よりすいているような感じだった。
大きな水槽は、さすがダイナミック。ジンベイザメも楽しそうに泳いでいる。下から見上げられるところもあったのだが、そこもゆっくり見られてよかった。
ただ、昨日海にもぐり、魚に手渡しでえさをやっているので、それに比べると・・・。逆やったらよかったのかも。
どうしても見たかった、イルカのフジ。
尾びれがくさり、人工のゴムの尾びれをつけているイルカだ。
フジは、水族館の一番はしにいた。
水槽の一番底で、静かに動かずじっとしていた。同じ水槽にいた2頭のイルカがビュンビュン泳いでいたので、フジがかわいそうに見えた。
それに、よく見ると、フジは人工の尾びれをつけていない。また何か不具合が生じたのかもしれない。
がんばれって言ったらもっとかわいそうなんかもしれんけど、心の中で言ってしまった。
「がんばれ!」
フジを見に行く時、新しいイルカ用の水槽の増設工事がされていた。
その塀の前で、お父さんが3歳くらいの男の子を肩車していた。この猛暑の中である。お父さんは、子どもになにやら解説していた。
フジを見て帰ってくると、その親子がまだ工事現場を肩車で見ていた。すごい。お父さん、倒れんなよー。
水族館はちょっと期待はずれだったが、楽しそうな親子が見られて、よかった。
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2008年08月01日(金)
シートレック熱帯魚餌付け体験 [沖縄]
沖縄旅行3日目は、西表島から石垣島へ、石垣空港から那覇空港へ。空港近くでレンタカーの手続きを終えると、もうお昼だった。
目指すは、沖縄中部読谷村の「残波岬ロイヤルホテル」。レンタカー会社の方にお聞きすると、高速も国道もほとんどかかる時間は変わらないということで58号線で行くことにした。
ホテルは開業20周年らしいが、11階の部屋はひろびろとしてきれいだった。ベランダから見下ろす海は、大潮が近いせいかだいぶ引いていた。それでもいいながめだった。
午後2時半ごろに着き、今日のお目当て「シートレック」の時間までまだ少しあったのだが、ちょっと休けいすることにした。ベッドでゴロゴロ。
3時半になり、1階フロント横の「マリンサービス」へ。
そこで誓約書のようなものに記入。海に入る時、息ができるかぶり物を使うのだが、肩幅が35cm以上ないとダメらしい。係の方が真樹の肩をはかっておられた。セーフ。
浜に行くと、若いお姉さんが2人。定員7名なので、私たち2人のほかにあと3人来られるのかな。
シュノーケリングのグループが帰ってきて、その中の高校生らしき女の子とそのお母さんが残りの参加者だった。全部で6人。
説明を聞いて驚いた。
かぶり物の重さは、約30kg。海の中ではそんなに感じないと言われたが、それにしても・・・。
後ろの管から次々と空気が送り込まれるので、呼吸の心配はない。ただ、ちょっとしたひょうしに前から水が入ってくることはあるらしい。おおこわ。それって、パニックにならへん?
それよりもスタッフの方が強調されていたのは、耳抜き。
深さ4mほどの海底を歩くので、降りて行く時にかなりの水圧がかかる。耳抜きをきちんとやっておかないと、すごく耳が痛くなってその場にいられなくなる。
耳抜きなんて、今までしたことない。鼻つまんで「ぷー」としたらいいって言わはったけど、できるかな。
浜から少し沖にある浮島へ。
その浮島にかけられたはしごをつたって、海底へ。
6人の中唯一の男性である私が一番指名。真樹、おいてけぼりでだいじょうぶかな。まあ、若いしっかりした男性スタッフお二人に、後はまかせよう。
はしごを降り、首だけ出した状態でかぶり物をかぶせられる。ずっしり。両肩に運命の重みが。
一段一段確かめながらゆっくり。4、5段降りたところで、もう耳がキーン。耳抜き、耳抜き。「ぷー」とやったら、うまく抜けたみたい。
さらに下に降りていくと、はしごの段がない!
その代り、何やら人の手が。これ、ギャグとちゃうにゃから。こっちは、真剣にやってんのに。
その手とともに海底へ。
なんともいえんふんいき。
息はちゃんとできてるけど、なんか気持ち悪い。
真樹はだいじょうぶかなと見上げると、着実に一段一段降りてきている。こわくないんかな。
6人全員がそろい、スタッフさんに注目!
スタッフさんは、ハーフタイツの下のへんをなにやらモゾモゾ。
「出たー!」
タイツの下から、ソーセージ。これは、笑った。わざとですか?
さかなさんたちは、そのソーセージをおいしそうにつついてくれました。
その後、明るい方に向いて記念撮影。パチリ!
さすが、スタッフ。すごくいいのが撮れました。
今回の旅行で唯一の、真樹とのツーショット写真です。
◎書き忘れていたことがあります。
もぐる前の説明の時、スタッフさんに質問しました。
「耳抜きしたことないんですけど、うまくできないときはどうしたらいいですか。」
「前々心配いりません。2、3段上に戻れば楽になりますから。そこからもう一度やり直してください。あわてなくていいですから、ゆっくりゆっくりすすんでもらったらいいですよ。」
あー、これって教育の基本ですよね。こんな気持ちを忘れてしまった先生が多くないですか。
もう一つ笑ってしまったこと。
真樹の話。
「シートレックかー。真樹はずっとシークレットやと思ってたわ。」
海の山歩き(シートレック)もへんやけど、秘密(シークレット)はもっとへんやろー。
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2008年07月31日(木)
家族総出のエコツアーガイド [沖縄]
朝9時半、よんなぁよんなぁさんにペンション星の砂まで迎えに来てもらう約束をした。
かぎをフロントにあずけようとして部屋を出ると、もう車が前に来ていた。
「子犬も乗ってんのかなあ。」と真樹が言った。
「そら、家族総出って言ってはったし、乗ってるって。」
前によんなぁよんなぁさんとクー、2列目に子犬5ひき。確かに、家族総出です。
まず、「西表島エコツーリズム協会」へ。
ここで、クーちゃんと子犬を降ろし、食事と給水。
子犬が近づいた時、クーちゃんが「ウー」とうなったのには驚いた。ルールをちゃんと教えてるんや。
子犬たちは、ヨチヨチ歩きであっちへ行くやらこっちへ行くやら。こんな小さい時から個性があって、せわしないのやらのんびりしてるのやら。
授乳も終わり、さあエコツアーのスタート。さて、どこへ行くのかな。
もちろん、クーちゃんも5ひきの子犬もいっしょです。エコツーリストよんなぁよんなぁグループ勢ぞろいです。
最初に、西部診療所前のたんぼ。
よんなぁよんなぁさんが作っておられるところ。ブログで見た時はすごく広く見えたのに、意外と狭い。この広さで85kgもとれるとは、さすが西表。亜熱帯はちがうなあ。
黒紫米の需要が多いらしく、それに変えようかと思っていると言っておられた。
その後、その田の上の道へ。
古いお墓の横を通り、さらに上へ。そこには、町水道の貯水タンクがあった。
その近くの広場に車をとめ、ワンちゃんたちもいったん下車。
クーちゃんは真樹になついてくれている。その証拠におしりを向けて笑っている。
この近くの公園で、ブログ「クーの毎日」に出てきた例の「傷ついたカラス」を保護されたらしい。
そこは、在所から少し離れた場所で、あまり使われていない感じの公園だった。
なんでもない場所にドラマがある。その公園を見ながら、そのカラスのことを思い出した。あのカラスも今、空の上のもっと上からよんなぁよんなぁさんたちを見守っているにちがいない。
車の中で「ファンファン、ファンファン」ないていた子犬たち。どうものどがかわいていたらしい。「チャップチャップ、ペッチャペッチャ」取り合いのようにして水を飲み、腹いっぱいになったものからその場にダウン。こっちでコックリ、あっちでコックリ。
もうちょっと寝やすいとこで寝たらいいのにと思ったけど、無理! もう、動けません!
ここからまた車に乗り、祖納の集落へ。
クーちゃんのだんなさん(キラ)が住んでいたノージさんのおうちも案内してもらった。そこは、西表アイランドホテルのすぐ裏だった。
ここにもドラマがある。7月4日にクーとキラの子が生まれ、その4日後にキラの突然の死。お父さんみたいな真っ黒けは生まれへんかったけど、似た子もいる。どの子がノージさんにもらわれるのかな。
そこから、住吉地区の近くの浜へ。
浜に行くまでいっぱいパイナップル畑があった。入植者の碑があったので、よんなぁよんなぁさんに聞いてみると、このあたりは宮古からの移住者が多いらしい。言葉も、「宮古口」と言って、西表とは少しちがうとか。
5ひきの子犬は、冷房を効かせた車でお留守番。クーを先頭に本格的なエコツアー開始。
この浜はあまり有名な場所ではなく、海には二人の人がいただけだった。しかし、十分泳げるいい浜だ。今度来る時は、ここで泳ごう。
きれいな砂浜には、ウミガメが卵を産んだ場所のマークがつけてあった。
クーちゃんは、得意の「カニさがし」。みごと、カニを掘り当てました。
いつ見ても印象に残る小さな青い魚。いったいなんていう魚かな。こんな目立つ色、敵に見つかりやすいのでは。
私は、浅瀬でうつぼを発見。カメラの用意をしている間にどっかに行ってしまった。
海にはいろいろな生き物がいる。長く観察していてもあきない。
その後、クーちゃんのお父さん疑惑犬その2を見に。
いや、こら似てまっせ。目のふち黒いし。お腹のガラもそっくりやし。視線の流し方も似てる感じがする。
「ふだんは、なかなか出てきてくれないんですけどねえ。今日は、クーがいるから・・・。」
クーちゃんのお色気は、すごいです。
お父さん疑惑犬その1は、負け。クーのお父さんは、これにまちがいないと思います。
「お昼はどうしますか。」よんなあよんなぁさんが聞いてくださった。
「ペンション帰って食べますわ。」
そうか、よんなぁよんなぁさんは、今日丸一日うちのためにあけてくれてはったんや。すんません。真樹が靴はいてきてへんから、これ以上はちょっと無理みたいです。自分の用意に気をとられ、真樹に靴はいてくるように言うのを忘れてしまいました。
半日でしたが、本当にお世話になりました。次に来る時は、しっかり歩けるシューズをはいてきます。その時は、本格的なエコツアーのガイドをよろしくお願いします。
もちろん、先頭はクーちゃん。2番手に子犬の残りがいるかなあ。
今度は廉と来たい。あのうっそうとした西表のジャングルの中を歩いてみたい。
最後のお別れのとき、クーちゃんたちの水が入っていたボトルからよく冷えた小さいパイナップルが2個出てきた。よんなあよんなぁさんからのおみやげだった。
真樹は、まるで手品を見ているかのように目を輝かせた。その顔を見て、本当にここに来てよかったと思った。クーファミリーとも仲良くなれたし。
よんなぁよんなぁさん、いい人でよかったね。いいエコツアーやったね。真樹、ぜったいにまたこようね。
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2008年07月30日(水)
星砂の浜とクー [沖縄]
朝8時、ヨメさんに送ってもらい、地下鉄北大路駅へ。
京都駅で、予約しておいた「はるか」のチケットを買う。予約した時点で、普通の指定席連番が無し。仕方なくグリーン席に。
「はるか」に乗って、がっくり。普通の指定席、いっぱい空いてますやん。「だまされたー。」
でも、飛行機に余裕を持って乗れたしええか。
今回の沖縄旅行では、「沖縄から学ぶ」ものをあえて入れていない。
もう二度とないと思っていた「父と娘の二人旅」が、意外とあっさり実現。真樹の、ちょっと背伸びしてきた中学校生活の疲れをほぐすこと。まずそれが一番。
沖縄では、ボーとしていない限りいろいろなものが目に入る。「ほら、窓の外に自衛隊機が・・・。」
那覇空港での乗り換えの時、お弁当を買う。
私は「うちなー食堂 おばあの黒紫米弁当」、真樹は普通の巻き寿司に。
石垣空港から離島桟橋へ。
ここで、よんなぁよんなぁさんからメール。
<今どこでしょうか?> 「パオパオだより見ました。いつごろつくでしょうか?」
返信。
「すいません。今、離島桟橋です。15時30分上原行きに乗ります。夕方か夜におうかがいしていいでしょうか。」
その返信。
「了解、待っています。宿に入って落ち着いたところで電話下さい。」
4時20分ごろ、上原港着。
「工房ながや」へダッシュ。2月のやまねこマラソンの後おじゃました時、オーナーが走っておられると聞き、「今度来る時、シューズ持ってきます。」と約束していた。驚いておられたが、約束したことはおぼえておられたようだ。
「明日、時間ができたらおうかがいします。」
「ぜひ、来てください。」
安栄観光の送迎バスで、星砂の浜へ。
「ペンション星の砂」は、本当に浜のすぐ近く。
安い和室の方を予約していたのだが、洋室が空いているとのことでそちらを使わせてもらった。
「ちょっと海に入り、夕食を食べてからおじゃまします。」と、よんなぁよんなぁさんに電話した。
浜に下りると、20人くらいが海に。底はゴツゴツした岩場だったが、いろいろな魚を見つけることができた。
夕食は、海が見えるレストラン。
真樹がちょっとにが手な黒紫米が出たが、海に入りお腹がへったのかしっかり食べていた。
ペンションのオーナーさんによんなぁよんなぁさんの名刺を見せ、ここから歩いてどれくらいかを聞いてみた。約700mくらいだそうだ。ブラブラ歩いていくのにちょうどいい距離だ。
「ペンション星の砂」さんから住吉方面へ歩き出すと、右手に浜、左手に牧場。民家はまったくない。ところどころぽつんぽつんと、レストランがあったり、民宿があったり。畑っぽいものもあったが、あれはパイナップルをつくっているらしい。
歩きながら真樹に言った。
「京都よりよっぽどすずしいなあ。」「そうやなあ。」
夏休みに沖縄へすずみに・・・、なんかへん。
「楽しみやな。」「うん。」 「子犬、さわらしてくれるかな。」「そら、さわれるやろ。」
娘としゃべりながら歩く700mは、そんなに遠くなかった。そよ風が顔にあたり、すがすがしい。
目印にしていたお寿司やさんがすぐ見つかり、クーちゃんがいるアパートはその真向いだった。
敷地に入ると、車の下からのそのそとクーちゃんが出てきた。「ワワワワワォーン・・・」 これは、「いらっしゃい」という意味かな?
しばらくよんなぁよんなぁさんが出てこられなかったので、クーちゃんとしゃべってた。
「クーちゃん、ひさしぶりやなあ。子犬の世話、たいへんやなあ。おちち出てるか。なんや、細なってしもたなあ。」
クーちゃんはうちのきくと違い、初対面の真樹にもなついてくれていた。ひとを見る目があるね。
そうこうしているうちに、建物の真ん中へんのドアが開き、よんなぁよんなぁさんが出てこられた。
「こんにちは。おいそがしい時にすみません。」
「いえいえ。今、子犬はほとんど寝てしまって・・・、この子だけ起きてました。」
よんなぁよんなぁさんの手には、白くてちっこいちっこいワンちゃんが。生まれた時から一番ちっこかった、チビちゃんやね。
あー、真樹の指、ちゅっちゅくしとるー。こんどは真樹の足、はみはみしとるー。うーん、かわいすぎるー。
後の4ひきは、玄関前の板で囲ってあるところに寝てんにゃな。「見たろー」と思って玄関前に近づくと、「ワワワワワォーン」。これは、「うちの大事な子に近づかんといて」という意味かな。
心配なんやな。しゃーない、クーちゃんがシッコに行ったすきに見に行ったんね。
グッサリ寝ていた4ひきも、写真にとることができました。
明日は、「家族総出のエコツアーガイド」だそうです。こんな楽しみなことはない!
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2008年07月29日(火)
クーと海と真樹 [家族]
明日から4日間、沖縄旅行に行ってきます。
夏休みの一番値段が高い時期に、沖縄に行くのは初めて。「私一人が頑張って稼いだお金を、また湯水のように使うつもりやなー。」とは、ヨメさんの言葉。
でも元はと言えば数か月前、真樹が、「夏休みに、沖縄連れて行って。」と言い出したのが始まりです。
「行ってもいいけど、ヒマなんはパオパオだけやでー。」
「いいよ。」
「中学生の女の子がお父さんと二人で沖縄旅行」って、みんなにいじめられへんかなあ。小6の時二人で西表島(船浮)に行ったけど、その時、「これが最初で最後の父娘旅」と思っていたのに・・・。二回目もあるんや。
今回の旅行の予定。
7月30日 クーちゃんと子犬と海(西表)
7月31日 クーちゃんと子犬とよんなぁよんなぁさんのエコツアーと海(西表)
8月 1日 餌付け体験と海(沖縄本島)
8月 2日 ちゅら海水族館(沖縄本島)
前半2日が私の楽しみ、後半2日が真樹の楽しみ。台風の影響で欠航が続いていた西表行きの船も、やっと出そうだ。よかった。
今日、よんなぁよんなぁさんのブログ「クーの毎日」を最初から全部読み返してみた。
2006年5月から始まり2年ちょっと。間に4ヶ月お休みされている時もある。
その長いお休みの後、2ヶ月にわたって「傷ついたカラス」を保護された時の記事が続いていた。(2007年9月、10月) その時のよんなぁよんなぁさんのブログを見て、この人に会ってみたいと思った。
「クーの毎日」 2007年10月14日
カラスが死にました。
9日、道に倒れていたのをアパートの大家さんが見つけ今までのいきさつを知っているのでとっておいてくれました。
死体の様子から車に轢かれたようです。その日のうちにカラスを見つけた公園のちかくの田んぼの脇に埋めました。
その後、この死んでいたカラスがちがうカラスであった場合を考え玄関脇に餌を置き続けていました。
きょうまで餌は食べられた形跡もなく、姿も見せないのでやはり死んだのはあのカラスだったようです。
ハンディキャップがある以上は短命と覚悟していたが台風を乗り越えてこれから周囲の環境に慣れてゆくだろうと期待していたのですが。
◎10月2日には、次のような言葉も。
はじめにカラスを見つけ拾い上げたときに治癒出来ず自然に帰せなかったときは死ぬまで面倒を見ねばならないことは判っていたので覚悟はしていました。
最近、「クーの毎日」が新しい展開を見せている。
クーちゃんが子犬を産み、よんなぁよんなぁさんはてんやわんや。なぞだらけのよんなぁよんなぁさんに、子犬の首輪や離乳食を送ってくれる妹さんがおられることもわかった。
よんなぁよんなぁさんが、どんな目でクーちゃんやクーちゃんの子を見ておられるのか。それを見るのが楽しみだ。
犬好きの真樹が、クーちゃんやよんなぁよんなぁさんにどう反応するのか。それを観察するのも楽しみである。
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