2008年07月31日(木)
家族総出のエコツアーガイド [沖縄]
朝9時半、よんなぁよんなぁさんにペンション星の砂まで迎えに来てもらう約束をした。
かぎをフロントにあずけようとして部屋を出ると、もう車が前に来ていた。
「子犬も乗ってんのかなあ。」と真樹が言った。
「そら、家族総出って言ってはったし、乗ってるって。」
前によんなぁよんなぁさんとクー、2列目に子犬5ひき。確かに、家族総出です。
まず、「西表島エコツーリズム協会」へ。
ここで、クーちゃんと子犬を降ろし、食事と給水。
子犬が近づいた時、クーちゃんが「ウー」とうなったのには驚いた。ルールをちゃんと教えてるんや。
子犬たちは、ヨチヨチ歩きであっちへ行くやらこっちへ行くやら。こんな小さい時から個性があって、せわしないのやらのんびりしてるのやら。
授乳も終わり、さあエコツアーのスタート。さて、どこへ行くのかな。
もちろん、クーちゃんも5ひきの子犬もいっしょです。エコツーリストよんなぁよんなぁグループ勢ぞろいです。
最初に、西部診療所前のたんぼ。
よんなぁよんなぁさんが作っておられるところ。ブログで見た時はすごく広く見えたのに、意外と狭い。この広さで85kgもとれるとは、さすが西表。亜熱帯はちがうなあ。
黒紫米の需要が多いらしく、それに変えようかと思っていると言っておられた。
その後、その田の上の道へ。
古いお墓の横を通り、さらに上へ。そこには、町水道の貯水タンクがあった。
その近くの広場に車をとめ、ワンちゃんたちもいったん下車。
クーちゃんは真樹になついてくれている。その証拠におしりを向けて笑っている。
この近くの公園で、ブログ「クーの毎日」に出てきた例の「傷ついたカラス」を保護されたらしい。
そこは、在所から少し離れた場所で、あまり使われていない感じの公園だった。
なんでもない場所にドラマがある。その公園を見ながら、そのカラスのことを思い出した。あのカラスも今、空の上のもっと上からよんなぁよんなぁさんたちを見守っているにちがいない。
車の中で「ファンファン、ファンファン」ないていた子犬たち。どうものどがかわいていたらしい。「チャップチャップ、ペッチャペッチャ」取り合いのようにして水を飲み、腹いっぱいになったものからその場にダウン。こっちでコックリ、あっちでコックリ。
もうちょっと寝やすいとこで寝たらいいのにと思ったけど、無理! もう、動けません!
ここからまた車に乗り、祖納の集落へ。
クーちゃんのだんなさん(キラ)が住んでいたノージさんのおうちも案内してもらった。そこは、西表アイランドホテルのすぐ裏だった。
ここにもドラマがある。7月4日にクーとキラの子が生まれ、その4日後にキラの突然の死。お父さんみたいな真っ黒けは生まれへんかったけど、似た子もいる。どの子がノージさんにもらわれるのかな。
そこから、住吉地区の近くの浜へ。
浜に行くまでいっぱいパイナップル畑があった。入植者の碑があったので、よんなぁよんなぁさんに聞いてみると、このあたりは宮古からの移住者が多いらしい。言葉も、「宮古口」と言って、西表とは少しちがうとか。
5ひきの子犬は、冷房を効かせた車でお留守番。クーを先頭に本格的なエコツアー開始。
この浜はあまり有名な場所ではなく、海には二人の人がいただけだった。しかし、十分泳げるいい浜だ。今度来る時は、ここで泳ごう。
きれいな砂浜には、ウミガメが卵を産んだ場所のマークがつけてあった。
クーちゃんは、得意の「カニさがし」。みごと、カニを掘り当てました。
いつ見ても印象に残る小さな青い魚。いったいなんていう魚かな。こんな目立つ色、敵に見つかりやすいのでは。
私は、浅瀬でうつぼを発見。カメラの用意をしている間にどっかに行ってしまった。
海にはいろいろな生き物がいる。長く観察していてもあきない。
その後、クーちゃんのお父さん疑惑犬その2を見に。
いや、こら似てまっせ。目のふち黒いし。お腹のガラもそっくりやし。視線の流し方も似てる感じがする。
「ふだんは、なかなか出てきてくれないんですけどねえ。今日は、クーがいるから・・・。」
クーちゃんのお色気は、すごいです。
お父さん疑惑犬その1は、負け。クーのお父さんは、これにまちがいないと思います。
「お昼はどうしますか。」よんなあよんなぁさんが聞いてくださった。
「ペンション帰って食べますわ。」
そうか、よんなぁよんなぁさんは、今日丸一日うちのためにあけてくれてはったんや。すんません。真樹が靴はいてきてへんから、これ以上はちょっと無理みたいです。自分の用意に気をとられ、真樹に靴はいてくるように言うのを忘れてしまいました。
半日でしたが、本当にお世話になりました。次に来る時は、しっかり歩けるシューズをはいてきます。その時は、本格的なエコツアーのガイドをよろしくお願いします。
もちろん、先頭はクーちゃん。2番手に子犬の残りがいるかなあ。
今度は廉と来たい。あのうっそうとした西表のジャングルの中を歩いてみたい。
最後のお別れのとき、クーちゃんたちの水が入っていたボトルからよく冷えた小さいパイナップルが2個出てきた。よんなあよんなぁさんからのおみやげだった。
真樹は、まるで手品を見ているかのように目を輝かせた。その顔を見て、本当にここに来てよかったと思った。クーファミリーとも仲良くなれたし。
よんなぁよんなぁさん、いい人でよかったね。いいエコツアーやったね。真樹、ぜったいにまたこようね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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