2009年07月16日(木)
和田峠の餅屋さん [私の好きな人]
「京都キャロット」の出店をやめたのに、私が今も「北軽井沢マラソン」にいくわけ。
その一番の理由は、和田峠の力餅を食べたいからである。
ここの力餅は、古くは中山道の峠越えをする旅人が食べたといわれるだけあって、塩味がきいている。私ら夫婦は、この塩味のお餅がすごくおいしいと思っているのだが、若い人の中には「もひとつかな」と思う人もあるようだ。フシギ!
この記事を書くとき、カテゴリーを「グルメ情報」にせず、「私の好きな人」にした。
去年くらいに思ったのだが、私がここにひきつけられるのは、「お餅」以上に「お餅屋さんのご主人」のほうかもしれない。
織姫彦星のように一年に一度お会いするだけだが、必ずお話をして帰る。その内容は、あっちに飛びこっちに飛び・・・。しかし、それは私にとっては心の落ち着く貴重な時間となっている。
ご主人の井出さんは、今67歳。5年前に脳梗塞で倒れられ9ヶ月入院。しかし、そのあと復活し、いまも餅屋さんをやっておられる。
今も左半身は不自由だが、意識して動きよくしゃべるようにしておられるのだそうだ。
こないだ(7/12)お店に行ったときは、ちょうど観光バスが到着し、店の中はごったがえしていた。
このお客さんたちのお目当ても、やっぱり「力餅」だった。
去年は予約していなかったので、私が行った時(お昼過ぎ)にはもう「力餅」は少ししか残っていなかった。だから、今年は二日前に電話して8個入り箱を5箱予約しておいた。
何年か前、この「力餅」を送ってもらおうとして電話したことがある。
そのこたえは、「悪くなったら困るから、送れない」というものだった。その返事を聞いて感心した。
「このお餅は郵送して食べるようなものではない。この和田峠に来てこそ食べられるものだ」と言われているような気分になった。
「こういうこだわりのある人、すき!」
ここのおそばも絶品です。
ぜひ、中仙道和田峠まで来て、このおそばと力餅を食べていってください。そして、ご主人としゃべってみてください。おいしいおいしいお茶も、いつもポットに満タンに入っています。
和田峠の「力餅」は、8個入り800円です。(白4個、焼き餅4個入りです。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 1 ) コメント ( 2 )
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力餅
そういえば京都のパオパオさんと約束をしていた。 今度、八ケ岳に蝶ちょを撮りに行ったら和田峠に寄ってみるよって http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=531 そうこの和田峠、 中山道の時に登った所。 (昔からの読者の方はこの中山道わかるよね) [[attac
コメント
ゼファー750さん、マイナーな話題に食いついてくださってありがとうございます。
黒曜石は和田峠の近くでたくさんとれるようですよ。子どもといっしょに行っていたときは、餅屋さんのご主人がうちの子らにたくさんくださっていました。
壮大な「一人駅伝」、すごいですね。ぜひ、いろいろなところをきょろきょろしながら走ってください。その内容も、ゼファー750さんのブログに書いておられましたっけ。
和田峠の餅屋さん、ぜひ寄ってください。ご主人は、確か東京の大学を出ておられる方です。餅屋さんは叔母さんがやっておられたがあと継ぎがおらず、会社を辞めて帰ってこられたとか言っておられました。いろいろな知識を持っておられる方なので、話されたら面白いと思います。
1枚目の写真の黒曜石にひっかかりました。
茅野の尖り石の遺跡から鏃としてたくさん出た石です。
私の昔の知識では日本中何処にでもある石ではなく、
四国のある場所、長野の麦草峠、などなど数箇所が
産地と思いました。
子供の頃に麦草峠に行ったときには道端にごろごろと
転がっていましたよ、でかいのが。
今は国道299が開通して以来道端には皆無ですね。
白駒池の方に歩いていっても雨池側に行っても
無いです。
和田峠にもあったんですかあ。知らなかった。
和田峠と言えば6年前ですかねえ。
日本橋をスタートして中山道を京都まで走ったときに
苦労して登った峠です。
日本橋-京都は全部走るのに、たしか5年半
かかりました。
今は三条大橋から東海道を折り返していて
先々月に熱田神宮を越えて愛知県を走っている
途中です。
明日八ケ岳に蝶ちょを見に行くので帰りに
寄ってみますわ、、ここ。