2008年08月29日(金)
「ちゃむ」〜シリーズご近所犬5〜 [わんこ・にゃんこ]
昨日の夕方、超久しぶりにちゃむちゃんに会った。
京都キャロットの通販事務所前(北区上賀茂東後藤町)を、ゆっくりゆっくり散歩していた。
もう、16歳4か月だそうだ。
「ゆっくりやけど、なんとか歩いてます。」
すごく上品な奥様は、普段、この近くで田や畑の仕事をされている方だ。
「前にここで飼ってはったワンちゃんは、もうなくならはったんでしたね。」
「そうなんです。エリちゃんは、いなかにつれてかえってたんですけど、16歳で死んでしまいました。今は、また犬をもらってきて3歳になります。」と、うちのヨメさん。
すごくおだやかで上品な飼い主さん。ちゃむちゃんも、おだやかに上品に育ったにちがいない。
たぶんほとんど何も見えず、何も聞こえない様子だ。人が近寄ると、その気配をこわがっているように見える。
でも、飼い主さんだけは大好き。
ゆっくりゆっくり、ながーーーく生きてね。
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2008年08月28日(木)
古村ショップ [ショップ]
岩倉幡枝の「古村ショップ」をご存じでしょうか。
幡枝のバス通りに面したこじんまりした店です。コンビニというか、何でも屋さんというか・・・。
いなかの何でも屋さんを知っている人なら、なんとなく分かると思うのですが・・・。
この店のご主人・古村正昭氏は、知る人ぞ知る名マラソンランナー。
ぱっと見は、ソウルオリンピックマラソン優勝のボルディン(イタリア)。しかし体型はアベベ(エチオピア)のようにほっそり。。
私より一回り上ですが、大学時代(40年くらい前)に出したフルマラソンの記録が、かなり長い間京都最高記録として残っていたのです。(確か、2時間21分やったと思う。)
そして、つい最近まで、母校立命館大学の陸上部監督をされていました。大学女子駅伝では、もう一歩のところで優勝を逃しましたが、その後育てた子たちが大活躍。今や立命館は、大学女子駅伝の常勝校におどりでています。
昨日うちの店の定休日で、近くで昼ごはんでも食べようと岩倉幡枝方面を歩いていると、古村さんにバッタリ。
「古村ショップ」におられることはめったにないのに、私を見つけ、「藤井くーん、こんなとこでなにしとんにゃな。」
けっきょく、そのすぐ近くの「まんまるのきもち」でいっしょにランチ。(ランチは1000円。わりと変わったものが出てきて、おいしいです。)
いろいろ話をしたが、その中で一番おもしろかったこと。
「藤井くーん、花背の家は今どうなってんの?」
「置いたままです。今、空き家です。」
「もったいないなあ、ええ家やのに。」
「ボクがヨメさんに離婚されたら、あこしか帰るとこないし、それで置いてありますねん。」
「そうかー。離婚されるかー。(しみじみ)」
そんなしみじみ聞かんでも・・・。
その帰り、「古村ショップ」に寄り果物を買う。
「ちょっと悪なりかけやし、まけとくわ。」
調子に乗って、いっぱい買ってしまいました。
「もうちょっと近くやったら、毎日買い出しに来んにゃけどな。」とヨメさん。
ここで、このブログの読者のみなさんに問題。
なぜ、私と古村さんは知り合いなんでしょう?
マラソンつながり・・・NO!
実は、牛乳つながりなんです。
くわしくは後日ということで・・・。
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2008年08月27日(水)
田中裕子さん [学校]
昨日、すごくいいことがあった。
私の8月25日のブログのコメントを見ていただいた方は、「お察しのとおーり!」
22年前上賀茂小学校を卒業した田中裕子(ひろこ)さんからのコメントだった。
「先生先生!藤井先生ですよね!・・・」
最初コメント先の名が「田中」とあったので、「たなかー、たなかってだれやねん。」と思っていたが、コメントを読んですぐ分かった。お人形さんみたいにかわいかった田中さんやん。
12年と短かった教師生活の6年目と7年目。だいぶ余裕の出てきたころ。小学校5年から6年までの2年間担任させてもらった。
このクラスは、本当にいいクラスだった。
「頼りない担任に頼らず、自分たちで楽しいクラスにして行こう」という気持ちを持った子がたくさんいた。心の広いこの子たちにはいつもいつも助けてもらっていた。この子たちのおかげで、毎日毎日が楽しくてしょうがなかった。(これは謙遜でなく、正味です。)
一番の思い出は、いっぱい遊んだこと。中でも、キックベースや雪合戦は忘れられません。
そんな中で田中さんは控えめでおとなしかったので目立つ存在ではなかったかもしれないが、とにかくかわいかった。ちょっと違反なくらいかわいかった。
家庭訪問に行ったとき、「田中さんはかわいくて・・・」とばっかり言っていたら、お母さんがちょっとあきれておられた。(でも、その言葉にちょっとうれしそうでもあった。)
その目立たなかった田中さんが、私を探してくれていたなんて!
22年もたって、とっくの昔に先生じゃなくなっている私に、「先生先生!」やなんて!
ありがたい。アンビリバーボー。
さて、今後新たな展開があるか。こうご期待。
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2008年08月26日(火)
「ゴン太(ゴンちゃん)」〜シリーズご近所犬4〜 [わんこ・にゃんこ]
今日の朝、いつものようにきくを連れて真樹といっしょに精華大学前方面に歩いていると、ゴンちゃんのおばちゃんに会った。おばちゃんは、ゴンちゃんを連れていない。
「おはようございます。」
「おはようございます。ゴンちゃんね、死んじゃったの。」
「えー!」
「みんなびっくりしやはるんやけど・・・。11日にね、娘がパン買いに行くっていって精華大学前のへんまで来たときに突然倒れてしまって。心臓マヒやったんやね。
お昼時やったので、出て来ておられた精華大学の人たちが心臓マッサージをしてくれたり、水を飲ませてくれたりしてくれはったんやけど。
お父さんがお弁当配りのボランティアに行っていて車がなくて、タクシーを呼ぼうとしたら『盲導犬意外は乗せられません』て言われるし。かわいそうやった。
市原の奥に動物霊園があってね、そこで火葬にしてもらったの。今うちに返ってきてね、49日が終わるまではうちにおいておこうと思ってるの。」
「何か一つ楽しい思い出教えてもらえますか。」
「楽しいことばっかり。
ゴンちゃんはね、北大路ビブレの4階のペットショップの売れ残りでね、うちの娘がビブレに勤めているんでそれがご縁で引き取ってきたの。
うちに来てからは、せめて家の周りを歩けるようにといろいろと家を直しましたよ。門扉に手をかけてもたれるもんやからすぐ壊れてしまって、今のこ門扉高かったんよ。」
ブログに載せたいので写真をお願いすると、遺影として飾ってあった写真を持ってきてくださった。ゴンちゃん8歳の時の写真。
おばちゃんも言っておられたが、8歳の時より12歳のゴンちゃんのほうがかわいかった。人間と同じで、歳をとると赤ちゃんのようにかわいくなる。初めてゴンちゃんに会ったとき、子犬かと思ったくらいだ。
ゴンちゃんはすごくおだやかなワンちゃんで、友だちのいないうちのきくの唯一のボーイフレンドと言ってもよかった。なんせ、うちのきくは、一匹だけで生まれてきた箱入り娘なもんで。ゴンちゃんのほうもまんざらでもないという感じやったのに。
ゴンちゃんやったら、きくのダンナさんになってもらえるかなと密かにねらっていたのに・・・。
ゴンちゃんのご冥福をお祈りします。
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2008年08月25日(月)
真樹、14歳! (8月23日生まれ) [家族]
昨日、島根の「三瓶高原クロスカントリー」から帰り、1日遅れの真樹の誕生お祝いをした。
お祝いと言っても、家族そろってケーキを食べるだけである。
夜8時ごろ京都南ICに着く予定だったが、またもや中国道西宮近辺で事故による渋滞。ここは、通るたんびに事故というイメージ。
東寺の近くに、ヨメさんが短大時代バイトしてたケーキやさんがあり、電話してみると9時までやっているとのこと。さっそく「まきちゃん、たんじょうびおめでとう」ケーキを注文した。
渋滞がまだ増えそうな心配があったので、いつもよりちょっとスピードをあげた。ケーキ予約して、取りに行くのが間に合わへんかったら、えらいこっちゃもんね。
調子よく飛ばしていると、気がつけば前後に車全然なし。
そして、後ろから突然白い車が猛スピードで・・・。覆面パトカーさんでした。
80km規制を111kmで走行、31kmオーバー。罰金、25000円。トホホ・・・。
その後、渋滞は解消に向かい、予定どおり8時くらいに高速を出ることができた。そんなに飛ばさんでも間におうたんや。
「コトブキ」の店長さんは、漫画家ひさうちみちおさんのお兄さん。短大時代デブリンだったうちのヨメさんのことを、おぼえてくれてはったそうだ。店の前を掃除していたのが、その息子さん。お父さんの仕事を引き継いでるんやなあ。
罰金25000円もくらってしまったので、ばんごはんは「京都一安い250円弁当」を買うことに。四条大宮によって、弁当2つ、500円。やすっ! (考えてみれば、この弁当100食分の罰金! あほなことしてもた。)
家に着くと、きくちゃんがいつものきゅんきゅん攻撃。「なんで、わたしも連れて行ってくれへんかったん。さびしくて、たいくつで、きゅんきゅんきゅん・・・。」
廉と真樹は、夏休みの宿題の追い込み・・・って、それ遅過ぎひん。次の日から、学校やし。
でも、真樹は自分の誕生日に、バスケ部の背番号入りのユニフォームがもらえて上機嫌。
「ひょっとして、番号がもらえへんかも。」と心配していたが、いい番号がもらえたようで本当によかった。
そんなふうに、子どもらの喜ぶところ(時々は悲しむところ)をすぐ近くで見せてもらえて、こんなうれしいことはない。
うちは、8月10日の廉、23日の真樹とケーキが続く。それでも、家族そろって食べる誕生日ケーキはおいしい。ケーキを食べながらもいろんな話をする。この時間が、好き。
いつまでいっしょに、誕生日ケーキ食べてくれるんかなあ。
今年のケーキの灯は消えた。でもまた来年、みんなで笑ってケーキが食べられますように。
一年しっかり生きていこう!
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2008年08月24日(日)
2008三瓶高原クロスカントリー [ランニング・出張販売]
「三瓶高原クロスカントリー」の楽しみは、なんと言っても多久和ミッシェルさんに会えること。
彼女は、私が知っている女性ランナーの中のピカ一美人です。昨年10月に出産され、ランニングの方はどうされるのかなと心配していました。でも、今年の5月、「24時間リレーマラソンイン日吉津」(5/10のブログ)で元気な姿を見せていただき、安心しました。
「ああ、これからも大会で会えるんや。」
そういえば去年のこの大会で、ポッコリおなか(当たり前です、妊娠8か月)にもかかわらず、だんなさんの応援に来ておられた。
自分が走るのが好きで、大会のふんいきを味わうのも好きなんでしょうね。
受付でもらった参加者名簿で確認すると、5kmにエントリー。初出産後10か月で、優勝はねらえるのだろうか。
それからもう一人、会いたい人がいる。
「みかた残酷マラソン」で知り合った吉岡哲志さん。みかたをいっしょに完走した「らいちゃん」の飼い主さんである。「どぅーじょぐ」というブログを書いておられ、その中にこの大会に出場予定と書いてあった。
朝、うちのテントにひょっこりごあいさつに来られたが、らいちゃんは連れてきていないとのこと。残念!
その代りと言っては何だが、朝からそこらをちょろちょろちょろちょろ走っているワンちゃんがいた。飼い主さんをめっちゃ引っ張っている。
「こら写真撮りに行かなー。」
「すんません、ワンちゃんの写真撮らせてください。お名前、なんていうんですか?」
「ポンちゃんです。」
「歳は?」
「6歳です。」
「柴犬ですか?」
「いいえ、ハイブリットです。意味分かります?」
「いろいろ混ざっているっていう・・・」
「そうそう。」
「どこかからもらわはったんですか?」
「公園に段ボールに入れて捨ててあったのをひろってきたんです。手のひらにのるくらい小さかったんですよ。」
「すごく人なつっこいですね。」
「そうでしょ。どんな人もだいじょうぶです。小さい子も全然こわがらずにさわってくれます。私、去年病気で倒れたんですけど、今いっしょに走るのがいいリハビリです。」
まずウォークランのスタート。
これは誰でも出られます。事前申し込みが原則ですが、当日参加もできます。一番内側の1kmコースと、真ん中の2kmコース。ポンちゃんと池田さんと私は2kmコース。
私はいつも8kmレースをウォーミングアップなしで走っていたので、この2kmがちょうどいいアップになる。
私はゆっくりゆっくり走り、およそ15分でゴール。
さあ、後ろから来るポンちゃんと池田さんの写真撮ろうと思って待っていたが、なかなか来ない。やっとポンちゃんらしきワンちゃんが見えたと思ったら、ナニッ!?
小学生の女の子がロープを持っている。「ポンちゃん、貸し出し中!?」
ポンちゃんもポンちゃんやけど、気軽に愛犬を貸したげる池田さんもすごいね。これはなかなかできんわざやねー。
次は、眞寿美さんの3km。
去年は不覚にも9位に沈み、入賞はならなかった。(8位までが入賞です。)
今年こそ、復活の走りを。
昨日3km走って、一たたきしてあるし。今日はピンクのランスカを着て、やる気モード。
「もう店はほっといて、ヨメさんの写真、写真。」
私は8km。
スタート地点に行くと、吉岡さんも来られた。
吉岡さんは「哲志」というお名前の通り、哲学者の風貌。体も相当絞っておられるようで、まるで大学の教授のよう。特に愛想よく話されるわけでもなく、私と顔を合わせても簡単なあいさつ程度。(実は、私はこんな人が大好きです。)
スタート直前に、ポンちゃんの飼い主・池田さんが。
さすがにポンちゃんは置いてこられたようだ。
「どれくらいで走られるんですか?」と聞かれたので「何とか40分は切りたいです。」
「えー、そんなに早いんですか。私は1時間くらいかかります。」
「ゆっくり行かはったらよろしいやん。こんな気持ちいいコースですし。」
8kmは、一般のスタートの8分後に高校生がスタートする。いつ高校生に抜かれるか、何人に抜かれるかと思いながら走るのもおもしろい。
いずれにしても、あの高校生たちのマジメな走りを間近で見られることがうれしい。
8kmレースは、3kmコースを2周、2kmを1周する。この3kmコースの坂がけっこうきつい。
しかし、ここはねばりの走りで、39分37秒のゴール(15位)。よくがんばりました。
吉岡さんは、50代の部優勝。すごい! らいちゃんとのジョギングが効いたのかな。
多久和ミッシェルさんとは、残念ながら会えませんでした。ヨメさんに聞くと、ミッシェルさんは5kmで優勝。こちらもすごい! カレンちゃんも来てたのかな。ダンナさんとかわりばんこでめんどう見てはったのかな。会ってお話したかったな。
この大会は売り上げが上がらないけれど、やっぱり来年も来たい。
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