パオパオだより

2017年09月20日(水)

「コブのない駱駝」 [書評]

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◎岩波書店ホームページより

コブのない駱駝

きたやまおさむ「心」の軌跡

ミュージシャン,作詞家,精神科医として活躍する著者の決定版自伝! 自らの人生と「心」の軌跡を振り返る.

・著者 きたやま おさむ著
・ジャンル 書籍 > 単行本 > 評論・エッセイ 日本十進分類 > 文学
・刊行日 2016/11/17
・ISBN 9784000611589
・Cコード 0095
・体裁  四六 ・ 並製 ・ 256頁
・定価 本体1,800円+税
・在庫 在庫あり

■内容

 伝説の音楽グループ,フォーク・クルセダーズで活躍し,また作詞家として数々のヒット曲を手がけながらも,その後,マスコミの第一線から退き,精神科医となった著者の決定版自伝.父親との葛藤,マスコミ体験の苦悩,親友との別れ…….波乱に満ちた人生と「心」の軌跡を振り返りながら,しぶとく生き続けるヒントを探る.

■著者からのメッセージ

 終わりなきショーを生き残るために
 いまや芸能だけではなく,政治でも,職場でも,日常でも,空しく「ショー」が繰り返されている.例えば,表では生産的であった主人公が,裏では動物であったり,傷ついていたり…….そしてその正体が露呈すると表舞台を去っていかねばならない.それじゃ,「鶴の恩返し」の悲劇とおんなじだ.物語の繰り返しに,もう人々はうんざりしていることだろう.出口はあるのか? 物語は書き換えられるのか?
 時は1967年暮れ.ひょんなことからデビューし,レコードは280万枚も売れたが,1年足らずで解散した“偉大なるアマチュア”フォーク・クルセダーズ.その当事者「きたやまおさむ」であり後に精神科医となった著者は,これを象徴的に捉え,精神分析の劇的観点を借り,人生物語の筋書きを読み,悲劇の背後にある「空しさ」の意味を掘り下げた.
 本書は,この「ワンダーランド」からの出口を探すためもがき続けてきた,伝記的な自己分析の記録だが,終わりのない日常を生き残らねばならない現代人の深層心理の課題と十分に重なることだろう.もちろん,それでもショーは続けねばならない.
 The show must go on!

■目次

はじめに――北山修による,きたやまおさむの「心」の分析
第1章 戦争が終わって,僕らが生まれた
第2章 「オラは死んじまっただ」の思春期
第3章 愛こそはすべてか?
第4章 天国から追い出されて
第5章 「私」とは誰なのか?
第6章 「心」をみつめて
第7章 潔く去っていかない
おわりに――コブのない駱駝のごとく

■著者

きたやま おさむ
1946年淡路島生まれ.精神科医,臨床心理士,作詞家,九州大学大学院教授を経て,現在白鷗大学副学長.1965年,京都府立医科大学在学中にフォーク・クルセダーズ結成に参加し,67年「帰って来たヨッパライ」でデビュー.68年解散後は作詞家として活動.71年「戦争を知らない子供たち」で日本レコード大賞作詞賞を受賞.その後,精神科医となり,現在も臨床活動を主な仕事とする.著書に『最後の授業』(みすず書房),『ビートルズを知らない子どもたちへ』(アルテスパブリッシング),『帰れないヨッパライたちへ』(NHK出版新書)など.
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 今日は寮2(二条)17時間。
 マイパソコン故障中のため、また読書三昧。

 なかなかいい本だった。
 もう遅いので、詳しくはのちほど。

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2017年08月30日(水)

「狂人三歩手前」 [書評]

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 「狂人三歩手前」 中島義道著 新潮社 2006年 184ページ

■内容(「BOOK」データベースより)

「生きていく理由はないと思う。いかに懸命に生きても、いずれ死んでしまうのだから」。日本も人類も滅びて一向に構わない。世間の偽善ゴッコには参加したくもない…。いっぽう妻と喧嘩して首を締められたり、路上ミュージシャンに酒を奢ったり、桜の巨木を見て涙を流したりの日々。「常識に囚われず、しかも滑稽である」そんな「風狂」の人でありたいと願う哲学者の反社会的思索の軌跡。

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中島/義道
1946(昭和21)年福岡県生れ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。ウィーン大学大学院基礎総合科学哲学博士課程修了。現在、電気通信大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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 今日は寮1(二条)17時間。
 いつもならマイパソコンに入り浸っているのだが、月末になり通信速度が低下。今月は寮の管理代行のバイト回数が多かったので、ポケットWifiを使いすぎたみたい。
 波型がオレンジになったらランがウォークに、赤になったらほぼ停滞ということです。

 やることがないので久しぶりの読書。
 7月に入院していた時に途中まで読んだ「狂人三歩手前」の続きを読んだ。(隔離部屋に持ち込んだら廃棄処分だったが、持ち込まなかったので命拾いして戻ってきた。)

 私が今まで読みふけった小説は、カフカ、倉橋由美子、富岡多恵子。
 小説以外では、竹内久美子、中島義道、香山リカ。
 読みだしたら読み続けるのはだれしも同じで、カフカと倉橋由美子はほぼ全作品を読んだ。富岡多恵子も半分近く。後者三名は出版書が多すぎて、全部とはとても言えないがかなり読んでいる。


 中島義道氏の「どうせ死んでしまう」理論は徹底している。氏のどの本にもたいてい書いてあるので、ここではくわしくは説明しない。その理論は、ただただお見事と思うばかり。
 「どうせみんな死んでしまう。人生とは生きる気力がくなくるほど残酷な修羅場である。しかし、絶対に死んではならない。生きている不幸を骨の髄まで自覚せよ、しかし死んではならない。この自覚のもとにどう生きればいいのか、私はいかなる回答も示していない。」(123ページ)
 ほぼむちゃくちゃだが納得できる。
 私の場合は、「どうせ死んでしまうのだから、生きているうちに他人に迷惑かけまくって楽しく生きよう」と思っている。
 
 今回もその理論ばっかりかと思っていたがちがった。
 こんな箇所があった。
     ◇     ◇     ◇
 相当の時間を費やして、孤独、対話、偏食、仕事、不幸等々固定したテーマで書き続け、そして脱稿すると、そこに書いたものすべては過去のこととして、決定的に私の身から脱落していく。書いてしまったことによって、私の心理状態も世の中の見え方も書く前とは画然と異なり、世界は相貌を変えるのだ。だが、理不尽なことに、そんなころ、読者ははじめて私の書いたものに接する。そして、しばしば感動して「先生、まったく同じ意見です」という手紙をよこす。だが、すでにそのとき私は、―あのアキレスと亀のように―少し「先に」動いているのだ。こうして、読者は永遠に私に追いつけないのである。
 おわかりであろうか? 私の最所の本の読者は、私のすぐ「後ろ」にいるからこそ、そしてそれは私がたったいま抜け出てきた場所であるからこそ、私にとって重要なのに、読者が提議するのはいつでも、私がすでに書くことによってある程度解決してしまった問い、そうでないまでも一段落つけてしまった問いにすぎない。(77ページ)
     ◇     ◇     ◇

 これと似たことのように思うのだが、自分にも思い当たる節がある。
 今見終わった映画の話をするのがイヤ。もう見終わって、自分の中で完結してしまっているのに、何をほじくりだせというのか。私の興味は、まだ見ていない映画のほうに向く。

 また、ゴールの感動というのがない。途中は山あり谷ありで泣きそうになることもしばしばだったが、ゴールにそれはない。ゴールで完結してしまっているから。
 1986年の「第2回びわ湖トライアスロン」は、スイム3.8+バイク180+ラン42.195。そのゴールには、まだ新婚のますみさんが待ってくれていた。私は普通にゴールし、ますみさんが迎えてくれた。
 「写真撮れへんかったわー・・・。」
 「えっー!」
 この私の反応をヨメさんはずっと恨みに思っている。一日中待ってあげていたのにと。

 最近もあった。
 2014年6月23日、沖縄慰霊の日の「一人沖縄平和ラン」(那覇〜名護)。
 前年はみゆきビーチ前で途中断念だったが、2回目でやっと目標の名護市役所にゴール。たくさんの方が伴走してくださり、ゴール地点には北山高校駅伝部関連で知り合った玉城さんが待っていてくださった。
 ゴールした時、私は玉城さんにお礼も言わず、伴走してくれた仲間としゃべっていた。もう完走してしまった「一人沖縄平和ラン」のことではなく、次に出る予定のレースの話などをしていたように思う。
 その時、玉城さんが「ここがゴールじゃなかったんですか」とおっしゃったのを覚えている。今から思えば、「私は無視か?」ときっと半分腹を立てておられたんだと思う。
 今まで何回かお会いしたうちで、あの時が一番おきれいだったのに。それで、お礼を言うのがちょっと恥ずかしかったんでしょうか。そういうことにしときましょう。

 これに似たようなことは、今まで何度もある。ひどい人間です。
 これは、中島氏がおっしゃってることとまたちがうのかな。

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玉城さん (2014.6.23)

 また、こんな箇所もあった。
     ◇     ◇     ◇
 彼は、こんなに自分を理解してもらいたいと全身で叫び声をあげる。だが、いざ彼を理解する人、理解しようとする人が眼前に現れると、一目散にその人から逃走しようとするのだ。なぜなら、理解されることは負担であるから。理解され続けることは草臥れることだから。さらにさらに理解されようと必死になることだから。あげくの果ては、理解されたいがゆえに相手に合わせて演技している自分を見出して、自己嫌悪に陥ることは目に見えている。つまり、彼を理解する人は、理解することによって彼の「自己」を奪うのである。彼を「がらんどう」にするのである。(155ページ)
     ◇     ◇     ◇

 20代前半、ものすごく好きになった人がいた。相手も真剣につきあってくれていた。
 そんなある日、「引っ越そうと思ってるんだけど、この先二人で住むのなら広い目の所を借りた方がいいね」と言われた。それを聞いて、私はなぜか噴き出しそうになってしまった。(相手に悟られないように必死にこらえましたけど。)
 その時の感情が自分でも分からなかったのだが、「理解されることがイヤ」だったのだろうか。なぜ?
 「自己」を奪われ、「がらんどう」になるのは本望だったような気がするのに・・・。
 ここから話がトントンと進み・・・ではなく正反対で、ここから私の様子がおかしくなってしまった。彼女は「(私に)ふられた」と言っていたが、私にはそんな気はさらさらもなく・・・。自己分析もしっかりできてもいないのに、いっちょ前に人を好きになったらあかんちゅうことやったんでしょうかねえ。


 「狂人三歩手前」というタイトルから、かなりの期待を込めて読み進んだが、意外とまともでビックリ。私は「良識あるヘンタイ」を目指しているのだが、中島氏は「良識ある狂人」に成り下がっているかもと心配だ。もっと危ないところにいてほしい人だ。

 もう10年以上も前の出版だが、自分のことと照らし合わせながら読めたのでおもしろかった。まだ、買ったままで眠っている本があるはず。死ぬ前に読んでしまわねば。

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2017年04月19日(水)

「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」 [書評]

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◎Discover社ホームページより

■商品説明

 「三つ子の魂百まで」と言いますが、家庭は人間にとってもっとも原始的な社会・人間関係を体験する場です。そこで大きく影響するのが生まれ順、つまり、きょうだい構成=「きょうだい型」です。

 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と下のきょうだいの面倒を任せられることによって責任感を身につける “きまじめな王様”長子。
 生まれたときから兄姉という「前例」を見ながら要領よく甘え上手に育つ “したたかなアイドル”末っ子。
 上と下に挟まれ、自分のアイデンティティを模索し続ける “永遠の思春期”中間子。
 親の愛を一身に受け、ひたすら天真爛漫に成長する “マイペースな天才肌”一人っ子。

 「お兄ちゃんぽい」「妹っぽい」という性格は、本当なのか? そして、それはどのように形成されたものなのか? 独自に開発した「きょうだい型メソッド」により、その仕組みがまるわかりになります!

 「だから自分はリーダーの役割が苦手なんだ」「そういえば、自分の友人は一人っ子ばっかり」など、自分自身への理解が深まると同時に、自分とは違う人のメンタリティに驚くこと請け合いです。

 思わず「あるある」と言ってしまうエピソードに加え、それぞれのタイプを動かすためのひとことフレーズ、相性チェック表など、仕事、恋愛、結婚、友人……あらゆる人間関係に役立つコンテンツ満載の一冊。

<本書の効果・効能>
・自分では意識していなかった性格、考え方の根っこの部分を知ることができる
・親やきょうだいの行動原理が分かり、家族づきあいがラクになる
・妻や夫、子どもの考え方が分かり、夫婦のやり取り・子育てにも役立つ
・恋人や友人、職場の同僚の性格が分かり、コミュニケーションが円滑になる

<こんなに違う!それぞれの思考・行動パターン>
たとえると…….
 長子は、A型のライオン
 末子は、O型の犬
 中間子は、AB型のカメレオン
 一人っ子は、B型のネコ

著名人では……
 長子は、石原慎太郎・市川海老蔵
 末子は、イチロー・本田圭祐
 中間子は、孫正義・柳井正
 一人っ子は、村上春樹・坂本龍一

仕事では……
 長子は、仕事に成長を求める
 末子は、仕事にバランスを求める
 中間子は、仕事に人間関係を求める
 一人っ子は、仕事にやりがいを求める

結婚では……
 長子は、価値観が合う人と結婚する
 末子は、気が合う人と結婚する
 中間子は、自分を好きな人と結婚する
 一人っ子は、自分が好きな人と結婚する

■目次

はじめに
 きょうだい型メソッド1 〜人は誰もが「一人っ子」か「末子」として生まれる〜
 きょうだい型メソッド2 〜性格は、親・きょうだいとの関係で決まる〜

1章 まるわかり!「きょうだい型」別 性格&相性
 長子:性格 責任感と自尊心の強い生まれながらの「王様」/相性 仕事は末子、結婚は長子同士がうまくいく
 末子:性格 ノリと愛嬌でしたたかに人生を謳歌する「アイドル」/相性 最も相性いいのは末子同士、一人っ子にはイライラすることも
 中間子:性格 繊細で複雑で感受性の強い「永遠の思春期」/相性 誰とでもうまくやっていけるが、中間子同士の恋愛には要注意
 一人っ子:性格 人間関係オンチでマイペースな「帰国子女」/相性 ラクなのは一人っ子同士、世話焼きの長子との相性も◎
 きょうだい型を補正する4つの要素

2章 こんなに違う!「きょうだい型」別 思考&行動パターン
1)たとえると
 長子は、A型のライオン
 末子は、O型の犬
 中間子は、AB型のカメレオン
 一人っ子は、B型のネコ

2)フィクション
 長子は、エルサ(アナと雪の女王)
 末子は、まる子(ちびまる子ちゃん)
 中間子は、来生瞳(キャッツアイ)
 一人っ子は、浅倉南(タッチ)

3)著名人
 長子は、石原慎太郎・市川海老蔵
 末子は、イチロー・本田圭佑
 中間子は、孫正義・柳井正
 一人っ子は、村上春樹・坂本龍一

4)進路
 長子は、道を切り拓く
 末子は、楽な道を行く
 中間子は、道に迷う
 一人っ子は、我が道を行く

5)価値観
 長子は、やるべきことをやる
 末子は、やれそうなことをやる
 中間子は、みんながやらないことをやる
 一人っ子は、やりたいことだけやる

6)欠けているもの
 長子は、デリカシーがない
 末子は、ガッツがない
 中間子は、素直さがない
 一人っ子は、常識がない

7)決断
 長子は、よく考えて決断する
 末子は、人に決断してもらう
 中間子は、決断を先延ばしにする
 一人っ子は、よく考えずに決断する

8)ピンチ
 長子は、ピンチにもろい
 末子は、ピンチに見て見ぬふり
 中間子は、ピンチに張り切る
 一人っ子は、ピンチに気づかない

9)チャンス
 長子は、チャンスに気づかない
 末子は、チャンスに浮かれる
 中間子は、チャンスに尻込みする
 一人っ子は、チャンスをつくる

10)仕事やキャリアに求めるもの
 長子は、成長を求める
 末子は、ワークライフバランスを求める
 中間子は、人間関係を求める
 一人っ子は、やりがいを求める

11)チームワーク
 長子は、自分がやるべきだと思っている
 末子は、誰かがなんとかしてくれると思っている
 中間子は、誰かがやるべきだと思っている
 一人っ子は、自分のことだけやりたいと思っている

12)打ち合わせ・会議
 長子は、嫌われても言うべきことは言う
 末子は、おいしいところを持っていく
 中間子は、場の空気を優先する
 一人っ子は、全然違う話をする

13)注意される・叱られる
 長子は、「自分が悪かった」と反省する
 末子は、「自分のせいじゃない」と開き直る
 中間子は、「なんで自分だけ」といじける
 一人っ子は、「どうしよう…」とひたすらショックを受ける

14)褒められる
 長子は、「いえいえ、私なんてまだまだ」と謙遜する
 末子は、「やっぱり自分はすごい」と増長する
 中間子は、「裏があるのでは」深読みする
 一人っ子は、「○×※□......!」と動揺する

15)酒グセ
 長子は、説教する
 末子は、無礼講になる
 中間子は、荒れる
 一人っ子は、一対一で話し込む

16)友達づきあい
 長子は、頼られたい
 末子は、甘えたい
 中間子は、八方美人
 一人っ子は、一方美人

17)金銭感覚
 長子は、人のためにお金を使いたい
 末子は、人のお金を使いたい
 中間子は、お金にシビア
 一人っ子は、お金に無頓着

18)恋愛
 長子は、恋人には意外と甘える
 末子は、恋人には意外とそっけない
 中間子は、恋人には意外とわがまま
 一人っ子は、恋人には意外と尽くす

19)結婚観
 長子は、価値観が合う人と結婚する
 末子は、気が合う人と結婚する
 中間子は、自分を好きな人と結婚する
 一人っ子は、自分が好きな人と結婚する

20)夫婦ゲンカ
 長子は、すぐケンカする
 末子は、うやむやにする
 中間子は、よく話し合う
 一人っ子は、すぐ家出する

21)実家との関係
 長子は、実家にちょくちょく顔を出す
 末子は、実家にダラダラ居座る
 中間子は、実家から距離を置く
 一人っ子は、実家から結局離れられない

22)子育て
 長子は、理想主義
 末子は、現実主義
 中間子は、博愛主義
 一人っ子は、溺愛主義

3章 こうすればうまくいく! 「きょうだい型」別つき合い方&ひとことフレーズ
 長子 つき合い方&このひとことでうまくいく!
 末子 つき合い方&このひとことでうまくいく!
 中間子 つき合い方&このひとことでうまくいく!
 一人っ子 つき合い方&このひとことでうまくいく!

おわりに
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 今日は寮1(二条)17時間。
 ポケットWi-fiを忘れ、マイパソコンが使えず。
 久しぶりに読書しましたわ。

 私の大好きな畑田国男さんの「兄弟姉妹型」以来の「きょうだい型」分析。
 これはめっちゃおもしろかった。
 「末っ子」の欄は、私とのシンクロ率95パーセントくらいありますねえ。
     ◇     ◇     ◇

■末子

 平和主義者だが損得勘定に敏感で、意外にがんこ。
 交換条件を出してドライに交渉すべし。

1.楽しいことが大好きな平和主義者

 重苦しい雰囲気やもめごとを嫌い、面倒なことはできるだけ避けようとする。しかも陽気で社交的。

2.「誰かがなんとかしてくれる」

 責任を持ったり、決断を任されたりすることが大の苦手。ノリや愛嬌でその場をごまかしてやり過ごそうとする。

3.損得勘定に敏感

 世渡り上手で、自分の得にならないことはしたがらない。交渉するにはドライに交換条件をちらつかせるのが◎。
     ◇     ◇     ◇

 ほんま当たってます。
 「誰かがなんとかしてくれる」は、末っ子の基本中の基本です。
 「意外にがんこ」というのもその通りだと思う。
 「平和主義者」という評価は、なんかうれしい。

 ここで気になるうちのヨメさん。
 ヨメさんは、姉と弟がいる中間子。
     ◇     ◇     ◇

■中間子

 人当たりはよいが、内面は実に複雑で繊細。
 相手を尊重し、味方になることがカギ

1.複雑な八方美人

 人当たりよく誰とでも仲良し。でも実は心を開いていなかったり些細な傷ついたりしていることも。

2.気配り上手な目立ちたがり屋

 気配りの人でありながら、意外に自分への注目を求める。そのため駆け引きや探り合いも得意。

3.人間関係を重視

 相手が自分をどう思っているかに非常に敏感で、尊重されればされた分だけ相手を大事にする。
     ◇     ◇     ◇

 ふむふむふむ・・・。
 心当たる節が多い。
 特に「相手が自分をどう思っているかに非常に敏感」というところはその通りなような気がする。
 気にするヨメさんに対して、末っ子の私は「だーれもなんとも思ってへんてー」とよく言っているんですが・・・。

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 さて、一番大事なのは相性。
 末子(私)と中間子(ヨメ)の相性は・・・。

【末子から見た中間子との相性】

 表面的なノリだけで突っ走りがちな末子をうまくサポートしてくれるのは中間子。長子ほど偉そうに振る舞わないので末子にとってもつきあいやすい相手です。結婚生活でも上手にリードしてくれるでしょう。

【中間子から見た末子との相性】

 中間子は空気を読むことに長けていて、相手に合わせるのが得意。その分、我慢を重ねて、ストレスをため込む傾向があります。
 同じ身勝手ならどこまでも天真爛漫な一人っ子をサポートしたり、明るく言うことを聞く末子をプロデュースするほうが、中間子のやる気につながるでしょう。
     ◇     ◇     ◇

 私とヨメさんは「きょうだい型」の相性としてはまあまあというとこみたいですね。

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 ちなみに、上の表は朝日放送「ビーバップ!ハイヒール」で使われた「明日から使えるきょうだい別取扱い説明書」(2016年1月放送)。

 これをうちの夫婦に当てはめると、末っ子彼氏と間っ子彼女になるので、彼女から見て「気楽な彼にあこがれるが限度もある」。
 いろいろ見比べててみると、もろいねえ。

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 畑田さんの「兄弟姉妹型」理論で一番感心したのは、「ホームラン王に長男はいない」というもの。
 日本プロ野球の歴史上、ホームラン王は全員次男以下だった(1977年パリーグのリー選手を除く)。
 「そうか、それで原や清原はホームラン王を取れへんかったんか」と納得した。

 しかし、一昨年のセリーグホームラン王にヤクルトの山田哲人選手が。山田選手は、たしか姉と妹がいる長男。これで、畑田理論が初めて崩れてしまった。
 畑田さんが生きておられればその見解をお聞きしたいものだが、山田選手がよっぽど特異な存在であったということだろうか。
 まあ、何でもかんでも万能な理論などないということでしようね。

 長らく人気のあった血液型性格分析は、非科学的で差別的な一面もあるということがやっと浸透し、最近聞くことはほとんどなくなった。
 それに比べれば、この「きょうだい型」は自分を知り他人とのコミュニケーションを取るのに役立ちそうに思う。
 まあとりあえずは、本を1冊読んだくらいで知ったかぶりの顔をせんようにちゅうことですけどね。

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2017年02月01日(水)

「週末沖縄でちょっとゆるり」 [書評]

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 「週末沖縄でちょっとゆるり」 下川裕治 2014年 朝日文庫 303ベージ

■内容紹介

アジアが潜む沖縄そば、
脊髄反射のようにカチャーシーを踊る人々、
マイペースなおばぁ、
突っ込みどころ満載の看板……

【目次】

はじめに

第一章 沖縄そば/食べるそばを求めて国道58号を北上する
●定食 「シーブン」が生む沖縄定食の迷宮

第二章 カチャーシー/カメおばぁが教えてくれる本土の人間の限界
●栄町市場 軒の低い市場に流れる百円以下という物価感覚

第三章 LCC/台風欠航で揺れる沖縄フリークの胸のうち
●石垣空港 LCCが生む節約モードという多忙

第四章 琉球王国と県庁/沖縄のタブーに潜む琉球王朝の血
●名護と愛蔵さん 辺野古移設でもめる街にギャラリーができる

第五章 波照間島/天文おたくのパイパティローマという居場所
●船の欠航 変わりゆく島を結んだ伝説の船

第六章 農連市場/「午前三時の湯気」の現在を撮る(阿部稔哉)

第七章 コザ/世替わりを重ねた街の人生の栄枯盛衰(仲村清司)
●ポーク 主食化したアメリカ世の落とし物

第八章 沖縄通い者がすすめる週末沖縄
・食堂、スナックに立ちはだかる再開発と後継者の問題(はるやまひろぶみ)
●旅のはじまり 自分だけの定番癒しスポットへ(こいけ たつみ)

第九章 在住者がすすめる週末沖縄
・なるべく金をかけずに子供を喜ばせる穴場スポット大紹介! (平良竜次)
・沖縄の週末は公園が賑わっている(嘉手川 学)
・沖縄滞在パターン(高倉直子)
・女子にもおすすめパワースポット自転車めぐり(及川真由美)
・安里の栄町通りが変わってきている(新崎栄作)

■内容(「BOOK」データベースより)

アジアが潜む沖縄そば、脊髄反射のようにカチャーシーを踊る人々、マイペースなおばぁ、突っ込みどころ満載の看板…日本なのになんだかゆるい沖縄には、いつも甘い香りの風が吹く。基地問題で揺れ、LCCが離島にも就航した沖縄。島の空気をいっぱいに吸い込む週末旅へ。
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 今日は寮1(二条)17時間。

 真樹のアパートに忘れてきたポケットWifiを、真樹が送り返してくれない。マイパソコンが使えんと、17時間バイトは時間が持たへんのですよねー。

 こないだ関空第2ターミナルで買った沖縄関連本。半分まで読めてたので、今日残りの半分を読んだ。

(注)あかん、もう眠とうてあかん。続きは明日に。

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2017年01月27日(金)

「逆髪」・続き [書評]

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 逆髪(さかがみ)は蝉丸の姉。「生まれつき逆立った髪をもち、その苦悩から狂人となり、浮浪者となっていた」と言われる。しかし、百人一首で知られる蝉丸も、その姉・逆髪も実在の人物であるかどうかは定かではない。

 蝉丸と言えば、百人一首の坊主めくりの時に出たら「これ、ぼんさんかどうかわからへんがなー」ってやつ。頭巾みたいなんかぶってはるもんね。

 その「逆髪・蝉丸」姉弟をベースにした富岡多恵子の「逆髪」。
 場面がどんどん変わって、それに付いていくのが大変だった。しかし、小説を読むのは真冬のランニングに似ている。走り出す(読み始める)までが大変だが、乗ればそのあとすーっと行ける。
 入院中になかなか進まなかったのに、昨日は後半を一気に読めた。寒空の中に走り出すのは気が重い。しかし、走り出せば必ず「走ってよかった」と思える。そうゆうもんなんですね。

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能「蝉丸」、逆髪と蝉丸の出会いの場面

 「なにが書評やねん、しょーもなー」と思われる方も多いんでしょうね。
 でも、私は何を隠そう文学部出身なんです。小さい時から本を読むのが好きで好きで・・・。「本に囲まれていたら幸せ」みたいなとこもあります。

 富岡多恵子はええ。
 読んでいるうちに、頭の中がぐるぐるぐるぐるびょびょびょびょびょーん。こういうことがあると、滞っていた脳みそが活発に動き出すような気がする。

 主人公は作者の分身のような竹の家鈴江だと思っていた。その鈴江から見た姉・鈴子と兄・茂男が、逆髪・蝉丸の関係に重なる。
 しかし、後半はせりふ棒読みの江島木見さんが中心。30代前半の謎めいた女性。鈴江の姉である鈴子の娘・明美の憧れのひと。ドラマ化や映画化したら誰がやるんやろうと思ってしまう。中谷美紀かな?

 この作品のテーマは、「家族と性」なんでしょうか。前半おとなしかったのに、後半は「家族と性」が暴れまくっている。若いころに読んでいたら気が狂っていたかも。もう61歳のジジイなので、今は全然だいじょうぶ。

 ああ支離滅裂。書評になってませんね。
 とにかく、読み終わったあと富岡多恵子の他の作品をもっともっと読みたくなった。「星五つ」ちゅうことです。
 もうちょっと読むまで、死んでられんなあ・・・。
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 能「蝉丸」
 

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■あらすじ
 延喜帝(醍醐天皇:885年〜930年)の第四皇子、蝉丸の宮は、生まれつき盲目でした。あるとき廷臣の清貫(きよつら)は、蝉丸を逢坂山に捨てよ、という勅命のもと、蝉丸を逢坂山に連れて行きます。嘆く清貫に、蝉丸は後世を思う帝の叡慮だと諭します。清貫は、その場で蝉丸の髪を剃って出家の身とし、蓑、笠、杖を渡し、別れます。蝉丸は、琵琶を胸に抱いて涙のうちに伏し転ぶのでした。蝉丸の様子を見にきた博雅の三位は、あまりに痛々しいことから、雨露をしのげるように藁屋をしつらえて、蝉丸を招じ入れます。

 一方、延喜帝の第三の御子、逆髪は、皇女に生まれながら、逆さまに生い立つ髪を持ち、狂人となって、辺地をさ迷う身となっていました。都を出て逢坂山に着いた逆髪は、藁屋よりもれ聞こえる琵琶の音を耳に止め、弟の蝉丸がいるのに気づき、声をかけます。ふたりは互いに手と手を取り、わびしい境遇を語り合うのでした。

 しかし、いつまでもそうしてはいられず、逆髪は暇を告げ、ふたりは涙ながらに、お互いを思いやりながら、別れます。

■みどころ
 天皇の子という高貴な身分に生まれながら、華やかな暮らしを享受できず、厳しい境涯に身を置く蝉丸と逆髪。悲運のふたりが、逢坂山という含みのある名前の辺地で廻り合い、しみじみとお互いの身の上を語り合い、別れ行くというストーリーです。表向き変化のあるドラマチックな物語ではありませんが、人物設定、場面設定、テーマ、展開など、非常によく練りこまれた秀作です。

 出家を強いられた蝉丸が、古歌を引きながら、なじみのなかった蓑、笠、杖を手にする場面、琵琶を抱えて泣き臥し、転ぶ場面、逆髪が秋口の京の都を抜け、粟田口から東山を抜けて逢坂山に向かう道行の場面、水鏡に己の浅ましい姿を映して驚く場面、侘しい藁屋にてふたりが手と手を取り合う場面、涙に暮れながら別れる場面……。一つひとつの場面が、ヒタヒタと心に迫り、くっきりと深い印象が刻まれます。ハンディを背負うふたりの貴人が、静かに流れていく時間のなかで見せる素直な心象もまた、切なさ、やるせなさとともに、いとおしさをも感じさせてくれます。

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【RUN】

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 「名護ハーフ」のショックは大きい。

 今までレース本番に「体が重くて動かない」ということはほとんどなかった。たいていはその逆で、「アップで体が重かったのに、スタートしてしまえばそこそこ走れた」ということが多かった。
 これが「老化」実感の始まりなのだろうか。いやいやいや、まだまだ負けとうない負けとうない。とにかく私のとりえである「レース序盤のスピード」を取り戻さなくては。

 今日は、叡電線路沿い(木野〜岩倉)の2kmコースを使ってスピード練習。

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 まずは2kmアップジョグ、11分20秒。

 線路南、4分26、4分24で8分51秒。
 一条山一周1kmジョグ、約7分。

 線路北、4分21、4分22で8分44秒。
 また一条山一周1kmジョグ、約7分半。

 もう一度線路南、4分09、4分17で8分27秒。
 4分一桁が出たのでそのあともがんばったが、今の私は2kmもスピードが持続しないってことですね。
 ダウンジョグ2km、約15分。

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一条山の裏の妙満寺

 2+2+1+2+1+2+2で12km。

 こんなんでスピード練習になったんかな。

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2017年01月26日(木)

「逆髪」 [書評]

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   「逆髪」 富岡多恵子 1990年 講談社 296ページ

■内容(「BOOK」データベースより)

かつて姉妹漫才で鳴らした鈴子・鈴江。今はカンペキ主婦に身をやつす姉と、独身の物書きとして芸界の周辺に生きる妹。正反対のようで同じ血縁という強烈な磁力に搦めとられて彷徨う二人の日常の背後に、狂女逆髪と盲法師の姉弟が織りなす謡曲「蝉丸」の悽愴な光景を幻視、富岡節ともいうべき強靭な語りの文体で活写。『冥途の家族』『芻狗』等、家族や性をテーマに書き続けてきた著者の到達点とされる傑作。

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

富岡/多惠子
1935・7・28~。小説家、詩人。大阪市生まれ。大阪女子大英文科在学中に小野十三郎に師事、1958年「返禮」でH氏賞、61年「物語の明くる日」で室生犀星詩人賞。70年代から小説に転じ、74年『植物祭』で田村俊子賞、『冥途の家族』で女流文学賞、77年「立切れ」で川端康成文学賞、97年『ひべるにあ島紀行』で野間文芸賞を受賞。近年は評論に新境地を拓き、2005、06年『西鶴の感情』で伊藤整文学賞、大佛次郎賞の両賞を受賞する等、高い評価を得ている。

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 今日は寮1(二条)17時間。
 ポケットWi-Fiを沖縄に忘れてきたため、マイパソコンが使えず。その分、きっちり読書ができた。

 入院中に半分まで読んで放置したままだった「逆髪」読了。
 いろいろ書きたいことがあるのだが、深夜帰りなので続きは明日。

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