パオパオだより

2020年05月01日(金)

「苦海浄土」 [書評]

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◎NHK 「100分で名著」より

 国などの救済対象となった被害者だけでもおよそ5万人にも及び、世界に例をみないほど大規模な公害問題を引き起こした水俣病。その被害者である漁民たちの運動や患者たちの苦悩・希望を克明に描ききった一冊の本があります。「苦海浄土」。1950〜60年代の日本の公害問題を知る上での原点ともいうべき本であるとともに、そこに込められた深い問いやメッセージの普遍性から「20世紀の世界文学」という評価も受けている名著です。「100分de名著」では、水俣病公式確認から60年の節目を迎える今年、「苦海浄土」に新たな光を当て、現代の私たちに通じるメッセージを読み解いていきます。

 著者の石牟礼道子(1927-)はもともと一介の主婦でした。しかし自らの故郷を襲った惨禍に出会い、やむにやまれない気持ちから水俣病患者からの聞き書きを開始、「苦海浄土」を書き始めます。以来、水俣病患者や彼らにかかわる人々に寄り添い続け、全三部完結まで足かけ四十年以上、原稿用紙にして二千二百枚を越える文章を書き継ぎました。第一部が出版された1969年の日本は高度経済成長の只中。いわば経済発展の犠牲者ともいえる水俣病患者たちは、まだメディアで断片的にしか伝えられることはなく、その全貌はほとんど知られていませんでした。そんな中での「苦海浄土」出版は、経済成長に酔いしれる日本人たちに大きな衝撃を与えたのです。

 この書は単に公害病である「水俣病」を告発するだけにとどまりません。「苦海浄土」に描かれた人々の生き方からは、「極限状況にあっても輝きを失わない人間の尊厳」「苦しみや悲しみの底にあってなお朽ちない希望」が浮かび上がってくます。さらには、公害を生んだ近代文明の根底的な批判や、そうした近代の病を無意識裡に支えてきた私たち一人一人の「罪」についても鋭く抉り出します。この本は、単なる公害告発の書ではなく、文明論的な洞察がなされた著作でもあるのです。

 番組では、批評家・若松英輔さんを講師に招き、新しい視点から「苦海浄土」を解説。そこに込められた「人間の尊厳」「近代文明批判」「歴史観と生命観」「罪とゆるし」など現代に通じるテーマを読み解くとともに、想像を絶する惨禍に見舞われたとき、人はどう再生し、生きていくことができるかを学んでいきます。

■石牟礼道子
 熊本県天草郡河浦町(現・天草市)出身。水俣実務学校(現 熊本県立水俣高等学校)卒業後、代用教員、主婦を経て1958年谷川雁の「サークル村」に参加、詩歌を中心に文学活動を開始。1956年短歌研究五十首詠(後の短歌研究新人賞)に入選。
 代表作『苦海浄土 わが水俣病』は、文明の病としての水俣病を鎮魂の文学として描き出した作品として絶賛された。同作で第1回大宅壮一ノンフィクション賞を与えられたが、受賞を辞退。
 1993年、週刊金曜日の創刊に参画。編集委員を務めたが「手伝いをしただけ」である事を理由に2年で辞任している。
 2002年7月、新作能「不知火」を発表。同年東京上演、2003年熊本上演、2004年8月には水俣上演が行われた。
1986年5月には穴井太(俳人・故人)の世話により句集「天」(天籟俳句会)を刊行。
 代表句「祈るべき天とおもえど天の病む」「死におくれ死におくれして彼岸花」がある。2018年2月10日午前3時14分、パーキンソン病による急性増悪のため、熊本市の介護施設で死去。90歳没
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◎メディカルノートより

 「水俣病」

■概要
 水俣病とは、熊本県八代海沿岸及び新潟県阿賀野川流域において発生した公害病のひとつです。高度経済成長にあった日本で発生し、1956年5月に公式発見されました。第二水俣病、四日市喘息、イタイイタイ病と並び日本における4大公害病のひとつに数えられます。
 水俣病は、メチル水銀が工場排水に混じって環境中に排泄され、これらを多く取り込んだ魚や貝をヒトが摂取したことで発生しました。しかし、メチル水銀が原因だと判明し、環境に配慮した対策がとられたのは1968年のことで、多くの方が水俣病に罹患する事態となりました。
 メチル水銀の排泄に関して整備が行われて以降、発生の大元になった水俣湾流域を含め、2018年現在の日本においては基準値を超えるメチル水銀は確認されていません。

■原因
 メチル水銀はビニールの原料であるアセトアルデヒドをつくる過程で発生しますが、高度経済成長期の日本においては、このような物質への対策が遅れており、環境中に多く排泄されることになりました。
 海水中に排泄されたメチル水銀は、魚や貝、エビなどの魚介類の中で食物連鎖を介して蓄積されます。その後、メチル水銀を体内に蓄えた魚介類を人が食べ物として摂取すると体内でメチル水銀が蓄積することになり、水俣病が発症します。
 体内に取り込まれたメチル水銀は、毛髪を通して徐々に体外に排泄されますが、多くは神経を障害し、治すことのできない神経症状をもたらすようになります。水俣病は遺伝することやうつることはありません。ただし、妊娠中の母親がメチル水銀を摂取することで胎盤を介して胎児にもうつることがあります。

■症状
 メチル水銀が、特定の神経に障害をもたらす結果、さまざまな神経症状が現れます。主に、感覚や運動、体幹のバランス、視覚・聴覚に関係する部位が障害を受けます。具体的には、感覚障害として手足にじんじんとするしびれを感じたり、触られた感じや痛み・熱などを感じにくくなったりします。
 運動障害としては真っすぐ歩けない、ボタンをかけることができない、日常動作がぎこちなくなる、などがあります。また、言葉が不明瞭になったり、相手のいっていることが聞こえにくくなったりします。視覚に対する影響として、視野が狭くなることも特徴的な症状のひとつです。
 症状の出方には個人差があり、感覚障害を認めるだけの方もいれば、複数の症状が重なって生じることもあります。重篤な場合には、亡くなる方もいます。

■検査・診断
神経学的には、水俣病で出現しうる口周囲の触覚や痛覚の感覚障害、舌の二点識別覚の障害、求心性視野障害などを確認します。
また、指定された期間、特定の地域に居住し、メチル水銀に対しての暴露を受けたことを証明することも必要です。赤ちゃん筆などの毛髪や臍帯(さいたい:へその緒)などを用いて、当時をさかのぼる形でメチル水銀を測定することもあります。

■治療
 水俣病で障害を受けた神経障害は治療できません。そのため、治療の基本は神経機能を回復させたり残存機能を最大限発揮させたりするためのリハビリテーションや作業療法が中心になります。けいれんや不随意運動がある際には、症状緩和のための薬物が対症療法的に使用されます。
 また、急性期には体内のメチル水銀の排泄を促進するためのキレート剤使用や透析などが行われますが、一度起きた神経障害に対しての効果は乏しいです。
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 久々の書評。
 他人の読んだ本に、人は興味がない。最近やっとそのことが分かった。
 映画も同じ。他人が感動した映画など、どうでもいい。
 だから、このブログの「書評」「映画」カテゴリーがおざなりになった。
 けっこういい本を読み、いい映画を見たんですけどね。それはあくまで「私にとって」のこと。ほかの人にとっては、「ああ、しょもなー」という程度のものですよね。

 今回の「苦海浄土」。
 ずっと前から呼んでみたいと思っていたもの。コロナのおかげでじっくりと読む時間ができた。本文だけで354ページ。あとがきや解説を含めると411ページ。飽き性で読書中に幽体離脱してしまう私にとっては高い高い壁だった。でも、一気に読めました。メーデーである今日5月1日に読了できてよかった。

 1954年に最初の症状が現れ、1956年に公式発見となった水俣病。1955年生まれの私にとっては、決して他人事ではない。
 「森永ヒ素ミルク事件」はピッタリ1955年だし、このころが公害のはしりの時期だったようだ。

 半分くらいまで読んだとき、ヨメさんに言った。
 「苦海浄土は、恐山の、ほれ、なんやったかいな・・・。」
 「イタコか。」
 「それそれ。石牟礼道子さんは、水俣病患者に乗り移ってイタコとなって小説を書かはったんやわ。そやし、第1回大宅壮一ノンフィクション賞を辞退しやはったんや。ノンフィクションとちゃうし。」

 しかし、「イタコはフィクション」と自覚してはるとこがすごいと言えばすごい。
 これぞ、真の小説家かも。

 水俣市はチッソ工場と共に発展した街である。チッソ工場に勤められた人は「会社いき」と呼ばれ、生涯安泰を保障されたようなものだったらしい。
 そこにあらわになった水俣病患者。その人たちに向かって「会社をつぶす気か」と多くの人たちが圧力をかけたそうだ。その中でも、チッソ第2労組(いわゆる御用組合)が果たした役割は大きい。会社や政府は、被害者を分断することに力を注いでいた。

 ん?
 どこかで聞いたことがあると思ったら、「原発」、「米軍基地」。
 65年たってもいっしょやん。
 今の「原発」「米軍基地」の問題を考える上でも、この「苦海浄土」は読む価値があると思う。

 長らく読みたいと思っていたのに読まなかった「苦海浄土」。なぜ今ごろ読むことに踏み切れたかと言うと、私の好きな伊藤比呂美さんが石牟礼道子さんを絶賛されていたから。

 今日伊藤比呂美さんのツイッターを見てみると、「正義で人をぶん殴る気持ちよさを自覚してないイカれたフェミニストはみんな富岡多恵子を読め、頼むから富岡多恵子を読め」というのをリツイートしておられた。
 うれしいねえ。私の大好きな富岡多恵子も絶賛されているみたい。好きな人がつながっていくのを見るのは快い。

 富岡多恵子は「逆髪」以来ご無沙汰しているので、また読もうっと。
 あっ、「苦海浄土」の続編と言われる「神々の村」、「天の魚」も読まなければ。
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【追加】これだけは書いとかなあかん。

1959年12月30日、チッソと水俣病患者の間で、見舞金契約が結ばれた。その趣旨は
(1)チッソは、水俣工場からの排水が水俣病の原因とは考えていない。
(2)将来、水俣工場の排水が原因と分かっても、チッソに何も要求しない。
(3)死亡者に30万円、生存者に10万円(未成年者は3万円)を、見舞金として支給する。
(4)翌年以降、生存者には毎年10万円(未成年者は3万円)を年金として支払う。
(5)年金受給者が死亡した場合、弔霊金及び葬祭料を一時金として支払い、死亡の月を以って年金の交付を打ち切る。

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【RUN】

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 右アキレスけんが痛い。
 走れる日はできるだけ10km以上を目指してきたのだが、今日は無理せず5km。東北部クリーンセンター往復。

 ヘロヘロでしたー、31分12秒。
 早く治さないと。

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【今日のきく】

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 きくのおめめがパッチリ。
 ヨメさんがいろいろとしてくれたおかげで、細目しか開けられなかったきくの目がまん丸に開くようになった。

 「うれしい!」

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2019年02月08日(金)

「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか」 [書評]

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◎「BOOK」データベースより

   「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか」 
           エイリアン妻と共生するための15の戦略
                       (幻冬舎新書) 石蔵文信


【内容情報】
「昔は優しかったのに、キレやすくなった」と嘆く男性は多いが、実は妻の性格は出会った当初から全く変わっていない。恋人が可愛く思え、短所さえ許せたのは10〜20代に盛んに分泌される自らの男性ホルモンの仕業に過ぎないのだ。故に、分泌が減り冷静になった時「こんな女だと思わなかった」と後悔するのは自然の理。男にとって女はエイリアンにも等しい異なる存在なのである。夫婦は上手くいく方が奇跡で、男女お互い様だ。600人の夫婦問題を解決した著者が、夫婦生活を少しでも賢明に過ごすための「家庭内マネジメント」を提言する。

【目次】
第1章 奥さまはエイリアン(妻は変わり果ててしまったとお嘆きの夫の皆さんへ/すべての結婚は「一時の気の迷い」である ほか)/第2章 永遠に理解できない異性の思考回路(男性は目的がないと行動できない生き物/女性は事前の計画よりも、その時の気分を重視する ほか)/第3章 エイリアン妻と共生するための15の戦略(妻たちは夫のどんな点に苛立ちを募らせているのか/夫を苦しめる妻の「復讐うつ」が急増中 ほか)/第4章 定年後の家庭内マネジメント(「定年後は、妻とのんびり過ごす」は男の理想に過ぎない/妻は定年後も「亭主元気で留守がいい」生活が続くことを望んでいる ほか)/第5章 55歳からの「おばちゃん化」のすすめ(定年前に自分革命/おばちゃんはなぜ元気なのか ほか)

【著者情報】
石蔵文信(イシクラフミノブ)
1955年大阪府生まれ。大阪樟蔭女子大学学芸学部健康栄養学科解剖生理学室教授。循環器科専門医。三重大学医学部卒業後、国立循環器病研究センター、大阪警察病院などを経て米国メイヨークリニックに留学。2001年より「男性更年期外来」を開設。テレビ、講演会、執筆など活動は多岐にわたる
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 今日2月8日は「緊急入院記念日」。
 去年の今日、胆石胆のう炎の発作が出て緊急入院した。胆のう炎で死ぬことは滅多にないらしいが、ほんまに死ぬかと思うくらい苦しかった。
 それを救ってくれたのは、しっかりもんの眞寿美さん。もし私が一人暮らしやったら、きっと家の中で腐っていたでしょうね。

 さて、「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に気わないのか」。
 そんなこと分かってますやん。
 もうちょいましな男かと思って結婚したのに、全然そんなこともなく、それでも大きな顔して同居してるんからですやん。

 たぶん、うちもそうですね。
 私がヨメさんに認められているところは、犬猫を粗末に扱わないところくらいでしょうか。ああそれと、こないだ「こうじさんは、人のことをねたんだりせーへんなー」とかゆうとったなあ。
 まあ、この2つで5点×2の10点くらいはもらえるんかなあ。100点満点の10点では話にならん。「やることなすこと気に食わん」気持ちも分かる。

 対する私は、ヨメさんに関して何の不満もない。
 強いて言えば、若い時の「いちびりかわいさ」を抑えてしまっているところが残念。これを差し引いても95点というところ。
 常々「ますみちゃんよりかわいい人を見たことがない」と言っているのだが、これはまったく本心。
 私には、「ヘンタイ性性ホルモン」が出てるんでしょうかねえ。

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2018年02月23日(金)

「末っ子」 「中間子」 [書評]

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 今日は寮2(出町)24時間。
 寮は国公立入試を目前控え、いつも以上に落ち着いた雰囲気。ブログに書くようなことは特にありません。

 先日の入院は緊急だったため、読む本を持っていくことができなかった。そこでヨメさんに頼んで、そこらにある本を病院に持って来てもらった。その本の感想でも書きましょか。

 「末っ子ってこんな性格」と「中間子ってこんな性格」。
 この本を買ったのはお察しの通り、私(末っ子)とヨメさん(中間子)の相性を調べてみたかったからです。
 結論から言うと、買わんでもよかったね。立ち読みで十分でした。2冊読むのに1時間かからんかった。読むとこないし―。前に読んだ「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」の焼き増しみたいな内容やしー。

 まずは「末っ子」の私の分析。95%合致してします。「甘え上手で他力本願」「要領がよくてしたたか」「ノリのいい平和主義者」、その通りです。唯一当てはまらかったのは「旅行の計画が苦手」というところ。私は旅行の計画が得意中の得意です。

 次に、ヨメさんの「中間子」の分析。こちらも80%以上合致していると思う。「人間関係のエキスパート」「“自分探し”継続中」「こじらせのかまってちゃん」。「かまってちゃん」はほんまに実感する。

 そしてこの二人の相性は・・・。
 中間子女性から見た恋愛が盛り上がる相手は、とにかく楽しい末っ子やそうです。
     ◇     ◇     ◇
 何かにつけて悩みがちな中間子にとって、ノーテンキに人生を楽しむ末っ子は心惹かれる存在。恋愛の時ぐらい煩わしい現実から離れ、チャランポランになりたい! そんな中間子の切実な思いを、いとも簡単にかなえてくれるのが末っ子たち。
     ◇     ◇     ◇
 そうやてー。
 私とヨメさんは相性いいはず。そう書いてあるやん。
 ただし、ヨメさんの指図したがりは何? それは長子の特徴やろう。私が頼りなさ過ぎて、そうなってしもたんかなあ。
 まあそれでも基本的には抜群の相性ということですので、これからも仲良くしてくださいね、ますみさん!

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2017年12月13日(水)

「ランナーズ賞30年記念誌」 [書評]

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 今日は寮1(二条)17時間。
 朝6時前に家を出たときの気温は−3℃。うちのいなかは、ここより3℃は低いので、−6℃以下。確実に、水道凍ってますね。昨日帰ったのはいい判断でした。

 今日は休み時間に、先日買ってきた「ランナーズ」を読んだ。やっぱりおもしろい。パソコンじゃなく、印刷物として読むほうが内容を深く理解できるような気がする。

 今回は1月号ということで、ランナーズダイアリー付き。それと、「ランナーズ賞30年」ということで、その記念誌もついていた。

 私が走り始めたのが36年前、結婚したのが32年前、「京都キャロット」を始めたのが29年前。このランナーズ賞受賞者も、なじみのある方が多い。

■1989(第2回) 村本みのるさん
 コメントととして、「レースは6年前の70歳の時、マスターズ陸上に出たのが最後です。3000mと5000mに出て、(70〜の部門で)日本新記録で走りました。」

 これは、私が写真を撮らせてもらった「第3回南部杯大阪マスターズ陸上競技大会」(2011年5月5日)のことでしょう。
 「写真撮らせてもらいました」と話しかけると、すごく喜んでくださった。

■1990(第3回) 京都走ろう会
 京都走ろう会はこのブログにも何回も書かせてもらっているので、説明いりませんね。受賞から、もう27年もたったんですね。

■2000(第13回) 高石ともやさん
           天野耕兵衛さん(金沢中央走ろう会)
           武庫川スポーツクラブ
 この年はすごい。
 私が東京オリンピックの最終聖火ランナーに押す高石さん。
 コメントとして、「懐かしい走友たちに会えるランナーズ賞のパーティーがボクの大切な記念日です。妻のてるえさんが逝って一人暮らし6年目、ホノルルマラソン連続出場41年目に向けて京都嵐山の自宅周辺をゆっくり走ってます。」
 私のブログ記事検索で、「高石ともや」と入れると数々の記事が出てくる。その中で私が選ぶ秀逸は、「高石ともやさんと家族」(2008年11月20日)ですね。

 天野さんと武庫川スポーツクラブには、大会の出店などで大変お世話になりました。「京都キャロット」を育ててくださった恩人と言っても過言ではありません。

■2002(第15回) 貝畑和子さん
 私が初めて出た100kmウルトラ(1992年)で知り合い、そのあとは「京都キャロット」通販のお客様としてお世話になりました。

■2007(第20回) 星野芳美さん
 古くからの「京都キャロット」のお客様。眞寿美店長のことをすごく信頼してくださっていて、今も故障の相談とかもされている。

■2009(第22回) 永谷誠一さん
 私と村松達也さんが知り合った「別府〜熊本140km 九州横断レース」(1991年)の主催者さん。レースの前後は永谷さんのおうちに泊まらせていただいた。

■2013(第26回) 若林順子さん
 「走るパーソナリティ」として、京都では知らない人はいないというくらい有名。いつも凝ったウェアで走られている。

■2016(第29回) 和田信也さん
 賀茂川パートナーズのエース。初めてお会いした時(「第13回日吉ダムマラソン」2010年4月25日)は、奥様が伴走されていました。

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 私やヨメさんがランナーズ賞に選ばれることはないでしょうか。(ない!)
 でも、今までちょっとでもかすった人が受賞されるとすごくうれしい。一番うれしいのは、高石ともやさん。 
 かすったことないけど、寛平ちゃんはあかんのかなあ・・・。一応、私の中では、東京オリンピック最終聖火ランナーの高石さんに渡す役を寛平ちゃんにやってもらいたい。無理ですか?

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お掃除のKさんがいつもおごってくださるコーヒー

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2017年11月08日(水)

「島猫と歩く那覇スージぐゎー」 [書評]

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「島猫と歩く那覇スージぐゎー」

仲村清司 [写真/仲程長治]
体 裁 四六判・ソフトカバー・376p(口絵カラー8pあり)
発売日 2013年9月20日(金曜日)配本
定 価 1680円(本体1600円+税)
発行所 (株)双葉社

■著者紹介
仲村清司(なかむら・きよし)  1958年大阪市生まれの沖縄人2世。作家、沖縄大学非常勤講師。著書に『沖縄学』『住まなきゃわからない沖縄』『ほんとうは怖い沖縄』(すべて新潮文庫)、『本音で語る沖縄史』(新潮社)、『本音の沖縄問題』(講談社現代新書)、『沖縄うまいもん図鑑』(双葉文庫)など。共編著に『新書 沖縄読本』(講談社現代新書)、『沖縄県謎解き散歩』(新人物文庫)、共著に『沖縄オバァ烈伝』シリーズ(双葉文庫)ほか多数。

■内容紹介
ウチナーンチュ2世として大阪に生まれ、沖縄に移住して17年の著者が、島に暮らす猫とともに案内する那覇スージぐゎー<路地>。桜坂、栄町広場、ニューパラダイス通り、牧志、泊、天ぷら坂、壺屋通りなど、懐かしくて新鮮な路地裏を散策する。路地裏の島猫フォト〈写真:仲程長治〉&イラストマップ〈猫スポット付き!〉、那覇スージぐゎー散策コースガイドや道草スポットなども収録。

■帯裏コピーより
ひょんなきっかけで、「僕」は一匹の捨て猫と出会った。出生地、那覇市桜坂社公街。性別メス、容姿端麗――。「向田さん」と名付けて暮らし始めたその猫と一緒に、那覇の町に出た。デイパックに向田さんを入れて、気ままに昼の路地裏をぶらついてみる。日が暮れると酔客が行き交う街路で、見すごしていた風景に出くわした。路傍を彩る原色の花々、光るような海風、季節が立つ気配、そして、向田さんの血族とおぼしき野良猫……吹き上げる緑も、小径に乱舞する螢も、これまで以上に新鮮に映った――。
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 今日もバイトから帰ってきたのが夜12時前。
 また、書けません。

 中古パソコンを注文したので、それが届いてからくわしく書きます。

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2017年11月01日(水)

「すごいトシヨリBOOK」 [書評]

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「すごいトシヨリBOOK トシをとると楽しみがふえる」 池内紀 毎日新聞出版

■内容紹介

ドイツ文学者の楽しく老いる極意

老いにあらがわず、老いを受け入れて、自分らしく楽しくトシをとろう。
そう決めた著者は、70歳になったとき、「すごいトシヨリBOOK」と名付けたノートをつくり、老いていく自分の姿を記録しはじめた。もの忘れがふえたり、身体が言うことをきかなかったり、そんな自分と向き合いながら、老人の行動をチェックするための「老化早見表」なるものを考案、「OTKJ」(お金をつかわないで暮らす術)といった独創的なシステムや、「せんべいの管理」で生活にメリハリをつける方法を生み出したり、楽しく老いる知恵と工夫を日々研鑽している。
膨大な観察記録から生まれた、抱腹絶倒・池内流「老いの哲学」。リタイア後を豊かに生きるヒント。
「残された人生をどう生き、どう結末を迎えるか。これほどまで、自分の考えを述べたのは初めてです」

◎心はフケていないと思うこと自体がフケているしるし
◎心がフケたからこそ、若い時とは違う命の局面がみえてくる
◎トシヨリをトシヨリにさせようとするのは、人間だけではない
◎記憶が脱落するのは一種の恵み
◎群れるのをやめて自立する
◎自分の居酒屋、自分の蕎麦屋を持つ
◎老いてからの旅行は一日余分に日を用意
◎治らない病気は治そうとしない
‥‥‥ほがらかに老いを楽しむノウハウが満載!


■内容(「BOOK」データベースより)

人生の楽しみは70歳からの「下り坂」にあり。ドイツ文学者の楽しく老いる極意。リタイア後を豊かに生きるヒント。

■著者について

池内紀(いけうちおさむ)
一九四〇年兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者・エッセイスト。主な著書に『ゲーテさんこんばんは』(桑原武夫学芸賞)、『海山のあいだ』(講談社エッセイ賞)、『二列目の人生』、『恩地孝四郎』(読売文学賞)、『亡き人へのレクイエム』など。編注に森鷗外『椋鳥通信』(上・中・下)、訳書に『カフカ小説全集』(日本翻訳文化賞)、ゲーテ『ファウスト』(毎日出版文化賞)、アメリー『罪と罰の彼岸』など。大好きな山や町歩き、自然にまつわる本も、『森の紳士録』『ニッポン周遊記』『日本の森を歩く』など多数。

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 今日は寮1(二条)17時間。
 またまた読書三昧。

 カフカの翻訳で有名な池内紀さんの本だったので、絶対に買って読もうと思っていた。
 「人生の楽しみは70歳からの『下り坂』にあり」と。私はもうすぐ62歳。本当なら「下り坂」はまだだいぶ先のはずだが、今年4月の手術以来、確実に下り坂に入っているように感じる。

(注)続きはのちほど。

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