パオパオだより

2014年04月29日(火)

「チスル」 [映画]

画像(214x320)・拡大画像(380x566)

◎シネマトゥディより

■チェック:太平洋戦争終結後、南北に分断された朝鮮半島の済州島で起きた「済州島四・三事件」を題材に描く衝撃のヒューマンドラマ。1948年、3万人を超える島民たちが犠牲となった実話を基に、戒厳令下でおびえながら暮らす人々の戦々恐々とした日々を映し出す。済州島出身のオ・ミョル監督が韓国の歴史的タブーに挑み、サンダンス映画祭ワールドシネマ・グランプリなどを受賞。明らかになる現代史の知られざる暗部に、言葉をなくす。

■ストーリー:1948年10月、済州島の海岸線から5キロを超えて内陸にいる者は全員射殺するとの韓国軍からの有無を言わせぬ通達に島民たちは面食らう。風評に惑わされた彼らは山中深く逃げ込んだり、銃を手に応戦しようとしたりとさまざまな反応を見せる。そして韓国軍は実際に村人たちの無差別虐殺を開始し、家を追われた人々は洞窟に逃げ込んで命をつなぐ。

画像(256x208)

-------------------------------------------------------------------------------

 4月23日、「京都シネマ」で見た2本目。
 こちらの映画は観客が少なく、20数人。

 韓国内部でも語られることが少ないと言われる「済州島四・三事件」。済州島出身の監督は島出身者にこだわり、ほとんどの出演者を島出身者にしたそうだ。そのこだわりだけでも、この映画を見る価値があると思った。(題名「チスル」は、この地方ではジャガイモのこと。)

 戦後の韓国済州島でこんなことがあったとは。まったく知りませんでした。
 現在の済州島は、観光客年間1千万人を超えるリゾート地とのこと。このあたり、沖縄と似ているところもある。
 日本も沖縄はアメリカ、北海道にはソ連が進駐していたので、箱根あたりを境に東日本国と西日本国に分裂していたかも。そして、日本人同士で殺し合いを繰り返していたかもしれない。

 直接は関係のない話だが、韓国の沈没船のニュースを聞くたびに、人を殺すことは簡単で救うことはなんてむずかしいんだろうと思う。
 すべての人の命を救うことに血まなこになる国ばかりだと、戦争も起こらないのにね。

Posted by パオパオ   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

トラックバック

トラックバックURL

http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=2461

コメント

コメント投稿フォーム

名前:(この情報をCookieに保存させたい場合にチェック)
メールアドレス: (表示はされません)
URL: (名前にリンクされて利用されます)
コメント:
パスワード: (削除時に利用)

ページのトップへ ページのトップへ

4

2014


    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

プロフィール

パオパオ

このブログについては「ごあいさつ」をご覧ください。

PHOTO

出張準備に6時間

出張準備に6時間

京都走ろう会例会〜大文字駅伝とバッティング〜

京都走ろう会例会〜大文字駅伝とバッティング〜

笑顔

笑顔

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

リンク集

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2008 Paopao All rights reserved.