2016年12月17日(土)
心静かなウルトラ前日 [ランニング]
明日の「沖縄100キロ」は、ターサージールTS4で。
けっきょく、月曜から6日連続RUNなし。今日は、この新しいシューズを少しでもはいて慣らしておきたかった。しかし、何やかやでその時間がなかった。
明日は、一度もはいたことのないシューズで100キロに挑戦です。まあ、それはそれで実験としておもしろいですよね。
「カプセルホテル・沖縄」の朝食。
これがついて2800円ですから安い。
ゆいれーる・牧志駅から古島駅へ。
牧志駅前ではフリーマーケットがあるようだ。
今日はバスが来る時刻の15分前に到着。
9時15分に乗り、10時半名護市役所前到着。
市役所北側のネコちゃんは、今日は1ぴきだけ。
たしか、これはトックリキワタの花。
だいぶ前、名護のお友だち・玉城さんに教えてもらった。
玉城さんのお勤め先の前を通過。
「今日は玉城さんは?」と一応聞いてみた。
「土曜日はお休みですよ。」
玉城さんの代わりに、ネコちゃんの写真を撮っておいた。
たぶん親子なんでしょうね。
長生きしてやー。
ゆっくり歩いて行ったので、真樹のアパートに着いたのは11時。
真樹は友だちのところに遊びに行っていて留守。
裏の家には新猫。
畑の土を掘っているのでどうしたんかなあと思って見ていたら、○ンコをして、また土で埋めていた。かしこいねえ。
「かしこいって、私のこと?」
かしこいのはたいていメスやから、たぶんこれも・・・。
仕方ないので、一人でお昼ごはんに。
パオパオ御用達の「きっと屋キッチン」さんへ。
気を使ってもらわなくてもいいおみやげを持ってきました。「おたべ」のミニ版で「こたべ」です。この3つのうちすら1つだけ選んでください。
この作戦は見事的中。店長のテンコさんはすごく喜んでくださった。
さて、テンコさんはどれを選ばれたでしょうか。
今日はシークレットメニューの日だったが、昨日のブログで公開されていたので「おでん」と分かっていた。いつも東南アジア系のメニューが多いので、純和風の「おでん」は若干ずっこける。でも、すごくおいしかった。
お客さんが私一人。
ということで、店長のテンコさんと一時間近く「さし」でお話しさせてもらった。「いやいや、そこまで話してくださらなくても」というような内容も含まれるので、ここにはそれは書きません。
書いてもいい話・・・。
高校の時、急な下り坂道でブレーキが利かなくなり、前輪に足を突っ込んで止めようとしたら体が吹っ飛んでいった。その数秒間の間に、本当に「過去の走馬燈」が見えたらしい。
自転車はフォークが吹っ飛んだが、体は奇跡的に軽症で、服がボロボロになったのと、足に青あざができたくらいですんだらしい。
あとの話は、とてもじゃないけど書けません。
私のウルトラの話も聞いてくださり、「どんな練習をされてるんですか」と聞いてこられた。
「たぶん、ウルトラに出る者の中では練習量は一番少ないと思います。でも、ほとんどの人が完走できる体力は元々持っていると思うんですよ。それがうまく出せる人と出せない人がいて、私は今の自分の力が100パーセント出せるように努力しているつもりです。ウルトラ完走には、精神的な要素も大きいと思いますけど・・・。
と言って、実は全然完走できてないんですけどね。」
明日ののぼりのチェック。
私にとってはこれが一番大事。
2時前に真樹が戻り、車を貸してもらった。
4時半ころ、奥武島の民宿到着。休けいしながら行ったとはいえ、えらい時間がかかった。
そこからコース下見へ。
心配していた風は、海岸沿いはきつかったが、ちょっと山側に入ったところではましだった。もう、これが気になって気になって・・・。
スタートの与那原町は、すごい車の渋滞。
けっきょく、奥武島より東側のコースだけしか下見できなかった。それでも、一番きつい上り坂がしっかり見られたのでよかった。あの上り坂は無理したらあかん。
もう一度民宿に着いたのは7時。
それから、おいしいおいしい晩ごはんをいただいた。
「ごはんは部屋に持って上がりましょうか」と言ってくださったのだが、ご夫婦といっしょにいただいた。お話しさせてもらいながら食べる方が消化にいいでしょう。
渋滞の運転が疲れたけど、まあまあ心静かないい「ウルトラ前日」になった。
明日、まっさらシューズでどこまで行けるかな。
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2016年12月16日(金)
「かあちゃんにはないしょやで」 [沖縄]
「まーきー。」
「なーにー。」
「また、やってもうたー。」
「えー?」
「最終バスに乗り遅れて、帰れへん。」
「あーあ。」
「こっちのカプセルホテルに泊まって、明日の朝に帰るわ。」
「わかったー。」
「かあちゃんにはないしょやで。」
「またかー。」
今日はリムジンバスが遅れて、ピーチに乗れへんかと心配だった。しかしそのピーチも遅れ、那覇空港着は50分ほどの遅れ。(16時25分着予定が17時15分着。)
ピーチのCAさんの髪の毛がピーチ色でかっこよかった。
那覇空港に降り立つと、とんでもない強風。体感温度はかなり低かった。
日曜は少し気温が上がるようだが、一日中5〜8mの風が吹く予報。大きなのぼりを背負って走る私には、かなりの試練になる。
「のぼりラン」にとって一番嫌な「横風」(今大会だと南風)にならないことを願う。横からあおられるくらいなら、向かい風のほうがまだ走りやすいですから。
余裕で桜坂劇場に行ける予定だったのに、5時50分からの映画に20分も遅れ。
「だれかの木琴」。
どんな映画かよく知らなかったが、私の好きな池松壮亮君が出ているので見たかった。
池松壮亮、いい。
恋人役の佐津川愛美も好きなんです。この二人が出ているだけで見る価値があった。
原作の井上荒野さんは、井上光晴さんの娘さんだそうだ。原作を読まなあかんね。
映画のあとにすぐゆいれーるに乗ればよかったのだが、やっぱり前の公園のネコちゃんが気になる。これで時間が狂ってしまったのかな。
古島駅で降りてバス停に向かっているとき、バスが目の前を・・・。
あれ? やんばる急行バスっていつも遅れてくるのに、時間ピッタリやん。走って追いかけたが、バスは行ってしまった。
駅に戻って駅員さんに帰る方法がないか聞いてみたが、この時間からは無理とのこと。タクシーの運ちゃんに聞いてみると「名護までは12000円くらい」。それならカプセルホテルに泊まった方がいい。
真樹に電話したあと、ゆいれーるで牧志駅へ・・・。と思ったら、ゆいれーるはトラブルが起きてストップ。もう、ふんだりけったり。
古島駅でだいぶ待って、やっと復旧したゆいれーるで牧志駅近くのカプセルホテルへ。
「初めてじゃないですよね。」
「はい、2回目です。」
「お名前は?」
「ふじいこうじです。」
「前は2年前に来られてますね。」
「そんなもんですかね。なんか、すごい暑い時でした。」
ちゃんと顧客管理をしておられるのがびっくり。沖縄らしくないような気がして・・・。
晩ごはんは10時。
そのお店の最後の客だったようで、広いお店でポツンと一人で食べていた。
ああ、幸先が思いやられるスタートになりました。
「かあちゃんにはないしょやでー。」
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【今日のきく】
早朝はまだ雨が降っていて、ヨメさんときくの散歩はちょっとだけ。
私が出かける前に雨はやみ、時間の余裕もあったのできくのお散歩に行っておいた。
比叡山も雪化粧。
北のほうの山も真っ白だったので、うちのいなかも少し積もったでしょう。
当分「今日のきく」の写真が撮れないので、今日はぎょうさん撮っておきました。
きくちゃん、オバサンのゆうことようきいて、かしこうしといてやー。
こまらしたらあかんでー。
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2016年12月15日(木)
「沖縄100キロ」応援してもらい計画 [ランニング]
昨日の夜、ヨメさんに言われた。
「どうせ、なんにも準備できてへんにゃろ。」
「ばれた?」
「明日一日中バイトで、あさって早うに出ていくんやろな。いつ準備するつもりなんやな。」
「明日の真夜中。」
「あほちゃう。」
「あほちゃいまんねん、ぱーでんねん。」
自分の準備はほとんどできてないが、「応援してもらい計画」はばっちり。
「なごうら100」は、辺野古の玉城さんや「21世紀の森ランクラブ」の人たちに応援していただいた。ところが今度は沖縄本島南部。与那原町やら南城市や糸満市に知り合いおりまへんがなー。
ということで、真樹に応援を頼んだ。行きの25km、帰りの75km地点あたりになる奥武島の民宿を土日と予約し、朝から応援してもらうつもりだった。
ところが真樹は土曜がダメということで、その計画はパー。当日朝に名護を出て応援に来てくれるらしいが、いつどのあたりに来てもらえるのか打ち合わせはできていない。
真樹しか頼るもんがおらんのやから、しっかり応援お願いしますよー。
ひょっとしたら万が一、誰かが応援してくれるかもしれん。
私の各関門目標通過タイムを書いておきましょう。
第1 26.9km 奥武島 8時06分
第2 42.3km 平和創造の森 10時08分
第3 50.0km 糸満市役所 11時05分
第4 60.5km 平和創造の森 12時43分
第5 67.0km 八重瀬郵便局 13時39分
第6 77.0km クロスロード 15時14分
第7 86.0km 久手堅公民館 16時39分
第8 91.9km ファミマ佐敷東17時28分
第9 100km フィニッシュ 18時42分
捕らぬ狸の皮算用的なレース展開もちゃんと想定している。
最初、6分半ペースで4.7km+0.3kmウォークを3分で。
20kmからは、7分ペース+0.3kmウォークを5分で。
50kmのレストステーションで15分休けい。
一応、前半を6時間20分。
そこから7分半ペース++0.3kmウォークを5〜10分で。
75kmからは8分ペース+0.3kmウォークを5〜10分で。(ここは、2.7km+0.3kmウォークにしてもだいじょうぶ。)
後半を7時間半以内におさめて、ゴール目標は13時間49分。
100kmを14時間ということは、1kmを8分24秒。エイドで休けいすることを考えると、かなり厳しいペースと言える。今まではそこが気になって、前半の貯金を無理して作っていた。
今回は村松達也流「初めからウォークミックス」なので、決して無理しない。ウォーキングのときに、しっかり呼吸を整え、いいリズムで次に走り出せるように心がける。
これで、最終小刻みな「ランアンドウォーク」になっても何とか14時間は切れるのでは・・・。あとは、こむら返りが起こらないことを願うのみ。
さあ、どうなるでしょう。
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【RUN】
今日は寮1(二条)17時間。
もちろん走れない。
これで、ふくらはぎの張りがきつくて走れなかったり、雨で走れなかったりと4日連続走らず。
明日は、家から名護までの移動で一日つぶれてしまうし。土曜日も走れるかどうか分からない。これは、6日連続走らずに100kmマラソンに突入か。
まあ、これでふくらはぎの張りはとれたでしょう。いいふうに考えましょう。
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2016年12月14日(水)
つちんちゅ? [時事]
◎毎日新聞12月14日夕刊・柳に風
「ずらして笑う」琉球魂=松井宏員
今年最後のコラムは、沖縄で飛び出した「土人発言」について触れよう。大阪府民として、この発言をした府警機動隊員をかばった府知事を恥ずかしく思うし、一市民として、「差別とは断定できない」という政府見解を出した日本は、なんと恐ろしい国になったのかと思う。発言の現場は簡単に動画で見ることができる。侮蔑、差別発言であることははっきりしている。それなのに、平気で「差別と断定できない」なんて発言できる政治家の感覚、神経はだいぶずれている。
と直球を返すばかりが能ではない、と思わされる話を、知り合いの沖縄の新聞記者に聞いた。若い世代は「土人」という言葉を聞いたことも見たこともなく、ある高校生が「つちんちゅ」と読み間違えた。沖縄の言葉で「海人」と書いて「うみんちゅ」と読むからで、海人は漁師のことだから、「土人は農家のこと?」と言ったとか。このエピソードがきっかけで、沖縄大学の大学生たちが「つちんちゅトートバッグ」を制作したというのだ。米軍の輸送機オスプレイが飛んでいるデザインに、「土人!」「なにそれ? つちんちゅ?」のセリフを配している。2500円で販売中だ。
知り合いの記者は「意味をずらして笑い飛ばしてしまう。そうすることで土人発言の暴力性が失われるし、考えるきっかけにもなる」と話す。「ずれている」のと「ずらす」のは大違いだ。
ずいぶん前に沖縄で聞いた話。国が強制使用している米軍基地の土地使用権が切れ、一時的に国の不法占拠状態となった時、地主のおじぃが堂々と基地内の自分の土地に入って、ニンニクを植えアヒルを放した上、「米軍の無断立入を禁ず」の立て札まで立てたと。「つちんちゅバッグ」と共通するのは、ユーモアと明るさだ。これが沖縄の持ち味だと思う。
先の記者は「政治と運動と日常が地続き」と沖縄を表現する。だからこそ、笑い飛ばして、踊ってという楽しむ要素を欠かさず、それが拳を振り上げるだけではない反基地運動の二枚腰の源になっているのだろう。土人なんぞと、なめんなよ。(夕刊編集長)<タイトルイラスト・高宮信一さん>
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私の誕生日にいい記事を見つけた。
土人首相、土人大臣、土人知事、土人作家の発言にはゲーが出た(土人首相は「土人発言擁護首相」の略。以下同様)。その「ゲー気分」をこのブログにも書きたかったが、うまく表現できなかった。
今日の記事は秀逸。
「つちんちゅ」って・・・、思わず笑ってしまった。
「政治と運動と日常が地続き」の沖縄にあこがれる。
「ずらして笑う」にあこがれる。
私も拳を振り上げるだけの運動にならないように、肝に銘じて「平和アピールラン」をしていこう!
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60と61はだいぶちがうような気がする [家族]
今日12月14日は、私の誕生日。
去年はまだ廉がいたが、今年は夫婦二人きり。
廉から「お誕生日おめでとうございます」のメールが来た。「何か欲しいものはありますか」と来たので、「ほしいのは、愛だよ『愛』」と返しておいた。その返事がまたおもしろかったけど、そこはないしょ。
サンマルクから誕生日のスペシャルコースの案内はがきが来たので、二人で行くことにした。
松ヶ崎のサンマルクは、うちから車で10分ほど。
すぐ近くなのだが、最近は1年に1回か2回行く程度。
タコ焼きのような顔のヨメさんは、遠慮して一番安い2000円(税別)のコース。
私はお誕生日ということで、2980円(税別)のコース。
次々と持って来られるパンを全部いただく。
ヨメさんのチキンのお料理は、はがきの写真よりかなりボリュームがあった。
反対に、私のハンバーグは写真ではまん丸にふくれていたのに・・・。
でも、ゆっくりと落ち着いて食べられたので満足。
帰り際、お店の感じのいいおにいさんに写真を撮っていただいた。
60過ぎたら、61も62も変わらんと思っていたが・・・。
61歳前のこの3か月は、病気騒動でたいへんだった。この先、どうなるんでしょう。病気のほうがひと段落着いたことで、なんとか62歳の誕生日は迎えられそう。
この先の一日一日を、大切に使っていかなければ。
欲しいのは、愛だよ「愛!」
去年は家族みんなから、ガーミンのGPS腕時計をもらった。
今年はなんにもなしかなあと思っていたら、ヨメさんから「上等な老眼鏡」。パソコンを使う人向きらしい。
こんなんでしたー。
ありがとう。
ヨメさん曰く、「かしこそうに見えるやん。」
「こういうのをプレゼントしてくれるちゅうんは、やっぱり愛か。」
「あー分かった分かった、頼むしもうしゃべらんといて。」
「なんでやねん!」
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【今日のきく】
今日も一日雨。
朝ちょっと小やみの時に、ヨメさんがきくのお散歩に行ってくれた。それでも短かったようで、11時に私がもう一度。この時、雨はやんでいたのできくは大喜び。
夕方6時に、またヨメさんがお散歩に行ってくれた。
これでもういいかなあと思っていたら、夜もまたお散歩に行きたがっていた。雨が降る中、夜の11時すぎにまたお散歩。
朝、昼、夕方、夜の4回のお散歩。
ちょっと甘やかしすぎでしょうか。
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2016年12月13日(火)
クーちゃんから元気を盗む [わんこ・にゃんこ]
私が最も嫌いな言葉の一つ、それは「元気をもらう」。
「元気なんかタダでやるかーい! もろたらあかん、金を出せ。」
今日はJA花背に用事があり、私のいなかを通過。いなかに帰った時の一番の楽しみは、父の家のお隣の木村さんちのクーちゃん(本名はクリスティアーノ・ロナウド)。たいそうな名前ですけど、単なる雑種猫です。
今日は雨。
ふくらはぎの張りがきつく、昨日はランは完全休養。今日は軽く走ってみようと思っていたが、朝から一日中雨。今日も走るのはやめときました。
父に任せっきりだったいなかの建物共済の支払い月が先月。請求額は10万円超。これをあと19年。
「ムリムリムリ、80歳まで毎年10万円超なんて。」
解約手続きに関わるそのほかの手続きで、どうしても通帳を管理しているいなかのJAに行かなくてはならなくなった。今日は雨だし何もすることがない。車でスイッと。
いなかの我が家まで、約15km、25分。
わが別所町にあったJA支店は、とっくの昔に閉鎖。ここからさらに5km北に行った大布施町のJA花背支店に行かなくてはならない。
電話でいろいろとお世話になったUさんは、外回りのお仕事中。
中には3人の方がおられたが、てきぱきと対応してくださった。
貯金箱とお正月用のお箸をいただいて、また別所に。
木村さんちに車を横付けしたら、飛び出してきましたわ、クーちゃんが。
「私をかまいに来ましたね。来たからにはすぐに帰ってもろたら困ります。さあ、かまえさわれあそばんかい!」
しゅるしゅるしゅると登ったんねん。
この必死な顔がたまらんかわいいやん。
「ほなねー、バイバイ。」
「それは約束がちがう。どこまでも追いかけていきますよ。」
「クーちゃん、こんなとこまで出てきたら車にひかれてしまうで。」
わかったわかった、もういっかいだっこ。
「ごめんなー、もう帰らなあかんねん。」
クーちゃんが横を向いた一瞬のスキに、「さいならー」。
あー、クーちゃんに元気を・・・、もらってへんで盗ませてもうたでー。
次に来るときは、なにか「元気代」になるもん持ってくるわなー。
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2016年12月12日(月)
甲状腺低分化癌、経過観察 [病院]
42日ぶりの診察。
今日は1週間前に採血してもらった血液検査の結果を聞くことと、甲状腺の超音波検査。この先の治療方針を決めて行かなくてはならないので、ヨメさんも付き添い。
診察室に入ると、I医師(女性)がいきなり「サイロブログリンの値が、190から33に下がりました」と。何もかもよく分かっている相手に話されている感じ。
「あの、そのサイロブログリンというのは何なんですか。」
「あっ、ごめんなさい。がん細胞のところにたんぱく質が集まるのがサイロブログリンです。がん患者さんによっては、この値が何千何万になることもあります。」
「えっ、そうなんですか。ということは、今は平常値に収まっているということですね。」
「そうですね。『今は』そうですけど、この先はどうなるか分かりません。転移が見つかればアブレーション治療をしなくてはなりません。」
「あの、そのアブレーションというのは・・・。」
「患部を焼き切る治療です。」
血液検査の結果は、現時点では転移がないと思われる。超音波検査も異常なし。
このあと、診察室にヨメさんも入れてもらい医師からの説明を受けた。ヨメさんはいろいろと質問すると思っていたのに、ずっと黙ったまま。I医師からの専門用語ばかりの早口の説明に圧倒されていたようだ。その説明に対して、私が応対し、要所要所で質問していたことにも圧倒されていたらしい。「なんであんな専門的な難しい話に、普通に応対できんの?」と。
私は相手の話を分析し、自分の理解できるところとそうでないところを分別する能力がある。分からないことを恥ずかしがるということもない。的確に質問するので、的確に答えていただける。ふだんボーとしている私が医師と普通に話している様子が、ヨメさんには不思議だったようだ。
私が「なんにもでけへんくせに、突然頭だけはよう動く男」であることを忘れてましたね。
今後の治療方針については・・・。
以前お聞きしたのとほぼ同じ。
1.残っている右側の甲状腺も取ってしまい、ヨード治療を開始する。(転移の可能性が低くなるが、甲状腺から出るはずだったホルモンの薬を一生飲み続ける。)
2.経過観察を続け、転移が見られた時点で右側の甲状腺を取り、全身に転移している可能性を考慮し新たな治療を開始する。(例、一週間ほど独房のようなところに軟禁されヨード治療を受ける。それを何度もくり返す。)
甲状腺低分化癌は症例が極めて少なく、低分化癌と判定された時点で他の部位に転移していないかった例はほとんどないらしい。それが今の私の状態です。
1のほうは、現在ちゃんと働いている甲状腺を切除してしまうというのに抵抗がある。でも切除したあとの治療は、比較的楽なものというニュアンスだった。
それでももう手術はかなんなあと思っていたので、2の「手術をせず経過観察」に気持ちは傾いていた。しかし、「一週間独房みたいなところ」の話を聞いてまたヒビッてしまった。そうなってしまったら、気が狂うかも・・・。もちろん、こちらの場合もこのあと一生薬を飲み続け。なんでもすぐ忘れてしまう私に、そんなことできるんでしょうか。
ああ、どっちもどっち状態です。
あとは、「ずっと放っておいても転移しない」という奇跡に賭けるか。
I医師の話では、それはどうも考えにくいらしい。
とりあえず、症例が少なすぎて有効な治療法が確立されているとは言い難いらしい。少ない情報から、「自分で判断してください」と言われてもねえ・・・。
次は、1月の終わりから2月の初めにかけての診察になる。それくらいまでには決断しなければならないんでしょうね。どうしましょう。
病院のすぐ近くの「スーパー・くらら」さんでお買い物。
ちょうど抽選券を配っておられ、ますみちゃんは知らない方から2人も券をもらった。「かわいいからくれはったんやわ」とゴマをすっといた。
自分の分も足して、3回分の抽選。
残念ながらティッシュだけでしたけど。楽しめました。
トヨタのカードでためたポイントを「黒毛和牛」に交換。それが今日送られてきた。
今日は超めずらしい「家で焼き肉」。
スーパーで買った豚肉と野菜も焼き、豪華なものになった。すごく柔らくておいしかった黒毛和牛は、300gあったのだが食べきれずに残してしまった。お腹パンパン。
今年の通院は今日で終わりなので、「病院一区切り祝い」ということかな。
きくちゃんにも1枚だけおすそ分け。
きくは牧場生まれで「牛守る犬」のはずやったのに、「牛食う犬」になってしもたね。
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