パオパオだより

2016年12月11日(日)

第2回京都亀岡ハーフマラソン [ランニング・出張販売]

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 今日の1枚はこれ。
 私が「同い年最強ランナー」とあがめている北出さんとのツーショット。

 まさか「1.5km・60歳以上の部」で優勝争いをすることになるとは・・・。距離が長ければ勝負にならないが、1.5kmという距離なら「ひょっとして」ということがありうる。「沖縄100キロ」に向けて、スローペース走みたいな練習ばかりでスピード練習は一切やっていない。でも北出さんといっしょに走れるなら、先行逃げ切りに挑戦してみよう。

 さて、その結果は・・・。

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 早朝だと、亀岡まで1時間もかからない。
 自宅を5時すぎに出て、会場には6時着。
 亀岡の天気のいい朝の名物、霧。
 どうか、にわか雨が降りませんように!

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 準地元のような大会なので、知り合いの方が多い。
 「今日は走らはらへんのですか?」
 「走りますよ、1.5km。」
 「1.5km?」
 「心臓バクバクになるやつですわ。」
 「はー、1.5kmですか・・・。」

 この会話のくり返し。

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昨日の写真

 朝にまた松本さんがしゃべりに来てくださった。
 去年は1時間28分で走ったのに4位だったそうだ。むちゃくちゃレベルが高い。本来なら、今年はリベンジの大会になるはずだった。しかし、現在肉離れからの復帰中で本調子とは程遠く・・・。
 「スタートラインに立てるだけでもよかったですやん」と励ましたが、それ、ついこないだ私が言われたことでした。

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 9時45分、ハーフが一番先のスタート。
 仲間の応援に行かなければ。

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 松本さん発見。
 でもいい写真が撮れなかった。
 これは前に行って撮りなおさなければ。

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 ダッシュして前へ。
 振り返って撮った1枚。
 よく撮れてますよね。

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 ハーフに3200人。
 けっこうランナーが詰まっていて、知り合いを見つけられなかった。

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 最後尾が通過しそうなので、これで戻りますか。

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 そこに、「ふじいさーん」の声。
 京都走ろう会の前田さんじゃないですか。
 ほぼ最後尾からのスタート。そんなおしとやかなところが前田さんの魅力です。

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 さて、私の1.5kmは10時20分スタート。
 スタート地点に行くと、北出さんがすでにスタンバイ。

 「名簿見てびっくりしましたわ、藤井さんの名前があって。これは厳しいレースになるなあと思いました。」
 社交辞令ですね。今まで一回も北出さんに先着したことないやないですか。

 スタート直後に左折というコース。北出さんはイン急襲狙いで左端。私は大外から自分ペースでスタートしたかったので右端。

 「スタートからガンガン行って、それが持つとこまで粘ります」の宣言通りスタートダッシュ。まずは北出さんより前。しかし、それは200mくらいで終わり。あっさりと北出さんに抜かれてしまった。
 
 しかし、後ろにピッタリと付き追走。
 800mあたりで北出さんのスピードが若干落ちた。ここ、ここ。一気に抜き去り先行。

 1km地点、3分41秒。
 だいたい思い通りのペース。
 あとはこのまま逃げ切ること。逃げて逃げて・・・。

 ところが、足は動いているのに腕がパンパンになって動かない。競技場に入ったところで明らかにスピードダウンしていることが自分でもわかった。
 
 残り300m足らずのところで、後ろからググッと来た北出さんにあっさり抜かれてしまった。もう追う力はなし。

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 北出さん優勝、5分37秒。
 私は2位、5分41秒。
 予想通りですやん、くやしー。
 でも、抜きつ抜かれつの名勝負でしたね。

 1km地点からの500mが2分ほどかかっているので、明らかな失速でした。

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 心配していた足は全然だいじょうぶ。
 ただ、心臓がバクバクどころかキンキンと痛かった。でもゴール後吐き気がなかったということは、がんばりが足りなかったのかもしれない。

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 10時50分から表彰と書いてあったので、また競技場へ。
 賞状の準備が遅れているということで、スタンドからハーフのゴール選手を観察していた。
 そのうちにけっこうきつい雨。「私が出店テントを離れると雨風がきつくなる」というジンクスがまたも・・・。ヨメさんの疲れ果てている姿が目に浮かぶ。でも、しょうがないやん。

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 だいぶ遅れてやっと表彰。このときにはもうきれいに晴れていた。
 3位の方も含め、全員大会新記録。
 大会オリジナルのメダルを首にかけてもらった。大会ゲストの小鴨さんにかけてもらいたかったなあ。

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 出店テントに戻ると、ヨメさんが一人でもう一つのテントを出そうとしたあとがあった。すまんなー。
 予報では降ることになっていなかったが、冬の天気はどうなるか分からない。むずかしいもんです。 

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 お客様も少ないので、交代でお昼ごはん。
 私はラーメン(500円)。ヨメさんはうどんを買ってきて食べた。

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 松本さんを見つけたので結果を聞いた。
 足の痛みは出なかったが、本調子からは程遠く、去年より9分ほど遅いタイムでゴールされたとのこと。それでも走り切れた満足感からか、いい顔をされていた。またこれからですね。

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 「ランナーズ9の会」のかわせみさん、「京都走ろう会」の岩田さん、斎藤さんなど、たくさんの方がごあいさつに来てくださった。

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 圧巻は、「宝が池STC」の石田さん。

 「もう、ハーフ2時間が切れんようになってしまいました。」
 「そうなんですか。前はかなり速かったのにねえ。もう、70越えはりました?」
 「74です。」
 「もうそんなならはりましたか。それやったら、2時間ちょっとで完走できたら上等ですやん。」
 「そうかなあ。実は・・・、2年半前に一回死んでますねん。」
 「えっ、それは・・・。」
 「宝が池で練習し終わって汗を拭いているときに意識がなくなって、心臓が止まったらしいんです。そこにたまたま洛北高校陸上部が練習に来ていて、付き添いの先生が心臓マッサージしてくれはって息を吹き返したんです。心臓動き出したとたんに、口から血も噴き出したらしいです。そこから救急車で病院に運ばれて・・・。もちろん記憶は全くないんですけど、洛北高校陸上部が人命救助で表彰されて、ことの始終が分かったんです。」
 「えー、ほんなら、その先生いやはらへんかったらそのまま・・・。」
 「死んでましたね。」
 「そんなん2時間切れようが切れまいが、もう走れるだけでももうけもんやないですか。」
 「ほんまにそう思わんとあかんね。」

 あんまりのびっくり話だったので、石田さんといっしょの写真を撮らせてもらった。これからもしっか体に気を付けて、しっかり走って行ってくださいね。私も倒れんように気をつけなあかんわ。

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 2時から車を入れて荷物の積み込み。3分の2くらい積めたころ、突然の大雨。もうちょいやったのにー。また明日いろいろと干さなあかん。

 売り上げは去年とほとんど変わらず。第2回なので周知されて、もうちょっと増えると期待していたんですが・・・。
 来年もう一回北出さんとのデッドヒートやりますか。

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【今日のきく】

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 早く帰ってこれたので、明るいうちにきくのお散歩。
 でも私らが帰ってきたとき、きくはお出迎えに来んと寝てたんですよねー。ええかげんなやっちゃ。

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 ネコちゃんも笑ってはるやん!

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2016年12月10日(土)

第2回京都亀岡ハーフマラソン・前日受付 [ランニング・出張販売]

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 「きくちゃん、ブーちゃんになってしもて・・・。」

 うちの隣で出店されていた飴細工屋の「辰友堂」さん。
 ヨメさんがきくの写真を見てもらってオーダー。
 出来上がったきくちゃんは、なぜかブーちゃんのようで・・・。でも、見れば見るほど味わい深い作品です。
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 自宅から1時間ちょっと。亀岡は近い。
 家を10時に出て、11時ちょっとすぎに受付会場(亀岡運動公園体育館)着。

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 1時間ほどで全部商品を並べることができ、さあお昼ごはん。
 ところが、あてにしていたラーメン屋さんがいつまでたっても来られない。仕方ないので、車でコンビニに食料調達。
 私は牛丼とラーメン、ヨメさんはカレーときつねうどん。二人とも6、700円で腹いっぱいになった。

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 寒さにふるえて、縮こまりながらカレーを食べているますみさん。
 去年の前日受付は学校があり、私一人で来たのだが、今年はいっしよに来てくれた。二人で応対するほどいそがしくはならないのだが、まあ明日の準備のつもりで。

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 出店業者の3分の2くらいは前日も出店されていた。
 ヨメさんが目をつけていたのは、うちのお隣の飴細工屋さん。

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 何回も何回も「きくちゃん、作ってもらおうかな」と思案していた。
 そしてついに携帯電話の写真を見せ・・・、できあがり!
 
 「きくちゃんというよりも・・・、ブーちゃんといったほうがいいかも・・・。」

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 お客様はさっぱり。
 去年はそこそこの人出だったが、今年はなぜか人影なし。

 あんまりヒマで、じっとしていると寒いので、明日の1.5kmコースの下見を兼ねてジョギングへ。

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 すると、競技場出入り口付近にたたずまれていた松本さん発見。けっこう長話ができた。
 松本さんは、最近はもっぱらフェイスブックでブログは7月から休止中。私はフェイスブックには手を出していないので、その動向が全く分からなかった。丹波のハーフをDNFされたのを人づてに聞いていたので心配していた。
 松本さんはここ数カ月、太もも裏の肉離れの痛みでレースを連続でDNFされていたそうだ。先週やっど10kmレースを完走できたが、松本さんにしたらとんでもなく遅いタイムだったらしい。明日のハーフも不安だらけとおっしゃっていた。

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 立ち話は寒いので、松本さんといっしょに1.5kmコースを試走。
 いい場所にネコちゃん3びき待機。明日も応援してくれんかなあ。

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 「明日は1.5kmをぶっ飛ばして、来週は『沖縄100キロ』がんばってきます。」
 「えー、1.5kmの次が100? 70倍ですやん。よう分からんなあ。」

 ちなみに、松本さんはフルマラソン以上のレースには出られたことがないそうだ。私が「亀岡の快速ランナー」と呼んでいるだけあります。快速は、近距離を気持ちのいいスピードで走る電車ですから。

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 松本さんとおしゃべりしながら2kmちょっと。
 走り足りないので、同じところをもう一度。

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 さっきもいたワンちゃん。
 「もういっかい来たでー。」

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 なでなでさせてもらった。 
 いいワンちゃんです。

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 さっきのネコちゃんたちは軽トラの下。
 よう太ってますやん。

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 まだ走り足りないので、犬飼川ぞいの道へ。

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 お地蔵さんグループ発見。
 もちろん拝んでおいた。
 「家内安全、夫婦円満、家族の幸せ、病気から快復、下山さんのシティフルマラソン出場・・・。」

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 またまたネコちゃん待機場所へ。

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 みんな出てきてると思ったら、軽トラが移動して居場所がなくなっていたようだ。

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 まだまだ気持ちよく走れるので、体育館の東側へ。

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 次は西へ。
 ぐるぐる回って、2回目のジョグが8kmほど。
 これで合計10km。明日のコースも熟知できたし、ゆったりとしたいい練習になった。

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 今年は去年のような前日イベントが少なかったようで、その分売り上げ減。なかなかうまくは行きません。
 今日は心配していた松本さんとしゃべれたから、それだけで十分。少しの距離だけど、初めていっしょに練習として走らせてもらったし・・・。

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 夕方5時に前日受付終了。
 そのちょっと前から片付けだし、5時半前に会場発。
 途中スーパーで買い物をし、家に帰ったのは7時前。

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 「さあ、きくちゃんあめだよ〜ん!」

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 きくは初物は警戒して近寄らないのに、よっぽどお腹が減っていたのかペロペロペロリン。

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 「あー、きくがきくをなめてるー・・・。」

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2016年12月09日(金)

今日はともやさんの誕生日 [私の好きな人]

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2002年の宵々山コンサートについて語る永六輔さんと高石ともや=佐々木泰造撮影

◎毎日新聞11月29日夕刊・寄稿

   私の永六輔、私のボブ・ディラン
          2人のホメロスに乾杯=高石ともや(フォーク歌手)

 今年の7月7日、七夕に永六輔は星になった。京都・祇園祭の宵々山(よいよいやま)に八坂神社傍らの円山公園音楽堂で僕らはコンサートを30回やり続けた。僕やきたやまおさむらのフォーク歌手勢と永さんが連れて来るゲスト勢の芸が火花を散らすチャーミングな音楽フェスだった。初回は渥美清さん。そして黒柳徹子さん、三波春夫さん。永さんが連れて来るゲストはいつも強者(つわもの)だった。作詞家として有名な永さんなのに40年以上続けたTBSラジオの番組で自作の曲は一度もかけたことがないと自慢するほどに自ら作品を誇ることが少なかった。

   ■  ■

 少年少女合唱団とステージで「上を向いて歩こう」を歌った時のこと。「高石君、なぜ皆はこの歌を明るく笑いながら歌うの」。隣の僕に聞いてきた。「この歌の詩は12歳の少年がつらくて涙が止まらない、思春期の悲しい詩なのに」。信州に疎開していた時の体験だという。「ともや! 君が歌う時は涙をボロボロ流しながら歌いなさい」。耳元での静かな命令にハイと返事をして自分の心にしまい込んでいた。

 相方の作曲家、中村八大さんに男の赤ちゃんが生まれて喜びのあまり、「こんにちは赤ちゃん、オレがおやじだ」と何度も叫びかける姿に感動して作詞した歌が、レコードが完成すると「私がママよ」に変わっていた。

 「京都、大原三千院……」。永さんを乗せて大原あたりを通過する時、運転していた友人が大声で歌った。「やめなさい! そんな変な歌」「『女ひとり』は名歌じゃないですかあ」。僕が褒めると「地名を入れればどんな名所の歌でも作れます。ともや、君は京都暮らしなのだから、地名の入らない京都の歌を作りなさい」。永さんの晩年、テレビ番組「遠くへ行きたい」で京都を巡った時、地名のない京の歌「街」を歌った。「いい歌だね」。そっと褒めてくださった。

 1970年代初めに永さんは「作詞家辞めます」宣言をしている。「宵々山コンサートで、きたやまおさむや高石らのフォーク歌手と仕事をして気がついたんだ。歌は自分で作って自分で歌うのが一番自然なんだ」。著作『大往生』がベストセラーになった62歳の夏、永さんは死をテーマに自分が作詞した「生きるものの歌」を野外ステージでひとりで歌いあげた。

   ■  ■

 その年一年を僕がふり返る「年忘れコンサート」を続けて40年になる。今年は永さんに捧(ささ)げる曲をともくろんでいたら「ノーベル文学賞ボブ・ディラン」。現実離れした知らせにほこりをかぶった『ボブ・ディラン全詩302篇』を開いてギターを弾く。「時代は変わる」「戦争の親玉」「炭鉱町のブルース」「神が味方」。そうさ、ボブ・ディランは僕らのヒーローだったのさ。胸にハーモニカを構え、ギターを弾きながら、ただ一人で立ち、世界に向ってメッセージを発する。彼の歌い方そのものが新しい時代の始まりだった。

 彼のLPを買い集め、彼の詩を日本語に直訳して、限りある音符の中に言葉を詰め込み、速射砲のように新しい時代に向け撃ち放つ。そんなフォークソングとのやりとりを始めて僕も、もう50年が過ぎた。

 ノーベル賞の事務局長は僕らのヒーローを古代ギリシャの詩人、ホメロスに例えて偉大な詩人と称賛した。そうか、永六輔も最後に自作を歌って吟遊詩人になったんだ。

 12月9日は私の75歳の誕生日、その翌日の授賞式に同じ75歳のボブ・ディランは欠席らしい。星を見ながら2人のホメロスに乾杯だ。そして50年歌い続けた自分にも……。(たかいし・ともや)
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 今日12月9日は、高石ともやさんの誕生日。
 私と同じ12月、それも「9の日」とはうれしいねえ。

 本当なら「9の日平和ラン」をする日なので、それプラス「ともやさん誕生日おめでとうラン」にしたかった。しかし、今日は寮2(出町)24時間。走る時間がありません。

 メールアドレスを知らないのでFAXで「おめでとう」を送ろうかとも思ったが、家を出るのが早朝6時ずぎなのでやめときました。
 でも前に「ウルトラ用のシューズのことを、もっとブログに書いてください」とおっしゃっていたので、たぶんこのブログを見てくださっているんでしょう。だから、ここに書いておきます。
     ◇     ◇     ◇
 「高石ともやさん、75歳のお誕生日おめでとうございます。いつまでもいつまでもいい歌を歌って、私たちを楽しませてください。また、体力の続く限りこの先も走り続けてください。」
     ◇     ◇     ◇
 ボブ・ディランにノーベル文学賞が決まった時、「日本やったらきたやまおさむかなあ」と言っていましたが、高石ともやさんを忘れていました。
 でも私がともやさんに一番望んでいるのは、東京オリンピック聖火ランナーの最終走者です。その時、78歳8か月になっておられますが、それくらいのこと全然平気ですよね。
 
 あさってのホノルルマラソンは、40回連続出場。もうそれだけでも、「最終走者」の資格十分です。
     ◇     ◇     ◇
 (ウィキペディアより)
 ランナーとしても活躍し、国内外のマラソンやトライアスロンの大会にも数多く参加している。ホノルルマラソンには、第5回の1977年(36歳)の初参加以来、毎年連続出場している。
 また、日本初のトライアスロン大会(第一回全日本トライアスロン皆生大会)にて優勝を飾っているほか、トランス・アメリカフットレース(アメリカ大陸横断レース)の第二回大会に参加し日本人初の完走者となっている。
     ◇     ◇     ◇
 今日はホノルルのホテルで「2016ホノルルマラソン 陽気に走ろう! 宵々パーテー」をされるんですね。いいお誕生日になりそうです。

 めざせ、東京五輪聖火最終走者!
 いや、「股のぞきの研究」で有名になった「イグ・ノーベル賞」でもいいですよ。

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2016年12月08日(木)

「初めからウォーク」試行ラン [ランニング]

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 「沖縄100キロ」まで、あと10日。
 今さらですけど、いろいろなことを試している。

 とりあえず、ウェアは半そでTシャツとロングタイツ。この時期の沖縄は、ロングタイツでは暑い。しかし、スピードをわざと抑える意味でもロングタイツのほうがいいと思う。

 シューズはねえ・・・。今まで長い距離用のシューズで一番いいと思ったのは「アディゼロタクミ・レン」。これはうちの廉と同じ名前ということもあってすごく気に入っていた。現在「レンブースト2」になっていて、手に入らないかヨメさんに聞いてみたが、メーカーにも「ワイド」しかないらしい。残念ながら断念。
 次に考えたのは「ターサージールTS」。去年3月の「なごうら100キロ」は、初代「ターサージールTS」で完走できた(ただし、14時間31分。)「京都キャロット」の在庫で「ターサージールTS4」の26.5cmがある。ヨメさんに「負けて」とお願いしたが、「ビタ1文も負けられん」そうだ。11000円はきついなあ。
 「それなら、今はいているシューズでなんとかしましょか」ということで、今日は「GT2000NY4」を試してみることにした。でも、このシューズはいつもはいているシューズの1.5倍の重さ。だいじょうぶかなあ。

 走法については、今回は「村松流・初めからウォーク」を試行。前回は、ラン5km+ウォーク0.3kmでやってみた。最初はこれで行けそうだが、後半は無理でしょう。今日は、ラン3km+ウォーク0.3kmをやってみよう。

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 自宅から宝が池のジョギング起点までが約3km。
 宝が池自体は1周1.5kmしかないが、横道に入って行ったらちょうど3kmくらいになるコースがとれる。

 宝が池に着くと、いつものネコちゃんがお出迎え。

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 貸ボート屋さんの前には、こんなんもいましたわー。

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 宝が池のジョギング起点に到着。
 ちょうど3km、17分59秒。
 これに300mウオーク、3分24秒。

 今日着ている長Tは、先日と同じ色のものだが薄手。今日は風がないのでこれで十分。

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 途中から横道にそれて「子どもの楽園」方面へ。

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 「子どもの楽園」前の車止めのあたりで折り返して戻ると、1周3kmくらいになる。

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 ネコちゃん発見。
 すばやくシャッター!
 写真を撮りにくいネコちゃんをうまく撮れるようになった。腕上げてます。

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 落ち葉がすごい。
 この落ち葉の下に、石ころなどがかくれている場合があるので要注意。

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 また、ネコちゃん発見。
 ここにはぎょうさん住み着いているみたい。

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 1周目3km(右回り)、17分46秒。
 300mウォーク、3分34秒。

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 2周目(左回り)、18分29秒。
 300mウォーク、3分32秒。

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 自動販売機を守るネコちゃん。

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 夕日が国際会館に当たってきれいだったので撮影しておいた。 

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 3周目(右回り)、18分33秒。
 300mウォーク、3分30秒。

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 4周目(左回り)、18分10秒。
 300mウォーク、3分22秒。

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 これなんの写真か分からないと思いますが、だいぶ上のほうにいたネコちゃん。

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 えーと、これは貸しボート屋さんの・・・。
 いや、ガラは似てるけど色がちがうな。

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 こちらは自動販売機ネコ。
 ずっと動かずにいたんですね。

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 ここから自宅へ。

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 帰りは近道。
 2.8km、18分13秒。

 全部で19.3km、2時間05分38秒。
 6分32秒ペース。878カロリー。平均心拍145、最大心拍203、ピッチ161。

 村松達也さんに「ランとウォークのローテの加減」を教えてもらおうかと思ったが、たぶん「自分でいろいろ試してみてください」と言われるだろう。
 私は、前半はラン5km+ウォーク0.3km、後半ラン3km+ウォーク0.3kmで行こうと思う。もっとしんどくなったら、最終はラン1km+ウォーク0.3kmですかねえ。

 「GT2000NY4」はゆっくりジョギングには最適なシューズだと思うが、私にはやっぱり重すぎた。これで14時間は耐えられない。また一から考え直し。

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【今日のきく】

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 今日ヨメさんは、急きょメーカーの展示会へ。
 なぜか事前に知らされてなかったようで、テスト期間中なのに無理していくことになった。
 元々バイトさんをお願いしてあり、きくの出勤はなし。昼間っから、オッサンとながーいお散歩。

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 まずはコンビニにお支払いに。

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 早くも○ンコ出ましたー。

 さあ帰ろうかという時になって、いつもは行かない方向に行きたいという。
 本当は犬の行きたいところに行かせるのはよくないらしいが、今日はヒマなので特別許可。

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 京都市水道局の静市貯水槽があるところ。
 こちら方面に、ネコちゃんの気配でもしたんかな。

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 のぼってのぼってのぼって・・・。
 なかなか上まで着かん。
 途中休けいで記念写真。

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 貯水槽前、到着!

 きくもハーハー言いながら、楽しそうに上ってきた。

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 木立の隙間から見える景色は最高。

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 下りるときに階段の数を数えると319。

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 いつもとちがうところに散歩に行けて、満足なきくちゃんでした。

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 あと、夜の6時半と8時半にも散歩に行きましたよー。
 明日は私がバイトでいないので、サービス、サービス。

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 私らはヨメさんが買って来てくれた高いケーキ。
 きくは晩ごはんの残りの小芋の煮物。小芋をあげるとあわてて隠しに行き、ヨメさんが見に行くと、取られると思ってあわてて飲み込んだそうだ。かわいすぎるやん。

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2016年12月07日(水)

ブログ復元、これで終了かな [ブログ]

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 今日は寮1(二条)17時間。
 ここは、午後1時から4時までに適当に休けいしてくださいと言われている。
 いつもは長いすに寝転がってウトウトしているのだが,今日はこの時間に消滅したブログの復元の作業。今日でほとんど復元できた。

 今年の2月12日から10月25日までの256日分、325の記事。全部は無理やったけど、95パーセントくらいは復元できたかな。

 これで良しとするか・・・。
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第10回丹後100kmウルトラマラソン(2010.9.19)

 ここまでできたのは、すべてアドバイスをしてくださったfukikoさんのおかげ。
 6年前の「第10回丹後ウルトラ」の私設エイドで写真を撮らせてもらったのが出会い。そのあとは、保護猫の里親探しの活動をされているブログ「猫と過ごす、こんな一日」の愛読者としてのお付き合い。
 まさかそんな方から、「命の恩人」レベルのアドバイスをいただけるとは・・・。たいそうにと言われそうですが、本当に助かりました。

 10月25日からさかのぼって探していったのだか、いきなり10月24日の「第28回諏訪湖マラソン・続き」が見つからず。いろいろ検索ワードを変えてやっと見つかったと思ったら、ほぼ写真のみの初期公開版。(私はとりあえず写真だけアップして、記事を翌日に書き加えることが多い。)この完結版の記事は見つからないまま。

 しかし、そのあとは順調。
 病気が発覚して入院手術した10月3日以降はカンペキ。この時期、もう自分では余命宣告を受けるものと覚悟を決めていたので、今まで忘れかけていたこともたくさん書いていた。それが見つかってよかった。

 さらにさかのぼる。
 9月25日「第4回信州駒ヶ根ハーフマラソン」と7月16日の「第30回やぶはら高原ハーフマラソン」だけが見つからない。
 「諏訪湖、駒ヶ根、やぶはら・・・、長野のマラソン大会から妨害電波でも出とるんか?」
 「駒ヶ根」は、たまたま今日見つかってアップ。そんなふうに「諏訪湖・続き」や「やぶはら」も、この先ポンと見つかったりするんでしょうかねえ。

 さらにさらにさかのぼる。
 6月24日の「名護定番」
 6月23日の「第4回一人沖縄平和ラン」
 6月22日の「映画見て、猫吸って、英気を養う」
 6月16日の「今年は別ルートで沖縄平和ラン」
の沖縄シリーズが見つからない。
 「一人沖縄平和ラン」は、4回目にして初めて真樹が応援に来てくれたので、なんとしてでも見つけたい。

 あとは、6月20日の「ドッカーン、プッシューーー」と4月12日の「走る時間がないですね」が見つからず。これはともにガードマンネタだが、たいしたことも書いてないようだしまあいいか。

 325記事中、行方不明は8記事。
 95パーセントと言っていたが、97.5パーセントですか。
 写真は元々のSDカードから取り入れ、記事は見つかったものをいちいちコピー。一つの記事に50枚ほどの写真を使っているものもあり、時間がかかりました。
 それでも、一つの記事が復元できるごとに体も元気になったような気がする。弱りかけていた心は、もう完全に元に戻った。
 
 あとは、また消えてしまわないように手を打たなくては・・・。

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2016年12月06日(火)

ウルトラ走法 [ランニング]

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 やっと「沖縄100キロ」のナンバーカードなどが送られてきた。
 さあ、喉元切開手術から2ヶ月半後の100キロウルトラを完走できるのか。

 完走のために、ウルトラの走法について考えてみたい。
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◎「パオパオだより」2012年11月24日、「第33回瀬戸内海タートルフルマラソン・前日受付」より

 今日とってもうれしいことがあった。
 知る人ぞ知る村松達也さんに、超久しぶりにお会いした。22年ぶりくらいだろうか。むこうから声をかけてきてくださった。うれしい!

 村松さんは、世界をまたにかけるウルトラマラソンのスペシャリストです !!

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 私の記憶が正しければ・・・。

 1991年4月、小学校教師を辞めたてのとき。熊本CTCの永谷誠一さんたちが主催の「別府〜熊本140km」レースに参加した。私の初ウルトラレースである。深夜0時に別府をスタートし、街灯のない真っ暗闇の山の中の道を走り、やまなみ街道を通って熊本を目ざすウルトラレースである。仕事がなく、ヨメさんは妊娠中というのに何をしてたんかとあきれられるでしょうね。
 そのときのダントツの優勝者が村松さん。前後のランナーもまったく見えず、それこそ闇雲に走り続けていたのが初ウルトラの私である。
 「藤井さんの前は村松さんだけですよ」と、途中で大会役員さんに教えてもらってビビってしまった。もちろん私は半分の70km過ぎから失速し、130km地点20時間(夜8時)で収容されてしまった。(最後まで走らせてくださるという約束だったのだが・・・。)
 私は、ウルトラ界の有名人・村松さんのことはよくよく覚えていた。ウルトラの話題になると、ヨメさんにも村松さんのことをよく話していた。
 「村松さんはなあ、あんな速い人やのに初めからウォークを挟んで走らはんにゃでー。」

 私が村松さんのことをよく覚えているのは当たり前として、「お久しぶりですねえ」と言って顔を出してくださった村松さんが意外だった。
 メールアドレスや、ホームページ、ブログも教えていただいたのでこれからまた楽しみ。
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◎「ウルトラマラソン」 (窓社) 1992年6月

●村松達也さん

1. 練習すること。あたりまえのことですが、他のランナーや主催者、ボランティアに対しても、最低の礼儀だと思います。
2. トレーニングの方法を考えること。人の体はそれぞれ個性があり、自分に合った練習法を早く知ることが大切だと思います。たとえば150Km走を1本やる方が力がつく人もいれば、3日間連続して50Kmずつ走る方が効果がでる人もいます。疲労のたまりやすいタイプのタイプの人もいれば、早く抜けるタイプの人もいます。
また、レースの距離の長さ(100Km、200Km、500Km、1000Km)によってもまるっきり異なるはずです。
3. トレーニングの時から、ウルトラマラソンについて理解しておくこと。ウルトラマラソンは、苦痛を伴うものであり、金銭的な負担や、仕事上でも不都合があるものです。足にはマメができてあたりまえ、生活が苦しくなったり、職場で辛い思いをするのも現状の日本では覚悟する必要があると思います。
4. 走る場所の天候や地形をよく知っておくこと。ウルトラマラソンは大自然の中でのレースであるという認識が必要です。雨や強風が一日中続く地方もあれば、日中は40度、夜は零下というところだってあります。その環境に十分対応できる精神と肉体を作り上げるよう努力しなければならないと思います。
5. 自分の体の癖をよく知っておくこと。長いウルトラマラソンの場合、故障は必ず起こるものと考えておいた方がいいです。そのためには故障の原因となる肉体的な原因(癖、アンバランス等)を知っておく必要があると思います。
6. レース中はリラックスとコンセントレーションをしっかりと。他のランナーと知り合いになったり、ボランティアと話をしたりしながら、集中力を失わないよう気分転換をはかるのもよいと思います。
7. 給水給食はこまめに取っておくこと。脱水やエネルギー切れを起こさないために、必ず早めに摂っておくか、いつでも摂れるよう携帯することをお勧めします。
8. サポート・ボランティアのことを忘れないこと。サポート・ボランティアは自分達を支えてくれるかけがえのない家族です。たとえ、言葉は満足に通じなくても、必ず理解しあえる筈です。あることを忘れない。
9. 自分の目的を確認すること。走り続けるための原動力です。自分は何のために努力して練習し、レースに参加したのかをよく理解しておくことが大切です。
10. 諦めないこと。決して自分から諦めないこと。
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 おかしいなあ、どこにも「初めからウォーキングを挟む」と書いてないなあ。たしかにそう聞いた記憶があるのに・・・。

画像(300x168)

村松さんの葡萄園

村松さんの観点から自己採点してみると・・・。(5点満点で)

1.練習量 2点
2.トレーニングの方法 4点
3.ウルトラマラソンについての理解 4点
4.走る場所の天候や地形についての理解 4点
5.自分の体の癖についての理解 5点
6.リラックス 5点、コンセントレーション 1点
7.給水給食 5点
8.サポート・ボランティアへの感謝 5点
9.自分の目的の確認 5点
10.あきらめないこと 1点

 100点満点に換算すると、これで70点ほど。まあまあ合格ですかね。

 この中で一番大事なものは、9の「自分の目的の確認」です。
 今回このウルトラマラソンに出ようと思ったのは、余命宣告を受けるかもしれなかったから。私のことを心配してくださった皆様に、元気に走っていることを見てもらわなくては。

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【RUN】

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 村松流の「初めからウォーキングを挟む」をやってみる。
 どれくらいのローテかよく分からないのだが、私なら5km走って500mウォーキングかな。
 どこを走るかいろいろ考えたが、鴨川だと途中切り上げて帰るのということもしやすいのでここに決めた。

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 自宅→上賀茂橋→鴨川右岸を南下。

 今日は小学校の適応マラソンが花盛り。

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 スタートから5km、26分44秒。
 ここでウォーキング。

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 500mウォーキングのつもりが、300mでもう走りたくなってしまった。300mを約3分で。
 本当は、その走りたい気持ちをコントロールできるようにならんとあかんにゃけど・・・。

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 四条大橋を過ぎたところで、京都走ろう会の斎藤さんから声をかけられた。
 まさかこんなところでお会いするとは・・・。
 やっぱり遠出しないとダメですね。こうして知り合いに会えるのも、ちょっと足を伸ばしてみたから。

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 四条をちょっとすぎたところで通行止め。
 しゃーないし上の道を。

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 松原橋を渡り、鴨川左岸へ。

 朝ちょっと雨がぱらついたが、このころは青空が出て安定した天気になっていた。

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 10.3km、55分57秒(この5km、26分11秒)。
 3分のウォーキングを含めてこのタイムなら上出来です。

 ここからまた300mウォーキング。2分44秒。

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 鴨川左岸はずっと河川敷を走れるのかと思っていたのに、途中で通行止め。

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 仕方ないので上の道へ。

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 13km近くになったので、ここで折り返し。
 十条通あたりまで来たのかな。

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 折り返したら強烈な向かい風。
 ここまで思っていたより楽だったのは、追い風やったんですね。

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 向かい風に負けないようにがんばって走った。
 「沖縄の風はこんなもんではすまんぞー!」と思いつつ・・・。

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 15.6km、1時間26分33秒(この5km、27分51秒)。
 時折全く進めないような突風も吹いてきたが、その割にはがんばった。
 またここから300mウォ−キング。2分44秒。

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 20.9km、1時間56分33秒(この5km、27分15秒)。
 またここから300mウォーキング、2分47秒。

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 鴨がいっぱい。 
 これでこそ「鴨川」です。

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 上賀茂橋のところから河川敷から離れ、アスファルト道へ。
 お地蔵さんがあったので拝んでおいた。

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 自宅前で5kmにならなかったので、団地内のワンブロックをぐるっと。

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 (5+0.3)×5で26.2km。

 26.2km、2時間28分24秒(この5km、29分03秒)。

 これはキロ5分40秒ペース。
 ウォーキングを挟んでこのペースなら、いいかも!

 1534カロリー、平均心拍168、最大心拍207、ピッチ172やそうです。「最大心拍207」って、やばくないかい。

 今まで人のアドバイスなんて聞いたことなかったが、次の「沖縄100キロ」は、村松流「初めからウォーキングを挟む」で行ってみますかね。

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【今日のきく】

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

(訃報)

 今日、雲ケ畑の高山牧場から喪中はがきが届いた。
 「いったい、どなたが?」と思い、よく見ると高山菊司さん。
 「えー、まさか・・・。」

 菊司さんは確か私より3歳上。まだ65にもなっておられないはず。きくのふるさと「高山牧場」で、ずっと乳牛の世話をしておられた。
 もちろんうちの「きく」の名前は、「きくじ」さんからもらったもの。

 真樹が沖縄に行く前(4年ほど前)に、当時7歳だったきくを連れて行って見てもらった。(2013年3月12日「きくの里帰り」)
 もう一回くらい、きくのことを見てもらいたかったなあ。
 今年の2月に走って行ったついでに寄らせてもらったのだが、菊司さんの姿はなかった。その時からお体が悪かったのだろうか。

 先日、きくは「牧場育ちの血が騒ぐ」という大活躍をしたばかり。ちょっとここにはくわしくは書けないのだが、ヨメさんと「牧場でお母さんから牛の守り方を教えてもらってたんやなあ」と感心していた。

 「きくちゃん、高山牧場のおばちゃんに会いに行って励ましてこなあかんね。」
 長生きしような。

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