パオパオだより

2011年04月01日(金)

1991 [昔話]

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 1991年4月1日。
 ふーん、あれからちょうど20年か。

 今日、新聞を見て思い出した。「エイプリルフール」のことではない。毎年この日に新聞発表される「京都の教職員異動」。ちょうど20年前の今日、私の小学校教員退職が新聞に載った。

 この事実を知れば嘆くであろう唯一の人、私の母はこの3ヶ月前に亡くなっていた。話せば分かってくれる父には、この前の日(3月31日)に説明に行った。父は、私の予想通りの反応だった。

 文部省と京都市教育委員会の圧力に、ただの一人も抵抗することのなかった京都市小中学校の校長。あんな「成れの果て」のような人間だけにはなりたくない。

 私が話し終わり帰りかけるころ、父はひと言だけ私に言った。
 「だいじょうぶか。」

 「へへへー」
 私はいつもどおりヘラヘラしながら帰っていった。

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 そのとき、ヨメさんは(当時「ヨメさん」なんて言っていたのだろうか)妊娠6ヶ月。お腹の中に4ヶ月後に生まれてくる廉がいた。ヨメさんは当時も今も同じ。私の行動に対してゴチャゴチャ言ったことがない。

 ヨメさんには、「生まれてくる子どもに、胸をはれる父親でありたい」というようなことを言ったつもりだったが、それは夢の中のことであったかもしれない。
 「多種多様な意見が無視され、みんなが同じことしか言えない世界は恐ろしい」というようなことは言ったような気がする。なにしろ20年も前のことですから・・・。

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8ぴき中6ぴきしか写っていません

 4月に上賀茂東後藤町に引越し、そこで「京都キャロット」開店(現在の通販事務所)。犬1ぴき(エリ)、猫8ひき(キャロちゃん、チョンちゃん、ルビコ、パティコ、チビンタ、ネーモちゃん、コメちゃん、あんも)もいっしょに引越し。

 引越し用のダンボール箱に空気穴だけを開けて、そこにネコちゃんらを詰め込み移動。新しい家に着いたら、中からバリバリ破って出てきたなあ。1つの箱に何びきかずつ入れていたので、パニックにはならなかったようだ。でも、箱の中はムーと暑くなっていた。ああ、なつかし。

 エリちゃんは死に、猫8ぴき中7ひきも死んでしまった。その中で残っているのは、もうすぐ22歳になる黒猫あんもちゃんだけ。
 
 当時ヨメさんのお腹にいた廉は、この8月で20歳。3年後に生まれた真樹も、8月には17歳。
 私は35歳から55歳に。ヨメさんも20代後半から40代後半に。
 この20年間にいろいろありました。
 さて、これから・・・。

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エリちゃん

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2011年03月31日(木)

「わさお」 [映画]

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 「人が腐れば、町は沈む」

 だったと思う。
 熊出没で、鰺ヶ沢トライアスロンを中止した方がいいという意見が出てきたとき、地元の年配者が言った言葉。なんと、タイムリーな・・・。
 けっきょく、「おれたちもにぎやかしに出るペー」となって、この話をしていた三老人もトライアスロンに出場へ。

 「こんな非常時にマラソン大会は中止すべき」と主張する人にぜひ見てもらいたい映画です。
 って、そんな映画じゃなかったか?

 ふだん特別なことをしてないのに、「今、私にできること」と急に言われても・・・、何もない!
 ほとんどの人がそうだと思うのに、テレビの影響か「勘ちがい人間」が増えている。
 「今、私にできること」は、できるだけ今までと同じように暮らしていくことである。自分の心も他の人の心も腐らせないことである。
 「わさお」の飼い主さんも、何も特別なことをしたのではなく、今まで他の犬にしてきたのと同じように「わさお」の世話をしただけなのだろう。

 この映画の一番の見どころは、「わさお」の鼻がビミョーに左右にふるえるところ。あれは犬好きにはたまらんねえ。思わずねぶりたくなるなあ・・・。

 いっちゃん泣いたのは、「なぎさ」の・・・。これ以上は書けません。

※ 私の大好きなブログ「晴徨雨読」の3月29日付の記事はよかった。「何か変だぞ」、ぜひ見てください。

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2011年03月30日(水)

めざせ、伊江島ハットトリック [ランニング]

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 1試合で3ゴールを決めることをハットトリックという。

 4月9日の「伊江島マラソン」まで、あと10日。「伊江島」では、1日に3km、5km、10kmと3レースで3位入賞をねらっている。
 今さらジタバタしてもしょうがない。今からできることは、自分が本来持っている実力を本番で100パーセント発揮できるよう持って行くことである。

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 今日はできるだけ本番に近い日程で3レースのシュミレーション練習をしようと思っていた。ところが、お昼に映画「わさお」、そのあとラーメン、1000円散髪と行っていたので、出雲路橋に着いたのは5時。この時間からだと、休みなしで3km5km10kmを走らなければ真っ暗になってしまう。

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 コインパークに車をとめ出雲路橋に向かう途中、かわいいワンちゃんに遭遇。
 「あれっ、前に写真撮らせてもらったことありますわ。背中がハスキーちゃんの柄で・・・。えーと、お名前は?」
 「みゅうです。」
 「メスですよね。歳は?」
 「6歳です。」

 帰ってから調べたら、1月2日の京都走ろう会例会の時にであったワンちゃん。そのときは男性の方が連れておられた(今日は女性。)そのときは、「2歳」って言ってはったんやけど・・・。

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 3位入賞には去年の2位のタイムを目標にと思っていたが、軌道修正。この期に及んで、目標設定を下げよう。

 去年の50代3位  3km 13分30秒
              5km 21分27秒
             10km 46分44秒

 目標設定を下げたら、ふっと気が楽になった。

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 今日も京都走ろう会例会のコースを使う。
 まずは3.1km。
 「さあ、いくでー」と走り始めたら、土手にネコちゃん。これはスルーできんわな。

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 いやまー、めっちゃええポーズとってくれてるやん。

 こんなん見ながら走った3.1kmは14分31秒(3km換算14分03秒)。まあ、ウォーミングアップがてらのつもりやったんでこのタイムでもいいでしょう。

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 1kmつなぎのスロージョグのあと5km。
 スタート地点の近くのベンチに、一人の若い男性(高校生か大学生)。ベンチに将棋板を置き、棋譜を研究していたようだ。そこに通りかかった一人の男性が声をかける。
 なかなかいい場面だったので、思わずシャッターを押した。

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 葵橋の下には黒猫ちゃんが悠々と歩いていた。
 「ねこちゃーん!」と呼ぶと立ち止まって、こっちを向いてくれた。

 5kmは今日は意外と楽に走れた。
 22分14秒。いつもいっぱいいっぱいで走ってもたいしたタイムが出ていないのだが、今日は楽に走ってこのタイム。ええぞー。

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 5kmの後半、お腹が痛くなってきた。
 出雲路橋の公衆トイレへ。
 【注意】そこに紙はありません。必ず持って入るように。(私はいつもウエストバックに入れています。)

 だいぶ薄暗くなってきたので、つなぎのジョグを省略。さあ、すっきりして10kmへ。

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 途中のネコちゃんの写真もすばやく撮り・・・。

 丸太町橋 11分11秒
 出雲路橋 22分33秒(11分21秒)
 御薗橋   34分19秒(11分46秒)
 出雲路橋 45分47秒(11分28秒)

 10kmもいつもより楽に走れて、そこそこのいいタイム。
 3kmを全力ではなく押さえ気味にしておいたら、そのあとの5km10kmが楽ってことですかね。本番もこれでいきますか。

 今日は、3.1+1+5+10+1で20.1km。

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 走り終わったのは7時。あたりはもう真っ暗。
 写真を撮っておこうと思ったが、適当なところはなし。上の写真は、出雲路橋から出町方面を撮ったもの。光が全部「6」の様に写ってしまった、いとおかし。

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2011年03月29日(火)

しょろバイ2週目 [雑用]

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 「しょろバイ」こと初老のバイトも2週目。
 先週は、水木金の3日間で完全に腰がやられてしまった。バイトの先輩(大学生)の話によると、震災の影響で水の注文が急に増えたらしい。
 お米が重いとは聞いていたが、それより重い伏兵的存在の「水」があったとは。たぶん2リットルペットボトルが6本箱入りになっているので12kg以上。それをワゴンの1番下の段に押し込む時の腰の痛さったら・・・。「早くも弱音を吐く初老のオッサン」になりかけていた。

 昨日いつも通り朝6時半に着くと、先週山積みだった水がまったくない。
 「欠品で、当分入らないらしい。」
 「やったー!」

 土日ゆっくり休んだのと水の欠品で、崩壊しかかっていた私の腰はなんとか持ち直してきた。ああ、よかった。
 あちこちで水がないと大騒ぎになっているのに、ここでは「水がない」と聞くと「やったー」です。皮肉なもんです。

 元々このバイトは、トラックによる配送のほうで応募していた。ところが、1次面接は突破したのだが2次で脱落。「もしよかったら、朝の荷物仕分けと積み込みのほうも募集してますけど・・・」と言われ、けっきょくそこに行くことにした。

 面接の時おもしろいことがあった。
 「一つ心配なのは、藤井さんの歳の半分にもなっていない若い者がえらそうに言うかもしれません。それはだいじょうぶですか。」
 「・・・」
 私はその意味がよく分からなかった。仕事のよくできる人がそうでない人にえらそうに言うのは、まあ当たり前。それに歳の上下は関係ない。うちなんか、毎日毎日歳下のヨメさんにポロカスにゆわれてますがなー。

 そんなきっつい人がここにもいてはんのかなあと、半分ビビリながら、そのまた半分は期待しながらの初日だった。ところが、私の指導係になったのはやさしい大学生。なんと、初老の私に気を使って敬語です。申し訳ない。

 右手中指の先の挫滅がなかなか回復しない。先っぽに感覚がないので、しっかり物がつかめていない。これも腰を痛めた理由の一つかもしれない。

 今日を入れて5日。慣れたころに大ポカをするので気をつけなければ。

 明日は丸1日休み。
 「わさお」、見に行こうっと。

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うちの「わさお」系

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2011年03月28日(月)

伴走教室・続き [ランニング]

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 後半は、長居の周回コースを使っての実技。

 しかし、その前にどうしても書いておきたいことがある。
 鈴木さんのお話が終わり、質疑応答の時間になった。そのとき、私のすわっている左側の一角がにわかに騒がしくなった。

 向かいあって身振り手振りをする2人組があちらこちらに。そこから手話を発信する人。その手話を受け取って鈴木さんに通訳する人。
 質問を受けた鈴木さんは即座に答えを返される。それを聞いて手話で発信。それを受けて、また身振り手振りで伝える人。

 こう書いても何のことかよく分からないでしょう。
 一番最初の質問者は「盲ろう」の方。私が身振り手振りだと思っていたのは、たぶん「指点字」。「指点字」を受け取ってそこから手話を発信していた方も聴覚障害の方。その手話を受け取って鈴木さんに通訳していたのは、講義中にずっと手話をしていてくださったMさん。
 えーい、まどろっこしい!
 動画でも撮れたらよく分かるんですが・・・。「撮らせてもらっていいですか」とお聞きするだけでも大変だし。
 でも、たとえどんなに時間がかかっても、大事な事がちゃんと伝わっているのが分かって本当によかった。この様子を子どもたちに見せたかったなあ・・・。

 「盲ろう」の方がたて続けに3人質問をされた。その内容は、鈴木さんがお話の最後のほうに説明されていた競技会での伴走のルールについて。 
 その質問に対して、鈴木さんは「厳格なルールは国際大会やその予選会などだけで、一般の大会ではほとんど気にすることはありません」と答えておられた。

 ちょっちょっちょっ、それちょっとちがうでしょ。質問された「盲ろう」の方は、「いつか国際大会に」との意気込みで質問されているのだと私は見た。国際大会に出るのはそんなに簡単な事ではないし、その予選会に出場する機会すらなかなかないことだろう。でもね、私らもおんなじですけど夢はでっかいほうがおもしろいんです。
 ここは、こう言ってほしかった。「競技会に出るからには、いつ国際大会に選ばれても困らないようにしっかりルールを覚えておきましょう」。

 私が見た限りでは、多少ややこしいルールでも、あの「指点字」通訳さんがしっかり説明してくださると思えた。鈴木さんも、「盲ろう」の方にちょっと気を使いすぎだったかも。もっともっとみなさんの可能性を信じて・・・。

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 さて、実践編ですが・・・。
 
 2人組を作ることになったのだが、おしとやかな私(?)はあまってしまった。やっと、ランナーではない方でこの教室に参加されていた男性がペアの相手になってくださった。二人とも視覚障害者ではないので、アイマスクをつけて交代で伴走の練習をすることになった。

 初めは、その男性にアイマスクをしてもらい私が伴走。ただし、その男性はランナーではないので早歩きのスピードで。全部で30組ほどだったが、あっという間に私らのペアが最後尾になってしまった。
 その男性のお名前は忘れてしまったが、お友だちが長居わーわーずにおられる関係でこの伴走教室に参加されたそうだ。ふだんも、知的障害者のイベントなどのお手伝いをされているらしい。

 早歩きをしながら話したこと。
 「もし私が目が見えんようになったら、ずっと家にとじこもったままになってしまうやろね。」
 「そうですよね。出かけるときに気軽に人に頼めるかというと、むずかしいですもんね。」
 「この伴走教室も3年ぶりゆうてましたなあ。」
 「そうですってね。私みたいに伴走やってみたいっていう人はけっこういやはると思うんです。でもかえって迷惑かけたらたいへんやし・・・。3年に1回とかじゃなくて、ずっと定期的に開いてもらいたいもんですわ。」

 長居周回コースのだいたい真ん中まで来たので交代。
 私がアイマスクの番だったのでつけてみたが、中にティッシュをはさんでいるので真っ暗ではない。ちょっと中途半端だった。長野の善光寺の暗闇通り抜けくらいにしんとあかんかったね。

 伴走してもらって思ったこと。
 とてもじゃないけどこわくて走れない。長居周回コースはきれいなアスファルトであることは知っているのだが、やっぱりこわい。
 それと、距離の感覚がまったく取れない。景色もよく覚えているはずだが、今どのあたりを走っているのかが分からない。
 私がレースに出るときは、「今○kmやから、あと○km」とかそんなことばっかり気にして走っている。目が見えないと、そのへんはまったく分からない。鈴木さんのお話の中で「歩数を数えて」というのがあったが、長い距離だとそれもむずかしいだろう。
 それと、これは私だけかもしれないが、どうしても伴走者に引っ付いて行ってしまう。途中何度も伴走者の横腹を小突いてしまった。やっぱりむずかしい。

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 伴走に対する不安を少しでも取り除こうと思ってこの教室に参加させてもらったのだが、逆に不安が増えてしまった。その不安を少しでも減らしていくには、心の寛大な視覚障害ランナーの伴走をさせてもらうことでしょうか。

 「どなたか、私を指名てくれません?」

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 全員が戻ったところで、今日の「伴走教室」は一応終了。
 ただ、今日は「長居わーわーず」の定期練習会の日で、多くの会員さんが残って練習された。

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 中には、宇佐美さんといっしょに今日の復習をされる方も。

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 その横を軽快に走り去っていかれたのは、ロンドンを目指しておられる和田さん。
 和田さんのスピードはとうてい無理だが、ゆっくりランナーの伴走なら私にもできるかも。伴走者を育てると思って、どなたか私を使ってくれませんかねえ・・・。

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2011年03月27日(日)

伴走教室 [ランニング]

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 「どこが、伴走教室やねん!」 とおっしゃるあなた。
 まだまだ「パオパオだより」の読者としての修行がたりません。

 表題にほとんど関係なくても、かわいいワンちゃんを見つけたらそこから記事が始まるんです。

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 あっ、そうそう。そもそも、今日の「伴走教室」は、ブログ「犬と猫と過ごす、こんな一日」のふきこさんに教えてもらったもの。犬の写真から始まっても、何もおかしいことはない。

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 ご夫婦と娘さんの三人がかりで散歩させておられた2ひきのわんちゃんは、もちろん雑種。ぱっと見がそっくりだったので、兄弟かと思いました。
 右の愛想よく笑っているほうが、はる・1歳。左の白足袋が、なつ・3歳。両方メス。

 「よっしゃー、これは今日もいいタイムがねらえるぞー。」
 ちゃうて。今日はレースとちゃうて。「伴走教室」やって!

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 長居競技場の裏手にはこんな立派なモニュメント。

 「こころよりからだへ からだわがいとしきもの
  よわひともにこのおもきつちけりてかなたへ

  からだよりこころへ こころわがたのもしきもの
  たづさへてはしりたたへむこのつちをこえ」
 

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 この近くにはかわいいネコちゃんも。
 しっぽぐるりん巻きやん。

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 こっちは同じがらでもしっぽが短い。
 まあ、堂々としたいいネコちゃんたち。

 ネコちゃん見てたら思い出す。ふきこさんのブログに出てきているノラ猫ちゃんらはだいじょうぶかなあ。きのう、また雪やったもんなあ。

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 「伴走教室」の会場は、長居公園内の大阪市長居障害者スポーツセンター。
 受付は9時からと書いてあったが、だいぶ早く到着したので中の施設を見せてもらおうと思いセンターに向かった。ところがセンターに着いてびっくり。集まった皆さんが、建物の前で寒さにふるえておられる。
 実際入り口が開いたのが、ジャスト9時。たとえ外で障害のある方やお年寄りが寒がっておられようと、1秒たりとも早く人を入れてはあかんわけやね。「いったい、これはなんじゃいな」と思ってしもたなあ。

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 2階の第1会議室は次第に人が集まり、最終的には満杯に。

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 最初に、主催・長居わーわーずさんからのごあいさつ。

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 次に、長居わーわーず会員さんである「めぐちゃん」からのごあいさつ。

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 宇佐美彰朗さんの講義。

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 ともにモントリオールオリンピックに出られた水上則安さんが、この日のために九州から出てこられたそうだ。

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 宇佐美さんが理事長をしておられるNPO法人「NSVA(日本スポーツボランティア・アソーシエーション)」の理事である鈴木邦雄さん。この方のお話の中には、心に残る言葉がたくさんあった。 

 その中でも、一番は「千差万別」という言葉。
 「視覚障害」と、ひと言でみなさん全員をひっくるめて考えてしまってはいけない。視覚障害の現れ方にもいろいろあるし、まずその前にその一人一人の考え方もちがう。伴走者が一番に心がけることは、視覚障害ランナーがしたいようにしてもらうこと。ランナーががんばりたいときにはがんばれるように、がんばりたくないときにはそのようにあわせること。(私には、それは伴走者が「じゃまをしないこと」というふうに聞こえた。)

 伴走中のケガや事故の経験者は8割を超えるらしい。これは、伴走者が良かれと思ってしたことが逆効果になっていたのかもしれない。
 また、前日のホーム転落事故にもかかわらずそのままフルマラソンに出場した人もいたとのこと(フルマラソン完走後の病院での診断は、クモ膜下出血)。それは、わざわざ遠方から来てもらった伴走者にすまないという気持ちからであったそうだ。お互いに気を使いすぎて、その結果がこれでは問題だ。

 よく「相手の立場に立って」とか言われる。でも、私にはそんなこと初めから無理だと思っている。そんな私がいつも心がけているのは、相手がどんな人であろうと「いつも普通」。それで相手を不愉快にしてしまうこともあるかもしれない。でも、そんな時はあやまって、それからもっといい方法を考えていったらいいと思う。そのほうが、気を使いすぎるよりはましだと思っている。

 今回の震災でも、できるだけ普通に・・・。おかしいですかね。


(注)まだ、続きます。

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