2008年04月06日(日)
第24回日本平桜マラソン [ランニング・出張販売]
いつもレースのスタート前、自分なりに今日のテーマを決める。
今日は天気もよく、春らしい絶好のコンディション。東京から近いこともあり、女性の参加者も多い。ランスカランナーが多いかも。ブログに載せられないかなあ。
23.4kmの部のスタートはかなり込んでいた。
1km過ぎくらいから、だらだらとした上りが始まる。
小さな川沿いに見たこともない桜が。なんと、一本の木からいろいろな色の桜の花が咲き乱れ・・・。
もうすこし進むと、日本平動物園。ここは、大会前日、家族4人で何回も行った。山の上の爬虫類館に行き、スーパースライダーですべって降りてくる。これがおもしろかった。 ハイエナの「星」くん、元気にしてるかな。子どもがついて来なくなっても、動物園は行きたいな。
3km過ぎくらいから、前を行くランスカランナーに追いついてきた。
「写真、撮らせてもらっていいですか。」とか、「ブログに載せてもいいですか。」とか声をかけたかったのだが、できなかった。一番の原因は、その表情の険しさである。
何人ものランスカランナーに追いつき声をかけようとしたが、みんな厳しい顔だった。
上り坂が延々と続くのだから、あの表情も無理もない。ただ、ランスカはまわりの注目をあびているのだから、もうちょっとにこやかに走ってほしいと思った。私が見たかぎりでは、みなさんランスカが似合っていただけに、よけい残念。
10km手前、山の頂上付近。ランナーにタッチして応援されている人がいた。近づくと、テレビカメラと音声マイク。
「あっ、パッション屋良さん。」ウェストバッグからデジカメを取り出し撮っていると、向こうから話かけられた。
「すごいですね。カメラを持って走ってるんですか。」
「はい、いつも。」
「今日の調子は?」
「はい、バッチリです。」
そこを過ぎると、後は下り。足がスイスイ前に出る。
ぱっと目の前に広がる駿河湾。そして、その向こうに真っ白な富士山。
その時、急にある人のことが頭に浮かんだ。
「高石てるえさんが、ここを走れるようになったらいいのになあ。きっと、きれいな富士山を見て喜ばはるやろなあ。」
ガンと戦っておられる高石ともやさんの奥様。勝手に応援したいけど、迷惑かな。マラソン大会で応援メッセージを身に着けて走る、というのはどうやろう。絶対使ったらあかん言葉は、「がんばれ」やね。
「いっしょに走ろう、高石てるえさん」
「しっかりにっこり、高石てるえさん」
「待ってます、高石てるえさん」
こんなとこで、どうでしょう。
そんなことを考えながら走っていると、もう大通り。もう15km地点。
だいぶ前に23.4kmの部に出たが、ゴール前、渋滞の車の排気ガスを吸いながら走ったといういやなイメージが残っていた。それは、最後の2kmくらいだと思っていたが、後8km以上。
こんな長かったっけ?
ただ、前よりは車が少ないようにも思う。
しかし、排気ガスよりも気になりだしたことがある。山下りでスピードアップしたため、2時間切りの可能性が出てきた。残り5kmくらいからは、かなり、前のランナーを抜いた。
残り1kmくらいからは、もう時計を見る余裕もなく、最後は息絶え絶えのゴール。うーん、2時間ちょっと越えてもたー。くやしー。
とその時、「キャロットさん、後でお店行きます」の声。
「あっ、馬杉さん!」
ああ、こんなところにランスカ美人が。最後の最後に追い着いたようだ。
馬杉さんは、元kappa社員で現役ウルトラランナー。今は退職されて他の仕事をされているが、今もうちの通販を利用していただいている。
私が知っているウルトラランナーの中で一番の美人です。うちのヨメさんいわく、「あんなきれいな人やのに、何が彼女をウルトラに駆り立ててんのかなあ。」
別に、人は何かつらいことがあってウルトラに走っているのではないと思うんですが・・・。
馬杉さんのゴールタイムを聞いて、ビックリ! 2時間0分18秒。なんと、私と同タイム。
「2時間切れへんかった二人ということで、いっしょに写真を」 うまいことお願いできました。
もちろん、撮影役はうちのヨメさん。トイレに行くひまもなく一人で働いていたのに、やっと帰って来たと思ったら、「写真撮って」てか? そら、怒るのも無理もない。ごめんね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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