2014年04月04日(金)
「金沢マラソンに行くぞー!」 [私の好きな人]
今、私と東京の下山利博さんとの合言葉は「金沢マラソンに行くぞー!」
日常生活用の普通の車イスでフルマラソンを完走される下山さんの夢は、「公道を使ったシティフルマラソンに出場し完走すること」。しかし、私の地元の「京都マラソン」をはじめとしてすべてのマラソンが門前払い。個々の状況などの聞き取りをする姿勢すらなく、頭から「車イス不可」。抽選に参加する権利を奪い、その結果を一喜一憂する権利も奪っている。障害者差別禁止の法律や条令を作っている立場にあるものが主催者であるのに、「これはどうして?」と思わずにはいられない。
下山さんにとって金沢は特別思い入れのあるところ。犀川河川敷で開催されている「マラソンに挑戦する会」に毎年参加されていた。2008年は車イスのタイヤがパンクしてしまいリタイヤ。しかし、2009年から2011年は3年連続で4時間40分前後で完走。この大会がゴールデンウイークから9月開催に変更されたため、ここ数年は来られていない。それでも、この経験からなじみのある金沢の街を走ってみたいという気持ちになるのも十分に理解できる。
大会概要を見てみると、やはり「車いす不可」と書いてある。これは他の大会同様「他のランナーと接触した場合に危険」という理由だろう。しかし、まだ「実施案」の段階であるはずなので、まだまだ働きかけの余地はある。
今日、金沢マラソン組織委員会にメールを送った。もちろん、下山さんの今までの実績を知ってもらい、大会応募を認めてもらうように要望するものだ。
金沢は「京都のイケズ」とはちがうと信じたい。
2月22日に下山さんからいただいたコメントは重かった。
「パオパオさんには、本当にお世話になります。
生きているうちに、一度でいいので健常者の方と一緒に公道のマラソンに参加をして、生きている喜びを共有したいと思います。
必ず元気になります。一緒にまた走りましょうね。」
私も同じ気持ちです。
私が生きているうちに、下山さんのシティフルマラソン出場を実現し、一緒に走って完走を喜びたいと思っています。
ご自分のマラソン出場のことが気になるランナーのみなさん、そのエネルギーを応募さえさせてもらえない下山さんのために少し貸していただけませんでしょうか。
「ずっとずっとマラソンに出たいと思いながら門前払いを食らっている下山さんの夢を実現し、みんなで喜びあいませんか。」
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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