2013年10月30日(水)
第46回勝手に国労応援ラン〜また「やんちゃ村」さんから〜 [ランニング]
「『やんちゃ村』ってゆうから、チョイ悪オヤジでも出てくるんかと思ったら、『どっこも悪ないオヤジ』が出てきたなあ。」
「うまい!」
先月に続き、JR奈良線シリーズ。今回はヨメさんがついてきてくれた。
まずは「やんちゃ村」さんのランチセットで腹ごしらえ。
私はハンバーグセット。
ヨメさんはパスタセット。
「このガーリックはちょっときつい。このあと浮気しに行かんなんのに、この口では・・・。」
「なんてー!」
デザートのケーキと飲み物もついて1300円。
これはお勧め。
コーヒーがすごくおいしかった。
高台からゆったり景色を見下ろしながら飲むコーヒーは、最高。
今日しゃべっていて、やんちゃ村奥様がうちのヨメさんの大学の後輩であるということが判明。30年前の薄れ行く記憶をたどって、二人が盛り上がっていた。
奥様は、2週間前に足を骨折。トレイルコースの下見として山を走っておられるときに「グギッ!」と来たらしい。そんな状態でも休まず働いておられる。
「大変でしょうけど、がんばってくださいね。」
ここから夫婦別行動。
ヨメさんを伏見大手筋商店街へ送り、私はJR黄檗駅へ。
JR黄檗駅の近くのコインパークに車を入れ、3時過ぎスタート。
宇治川を越え・・・。
まず、めざすはJR宇治駅。
駅手前には、茶団子をバラ売りしてくださるお店が。
宇治川マラソンの帰りにいつも買っているお店。
JR宇治駅到着。ここで、ちょうど3km。
こんな茶壷のポストがあった。
「満寿美、ますみ、・・・そう言えば、うちの父はヨメさんのことを『眞寿美』ではなく『満寿美』と勘ちがいしてたなあ。」
JR小倉駅到着。
迷走も含め、ここまで5.5km。
この先からさらに迷走。
「線路があったー」と喜んだら、それは近鉄。
「わしゃー、どこを走っとるんじゃー!」
「よかった。交番があった。」
「近くにJRの駅ありますか」とお聞きすると、なんとこのすぐ近くがJR新田駅だった。
JR新田駅は、大通りから入った目立たない場所にあった。しかし、高校生がたくさん降りてきた。小さいが活気のある駅だった。
ここまで約8.1km。55分45秒。
「今日はこれくらいでかんにんしたろ。」
JR新田駅から黄檗駅へ。
「(元国労の)中野さんは、こうじさんがそんなことしても何も喜んではらへんやろう」とヨメさんは言う。
「なんやかんや理由つけて、ただ走りたいだけやしー。」
「そうか、それやったらええ。」
なんやよう分からん夫婦ですわ。
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2013年10月29日(火)
続・いりえゆかさんに聞け! [私の好きな人]
「いりえゆか門下に入らせていただきます。」
「えー、そんなそんな。」
「ウルトラのかみさまー」と手を合わせて拝む。
「えー、そんなそんな。」
去年は「諏訪湖マラソン」の日程変更のため出店できず、いりえゆかさんには会えなかった。まるまる2年ぶりの再会。以前は体の痛みでゴール後にまっすぐ立てず、動きもできないくらいだったいりえゆかさんなのに・・・。(今でも「いりえゆかさん」と言えば、諏訪湖マラソンゴール後に痛みで固まってしまったあの姿を一番に思い出す。)
しばらく会わないうちに、初ウルトラ100kmでサブ11のランナーになられているとは。何がどうなっているのかさっぱり分かりません。もうここまで行くと、私から見れば神の領域。いりえ門下に入れてもらって、一からウルトラをやり直したいという気持ちもあります。でも、「そんなそんな・・・」ですから、無理ですね。
思い当たることと言えば・・・。
私は若いころトライアスロンをやっていて、当時出場に際し義務付けられていた負荷心電図をとってもらっていた。そのときお世話になったW先生(女医さん)は、ご自分の医院に負荷心電図をとりにきた十数人のデータを分析し、講演で発表された。
その講演を聞いていた私は笑ってしまった。
スイム3.9km、バイク180km、ラン42.195kmの「第1回びわ湖トライアスロン」の完走者でW医院にかかったランナーの最大酸素摂取量が表にまとめてあった。ほとんどの選手が一般成人の平均を大きく上回っていた。しかし一人だけ飛びぬけて低く、一般成人の平均さえ下回っている選手がいた。
「なんちゅう低さ。笑ってしまうねー。これで完走とはある意味すごいねー・・・、ってそれボクやん!」
結論。
私は元々フルもウルトラも無理。そんなん適してないんです。それに反して、いりえゆかさんはめっちゃ最大酸素摂取量が多いにちがいない。1kmのスピードで100kmを走りきってしまうランナー。そうゆうことですね。
「どうしたら短い距離も速くなりますか」といりえゆかさん。
「いや、何をやってもほとんど効果ないと思いますよ。ボクが何をやってもウルトラが完走できなかったのと同じで、いりえゆかさんには短いのは向いてないんですよ。」
「えっ、そうなんでしょうか。」
「いいことばっかり続くより、よくないこともあってまたいいことがあるほうが楽しいじゃないですか。」
でも初ウルトラ100kmサブ11で、この上にまだなにがしたいんかなあ。そこをもうちょい聞いとけばよかった。また、ブログ「ラスティックなひとりごと」をしっかり読むことにしましょう。
手作りケーキ、ありがとうございました。
すごくおいしかったです。
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【RUN】
昨日も走らなかった。
今日は久しぶりにコーナン往復5km。28分27秒。
左ヒザも痛くならず、しっかり走れた。でも、今度は右ヒザがちょっと気になる。
1kmをプラスして今日は6km。
これから少しずつ距離を伸ばしていこう。
夜は外食。すぐ近くの中華料理店。
安くていいのだが、消費するエネルギーと摂取するエネルギーのバランスが崩れている。はっきり言って、今の私はデブです。あーあ。
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2013年10月28日(月)
清水さん [学校]
「清水さん!」
「先生!」
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夕方6時、店にいるヨメさんから電話がかかってきた。
「ちょっと、店おいで。」
「なんで?」
「何でもええし、おいで。」
店に入って振り向いた顔・・・、というよりあの吸い込まれるような目ですぐに分かった。私が28年前に担任として小学校を卒業させた中の一人、清水さん。
ヨメさんは、「28年ぶりやのに、ひと目見てよう分かったな」と言う。そら分かりますがな。清水さんは、当時そのクラスの人気ナンバーワン女子ですもん。
どこがよかったのかと聞かれるとその評価は分かれるかもしれないが、私は「頼りがい」を一番に上げる。清水さんはさっぱりとした性格で、男子からも女子からも頼りにされていた存在であった。(ついでに、クラス担任の私からも。)
それと、相手の目をしっかりと見て話す話し方。これは、自信もなく相手をしっかり見ずに話すことが多かった私にはグサッときましたね。
私が清水さんの小5の担任になる前の年、ヨメさんが講師で同じ学校の小4の担任をしていた。ヨメさんは清水さんの担任ではなかったが、同じ学年だったので清水さんのことはよく知っている。その清水さんが来店してくれたので、私を呼び出しくれたのだ。
小さな山の学校から街の大きな学校に移り、最初に担任させてもらったクラスは男女の仲があまりよくなかった。「次こそは男女仲のいいクラスにしたいなあ」と思っていた。そしたら頼りがいのある女の子がたくさんいてくれてたおかげで、5クラスあったその学年で一番の仲良しクラスになった。清水さんは、そんな仲良しクラスづくりに大きく貢献してくれたメンバーの一人である。
私自身みんなが仲のいいクラスにしたかったのだが、具体的にどうすればいいのか分からなかった。そんな時、本気で「男女みんなが仲のいいクラスが一番いいクラス」と思ってくれている子がたくさんいることが分かった。
「どうしたらみんな仲良くなれるかなあ。」
私はいつも、そんな子らに聞いてみた。そして、その子らが出してくれるさまざまなアイデアを次々と採用。子どもたちの発想は大人よりずっと豊かです。そのアイデアのたいていがうまくいきました。本当にいい勉強をさせてもらいました。
その清水さんも、いまや中2女子・小6男子・小3女子の3人の子の母。その2番目の子が、大文字駅伝の予選会に出ると言う。あちこちのスポーツ用品店でシューズを探したがいいのが見つからず、そこで「京都キャロット」を思い出してくれたらしい。ありがたいことだ。
当時は1クラス45人近く。私のようないい加減な先生をどうしても許せない子もいれば、「先生に頼らず、自分たちで楽しいクラスにしていこう」という子もある。清水さんは後者だった。
清水さんは、その小6の息子にいろいろな話をしてくれているようだ。
「不幸の手紙が来たら自分に出してくださいってゆわはった先生?」と小6息子。
「そう、でもそれはそんなことしたらあかんっていうことを教えてくれはったんやで」と清水さん。
「そんなことゆうとったなあ。『不幸、大好き』とかわけの分からんことゆうとったなあ」と私。
「車のナンバーに『4』と『9』が入ってた先生?」
「そう、でも『9ろうな4』やからええねんって言ってはったなあ。」
「そんなこともゆうとったなあ。」
「藤井先生のとき、まっつんとおんなじクラスやったんやで」と清水さん。
「まっつんて、お母さんが好きやった人やんなあ」と小6息子。
「なにー、そんなことまで息子にゆうとるんかい!」と私。
「雪降ったら、必ず鴨川に遊びに行きましたよねえ。」
「教科書の最後まで行ったことないですよね。」
「遊んでばっかりでしたね。」
あー、とんでもない担任でした。でも、清水さんはそんな話を息子たちに自慢げに話したり、元担任のヨメの店にもこだわりなく来てくれる。あー、ありがたやありがたや。
「この店はヨメさんが社長で、その稼ぎでおっちゃんは食わしてもろてるわけや」と小6息子に説明。これは必ずゆわなあかんとヨメさんから念を押されているから。でも、小6息子はポカンとしていた。
「帰ってから、お母さんにしっかり説明してもらいなさい。」
長男の直磨君と次女の杏奈ちゃん。来てくれてありがとう。かわいい二人を見ているだけで、幸せな気分なれたよ。長女の祐奈ちゃんにも会いたいな。お母さんにすごく反抗してるって。ああそのバトル、見たいなあ。たぶん、横にいるだけでビビリまくりやと思うけど・・・。
一応、帰り際に直磨君にアドバイス。
「とにかく落ち着いてね。落ち着きすぎても1500mくらいやったらアッと言う間に終わってしまうからあかんけど・・・。一番あかんのは、走ったのかどうなんだか分からんままに終わってしもたってゆうやつ。それやったら、最初からバンバン行ったほうがええで。自分の持ってる力を100パーセント出せるよう、しっかり走ってな。」
末っ子の杏奈ちゃん、お兄ちゃんのシューズを買いに来るのに付き合わされて退屈だったでしょう。ときどきお母さんから「ダメッ!」とかきつく言われたりしてね。おっちゃんは、お母さんの「ダメッ!」に杏奈ちゃん以上にビビッてましたよ。
名前の漢字を聞いたとき、分かりやすくくわしく説明してくれたね。「きー書いてくち書いて、奈良のな」。もうそれだけで「いい子」と思いました。また来てね。待ってるよ。
北上支部の予選会は今度の木曜の午後。直磨君の応援しに行こうと思ったら、バイトの日やん。何とかならんもんかなあ。直磨君の劇走、見たいなあ・・・。
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【今日のきく】
今日は店でちょっとはしゃぎすぎて、ヨメさんに怒られましたー。
こんなかわいいミニシェパードなのに・・・。
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2013年10月27日(日)
第25回諏訪湖マラソン [ランニング・出張販売]
前日宿泊は、諏訪インターすぐ近くのビジネスホテル。
うちの車は日産キャラバンのスーパーロングなので、他の車の出入りの邪魔にならないように一番奥の一番端に停めに行った。すると、そのすぐ横にかわいいワンちゃんが。
尻尾たれたれでかわいそうだったが、ちょっとさわらせてもらった。
今日の朝5時半、真っ暗な中ガレージへ。
すると、お隣りの車のワンちゃんの飼い主さんがもう来られていた。
「おはようございます。」
「おはようございます。」
「昨日、ワンちゃん、勝手にさわらせてもらいました。」
「そうでしたか。」
「京都からですか。」
「そうです。」
「マラソンですか。」
「はい。初めてなんですけど。」
「うちも京都からなんです。会場でランニング用品の店を出してるんで、見に来てください。」
「あっ、京都キャロットさんですよね。私も北区なんで、またお店に行かせてもらいます。」
「ありがとうございます。ぜひ来てください。」
「なな・メス・9歳」
京都から長野まで、大変やったね。でも、連れてきてもらってうれしそうやったね。
「諏訪湖マラソン」は、私が出張販売に行って唯一出場しない大会。その一番の理由はトイレの問題。もうだいぶ前なるが、スタート前のトイレの列がすごく長くて、あきらめて最後尾に並んだ。
スタート地点に到達するのにだいぶかかり、そのあとも前が混雑していて抜けず。お腹はちゃぽんちゃぽん。地獄の苦しみで、5km地点あたりにあったトイレまで走った経験がある。もうそれ以来出るのがいやになった。
明け方の気温が6℃くらいまで下がる予報だった。しかし朝方は無風だったため、予想していたほど寒くは感じなかった。
「これなら、そんなにトイレ行きたくならないかも・・・。」
ただ、去年より1000人増えて8000人が一斉スタート。トイレに行っていて、この最後尾に並ばせられるとえらいことになりそう。
10時スタートのあとは静けさが戻る。私はたいていレースに行くので、ヨメさんはこの時間が退屈らしい。一人だと出店テントを離れるわけには行かないし。
「諏訪湖マラソン」はハーフの距離あわせのため、湖畔一周の前に長方形に走ってまたスタート地点に戻ってくる。ここで4km。
さすがに男子トップは12分ちょっとで通過。
18分過ぎに、観客から「オー」という歓声。
「にしおかすみこさーん!」
「○×△・・・。」
ファンからの呼びかけに手を振る余裕。
それにしても、キロ4分半ペースなのに楽そうに走っておられた。
そのままで行けたら、ゴールは1時間35分!?
毎年出場されているペンション「ラスティック」のいりえさんご夫妻の写真を撮ろうと待ち構えていたのだが、見つけられなかった。来年は4kmの看板前で待っていますので、ポーズを決めてくださいね。
前日の雨でグランドが心配だったが、その点はほとんどだいじょうぶだった。これなら、走り終えたランナーのみなさんもまた見に来てもらえそう。
男子トップは2連覇の牛山選手。1時間6分26秒。
女子トップは五味選手。1時間24分28秒。
いいなあ、優勝者インタビュー。
いつか私も・・・???
にしおかすみこさん、1時間38分45秒。
先日の私の「舞鶴」のタイムとわずか1分差。かなり走りこんでおられるようだ。
走っておられる姿はすごくかっこよく、取り巻きが多くなるのも無理はない。その分、こちらは写真が撮りにくかったけど・・・。
あんまりいい天気なので、ちょっとだけでも走ってみようという気になった。
4km地点すぎから湖畔をジョギング。
まるまるとふとったカモさんが・・・。
今日は大勢のランナーがお騒がせしてすまんかったね。
お昼過ぎからだんだん風がきつくなり、体感温度は下がっていった。早目にゴールしたランナーはよかったが、時間のかかるランナーは体が冷えてきつかったかもしれない。
2kmほど走ったところで折り返し。今日は4km弱のジョギング。この程度なら、左ヒザは全然だいじょうぶ。
今年からコースが陸連公認になり、400mほど短かったらしい旧コースに距離あわせの「出べそ」みたいな往復コースが加えられたらしい。
これで陸連公認の部を前からスタートさせてくれたら、また出てみたいなあ。(ひょっとして、もう公認の部あるんかなあ。)
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2013年10月26日(土)
きくの猫センサー [わんこ・にゃんこ]
明日は諏訪湖マラソン。
その準備で店の前に停めてある車に荷物を積んでいたとき、「ニャー」という声。
裏をのぞいてみるとネコちゃんがいた。でも、すぐにどこかへ行ってしまった。
そこへ、きくちゃんとヨメさんが。
店に来てしばらくすると、きくが「フェンフェンフェン・・・。」
「きくちゃん、さっきまでネコちゃんいたけどもうおらへんわ。」
「フェンフェンフェン・・・。」
「そうか。そこまでゆうんやったら、自分の目で確認し。」
そういって表に連れ出すと・・・、「おったー!」
きくの猫センサーはすごい!
このネコちゃんはまだ中猫で、犬や人間の恐さを知らないので遠くまで逃げてはいなかったようだ。けっこう興味津々でこちらを見ていた。
私の「ネコちゃん見つけ」センサーも精度が高いと思っていたのだが、きくちゃんの猫センサーにはまいりました。
「ネコちゃーん、恐がらずにまた遊びに来てやー。」
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【RUN】
お昼前、久しぶりにちょっとだけ走ってみた。
左ヒザはまったくだいじょうぶだったが、体が重くて重くて。この5日間で2kgほど太っている。
3kmを16分33秒。これに1kmプラスでたったの4kmだが、もうフラフラ。一挙に距離を増やすわけには行かないので、元に戻るにはだいぶかかりそう。あーあ。
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2013年10月25日(金)
島袋匠選手 [マラソン評論]
◎朝日新聞10月24日朝刊
逆境乗り越え頂点へ
第45回全日本大学駅伝 来月3日号砲
第45回全日本大学駅伝対校選手権は11月3日、愛知・熱田神宮−三重・伊勢神宮の8区間、106.8kmで行われる。大会に臨む選手たちの出身は全国各地にわたる。高校時代は目立った実績がない中、強豪チームの主力になったり、回り道を経験したりなど、逆境から這い上がった選手も伊勢路に挑もうとしている。
【岐阜経大・島袋匠(1年)】 沖縄出身 初出場に貢献
今大会、沖縄県内の高校出身で唯一、全日本の舞台に立とうとしているのが、岐阜経大の島袋匠(1年)だ。
沖縄本島北部にある本部町立本部中から本格的に陸上を始め、北山高の3年時には全国高校駅伝に出場し、3区を走った。区間44位でチームは最下位の47位だったが「こんな舞台でまた走りたいと思った」。
県内に駅伝強化に力を入れる大学は少なかった。進路で迷っていた時に、舞い込んだのが岐阜経大の揖斐祐治監督からの誘いだった。
揖斐監督の母校の駒大の強さは知っていたが、監督が学生3大駅伝全てで区間賞を取るほどの名ランナーとは知らなかった。「インターネットで知って驚いた。どうせ続けるならこんなすごい人の下でやれたらと思い、入部を決めた」
自らを含め、この春23人が入部。島袋は部内の選考レースを勝ち抜き、6月29日の東海地区選考会に出場した。実戦では初の1万メートルで、目標の31分台には約15秒届かなかったが、チーム初となる本大会の出場権獲得に貢献し、「そんなに遅れることなく、僕もやれる」。新たな目標を手に、更なる大舞台を目指して練習を重ねてきた。
「伸びしろはすごくある」(揖斐監督)という島袋の将来の夢は体育教師だ。「伊勢路の舞台を走って、この経験を将来的に子供たちに伝えたい。それに沖縄出身者としても、頑張っているところを見せたい」
■第45回全日本大学駅伝出場校
札幌学院大(10大会連続22回目)
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東北大(4大会ぶり8回目)
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駒大(18大会連続20回目) シード
東洋大(6大会連続21回目) シード
早大(7大会連続19回目) シード
日体大(4大会連続36回目) シード
明大(6大会連続7回目) シード
日大(15大会連続37回目) シード
山梨学院大(2大会連続26回目)
法大(8大会ぶり9回目)
青学大(2大会ぶり3回目)
中央学院大(4大会ぶり7回目)
帝京大(4大会連続7回目)
大東大(6大会ぶり38回目)
順大(6大会ぶり19回目)
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新潟大(3大会連続9回目)
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中京大(6大会連続34回目)
岐阜経大(初)
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京産大(2大会ぶり41回目)
関学大(3大会連続5回目)
立命大(13大会連続25回目)
大経大(2大会連続19回目)
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広島大(7大会連続11回目)
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第一工大(19大会連続19回目)
日本文理大(8大会連続8回目)
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東海学連選抜(オープン参加)
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■出身高 兵庫が最多28人 愛知27人
全日本大学駅伝には、全国各地からランナーが集結する。今大会には各チーム13人が選手登録。それぞれの出身高を都道府県別に分け、傾向を読み解いてみた(東海学連選抜は除く)。
15人以上は、北海道、愛知、京都、兵庫、鹿児島の5都道府県。最多は兵庫の28人だ。駒大1年の中谷圭佑ら、全国高校駅伝で最多8度の優勝を誇る西脇工や、6度優勝の報徳学園の出身者が多くを占めている。
27人で2番目の愛知は豊川や中京大中京、22人の京都は洛南、19人の鹿児島は鹿児島実などの強豪高出身者が名を連ねている。
16人で5番目に入った北海道はやや事情が違う。近年、全国高校駅伝で上位に入る高校はないが、道内から札幌学院大へ11人が進んだことで順位が上がった。鹿内万敬監督は「まずは道中心部の札幌へと考える選手が、比較的多いのではないか」と語る。
地元の大学へ一人も進学しなかった県は宮城。仙台育英出身者など10人全員が関東の大学へと進んでいる。公立高が健闘する地域は東北、北信越、中国。山形南、六日町(新潟)、尾道北(広島)などの出身者が国立の東北大、新潟大、広島大のメンバーに入っている。
全国で最も人口の多い東京は3人。沖縄は1人だった。四国で5人以上の県はなく、高知は唯一のゼロとなっている。海外の出身はすべてケニアで、3人がエントリーされている。
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昨日、バイト先でいつものように朝日新聞を読んでいた。
そこで見つけた「全日本大学駅伝」の記事。名護の玉城さんから情報をもらっていなかったら、すっと見過ごしていたかもしれない。
去年私も応援させてもらった沖縄・北山高校出身の島袋匠選手。全日本出場の選手の中で唯一の沖縄出身。大学1年から「全日本大学駅伝」に出場できるとはすばらしい。(たぶん、ほとんどの読者が「きたやま高校」と読んでしまうと思う。「ほくざん高校」ですから。今年も高校駅伝の沖縄県代表の有力校です。沖縄県大会は11月1日。みなさん、こちらの応援もよろしくお願いします。)
11月3日は仕事でテレビ観戦もできないが、きっと沖縄にいる真樹が私の分まで応援してくれるでしょう。島袋匠選手は、真樹と同い年のイケメン選手です。チラッとでもテレビに映るといいのにね。
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