2012年07月29日(日)
第42回大文字山ランニング [ランニング]
今年は、私、眞寿美さん、真樹の3人が参加。
43人中、私は16位、真樹は39位、真樹の背後に迫る眞寿美さん。
しんどかったけど、楽しく走れてよかった。
家を出たのが9時ちょうど。
銀閣寺下のコインパークに9時20分。スタートが10時20分だったので、ちょっと早すぎたかなあという感じ。コインパークで着替え、さあ会場へ行こうとしたとき、カメラを忘れたのに気づいた。
受付は先に降ろしたヨメさんがしてくれるからいいとして、カメラを取りに帰っていて間に合うのか。
急いで引返して、またとんぼ返り。再びコインパークに着いたのは10時2分。下のコインパークから八神社まで約700m。ダッシュしました。何とか間に合った。今日のアップはこれだけ。
しばらくするとスタート前のコールが始まった。その担当は松山健治さん。走者の安全に万全を期すため、この大会ではスタート10分前にコールがある。
ヨメさんと真樹は、上手に日陰を見つけくつろいでいた。
全出場者43名。
ゼッケンは、ヨメさん26、真樹27、私28。
10時20分、八神社鳥居前をスタート。
京都走ろう会主催の「大文字山ランニング」は、距離1500mで高低差245m。
私らは最後尾をゆっくりとスタート。
去年酉脇さんが待ってくださっていた橋の手前。今年は中村彦四郎さん。
ここで約500m、3分半くらい。ここまでは何とか走れるエリア。ここからは道が険しくなり、ほとんど走ることはできない。
こんな階段ですもん・・・。
お地蔵さん前。
ここで1kmくらいでしょうか。
抜きつ抜かれつの「鴨川走友会」さん。
「たかっちさんのお連れさんですよね。振り向いてください」でパチリ。
このあと1回抜いて1回抜き返され、2人続けてゴール。
最後の階段を上りきると、大きな声援。
私は13分14秒でゴール。去年より1分半も速かった。
福田勝三さんもいいタイムでゴール。
さあ、ゴール目指してがんばっている人たちの写真を撮りに行こう。
「佐藤さん、調子よさそうですやん。」
「いやいや、参加者の最年長やからねえ。」
「74くらいでしたっけ。」
「77歳です。」
「うわー、すごいすごい。あと少しです。しっかり!」
こちらはどう見ても参加者最年少。
ご家族にお聞きすると、「5歳です」。
こちらもすごいです。
それにしても、うちの2人はどうなってんのやろう。もうちょっと下まで見に行ってみるか。
(注)まだまだ、続きます。
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2012年07月28日(土)
ヒマな人しかでけんラン [ランニング]
「昨日の京都の最高気温、37.0やてー。今日もおんなじくらい行きそうやなあ。37℃の時、どれくらい走れるかやってみるわ。」
「それって、ヒマな人しかでけんことやなあ」と真樹。
「うまい! 今日のブログの題、それもーらい。」
「やめてー。」
やめません。
今日も、一日がきくの「帰りません攻撃」で始まる。
あと100mほどなんですけど・・・。
何で、ヨメさんが迎えにきたら素直に帰るんかなあ。
きくは暑さで「ハーハー」言いながらもうれしそう。
もう日が沈むまで散歩には行けへんし。おとなししとかなしゃーないな。
さて午後2時、気温が最高に上がったころを見計らってスタート。
帽子をかぶり、首にはきくの「ひんやりタオル」を貸してもらい・・・。
とりあえず、静原をめざす。
このコースが一番安心して走れる。暑さでフラフラになりそうなら途中で引返せばいいし。
家を出たときはかんかん照り。
市原から静原街道に入ると薄曇り。それでも、気温はほとんど同じ。
静原の在所に入るとまた晴れてきたが、途中で脱いだ帽子は腰に挟んだまま。できるだけ帽子はかぶりたくない。
静原小学校から左手奥に、「京都両洋高校グランド」。
先日、鴨沂高校野球部が初戦で借敗した相手、京都両洋高校は結局決勝戦まで進んだ。鴨沂高校、惜しかったねえ。
江文峠に上る坂はさすがにしんどかったが、この坂は冬でもしんどい。そう思えば、夏も冬もそんなに変わらないのかも。
江文峠到着。
私のGPS腕時計では7.7km。44分07秒。
キロ5分40秒ペースで走ってきたことになる。37℃の割にはまあまあですね。
ここ江文神社で、ご祈願タイム。
「夫婦円満、家庭円満、無病息災・・・」
約1分後、ここを折り返して再スタート。
帰りは、少しだけでも東海自然歩道を走ることにした。
足場は悪いが、木々に囲まれ気持ちがいい。
静原小学校を過ぎてからの真っ直ぐな道。
ここを使ったマラソンがあればいいのに。
途中で山水を飲み、ひんやりタオルを冷やし・・・。
江文峠から野中橋でだいたい5km。
ここまで来れば、家まであと2.5km。
叡電・二軒茶屋駅到着。あと300mほど。
我が家到着、帰りは約7.5km。44分33秒。
帰りはずっと下りなので、もっと早く走れると思っていたのだが行きとほぼ同じ。ちょっと疲れたか。
折り返し1分の休けいを入れて、15.2km、1時間29分40秒。
帰ってすぐジュースをガブガブ。
それでも体重は59.8kg。走る前より1kg以上減っている。
1時間半で1kgダイエット。効率いいねー。
廉は「絶対熱中症で倒れる」と言っていたがだいじょうぶだった。暑くてもまた走ろうっと。
※今日の京都の最高気温は37.5℃でした。
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2012年07月27日(金)
なでしこジャパン18人中17人は・・・ [雑感]
昨日のフジテレビ「とくダネ!」はおもしろかった。
ロンドンオリンピックのサッカーが始まったので、この話題ばかり。特に、サッカー女子は「なでしこ、なでしこ」って、私は今さらですけど今だにこの呼び名には引っかかっている一人です。
だからと言って、「なでしこジャパン18人中17人は『大和撫子』ではない」なんて言いません。
正解は、「なでしこジャパン18人中17人は第2子以降の子です」。
「とくダネ!」スタッフさん、よう調べてくれた。私が以前からゆってる「血液型より兄弟姉妹型」を実証してくれましたねえ。
ついでに言っとくと、日本代表24競技293人中、第1子は69人(27%)、第2子以降は189人(73%)。競技別に見ると、体操が10対9で第1子が多いだけであとはみな第2子以降が圧倒。
兄弟姉妹型理論の第一人者である故・畑田邦男さんも、草葉の陰で喜んでおられることだろう。彼の理論を凝縮すると以下の通り。
「対戦型スポーツは第1子に向いていない。第2子以降の相手には勝てない。第1子に向いているのは、体操やフィギアスケートのような採点競技。」
もうちょっとくわしく書きたいのだが、もうネタ切れ。
今日、畑田邦男さんの古本をネットで探してみたら、1円〜10000円以上までいろいろ。どれもほしい本だが、買えるのはせいぜい1000円までですね。10000円以上って・・・。
私が兄弟姉妹型について以前書いた記事、「遺伝か環境か」。
あんまり参考になりませんけど・・・。
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【RUN】
今日も暑い。夕方6時なのに34℃。
いつもの最短コース、緑の小屋往復3km。15分41秒。
暑苦しくて息がしにくかった。私は酸素が薄いと言われる高地でも全然平気なのだが、高地トレーニングってこんな感じなんかなあ。
いつもの1kmダウンジョグをプラス。今日はネコちゃんはいませんでした。
あんまりのどが渇いたので、100円自販機で「愛のスコール」を買って飲んだ。めっちゃうまかった。でも、そのあとすぐ走ったもんやから、走りながら「ゲポゲポ」。
久しぶりに、やっちまったぜー。
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2012年07月26日(木)
しょうもない張り紙 [雑用]
今日の早朝バイトでのこと。
2階でタイムカードを押して、「さあ、暑いけどがんばって仕事しよう」と1階のドアを開けようとすると、ノブのところに張り紙。正確には覚えていないが、だいたい以下の通り。
◇ ◇ ◇
早朝バイトのみなさんへ
ご近所から苦情が出ています。ガチャンという大きな音や笑い声がうるさいとのことです。気をつけてください。
◇ ◇ ◇
まあ、この張り紙で働く前からどっと疲れが出た。
トラックに荷物の積み込みをしているのだからガチャンという音は当たり前。音がなかったら気持ち悪いちゅうねん。
笑い声? 私らジジイグループはそんな朝早くから大声で笑うほどの元気はありません。2人来てくれている大学生も吹奏楽部のお上品な子だし・・・。早朝バイトで笑い声など聞いたことはない。
どのえらいさんが張り紙したのか分からないが、早起きして状況を見にくるべきですね。だいたい大事なことを伝えるのなら、張り紙ではなくて直接言ってもらわないと。8時ごろ出勤してきて、けっきょく直接は何も伝えず終わりって・・・。「張り紙だけで終わりかーい!」
この4月から早朝バイトのメンバーを1人減らされ、みんなフーフー言いながらもようカバーしあってやっている。笑ってるヒマなんかないし。
どうしても音がうるさいと言われるなら、午前の配達便の出発時刻を遅らせ、積み込み開始時刻を今より遅らせるしかないでしょう。
あと、人数を2、3人増やしてくれれば、大きな音が出ないようにもうちょっとそっと積み込んでも時間に間に合うかもしれない。人数減らしといて、ご近所から苦情が出ないように静かに働けって?
あー、ほんまに「しょうもない張り紙」やった。ジジイ仲間にそう言うと、「そんなもん気にしとったら、仕事にならん」。そうかー。あれは無視したらええもんやったんかー。でもねえ・・・。
それにしても、すぐ前に配送センターがあると分かって新築住宅を買われただろうに(昨年分譲)。そっちもそっちのような・・・。
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【追加】 7月27日
なんと、今日もドアノブに張り紙。
昨日と同じものが張ってあるのかと思いきや、よく見るとちょっとちがっていた。
◇ ◇ ◇
早朝積み込みのみなさんへ
また、いつものクレームが来ています。
バシッという大きな音や大きな笑い声で目が覚めてしまうという苦情です。
申し訳ありませんが、気をつけてください。
◇ ◇ ◇
昨日はずっと気をつけていたのだが、「ガチャン」も「バシッ」もなかったなあ。
大きな笑い声のヒマも状況もないって。
ご近所さん、悪い夢でも見てはんのかなあ。
一つ気がついたのだが、私が出勤する6時20分ごろ、倉庫からの冷凍冷蔵もんを大量に運んでくる超大型トラックがおろし終わって帰っていく。たぶん、6時前ころに来て大量の食品をおろしていくのだ。その食品を、私ら早朝バイトが20台ほどの配送トラックに順番に積み込んでいる。
あの超大型トラックの運ちゃんらは若者やし、「ガチャン」とか「バシッ」とか「ガハハハハ」とかあるかもね。まあ、私らと入れ替わりやから確かなことは分からんけど・・・。
今日も張り紙だけで、私らにはひと言もなかったなあ。そのえらいさん、早起きして見にこんことには解決せんぞ。
ジジィ仲間に張り紙のことをゆったら、「わしゃ老眼で読めん!」とのこと。いちいち反応してんのは私だけかも・・・。また来週も張り紙あんのかなあ。今度はどんなんかなー。
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【RUN】
今日も暑い。
いつものコースはやめて、円通寺へ。
一番近道を通って西門へ。約1.4km。
東門まで来ると1.53km。意外と遠かった。
帰りはいつも通っている道で。家の前でちょうど3.1km。近道も普通もほとんど変わらなかった。これで18分ちょっと。
いつもの団地内1kmダウンジョグコースへ。
今日もいました仲良しネコちゃんペア。
黒いのんはこわがりのようですぐ逃げてしまった。
でも、腹白ちゃんのほうはゴロゴロ。
ずつとずっと、「なでれー、なでれー・・・。」
黒いのんは、それをすき間からじっと見てたみたい。
ほんまはなでてほしいんやろなあ。
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2012年07月25日(水)
第31回勝手に国労応援ラン [ランニング]
今日の朝のきくの散歩のとき、家にはだれもおらず。しかしまた、毎度おなじみ「帰りません攻撃」。だれも助けてくれるものがいない。
でもいつもきくが足を踏ん張りだす公園に、ヨメさんの姿。
「助かったー。」
今日は使用済みてんぷら油の回収日。今年は町内会の役員が回ってきたので、ヨメさんはたいへん(私はなにもしていません)。
きくはヨメさんを見つけて大喜び。残り200mをヨメさんの車でご帰宅。
私はきくの散歩のあと、先月の続きの亀岡へ。
京都市内は9時半ごろですでに34℃。
老ノ坂峠で29℃に下がったが、亀岡駅では33℃。
駐車場を探していると、西友の駐車場が「2時間無料」となっていたのでそこに置かせてもらった。あまりに日差しがきつかったので、私の苦手な帽子をかぶって走ることにした。
この暑さなので無理しないようにしよう。
どこの駅まで行けるかな。
走り出して汗ダラダラかと思ったが、意外と普通に走れる。歳をとるにつれ、暑さに鈍感になってくるのだろうか。若いときはこんな気温のときはとても走れなかったのに・・・。
亀岡駅の一つ北の駅、並河駅に到着。18分くらい。
こんないい展示物があるのに、まったくめだたない。もったいない。
この先から迷走が始まった。
道なき道を走る。もちろんだれとも会わない。これではアピールランにならない。
この踏み切りで待っておられた方に駅までの道を尋ねた。
「ちょっと遠回りになるけど、このまま行けますよ。」
たしかに遠回り。
ただ、アスファルトの上を走るよりは気持ちよく走れる。
電車が見えたのでそちらに走っていった。しかし、線路は横断できず。また元の道に逆戻り。
迷走に次ぐ迷走でようやく千代川駅到着。ここで40分。
駅に入ろうとしたら、切符は反対側にまわらないと買えない。
またまただいぶ遠回りをし、反対側にまわってきっぷ購入(駅の中を横断してもよかったのかな。)ここで本日のアピールラン終了。約45分。
地図で調べたら亀岡駅〜千代川駅は6kmくらいだったが、迷走に次ぐ迷走だったので7kmということにしときましょう。
千代川駅から亀岡駅は180円。
京都行きの電車を待っていると、反対側に特急「きのさき」が通過。
11時50分、電車が到着。
最後尾の弱冷房車両に乗り込む。しかし、汗をかいていたので弱冷房でも寒かった。
窓から線路を眺めていて思った。
「この線路とフェンスの間を整備して、ジョギングコースにしてくれたらなあ。真っ直ぐで気持ちええで。ほんまもんの『駅伝』もできるのに。」
家に帰ってその話をヨメさんにしたら、「電車の風圧で危険」。
そうか、それは考えんかったなあ。
でも、安全に気持ちよく走れる場所が少なすぎるよね。なんかいいアイデア浮かばんかなあ。
並河駅のプラットホーム下で不思議なプレート発見。
「5秒ルール」って、いったいなんやろう?
わずか6分で亀岡駅に到着。
このコース( 山陰本線沿線)も知っているようで知らないところだらけなので、走っていておもしろい。来月は、千代川駅スタートで行けるところまで行ってみよう。
このごろ「勝手に国労応援ラン」が「JR駅めぐりラン」のようになってしまっている。もうちょっと工夫しないと応援にはなりませんね。
元国労闘争団の中野勇人さんは、「国鉄闘争は終わっていない!」と毎月16日前後に国会前アピールラン(フルマラソン)を続けておられます。今月で第5回で、毎回多くの支援者が集まって来ておられるようです。
「次回、国会前アピール行動は、8月17日(金)、第2衆議院議員会館前、9時スタートです。」とのこと。
みなさん、ぜひ応援に!
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2012年07月24日(火)
「左翼・右翼がわかる! 佐高信×鈴木邦男」 [書評]
◎amazonより
内容紹介
◆政治・歴史・思想に関心のある方、必読!
◆左翼・右翼の源流から昨年の政権交代まで、重要人物や事件などを、縦横無尽に語る!
◆「対立」「共感」「爆笑」「苦笑」・・・・・・対話の場に、読者をいざなう1冊!
人物・事件・用語など、知識欲・読書欲をそそる充実の脚注!
【美輪明宏】【二・二六事件】【大杉栄】【あさま山荘事件】【毛沢東】【大川周明】
【石橋湛山】【雨宮処凛】【尊王攘夷】【アジア主義】【小林多喜二】【中江兆民】【玄洋社】
【島津斉彬】【大久保利通】【北一輝】【大逆事件】【赤報隊】【丸山眞男】【松本清張】
【児玉誉士夫】【重信房子】【孫文】【宮崎滔天】【安岡正篤【天皇機関説】【レーニン】
【トロツキー】【赤尾敏】【白樺派】【魯迅】【中島岳志】【石原莞爾】【中野重治】
【出口王仁三郎】【治安維持法】【ヤマギシ会】【よど号事件】【斎藤貴男】【破防法】
【チェ・ゲバラ】【教育勅語】【辛淑玉】【東條英機】【新撰組】【森達也】 など、多数
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐高/信
1945年、山形県酒田市生まれ。高校教師、経済誌の編集長を経て評論家となる。『週刊金曜日』発行人
鈴木/邦男
1943年、福島県生まれ。学生時代から右翼・民族運動に関わる。新聞社勤務を経て、73年、「一水会」を結成して99年まで代表、現在は顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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このブログに「書評」というカテゴリーを設けたのに、まだ記事は3つ。去年の12月以来なし。本を読んでいないわけではないのだが、またいつもの悪いくせ。途中まで読んでどこに置いたか分からなくなってしまう。まあ、集中力がないのにも程があるちゅうもんです。われながら・・・。
久しぶりに最後まで読んだ本「左翼・右翼がわかる!」
本と言っても対談本ですが・・・。
私の知り合いで私のことを左翼と思い込んでいる人がある。前にも書いたが、それは本物の左翼に対して失礼。「私はそんなたいしたもんとちゃいます」ということを説明するためにこの本を読んだ。
佐高氏も鈴木氏も過激な人ではないので安心して読めた。特に鈴木邦男氏は、今までの右翼のイメージを大きく変えた人であると思う。ひと言で言うと「上品な右翼」。私にとっては、「ありえなーい」という感じです。
私の右翼のイメージは、高校に入学して街に出てきたとき(40年以上前)に見た、日の丸を描いた異様な黒塗りのバス。耳をつんざく軍歌。「都会というのは、こんなこともしんぼうせなあかんのか」と不思議だった。それまで「日の丸」に対して特別な感情はなかったのに、これで恐怖のシンボルになってしまった。今でも「日の丸」を見て一番に思い浮かべるのは右翼の街宣車である。
一方、左翼と言えば「あさま山荘事件」。高校の同級生の藤田君は、授業中ラジオにイヤホンをつけて実況に聞き入って興奮していた。まあ、左翼もむちゃくちゃです。仲間を殺してしまうなんて、どう考えても理解できない。仲間内だけで盛り上がりすぎて、仲間割れして自滅ちゅうのが左翼のイメージかな。
今現在の私のイメージは、「右翼は自分たちの主張を外側に向かって暴力的に強制しようとする勢力、左翼は自分たちの主張を内側に向かって暴力的に強制しようとする勢力」という感じです。まあ、ひところに比べると「暴力的」という部分がだいぶましにはなっているような・・・。まちがってますかねえ。私はどっちにしても「強制」は大きらいなんですが。
この本を読んで、だれがだれの影響を受けたかということはよく分かった。そして、元左翼の右翼が多いということもわかった。下段にくわしい脚注があり、それを読むだけでも勉強になった。でも、いまだに「左翼と右翼」はよく分からない。まあ、自己申告みたいなとこもありますね。
右翼っぽい議員や知事や市長がうじゃうじゃと増えてきたけど何でやろう。私の好きだった「革新」はもう死語かねえ。
この本は2010年の出版なので、話題がそんなに古くなくすっと読むことができた。似たような本をもっと読んでみたくなった。
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