2012年07月01日(日)
第25回北栄町すいか・ながいも健康マラソン [ランニング・出張販売]
「いやっ、写真撮ってくれたん? 最愛の夫を見つめる奥さんみたいやん。」
ヨメさんは無言で無表情(ワザとです)。
それを横で聞いておられたお客様が、ニタニタ。
雨が降り続くという、この時期に走るには絶好のコンディション。もちろん狙うは、2週連続5km20分切り。
ゴールに近づいたとき、私のスタートからちょうど20分後にスタートの「小学生3km」のスタートカウントダウンが聞こえてきた。
「スタート10秒前・・・、5・・・、4・・・」
写真はちょうどそのころ。ゴール手前のアーチ横で待ってくれてたんですね、最愛の妻・ますみちゃんは。
しかし、しかし、無常にも目標達成ならず。
ゴールタイム、20分08秒。
それでも、夏場であろうと条件さえ整えば5km20分切りを狙えることが分かった。成果あり!
毎年お世話になっているはわい温泉の「別館湯乃島」さん。そこを出たのは朝5時40分。
このとき雨はやんでいたので、「昼過ぎまで降り続く」という天気予報が外れたかと喜んでいた。
甘かった。
出店の準備ができた7時ごろから、雨は次第にきつくなる。
スタート1時間前くらいになったので、ウォーミングアップ。
3kmの連続優勝を狙っておられる松本一之さんを探しに3kmのスタート地点へ。でも見つからず。
代わりに、いつも大会でお会いするカメラマンさんに遭遇。
「いいカメラなんで、カビがいかないか心配でしょう。」
5kmスタート地点には、岡山の海部さん。
「みかたには行けんじゃったが、20回記念のタオルを送ってきてくれたわ。えらいもんじゃ。」
その手間は大変なことかもしれないが、これをするとしないとでは大会の印象がガラッと変わってしまう。これも、久保井実行委員長さんの発案かな。
けっきょく、アップはいろいろ含めて3kmくらい。この1週間ほとんど練習らしい練習ができていなかったので、本当はもうちょっとしておきたかった。
帽子を脱いでスタート地点へ。私としてはめずらしく15分も前に。
スタートは9時40分。いつもどおり前から2列目。
それまで降り続いていた雨がやむ。走っている間は降ってるほうがいいのに・・・。
先頭集団の流れについて気持ちよく飛び出した。私の体感スピードでは、キロ3分50秒ペース。ところが、1km地点でラップをとると4分06秒。
「ななな、なんで!?」
これでは、20分台後半になってしまうペース。
「距離表示がまちがっているにちがいない。」
そう気を取り直して、前をしっかり見て走り続ける。
2km7分58秒(3分52秒)。こんなスピードアップできるはずがない。
3km12分06秒(4分07秒)。こんなスピードダウン、おかしいやろ。
4km16分08秒(4分02秒)。20分を切るにはそうとうがんばらねば。
最後の1km3分52秒を狙って必死の走り。
ゴール20分08秒(3分59秒)。
くやしかったけど、今後の課題も見えた。
今回は1km地点のラップでちょっとガックリしてしまった。そんなことでどうする。もっと、攻めて攻めて。つぶれてもいいから、攻めて攻めて・・・。
今回は毎年会えるポンちゃんが欠席。
その代わりでもないんですが、かわいいワンちゃん発見。
「リコちゃん・メス・5歳か6歳」
「迷い犬だったんですよ。」
「そうなんですか。カメラを向けたらいやがるワンちゃんが多いんですけど、リコちゃんはちゃんとこっち向いてくれますね。」
「リコは写真が好きみたいですよ。」
「いいモデルさんになれますね。」
去年の四万十ウルトラで写真を撮らせていただいた「笠美人」さんとお仲間のOさんがご来店。うれしくてうれしくて、ちょっとはずかしくて・・・。
「ボクがウルトラで出会った人の中で一番の美人です」
こう言うのが精一杯。
「パオパオさんが『笠美人』と書いてくださったので、お礼です。」
おー、広島名物「もみじまんじゅう」。
うれしいなあ。また、どこかでお会いできるでしょうか。
「おまえ100まで、わしゃ99まで・・・」
いや、私はもう当分ウルトラには出ないんだった。
すべてのランナーがゴールするころ、やっと雨がやんだ。
売り上げ的には最悪だったが、後片付けのときにやんでいると疲れがまし。
いつもどおり、道の駅・大栄のバイキング。私は控えめに、ヨメさんは私の1.5倍は食べていた。お腹こわすっちゅうのに。
でっかいスイカが置いてあったので、写真撮影会。
もうこのころはすっごいいい天気。
売れなかったときは、こんなことをしたりして遊んでいます。
「ハワイトライアスロン」、いいですねえ。名称が泣かせます。
スケジュールさえ合えば出てみたい大会ですね。
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2012年06月30日(土)
道の駅・犬挟 [ランニング・出張販売]
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2012年06月29日(金)
いい思い出持って行ってくれたかな [私の好きな人]
「こうちゃん・・・ですか。」
お通夜から帰ろうとしたとき、幸博君のお姉さんが話しかけてこられた。焼香のときに感極まって泣いていたので分かったのだろう。
「もう、泣けて泣けて・・・。」
「いろいろとありがとうございました。長崎に行けるって喜んでたのにねえ・・・。」
「ほんまに、それが残念で残念で。」
焼香が始まる前から危なかった。なにもかもうわの空。
焼香が始まって、ご遺族の前でおじぎをしたときにもう涙があふれてきた。焼香の最中にも泣いて泣いて・・・。そのあとおしぼりをいただいたのだが、ずっとそのおしぼりで涙を拭いていた。
今日は、明美ちゃん、やっちん、周作ちゃん、和佐男ちゃん、琴ちゃんが来てくれた。同級生が亡くなってしまうのはつらいね。
お通夜が終わったので、幸博君にお別れを言いに行った。 お棺の中の幸博君は真っ白なおじいさんになっていた。またここで涙涙。
エレベーター前でお兄さん夫婦が待っておられた。
「こうじ君、すんませんでしたなあ。九州旅行まで計画してくれてたのになあ。」
「ほんまに、あれが行けてたらね。いい思い出になったんですけど・・・。」
また、涙涙。
明美ちゃんが言ってくれた。
「幸博君とこ(地鶏料理「とり幸」)でクラス会もできたしよかったやん。」
幸博君、長崎旅行は行けへんかったけど、なんかいい思い出持って行ってくれたかな?
ボクは自他共に認める「地獄行き確実」。天国行き確実の幸博君に「待っててね」とは言えへん。幸博君さえよかったら、時々地獄に遊びに来てね。
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2012年06月28日(木)
第25回大阪府反核平和の火リレー・続き [ランニング]
午後は、高槻市役所をスタートし島本町役場まで。
トーチ点灯は、「ランナーズ9の会」のあんぱんまんバイキンマンさん。
人生の先輩から後輩への反核平和の火リレー。
この活動が、若者たちに受け継がれて行きますように・・・。
高槻市役所スタートは、午後1時16分。
めざすは島本町役場。
スタートして40分ほど、高槻市立五領小学校到着。
ここで、島本町役場の若手職員さんに「反核・平和の火」をリレー。
このメンバーがまた、男女とも好感のもてるかわいい若者ばかりで・・・。
私は小学校の掲示板を見たり・・・。
校庭の池の鯉を見たり・・・。
ここからは人数が倍になり、にぎやかなアピールランに。
サワーさんが撮ってくださった1枚。
もう1枚。
私は、全行程、この大きなのぼりを持って走りました。
線路をまたぐ弧線橋を下りると、島本町役場。
小さな自治体ほど、大歓迎してくださるような気がします。
午後の部は、ここまで約7.5km。1時間15分ほど。
参加してくださった職員さんも多ければ、迎えてくださる職員さんも大勢。
私たち「ランナーズ9の会」を代表して、9ちゃんのごあいさつ。
9ちゃんはいつもシュッとしてはるから、ほかのメンバーとは注目度がちがいます。
参加してくださった島本町役場の若手職員さんのひと言もよかった。
ぬぬ、今度は山下けいきさんとかわせみさんの密談(?)。
午後の部参加者全員での記念写真。
老若男女混じっているのがいいです。
「反核・平和の火リレー」が終わり、「ランナーズ9の会」の交流会へ。
行く道でほかの7人が誰も気づかなかったのに、私はかわいいネコちゃん発見。
「平和」って、こうゆうことなのかも。自分のことばっかりじゃなくて、取るに足らない小さなことに気づけるような環境。
私が雑種のワンちゃんやネコちゃんが見えなくなってしまったとき、それが「平和」が危ういときかもしれない。
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2012年06月27日(水)
第25回大阪府反核平和の火リレー [ランニング]
もうすぐ今日の最終ゴール・島本町役場に着くころ、「ランナーズ9の会」のサワーさんが声をかけてきてくださった。
「パオパオさん、人の写真撮ってばかりでしょ。パオパオさんの写真撮りますよ。」
「いえいえ、いいですって。私のむさくるしい写真はブログにはむかないんで・・・。」
そう言ってお断りしてしばらく走っているとまた、「パオパオさん、撮りますよ。」
そのお言葉には甘えさせてもらうことにした。
島本町役場手前の弧線橋(本来、人は進入禁止)でパチリ。上手にとっていただきました。ありがとうございました。
前の晩、泣きながらブログを書き、泣きながら寝てしまった。
「走るような気分じゃないし、ドタキャンしようか」とも思った。
いや、でも幸博君、ボクにゆうてくれたよなあ。「オレはでけへんことばっかりやけど、こうちゃんが元気にいろんなことしてんのん見たり聞いたりすんのんすっきゃで」てな。
幸博君みたいにゆうてくれる人がいるし、気持ちよく走れるんや。おんなじように思ってくれはる人がいると信じて出かけよう。
家を早く出たので、阪急は特急ではなく一番遅い準急に乗った。途中からたくさんの幼稚園児が乗ってきて、その子たちの話を聞き、その表情を観察しているとだいぶ心が晴れてきた。
茨木市役所前での引き継ぎは10時25分から。
それにも早く着きすぎたので、市役所前でずっと待っていた。
「反核・平和の火」をもったランナーが登場。横には「ランナーズ9の会」の山下けいきさんが。
すると、建物の中から「ランナーズ9の会」の仲間がぞろぞろと出てきた。
「パオパオさん、北海道から直行ですか。」
「まさか、来られるとは思ってませんでした。」
北海道から帰った夜に、「参加します」と山下さんに直接電話したので、みんなには伝わっていなかった。でも、みなさん、私の参加をニコニコした顔で喜んでくださっていた。やっぱり来てよかった。
「山下けいき市長のあいさつを聞きたかったです。」
4月の市長選で当選しておられたら、本当にそうなっていたのに。4年後に実現しましょう。
このときのお話の内容は正格におぼえていないので、事前に送っていただいた「2012反核平和の火リレーのご案内」をここに紹介させていただきます。
◇ ◇ ◇
6月27日 2012反核平和の火リレーのご案内
反核平和の火リレー茨木地区実行委員会
事務局長 山下けいき
平和と暮らしを大切にしたいと願っている皆さん。
今、野田政権は自民党時代と同様、米軍優先の日米安保条約の下、沖縄県民の意思を無視して米軍基地を押し付けたままです。
また昨年の東京電力福島原発事故によって、多くの人たちが、これまでの生活を破壊され、避難先での生活を強いられています。事故の収束はまだめどが立たないばかりか、大きな地震が起きれば4号機のむき出しになったままの使用済み燃料が暴走し、東京・関東が壊滅的な被害をこうむる恐れが指摘されるなど危険な状態は続いています。
しかし野田政権は原発利益集団の意向最優先で、大飯原発再稼動など原発推進と消費税の大幅増税に躍起となっています。
自民に変わった民主政権が公約違反で、国民の失望を買う中で台頭しているのが大阪維新です。しかし維新はピース大阪、リバティ大阪を廃止し、戦前の天皇中心、滅私奉公の靖国史観を広めようとするなど平和憲法の根幹を破壊する動きをとっています。
このような動きを許してはならないと今年も反核平和の火リレーに取り組みます。
広島で採火された反核平和の火は27日に茨木に引き継がれ、市役所で市役所への要請行動後に、高槻から島本、枚方に引き継がれます。
(後略)
新市長のあいさつ文を市職員さんが代読されたが、その内容は首をひねるようなものだった。
「北朝鮮のミサイル発射や核実験が・・・」
そんな狭いところしか見ておられないんでしょうか。本当にがっかりです。
写真を撮っておられるのは、山下けいき事務所の村上さん。このあと、私たちの写真も何枚か撮っていただきました。
「1年に1度だけ、私もこの日だけは走るんですよ。」
原爆被害者の会の代表のごあいさつ。
こちらは本当にしっかりした内容のお話でした。
ガラスに映った自分の姿をパチリ。
今日一日、「平和・憲法九条」ののぼりを持ってしっかり走ります。
茨木市役所前で、「反核・平和の火」のリレー。
いばらき自立支援センターの仲間も参加されています。
うまく引継ぎができ、まず最初にめざすのは阪急・茨木駅。
それぞれの荷物を車にのせてもらい、私たち「ランナーズ9の会」の仲間は手に手にのぼりを持ちスタートした。
車イスの方もいっしょに行進されるので、そのスピードはきわめてゆっくり。でも、それでいいんです。アピールランはじっくり時間をかけたほうが。
先頭を行く、山下けいきさんと尼崎の酔うたろう君。
密談(?)でしょうか。
ところどころで村上さんが写真を撮ってくださった。だから私もしっかり入っています。
阪急・茨木駅前で記念撮影。
ここでまた、「反核・平和の火」のリレー。
受け継ぐのは、もうすぐ71歳の「ランナーズ9の会」のサワーさん。
最後尾を行かれる「ランナーズ9の会」のかわせみさん(たしか73歳)。
このスタイルで100kmも行かれる方ですから、今日の行程などお散歩程度でしょう。
信号待ちのときにも、パチリ。
道路横断のときにも、パチリ。
尼崎の酔うたろう君は、喘息が出るのでトーチから離れたところを走ります。
「せんそうはいやだー、せんそうはいやだー、・・・」の曲を流しながら先導車。
少し広くなっているところで、しばし休けい。
今日はうす曇りなので、汗だくということはない。
時おりさわやかな風が吹く。
河川敷には犬の散歩に来られている方も。
その反対側の土手の道を一列になって走る。
「その先を曲がったら、高槻市役所です。」
「もう、着きましたか。」
ここまで約7km。休けいも含めて1時間10分ほど。
いつのまにか、かわせみさんが先頭。
ここで荷物を受け取り、昼食タイム。
高槻市役所の地下で、おいしいお弁当をいただきました。
腹ごしらえをしっかりして、さあ午後の部へ。
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2012年06月26日(火)
ありがとう、幸博君 [私の好きな人]
1971年3月の花背第一中学校の卒業式の日には雪があったんやね。
ボクも幸博君も長靴やね。いや、男子は全員長靴や。ど真ん中で踏ん張っている中古賀先生も長靴や。
中学入学のとき、ボクが一番のチビで、幸博君が一番のノッポやった。ボクは136cmしかなかったからなあ。幸博君とは20cm以上の差があった。卒業の時にはその差はちょっと縮まったかも知れんけど、やっぱりボクが一番チビで、幸博君が一番のノッポ。(写真左から5人目が私、右ら4人目が幸博君。)
5年前、「中学のクラス会しょうけー」と言い出してくれた幸博君。そのときの顔から、幸博君がみんなに会いたいという気持ちがひしひしと伝わってきた。
人のためになにかをするという経験がほとんどない私だが、幸博君を喜ばしてあげたかった。そして4年前、なんとか第1回のクラス会を開催。
「こうちゃんが、人のために動く人間やとは思わんかったわ」と驚いていた同級生もいたね。幸博君が背中を押してくれたおかげや。
2年前は第2回のクラス会を開催。そして今年は第3回をする予定の年。
春には幸博君と二人で、長崎におられる中古賀先生のところにも遊びに行く予定やった。電車のきっぷも、もうこうたのに・・・。ほんまに行きたかったわ。もうちょい早く計画してたら・・・。
今日同級生に電話したら、ボクの出したお知らせのハガキを見て病院にお見舞いに行ってくれた者がいたことが分かってほっとした。「今週行こうと思ってたのに・・・」と悔しがっていた者もおったよ。
中学時代に特別仲良かったわけでもなく、そのあとも付き合いがあったわけでもなく、それでも5年くらい前から「こうちゃん、こうちゃん」ゆうて仲良くしてくれたね。50歳過ぎてからほんまに仲良くなったな。
泣けてきた。
長崎行きたかったな。
第3回クラス会したかったな。
「気の合うもん同士で・・・」と言ってくれた言葉は忘れへん。
ボクの背中を押し続けてくれていた林幸博君。
ありがとう、幸博君。
また、泣けてきた。
( 私の相棒・林幸博、2012年6月26日午後2時永眠。)
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