パオパオだより

今日のきく

　「藤井さんのブログ、書くのに時間かかるでしょう。いつもすごいなあと思いながら見せてもらってるんですよ。」
　「いえいえ、ボクは家の仕事の役に立ってへんし、なんぼでも時間あるんですわ。」
　「・・・(知っとる、知っとる)。」
　「ヨメさんに、これだけはちゃんと説明してもらわな困るってゆわれてるんです。ボクは、お金は全然ないけど時間はいっぱいあるって・・・。」
　「・・・(知っとる、知っとる)。」
　「ほんま、うちのヨメさんは、『顔はかわいいけど根性はババ』です。」
　「・・・(知っとる、知っとる)。」

　ここ、やや問題ありやね。
　「顔はかわいい」→「知っとる、知っとる」はええけど、
　「根性はババ」→「知っとる、知っとる」てか。
　まあ、みなさん「パオパオだより」をしっかり見てくださっているということでしょうか。

　「１日平均５０００アクセス」を売りにしていたこのブログですが、正直に言って頭打ち状態。
　１月　１２７０５１
　２月　１２２６１６
　３月　１３７５６５
　４月　１４１１０５
　５月　１３８５３３
　６月　１３５３９２
　この合計８０２２６２を１８２日で割ると、平均４４０８。いやー、５０００にはほど遠かった。でも、これからも、「1日５０００アクセスくらい」ということにしとこっと。

　「アンタの仕事は、人のブログのチェックか？」とヨメさんによく怒られる。たしかに、お気に入りに入れてあるブログは５０以上。その中の半分以上は毎日チェックしている。
　ただ毎日更新されているものはまれで、「私のようにヒマな人はそうはおらんわな」と分かる。
　中にはある日からプツッと途切れてしまい、心配になってしまうブログもある。どんな事情か分からんけど、ブログをやめるときは「やめます」と書いてからやめてほしいな。

　私のお気に入りに入れていたブログのうち、もう１０以上が途切れている。でも、時々は「復活してへんかなー」と見てみる。　
　最近では、２００９年１１月から途切れていた鳩間島のアキラさんの「ふこらさ〜ゆ〜」に変化が。今年の５月３日、アキラさんのお友だちらしき方が近況を報告してくださった。こんなこともあるんですね。だから、ブログのチェックはせなあかんのです。

　今日もいつものようにブログのチェックをしていると、沖縄の「猫カフェブログ」のみくにさんから大事なお知らせ。開店当初からのにゃんこスタッフ・モッサが亡くなり、これを機に猫カフェを閉店されるとのこと。ブログについてははっきりとは書いてなかったので、「ブログは続けてください」とコメントを入れておいた。
　自らのお店を「変態猫カへ」と呼ばれているすばらしいセンスの持ち主だもの、このブログをなくすのは惜しい。

　私はこの先どうなるか分からないが、ヨメさんから追い出される日まではブログを続けようと思っている。

　「あっ、そうか。」
　このごろこのブログのアクセス数が伸び悩んでるのは、「夫婦の危機」が表面上回避されているからだろうか。そら、ハラハラドキドキしながら読むほうがおもしろいっちゃおもしろい。
　いや、そんなん関係ないんかなあ・・・。よう、分からん。

　今年前半のハイライトは、なんと言っても「関西学連ハーフ」。
　長居のメインスタジアムスタートゴールで、関西の大学生のトップランナーといっしょに走らせていただいた。もちろん、うちの息子・廉ともいっしょに。
　廉は体調不良で途中棄権となってしまったが、私は何とか踏ん張って目標の１時間半切り達成(1時間２８分５２秒)。
　この大会をめざす過程で、「速く走る」楽しさに目覚めてしまった。短距離は無理だが、８００から１５００くらいを思いっきり走る楽しさ。その練習をするようになって、やっと５ｋｍ、１０ｋｍ、ハーフのタイムも上がってきた。そのおまけで、２月２６日の「東京マラソン」も３時間２８分４４秒。ああ、もうこれでウルトラとフルは打ち止めということでいいや。
　次の目標は、もちろん来年２月の「関西学連ハーフ」。それまでは故障しないように気をつけ、中距離をがんばってスピードアップ！
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【１月】　３２６．８ｋｍ、２６日。

武庫川ハーフ

　１日　亀岡１０ｋｍ、４１分４２秒。
　８日　武庫川ハーフ、1時間３５分０２秒。　
２２日　木曽三川ハーフ、１時間３４分１７秒。
２９日　くみやま１０ｋｍ、４１分４３秒。

　「関西学連ハーフ」に向けて１０ｋｍとハーフに出場。１０ｋｍは４１分切りをめざしていたが遠く及ばず。ハーフ第１戦武庫川は合格だったが、第２戦木曽三川のタイムがちょっと・・・。
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【２月】　３５５．３ｋｍ、２８日。

クロスカントリーリレー

　１日　国会前アピールラン５０ｋｍ。
　４日　名古屋ハーフ、１時間３２分５０秒。
　５日　滋賀マスターズ５ｋｍ、２０分４５秒。クロカンリレーに親子４人で出場。
１１日　関西学連ハーフ、１時間２８分５２秒。
２６日　東京マラソン、３時間２８分４４秒。

　関西学連ハーフが気持ちよく走れたのは、その前の週の家族で出た駅伝(リレー)のおかげかもしれない。すごく楽しく走れたから。来年は真樹が大学受験なので、これに出るのは無理かな。
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【３月】　１７５．９ｋｍ、２５日。

瑞穂記録会

１８日　瑞穂記録会５０００ｍ、１９分３３秒。
２５日　足羽川１０ｋｍ、４１分３６秒。

　「京都マラソン」落選、「篠山マラソン」申し込み間に合わずで、ヒマな月だった。
　トラックシーズン初戦の５０００ｍで、あっさり２０分切り。ただ、１０ｋｍロードはまたもや４１分を切れず。これで、ますますトラックをがんばろうという気持ちになった。
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【４月】　２２２．２ｋｍ、２７日。

京都鴨川ゆっくりラン

　１日　なにわ淀川５ｋｍ、２０分１２秒。
　８日　四日市１０ｋｍ、４２分１４秒。
２１日　京都一周トレイル３２ｋｍ、５時間１２分３９秒。
２９日　鴨川ゆっくり１０ｋｍ、１時間１７分２１秒。

　５ｋｍ１０ｋｍ、タイムはいまいち。
　京都一周トレイルランは、足がパンパンになったが最高におもしろかった。
　京都鴨川ゆっくりランは、私の最後の教え子のちいちゃんといっしょに走ることができた。なんというしあわせ！
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【５月】　１４２．４ｋｍ、２０日。

大阪マスターズ

　６日　春季陸上(服部緑地)１００００ｍ、４１分３６秒。
１３日　鯖江３ｋｍ、１１分２４秒。
１９日　大阪マスターズ１５００ｍ、５分２５秒。８００ｍ、２分４５秒。
２０日　奥びわ湖５ｋｍ、２１分１４秒。

　鯖江はギリギリ１０位入賞。レベルの高いレースで入賞できて本当にうれしかった。
　トラックの８００、１５００ともいいタイムではなかったが、しんどさが去年とは雲泥の差。今後に期待できるレースができた。
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【６月】　１２４．７ｋｍ、１７日。

たかすジョギングフェスティバル

　３日　たたらぎ１０ｋｍ、４５分１１秒。
１７日　ＳＡＩＫＯ１０．７ｋｍ、４９分２３秒。
２４日　たかす５ｋｍ、１９分２９秒。

　北海道まで行った甲斐があった。「たかすジョギングフェスティバル」で２位入賞。１位とは３６秒差。これは射程圏内。お金を貯めて、しっかり練習して、来年優勝狙いに行きますか・・・。

　２０１２年前半合計１３４７．３ｋｍ、１４３日。

　今年の前半は、家族みんな健康で穏やかに過ごせたと思う。

　一時弱っていたきくも、今は前と全く同じ。元気元気。

　その中で一番変わったのは真樹かな。
　本気で大学受験をめざす勉強をし始めた。そして、みるみるうちに成績アップ。
　「真樹は私に似て、やっぱりやったらできる子やったんやわー」とはヨメさん談。
　ちょっとちがうような気もするけど、まっいいか。

　今日のお昼ごはん。
　だいぶお腹がふくれて一息ついて、隣の廉のお皿を見てビックリ。
　残してるもんが私とシンクロ。おーこわ。これぞＤＮＡのなせるわざか。　

　廉は陸上部のほうの成績は、やや停滞中。
　まあ、こんなときもあるさ。
　来年２月の「関西学連ハーフ」までには完全復活して、笑顔で親子競演としようぜ！

　ヨメさんは、なんと言ってもバイク。
　嫌がられながらも、このラインに便乗させてもらい楽しませてもらった。すんませんでした。
　ヨメさんのバイク熱はまだまだおさまりそうにもない。この先どうしても中型二輪の免許を取りたいらしが、どうなんでしょう。体とのバランスが・・・。

　私は・・・、このブログにさんざん書いているので、もういいですね。
　一番の相棒が亡くなってしまって、これからどうしますかね。

　「いやっ、写真撮ってくれたん？　最愛の夫を見つめる奥さんみたいやん。」
　ヨメさんは無言で無表情(ワザとです)。
　それを横で聞いておられたお客様が、ニタニタ。

　雨が降り続くという、この時期に走るには絶好のコンディション。もちろん狙うは、２週連続５ｋｍ２０分切り。
　ゴールに近づいたとき、私のスタートからちょうど２０分後にスタートの「小学生３ｋｍ」のスタートカウントダウンが聞こえてきた。
　「スタート１０秒前・・・、５・・・、４・・・」
　写真はちょうどそのころ。ゴール手前のアーチ横で待ってくれてたんですね、最愛の妻・ますみちゃんは。

　しかし、しかし、無常にも目標達成ならず。
　ゴールタイム、２０分０８秒。
　それでも、夏場であろうと条件さえ整えば５ｋｍ２０分切りを狙えることが分かった。成果あり！

　毎年お世話になっているはわい温泉の「別館湯乃島」さん。そこを出たのは朝５時４０分。
　このとき雨はやんでいたので、「昼過ぎまで降り続く」という天気予報が外れたかと喜んでいた。

　甘かった。
　出店の準備ができた７時ごろから、雨は次第にきつくなる。

　スタート１時間前くらいになったので、ウォーミングアップ。

　３ｋｍの連続優勝を狙っておられる松本一之さんを探しに３ｋｍのスタート地点へ。でも見つからず。
　代わりに、いつも大会でお会いするカメラマンさんに遭遇。
　「いいカメラなんで、カビがいかないか心配でしょう。」

　５ｋｍスタート地点には、岡山の海部さん。
　「みかたには行けんじゃったが、２０回記念のタオルを送ってきてくれたわ。えらいもんじゃ。」

　その手間は大変なことかもしれないが、これをするとしないとでは大会の印象がガラッと変わってしまう。これも、久保井実行委員長さんの発案かな。

　けっきょく、アップはいろいろ含めて３ｋｍくらい。この１週間ほとんど練習らしい練習ができていなかったので、本当はもうちょっとしておきたかった。

　帽子を脱いでスタート地点へ。私としてはめずらしく１５分も前に。

　スタートは９時４０分。いつもどおり前から２列目。
　それまで降り続いていた雨がやむ。走っている間は降ってるほうがいいのに・・・。
　先頭集団の流れについて気持ちよく飛び出した。私の体感スピードでは、キロ３分５０秒ペース。ところが、１ｋｍ地点でラップをとると４分０６秒。
　「ななな、なんで！?」
　これでは、２０分台後半になってしまうペース。
　「距離表示がまちがっているにちがいない。」
　そう気を取り直して、前をしっかり見て走り続ける。

　２ｋｍ７分５８秒(３分５２秒)。こんなスピードアップできるはずがない。
　３ｋｍ１２分０６秒(４分０７秒)。こんなスピードダウン、おかしいやろ。
　４ｋｍ１６分０８秒(４分０２秒)。２０分を切るにはそうとうがんばらねば。

　最後の１ｋｍ３分５２秒を狙って必死の走り。
　ゴール２０分０８秒(３分５９秒)。
　
　くやしかったけど、今後の課題も見えた。
　今回は１ｋｍ地点のラップでちょっとガックリしてしまった。そんなことでどうする。もっと、攻めて攻めて。つぶれてもいいから、攻めて攻めて・・・。

　今回は毎年会えるポンちゃんが欠席。
　その代わりでもないんですが、かわいいワンちゃん発見。

　「リコちゃん・メス・５歳か６歳」

　「迷い犬だったんですよ。」
　「そうなんですか。カメラを向けたらいやがるワンちゃんが多いんですけど、リコちゃんはちゃんとこっち向いてくれますね。」
　「リコは写真が好きみたいですよ。」
　「いいモデルさんになれますね。」

　去年の四万十ウルトラで写真を撮らせていただいた「笠美人」さんとお仲間のＯさんがご来店。うれしくてうれしくて、ちょっとはずかしくて・・・。
　「ボクがウルトラで出会った人の中で一番の美人です」
　こう言うのが精一杯。

　「パオパオさんが『笠美人』と書いてくださったので、お礼です。」
　おー、広島名物「もみじまんじゅう」。
　うれしいなあ。また、どこかでお会いできるでしょうか。

　「おまえ１００まで、わしゃ９９まで・・・」
　いや、私はもう当分ウルトラには出ないんだった。

　すべてのランナーがゴールするころ、やっと雨がやんだ。
　売り上げ的には最悪だったが、後片付けのときにやんでいると疲れがまし。

　いつもどおり、道の駅・大栄のバイキング。私は控えめに、ヨメさんは私の１．５倍は食べていた。お腹こわすっちゅうのに。

　でっかいスイカが置いてあったので、写真撮影会。
　もうこのころはすっごいいい天気。

　売れなかったときは、こんなことをしたりして遊んでいます。

　「ハワイトライアスロン」、いいですねえ。名称が泣かせます。
　スケジュールさえ合えば出てみたい大会ですね。

　鳥取県北栄町に行く途中で、必ず寄る道の駅。

　「犬挟( いぬばさり)」

　すいかはたくさん売っていますが、犬はどこにも挟まっていません。

鴨川から見る夕日

　「こうちゃん・・・ですか。」
　お通夜から帰ろうとしたとき、幸博君のお姉さんが話しかけてこられた。焼香のときに感極まって泣いていたので分かったのだろう。
　「もう、泣けて泣けて・・・。」
　「いろいろとありがとうございました。長崎に行けるって喜んでたのにねえ・・・。」
　「ほんまに、それが残念で残念で。」

　焼香が始まる前から危なかった。なにもかもうわの空。
　焼香が始まって、ご遺族の前でおじぎをしたときにもう涙があふれてきた。焼香の最中にも泣いて泣いて・・・。そのあとおしぼりをいただいたのだが、ずっとそのおしぼりで涙を拭いていた。

　今日は、明美ちゃん、やっちん、周作ちゃん、和佐男ちゃん、琴ちゃんが来てくれた。同級生が亡くなってしまうのはつらいね。

　お通夜が終わったので、幸博君にお別れを言いに行った。　お棺の中の幸博君は真っ白なおじいさんになっていた。またここで涙涙。

　エレベーター前でお兄さん夫婦が待っておられた。
　「こうじ君、すんませんでしたなあ。九州旅行まで計画してくれてたのになあ。」
　「ほんまに、あれが行けてたらね。いい思い出になったんですけど・・・。」
　また、涙涙。

　明美ちゃんが言ってくれた。
　「幸博君とこ(地鶏料理「とり幸」)でクラス会もできたしよかったやん。」
　幸博君、長崎旅行は行けへんかったけど、なんかいい思い出持って行ってくれたかな？

　ボクは自他共に認める「地獄行き確実」。天国行き確実の幸博君に「待っててね」とは言えへん。幸博君さえよかったら、時々地獄に遊びに来てね。