2017年08月26日(土)
こわい! [時事]
◎日本経済新聞8月22日朝刊
動物体内で人の臓器
文科省専門委 研究一部解禁へ
文部科学省の専門委員会は21日、移植用の臓器を作るため、動物の受精卵に人間の細胞を注入した胚と呼ぶ特殊な細胞の塊を動物の子宮に戻す研究を認めることで大筋合意した。従来は動物の体内で育てることを禁止していた。年内に報告書をまとめ、国は来年にも指針を改定する見通し。
特定の臓器ができないよう遺伝子操作した動物の受精卵に人の細胞を移植、動物の子宮に入れて妊娠させる。そのまま育てると、人の臓器を持つ動物の子どもができるとされる。動物の受精卵に人のiPS細胞を入れてブタなどの体内で臓器を作る研究が国内外で進んでいるが、実際に移植に使える臓器ができているかは確かめられていない。
同日の専門委員会では、研究の必要性を科学的、合理的に説明できることなどを条件に認められるとの方向性を打ち出した。研究計画は実施研究機関の倫理委員会で承認後、国が個々に了承する方向で検討する。
人の細胞が混じった動物の出産を認めるかは、今後議論する。人の脳神経や生殖細胞などを作ったり、霊長類を使ったりする研究についても今後の検討課題とした。
-------------------------------------------------------------------------------
今日は寮2(出町)24時間。
恒例、朝日・日経チェック。
日経は株の情報など経済関係の記事ばかり。ほとんど読むところがない。
しかし、時々他の新聞に書いてないような記事が出る。
この記事もそうかなあ。
「人間の臓器を持つブタ」、考えられない。恐すぎる。
まだ「ブタの臓器を持つ人間」のほうが拒絶反応はまし。
iPS細胞って、こうゆうことやったんか。ああ、おそろし。
寮の中庭には細かい花がいっぱい。
このかわいい花はなに?
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2017年06月07日(水)
絶え間ない発信をする [時事]
◎AbemaTV/AbemaPrime6月7日より
国会周辺に座り込む人々、彼らの“陳情”は悪なのか?
総理大臣官邸や議員会館、最高裁判所などがある国会議事堂の周辺には、日夜座り込む人やアピールする人たちの姿がある。彼らはいったい何をしているのだろうか。
「辺野古の海を守り抜くために 圧政迫るが立ち止まりはしない 今こそ立ち上がろう 今こそ奮い立とう」
参議院会館の前に座り込み歌うのは、辺野古や普天間など沖縄の米軍基地に反対する人々だ。「2004年からずっと沖縄・辺野古の基地(に反対している)。平和のために基地はない方が良いから、ということで13年座り込んでいる」と話すのは、そのうちの1人、服部マリさん(71)。昼までパート勤めをし、午後から国会周辺で座り込みを行っている。座り込みの効果については、「国会議員の先生もここを通られる。国会に用事がある人もいっぱいいる。ここは霞ヶ関も近いし結構効果はある」と成果を感じているという。
そんな服部さんの横には違う団体の姿が。「南無妙法蓮華経」とお経を唱える、日本山妙法寺という仏教団体のお坊さんたちだ。彼らが訴えているのは、テロなどの組織犯罪を計画段階で処罰可能とする“共謀罪”への反対。日本山妙法寺の僧侶である武田隆雄さんは、「国会は国の政策を決める最高決議機関なので、共謀罪とか日本を戦争する国にするということに対して、宗教者として反対するという意思表示をするためにお祈りしている。共謀罪は内心の自由、心の自由を奪っていくということで、心が自由でないと思ったり感じたりということができなくなる」と反対する理由を話す。
彼らのように国会周辺で声を上げる人々は、国政への不満を訴え、改善を要求している。その訴えの1つの手段が「陳情」だ。広辞苑によると「陳情」とは「実情を述べて、公的機関に善処を要請すること」である。決して悪いことではないが、最近では森友学園問題で「陳情」というワードが有名になった。森友学園の籠池前理事長が、国有地関連で自民党・鴻池祥肇参院議員に陳情したとみられ、学園の土地取得にあたっては安倍昭恵氏付きの政府職員に陳情の手紙を送付したと伝えられた。
政治学を専門とする日本大学法学部教授の岩井奉信氏は、「国民が政治家に色々お願いすること全体を陳情という」とその意味を説明する。森友学園の件に関しては、「お願いをすることはいけないことではない」としたうえで、「その結果、土地の値段というのがものすごく値引きされた。常識では考えられない値引きをされたので、そこに色々な政治家の圧力があったのではないか、不当な値引きなのではないかというところが問題。陳情というのは国民の権利で、決して悪いことではない。だけれどもそこにお金のやり取りが出てくると、汚職ということにもなりかねない」と話した。
『AbemaPrime』月曜コメンテーターで「8bitNews」を主宰する堀潤氏は、「意味がない発信なんて1つもないと思う。『13年座り込んで基地の問題変わってないじゃん』といいながらも、『そういえば辺野古の問題解決してないよな』とか思うきっかけを与えてくれる。結果はすぐ出るものじゃない。絶え間ない発信をする方々に対しては、冷めた目線を持つほうがおかしい。発信するのをやめちゃうと飲み込まれる」と、座り込みの意義を話す。
また、放送大学教授で中東研究の専門家・高橋和夫氏は、「ホワイトハウスの前でずっと座り込んでいるお婆ちゃんがいた。『核戦争反対』って。彼女は亡くなっちゃったけど、いるだけでそういう声があるんだなとほっとするというか。身をもって行動することはすごく重要」と話した。
------------------------------------------------------------------------------------
こないだ「四国八十八カ所ピースラン」に行ったとき、夕食前にブログにアップした。「勝手に国労応援ラン」も兼ねていたので、何回目かなと調べたら「第89回」。
「もう7年半になるんですね。」
国労のJR不採用問題を訴えて国会前をアピールランされていた中野勇人さんと出会って7年半ということ。いっしょに走らせてもらった翌月から、主にJR沿線を走る「勝手に国労応援ラン」を始めた。細々とですが長いお付き合いです。
「結果はすぐ出るものじゃない。絶え間ない発信をする方々に対しては、冷めた目線を持つほうがおかしい。発信するのをやめちゃうと飲み込まれる」
中野さんも、常々これと同じようなことを言っておられる。
私は中野さんの10分の1スケールくらいのアピールランしかできていない。そんな私のやっていることを、「何の意味もない」と批判する人もいる。
でも堀潤氏がおっしゃっているように、「そういえば○○の問題解決してないよな」とか思ってもらえるきっかけになればそれでいいと思っている。
勝手に国労応援ラン・89回
9の日平和ラン・93回
一人沖縄平和ラン・4回
普通の車イス下山さんの伴走・3回
「ただ走りたいし走ってるだけやろう」と疑うあなた。
鋭い! 当たってますよ。
------------------------------------------------------------------------------------
【今日のきく】
今日は寮1(二条)17時間。
家に帰りつくのは夜12時前。
私が帰った時は、きくはいつも廉のベッドに寝ている。それでも物音がすると、「オッサン、おかえり」と出てきてくれる。ありがとね。
一応朝も「いってらっしゃい」と見送ってくれてるもんね。
しんどくても、きくを見たらホッとするわ。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年12月14日(水)
つちんちゅ? [時事]
◎毎日新聞12月14日夕刊・柳に風
「ずらして笑う」琉球魂=松井宏員
今年最後のコラムは、沖縄で飛び出した「土人発言」について触れよう。大阪府民として、この発言をした府警機動隊員をかばった府知事を恥ずかしく思うし、一市民として、「差別とは断定できない」という政府見解を出した日本は、なんと恐ろしい国になったのかと思う。発言の現場は簡単に動画で見ることができる。侮蔑、差別発言であることははっきりしている。それなのに、平気で「差別と断定できない」なんて発言できる政治家の感覚、神経はだいぶずれている。
と直球を返すばかりが能ではない、と思わされる話を、知り合いの沖縄の新聞記者に聞いた。若い世代は「土人」という言葉を聞いたことも見たこともなく、ある高校生が「つちんちゅ」と読み間違えた。沖縄の言葉で「海人」と書いて「うみんちゅ」と読むからで、海人は漁師のことだから、「土人は農家のこと?」と言ったとか。このエピソードがきっかけで、沖縄大学の大学生たちが「つちんちゅトートバッグ」を制作したというのだ。米軍の輸送機オスプレイが飛んでいるデザインに、「土人!」「なにそれ? つちんちゅ?」のセリフを配している。2500円で販売中だ。
知り合いの記者は「意味をずらして笑い飛ばしてしまう。そうすることで土人発言の暴力性が失われるし、考えるきっかけにもなる」と話す。「ずれている」のと「ずらす」のは大違いだ。
ずいぶん前に沖縄で聞いた話。国が強制使用している米軍基地の土地使用権が切れ、一時的に国の不法占拠状態となった時、地主のおじぃが堂々と基地内の自分の土地に入って、ニンニクを植えアヒルを放した上、「米軍の無断立入を禁ず」の立て札まで立てたと。「つちんちゅバッグ」と共通するのは、ユーモアと明るさだ。これが沖縄の持ち味だと思う。
先の記者は「政治と運動と日常が地続き」と沖縄を表現する。だからこそ、笑い飛ばして、踊ってという楽しむ要素を欠かさず、それが拳を振り上げるだけではない反基地運動の二枚腰の源になっているのだろう。土人なんぞと、なめんなよ。(夕刊編集長)<タイトルイラスト・高宮信一さん>
---------------------------------------------------------------------------------
私の誕生日にいい記事を見つけた。
土人首相、土人大臣、土人知事、土人作家の発言にはゲーが出た(土人首相は「土人発言擁護首相」の略。以下同様)。その「ゲー気分」をこのブログにも書きたかったが、うまく表現できなかった。
今日の記事は秀逸。
「つちんちゅ」って・・・、思わず笑ってしまった。
「政治と運動と日常が地続き」の沖縄にあこがれる。
「ずらして笑う」にあこがれる。
私も拳を振り上げるだけの運動にならないように、肝に銘じて「平和アピールラン」をしていこう!
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年11月22日(火)
君のためにも座る [時事]
◎沖縄タイムス11月19日
機動隊員よ、君のためにも座る 大阪の沖縄出身女性
沖縄県の米軍北部訓練場ヘリパッド建設への抗議現場で起きた大阪府警機動隊員による「土人」などの差別発言は、松井一郎府知事の擁護や鶴保庸介沖縄担当相の「差別と断定できない」発言でさらに波紋を広げた。発言から18日で1カ月。大阪で沖縄の基地問題を訴えている人は何を思うのか。
「ほんまに許されへん」。訓練場メインゲート前で10月下旬、大阪の女性3人が府知事や建設を強行する安倍政権に怒った。手作りの横断幕に、「戦争につながる基地建設阻止のために座り込むことは、あなたたち機動隊員も守ることになる」と伝えるため、胸元に「君のために座る」と書いた白いエプロンを着た。
その一人、芳沢あきこさん(66)は宮古島出身。「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」共同代表として駅前でビラを配ると、「棄民」「国に帰ってやれ」「沖縄が交付金をもらわなかったら支援してやる」と言われた。そのたびに沖縄への無理解を実感するが、今回の発言を「公務員が公務中に侮蔑的な発言をした。国民誰にでも起こりうる問題でもある」と強調する。
ある日、発言を問題にしたビラを受け取った女性に「お気持ちはよく分かります」と言われた。女性は生活保護費受給者。役所などで不快な言葉を浴びた経験を語った。芳沢さんは「虐げられている側や弱者には分かるんだ」と感じた。
沖縄で起こる問題を「私にも関係あるん?」と思ってもらうため、ビラの見出しも工夫。今回の発言は「公務員が公務中に国民を侮辱」。宮古や石垣の自衛隊配備問題では「日本全国が軍事要塞(ようさい)化」と書いた。
自身の講演会で、今回の発言を「当事者感覚で受け止めた」のは当初、参加者約70人中1人。だが「誰にでも起こり得ること」だと説明すると理解者は増えた。
「沖縄だけの問題」で終わらせてはいけない−。常にその思いがある。(北部報道部・伊集竜太郎)
------------------------------------------------------------------------------------
2010年5月、「沖縄」という映画が教文センターで上映された。その上映後に会場前でビラを配っておられたのが芳沢あきこさん。芳沢さんは「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」の代表。
そこで立ち話をさせてもらい、そのあとずっと「OKINAWA」という会誌を送っていただいている。(立ち話の内容は、映画「沖縄」の記事中にくわしく書いています。)
芳沢さんのブログもリンクさせてもらっていたのだが、現在休止中かどこかへ移動してしまったのか見られない。ちゃんとお聞きするか、探しておかないとダメでしたね。
今日、沖縄関連のニュースを検索していてひっかかった。
「大阪の沖縄出身女性」でピンときた。たどってみると、やっぱり芳沢さんだった。
「君のために座る」、いいですね。きっと「君たち」の中の誰かの心に響いていると思います。
私も何かしなければ。
とりあえず、最近お支払いを忘れている年会費を納めます。
もちろん、「沖縄100km」は「平和・憲法九条」ののぼりを背負って走りますよ。それぞれが、自分のできる範囲でがんばりましょう。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年07月22日(金)
東村高江の住民も軽んじられている [時事]
◎朝日新聞6月22日夕刊
「基地の押しつけやめろ」叫ぶ住民 沖縄ヘリパッド移設
「基地の押しつけはやめろ」。早朝の森に怒号が飛び交った。米軍北部訓練場(沖縄県東村など)のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設工事に反対して座り込みを続ける住民らと、移動させようとする警察の機動隊。東村高江の現場は、22日早朝から騒然とした雰囲気に包まれた。
訓練場内の移設予定地に通じる進入口周辺には、暗いうちから移設に反対する住民のほか、平和団体や環境保護団体のメンバーが各地から集まった。進入口沿いの県道70号には、工事再開を妨げようと約200メートルにわたって100台以上の車がとめられた。
午前5時半、約100人の機動隊員が現場に到着し、道に座り込んだり、寝転んだりする反対派の手足を抱え、離れた場所へ強制的に運び出した。「やんばる(沖縄本島北部)の森を壊すのに手を貸すのか」「オスプレイパッド反対」などの怒号や悲鳴が上がる。県警は、とめられた車のタイヤの下に機材をはめて移動させた。
車両の上に陣取る人たちを降ろす際には、激しいもみ合いに。体調不良を訴え、駆けつけた救急隊員に現場で手当てを受ける女性もいた。道路脇ののり面の上から「オスプレイが飛び回り、子どもが夜に眠れない状況になっている」と拡声機で訴える人の姿もあった。強い日差しが照りつけるなか、けがなどで数人が救急搬送されたこともあり、反対派は午前11時ごろから現場を離れていった。
高江に住む住民の安次嶺(あしみね)現達さん(57)は「(米軍輸送機)オスプレイの着陸帯が高江に次々に造られたら生活できないから反対しているだけ。強引に何の説明もなく住民を排除して絶対に許せない」と憤った。
21日夜から駆けつけた桃原功・宜野湾市議は、2012年秋にオスプレイが米軍普天間飛行場(宜野湾市)に配備されたときも抗議したが、今回と同様に機動隊に排除されたという。「なぜ沖縄だけ、こんな光景が繰り返されるのか」とうつむいた。
政府は普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画を「唯一の解決策」としているが、「普天間もヘリパッドも、沖縄の中で移しても政府が繰り返す『負担軽減』にはならない。解決につながらないことをなぜ理解しようとしないのか」と話した。(奥村智司)
--------------------------------------------------------------------------------
今日は朝7時から寮2(出町)に24時間。
寮1(二条)はこのごろ新聞をためてくれていない。そのため、こちらの寮の朝日新聞を読むということになる。今日の記事は「あー、ついに」という思いになった。
名護市辺野古の位置がやっと本土の人にも認識されてきた。かくいう私も、正確にその位置を認識したのは4年前のこと。
しかし、沖縄にはまだまだ「米軍基地問題」で大問題になっているところがある。一番が辺野古とするなら、二番はこの高江ということになるだろう。本土から派遣された機動隊が座り込みを続ける人々を排除していく。それを見てなんとも思わない人は、「第二の加害者」と言っていいと思う。
私が高江の座り込み現場を訪れたのは2013年11月17日。もう3年近く前になるんですね。その3日後の11月20日に「高江ヘリパット座り込み」 という題でブログを書いた。よかったら見てください。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2016年05月04日(水)
「心が平和や」 [時事]
◎毎日新聞5月4日朝刊・水説
連休がつらい子たち=中村秀明
楽しいはずの大型連休が、困窮家庭の子にはつらいのだという。大阪社会保障推進協議会の事務局長で、シングルマザーを支援する寺内順子さんの話だ。
旅行や遊びに行けないからではない。「学校の給食がなくて、おなかがすくんです。連休も働かなくてはいけない親も多い。今年のように日の並びがいいと、なおさら」
寺内さんはそんな子どもたちと、兵庫県内の一軒家に泊まり込む「キャンプ」を予定している。これまでのキャンプで、三度三度おなかいっぱいのご飯を食べて「ぼく、なんか心が平和や」とほほえむ子や、荒っぽい言動が消えて甘えだす子を見てきた。「食べ物には大きな力がある」というのが実感だ。
福岡県も子どもの貧困対策として「食の力」に期待する。コンビニエンスストアから売れ残った弁当やおにぎりなどを分けてもらい、支援団体などを通じて学習支援の場で、子どもに提供する。
売れ残りとはいえ、店頭に置く期限が過ぎただけで消費期限は来ていない。コンビニには各団体が引き取りに行く。福岡県は、学習支援の場13カ所の助成金計260万円を予算化した。居場所づくりも兼ねて手料理を出す「子ども食堂」が各地に広がっているが、頻度は月に2回程度。福岡県は、日常的に子どもを支援しようと考えた。
この対策は賛否を呼んだ。
毎日新聞西部本社発行の夕刊は、困窮家庭の子どもたちへの偏見やいじめを助長したり、子どもたちの誇りを傷つけたりしないかと問いかけた。学習支援に携わる人の「今日、明日食べるものにも困る絶対的貧困下の子どもにとっては一つの手段になる」との声を紹介しつつ、「効率ではなく、こどもとその家族の尊厳を守ることが最優先。『ない』よりマシの考えはよくない」との意見を載せた。
困窮する子は、それだけで傷つき孤立している。ならば食事一つにも、いやさまざまな力を持つ食だからこその心配りが大切かもしれない。
寺内さんは「自治体が危機感を持ち、新しい試みをやるのはとりあえずいいことだ」と言い、「やってみて子どもの反応や課題を知り、臨機応変に対応してほしい」と話す。そして、できあいの物であっても、ご飯はお茶わん、おかずはお皿にと付け加えた。「それだけで、子どもは大事にされていると感じる」と。
「心が平和や」。そんな言葉をすべての子が口にできるために何が求められるのか、賛否を超えて、私たちも考えたい。(論説委員)
--------------------------------------------------------------------------------
三度三度おなかいっぱいのご飯を食べて「ぼく、なんか心が平和や」とほほえむ子や、荒っぽい言動が消えて甘えだす子を見てきた。「食べ物には大きな力がある」というのが実感だ。
◇ ◇ ◇
これや、これや。
世界平和を実現させるためには、「すべての人におなかいっぱいのごはん!」です。決して武力で平和はつくれません。
私が小学校教師を目指した理由は、「毎日給食が食べられるから」。これが一番うける答えです。もちろん理由はそれだけではないけれど、正直けっこう大きな比重を占めていました。
60歳になった今も「めしめしめしめしって、あんたの頭の中は食べることしかないんかいな!」とよくヨメさんに怒られていますが、今の生活の6割くらいが「めしめしめしめし」かなあ・・・。
--------------------------------------------------------------------------------
2週間前にも寮の裏で会った「しゅうちやん」。
そのときは私を恐がって後ずさりしていたのに、今日「しゅうちゃん」と呼んだらピョンピョンはねてくれた。
「喜んでくれてるんでしょうか。」
「喜んでますよ。」
飼い主さんにそう言ってもらって、朝から気分がよかった。
水曜朝の6時20分くらいに寮に着いたら、「しゅうちゃん」に会えるんやわ。
私はかわいい雑種犬に会えたら、「こころが平和や」。
たしか、だいぶお年より犬だったはず。
次に会えたら、くわしく聞いてみよう。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】