パオパオだより

2024年10月03日(木)

ガムテープこうたろう [ヤクルト]

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胸にメッセージを書いた山崎

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山崎の「31」を背中に書いた村上

◎デイリー 2024.10.3

   背番号23の次は31?! 
   ヤクルトホーム最終戦で“引退試合”の山崎をナインがお手製練習着で送り出す

「ヤクルト−広島」(3日、神宮球場)

 涙、涙で幕を閉じた青木の引退試合から一夜明け、この日の神宮最終戦ではひっそりと山崎の現役生活が幕を閉じる。この日の練習前には野手陣が、各々がガムテープなどを用いて背番号「31」をお手製で作ったもので練習に臨んだ。

 穏やかなムードで練習が始まる頃だ。選手らがいつも通りグラウンドに現れたと思いきや、それぞれの背番号が上からガムテープでアレンジされている。現役引退を表明している山崎にとっての“引退試合”だ。村上が、丸山和が、内山がそれぞれ背番号「31」を作ると、西川は山崎のものとみられる背番号「31」のウェアで登場した。

 山崎は9月29日のファーム最終戦で「1番」で先発出場。2打席目に本塁打を放ち、有終の美を飾ると、ファンへ「このままファームで終わってしまうのもちょっと悲しいので、3日神宮球場に行かせていただくことになりました」と10月3日のホーム最終戦で1軍に合流することをサプライズで発表していた。
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<ヤ・広>チームメートから胴上げされる山崎

◎スポニチアネックス 10/3(木) 21:52配信

   引退試合のヤクルト・山崎晃大朗
   「全部が中途半端な選手でした」高津監督の“無茶ぶり”で爆笑スピーチ

◇セ・リーグ ヤクルト2ー5広島(2024年10月3日 神宮)

 今季限りで現役を引退するヤクルトの山崎晃大朗外野手(31)が3日、引退試合の広島戦(神宮)で「8番・中堅」で先発フル出場。マルチ安打をマークし、試合後には山田哲人内野手(32)から花束を渡され、ベンチ前で選手、首脳陣ら全員と笑顔で握手を交わした。

 そして、待っていたのは最終戦セレモニーでのサプライズ。高津監督のあいさつで、「昨日の青木の引退に続き、山崎晃大朗が最後のゲームでした」と取り上げられた。「非常に男前で、あ、中身が男前で、先輩からイジられ、後輩から嫌がられ、走攻守3拍子、非常に微妙な選手でした。ただ、誰よりもチームのことを理解し、自分の立ち位置を理解し、山崎と声を掛ける前に何度も目が合って、ベンチを飛び出す姿は、さすがだなと思って、いつも感心していました」と称えられ、「戸田球場ではお別れのあいさつをしたそうですが、神宮ではしていないので、今からあいさつしてもらいたいと思います」と“無茶ぶり”を食らった。

 天を仰いだ山崎だったが、すぐに切り替えてマイクの前へ。「9年間、温かい応援ありがとうございました。監督が言うように、凄く全部が中途半端な選手でした」と笑いをとりつつ、「打っても2割5分、盗塁も2桁届かない、打点もちょっと少ない。そんな中途半端な自分を監督は辛抱強く使い続けてくれました」と感謝の気持ちを口にした。

 「最後、中途半端な(7回の)三振で終わるのは悔しかったんですけども、最後(山田)哲さんのホームラン、そして2死ランナーなしで回してくれた中村さん、最後、真向勝負してくれた(広島の)森浦くんに本当に感謝したいと思います」とチームメート、対戦相手の広島への思いを語り、最後は「全体的に中途半端な成績でしたけども、本当に9年間ありがとうございました」と締めた。

 「晃大朗、本当にお疲れさまでした。引退記念グッズも相当余っているようなので、ぜひ買ってやってください」と指揮官。最後までイジられた。

 変則的に胴上げも2回行われ、最後まで笑顔を見せていた。
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神宮球場での最終戦を終えあいさつをする高津監督

 二日連続のヤクルトネタ。
 ヤクルトファンにとってはすごく濃い二日間。そうじゃない人にとってはなんじゃらほい。

 高津監督の「(山崎選手は)走攻守3拍子、非常に微妙な選手でした」はよかったなあ。
 私の小学校教師時代、「藤井君はようがんばってるんやけど、なにかが足らんのやなあ。なにとははっきり分からんのやけど」と教頭先生に言われたことがある。
 なんか、似てますね。

 私は、ヤクルトがヤクルトになる前からのファン。国鉄は知らんけど、サンケイから。小6からなので、もう56年。
 つらいことのほうが圧倒的に多かったが、この二日間は「ヤクルトファンでよかったなあ」とつくづく思った。

 本当のヤクルトファンは、みんなそう。

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