パオパオだより

2018年01月16日(火)

採血だけ [病院]

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 去年の11月28日以来の病院。
 今日は採血だけ。

 「採血」と聞くと、「歳月人を待たず」ということわざを思い出す。
 (それは「さいけつ」じゃなくて「さいげつ」やろう!)

 その意味は(ことわざ辞典では)・・・時間は人の都合とは関係なしに刻々と過ぎていくものであり、人を待ってくれることなどない。
 転じて、人はすぐに老いてしまうものだから、二度と戻らない時間をむだにしないで、努力に励めよという戒めを含む。

 しかし本来の意味は・・・楽しめる時はトコトン楽しもう! 歳月は人を待ってはくれないのだから!!

 「歳月癌患者を待たず」・・・時間は癌患者の都合とは関係なしに刻々と過ぎていくものであり、癌患者を待ってくれることなどない。楽しめる時はトコトン楽しもう!
 なかなかええことわざです。私も、人の迷惑顧みず、ヨメさんの憤懣も汲み上げず、生きて楽しめる間に楽しみます。

 さて、採血。
 左足の親指の付け根の痛みがましにならない。初めは100kmウルトラから続く「走りすぎ」が原因だと思っていたが、それだけではないかもしれない。その部分が痛む病気として、「痛風」や「糖尿病」も上げてあった。
 どうせ採血するのなら、そのあたりも診てほしい。
 鞍馬口医療センターには採血の予約だけで、診察の予約はしてなかった。耳鼻科窓口で「先生とお話ししたい」とお願いすると、「だいぶ遅くなりますけどだいじょうぶですか。」

 採血場所で看護師さんに、「お聞きしたいことがあるんですけど、よろしいですか。」
 「今耳鼻科にかかっている関係で採血してもらってるんですけど、他にも心配なことがあって・・・。そんなんも、この採血で分かりますか。」
 「何を心配されてますか。」
 「痛風と糖尿病なんですけど・・・。」
 「えー・・・、尿酸値と・・・、血糖値。ある程度は分かると思いますよ。」

 よかった、よかった。
 これで耳鼻科窓口に戻り、今日の先生との面会はキャンセル。
 でも2週間後の診察のときに、また新しい病名を告げられたらどうしましょう。一番最初の胆のう炎も全然解決してへんのに・・・。

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2017年11月28日(火)

診察券作り直し [病院]

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 今日は京都鞍馬口医療センター。
 こないだの通院からわずか1か月なので、「なにがあんのかなあ」て思いつつ。結論から言うと、2月2日の京大病院の診察へ向けての段取りの相談が主な用事やったみたい。

 最初に、一通り手術跡の触診。
 「喉がべっしゃんこで息苦しいままだと思いますが、これはしんぼうしてくださいね」と?医師。「体調はどうですか。」
 「はい、順調です。どこも具合悪いところはないんですが、ちょっと気になることがあるんです。今まで寒さを感じるのは背中とかが多かったんですが、このごろは足首ばっかり寒いような気がして・・・。甲状腺全摘すると、体温調節がしにくくなるって聞いたんですけど・・・。」
 「それはないです。そうならないようにチラージンを服用しているわけですから。」
 「そうですか・・・。」

 次に鼻の穴にチューブを入れて、中を観察。
 「ずいぶん荒れていますね。どうされました。」
 「いやー、突然くしゃみが出て、10回くらい連続とか・・・。それでまた突然治るんですけど。みんなに『どうしたん?』ってよく言われるんです。」
 「そうでしたか。空気が乾燥しているときとか、急に温度が変わるところに行ったりしたらそうなると思います。藤井さんには申し上げにくいんですが・・・、ある程度年配になられるとよくみられる症状なんです。」
 「全然申し上げにくいことないですよー。もう十分ジジイですから。」
 「いえいえ。」

 来月は通院なし。
 1月16日に採血してもらい、29日にその結果をお聞きする。そして、2月2日にその報告書を京大病院に持って行って判断を仰ぐ。こういう段取りになった。
 癌細胞がおとなしくしてくれていたらいいんですが・・・。

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 医療費計算の窓口に行くと、「ちょっと待ってくださいね」と。
 しばらくして、「ふじいこうじさんのこうの中は『黄』ですね。この字は出てこないんですよ。まちがいがあってはいけませんので、診察券作り直します。お名前は全部カタカナになります。」
 京都市みたいに、藤井の藤の草かんむりの離れてるやつを勝手に引っ付けてしまうよりはカタカナのほうがましか。親が苦心してつけてくれた名前やのに、コンピューターかなんか知らんけど、勝手にいじくってくれるなよと思う。
 その点、警察(公安委員会)はえらい。私の運転免許証は、うちのおとちゃんが62年前に役所に届けたままの字をつこてくれとる。そやし、わざとそのままにしてある。

 わしゃ、死ぬまで運転免許証の字は変えへんぞー。
 「死ぬまで? いつまで生きるつもりやねん!」とつっこまれそうですが・・・。

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【RUN】

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 今日、ランネットに「瀬戸内海タートルフルマラソン」の上位記録が載せられていた。10kmの部は年代別表彰はないのだが、一応50〜65の部に分けて順位が発表されていた。
 私はその中では第5位。
 プログラムには選手の年齢も書かれている(最近ではめずらしい)。それで確認すると、私の前4名はみな50代だった。つまり、60歳以上の部があれば優勝。10歳ごとに部門が分かれていたらいいのになあ・・・。

 今日はちょっと長めの距離の練習をしようかなあと思っていた。しかし、午後に3時間ほど店番をするように仰せつかった。お客さん来やはったらどうしょとドキドキしながらの3時間(なんちゅうやっちゃ!)

 ということで、夕方、定番の十王堂橋往復5kmへ。28分12秒。
 明日はまた寮1(二条)17時間で走れない。あさって、ぎょうさん走ろうっと。

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【今日のきく】

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 最近、きくがカリカリをよく喉に詰まらせる。あんまりひどいので、カリカリをお湯でふやかしてからやるようにしている。そうしたら、喉に詰まらせることはなくなった。
 ただし、カリカリカリカリ言わせながら食べるほうが食べた気になるみたい。ふやけたカリカリは、すぐ腹が減るんやてー。

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2017年10月30日(月)

つるつる [病院]

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 8月21日以来の通院。鞍馬口医療センターへ。
 ほんとうは11月10日に予約してあったのだが、間が空きすぎていてうっかり仕事を入れてしまった。それよりあとになると薬(チラージンなど)が切れてしまうので、無理やり空いている今日に押し込んでもらった。

 今までブログに「甲状腺低分化癌」のことをたくさん書いたつもりなのに、患者の絶対数が少ないので反応なしだった。しかし、最近コメントを入れてくださる方が二人続いた。こういうことがあると、「病院カテゴリー」の記事もしっかり書かなくてはと思う。まあ私の「しっかり」は、ほかの人の「ふつう」以下かもしれないけれど。 

 今日は、いつもの耳鼻咽喉科診察室ではなく生理検査室。
 手術をした箇所のエコー検査らしい。

 お久しぶりのI医師。
 「藤井さんは『陸王』見てられるんですか。私も見てるんですよ。昨日は見られなかったのでビデオとっておきました。」
 おー、なかなかいい「つかみ」です。そのあとも、シューズのことやウルトラマラソンの話題も。I医師、腕上げましたねえ(何の腕やねん!)

 喉の前あたりにクリームのようなものを塗られ、続いてエコー検査。
 「藤井さん、きれいです。つるつるです。」
 「つるつる?」
 なんかよう分からんかったけど、「手術のあとがきれい」って意味だったんでしょうか。

 「見える範囲では全く問題なしです。ただ鎖骨から下は見られませんので、どうなってるかは分かりませんが・・・。」
 出た―!
 I医師お得意のビビらせワード。もうその手にはのらんぞー。

 それはいいとして、私の質問タイム。
 「前に喉のつまり感は治らないということでしたけど、他にも気になることがあります。左耳の下が時々痛み出して、しばらくすると気にならなくなったりするんですが・・・。」
 「それは○○○神経(名前忘れた)を触っているので、痛みがちょくちょく出たりします。長く続いたりはしないと思いますが。」
 「そうですね。それはしょうがないってことですか。あと、遠くにいる人を呼ぶのに大きな声が出せないんですが・・・。」
 「それは出ます。無理やり喉から声を出そうとしているから出ないんです。お腹から出すように練習してみてください。大きな声というのは肺活量の問題ですから。藤井さんなら必ず出ます。」
 「分かりました。やってみます。あとは、ドレミファくらいは出るんですが、ソから上の音が出せないんです。」
 「声の高低は、(手振りで)左右にあるこういう形のものが上下して調節しているんです。藤井さんは手術で片方が動かなくなっているので、高い声を出すのはかなり難しいと思います。」
 「そうなんですか。まあ歌が歌えないだけで、実生活での不便というのはあまりないんですけどね。」
 大きな声を出す練習がしっかりできたら、ガードマンのバイトに復帰できるかな。

 前と今回は2カ月以上空いたのに、次の診察は1ヶ月後で予約。
 次の診察は何なんでしょう。聞くのん忘れた。ままええか。

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【RUN】

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 昨日はいていたシューズは泥だらけ。
 ようがんばって働いたんやけどなあ・・・。売れんかったなあ・・・。

 夕方走りに。
 昨日の長距離運転で、また腰の左側が痛い。今日は無理せず、十王堂橋5kmコースをゆっくりと。27分59秒。

 昨日いりえゆかさんから、「このごろ速い」とほめられた。自分では「このごろ遅い」という感覚なのになあ・・・。
 「ジジイの2部練」の記事を見られてそう思われたらしいが、2km8分半ではなあ。ちょっと前まで8分そこそこで走ってたのに。

 ああそれと、「痩せられましたね」とも言われた。そんなに痩せてもおらん。たぶん歳とっただけなんやわ。まあ、歳もとるわな61。
 私に対する理想的な評価は、「ジジイで癌の割に速い」かな。

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【今日のきく】

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 昨日はお腹減らして減らしてのきくやったけど、今日は落ち着いたいつものきくに戻っていた。よかった。

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2017年08月21日(月)

今さらですが「低分化」 [病院]

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◎がんのきほんより

   がんの分化とは? 高分化・中分化・低分化の違い

がんには「分化度」というものがあります。これは「がん細胞がどのくらい元の正常な細胞の特徴を残しているか」を示すもので、分化度が低ければ低いほど悪性度は高くなります。

■ 細胞の「分化」とはどんなもの?

がんの「分化度」とは、がん細胞の悪性度を示す1つの目安です。これを見て、お医者さんが「がんの顔つきがいい・悪い」と言ったりします。

私たちの体を構成する60兆個もの細胞は、もともとはたった1つの受精卵から始まります。それが細胞分裂を繰り返す中で、手や足、目、臓器などさまざまな機能を持つ細胞へと変化する−それが「分化」です。

さらに、分化の進行度合いによって「分化度」というものが存在します。たとえば、ある器官の細胞に成熟していればいるほど分化度は高くなり、未成熟であればあるほど分化度は低くなります。

また細胞がまったく成熟しておらず、何の器官にもなっていない場合を「未分化」といいます。

分化度の低い細胞ほど、完成形から遠いために早く細胞分裂しますので、増殖が速い点が特徴です。

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■ 高分化・中分化・低分化の違い

がん細胞もまた、もともと正常だった細胞から生まれたものですので、分化度が存在します。

元の正常な細胞に似ているほど分化度が高く、かけ離れていればいるほど分化度は低くなります。

高分化がんは、正常な情報を多く残したまま細胞分裂しているため、増殖のスピードは比較的ゆっくりです。ですから悪性度が低く、「顔つきがおとなしい」と言われたりします。

一方、中分化、低分化になるほど細胞分裂のスピードが速くなり、それだけ浸潤・転移しやすくなります。

特に未分化がんは、どの細胞から発生したかどうかすら確認できないほど情報に乏しいがん細胞ですので、増殖が速く、悪性度はもっとも高くなります。

がん細胞の分化度は、組織検査によって調べることができます。高分化がんであれば、元の細胞と似た形のがん細胞が整然と並んでいる様子を確認できますが、分化度が低いほど形がいびつになるなど異型度が高くなるのです。

がん細胞の分化度は、治療方針を決めるために役立てられます。たとえば抗がん剤は、がん細胞の増殖の速さに着目して作られているため、分化度が低いがんほど感受性が高くなることが一般的です。

分化度によって治療方法が異なることもあります。治療方法の選択には主治医とよく相談しましょう。

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 今日は鞍馬口医療センター。
 シンチグラフィーの結果画像と京大病院・K医師のお手紙を持って。

 耳鼻科のI医師は、まず「熱のほうはどうですか」と聞いてこられた。
 「あれからしばらくして下りました。一時的なものだったみたいです。」

 そのあと画像を見ながら、何やら「ふーん」とか「はー」とか。
 「あまり詳しい説明はなかったんですけど、治療はうまく行ったってことですよね。」
 「そうです。放射性ヨードが甲状腺細胞に取り入れられていますから。」
 「よかったー。」
 「あとは経過観察をしっかりやって、それに応じてまた放射性ヨード治療になるかもしれないし、しなくてもいいかもしれないし・・・。」

 京大病院で聞いた話と同じだった。
 「いくつかお聞きしたいことがあるですが、よろしいでしょうか。」
 「はい、どうぞ。」
 「2回目の手術からもうすぐ4ヶ月になるんですが、喉の詰まった感じが全然ましにならなくて。1回目の手術のあとは徐々によくなっていく感じがしたんですけど。」
 「そのあたりの脂肪を全部取ってしまってぺしゃんこになってますから、それはしんぼうしてください。」
 「何かしたらましになるってゆうことはないんですか。」
 「ありません。(きっぱりと)」
 「そうなんですか・・・。」
 「藤井さんにこんなことを言うのは残酷かもしれませんが、20年も30年もたって『いつ喉のつまりは治りますか』と言い続けておられる患者さんもあります。」
 「死ぬまでこのままってことですね。」

 「もう一つ。2、3週間前から痰がひどくて。前はここまでひどくなかったんですけど。」
 「それは放射線内照射の影響でしょう。外照射によって起こりうることは内照射でも起こりうるということです。」
 「はあ・・・。」
 「痰を抑える薬を出しておきましょう。寝る前にということになっていますが、夕食後にほかの薬といっしょに飲んでもらって結構ですから。」

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 ということで薬がさらに1種類増え、次回通院の11月10日までの84日分の薬を処方。こんなにいっぱいなのに4870円。1日当たり60円弱。安いのはジェネリックのおかげみたい。

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2015年公開のデータ (オンコロより)

 今さらですが、「甲状腺低分化癌」についておさらいしてみた。
 癌治療のニュースにはすぐに目が行くようになったが、その癌治療にはたいてい「甲状腺癌」は入っていない。それほどマイナーな癌ということです。

 「日本人における甲状腺がん患者数は約13,000〜29,000 人です」とのこと。私の「低分化癌」はその2パーセントということは全国で260〜580人ですか。
 「少な!」
 その内男性は2割以下と言われているので、52〜116人。
 「少な!」

 これで、甲状腺癌の治療が胃癌や肺癌のように研究が進んでいないのもうなずける。
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◎harecoco.netより

■甲状腺はどんな働きをしているの?

甲状腺は、食べ物に含まれるヨウ素を材料にして甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌するところです。

甲状腺ホルモンには、体の発育を促進し、新陳代謝を盛んにする働きがあります。つまり、活動するために必要なエネルギーを作り、快適な生活を送るためになくてはならないホルモンです。

甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても体調が悪くなってしまいます。


■甲状腺ホルモンを一定に保つには?

甲状腺ホルモンを調節するために脳から送られる伝令が甲状腺刺激ホルモン(TSH)です。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)は血液中の甲状腺ホルモンのほんの少しの変動も敏感にキャッチして、甲状腺ホルモンの量を一定に保つように指示しています。

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 今まで、なんで甲状腺がヨードを取り入れるのか、も一つ分かってへんかった。
 基本中の基本でしたねえ。
 「甲状腺は、食べ物に含まれるヨウ素を材料にして甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌するところです。」
 
 この文も前に一回は読んでいるはずになのに、頭には入っていなかった。
 「甲状腺低分化癌」テストがあり、受けていたとしたら、落ちてますね。

 でも調べれば調べるほどおもしろいので、またこのことについては書くことにしましょう。全国100人ほどの「甲状腺低分化癌」の男性患者さん、期待してくださいね。

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【RUN】

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 「晩ごはんを食べてから、ちょっとでも走ろうかなあ・・・。」

 その考えは食べ終わって萎えてしまった。
 今日からヨメさんの専門学校の授業が始まり、また当分一人晩ごはん。
 8月15日にテレビが壊れてしまって、静かな部屋で一人食べる晩ごはんはわびしい。
 ラジオは安もんなので音が悪くて・・・。

 明日は晩ごはん前に走っとこう。

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【今日のきく】

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 うちの団地にはネコちゃんがいっぱい。
 地域猫として世話をしてくださっている方があるらしい。

 それはうれしいのだが、あまりにも堂々としている。
 うちなんか犬がいることを分かっているくせに、玄関先や庭などでリラックスして寝ている。

 「きくちゃん、なめられてまっせー。」

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 散歩に行こうとしたら、長代川の横にもかわいいネコちゃん。これがまた堂々としていて逃げへんにゃわ。

 「きくちゃん、なめられてまっせー。」

 

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 夜10時半過ぎには、恒例「オバサンバス停お迎え」。
 今日は若いおねえさんが降りてこなかったので、きくの浮気はなしでした。

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2017年08月18日(金)

シンチグラフィー結果 [病院]

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 今日は出張販売に出かける前に京大病院へ。
 7月14日の退院前に撮ったシンチグラフィーの結果を聞きに。

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 10時からの予約だったので、9時半前に着けば間に合うだろうと思っていた。
 ところが、9時20分到着時点で駐車場は満杯。病院の周りの道路で待機することになった。

 新しく作られる「IPS研究棟」の現場には、我が社の緑の制服のガードマンが。暑さに倒れぬよう、いろいろ工夫されているようだ。

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 50分ほど待って、やっと駐車場へ。
 受付を済ませて診察室前に来たのは10時20分。予約時刻に20分も遅れてしまった。そこからさらに50分ほど待ち、11時過ぎてからやっと私の番になった。

 診察というか、シンチグラフィーの結果のお話しは5分で終了。
 「甲状腺付近に放射性ヨードが集積しています。体の他の部分に放射性ヨードは集積していません。治療は効果があったと言えます。」
 「それは、現時点では転移はしていないということですか。」
 「そうです。この先どうなるかは分かりませんが、現時点では転移は見られません。」
 「今後どうすればいいんでしょうか。」
 「半年ごとに経過観察をし、検査の結果によって、またアイソトープ治療を受けていただくことになるかもしれません。」

 ということで、半年先の診察日を予約。
 その前に、鞍馬口医療センターでいろいろな検査をせんなあかんらしい。
 このローテーションが死ぬまで続くみたいですね。

 「癌宣告」を受け「全身転移の可能性大」と言われたときは、「今までと同じように動けるのはあと1年くらいで、そのあとシュシュシュー・・・と死んでしまうんやろなあ」と思っていた。でも、どうもそうではないらしい。
 甲状腺腫瘍が直径4センチくらいになるまで気付かなかったのに、どこにも転移していなかった理由は何なんでしょう。このへんがよう分からんが、今生きてるしええか。
 

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◎画像診断まとめより(興味のある方は見てください)

   甲状腺癌、甲状腺機能亢進症に対する131I(ヨード)内用療法の適応、効果判定、副作用は?

公開日 : 2015年8月13日 / 更新日 : 2017年5月9日

【甲状腺シンチ】
•甲状腺は血中のヨードイオンを取り込み、有機化して甲状腺ホルモンを合成する。
•123Iは診断目的で用いられる。摂取率24時間値は甲状腺機能をよく反映する。甲状腺中毒症の鑑別には123Iのほか、ヨード制限のいらないパーテクネイトが用いられる。
•131Iは甲状腺の被曝が大きいため、甲状腺機能亢進症や分化型甲状腺癌(乳頭癌、濾胞癌)の治療(内照射)目的で用いられる。

【内照射(内用療法)とは?)

体内に投与した放射性物質を用いた放射線治療。

■内照射の適応
•131Iを甲状腺疾患(上記)へ。
•メタストロンを骨転移疼痛緩和薬として。
•ゼヴァリンを悪性リンパ腫放射免疫療法として。

【バセドウ病に対する131Iの内容療法】
•131Iが集積し、β線により甲状腺濾胞細胞を選択的に破壊する。
•適応:抗甲状腺薬の副作用、コントロール困難例、手術後の再発など
•前処置として1-2週間のヨード制限・2週間以上の抗甲状腺薬の中止
•投与量は222~370MBq(500MBqまでは入院不要)
•治療効果は投与量や甲状腺の感受性による。通常は内服後1-3ヶ月後に効果が現れる。
•副作用としては、甲状腺機能低下症。

【分化型甲状腺癌に対する131Iの内用療法】
•甲状腺は血中のヨードを取り込んで、甲状腺ホルモンを合成する。ここに131Iを取り込ませることにより、甲状腺癌を破壊していくという治療。
•分化度の高い癌である、乳頭癌と濾胞癌に適応がある。分化度が高い方が、ヨードを取り込む甲状腺の機能を保有しているから。ただし分化癌でも転移に集積しないことが1/3である。
•より131Iを取り込ませるためには、放射性ヨード投与3(1-3)週間前からヨード制限が重要。(海産物、とくに昆布、ワカメ、たらはダメ。ほか風邪薬に含まれることもある。)
•ヨード造影剤を用いたCT検査を受けた場合、1ヶ月以上空ける必要がある。
•基本的に甲状腺癌に対して手術で、甲状腺を全摘あるいは、準全摘した人が対象。正常甲状腺が残っているとそちらに集積するから。
•妊婦や授乳婦には禁忌。小児には行う。

•遠隔転移があればこの治療が第一選択。なくても、再発予防のため投与し、残存する正常甲状腺(これをレムナント(remnant)という)ともに破壊して甲状腺床を一掃する(これをアブレーションという)目的で使用される。
※甲状腺全摘しても残存甲状腺組織が10%程度に残る。

•この治療の良いところは、重篤な副作用がまれであること。放射性物質を使うとはいえ、他の部位への被ばくが少ない。

■131Iの内用療法の手順
1.I131を経口投与する。この際、隔離病室での治療が必要。
2.治療後、γ線でシンチグラフィーを撮影。病変への集積を確認。サイズの縮小や、腫瘍マーカーであるサイログロブリンの増減をチェック。
※サイログロブリンが甲状腺全摘後に上昇すると、分化型甲状腺癌組織が存在することを示唆する。

【131I内用療法の治療効果は?】
•肺転移(A)>骨転移(B)>局所再発、リンパ節転移(C1)>脳転移(C3)の順で効果的。()は推奨グレード。
•肺転移には特にサイズが小さく、若年者ほど効果的。
•局所再発やリンパ節転移には集積を認めても十分が効果が出ないことが多い。なので可能な限り手術により摘出する。

【131I内用療法の副作用は?】
•副作用が少ないのがこの治療のメリットではあるが、副作用もある。
•急性障害として、無精子症・精子減少、腹部不快・便秘、味覚異常・口内不快感・唾液分泌異常、食欲不振・嘔気・嘔吐など。
•また治療後1年は妊娠を避ける。
•治療間隔は少なくとも半年以上空ける。膀胱癌や白血病の発生の報告あり。


■症例 60歳代の女性

甲状腺全摘術後に131I 5,550 MBq(150 mCi)で治療後。

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2006年放射線科診断専門医試験問題67より引用。

 甲状腺全摘出後の甲状腺癌転移巣に対する131I内照射療法後のシンチグラム。甲状腺部および椎体、肺、縦隔などに集積あり。甲状腺癌の転移を疑う所見。甲状腺癌の組織は、高分化型の乳頭癌もしくは濾胞癌がこの治療の対象になるが、骨転移を認めている点から濾胞癌がより疑わしい。

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【ここが大事】

•遠隔転移があればこの治療が第一選択。なくても、再発予防のため投与し、残存する正常甲状腺(これをレムナント(remnant)という)ともに破壊して甲状腺床を一掃する(これをアブレーションという)目的で使用される。
※甲状腺全摘しても残存甲状腺組織が10%程度に残る。
     ◇     ◇     ◇

 いろいろ調べて、やっとちょっとだけ分かってきた。
 今、甲状腺低分化癌のテストしてもらったら、私いい線いけそうですけど・・・。

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2017年07月28日(金)

アイソトープ治療・まとめ [病院]

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使い捨てカメラの1枚目

◎harecoco.netガイドより

   放射性ヨウ素(アイソトープ)内用療法とは

■放射性ヨウ素内用療法とはどんな治療法なのでしょうか。

#放射性ヨウ素内用療法では、放射性ヨウ素のひとつであるヨウ素-131というアイソト−プの入ったカプセルを飲んで、甲状腺の病気を治療します。

#放射性ヨウ素内用療法は、体内に吸収された放射性ヨウ素の60%以上が甲状腺細胞に取り込まれるという性質を利用した治療法です。

#甲状腺に集まった放射性ヨウ素は放射線を発し、甲状腺ホルモンをつくる細胞を徐々に破壊していきます。

#バセドウ病では、甲状腺ホルモンをつくる細胞が少なくなり、甲状腺の働きが正常になっていきます。

#甲状腺がんでは、がん細胞を破壊し、転移したがんも破壊します。

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 すでに京大病院に使い捨てカメラを取りにいっていたのだが、入院中の写真ははぽ真っ暗。残念ながら、これから入院されるかもしれない方の参考にしてもらえる写真は撮れていなかった。
 入院前の試し撮りの(と言ってもこれも最後まで確認できなかった)きくの写真だけ、ちゃんと撮れていた。

 入院中の写真を見ながら今回の治療を振り返ろうと思っていたが、ちょっとあてが外れてしまった。
 今日は寮2(出町)24時間。休み時間はたっぷりあるので、覚えていることは今のうちに書き留めておくことにしよう。

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 母や叔父が癌で亡くなっているのに、今まで「自分の癌」についてはほとんど考えたことがなかった。
 まさか、自分が母や叔父の癌が見つかった年齢より早く癌になるとは・・・。それも、母や叔父の胃癌ではなく、まれ中のまれと言っていい甲状腺癌とは・・・。

 癌になった方の中には、できるだけそれを隠し通したいと思われる方もあるようだ。人それぞれに事情があるので、そういう人もあるんかなあとは思う。でも、隠したって治るわけじゃなしとも思う。

 私自身も、治療する側の医師や看護師の話より、される側の患者さんのブログのほうがずっと分かりやすくて役に立った。「この人、もうすぐ死んでしまうんちゃうやろか」とハラハラしながら読み進めたもんです。

 私も自称・正直ブログを書いている手前、自分が知りえた癌治療については包み隠さず書いて行きたい。自分の治療がうまく行こうと行くまいと。それが不安だらけの同じ病気の患者さんに役立てば、すごくうれしい。

 ただし病院名をはっきり書いているので、悪口は書きにくいし、場合によっては訴えられることにもなりかねん。そのへん、難しいですね。

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 さて、入院2日目。
 午後4時ごろに部屋を移動した後のことが、まだ書けていないまま。

 5時前に、ゴム手袋をはめた手に薬瓶を持って医師が部屋に入って来られた。
 「カプセルが2つあるので、1つずつ飲んでください。」
 そう言って、カプセルを1つ入れたビンを渡された。
 指示通り、1つずつ飲んだ。
 なんということもない。

 「夜ぐらいから効いてくるはずです。」
 そう言われて、夜寝られへんかったらどうしようと心配になった。
 ところが夜中に起きることもなく、朝までぐっすり寝ることができた。

 次に心配だったのは、吐き気。
 入院3日目の朝起きたら、確かに気持ち悪かった。でも、朝ごはんは全部食べられた。
 そのあとも気持ち悪いのは続いていたが、「えーい、こうゆう時はまた寝てしまえとベッドに入った。そしたら、またウトウト。
 1時間ほどウトウトして起きたら、吐き気はかなりましになっていた。

 それ以外にも手足の先っちょがしびれるとか、喉や口の中が痛み出すとか、味覚異常になるとか、いろいろと心配していたことはほとんどだいじょうぶだった。
 また、「ごくまれな」ほとんどしんどくならなかった患者となったようだ。

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 2回目の手術のあとは、しんどくてほとんど寝ていたので退屈になることはなかった。寝ているうちにどんどん時間がたった。
 しかし、今度は体は元気。することがない。時間が全然過ぎて行かない。まいった。
 できることは、テレビ(3日で10時間分しか残ってない)、本(捨てるのがもったいなくて、1冊しか持ち込んでいない)、軽い運動(10mの廊下をウロウロ)くらい。
 テレビは有料なのでこれで仕方なかったが、捨ててもいい本はもっとあったはず。もっと早く準備しておけばよかった。これは大きな反省点。

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 そうそう、ここで悪口をひとつ。
 放射性ヨードカプセル服用後初の朝ごはんを運ばれたあと、廊下に置かれたお弁当的なものを部屋に入れたあとに電話が。
 「藤井さん、私たちが食事を廊下に運ぶときは部屋のドアは閉めておいてくださいね。」
 「はい」と返事はしたものの、納得いかなかった。

 前日、医師に「部屋のドアは閉めておいた方がいいんでしょうか」とお聞きした。それは、ドアを開けたままなら少しでも監禁感がましになるかと思って。
 「開けたままでいいですよ。ドアを閉めても(放射能漏れが)完全に防げるわけじゃありませんから」とのこと。それをお聞きしてうれしかった。「ずっと開けといたろ」と思った。

 ところが、「ドアは閉めておいてください」って。どうなっとんじゃい。わしゃ、医師にちゃんと確認したっちゅうねん。そんなに放射能が心配やったら、ロボットにでも運ばせや。人をバイキン扱いしとるやないかーい。

 体が弱っていたらこんなこともスルーしてしまっていただろうが、なんせ元気。ちょっとしたことでもむかついて大変だった。

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 まあそれでも、模範患者を演じてましたねえ。
 時間がたつことだけを願いながら・・・。

 最後の日の朝に、冷やしうどんが出てビックリ。
 もちろん、つゆは椎茸だしでしょう。

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 テレビカードの残量が少なくなり、持ち込んだ本を最後まで読んでしまうと、もうすることがなくなった。窓から外を見て、時々通られる人の観察をするくらい。でも、裏にあるのは何の建物が分からないが、人の出入りは少ない。

 3泊4日なので持ちこたえたが、もうすごく長いと本当に「発狂○歩前」になっていたかも。

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 「アイソトープ治療」と言っても、何してもらいましたかねえという感じ。
 お尻に注射してもらって、放射性ヨードカプセルを服用し、あとは放置状態。
 看護師さんは治療室に入れないし、医師も1日1回1分ほど様子を見に来られただけ。特別何かをしてもらった訳でもない。

 これで費用は莫大なもの。
 どうも納得行かんが、医療というのはこんなもんなんでしょうか。

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