2016年12月11日(日)
第2回京都亀岡ハーフマラソン [ランニング・出張販売]
今日の1枚はこれ。
私が「同い年最強ランナー」とあがめている北出さんとのツーショット。
まさか「1.5km・60歳以上の部」で優勝争いをすることになるとは・・・。距離が長ければ勝負にならないが、1.5kmという距離なら「ひょっとして」ということがありうる。「沖縄100キロ」に向けて、スローペース走みたいな練習ばかりでスピード練習は一切やっていない。でも北出さんといっしょに走れるなら、先行逃げ切りに挑戦してみよう。
さて、その結果は・・・。
早朝だと、亀岡まで1時間もかからない。
自宅を5時すぎに出て、会場には6時着。
亀岡の天気のいい朝の名物、霧。
どうか、にわか雨が降りませんように!
準地元のような大会なので、知り合いの方が多い。
「今日は走らはらへんのですか?」
「走りますよ、1.5km。」
「1.5km?」
「心臓バクバクになるやつですわ。」
「はー、1.5kmですか・・・。」
この会話のくり返し。
朝にまた松本さんがしゃべりに来てくださった。
去年は1時間28分で走ったのに4位だったそうだ。むちゃくちゃレベルが高い。本来なら、今年はリベンジの大会になるはずだった。しかし、現在肉離れからの復帰中で本調子とは程遠く・・・。
「スタートラインに立てるだけでもよかったですやん」と励ましたが、それ、ついこないだ私が言われたことでした。
9時45分、ハーフが一番先のスタート。
仲間の応援に行かなければ。
松本さん発見。
でもいい写真が撮れなかった。
これは前に行って撮りなおさなければ。
ダッシュして前へ。
振り返って撮った1枚。
よく撮れてますよね。
ハーフに3200人。
けっこうランナーが詰まっていて、知り合いを見つけられなかった。
最後尾が通過しそうなので、これで戻りますか。
そこに、「ふじいさーん」の声。
京都走ろう会の前田さんじゃないですか。
ほぼ最後尾からのスタート。そんなおしとやかなところが前田さんの魅力です。
さて、私の1.5kmは10時20分スタート。
スタート地点に行くと、北出さんがすでにスタンバイ。
「名簿見てびっくりしましたわ、藤井さんの名前があって。これは厳しいレースになるなあと思いました。」
社交辞令ですね。今まで一回も北出さんに先着したことないやないですか。
スタート直後に左折というコース。北出さんはイン急襲狙いで左端。私は大外から自分ペースでスタートしたかったので右端。
「スタートからガンガン行って、それが持つとこまで粘ります」の宣言通りスタートダッシュ。まずは北出さんより前。しかし、それは200mくらいで終わり。あっさりと北出さんに抜かれてしまった。
しかし、後ろにピッタリと付き追走。
800mあたりで北出さんのスピードが若干落ちた。ここ、ここ。一気に抜き去り先行。
1km地点、3分41秒。
だいたい思い通りのペース。
あとはこのまま逃げ切ること。逃げて逃げて・・・。
ところが、足は動いているのに腕がパンパンになって動かない。競技場に入ったところで明らかにスピードダウンしていることが自分でもわかった。
残り300m足らずのところで、後ろからググッと来た北出さんにあっさり抜かれてしまった。もう追う力はなし。
北出さん優勝、5分37秒。
私は2位、5分41秒。
予想通りですやん、くやしー。
でも、抜きつ抜かれつの名勝負でしたね。
1km地点からの500mが2分ほどかかっているので、明らかな失速でした。
心配していた足は全然だいじょうぶ。
ただ、心臓がバクバクどころかキンキンと痛かった。でもゴール後吐き気がなかったということは、がんばりが足りなかったのかもしれない。
10時50分から表彰と書いてあったので、また競技場へ。
賞状の準備が遅れているということで、スタンドからハーフのゴール選手を観察していた。
そのうちにけっこうきつい雨。「私が出店テントを離れると雨風がきつくなる」というジンクスがまたも・・・。ヨメさんの疲れ果てている姿が目に浮かぶ。でも、しょうがないやん。
だいぶ遅れてやっと表彰。このときにはもうきれいに晴れていた。
3位の方も含め、全員大会新記録。
大会オリジナルのメダルを首にかけてもらった。大会ゲストの小鴨さんにかけてもらいたかったなあ。
出店テントに戻ると、ヨメさんが一人でもう一つのテントを出そうとしたあとがあった。すまんなー。
予報では降ることになっていなかったが、冬の天気はどうなるか分からない。むずかしいもんです。
お客様も少ないので、交代でお昼ごはん。
私はラーメン(500円)。ヨメさんはうどんを買ってきて食べた。
松本さんを見つけたので結果を聞いた。
足の痛みは出なかったが、本調子からは程遠く、去年より9分ほど遅いタイムでゴールされたとのこと。それでも走り切れた満足感からか、いい顔をされていた。またこれからですね。
「ランナーズ9の会」のかわせみさん、「京都走ろう会」の岩田さん、斎藤さんなど、たくさんの方がごあいさつに来てくださった。
圧巻は、「宝が池STC」の石田さん。
「もう、ハーフ2時間が切れんようになってしまいました。」
「そうなんですか。前はかなり速かったのにねえ。もう、70越えはりました?」
「74です。」
「もうそんなならはりましたか。それやったら、2時間ちょっとで完走できたら上等ですやん。」
「そうかなあ。実は・・・、2年半前に一回死んでますねん。」
「えっ、それは・・・。」
「宝が池で練習し終わって汗を拭いているときに意識がなくなって、心臓が止まったらしいんです。そこにたまたま洛北高校陸上部が練習に来ていて、付き添いの先生が心臓マッサージしてくれはって息を吹き返したんです。心臓動き出したとたんに、口から血も噴き出したらしいです。そこから救急車で病院に運ばれて・・・。もちろん記憶は全くないんですけど、洛北高校陸上部が人命救助で表彰されて、ことの始終が分かったんです。」
「えー、ほんなら、その先生いやはらへんかったらそのまま・・・。」
「死んでましたね。」
「そんなん2時間切れようが切れまいが、もう走れるだけでももうけもんやないですか。」
「ほんまにそう思わんとあかんね。」
あんまりのびっくり話だったので、石田さんといっしょの写真を撮らせてもらった。これからもしっか体に気を付けて、しっかり走って行ってくださいね。私も倒れんように気をつけなあかんわ。
2時から車を入れて荷物の積み込み。3分の2くらい積めたころ、突然の大雨。もうちょいやったのにー。また明日いろいろと干さなあかん。
売り上げは去年とほとんど変わらず。第2回なので周知されて、もうちょっと増えると期待していたんですが・・・。
来年もう一回北出さんとのデッドヒートやりますか。
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【今日のきく】
早く帰ってこれたので、明るいうちにきくのお散歩。
でも私らが帰ってきたとき、きくはお出迎えに来んと寝てたんですよねー。ええかげんなやっちゃ。
ネコちゃんも笑ってはるやん!
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
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コメント
☆速歩まんさん、コメントありがとうございます。
松本さんはもうブログを書いておられません。フェイスブックで友だち申請するしかないですね。(私はしませんけど・・・。)
60と65はそんなにちがいますか。私もあさって(12月14日)で61歳。若い時は想像もできませんでしたよ、こんな年齢。
いつまでも自分の思い通りに走りたいけど、それは無理なんでしょうかねえ。
☆ちひろさん、コメントありがとうございます。
「亀岡」では、初めて北出さんに勝てるかもと思ってしまいました。世の中、そんなに甘くはなかったですね。
「沖縄100キロ」、楽しんで楽しんで楽しんできます。また「平和・憲法九条」と書いてあるのぼりを背負って走るつもりです。
何かおみやげを買ってきますね。お楽しみに!
藤井さん
先日は一緒に練習して下さってありがとうございました。
そして、昨日は亀岡ハーフ、お疲れ様でした。
走られていたのですね。
来週の沖縄も、マイペースで楽しんできて下さいね。
地元の亀岡マラソンですから消息不明?の松本さんも出てるだろうと・・不調でもハーフ走れてるますやん・・
60歳と65歳では思う以上に老化しているものです・・
今年のがんばりが来年も出来るか不明ですね・・
誰かが言ってますが・・
高齢者には運がよければなれないよ・・・
それが理解できますね・・
もうスタートにつけてゴールできればいいんです・・
贅沢は言いません・・走らせてもらっているのですからね