2012年06月26日(火)
ありがとう、幸博君 [私の好きな人]
1971年3月の花背第一中学校の卒業式の日には雪があったんやね。
ボクも幸博君も長靴やね。いや、男子は全員長靴や。ど真ん中で踏ん張っている中古賀先生も長靴や。
中学入学のとき、ボクが一番のチビで、幸博君が一番のノッポやった。ボクは136cmしかなかったからなあ。幸博君とは20cm以上の差があった。卒業の時にはその差はちょっと縮まったかも知れんけど、やっぱりボクが一番チビで、幸博君が一番のノッポ。(写真左から5人目が私、右ら4人目が幸博君。)
5年前、「中学のクラス会しょうけー」と言い出してくれた幸博君。そのときの顔から、幸博君がみんなに会いたいという気持ちがひしひしと伝わってきた。
人のためになにかをするという経験がほとんどない私だが、幸博君を喜ばしてあげたかった。そして4年前、なんとか第1回のクラス会を開催。
「こうちゃんが、人のために動く人間やとは思わんかったわ」と驚いていた同級生もいたね。幸博君が背中を押してくれたおかげや。
2年前は第2回のクラス会を開催。そして今年は第3回をする予定の年。
春には幸博君と二人で、長崎におられる中古賀先生のところにも遊びに行く予定やった。電車のきっぷも、もうこうたのに・・・。ほんまに行きたかったわ。もうちょい早く計画してたら・・・。
今日同級生に電話したら、ボクの出したお知らせのハガキを見て病院にお見舞いに行ってくれた者がいたことが分かってほっとした。「今週行こうと思ってたのに・・・」と悔しがっていた者もおったよ。
中学時代に特別仲良かったわけでもなく、そのあとも付き合いがあったわけでもなく、それでも5年くらい前から「こうちゃん、こうちゃん」ゆうて仲良くしてくれたね。50歳過ぎてからほんまに仲良くなったな。
泣けてきた。
長崎行きたかったな。
第3回クラス会したかったな。
「気の合うもん同士で・・・」と言ってくれた言葉は忘れへん。
ボクの背中を押し続けてくれていた林幸博君。
ありがとう、幸博君。
また、泣けてきた。
( 私の相棒・林幸博、2012年6月26日午後2時永眠。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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