パオパオだより

2010年12月07日(火)

日本酒「九条」 [平和]

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 12月5日は、私の父・藤井善一の誕生日。89歳になった。
 明日の夜、恒例の誕生会をする。
 何かお祝いをと思ったが・・・。

 そうそう、「ねっとわーく京都」に佐々木酒造さんの日本酒「九条」の広告が出てたっけ。

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 問合せ先に電話してみると、佐々木酒造さんではなく「ねっとわーく京都」の事務所だった。
 「父の誕生日のお祝いに、日本酒『九条』をあげようと思ってるんですけど・・・。」
 「藤井さん、お父さんの誕生日のお祝いなら、こちらからプレゼントさせてもらいます。」

 私の父については、「ねっとわーく京都」の10月号にも書かせてもらった。父の戦争体験を、孫である私の息子と息子の所属する大学陸上部のメンバーに話したこと。その記事には父の写真も載せてもらったので、編集人さんにも親しみを持っていただいたのかもしれない。
 また、私の兄が退職まで長年市職労に所属しており、「ねっとわーく京都」とのつながりも深いのも関係しているのかもしれない。(兄は今も「ねっとわーく京都」を定期購読している。)

 いずれにしても大変うれしいお言葉。お祝い事なので、気持ちよく受け取らせていただくことにした。
 私にできることは、「ねっとわーく京都」の連載記事をよりしっかり書くこと。そして、今以上にたくさんの方々に読んでもらえるよう努力することですね。
 本当にありがとうございました。

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 さて、その日本酒「九条」だが・・・。
 私がほしいと思った「吟醸あらばしり 1.8L」は直接佐々木酒造さんに行かないとないとのこと。一度行ってみたかったのでちょうどよかった。

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 丸太町智恵光院の北側をちょっと東に入ったところ。まあ、京都の人以外ならたどり着けないでしょう。京都らしい狭い道路に面したところに佐々木酒造さんはありました。

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 「ああ、ここが俳優・佐々木蔵ノ介さんの実家かー」などとしげしげ眺めてから、「ごめんくださーい。」
 「ねっとわーく京都」さんのほうから電話を入れてもらっていたので、すぐに日本酒「九条」を渡していただいた。

 お礼のごあいさつに伺わなければ。
 そのあとすぐ、「ねっとわーく京都」の事務所のある寺町夷川へ。

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ねっとわーく京都・最新号

 事務所には、いつもお世話になっている宮内さん、丸山さんがおられた。ご両名とも、私はお会いするのは初めて。
 ゆっくりお話してみたかったが、車で来ていたためお礼だけ言って帰ってきた。

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 ついでなんで、最新号に載っていた広告もご紹介。

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 明日、父が喜んでくれればいいのだが・・・。

※佐々木酒造さんのホームページがすごくおもしろい。佐々木蔵ノ介さんの弟さんが跡継ぎをしておられます。(蔵ノ介さんは佐々木家の次男。)ぜひ、のぞいてみてください。→佐々木酒造株式会社

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2010年12月06日(月)

第23回龍神温泉木の郷マラソン・続き [ランニング]

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 ゴール後、近くにおられた大会スタッフさんにお願いして「親子記念写真」。
 3人で同じレースを走ることは、今後もあるのだろうか。

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 さあ、レースは残り5km。

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 ヨメさんにバイクが付きっ切り。最後尾でもないのにバイクに付かれるのはどうなんやろう。私ならイヤ。離れてほしい。

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 15km地点、1時間50分16秒。
 この5kmは36分くらい。下りなので、またいいペースに戻っている。

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 徐々にヨメさんの姿が近づいているようにも見える。
 ひょっとして追いつこうとたくらんでているのだろうか。 

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 たまに通る車には、こうしてパトカーや白バイが先導している。これができるなら、1.5kmの往復(約3km)の短縮など必要なかったのでは・・・。

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 残り2km地点(約16km)で、1時間59分09秒。

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 残り1km(約17km)、2時間6分20秒。

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 この橋を渡るとゴールが見える。

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 「龍神温泉」と言う割には、龍の応援看板などがなかったなあ。

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 私は、真樹とヨメさんのゴール写真を撮らなくてはならないので一足先にゴール。

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 私のゴール後すぐに二人の姿が。

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 真樹は、2時間14分ちょうどでゴール。
 このままのペースであと3km走れるとしたら、ハーフ2時間37分くらい。
 「しっかり走れたね。」

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 その10秒ほどあとに、ヨメさんが。

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 笑顔でゴールテープが切れてよかったね。

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 同じ色のゼッケンをつけた3人の貴重な写真。 
 2時間ちょっとの間、3人がそれぞれどんなことを考えながら走っていたのか。3人が見える位置にいただけに、それを想像してみるとおもしろい。

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 無料入浴券があったので、最初は少し離れたところの元湯に行こうと思っていた。しかし、ゴールすると移動がめんどくさくなった。結局、すぐ前の「季楽里・龍神」の温泉に入ることに。

 ここで事件が・・・。
 去年のこの大会のレポートに「前日と当日のお湯の質が明らかにちがっていた」というものがあった。それを読んでもよく意味が分からなかった。
 温泉に入場すると、湯船には誰もつかっていない。洗い場にいる人からは「アー」とか「オー」という叫び声。 
 「なんじゃー、こりゃー!」

 私も湯船に入ろうとして分かった。「水風呂です。」
 露天風呂のほうには人がたくさんいたのでそこに入った。ここは水風呂ではなかった。
 洗い場に行くと、やっぱり横の人が「オー」と言いながら頭を洗っている。「お湯が出ません!」
 結局、私も「オー」とか「ヒー」とか叫びながら、体と頭を洗った。体はまだしも、頭を水で洗うのはきついどー。 

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 会場前で、日向ぼっこをしながらの昼食。このあたたかさなら冷たいお弁当でもだいじょうぶ。

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 真樹が、ハーフ一般女子30歳未満の部で6位入賞。
 「こんなタイムで入賞なんてはずかしい・・・」と言っていたが、そんなことはない。ハーフ最年少(高1)として、最後までしっかり走ったんやから。胸はって行こう。

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 距離は3km短縮になってしまったけど、それは主催者のミスやから。1ヶ月前の「丹波」での借りを、ここ「龍神温泉」で返せたね。

 さあ、次の目標は?

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2010年12月05日(日)

第23回龍神温泉木の郷マラソン [ランニング]

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 真樹といっしょに走れるのも、これが最後かもしれない。
 そう思って、走路員をしておられるスタッフさんにお願いして「父娘2ショット」写真を撮ってもらった。

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 私は、昨日アドベンチャーワールドで買ったパンダのぼうしをかぶり・・・。せっかくハゲかくしのためにかぶったのに、パンダに見えませんよね。

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 さて、話は朝に戻り・・・。

 宿泊先は、スタートゴール地点である「季楽里・龍神」。
 受付もゆっくりでき、スタートまで何も急ぐことはない。

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 ハーフ、10km、5kmに、3km小学生、3kmファミリーの部もあるのにエントリー総数684名。たぶん昨年と同じ規模のようです。マラソンブームで、自然と参加者が増えている大会が多い中ではこれはめずらしい。

 大会会場をうろうろしていると、私の肩をポンとたたく人あり。滋賀の「天女の羽衣ウルトラ」の実行委員長の南部さん。
 「今日は出店じゃなく、走りに来られたんですか。藤井さんも奥さんも同じハーフの名簿に載ってたんで・・・。」
 「そうなんですよ。11月3日の『丹波』で、ヨメさんと娘がハーフ完走する予定やったんですけど、関門規制が前の年より20分も短くなってしもて、あかんかったんですわ。それで急きょこっちに申し込んで・・・。そしたら、おとつい『3km程度短縮になりました』っていうハガキでしょ。ガックリですわ。」
 「私、高野山側から車で来たんですけど、確かに山側を削ってる感じでしたね。ここは競技というより、温泉に入りに来てる人が多いから・・・。」
 「なるほど。それで抗議する人が少ないんや。ハガキを受け取った後、電話でクレームを言ったら、『あなたが初めてです』って言われましたわ。『ハーフ完走するぞ!』と意気込んでたヨメさんと娘がかわいそうで・・・。」

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 会場では、地元の特産品やおみやげ物を販売しておられた。

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 日が出るまでは冷え込んでいたが、お日さんのあたるところはポカポカ陽気。
 ヨメさんは音楽を聴きながら走るらしい。これも「サロマ50km対策」。

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 11月の「日置川」でよくお会いする森本さん。
 「京都キャロットの藤井です」と声をかけさせてもらうと、「うちの息子も京都にいるんです」とのこと。

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 ヨメさんは、サトイモなどを買っていた。
 スタート前にこんなに余裕のあるのは初めてかも。

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 真樹の精神集中?
 距離が3km短くなったと言っとき、「それでも走る」と言ってくれてよかった。私なら、やる気がガクンと落ちてしまう。ゴールした後、勝手にもう3km走ってしまうかも・・・。

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 「こうじさん、かわいいワンちゃん!」
 ヨメさんが教えてくれた。

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 飼い主さんは私よりちょっと年上の男性。ハーフのゼッケンをつけておられた。
 「ごま・メス・10歳くらい」

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 レースの間置いていかれるのかと心配だったが、しばらくすると奥さんが来られた。
 「ごまちゃんは、柴犬ですか。」
 「いや、紀州犬です。」
 「おー、そうなんですか。紀州犬っていったら白いのんというイメージがありますけど、こんなガラもいるんですね。」
 「そう、ごまガラ。」

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 母と娘、何を語らう。
 どうも、腕時計の使い方について話あっているようだ。

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 私のいでたちは・・・。
 京都キャロットの黄色のランシャツランパン。ゆっくり走るので、ランシャツの中に長ソデTシャツ(あざいお市マラソンの参加賞)。ふくらはぎのゲイターに5本指ソックス。シューズはサロマレーサーST。これにプラス、パンダ帽子。

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 ヨメさんこんな感じ。
 ちょっと着すぎのような気もするが・・・。

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 せっかくなんで、パンダ帽子のアップ。これ、525円は安い。

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 10時ちょうど、ハーフの部がスタート。
 「エントリー241名で、約220名がスタート」とアナウンスされていた。

 「少な!」
 この人数では、うちの家族3人がポツンと置いていかれる可能性大。

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 スタート直後から、真樹は軽快な走り。
 一方ヨメさんは、ずっと痛めている腰が最近ますますひどくなっているらしい。そのため控えめなスタート。

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 スタートして橋を渡ると、一旦南側を小さく周回。これが約2km。
 スタート地点の「季楽里・龍神」はお日さんが当ってあったかかったが、この部分はちょうど日陰で寒かった。

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 体があったまっていないとついつい飛ばしてしまうものだが、真樹もヨメさんもしっかり自分のペースが作れている。

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 人家のあるところを通ると、つないでないワンちゃん。
 走っている私をフシギそうに見ていた。

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 1kmほど行ったところで大きな橋を渡って、今度は北上。

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 早くも上り坂。
 うん?
 ヨメさんの後ろに白バイということは、早くも最後尾?

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 大きな神社の横を通り抜けると、また来た道路へ。

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 真樹は1ヶ月前に「丹波」で14km走っただけで、そのあともほとんど走っていない。それにしては、安定したいいフォームで走っている。「天性か?」

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 4km地点付近になるのだろうか、強烈な上り坂。
 さすがの真樹もちょっと歩き。

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 急な上り坂もあったのに、5km33分55秒。
 キロ7分を切るペースやからえらいもんです。

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 ヨメさんの後ろにたくさんランナーが・・・。 
 これは私らの20分後にスタートした10kmの部の人たち。

 ヨメさんはやっぱり暑くなってきたようで、上着を脱いで腰に巻きつけていた。

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 10kmの部の折り返し手前(ハーフの6kmくらい)もきつい上り坂。でも、大勢の人と走っているとそんなに苦でもない。

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 おっと、ついさっき「キャロットさん、がんばってください」と声をかけてくださった美人ランナーさん。もう10kmの折り返しから帰ってこられたんですね。
 もうちょっとしゃべりたかったけど、スピードが・・・。
 また、どこかで。

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 ここからは下りなので真樹を一人行かせて、ヨメさんを待つ。
 まあまあの笑顔で走っているので、腰のほうはだいじょうぶなんでしょう。

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 ヨメさんに気を取られているすきに、次々とハーフの折り返し地点から帰ってきたランナーが。
 上の写真の方は、たぶん女子全体の1位の方です。男子と混ぜてもかなり上位であったような・・・。走りがきれい。

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 「あっ、写真撮らせてもらいます。京都キャロットでーす。」
 去年の「日置川」でお会いした廣田さん。「京都キャロット」で分かってもらえたかなあ。「花村さんの友だちです」のほうがよかったかなあ。

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 そのすぐ後に森本さん。
 廣田さんと森本さんの力は均衡しているようです。

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 どこまでも続く上り坂。
 あれ?
 ずいぶん離れていたはずのヨメさんが、ちょっと迫ってきているような・・・。
 真樹よ、ここらでヤングパワーを見せつけたれー。

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 給水所は残念ながら水だけ。スポーツドリンクとバナナくらいは置いてほしいなあ。

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 まだまだ上り坂は続く。
 でも、この時期にしてはとても穏やかな天気で、雨も風もない抜群のコンディション。ありがたや、ありがたや。 

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 真樹も一番きつい上り以外はほとんど走っている。

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 ヨメさんはほとんどの坂を歩かず走ったそうだが、この折り返し地点手前だけは歩いたそうだ。

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 折り返しで、真樹とヨメさんとの差は20mもないくらい。

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 真樹のランニングフォームは崩れていない。
 10kmの標識が見つけられなかったが、たぶんここらで10km。1時間14分。この5kmが40分くらい。

 残りゴールまで8kmほど。「しっかり!」

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 道路工事で片側通行のためにハーフの距離短縮になったのだが、車はほとんど通らない。時々猛スピードで走り去る車が数台。この数人のために220人のランナーがしんぼうって、なんかおかしくありません?
 この大会は、「車が優先、ランナーはすみっこ走っとけ」ていう大会なんでしょうか。

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 真樹が下りに入ってからがんばったせいか、ヨメさんとは50m以上離れたようだ。

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 ズームで撮ると、なぜか笑っている。
 「何も笑ってへん。生まれつきこんな顔や!」と言われそう。

 折り返しの時、自分の後ろにもう一人ランナーが走っているのが分かって余裕が出てきたのかもしれない。

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 上り坂に入る手前(13km地点付近)で、優しそうな走路役員さん発見。
 「すいません。娘と二人走っているとこ、撮ってもらえませんか。」

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 「ほれ、真樹、走ってるかっこして・・・。」

 真樹はちょっとイヤやったかも・・・。

(注)後半に続く。

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2010年12月04日(土)

アドベンチャーワールド [家族]

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 今日のベストショットはこれでしょう。
 真樹が乗ってみたかったタンデムサイクル。
 次に彼氏と乗るときのための練習ということで・・・。

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 いろいろ説明書きをしようと思いましたが、やめておきます。80枚の写真を見てくださってありがとうございました。
 4年ぶりのアドベンチャーワールド。子パンダを見ようと思いましたが、「45分待ち」だったので並ぶのをやめました。4年前にもいたコーギーちゃんが元気そうでよかったです。

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2010年12月03日(金)

龍神温泉マラソンに、「喝!」 [ランニング]

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今日のきく

 人の悪口は言うのも書くのもイヤ。
 どんなに腹が立つことがあっても、それを言ったり書いたりするとますます気分が悪くなるだけ。でも、こんなこと、走りだして30年近くになるが初めて。あまりにもひどい。

 今日、龍神温泉木の郷マラソン大会実行委員会からハガキが届いた。
 「火曜日に受付票が届いたばかりなのに、大会直前にナニ?」と不審に思った。
 そのハガキの内容は以下のとおり。

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 「はー? なにー、今ごろ。『ハーフの部が3km程度短縮」って!」

 これ、あさってのレースの話ですよ。
 悪天候などの天変地異によるコース短縮は今までに経験しているが、「1週間ほど前から道路工事が行われて」コースが短縮など聞いたこともない。

 町内会の運動会なら、直前に距離が短縮されようと何の問題もない。しかし、全国から参加者を募集している大会がこんな対応でいいのだろうか。昨年のハーフの参加者が200名にも満たない規模らしいが、だからと言ってこんな町内会の運動会のような対応で許されるのだろうか。

 うちの事情を説明すると・・・。
 11月3日の「丹波ロードレース」のハーフに挑戦した母娘は、関門が去年より20分も厳しくなったこともあり14kmで収容。
 そのあと、娘に再挑戦する気があるかたずねると、「関門規制のない大会なら・・・」と。そこでヨメさんが、それほど遠くない場所で、うちの仕事のない日に行われるハーフの大会をしらみつぶしに調べてみた。そこで行き当たったのが「龍神温泉木の郷マラソン」だった。
 関門については記されてなかったので電話で問い合わせてみると、「関門規制なし」とのこと。
 「決定!」
 ここは交通の便が悪いところなので、私は送迎役を命じられた。それプラス、「どうせ行くなら、最後尾になる可能性の高い真樹といっしょに走ったら」と。
 私、ヨメさん、真樹の3人が同じレースを走るのは我が家史上初めてかも。折り返しコースなので、どんな展開になろうとヨメさん真樹の写真がいっぱい撮れるぞー。
 真樹にとっても、目標を持って何かに挑戦することなどめったにないことだし。そのがんばっている姿を間近でみられるなんて・・・。
 「ハーフマラソンのゴールを娘といっしょに迎えられる父」
 いいねえ。

 ・・・という感じでした。

 「ハーフの部の距離が3kmほど短くなる」というこんな大事なことを出発する前日に届くハガキで知らせるなんて。そんなに多くの参加者でもないので、少なくとも直接電話を入れて説明すべきでしょう。
 これでは納得できないので、大会実行委員会に電話を入れた。(お知らせのハガキには、電話連絡先さえ書いてないんですよ。)
 以後のやり取りは、思い出しただけでムカムカするので省略。
 分かったことは、道路工事は災害復旧の緊急工事ではないこと。ハーフの距離になるようにコース変更の努力をされたふしが見られないこと。参加者へのおわびは、今日届いたハガキで済ませようとしておられること。などなど。

 今から考えると、ランネットの大会レポートで、他の項目は評価が高いのに「距離表示」の評価が極端に低かった。ここをしっかり見ておけばよかった。この大会は過去22回も実施されているのに、距離表示に「1」の評価が出ている。今まで改善されなかったのだろうか。こんな大会は要注意。この大会は、以前からコースの距離にはいいかげんであったということだ。

 「ハーフマラソンをどうにかこうにか完走できたー」と笑顔で言う真樹の姿を見たかった。もう、それはありえない。約18kmですから。ガックリにもほどがある。
 でも、このガックリが、町内会の運動会の感覚しかない主催者には分かってもらえないんでしょうね。

 もう、よっぽど行くのをやめようと思ったが、真樹は「それでも行きたい」と言う。それがせめてもの救いです。
 気を取り直して、約18kmのレースに行ってきまーす。

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今日のきく

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2010年12月02日(木)

「上地に似てるから・・・」ー兵庫・ゆめさき舎にてー [私の好きな人]

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 ゆめさき舎のSA君。
 丸1年ぶりに会うというのに、1年前の話の続きから始まった。

 「スザンヌが・・・、里田まいが・・・、上地が・・・。」

 「どうなっとんじゃー。この1年のブランクは関係なしかい!」と心の中で思いながらも、その話がどんどんふくらんでいく。まあ、これはこれでええことなんかな。久しぶりでもスッと受け入れてもらえたってことやね。

 SA君はおしゃべりが大好き。だいたい私の5倍くらいしゃべっている。でもちょっと声が小さいので、私はその半分くらいしか聞き取れていない。それでも言いたいことはだいたい分かる。

 またまた出ましたー。
 「ぼくは上地に似てるから・・・」
 そうか、鼻の下とあごにヒゲをたくわえているのはそうゆう理由なんやね。やるじゃん!

 「ところで、SA君、下の名前はなんて言うん?」
 「こうじです。」
 「こうじー、こうじー、こうじー!」
 「なんですか。」
 「こうじってゆう名前の人は、いい人が多いでー。」
 「えっ?」
 「実はな、ボクもな、こうじってゆうねん。」
 「・・・。」

 「妹が弁当作ってくれてる。」
 「えー、そんなええ妹がおるんかいなー。こうじー、自慢の妹やんけー。」
 「弟とは野球をやってる。」
 「そっか、弟に教えたってんのー。こうじー、ええ兄ちゃんやんけー。」

 SA君は、「こうじー、こうじー」を連発されてちょっと困っていた。でも、ちょっとうれしそうでもあった。

 別れる前に言われた。
 「明日、来れる?」
 「明日は無理やわ。」
 「じゃー、金曜日は?」
 「金曜日って、あさってやん。それは無理やて・・・。」
 そう返事しながら泣けてきた。明日でもあさってでも、こんな変なオッサンでも来たら喜んでくれるんや。
 ほんま、この1年間なにしとったんやろ。こうやって私がただ来ただけで喜んでくれる子たちがいっぱいいるのに・・・。

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 今年は、干支の絵馬作りは予定に入ってなかったそうだ。ところが、私が何度も残念だと言ったのを受けて、急きょ今年も取り組んでくださることになった。それなら少しでも手伝わなければ。
 私は、絵馬の屋根の部分の色付けをさせてもらった。こういう単調な作業は、得意中の得意。
 松本さんは、SA君にはんこを使った模様付けを教えておられた。今年はうさぎだが、去年の絵馬よりだいぶバージョンアップしているようだ。

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 色付けをしていてハタと気づいたことがあった。
 あっちで「オーオー」、こっちで「ウィーウィー」、向こうで「ブルンブル」。何年か前の私なら、これらをひっくるめてみな「奇声」と言ってしまっていただろう。でも、何かちがう。これらの声は、私が以前は奇異に感じていたものとはちがう。
 なぜだか私のことを気に入ってくれているMI君の一人ミュージカルが、周りのみんなの気分を高めてくれたのだろうか。紅一点のKOさんは120%と言っても言い過ぎではないような満面の笑み。前来たときには声が聞けなかったTA君も、なにやら歌っているように聞こえた。
 「奇声」と決め付けているのはこっちの都合。彼ら彼女らの何らかの表現を、そんなに簡単に片付けられてはかなわない。

 前来たときにはまったく近づけなかったMA君は、今回もにたようなものだった。でも、せわしなく動きまわっていたのがだいぶ落ち着いたように感じた。表情もおだやか。

 今日のメンバー6人中、私にとってただ一人の新人さん。(MA君とイニシャルが重なるので、ここでは「大型新人君」と表記します。体重100kg超級だそうだ。)彼ともまったくコミュニケーションがとれなかった。
 ところが、松本さんが「おやつにしょうか」と言われ、私が手を洗って戻ってくると、私の手を引っぱって行ってくれたのだ。もう、それが不思議で不思議で・・・。
 大型新人君にとって、それまでの私は視界に入っていなかったはずなのに、突然どうしたんでしょう。これは、よう分からん。でも、予想もしていなかった行動だったのでよけいにうれしかった。

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 私が持って行かせてもらったクッキーのようなお菓子をみんなで食べた。いろいろな理由で食べられない子もいる。でも、こうしてみんなそろって座ってものを食べるっていいですよね。

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 今日の男子メンバー5人中、3人が70kg台、1人が100kg台。小さめで細いランナー体型の松本さんは、体力的にも大変だ。その日のきげんによっては大暴れする子もいるらしい。「だいじょうぶかいな」と心配になる。

 ご家族の中には大きな施設に入れたがる方も多いらしい。でも、松本さんは「そういうところは、薬漬けにして動きを鈍らせて管理していくところが多い」とおっしゃっていた。
 前にはこんなこともおっしゃっていた。「どこからも断られた子を、みんなうちでひき受け入れるという意気込みでやっている。」
 「ちっちゃいおっさん、しっかり!」

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 トイレをお借りした時、洗面所に置かれている絵馬の型が目に留まった。
 出来上がった絵馬だけを見ていたらあかんね。こっから始まってるんやね。

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 もうちょっとお手伝いをしたかったのに、松本さんに急用が入り、早めの帰宅ということになってしまった。
 送迎車は、○○君の車内での大暴れの結果、バックミラーまで取れてしまっているハイエース。今日も退屈して暴れそうになっていたので、私がそれに輪を掛けて暴れまくったった。
 「先手必勝!」(意味不明)
 そしたら、さすがの○○君もあきれて笑ってた。

 紅一点KOさんのおうちの前に、ちょうどご両親が歩いておられた。
 「私みたいなもんでもおじゃまさしてもうたら、ものすご喜んでくれはって・・・」と言うと、
 「そうでしょ。うちの子はお客さんが大好きで・・・」とお母さん。お父さんもうれしそうに笑っておられた。

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 私も姫路駅前まで送ってもらった。
 松本さんとお別れする前に話したこと。
 「ボクはほんまにたまに来て、自分のしたいことだけして引っかきまわして帰っていくだけ。毎日毎日ずーっとたいへんなことをし続けてはる松本さんらの苦労は忘れたらあきません。それだけは肝に銘じとかんとね。」

 以前、松本さんが「藤井さんの考えが自分とよく似ていてびっくりしています」とおっしゃっていた。福祉の仕事に骨身をけずっておられる松本さんと、ヨメさんの稼ぎで食わしてもらっている私をくらべたらあかんて。
 でも、一つだけ似ているところがある。
 「どんな運動も、内輪だけで盛り上がっていてはダメ」と思っているところ。私のような福祉の「ふ」の字も知らんような者も、邪魔くさがらずに受け入れて下さるのはそう思っておられるからだと思う。しろうとにはしろうとなりの「Good idea」があったりしますもんね。

 このブログの記事を見て下さった方が、福祉の仕事への理解を少しでも深めてくだされば私はうれしい。

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