パオパオだより

2010年12月27日(月)

「酔いがさめたら、うちに帰ろう」 [映画]

画像(320x221)・拡大画像(510x353)

◎京都新聞夕刊・映画紹介欄「シネマ主義」12月14日より

「酔いがさめたら、うちに帰ろう」
      不器用な男と家族の再生物語

 単身生活も長くなると、ふと思うことがある。人間いずれは最期を迎える。その時、見送ってくれる人がいることは、どれほど心丈夫なことだろうか、と。
 戦場カメラマン鴨志田譲(2006年没)が、アルコール依存症の闘病体験を元に書いた自伝的小説が原作。男(浅野忠信)が病気を乗り越え、元妻(永作博美)ら、家族の元へと帰って行く軌跡を映し出す。
 もちろん病を扱う作品である以上、酒の誘惑に崩れていく様子や、泥酔し、家庭内で暴力をふるう怖さにも触れる。ただ、作品に描かれるのは病そのものではない。病気につまづいた不器用な男が、生気を取り戻していく歩みだ。
 主な舞台となるのは依存症患者が集められた病院。病院食でカレーが食べられるかどうかでドキドキする感覚、患者のリーダー選びを巡る争い、面会に来た子どもたちと弁当を食べる幸せー。風変わりな入院患者とのささいな日常や家族との絆が軽妙に描かれ、穏やかで幸せな気分が作品を包む。
 東陽一監督は映画化にあたって、鴨志田譲の妻で漫画家の西原理恵子にも取材、男の目線からのみ書かれたストーリーを深め、夫婦、家族の物語に仕立て直した。冒頭、救急車で運ばれる元ダンナに元妻が一言。「大丈夫、まだ死なないよ」。過度なウエットさはないが、決して乾いてはいない。大人の深い愛情を、永作がさらりと体現してみせる。
 現実の世界では。鴨志田は退院後、1年ほどでこの世を去っている。映画化に合わせて、西原が寄せた文章に、こうある。「さいごに、ちゃんと帰ってきました。いい男でした」。きちんと旅立つことのできた、幸せな人生だったのだろう。
 京都シネマで18日から上映。  (長谷川真一)
--------------------------------------------------------------------------------

 12月22日、「うまれる」を見たあと休みなしで飛び込んで見た「酔いがさめたら・・・」。映画化されたら絶対に見に行こうと心に決めていていた作品。漫画家・西原理恵子さんの元夫の話。
 今は戦場カメラマンと言えばバラエティ番組に出まくっている渡部陽一さんだが、それまでは鴨志田さんではないだろうか。それは、もちろんその写真で有名になったのではなく、西原理恵子の夫としてだが・・・。
 だから、戦場カメラマンと言えば、流れ弾に当たって死ぬか精神が持たず身の破滅を迎えるかどちらかだと思っていた。まさか、お笑い番組の常連が出てくるなんて・・・。

 私は身近に「アル中」と呼ばれる人がいなかったので、アル中の気持ちが分からない。自分自身もほとんど飲めないし。「ヤク中」は犯罪なのに「アル中」はそうでもないというのも分からない。
 この映画で、アルコール類を飲むと気持ち悪くなる薬を飲んだ後にまた酒を飲んでいた主人公を見て、わけが分からんようになった。それが病気なんでしょうか。

 夫役浅野さん、妻役永作さん、ピッタリ。
 この夫婦の安もんくささ(実際に安物とは言いません)がうまく演じられていた。
 西原さんの、「どうじゃー、この安っぼさ!」と胸を張っているようなフンイキが大好き。
 「悲しみでいっぱいになると、悲しみも喜びも何がなんだか分からなくなる。悲しみで体いっぱい満たされている時は、何もない空っぽよりいいのかも」みたいなせりふがあった。私はこの場面が一番心に残った。安っぽいけどいいせりふ。

 鴨志田さんが亡くなったあと、お母さんがインタビューに答えられている映像を見た記憶がある。「彼は・・・、彼は・・・」を連発されていた。
 鴨志田さんが早死にした原因の重要な部分をこのお母さんが占めている、とそのとき思った。そういう意味で、母役の香山美子さんは適役ではなかったように思う。私は、そこだけが残念だった。

 私が死ぬ時、元妻(?)はなんと言うだろう。何も言わんか・・・。

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2010年12月26日(日)

第29回あのつ越年マラソン [ランニング]

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 「すいません、後ろの字が入るように写真撮ってもらえませんか。」
 「あっ、はい・・・」

 5kmのゴール後、ちょうど大会名の入った横断幕の前におられた女性にお願いした。しかし、どこかいぶかしげ・・・。
 シャッターを押してくださったあと、「京都キャロットさんて、前に・・・。」
 「ああ、ああ、どこかで見たことある方やと思ったら、なんとか由美子さん!」
 「そうです。」
 「いやあ、三重の大会やし、ひょっとしたら来てはるかなあと思って名簿を見ていたんです。でも下のお名前だけしか覚えてなくて・・・。由美子さんはなかったし・・・。」
 「今日は出てないんです。」
 「お友だちの応援ですか。」
 「そうなんです。でも家からここまでは走ってきたんですよ。」
 「えっ、このお近くでしたっけ?」
 「いえ、16、7kmはあります。」
 「いやー、それはすごいですやん。でも、まさかここでお会いできるとは思ってませんでしたわ。写真をお願いした人が由美子さんやなんて・・・。」

 ○○由美子さんとは、去年の3月の「美杉の里・桜マラソン」でお知り合いになった。私と同じ10kmに出場されており、きれいなランニングフォームだったので写真に撮らせてもらった。その少しあとの「龍王桜マラソン」でもお会いしたのだが、それ以来。本当にお久しぶりだった。よく覚えていてくださったものだ。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 「あのつ越年マラソン」が行われたのは、三重県津市河芸町。かなり前に一度出場したことがある。その時とは会場が変ったような気がする。

 この年の暮れに、わざわざ三重まで走りに来たのには理由がある。
 今年10月の「四万十ウルトラ」の関門に引っかかったあと考えた。「私にはウルトラの適性がない。昔のように短い距離を風を切って走りたい。でも、今さら昔のように走れるのだろうか。」
 そんなこと考えていても仕方ない。実際に短い距離のレースに出てみなくては・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 朝6時半に起き、6時40分出発。
 2時間はかかると思っていたが、会場に着いたのは8時20分。9時の開会式には余裕で間に合った。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 この大会は、「三重走友会」が主催。今やクラブが単独開催している大会はめずらしい。でも、「つう」はこういう大会を選ぶ。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 9時30分、10kmがスタート。
 その10分後、私の出る5kmがスタート。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 5kmは、言わば「長距離スプリント」。20分を切って走れたら、「風を切る」と言ってもいいだろう。最終目標はここ。今日はその目標への第一歩。何とか22分は切りたい。

 「京都キャロット」のプリント入り長Tが出来上がったので、今日デビューと思ったが・・・。気温は低い(4℃)が風はなし。これは走り出したら絶対暑くなる。けっきょく、ランシャツランパンで。写真を撮るヒマもないので、ウエストバックなし。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 廉の教えどおり、スタート約1時間前からウォーミングアップ。
 ジョグ2km+流しとかいうヤツ100m×5。

 かわいいワンちゃん(カイ・オス・8歳)にも会えたし、「がんばんでー」。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 50歳以上5kmは7名。これはがんばったら3位以内入賞も・・・。
 スタートからいい感じ。前にも後ろにもランナーがいて走りやすかった。 
 5kmはええわ。あっと言う間にゴールや。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 最後の下りを軽快に飛ばし、この300mほどだけはキロ4分ペースを切っていたと思う。これを5km続けたら20分を切れるわけや。下りを飛ばす練習なんかもいいかもね。

 こんな感じでゴールへ。ちょっとだけ風を切った。
 タイムは21分15秒。再起(?)第一戦としては出来すぎ。

 このあと、ダウンのジョグ2km。このとき走りながら思ったのだが、ちゃんとアップをしてレースにのぞんだらゴールしたあとが楽。今までなら全力で5kmを走ったら、ゴール後はせきが止まらず呼吸困難一歩手前になっていた。
 これからも「廉コーチ」の教えをよく聞き、「5km20分切り」をめざしてがんばろう。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 暮れにこんな涼しそうなかっこうで走ったので、記念写真。
 シューズはもちろん私の持っている最軽量の「ミズノ・ウェーブスぺーサーGL」。やっぱり軽いシューズは足がよく上るような気がする。

 「ひょっとしたら3位以内かも・・・」という期待もあったが、発表まで時間がかかりそうだったので帰ることにした。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 帰る前に、お友だちを応援されている○○由美子さんを撮らせてもらった。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 「すんません、応援してはるとこ撮らせてもらったんですけど、ブログに載せていいですか。」
 「えー、ええ。」
 「ちゃんと、『三重の美人ランナー』って書いときますし・・・。」

 ということで、今日の成果は?「長距離スプリント」への希望の灯が見えてきたこと、?三重の美人ランナーさんとお会いできたこと、でした。

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2010年12月25日(土)

第12回勝手に国労応援ラン [ランニング]

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 今月は先月の続き、JR山崎駅をスタートして大阪府内のJRの駅をめざす計画を立てていた。でも、昨日ひらめいた。 
 「大文字山に登ろう!」

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 自宅から銀閣寺前までが約8km。そこから大文字の中心まで約1.6km。これを往復したら20km近く。帰りがしんどくなったら叡電で帰ることもできるし・・・。

 昼間の明るい時に、できるだけ人がたくさんいるところを走るほうがアピールになる。「JR不採用問題は、まだ決着がついていない。」 

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 午後2時過ぎスタート。
 今日はかなり冷え込んでいたので、いつものライトトレーニング上下の上にウィンドブレーカー。しかし、やっぱり1kmほど走ったら暑くなってきた。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 国際会館前からは、明日の高校駅伝の男子4区と同じコース。

 やっぱりウインドブレーカーは暑すぎた。3kmも走らないうちにウインドブレーカーを脱ぎ、腰に巻きつける。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 宝ヶ池通りには「高校駅伝」ののぼりがづらり。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 花園橋の少し南のおうちにいたワンちゃん。勝手に写真を撮らせてもらった。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 弧線橋の部分は歩行者進入禁止。もちろん、明日走る高校生も試走できない。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 叡電・一乗寺駅近く。
 私は大学のとき、1年だけこの近くに住んでいた。「京一会館」の3本立て映画をよく見に行ったものだ。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 京都造形芸大のネコちゃん、今日もいるかなあ。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 いたー。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 近づいても逃げない。
 これはやさしくしてもらっている証拠。

画像(240x320)・拡大画像(480x640)

 有名な「ガケ書房」。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 やっと、今出川通りに到着。ここを左折して大文字へ。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 見えたー。
 そばまで来ると、けっこう高く見える。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 「いやっ、かわいいワンちゃん! 写真撮らせてください。」
 「はい。」
 「何歳ですか。」
 「14歳です。」
 「おー、14歳! 元気、元気! オスですよね。」
 「はい。」
 「お名前は?」
 「ハチです。」
 「ハチ君、なでてもええか。」 ナデナデ・・・。

画像(240x320)・拡大画像(480x640)

 銀閣寺まで上る坂。
 土曜日なので人出が多い。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 観光客のみなさんをかき分けかき分け・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 やっと銀閣寺門前到着。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 銀閣寺門前を少し左に行くと八神社。
 ここで8kmくらいでしょう。51分16秒。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 毎年7月の最終日曜あたり、京都走ろう会主催で「大文字登山ランニング大会」が行われている。八神社をスタートして大文字の中心まで。
 確か廉が1歳の時、背中に背負って出場したのが最後。そのとき、どれくらい時間がかかったのだろう。18年前でまだ若かった。16分くらいでゴールしたような・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 せっかくなんで、「落ち葉を踏みしめ力走するセルフ写真」を一枚。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 超久しぶりだったが、だいたいコースの景色は覚えていた。

画像(240x320)・拡大画像(480x640)

 確か、この長い階段を上りきるとゴールも近かったはず。階段は149段あった。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 しかし、上りきったあとにまた階段!
 両手につえを持った男性が一人で登っておられた。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 やっとゴール、16分50秒。
 自宅からは、合計で1時間08分07秒。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 この歳でこのタイムなら上出来でしょうか。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 写真を撮ったが、逆光で・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 さえぎるものが何もないので、風がビュンビュン。

 汗をかいた体が冷えてきた。5分も休まないうちに再スタート。ここからは急な下り。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 落ち葉に滑らないように気をつけて・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 「なっ、なに? さっ、さる?」

 目をあわさんようにして、気づかれんように写真を撮ってと。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 八神社到着、13分05秒。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 またまた、人ごみをかき分け・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 この門前通りには、八ッ橋屋さんだけでも3店舗ある。どこのがおいしいんでしょう。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 なかなかフンイキのいい石畳。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 京都に来られたら、ぜひここは走ってほしい。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 さあ、ここからは高校駅伝男子3区のコース。
 反対側の歩道を走っている高校生がたくさんいた。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 行きしに写真を撮ったワンちゃん。帰りにももう一枚。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 帰りも宝ヶ池通りののぼり。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 地球研前を右折して100mほどで自宅。
 八神社から56分05秒。大文字山からは1時間09分12秒。

 今日は多くの人にゼッケンを見てもらえたと思う。私自身も高いところから京都の町を見下ろせて気持ちよかったし・・・。
 20kmにはちょっと足りないコースのようだが、なかなかいいコースだった。これからもこのコースを走りたい。
--------------------------------------------------------------------------------

☆政治の責任でJR不採用問題の解決を求める!
「国会前54日間連続フルマラソンアピール行動」報告

 リンクしようとしましたが失敗。「54日連続フルマラソン」で検索して見てください。

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2010年12月24日(金)

クリスマス [雑感]

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 今日24日は、クリスマスイブではなく「勝手に国労応援ラン」の日。去年の今日、国労北見闘争団の中野勇人さんが「国会前54日連続フルマラソン」を成し遂げられた。
 あれからもう1年もたつのか。そんなことをしている人がいるということを知ってしまったからには、私も何かしなくては。そう思い、それ以来毎月24日(またはそれに近い日)に、中野さんからいただいたアピールゼッケンをつけて走ることにした。

 今日は、休日明けの日なのでちょっといそがしかった。明るいうちに走りに行ければよかったのだが、あっという間に暗くなってしまった。(昨日が冬至?)
 「勝手に国労応援ラン」は明日、明るいうちに!

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 今年のケーキはヨメさんがコンビニで予約。予約特典として、ムーミンのペアマグカップがもらえる。
 ケーキもおいしかったし、カップもかわいいし・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 ケーキにろうそくがついてなかったのがちょっと・・・。でも、去年の私の父の誕生日ケーキに使った「88歳」のろうそくが残してあった。
 「こりゃめでたい。イエスさんと末広がりの『八八』と、つながるかなあ。」

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 この1年を振り返る時期になった。

 先日もこのブログにコメントを入れてくださったゼファー750さん。なぜか、いつもいいタイミングでコメントを入れてくださる。ヨメさんからも見捨てられている私の、よき理解者であると言ってもいい。
 今日は夕方少し時間があったので、ゼファー750さんのブログ「田舎に暮らしたい!」の「薬害・医療」のカテゴリーの記事を読めるだけ読んだ。少しむずかしい用語が入っていたりして読むのに時間がかかるが、内容は決して特殊な世界の話ではない。「薬害」と聞くと新聞記事になったような大きな事件ばかりを思い浮かべてしまうが、現実はもっともっと深刻だ。薬を使う可能性のある人すべてに読んでもらいたいブログと言ってもいい。

 今まで読んだところを私なりに乱暴にまとめさせてもらうと・・・。
 製薬会社は利潤追求が第一。その薬の副作用などごまかしてでも販売にこぎつけることは山とある。国もその安全性を確認することなく販売を認可している。医師も、すべての薬の細かいデータを知っているわけではない。また、新しく開発された薬を使った場合と使わなかった場合の延命率はそんな大きな差はない。
 薬漬けにする現在の治療方針には拍車がかかるばかり。それでいいのか。

 それから・・・、(うーん、これ以上ののことを書くにはもうちょっとしっかり読まんとあかんね)。
 来年の7月の「神奈川反核平和マラソン」で再会できる日までに、ゼファー750さんの「薬害・医療」の記事をしっかり読まなくては。それを再確認したクリスマスイブでした。

 (ぜひ一度「ゼファー750さんのブログをのぞいてみてください。私のブログのリンク集の「田舎に暮らしたい!」へ→)

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

きょうのきく (京都キャロット通販事務所にて)

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 6 )

2010年12月23日(木)

2010万博クロスカントリー [ランニング・出張販売]

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 廉と真樹、二人がそろって出張販売について来てくれたのはいつ以来だろう。一年の最後の大会で、家族4人がそろった。

 二人が笑っているいい写真が撮れた。もうそれだけで、今日の大会はいい大会だったと言える。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 今日は時折小雨はぱらついたものの、気温はさほど下がらず、この時期にしてはいいコンディションだった。それは走るにしても販売をするにしても。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 毎年楽しみな箕面自由学園のチアリーディング。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)
画像(320x240)・拡大画像(640x480)
画像(320x240)・拡大画像(640x480)
画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 今年は例年に比べるとちょっと時間が短かったような・・・。
 でもすごかった。楽しかった。ワクワクした。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 今日は「ミズノ」さんから一人助っ人に来てもらっている。
 だから、10kmに出場するヨメさんと廉の写真を撮りに行くこともできる。(私は今日は不出場。)

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 陸上競技場スタートゴールという大会はそうそうない。市民ランナーも競技者気分を味わえる。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 競技場を出て少し行ったところにある売店前で、廉、みずぽん(廉の陸上部の仲間)、ヨメさんを待った。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 廉がこの10kmコースをどれくらいで走れるのか。まるっきり予想がつかなかった。

 私の記録が、一昨年51分02秒、去年53分18秒。平地なら45分くらいなので、10%〜20%ほどタイムが落ちている。いくら走りにくいコースとは言え、これはかかりすぎ。私は10kmより長いのではないかと疑っていた。

 私の落ち具合を廉に当てはめると、廉は38分前後? 

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 みずぽんさんからは、「厳しい顔で走っている写真はちょっと・・・」と言われている。この横顔ならだいじょうぶ? 

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 ヨメさんは、スタート直前に「制限時間70分」を知る。最近のスピードから考えると、75分から80分はほしいところ。でも、もうスタートしたからには70分をめざして走るしかない。

 それともう一つの目標。同時スタートする廉の倍の時間以内にゴールすること。そうすれば、5kmを2周するこのコースで廉に1周抜かれという屈辱は避けられる。
 さて・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 スタートから34分ほどたった。
 私の予想ではまだまだ廉は帰ってこないはず。しかし、売店前を通過していく何人ものランナーの姿が見えた。
 「ひょっとしたら・・・」
 急いで人垣に近づくと、来た来た廉が。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 「れーん、ラスト!」

 かなり前のほうで、タイム的にも遅くはない。
 その時すぐ横にいた「天王寺高校」の美人陸上部員に聞いてみた。
 「今何位くらいか分かる?」
 「15位です。」
 「ありがとう。」

 廉のゴール後聞いてみると、ゴールタイムは36分29秒。このタイムということは、このコースは10kmより長くはないのか。私が苦手なコースであっただけということか。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 そこから10分ほどあと、横断橋を越えてくるみずぽんの姿が見えてきた。
 私はしっかり写真を撮ろうと思う人ほどうまく撮れない。今回のみずぽんもその口になってしまった。ピンボケピンボケ。でも私は近眼なので、ちょうど実際に見えたのと上の写真が同じ感じ。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 「えがおー、えがおー、みずぽーん!」
 と言ったつもりだったが、最後は「みずぼん」になってしった。
 途中お腹が痛くなってしまい、そうとう苦しんだゴールとなったらしい。「12月生まれの末っ子はかしこいでー」と勝手に仲間に引きづり込もうとしていたが、このコースが苦手というとこまで似んでも・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 ただ、勝手にライバル視させてもらっている私としては、一挙に離されてしまうとガックリくる。今日くらい手加減してくれると、ひょっとしたら追いつけるかもと思ってしまう。
 「おっちゃんは、負けへんでー!」

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 横断橋を渡りきったところの頭上にモノレールが走る。
 このコースは、陸上競技場、石畳風道路、アスファルト、芝生、土道、落ち葉道、それに加えてモノレールのまたくぐり。これぞ難コース。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 この大会でいつもお会いする朝日啓介さん。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 「あさひさーん、前にお聞きした住所、やっぱり覚えられませんでしたわ。ゴールしやはったら、住所教えてくださいねー。」
 「あー、ありがとう。」
 前に走っておられる写真をお送りする約束をしていたのだが、まだ送れていなかった。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 まあ、それにしてもほれぼれするようなきれいなランニングフォーム。朝日さんの無駄な力の入っていないフォームは、みなさんのお手本になると思う。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 その2分ほどあと、ヨメさんの姿が。
 「えっ、まだ1時間5分ほどやで・・・。どしたん?」

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 この走りにくいコースをこの時間で戻ってこれたら、チョーチョー上出来。 

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 前にいた人にも追いつき・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 競技場に入るとラストスパート。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 「ゴールはバンザイやでー。」
 私の指示どおり、笑顔のバンザイゴール。

 1時間08分51秒。私の予想より7分ほど速い。立派!
 (ただし、廉には1周抜かれ。)

 これで、あとはお昼ごはんを食べて後片づけだけ。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 うちのテント近くに、黒ラプちゃん。去年もつながれていた黒ラプちゃんとちゃうやろか。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 そろそろ片付けようと思ったが、うちのお向かいの豚汁テントに長蛇の列。これはもうちょっとうちも店を出しとかんと・・・。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 来年11月10日に、「第1回大阪マラソン」が開催されるらしい。出てみたいけど、「南紀日置川マラソン」と重なるから無理か。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 今日の笑い話。

 「パオパオ、缶ジュースあけて。」
 「おう、真樹。今、パオパオを頼ってくれるのは、地球上で真樹だけやど。」
 「そやて」とヨメさん。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 私は久しぶりに走らない出張販売。いつもなら物足りないのだが、家族4人そろって出かけられたことがよかった。そういう意味で、思い出に残るいい大会になった。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

家ですねていたきくちゃん

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

2010年12月22日(水)

「うまれる」 [映画]

画像(226x320)・拡大画像(453x640)

◎シネマトゥデイより

チェック:子どもたちの胎内記憶、妊娠、出産、そして出産と隣り合わせにある不妊や流産、死産、堕胎などの映像を通し、生まれてきた意味や家族のあり方を問い掛けるドキュメンタリー。カナダで映画制作の修行を積み、その際に手掛けた短編映画が各映画祭で評価を集めた豪田トモが監督・企画・撮影を担当。歌手として、俳優として、そして父として活躍中のつるの剛士がナレーションを務める。命の誕生をめぐる、感動エピソードに注目だ。

ストーリー:両親の不仲や虐待の経験から、親になることに戸惑う夫婦。出産予定日にわが子を失った夫婦。子どもを望んだものの、授からない人生を受け入れた夫婦。完治しない障害を持つ子を育てる夫婦。そんな4組の家族が織り成す笑いと涙と愛のドラマを通し、生きることの意味や大切さを問い掛けていく。
-------------------------------------------------------------------------------

 「ますみちゃん、妊娠してへん?」
 「なんでやねん!」
 「『うまれる』っていう映画な、妊娠中の女の人といっしよに見に行ったら二人で2000円なんやてー。そうゆう割引があるらしいわ。」
 「へー。」
 「つるの剛士がナレーションやし、真樹にもちょっとゆうてみたんやけどなあ、パオパオと映画は行かんわなあ。」(真樹はつるの剛士ファン。)

 ドキュメンタリー映画は、「見て終わり」とはならない。この映画も、見ながらいろいろなことを考えた。
 みなさんいろいろなものを背負って生きてこられ、これから先もいろいろなものを背負って生きていかなくてはいけない。妊娠・出産はただごとではない。この映画に出てこられたご夫婦4組が、それぞれどんな問題に直面されていたかは映画を見てください。

 「私一人の力で生んで、私一人の力で育ててきた」と言うのはうちのヨメさんの口ぐせ。まあ、そう言われるのも仕方ない。でも、100対0っていうことはないやろうと前から思っていた。99対1か98対2くらいは・・・。
 しかし、今日の映画を見て思った。
 「100対0でまちがいありません!」

 私はマジメなことが大嫌い。自分の子どものことさえ、そんなにマジメには考えていないかもしれない。
 結婚した当初、二人で生活できることだけでもうれしかったので子どものことはほとんど考えていなかった。私のようないいかげんな人間が、「父親」などになるのはおかしいと思っていた。(映画の中のある男性も、似たようなことを言っておられた。)結婚して5年が過ぎても子どもをつくらなかったのは、そういうこともある。
 それと、子どもを育てていくということに対してしっかりとした心構えだけは必要と思っていた。映画の中でも出てきた「万が一」という言葉。映画では、お母さんの身に万が一という意味で使っておられたが、うちの場合は子どもの身に万が一という意味で。具体的には、どんな状態で生まれてきたとしても絶対に逃げ出さず育てていけるかという覚悟。うちの夫婦がそう覚悟できるまで5年かかったと言ってもいいのかもしれない。
 また、これは普通の例と正反対かもしれないが・・・。
 教師という仕事を辞める覚悟ができたときと父親になる覚悟ができたのが同時。このまま自分の信念を押し殺して上からの言いなりのリモコン教師を続けていけば、とても生まれてくる子に胸をはれない。本気でそう思った。
 でも、今日映画を見ていて思い出したのだが、その時の私は35歳。それはまあいいとして、ヨメさんは私の6歳下なので当時まだ29歳。初めての子を生む前に、夫が「公務員を辞める」と言ってよくそれを許してくれたものだ。
 そして、1991年8月に生まれたのが廉。1994年8月に生まれたのが真樹。

 うーん、自分の胸に手を当てて思い出してみても、やっぱり100対0でまちがいない!

 私がしたのは結局覚悟だけで、実践としては何もせず。
 ただ、「万が一の子が生まれても・・・」という気持ちにはうそはない。

 今自分の子たちに願うこと。
 親のことなんかどう思おうと自由。ただ、親がつけた名前には誇りを持って生きてほしい。
 廉は「清廉潔白」の廉。真樹は「真っすぐな樹」の真樹。いい名前ですよね。

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

12

2010


      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

プロフィール

パオパオ

このブログについては「ごあいさつ」をご覧ください。

PHOTO

沖縄でがんばりやー

沖縄でがんばりやー

名護と言えばオリオンビール

名護と言えばオリオンビール

興南高校島袋投手と慶田城外野手

興南高校島袋投手と慶田城外野手

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

リンク集

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2008 Paopao All rights reserved.