2010年12月05日(日)
第23回龍神温泉木の郷マラソン [ランニング]
真樹といっしょに走れるのも、これが最後かもしれない。
そう思って、走路員をしておられるスタッフさんにお願いして「父娘2ショット」写真を撮ってもらった。
私は、昨日アドベンチャーワールドで買ったパンダのぼうしをかぶり・・・。せっかくハゲかくしのためにかぶったのに、パンダに見えませんよね。
さて、話は朝に戻り・・・。
宿泊先は、スタートゴール地点である「季楽里・龍神」。
受付もゆっくりでき、スタートまで何も急ぐことはない。
ハーフ、10km、5kmに、3km小学生、3kmファミリーの部もあるのにエントリー総数684名。たぶん昨年と同じ規模のようです。マラソンブームで、自然と参加者が増えている大会が多い中ではこれはめずらしい。
大会会場をうろうろしていると、私の肩をポンとたたく人あり。滋賀の「天女の羽衣ウルトラ」の実行委員長の南部さん。
「今日は出店じゃなく、走りに来られたんですか。藤井さんも奥さんも同じハーフの名簿に載ってたんで・・・。」
「そうなんですよ。11月3日の『丹波』で、ヨメさんと娘がハーフ完走する予定やったんですけど、関門規制が前の年より20分も短くなってしもて、あかんかったんですわ。それで急きょこっちに申し込んで・・・。そしたら、おとつい『3km程度短縮になりました』っていうハガキでしょ。ガックリですわ。」
「私、高野山側から車で来たんですけど、確かに山側を削ってる感じでしたね。ここは競技というより、温泉に入りに来てる人が多いから・・・。」
「なるほど。それで抗議する人が少ないんや。ハガキを受け取った後、電話でクレームを言ったら、『あなたが初めてです』って言われましたわ。『ハーフ完走するぞ!』と意気込んでたヨメさんと娘がかわいそうで・・・。」
会場では、地元の特産品やおみやげ物を販売しておられた。
日が出るまでは冷え込んでいたが、お日さんのあたるところはポカポカ陽気。
ヨメさんは音楽を聴きながら走るらしい。これも「サロマ50km対策」。
11月の「日置川」でよくお会いする森本さん。
「京都キャロットの藤井です」と声をかけさせてもらうと、「うちの息子も京都にいるんです」とのこと。
ヨメさんは、サトイモなどを買っていた。
スタート前にこんなに余裕のあるのは初めてかも。
真樹の精神集中?
距離が3km短くなったと言っとき、「それでも走る」と言ってくれてよかった。私なら、やる気がガクンと落ちてしまう。ゴールした後、勝手にもう3km走ってしまうかも・・・。
「こうじさん、かわいいワンちゃん!」
ヨメさんが教えてくれた。
飼い主さんは私よりちょっと年上の男性。ハーフのゼッケンをつけておられた。
「ごま・メス・10歳くらい」
レースの間置いていかれるのかと心配だったが、しばらくすると奥さんが来られた。
「ごまちゃんは、柴犬ですか。」
「いや、紀州犬です。」
「おー、そうなんですか。紀州犬っていったら白いのんというイメージがありますけど、こんなガラもいるんですね。」
「そう、ごまガラ。」
母と娘、何を語らう。
どうも、腕時計の使い方について話あっているようだ。
私のいでたちは・・・。
京都キャロットの黄色のランシャツランパン。ゆっくり走るので、ランシャツの中に長ソデTシャツ(あざいお市マラソンの参加賞)。ふくらはぎのゲイターに5本指ソックス。シューズはサロマレーサーST。これにプラス、パンダ帽子。
ヨメさんこんな感じ。
ちょっと着すぎのような気もするが・・・。
せっかくなんで、パンダ帽子のアップ。これ、525円は安い。
10時ちょうど、ハーフの部がスタート。
「エントリー241名で、約220名がスタート」とアナウンスされていた。
「少な!」
この人数では、うちの家族3人がポツンと置いていかれる可能性大。
スタート直後から、真樹は軽快な走り。
一方ヨメさんは、ずっと痛めている腰が最近ますますひどくなっているらしい。そのため控えめなスタート。
スタートして橋を渡ると、一旦南側を小さく周回。これが約2km。
スタート地点の「季楽里・龍神」はお日さんが当ってあったかかったが、この部分はちょうど日陰で寒かった。
体があったまっていないとついつい飛ばしてしまうものだが、真樹もヨメさんもしっかり自分のペースが作れている。
人家のあるところを通ると、つないでないワンちゃん。
走っている私をフシギそうに見ていた。
1kmほど行ったところで大きな橋を渡って、今度は北上。
早くも上り坂。
うん?
ヨメさんの後ろに白バイということは、早くも最後尾?
大きな神社の横を通り抜けると、また来た道路へ。
真樹は1ヶ月前に「丹波」で14km走っただけで、そのあともほとんど走っていない。それにしては、安定したいいフォームで走っている。「天性か?」
4km地点付近になるのだろうか、強烈な上り坂。
さすがの真樹もちょっと歩き。
急な上り坂もあったのに、5km33分55秒。
キロ7分を切るペースやからえらいもんです。
ヨメさんの後ろにたくさんランナーが・・・。
これは私らの20分後にスタートした10kmの部の人たち。
ヨメさんはやっぱり暑くなってきたようで、上着を脱いで腰に巻きつけていた。
10kmの部の折り返し手前(ハーフの6kmくらい)もきつい上り坂。でも、大勢の人と走っているとそんなに苦でもない。
おっと、ついさっき「キャロットさん、がんばってください」と声をかけてくださった美人ランナーさん。もう10kmの折り返しから帰ってこられたんですね。
もうちょっとしゃべりたかったけど、スピードが・・・。
また、どこかで。
ここからは下りなので真樹を一人行かせて、ヨメさんを待つ。
まあまあの笑顔で走っているので、腰のほうはだいじょうぶなんでしょう。
ヨメさんに気を取られているすきに、次々とハーフの折り返し地点から帰ってきたランナーが。
上の写真の方は、たぶん女子全体の1位の方です。男子と混ぜてもかなり上位であったような・・・。走りがきれい。
「あっ、写真撮らせてもらいます。京都キャロットでーす。」
去年の「日置川」でお会いした廣田さん。「京都キャロット」で分かってもらえたかなあ。「花村さんの友だちです」のほうがよかったかなあ。
そのすぐ後に森本さん。
廣田さんと森本さんの力は均衡しているようです。
どこまでも続く上り坂。
あれ?
ずいぶん離れていたはずのヨメさんが、ちょっと迫ってきているような・・・。
真樹よ、ここらでヤングパワーを見せつけたれー。
給水所は残念ながら水だけ。スポーツドリンクとバナナくらいは置いてほしいなあ。
まだまだ上り坂は続く。
でも、この時期にしてはとても穏やかな天気で、雨も風もない抜群のコンディション。ありがたや、ありがたや。
真樹も一番きつい上り以外はほとんど走っている。
ヨメさんはほとんどの坂を歩かず走ったそうだが、この折り返し地点手前だけは歩いたそうだ。
折り返しで、真樹とヨメさんとの差は20mもないくらい。
真樹のランニングフォームは崩れていない。
10kmの標識が見つけられなかったが、たぶんここらで10km。1時間14分。この5kmが40分くらい。
残りゴールまで8kmほど。「しっかり!」
道路工事で片側通行のためにハーフの距離短縮になったのだが、車はほとんど通らない。時々猛スピードで走り去る車が数台。この数人のために220人のランナーがしんぼうって、なんかおかしくありません?
この大会は、「車が優先、ランナーはすみっこ走っとけ」ていう大会なんでしょうか。
真樹が下りに入ってからがんばったせいか、ヨメさんとは50m以上離れたようだ。
ズームで撮ると、なぜか笑っている。
「何も笑ってへん。生まれつきこんな顔や!」と言われそう。
折り返しの時、自分の後ろにもう一人ランナーが走っているのが分かって余裕が出てきたのかもしれない。
上り坂に入る手前(13km地点付近)で、優しそうな走路役員さん発見。
「すいません。娘と二人走っているとこ、撮ってもらえませんか。」
「ほれ、真樹、走ってるかっこして・・・。」
真樹はちょっとイヤやったかも・・・。
(注)後半に続く。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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