2010年10月17日(日)
第16回四万十川ウルトラマラソン [ランニング]
※前回「丹後ウルトラ」は結果報告をじらしましたが、それは何の意味もない。
「四万十川ウルトラ」は、およそ78.3km地点で強制収容でした。
ぼちぼち記事を書いていきますので(どんどん増えていきますので)、また見てくださいね。
3時起床。
私が泊まった窪川から四万十市までは約50km。
前の晩に作っていただいたおにぎりをほおばりながらの運転。3個のうち2個は運転しながら食べることができた。
四万十市からはバスでスタート地点の蕨岡中学校へ。残りの1個のおにぎりも、その蕨岡中学校についてから食べきった。
今日の最大のテーマは、走友・ゼファー750さんからの教え「食べたくなくても初めから積極的に食べる」を実践すること。いつもより大きめのウェストパックに、ゼリー系の食糧を入れられるだけ入れた。(ちと重い。)
そろそろスタート地点に向かおうかというとき、「藤井さん」と呼ぶ声が。「丹後」でもお会いした土井さん。
土井さんは過去5回申し込んでみなはずれ。今年やっと選ばれたそうだ。そう思うと、私は2回申し込んで連続当選なので運があるほうなのかもしれない。はずれた人のためにも、あきらめずにできるだけ進まなければ・・・。
ただし、気になるのは左足。2週間前は50mも走れなかった。
「あいおわ治療院」さんに詰めて通ったので痛みは和らいできたが、いまだにこわくて走れない。5日間まったく走らずに本番を迎えたが、これがどっちに出るか。
最後尾に陣取っていたら、今年もまた「みかた」の久保井さんがギリギリになって駆けつけた。どう見ても目がしょぼしょぼ。「また、二日酔いのスタートかいな・・・」と思ったが、どうもそれだけが理由ではなかったようだ。
「藤井さん、ウルトラの途中で眠たくなったことない?」
「ボクはあんまりないですけど、それってよう聞きますね。」
「こないだの『村岡』で眠り病になってしもて、途中で1時間半も寝てしもたわ。」
「えー、それで完走できたんですか。」
「それは問題なかったんやけど・・・。」
久保井さんは、去年の「村岡」では携帯電話に仕事の依頼が入り途中抜けをしたというし、ほんまわけわからんオッサンです。(私と同い年。)
久保井さんとしゃべっていると、横から「こんにちは」とあいさつしてくださる方あり。去年もこの「四万十」の記事に登場していただいた原さん。おきれいな八田さんという方との2ショット。お二人とも、「京都キャロット」のお得意様です。
さあ、そろそろスタートかというとき・・・。
「あれ、みんな両足にチップつけてるやん。これって片方だけでいいんとちゃうの?」と久保井さん。
「いや、他の大会は片っぽだけですけど、なんやさっきから『両足につけてください』って放送してましたで。」
「あー、えらいことや。一応持っては来たんやけどな。今からつけよう。」
ピストルの音は聞こえなかったが、前にいたかたまりが遠ざかっていく。
「藤井さん、ええから先行って。」
人のことをかまえる余裕もなく、もちろん私は久保井さんを見捨ててスタート。(と言っても、最後尾ですが。)
今年は100kmの部に3000人ちょいの応募があったそうだ。出場枠は1500人ちょい。競争率2倍です。
スタート地点までバスでの選手の送迎があるので、ここらが限界か。でも、100kmにこだわらず、ゴール地点からスタートしたらあかんのかな。バスで10分ちょっとやったから、10kmほどとちがうんかな。いっそ「四万十川110kmウルトラマラソン」にしたら、定員増やせるのに。
レースに出るとき、いつもウェアで悩む。それは暑さ寒さで着用するものを悩むのではない。
今持っているランシャツランパンは、「京都キャロット」の黄色と、「ランナーズ9の会」の青。店の宣伝が重要な時は「京都キャロット」、そうでもないときは「ランナーズ9の会」と使い分けている。
今回は店の出店もしていないので、「ランナーズ9の会」のユニフォームで出ようかとも思った。でも、この大会の参加費や旅費などはすべてヨメさんがかせいだお金から出ている。それならせめて店の宣伝をせんとね。今回は、「京都キャロット」の赤いTシャツで出ることにした。
その代わり、多少とも平和のアピールもしたい。「ランナーズ9の会」には、大きなのぼりを持って100kmを走る人もおられる。私にはとても無理なのでネットで調べてみた。
ありました!
「関西共同印刷所」の憲法グッズ。
ちっちゃいのぼりをウエストパックにはさみ、憲法9条シールをTシャツに貼り、頭には憲法9条手ぬぐいを・・・。これなら私でもできる。(ちっちゃなアピール!) ここで、トップの写真へ↑
あたりが薄明るくなったころ、かわいいワンちゃん発見。
たぶん、2ひきともかわいい雑種。
ここのコースは、いなかのわりにワンちゃんが少ない。そういう意味でも今年はラッキー!
給水所があるところで、用意してきたゼリー系をいっしょにガブリ。今まで食糧を持ち歩いたことはなかったが、食べようと思えば食べられるものだ。
蛍光色のゲイターをつけているランナー発見。
「あっ、すいません。そのゲイター、すごく目立ちますよねー。」
「よくぞ聞いてくれました。」
「ちょっと見たことないような・・・。」
「そうでしょう。僕の友だちが輸入の仕事をしていて、外国から仕入れたものなんです。蛍光ピンクとか全部で15色くらいあって、値段も日本製と変らないんですよ。」
どうせ身に着けるのなら、あんな目立つ色がいいなあ。
10km、1時間12分。
キロ7分ちょっと。とりあえず、理想的なペース。
左足は痛み出しているが、普通の痛み。激痛とまではいっていない。そうろりと走ったら、まだまだ行けそう。
コース沿いのおうちから「ワンワン」とほえ声。
「こら、写真撮らんなん。」
ちょっと道をそれると、かわいいかわいいワンちゃんが。これは、私らを応援してくれてるんやね。
「あっ、『9条の会』の人や。9条ゆうても九条ねぎとちゃうで。憲法9条やで」とプロペラさん。
「あっ、そうそう。スポーツ店の雑用係さんや。ねえ」とオレンジTシャツさん。
「お二人とも『つう』ですなあ。『9条の会』とか『雑用係』とか、なかなか言えませんでー。」
「あっ、『京都キャロット』というと・・・。」
「はい、ランニング用品店です。」
「あっ、やっぱり。僕も京都からの参加なんです。」
「もう何回も出てはるんですか。」
「いえ、去年初めてで。ウルトラ自体が初めてだったんですけど・・・。」
「ひょっとして、それで完走?」
「ええ、ぎりぎりですけど・・・。」
「すごいですやん。」
「81kmに、すごい私設エイドがあるでしょう。」
「いや、私もここは去年初めて出たんですけど、そこまで行けてませんねん。」
「ビール出ますよ。カニとかもありますよ。」
「えー、そらええこと聞いた。今年はどんなことしても81kmまで行かなあきませんね。」
しばらく話をしながら並走してくださったのは、佐山さんという方でした。走る意欲のわく情報をありがとうございました。「ビールは苦手だが、カニは食いたい!」このあと、この思いがだいぶ私の推進力になりました。
20km、2時間30分。
この10km、1時間18分。ずっと上りであった割には健闘。
「最初の堂ヶ森の上りが・・・」と言われる方が多いようだが、私はこの上りは大好き。
さあ、やっと来ました。おにぎりがある最初のエイド。
ゼファー750さんの教えどおり、それほど食べたいという感じでもなかったが1個いただく。
このとき事件が・・・。
なんか歯がおかしいと思ったら、おにぎりをかんだ拍子に差し歯がポロリ。「あー、こういう恐れがあったんや。」すっかり忘れていた。ああ、こんな大事な時に・・・。
取れた差し歯はトランクスのポケットに。いつもならランパンだったので、今日はトランクス型パンツにしといてよかった。
差し歯抜け記念の1枚。大会カメラマンらしき方にお願いして撮っていただいた。
21kmのエイドを少し上ったところから、今度は下り。
スピードアップするかと思えば意外に遅い。
給水所を手伝ってくれていた小学生。
「名前、教えて」と言ったら、ちっちゃな声で「○○たくひろ。」
ありがとね、たくひろ君。おっちゃんはな、ちっちゃい子が応援してくれたらほんまにうれしいねん。
おー、川向いの田んぼから大声の応援。うれしいっス。
30km、3時間48分。
この10km1時間18分ということは、下りばっかりやったのに上りばっかりと同じタイム。
どういうこっちゃ!
やはり、下りのほうが足への負担は大きい。
調子に乗って飛ばしてしまわないように、道端の花などもゆっくり観察しながら走らなくてはいけない。
小さくてかわいい女の子のハイタッチの応援。
「写真、撮らせてね」と言ったらはにかんでしまった。
お母さんに娘さんのお名前をお聞きすると、「かこです」とのこと。ありがとね。その応援がどんなにうれしいことか・・・。
「わかものー、写真撮るでー」と言ったら、このポーズ。
ここではバナナをいただいた。
エイドの近くにすわっておられたおばちゃんが、私が腰につけている「平和・憲法九条」のミニのぼりを見て一声。「平和の使者、がんばれー。」
「ありがとうございます。最後の最後まで走り続けまーす。」
この橋を渡ると大通り。しばらく単調なコースになる。
道路の反対側にかわいいワンちゃん発見。わざわざ横断して見に行った。
「いやま、バナナ食べてはりますやん! うちのは、バナナは食べませんけど・・・。」
「今、知り合いのランナーが通ってやってくれたんですよ。だから食べてるんやと思います。」
「ハチ・なんとメス・1歳」でした。
四万十川沿いにしばらく走るとトンネル。
トンネル内は1車線をコース専用にしてくださっていた。これだと恐怖感なく走ることができる。
40km、ちょうど5時間。
この10kmは1時間12分。
ほんとうに理想的なペースで進んでいる。
この先の大きなエイドで、またおにぎりをパクリ。
全然普通に食べられた。今までの大会で食べたくなかったのは何でやろ? よう分からん。
エイドを手伝ってくれている中学生が、私のミニのぼりに気付いてくれた。
「平和・・・、憲法九条・・・」と小さな声で読んでくれた男の子。
「守って行こな!」と私。
この思い、伝わったかな。
写真ばっかり撮っていて、タッチをするのを忘れてしまった。これはもったいない。
四万十川を見下ろすと、渡し船が見えた。
風情がありますなあ。時間があれば乗ってみたいなあ。
道路わきの石の階段の上にかわいいネコちゃん。カメラを向けても逃げない。
こんな一瞬の間にネコちゃんを見つけられるということは、私もまだまだ余裕があるといえる。
50km、6時間26分。
この10kmは1時間26分もかかっちゃったね。日差しがきつくなってきたのが一番の原因かな。でも、まだ34分の貯金があるのだからうれしい。
沈下橋では、プロのカメラマンさんが写真を撮ってくださっていた。
「きれいに撮れてたら、買います!」
「あっ、お願いします。」
この先は第二の上り坂。去年はここでだいぶ歩いてしまった。今年は歩くまいと思い、自分では走っているつもりだったが、明らかに歩いている人に抜かれていく。「くっそー。」
去年もここから同じ写真を撮った。これぞ、「四万十の清流」。
去年はこの辺からヨメさんに電話した。
京都を出るとき「今年も電話していい?」と聞いてみたが、「アンタの遊びの相手をしてるヒマはない!」とキッパリ。しょうがないので真樹にメール。真樹は、3時ごろ、冬休みのバイトの面接に行く。
「面接、しっかりね! 今、55キロをこえました。足は棒。でも、まだまだ走ります。」
峠を越え下りに入ったところで声をかけられた。
大会でよくお会いする大阪の福原さん。少し弱りつつある私を追い抜き、快調に下って行かれた。
第2関門55.6km地点到着。
これだと38分の貯金に見えますが、平均ペースから計算すると実際は18分くらい。もうおしりに火が・・・。
またもや、広くて真っすぐな単調なコース。
しかし、給水所から元気な声が聞こえてきた。「がんばってくださーい!」
「ありがとうね。高くてよく通るいい声やわ。その声で、ほんまに元気が出てくるわ。ここ単調なコースであきてくるから、しっかり声かけてね。たのむわ。」
60km、8時間11分。
この10kmは1時間45分かー。貯金は13分まで減ってしもた。
でも、まだまだあきらめへんでー。
(注)後半に続く。
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2010年10月16日(土)
「四万十しっかり!」 [ランニング]
「廉、四万十行ってくるわ。」
「あっ、またかあちゃんにおこられるヤツか。」
「そそそ。」
うちの子どもらにとって、私の「ウルトラ挑戦」=「かあちゃんにおこられるヤツ」。トホホー。
こんなときは、きくとあんもに応援してもらうしかないね。
今日の朝8時にきくのお散歩。
帰り際、なんか私の顔をチラチラ見る。
と思えば、いきなり私のシューズを「ガブガブ」。
「きく、あかんて、これさらの高いヤツやにゃってー。」
きくは、そんなことおかまいなしに「ガウガウガウ」。
「くつに穴あくって!」
「そっかー、パオパオに喝入れてくれとんのか。」
ずっと「四万十」で使うシューズを、「サロマレーサーST」にするか「NB・MR967R」にするかで悩んでいたが、これで決まり。
きくチャンのツバつきシューズに決定。
「次は、私の出番ですかな?」
「あいおわ治療院」に行った後、10時ごろ、あんものえさやりに。
「オッサンに2、3発、ネコパンチ入れといたろ。」
「ありがとうございます。」
「シャー、シャー・・・」 (目にもとまらぬ早わざ。)
「そんなことより、ごはん、ごはん。」
「ははー。」
「オッサン、本場高知のかつお、こうてきてな。」
「ははー。」
「ほんなら、行ってきまーす。」
※悲しいお知らせ
「丹後ウルトラ」ブログコンテストの結果が発表されました。31分の5の確率で当選だったので、ほぼ当選かなあと思っていたら・・・。
見事、落選。
当選の報を聞いて「四万十」に臨めると思っていたのに・・・。ガックリでした。
あのー、「読者が選ぶ特別賞」とかはないんでしょうか。それやったらひっかかったかも・・・。
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2010年10月15日(金)
野良犬、野良猫 [わんこ・にゃんこ]
上の写真は、1996年8月21日、いなか(花背別所町)の私の実家の前の川で遊んだときのもの。廉5歳になりたて、真樹はあと2日で2歳。川側にひかえる「エリちゃん」は、推定8歳半(ひろってから7年。)
エリちゃんは、れっきとした野良犬。このあともう8年生き、推定16歳半で天国に行ってしまった。あれから6年がたつ。
この写真は、今も真樹の部屋に飾ってある。
1989年、当時私は雲ヶ畑小学校に勤務していた。その年の2学期が始まった時、白っぽい犬の親子が雲ヶ畑にほかされている(捨てられている)と話題になっていた。子犬のほうは学校の管理用務員さんが引き取ってくださった。
母犬はすごく人なつっこい犬で、お昼は学校に来て、中学校の女子からパンや牛乳をもらって飢えをしのいでいた。その女の子たちは、その犬に「エリ」という名前をつけていた。
そして、いつの間にか講堂の裏にねぐらを作っていついてしまった。それが管理職の間で問題になり、ついに保健所行きということになりかけていた。その前の日、講堂の裏で日向ぼっこをしていたエリちゃんに聞いてみた。
「エリちゃんなあ、ここにいたら明日保健所に連れて行かれんねん。よかったら、うち来る?」
エリちゃんは、へらへら笑いながら私についてきて、自分で私の車に飛び乗った。(誘った私も、ちょっとビックリ。)
ひろってきてから15年、エリちゃんの世話は全部ヨメさんがやってくれていた。私は、いいとこだけもらって世話をせず。
一番きつかったのは、エリちゃんの2回目の(通算3回目の)出産の時。これがうちのヨメさんの2回目の出産(真樹)と重なって大変だった。生まれた子犬が毎日夜泣き。エリちゃんは心労が重なって毛がいっぱい抜け・・・。ヨメさんも心労が重なって・・・。
1997年、いなかに引っ越してからのエリちゃんは悠々自適な生活。
でも、2004年の夏、ついにその日はやってきた。
膀胱の具合が悪くなり、そこからたぶん体の毒が全身に回ってしまったのだろう。7月の終わりに立てなくなり、寝たきりになってしまった。もう動くこともできなくなった夜、玄関の板間でエリちゃんと一晩いっしょに寝た。
何分かごとに、「ヒー、ヒー(痛い、痛い)」と泣く。ところが、私が起きてエリちゃんをヒザの上に抱っこしてやったら、その「ヒー、ヒー」がおさまった。あれは痛みがましになったのではなく、夜中に起きている私に気を使ったのではないかと思う。その時のことは思い出すたびに泣けてくる。(あかん、今もちょっと泣いてます。)
次の日のお昼、「エリちゃん、きれいきれいにしようなあ」と言いながらエリちゃんの背中にブラシを入れている時、エリちゃんの心臓は止まってしまった。私と真樹に看取られて、エリちゃんは天国へ。そのあと廉も呼んで、3人でどんだけ泣いたことか・・・。
フルマラソンやウルトラマラソンを走っていると、今も必ずエリちゃんが現れる。ほかの時はほとんど忘れているのに。私が完走もできないくせに何度もウルトラマラソンに出るのは、エリちゃんに会いたいからかも・・・。
さて、エリちゃんがうちに来た年からさかのぼること3年。1986年にひろってきたのが、キャロちゃん。キャロちゃんも、れっきとした野良猫です。(と言っても、まだ子猫でしたが。)当時私が勤務していた上賀茂小学校の子がひろってきて、こちらも保健所行きの前に引き取ってきた。
キャロちゃんの正式名称は「キャロット」。もうお分かりですよね。「京都キャロット」の「キャロット」はにんじんではありません。このキャロちゃんの名前をそのまま店の名前につけたんです。
キャロちゃんが出産して3びき。その子のルビコとパティコがそれぞれ出産してもらわれていかなかった(残った)3びきとあわせて計7ひきが我が家に。
(キャロちゃん→チョンちゃん・ルビコ・パティコ→チビンタ・ネーモちゃん・コメちゃん)
きくをひろってきた同じ年に、雲ヶ畑で黒猫あんもをひろう。
つまり、廉が生まれたときには犬1ぴき猫8ひきの大家族。みんな人間の子がめずらしくて、見て見てしていた。
真樹が生まれたときも同じ。
うちの二人の子は、犬と猫に見守られてすくすくと育ちました。
今は21歳のあんもだけになってしまったけど、廉も真樹もきっといい思い出をいっぱい持ってくれていると思う。
やっと、本題です。
なぜこんなに長々とうちの野良犬あがりの犬、野良猫あがりの猫を書いたかと言いますと・・・。
おととい、テレビでお笑い芸人が「お前は野良犬のにおいがする。くさい、くさい」。
きのう、またテレビでお笑い芸人が「お前は皮膚病の犬か」。
こんな表現で笑いを強要する愚かなお笑い芸人。好きで野良犬になっている犬はいない。好きで皮膚病になっている犬もいない。みんな私たち人間のせいです。
これらの発言には氷ついた。どうか、こんな発言をおもしろいと思う人が多くありませんように。どうか、こんな発言をマネする子がいませんように。多くの人が見ていたはずだから、必ず批判が出て来てくれると思いますが・・・。
(ちなみに、おとといの番組は「イチハチ爆笑秋祭り」、昨日の番組は「VS嵐ゴールデン1周年」だったと思います。)
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2010年10月14日(木)
付焼刃 [雑感]
つけ‐やきば 【付(け)焼(き)刃】
1 切れない刀にはがねの焼き刃をつけ足したもの。見た目は切れそうに見えるが、実際はもろくて切れない。
2 その場をしのぐために、知識や技術などを一時の間に合わせに習い覚えること。にわかじこみ。「―の勉強」
「付焼刃」は、最近ヨメさんが私を批判するときに多用する言葉。
「今まで何もしてこなかったくせに、前からずっとやってますみたいな顔をしてむかつく」らしい。「口ばっかりで何の役にもたたんええかっこしー」らしい。「かしこぶんのもええかげんにせい」らしい。
でも、この「付焼刃」の説明を読むとワクワクしてしまう。
「見た目は切れそうだが、実際はもろくて・・・」
「その場をしのぐために、・・・一時の間に合わせに・・・。にわかじこみ。」
いやまほんまに私にぴったりな・・・。これから、「付焼刃・藤井です」って名乗ろうか知らん。・・・こんなしょうもないこと書いたら、またヨメさんに「びしゃたたき」のめにあうんやろか。(この部分、あくまで比喩です。)
さて、付焼刃シリーズ第何段になるんでしょう。
「四万十川ウルトラ」の本番が3日後に迫りました。
前にちょっと書きましたが、9月19日の「丹後ウルトラ」は決して付焼刃ではなく、それなりに準備して臨みました。
4月「天女の羽衣70km」を8時間半で完走。
5月「長居」「鯖街道」2日連続フル完走。
6月「サロマウルトラ」猛暑の中、69kmまで。
8月「反核平和の火リレー」猛暑の中、のぼりを背負って22km完走。
「丹後」の本番中も、途中「これは完走できる」とうれしくなってしまいました。完走できたら、「ラーメン・藤」の大将に頼んで、肩組んだ2ショット写真撮ってもらおう・・・、とか。ああ、お気楽なヤツ。でも、結果は・・・。
「四万十」は、はっきり言って付焼刃以前。
左足の痛みは、高橋大輔似の先生の治療のおかげで最悪の状態からは抜け出しました。でも、今もこわくて走れません。いつ左足のゴキブリが動き出すやら・・・(意味不明)。
50kmくらいまではごまかせそうですが、そのあとはどうなることやら。もっともっとごまかそう!「ちがうか!」
今回初めて関門時刻を書き出したりしたのに・・・。こうゆう時の「付焼刃」的対策ってないんでしょうか。「もう、遅い!」
この期に及んでは、もうしっかり楽しむしかない。(って、毎回それやんかー。)
話変って・・・。
おととい、学ちゃん牧子さんのあかちゃんの内祝が届いた。
「すまんなー、『食べられる金の延べ棒』しか渡してへんのになー。こんな上等なバームクーヘン、すまんなー。」
またまた、話変って・・・。
今日、6月に書いたブログ「沖縄・第一部」に沖縄県人であるさとしさんという方からコメントをいただいた。
このごろ、エッチ系の業者から変なコメントがいっぱい入っていて、そのコメントを一挙に30くらい消さんなんときがある。今日は、その間にさとしさんからのコメントがはさまれていたので、もうすってんで消してしまうところだった。ああ、あぶなかった。
私のブログには、どうゆうわけかコメントが極端に少ない。これはたぶん、私がマジメな人間なのか否かが分かりにくいからであると思う。マジメなことを書いてるかと思えば、人生なめたようなことも書いている。これは、手が出しにくい。
今日コメントを入れてくださったさとしさんは、文面から若者であるようだ。ああうれし。沖縄の若者とお友だちになれそう。
そのコメントの最後にはこう書かれていた。
「とりとめのないコメントでしたが、
また、へいわってなんだろうと感じたときに
パオパオさんのブログをすーみーしてみます。」
うれしいなあ。うれしいなあ。ほんまにほんまにうれしいなあ。
さとしさん、これからもぜひ「すーみー」してね。
私は私なりに、沖縄を通して平和について考えていこうと思っています。
またまたまた、話変って・・・。
今日の廉の言葉。
「○○先輩なあ、廉よりよう『パオパオだより』見てはるみたいやわ。こないだ載ってたネコがかわいかったってゆってはったわ。」
「おお、そうかー。」(ああ、うれし。)
「家でネコ飼ってはるらしい。」
「そうなん。」(これは、「ネコちゃんネタ」の記事、気張って書かんなん。)
ということで、今日は本文とは無関係に近所のネコちゃんの写真をペタペタと貼り付けました。どう、○○先輩。今日のネコちゃんは、「美猫・こたろう」に比べたらちょっとおちるかな。でも、写真撮るのに結構苦労したんやから・・・。
ていうか、今日は何について書いてたんやったっけ?
ああ、「付焼刃」ね。
「付焼刃もたくさん積もれば山となる」
意味不明のため、これにておしまい。
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2010年10月13日(水)
「あしたまた、来るん?」のMI君 [私の好きな人]
今日、兵庫の「ゆめさき舎」のまっちゃんから電話があった。
まっちゃんとは、6月6日の「たたらぎダム湖マラソン」以来会っていない。
昨日、「京都キャロット」へウェアの注文をしてくださり、即発送。「早く届いてビックリしてます」というお礼の電話だった。
この8月には、「京都キャロット・産大前店」にも来ていただいたそうだ。「ご無沙汰していますが、ブログはきっちり見せてもらってます」とは、うれしいお言葉。
その要件の前に・・・。
「藤井さん、ちょっとMI君がしゃべりたいゆってるんですけどいいですか。」
「はいはい。・・・もしもしー、もしもしー・・・。」
「パオパオー・・・」
「藤井さん、もうこれでいいらしいわ。」
「えー、もうちょっとしゃべってほしかったなあ。」
MI君と言えば、去年の10月初めて「ゆめさき舎」におじゃまさせてもらったとき、帰り際に「あしたまた、来るん?」と言ってくれた子。あの言葉は、ほんまにうれしかったなあ。そのあと12月にもう1回行ったきり。そんなんやのに、私のことおぼえてくれてるんかなあ。
「パオパオー」と言えば・・・。
廉が保育園に入ったころのお昼寝の時、目が覚めて「パオパオー」と叫んだそうだ。(「かあちゃーん」じゃなく。)それを聞いた先生は、「ぞうさんか」と言いながらあやしてくださっていたらしい。
このエピソードは、廉の結婚式の時にせんならん。
今日は、10ヶ月ぶりにMI君の声を聞いて、無性に会いたくなった。
去年2回行った時も、こんな変なオッサンのどこを気に入ってくれたのかよく引っ付いてきてくれた。「パオパオさん、パオパオさん」ゆうて・・・。
そうや、今度の日曜の「四万十ウルトラ」で、走るのがいやになったら「ゆめさき舎」のお友だちのことを思い浮かべよう。これは絶対、力が湧いてくる。
「Good idea!」
※去年10月と12月、「ゆめさき舎」におじゃまさせてもらった時の記事は、「パオパオだより」の名作中の名作だと思っています。よろしかったら、見てください。
「あしたまた、来るん?」(09/10/14)
「めげるって!」(09/12/03)
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2010年10月12日(火)
第18回京都鴨川ゆっくりラン・お友だち編 [ランニング]
「気がついたことがあったら何でもゆうてや。」
これが、大会実行委員長・太田さんの口ぐせです。
私のような者の意見までしっかりと聞いてくださる太田さんの姿勢が、この大会をここまでにぎやかになものにした一番の要因であると思います。
太田さんのことを「お友だち」と言うのはおこがましいのですが、私よりだいぶ年上なのに「カチカチ頭」になっておられないところはすごいと思っています。
そんな太田さんを慕って、多くの方が集まって来られるようです。
実行委員の矢瀧さん。
もう、すっかり「ゆっくりランの顔」的存在です。
「矢瀧さん、ツイッターの更新してはりませんやん。」
「いやー、見てくれてはんのん。ブログのほうは更新してるし、また見てください。」
「えっ、ブログ書いてはったん。知らんかったー。」
「『やたやん』で検索してくれはったら、すぐ見つかりますわ。」
見つかりました。
「やたやんの徒然なるままに」
この「京都鴨川ゆっくりラン」のことも書かれています。みなさん、ぜひのぞいてみてください。
前に出て準備運動の指導をされていた女性は、先日、「武庫川ロード記録会」でも指導されていた方。(お名前は聞きそびれました。)
この眺めは壮観。
9時スタートの先発組を加えると、過去最高の参加者数かも。
救急救命の講師、朝日さん。時間がなくてお気の毒でした。もう少し時間をさいて講習してもらってもよかったように思います。
さて、これから私が勝手にお友だちだと思い込んでいるランナーのみなさんを紹介していきます。写真に加工する(目隠しを入れる、ぼかすなど)のは、かえってそのご本人に失礼だと思っていますので、撮ったまま公開させていただきます。みなさんいい表情で写っていますので、私は問題ないと思っているのですが、もし不都合がありましたらご連絡ください。(お友だちなのに、タイミングが合わずに写真が撮れなかった人もいます。)
私は、「走った後のひと言」を書いてこなかった。でも、書くとしたらこれに尽きます。
「役員さんをはじめ、楽しい大会に盛り上げてくださったすべての方にありがとう!」
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