2010年08月04日(水)
2010年08月03日(火)
「沖縄はだれも急がないヨー」 (7/26) [沖縄]
名護市にある「名桜大学」は、学生数1600人ほどのこじんまりとした大学だ。
オープンキャンパスの日に行ければよかったのだが、「個人的に大学を見学させてほしい」と申し入れると、快く受け入れてくださった。
最初に入試課の係の方が付いてくださり、各教室、図書室、食堂、購買部などを案内してくださった。平日なので、学生さんが普通どおりに行動している様子を見ることができた。これは、オープンキャンパスの日に来るよりいいかもしれない。
「名護パイナップルパーク」のすぐ横にあるキャンパスから、名護湾が見渡せる。名護市の中心部からは離れているが、その分ゆったりとした空気が流れている。
一通り見学させてもらったあと、大学の先生とお話させていただける場を設けてくださった。
電話で大学見学の申し入れをさせてもらったとき、「どちらの学科を希望されていますか」と聞かれていた。「まだ高1なんで、細かいところまでは考えていないみたいです。でも、地理や観光のことには興味を持っているみたいです。」
この言葉を覚えていてくださった入試課の係の方が、気をきかせて先生に掛け合ってくださったようだ。
わざわざ出てきてくださったのは、国際学群・観光産業専攻の伊良皆先生と大谷先生。伊良皆先生は沖縄のご出身で、以前は沖縄観光コンベンションビューローに勤務されていたそうだ。大谷先生は東京のご出身で、名桜大学初の卒業生でこの大学の先生になられた方だそうだ。
真樹のことはそっちのけで、私の興味のあることばかりをお話させていただいた。中でも、鳩間や船浮の話からリゾート開発の話になり、そこから盛り上がってしまった。私が船浮のイダの浜が本土の業者に買い占められてしまったのを一方的に批判すると、地元沖縄の伊良皆先生からちょっと反論のようなことがあった。その時、私の父が前に言っていたことを思い出した。
「立ち木トラスト運動をしている人らは、自分らは便利でいい生活をしておいて、いなかが開発されようとすると何でも『自然破壊』と言って反対する。そこまでゆうんやったら、いっぺん不便ないなかで住んでから言え。いなかに住んでいるもんは、ときどき遊びに来る都会の人のために自然を守っているわけではない。」
このあたり、もうちょっと掘り下げて討論してみたかったが・・・。忘れてました。真樹のための大学見学でした。
大谷先生は、高校のとき「名護パイナップルパーク」に来たとき名桜大学を知り、それが縁で受験されたとか。まだお若くはつらつとされていた。こんな元気そうな先生が一人おられるだけで、かなり大学のイメージアップです。
「娘さんがこの大学を卒業して沖縄のホテルにでも就職できたら、お父さん、また何度も沖縄に来れるじゃないですか。」
「(ばっ、ばっ、ばれたか!)」
「この大学のいいところだけでなく、よくないところもしっかり見て帰ってください」と言われたのがすごくよかった。
このお二人の先生とお別れするときに、「沖縄をいっぱい楽しんで帰ってください」と言われたのも心に残った。真樹はどう思ったか分からないが、私が高校生ならこの大学に入りたいなあ。
せっかく名護まで来たので、普天間基地の代替地として検討されている辺野古に行こうと思っていた。しかし、ここまで来たらもう一か所行かねばならないところがある。それは、真樹が小学校時代1年上だった「九平君」のおばあちゃんの家。今帰仁小学校のすぐそばなので、ここからわずか10kmほど。
4年前、真樹が初めて沖縄に来た時もここをみんなで訪ねる予定だった。でも、ヨメさんと真樹は疲れてしまい私一人でおじゃました。そのときはおじいさんも元気だったのに・・・。
「沖縄はいいヨー。沖縄は住みやすいヨー。沖縄はだれも急がないヨー。のんびりしてるヨー。」
(注)まだ、続きます。
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2010年08月02日(月)
「盲導犬の犬って聞いてもらったら、全然大きくならないサー」 (7/26) [沖縄]
前の日の夜、真樹と相談した。
「せっかく沖縄来たんやし、ほかではなかなかでけへんことやろう。」
ホテルで申し込めるマリンスポーツの中で、「パラセーリング」が目に留まった。ボートでパラシュートを引っぱり、海上に人間を持ち上げてくれるもの。費用は一番高くなるが、どうせするならこれ!
ホテルのすぐ近くの海で行うものと思っていたが、少し離れたところまで誓約書を書きに行った。そしてそこからまた港まで。そこで、一緒にパラセーリングをするご家族の到着を待った。
その時、その港でかわいいワンちゃん発見。
うちのきくよりちょっと小さめ。でも、顔を見ているとどこかで見たような・・・。
「かわいいワンちゃんですね。お名前は?」
「ジャッキーです。」
「ジャッキーちゃん、ちっちゃいけど、なんか立派な顔してますよね。」
「盲導犬の犬って聞いてもらったら、全然大きくならないサー。」
「あー、ほんまや、ラプラドールの顔してますね。でも、ちっちゃー。これで、もう大人なんですか。」
「そう、もう1年過ぎたサー。」
ちょっと笑ってしまいました。沖縄らしいなー。でも、かわいいしいいですやん。
あまがみもしてくれるし・・・。
横のおっちゃんからの指令で、いやいやながらの「お手」もしてくれたし・・・。
超小型ラプラドールと言ってもいいような・・・。
パラセーリングのスタッフのにいちゃんにもかわいがってもらって・・・。
「超小型ラプラドール」よりも、「ペッタン君」のほうがぴったりかも。
ご夫婦と小学生くらいの姉弟の4人家族が到着。
いよいよボートで沖へ。
パラセーリングは、2人ずつ飛ばせてもらえるようだ。
1番がうちだとちょっとびびるなあと思っていたが、お父さんと小さな息子さんが1番に飛ぶことになった。
私と真樹の貴重なツーショット。
スタッフさんが撮ってくださった。
ここからは、最初に飛んだお父さんと小さな息子さんの様子。
こちらは、2番目に飛んだお母さんと娘さん
次は、いよいよ私らの番。
スタッフさんに写真撮影をお願いしておいたら、すごくたくさんとってくださった。(ここに公開した分で半分くらいです。)
ボートに戻される前、着水のサービス。
前の2組は1回だけだったが、私らはなぜか2回の着水。つべたくて気持ちよかった。
これくらい陸から離れたところを飛んでいた。
真樹は、「下が家とかやったらこわかったやろけど、海やからこわくなかった」と言っていた。
港について、ジャッキーと再会。ペロペロの大歓迎を受けた。
あー、おもろかった。
ぬれたついでに少し泳ぐことにした。
パラセーリングのスタッフさんに聞くと、すぐ近くに「真栄田岬」というダイビングやシュノーケリングのメッカのようなところがあるとのこと。
その港から車で5分くらいで真栄田岬に着いた。
真樹の水着姿の写真は本人からNGが出ていた。特に、正面のアップは絶対の絶対にダメ!
これはうしろ姿なので、ギリギリセーフでしょうか。
かわいい水着です。
防水カメラは、水中につけてこんな写真も撮ることができる。
人がいっぱいいるのに、魚も逃げない。
ちょっとえつくるしいですが、私の写真も1枚。
海から上ると、黒ラプちゃんがそこらをうろうろ。首輪をつけていないが首輪の部分がかさぶたになっている。そして、誰かれなくついていこうとしている。これはかわいそうに明らかに捨て犬。京都まで陸続きのところであったら、絶対に連れて帰りたかった。
まだ若そうなワンちゃんだった。
「どうか、生き延びて。」
真栄田岬にお店があったので、そこでお昼を食べることにした。
タコライス、2人それぞれちがう味のを食べた。
思っていたよりおいしくてよかった。なおかつ安上がり。
食費を抑えてほかの事でぜいたくするという方針は、崩さないようにしよう。
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2010年08月01日(日)
京都走ろう会例会・8月第1日曜 [ランニング]
私は5月以来、ヨメさんは1月以来の例会参加。
京都は、連日最高気温が35℃近く。今日も朝から30℃を超えている模様。
ふだんは誘ってもついてこないが、今は機会があれば少しずつでも走ろうと思っているようだ。ただ、「日焼けだけが心配で・・・。」
この暑さの中、私とヨメさんを含め12人が5kmのスタート地点に。
対岸スタートの3.1km、1.4kmを合わせると、参加者は20人を超えていそう。
スタートのピストルがなると、予想通り北出さんがポーンと飛び出した。
私は7月24日以来のランだったが、意外と走れそうだったので北出さんについていった。
半分(2.5km)くらいまではついていきたいと思っていたが、葵橋を渡り出雲路橋に戻るころ(約1.9km)、徐々に離されてしまった。北出さんの後ろには古澤さんがぴったりと。
北大路橋を過ぎたところの水道蛇口で給水していると、私の後ろに迫っていた保坂さんが抜いていった。
北山大橋を渡ったところの走路誘導に、いつもの塚本副会長。もちろん、愛犬りんちゃんもいっしょです。
北大路橋近くまで来た時、対岸を走るヨメさんの姿が見えた。今日の最後尾伴走の役をやっておられる梅村さんと、なにやら話し込んでいる様子。
後半はかなりペースダウン。
先頭を行く北出・古澤コンビどころか、ちょっと前を走っていたはずの保坂さんの背中も見えなくなってしまった。
結局、先頭のお二人は21分台の接戦。保坂さんは23分台。そして私は24分25秒でゴール。
3.1kmの最後尾伴走をしておられた吉田康彦さんに、私のゴールシーンの写真を撮ってもらった。(吉田さんは大けがからやっと復帰され、10ヶ月ぶりくらいに伴走の役を引き受けられた。)
さて、ここからは私の後にゴールされたランナーの力走シーンを。
ここからは、最後尾・うちのヨメさんと伴走の役員さん方との楽しそうなランニングシーンを。
ヨメさんは、目標40分のところ37分台でゴール。
この暑さの中を走った割には、しっかり走れていたといえる。ゴール後もそんなにしんどそうでもなかった。それは、毎晩きくちゃんと走っているかららしい。
帰る前、塚本さんとツーショット写真。
塚本さんは、うちのヨメさんの亡きお父さんにフンイキが似ているらしい。ヨメさんが京都走ろう会の例会に来るのは、塚本さんに会って話ができるのが楽しみだからかもしれない。
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2010年07月31日(土)
「こんな近くで花火が見られるなんて」 (7/25) [沖縄]
沖縄1日目の夜は、「残波岬ロイヤルホテル」。
今回の旅行で一番宿泊費の高いホテル。でも、それだけの値打ちはある。
2年前の夏、真樹と二人で沖縄旅行をしたとき、「沖縄ツーリスト」さんが一押しだったのがこのホテルだった。ちょっとぜいたくかとも思ったが、一度の旅行で一日だけはいいホテルに泊まりたい。ほかを節約しても泊まるだけの値打ちはあると思う。
部屋はすごく広く、ベッドもふかふか。
ホテル内のレストランで夕食をとると、3500〜5000円くらいかかってしまう。幸い、プールサイドに普通の値段のレストランがあった。
単品料理を5品ほど注文。
その中では、「羽根つき餃子」というのがおいしかった。
お腹いっぱい食べたがそれぞれが普通の値段だったので、ホテル内のレストランで食べるよりだいぶ節約できた。よかった。
すぐ横のプールでは、まだ多くの人が泳いでいた。
最初余裕があれば海かプールで泳ごうと思っていたが、とにかく朝早かったのでちょっとぐったり。こんなときは無理しない。
夜9時からは、ビンゴゲーム。ビンゴになると賞品がもらえる。
司会を務める地元のお笑いコンビ「リップサービス」の掛け合いがおもしろい。
大きなホテルだが、ほぼ満室のようだ。
ビンゴゲームにはかなり多くの人が出てきていた。
確か2年前ここで泊まった時も、このコンビ「リップサービス」が司会をしていたような・・・。
ときどき沖縄っぽいネタなども取り入れて、見ていておもしろかった。好感の持てるコンビでした。
そのあと、ホテルの前の浜から花火の打ち上げ。
「こんな近くで花火が見られるなんて・・・。」
花火が終わったあと、反対の空に満月が。
真樹は、ケイタイでその写真を撮ろうと何回もチャレンジしていた。
「こんなきれいな満月が見られるなんて・・・。」
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2010年07月30日(金)
「沖縄の基地って、大きいんやなあ」 (7/25) [沖縄]
沖縄旅行の1日目。
ホテルについて真樹が初めに言った言葉が、「沖縄の基地って、大きいんやなあ。」
今回の旅行の主な目的は、「大学見学」と「インターハイでの京都キャロットの宣伝」。いつもなら、「沖縄戦」や「基地」に関する施設もできるだけ訪れるようにしていた。しかし、今回はあれもこれもと欲張ったため、そういう施設は旅行の予定には入れていなかった。
真樹は、小6の時初めて沖縄を旅行した。その時は、沖縄戦で戦死したうちの本家のおじさんのお参りにも行った。嘉数高台からは、だだっ広い普天間基地も見たはずなのに心には残っていなかったようだ。
あれから4年。今高1の真樹は5回目の沖縄旅行。特にこちらが段取りをたてなくとも、いろいろなところを自分でしっかり見られるようになってきたようだ。
「基地の周りって、針金(有刺鉄線)がまいてあって入れへんようになってんにゃなあ。中のアメリカ人はいっぱい出てきてんのになあ。」
今までも何べんも米軍基地の横を通っていたのに・・・。
同じものを見ても感じ方がちがってくるということは、成長した証拠かな。
沖縄国際大学のオープンキャンパスに参加する前に、まずは腹ごしらえ。沖縄といえば、「ソーキそば」ですよね。
早朝、ヨメさんの作ってくれたおにぎりを「はるか」の中で食べてから、1時過ぎまで何も食べられなかったのでお腹にしみておいしかった。大学近くのこのお店はお勧めです。
「ととのいましたー」みたいなたて看板を発見。このあともこの類の看板が次々と・・・。これはこれで、おぼえてもらいやすくていいのかも。
さて、今日の本題。
「沖縄国際大学オープンキャンパス」。
沖縄の大学は、主なものは4つ。
琉球大学(国立)、沖縄国際大学(私立)、沖縄大学(私立)、名桜大学(私立→公立)。各大学が「オープンキャンパス」として、受験希望者に学校を開放している。
京都人が知っているのは、国立の琉大、米軍ヘリ墜落事故のあった沖縄国際大学くらいだろうか。琉大は入るのに(合格するのに)かなり難しそうなので、そのほかの3つの大学を見てみたいと思った。
ちょうど「沖縄インターハイ」の陸上競技の日程の近くに、沖縄国際大学のオープンキャンパスが予定されていた。これは行くべし。
この大学は、那覇市の北にある宜野湾市の南部にある。あの広大な米軍普天間基地の真南。学生数は6000人近くの、県内では比較的大きな大学である。
受付を済ませた後、案内に書いてあった「在学生によるキャンパス案内」をしてもらえる者だと思って待っていた。しかし、みなさん出払っておられたようなので自分たちだけで見て回ることにした。
私たちが見せてもらったところは小教室ばかりだったので、高校とさほど変わらないような印象を受けた。なぜか、大学というと「階段型の大教室」というイメージがあって・・・。(私だけですかね。)
「これぞ大学」というような場面を見てみたかったですね。
受付の横でカキ氷のサービスがあったのが、GOOD!
「カキ氷」と「大学」とは直接関係ないだろうが、こんなちょっとした事でその大学の印象が変わってしまうこともある。
このカキ氷サービスコーナーに、大学に関連する写真が展示してあった。二枚重ねにされていた後ろのパネルに、「米軍ヘリ墜落事故」の写真が展示してあった。
でも、なぜ後ろに隠してあるのか。夏休み中であったため人的被害は出なかったが、8月13日といえば前期テストが終わったばかりの時期だったのではないだろうか。まだあれから6年しかたっていないのに、遠い過去のような扱いは・・・。
真樹にも、この件はあまり掘り下げては説明しなかった。しかし、その事故がもう1週間早かったらと考えると・・・。
一通り見終わった後、真樹はアンケートに記入。そのお礼として立派な手帳をいただいた。それをすごく喜んでいた。
真樹は、まだ高校に入って3ヶ月。「志望大学について考えよう」と言われても、まだまだ実感はわかないだろう。まだまだ、「冷やかし」程度の見学であってもいいように思う。
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