2010年07月30日(金)
「沖縄の基地って、大きいんやなあ」 (7/25) [沖縄]
沖縄旅行の1日目。
ホテルについて真樹が初めに言った言葉が、「沖縄の基地って、大きいんやなあ。」
今回の旅行の主な目的は、「大学見学」と「インターハイでの京都キャロットの宣伝」。いつもなら、「沖縄戦」や「基地」に関する施設もできるだけ訪れるようにしていた。しかし、今回はあれもこれもと欲張ったため、そういう施設は旅行の予定には入れていなかった。
真樹は、小6の時初めて沖縄を旅行した。その時は、沖縄戦で戦死したうちの本家のおじさんのお参りにも行った。嘉数高台からは、だだっ広い普天間基地も見たはずなのに心には残っていなかったようだ。
あれから4年。今高1の真樹は5回目の沖縄旅行。特にこちらが段取りをたてなくとも、いろいろなところを自分でしっかり見られるようになってきたようだ。
「基地の周りって、針金(有刺鉄線)がまいてあって入れへんようになってんにゃなあ。中のアメリカ人はいっぱい出てきてんのになあ。」
今までも何べんも米軍基地の横を通っていたのに・・・。
同じものを見ても感じ方がちがってくるということは、成長した証拠かな。
沖縄国際大学のオープンキャンパスに参加する前に、まずは腹ごしらえ。沖縄といえば、「ソーキそば」ですよね。
早朝、ヨメさんの作ってくれたおにぎりを「はるか」の中で食べてから、1時過ぎまで何も食べられなかったのでお腹にしみておいしかった。大学近くのこのお店はお勧めです。
「ととのいましたー」みたいなたて看板を発見。このあともこの類の看板が次々と・・・。これはこれで、おぼえてもらいやすくていいのかも。
さて、今日の本題。
「沖縄国際大学オープンキャンパス」。
沖縄の大学は、主なものは4つ。
琉球大学(国立)、沖縄国際大学(私立)、沖縄大学(私立)、名桜大学(私立→公立)。各大学が「オープンキャンパス」として、受験希望者に学校を開放している。
京都人が知っているのは、国立の琉大、米軍ヘリ墜落事故のあった沖縄国際大学くらいだろうか。琉大は入るのに(合格するのに)かなり難しそうなので、そのほかの3つの大学を見てみたいと思った。
ちょうど「沖縄インターハイ」の陸上競技の日程の近くに、沖縄国際大学のオープンキャンパスが予定されていた。これは行くべし。
この大学は、那覇市の北にある宜野湾市の南部にある。あの広大な米軍普天間基地の真南。学生数は6000人近くの、県内では比較的大きな大学である。
受付を済ませた後、案内に書いてあった「在学生によるキャンパス案内」をしてもらえる者だと思って待っていた。しかし、みなさん出払っておられたようなので自分たちだけで見て回ることにした。
私たちが見せてもらったところは小教室ばかりだったので、高校とさほど変わらないような印象を受けた。なぜか、大学というと「階段型の大教室」というイメージがあって・・・。(私だけですかね。)
「これぞ大学」というような場面を見てみたかったですね。
受付の横でカキ氷のサービスがあったのが、GOOD!
「カキ氷」と「大学」とは直接関係ないだろうが、こんなちょっとした事でその大学の印象が変わってしまうこともある。
このカキ氷サービスコーナーに、大学に関連する写真が展示してあった。二枚重ねにされていた後ろのパネルに、「米軍ヘリ墜落事故」の写真が展示してあった。
でも、なぜ後ろに隠してあるのか。夏休み中であったため人的被害は出なかったが、8月13日といえば前期テストが終わったばかりの時期だったのではないだろうか。まだあれから6年しかたっていないのに、遠い過去のような扱いは・・・。
真樹にも、この件はあまり掘り下げては説明しなかった。しかし、その事故がもう1週間早かったらと考えると・・・。
一通り見終わった後、真樹はアンケートに記入。そのお礼として立派な手帳をいただいた。それをすごく喜んでいた。
真樹は、まだ高校に入って3ヶ月。「志望大学について考えよう」と言われても、まだまだ実感はわかないだろう。まだまだ、「冷やかし」程度の見学であってもいいように思う。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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