2019年12月26日(木)
父ときくと私 [家族]
3年前の8月、私の甲状腺低分化癌が発覚。
その時、父は94歳、きくは11歳、私は60歳。
この3人の中では一番長生きできそうだった私が、一挙に最下位に転落した。(甲状腺癌の5年生存率は90%以上だが、甲状腺「低分化」癌に関しては5年生存率が50%台。)
「癌が遠隔転移していたら・・・」、そのあとはたぶん「危機的状態」というような意味のことを告げられたように思う。しかしその後の検査で転移は見られず、アイソトーブ治療の効果もあり、今のところ「危機的状態」には陥っていない。
「これで、3人同点くらいになったんかなあ」と思っていた。
しかし今年の11月、父の具合が悪くなり入院。現在何も食べられなくなり、父が一番嫌がっていたチューブにつながれた状態になっている。
ヨメさんは、毎週水曜に病院に見舞いに行ってくれている。昨日も行ってくれたのだが、「こうじさんも行かなあかん」と言う。それで、今日二人で行って来た。
呼びかけてもほとんど反応がなかったが、「もちつき」とか「ますみ」とかには反応していた。目がパチパチしたり、顔の向きを変えたりとか。小さなことだが、何もないよりはずっといい。
ヨメさんが促してくれてよかった。また行かなあかんね。
きくちゃんは急激に足腰が弱り、ずっと眠ったままかと思うと、目的もなく徘徊したりするようになった。
11月の「日置川マラソン」の時に、ゆっくりゆっくりでも歩けなくなったきくを見て、泣けてなけて。「こんな状態では、どう考えてもあと1年も生きられない」と思った。
でもあんなにジャジャ馬系だった性格が穏やかになり、今はオバサンに甘えてあまえて。この調子で老化がとまり、もっともっと長生きしてくれたらいいんですけど。
さて、私は・・・。
次の血液検査で、癌マーカー的指標に使われるサイログロブリン値が下がっていたらいいんですけどねえ。
父ときくと私、3人ともますみさんにはえらい世話になってますねえ。
ここらで意外と再逆転ありで、(消えていくのが)私、父、きくの順番になったりして・・・。
「ヨメさん、よここぶがな。」
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【RUN】
今日は、十王堂橋往復5km。
またゆるゆるランで行こうと思っていたのに、雨が降ってきてスピードアップしてしまった。キロ5分40秒ペースで5km28分29秒。
相変わらず左腰が強烈に痛い(靴下を履くときにかがむと「ウー」とうなるほどの痛さ)が、まあまあ走れている。
今日も町内ダウンジョグをしたが、雨が降っていたので、ネコちゃんたちはどこかに退避中でした。
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2019年12月19日(木)
ゆる〜くいこ☆きくあんも [家族]
うちには、真樹の上に廉というかわいい息子もおりますねん。今東京に単身赴任しているので、このブログにはめったに登場しませんけど。
今日、その廉から誕プレが届いた。
「こわれもの」のシールが貼ってあったので、「ひょっとしてビール飲むやつかなあ、おとといコップ割れてしもたもんなあ」と言いながら荷物を開けた。
開けてビックリ、ビールジョッキ!
廉は超能力者かー!
いい誕プレ、ありがとう。
ただのビールジョッキではない。
「ゆる〜くいこ☆きくあんも」のメッセージ入り。
「ゆる〜くいこ」、きつく行ったことないどー。一生ゆるゆるやでー。
「きくあんも」、きくはまだまだ長生きしてもらわんなんし、あんもちゃんは22歳近くまで長生きしてくれたお手本猫。メッセージのセンスがええね。
このビールジョッキ、割らんように気を付けよう。
私の棺おけに入れてもらわんなんし。
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【今日のきく】
これは、昨日の深夜お散歩。
きくちゃんの調子が悪くて、ここ最近は私のバイト帰りから深夜お散歩がなかった。でも、昨日は起きていた。これで深夜お散歩が復活。
うれしい!
今日のきく。
玄関先で、ビローンと寝ていた。
夕方、私とお散歩。
近くの公園で、放し飼い。
オバサンのお仕事が終わって、ちょっとだけお散歩。
家に帰って歯磨き。
このごろちょっと臭くなってきたので。
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2019年12月14日(土)
64はすでに死んでいる [家族]
昨日の深夜、日付が変わって12月14日。
バイト帰りの真樹が、「パオパオ、誕生日おめでとう」と言って、ケーキとビールを買ってきてくれた。ケーキとビールって変な組み合わせですけど、これ私好きなんです。
ウルトラ対策のために、12月に入ってビールをやめていたんですが、昨日の夜はいただきました。真樹の大好物のスルメも食べながら、ゆんたくゆんたく。
「64ゆうたら、昔やったらもう死んどるなあ。」
「そうやなあ。」
「パオパオのおじいさんは、たぶんそれくらいで死んでしもたんちゃうかなあ。」
今日は、真樹がバイトに出かけたあとにお風呂そうじ。しっかり磨いときましたでー。
お昼前に散髪へ。
私の散髪は2か月に1回だが、2、4、6、12は名護の「理容きゃん」さんで。
うまいんですわ、初子オバア。
初めてお歳を聞かせてもらったが、私の3つ上だった。
次もまた、よろしくお願いします。
前に真樹が住んでいたアパートの横を通り、「きっと屋キッチン」さんへ。
「マラソンですか?」とテンコ店長さん。
「いえ、100キロです。」
すると、先客の女性が「私の知り合いも出ますー」と。20代の男性で、入賞が狙えるほどの速い方らしい。
「折り返しで必ず会えるはずなんで、○○さんの応援メッセージ伝えますね」と約束しておいた。
そこから、テンコ店長のマラソンの話になった。
「私は高校進学の時、きついマラソン大会があるという理由で近くの高校を避けたいと思っていました。あと、ブルマがオレンジというのもいやだったし。」
「それは、十分避ける理由になると思います。」
「そしたら、母が私が進学したいと思っていた高校の授業参観の夢を見たんですよ。私はそこに行きたいとひと言も言っていないのに。もちろん、高校だから授業参観自体もないし。『その高校に行きたい』というと『いいよ』ということになって・・・。」
「不思議なことがあるもんですねえ。」
ここに来ると、いつも楽しいお話が聞ける。
私が必ず寄りたいところ。
(注)もうちょっと、続きます。
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2019年12月12日(木)
ますみ鍼灸 [家族]
明日から沖縄。
上半身のバランスの悪さは、リハビリによってだいぶ改善された。しかし、左腰、左お尻、左太もも裏、左ひざはずっとスッキリしない。作業療法士さんにその話もしたのだが、医師の診断が出ていない部分は触ってはいけないらしい。ああ残念。
それらは走り出せばなんとかなりそうなのだが、左ひざの上だけはタチが悪そう。
ついに、恐怖の「ますみ鍼灸」を頼ることにした。
鍼がこわいんです。
若い時はじゃんじゃん鍼を打ってもらっていたのに。
なんでかねー。
お灸の熱いのんは全然平気なので、なんぼやってもうてもだいじょうぶ。
熱さには鈍感。
ひざの上のときはまあまあ熱かったが、アキレス腱の近くにお灸をしてもらったときはまったく熱くなかった。そうとう冷えているということらしい。
最後に、お尻にも一発。
これはかなり太い鍼だったらしく、ビリビリビリ。
「うー・・・。」
結果は・・・。
痛みが消えたわけではないが、痛みの種類が変った。初めは疲労蓄積ぽい痛みだったが、鍼灸をしてもらってしばらくたつとだるーい痛みに変わった。
ヨメさん曰く、「それがよくなって行ってる証拠。時間がたつにつれて、楽になっていくでー。」
そうであればうれしい。
信じる者は救われるー。
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【今日のきく】
てってがかわいすぎるきくちゃん。
こんなん見つけたら、すぐ写真を撮りたくなる。
お昼、家の中をウロウロしていたのでお散歩へ。
道の真ん中を歩くことは少なくなった。
すぐに壁際による。
柵際にもすぐに行く。
帰ってくるも、ゆっくりゆっくり。
急ぐことはなにもない。
ゆっくりゆっくり帰ったらいい。
そのあと2階に上がりたそうにしていたので、抱っこして2階へ。
オバサンのにおいがするのか、気持ちが落ち着いたようだ。
夜のお散歩は、家の前の小さな公園。
ゆっくりゆっくり、ウロウロウロウロ。
きくのお上品な○ッコ。
背中のツヤは色あせていない。
「いっしょに写真撮ろう」と言ったら、目がまん丸。
これくらいしっかり目を開けてくれていたら、安心。
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【RUN】
「今からでもおそくはない」ということで、キロ7分ペースの練習。
私はゆっくり走るのがすごい苦手。
家から銀行に寄って、宝が池へ。
3.3km、22分。
やっぱり速すぎた。
宝が池2周3kmを20分56秒。
これはキロ7分ペースで行けた。
ネコちゃんを見ながら、ダウンジョグ。
みんな、寒さに負けんとしっかり生きて行ってやー。
小学生の団体が走っていたので、すごく走りにくかった。
この時間の宝が池は、やめといたほうがいいみたい。
帰りは来た道とちがって、トンネルを通って。
家まで2.7kmだったので、町内をもう1km走って3.7kmに。
3.3+3+3.7で、今日はちょうど10km。
いい調整ができた。
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2019年12月05日(木)
藤井善一、98歳 [家族]
今日12月5日は、父・藤井善一の誕生日。
1921年(大正10年)生まれなので、今日で98歳。
一人でお見舞いに行こうと思っていたのだが、それではあんまり寂しいので、ヨメさんの仕事が終わるのを待っていっしょに来てもらった。
11月21日、兄からショックな報告。
「おじいさんの具合が急激に悪化。もう何も食べられず、チューブ(点滴や酸素)で現状維持を保っている状態。何も反応がない。」
10月末にお見舞いに行ったときは、病院の流動食を全部食べていたのに。呼びかけたら、片目だけ開けていもいたし。
それを聞いてからはお見舞いに行きづらくなった。もっとひどくなっていたらどうしようと心配になって。
でも、今日は父の誕生日。
反応がなくても、お祝いはしてあげなければ。
「ひょっとしたら、良くなっているかも」と淡い期待を抱き、何か明るくお祝いできるものと考えた。
やっぱりきれいな花が一番かな。病院に花はダメということは知っていたが、「誕生日のお祝いをしたら、持って帰ります」と言えばいいだろう。
何軒かの花屋さんをまわって、やっといいのが見つかった。
北山通りに面する「歳時樹」さん。マンションの1階部分がお店だったが、その一番前にシクラメンが置いてあった。
「今日父の誕生日で、今入院中でほとんど何も分からない状態なんですけど、お祝いがしたくて・・・。」
「おいくつですか。」
「98歳です。」
「それは、おめでとうございます。女性の方の90歳代はたくさんおられますが、男性は少ないでしょうね。」
「はい、そうやと思います。この花を見て、喜んでくれたらいいんですが・・・。」
花屋さんを出たとき、気づいた。
特別、花が買いたかったわけではない。
誰かに父のことを聞いてもらいたかっただけかもしれない。。
それに手ぶらで行って、もう動かないかも知れない父親に対峙する自信もなかった。
病院に着き、お見舞いに来た事を告げると、看護師長さんが出てきてくださった。
「藤井さーん、息子さんが来てくださってますよー。お誕生日のお祝いに来てくださってますよー。」
えっ、反応ないって聞いてたのに、父を起こそうとしてはるやん!
「あのー、ずっと寝たままって聞いてきたんですけど・・・。」
「はい、2週間ほど前はそうでしたね。でもそれからまただいぶ元気になられて、調子のいい時は起きて返事をされたりもしてますよ。」
「えー、そうなんですかー。よかったー。」
ヨメさんが父の目をふいてくれた。そしたら、しかめっ面で反応。目は開けなかったが、明らかにヨメさんのほうに顔を向けていた。
私は父の手を握って「腕相撲」。思っていた通り、大きな手ですごい力。
父が弱っていると思って腕相撲したら、コテンとやられてしまう。「バカモン、こうじに負けるかー」と父が笑う。こんな夢を何回も見た。それは夢でもないみたい。
「アンタもお兄さんもたいそうやねん。おじいさんはそうやすやすと弱ったりせん!」
「弱虫兄弟やしな。」
「犬猫で泣けども、人では泣かず」が私の信条なのに、今日はちょっと危なかった。
ヨメさんが若ちゃんからいただいたクリスマスプレゼントも、にぎやかしに病院に持って行かせてもらった。何も食べられへんから、すぐ持って帰ってきたけど。
最後まで目は開けてくれへんかったけど、きっと心の目で見てくれてるやろう。
今日でちょっと安心。
また見に行きます。
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【今日のきく】
オバサンに固められて、必死でペロペロしているきくちゃん。
かわいいなあ。
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2019年11月12日(火)
てがら [家族]
借家の桐の木の葉が飛び散ってしまう。ご近所に迷惑をかけてしまうので、落ちる前に取ってしまわなくてはならない。
私の沖縄旅行中に、ヨメさんが下の方の葉をだいぶ取ってくれていた。しかし、木に登らないと上の方の葉は取れない。
「木登り」、私得意なんです。ヨメさんとちがって、いなか育ちなもんで。
ほーらね。
あっという間に、桐の木はハゲ状態。私の頭と同じです。
「ますみちゃん、ボクのてがらの写真撮ってやー。」
「何がてがらやねん。こんな時だけ。あほらしもない。ふだん何にもしてへんくせに。」
でもこの歳でしゅるしゅると木登りができるんやから、ちょっとは役に立つじゃろが。
最初の状態を撮っておくのを忘れた。
これは右側の3分の1を取ったとき。
下に葉を落とすと、焼き芋でも焼けそうなくらいの落ち葉になる。
私も久しぶり木登りができて、ちょっとおもしろかった。
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【今日のきく】
夕方、私と市民新聞配り。
うちのブロックは11軒。
きくはこの「配り散歩」がけっこう好き。
夜には、久しぶりの二人びきのお散歩。
「帰りたくない」と固まってしまったら、オバサンに襲われた。
「降参!」
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【RUN】
「時間があれば、少しでも走る」
まだ鼻が詰まり気味で、体調は良くないが3kmだけ。ちょうど20分くらい。
町内のネコさがしジョグもしたが、寒いせいか見当たらず。
よって、写真もなし。
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