パオパオだより

　８月の最終土日恒例の「２４時間テレビ」。
　偽善批判１位の番組らしいが、うっとおしかったら見んかったらええだけのこと。そう思いますけど。
　私は、１００ｋｍマラソンを走っているタレントの表情を見ているだけで満足している。

　私のちょっとした知り合いに、福祉関係の施設を営んでおられる方が二人おられる。

　そのうちの一人は、Facebookに３年前の記事を再掲。
　「僕は一切見ませんが(笑)」という言葉のあとに「２４時間テレビ」の批判をされていた。

　この(笑)という文字ががすごく気になった。
　「見ずに笑う」って、そんなことしていいん？

　その時、大江健三郎の「沖縄ノート裁判」を思い出した。

　　　　　◇　　　　　◇　　　　　◇

◎大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判　(Wikipediaより)

大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判（おおえけんざぶろう・いわなみしょてんおきなわせんさいばん）は、元沖縄戦指揮官および遺族が、大江健三郎・岩波書店を名誉毀損で訴えた裁判。集団自決訴訟、沖縄戦集団自決裁判ともいわれる。原告側は「沖縄集団自決冤罪訴訟」と呼称した。事件番号は、平成17年（ワ）第7696号出版停止等請求事件。

岩波書店発行、大江健三郎著『沖縄ノート』と家永三郎著『太平洋戦争』の記述を巡り争われ、大江・岩波書店が勝訴した。

　　　　　◇　　　　　◇　　　　　◇

　この裁判で一番びっくりしたのは、大江健三郎を訴えた原告(大尉の弟)が『沖縄ノート』を読んでいないと発言。
　「えっ、えっ、えっ、読んでもいない書籍の著者を訴えることなんてできるん？」
　それはあかんやろ。
　私も『沖縄ノート』を読んだけど、かなり難解。
　かとゆうて、誰にそそのかれたのか知らんけど名誉棄損で訴えるなんて。

　「見ずに笑う」のは絶対にあかんと思う。
--------------------------------------------------------------------------------

　さて、もうお一人のブログ。

　　　　　◇　　　　　◇　　　　　◇

　24時間テレビなんてものをじっくりと見たことが最近はないんですね。
　今日、たまたま昼過ぎに見たら、どんどん体の自由が効かなくなる難病の20代の女性が映しだされていた。日に日に失われていく身体的機能に一時は生きる気力さえ失いつつあったという。ある人と出会って「生きる目標」ができてそれに向かって日々頑張っているという文句のつけようのない話し。十分感動したし、この女性の人生に幸多からんことを心から願った。

　誰のせいでもない、当然本人が悪いわけでもなく、ご両親の責任など微塵もない。たまたまそういう宿命を背負ったという１００％偶然の産物である。しかし、世の中にはこういう「運命」を背負うには訳がある、と説く詐欺師がたくさんいる。何の根拠もないのに「ご先祖様を大切にしないから」とか「家の松の木を切ったからその祟りが・・・」と言ってその難病が「必然」であるようにいう奴があるんや。それがオジサンは許せない。なんかあったら前世の報いが…っていうねん。

　宿命や運命も操作できる、と信じている普通の人も多いよなあ。そうなったのには訳があるって。あるかい、そんなもん。たまたまなんや。たまたま、そういうものを背負って生きている。それはもしかしたら自分であったかもしれない、という想像力がない人多いねん。

　もう世の中のことは自分の努力以外のことで決まってしまうことが多い。家庭環境が、遺伝的要因が、で決まることが多いのに、なにか当人がじぶんの「努力不足」のように考えてしまう風潮ってあるよね。「障害者」ってなんでこんなに不自由で差別されて、その生きづらさがさも当然のように思えてしまうんだろう。どんなに性格がよくて、優しくて、頭が良くても、麻痺があって醜いとか、動けないという一つの事実だけで「普通でない」扱い受ける世の中が普通ってどうなんだ。

　顔のある目、鼻、口などのパーツとその配置がちょっとだけ人と違って「きれいに見える」というだけで人生のアドバンテージを与えられて生きていける人って変だよね。何の努力もないんだから。

　結婚相手の「どこが好きですか」って聞かれて「優しいところ」って答えるけれど、違うでしょ。その人に「脳性麻痺の障害があって心が同じでも結婚しますか」って自問すればいい。ぼくもそういう質問への回答に何の自信もない。

　なあ、人生が不平等過ぎないか。自己責任の分野が多すぎないか。これだけ様々な差異を生まれた時から与えられて、「負け組」にはそれなりの生活しか夢見れないっておかしくないか。それもこの国は勝ち組優先社会です、っていってないけど、ほぼそういう国の形をしているよね。

　なんか違うよな、この番組。僕は1978年、この番組を見て心動かされて福祉の道に決めたんだけど、あまりにも体制への批判がない。福祉を必要としている人の視点に立てばこの国の劣悪さを告発せずにはいられないはずなのに、そういうことは一切しない。恥ずかしい番組だ。

　　　　　◇　　　　　◇　　　　　◇

　うーん、さすがやね。
　私の大好きな○○ちゃんだけあるなあ。
　他の人には絶対にできないたいへんな仕事を、普通に受け入れ続けておられる○○ちゃん。私は何の力にもなれんけど、ずっと応援していますよ。

　今日は木曜なので、大学の警備のバイト。
　仕事の流れがだいぶ分かってきて、最初のころに比べるとずいぶん楽になってきた。

　ただし、おとといから「ヨード制限食」が始まっている。この対策が大変。

　朝食はいつも通りお茶漬けサラサラ。でも、たらこやコンブなどはダメ。ますみさん特性のしば漬けで。これは添加物が何も入っていないのでだいじょうぶ。

　午後１時からの昼食は、昨日ご近所の「ＲＫ工房」さんで買ったパン。
　ここのパン、ずっしり感のあるパンばかり。２つ食べたら、もうお腹いっぱい。バナナも食べようと思って持ってきたが、そこまでいかなかった。

　午後５時からの夕食は、さっきのパンの残り。
　ベーグルを半分食べたら、もうお腹いっぱい。ベーグル恐るべし。
　パン１個とバナナは残して、家に持ち帰り。

　警備カウンターでほっこりしていると、目の前をスルスルと・・・。

　クモでした。
　こんなところで、エサになるようなものはとれないだろうに。

　夜の施錠に回っているとき、空にきれいな月。
　肉眼ではきれいな丸に見えたのだが、うっすらと雲がかかっているようだ。

　全部終わって大学を出る１０時半過ぎにも、きれいな月が見えていた。
　写真に撮るとボケてますけど。

　家に帰っても、このごろみーちゃんのお迎えがない。
　二階にあがると、寝ぼけ顔。

　今日の夜食は、てんぷらそば。とろろもちょっとだけ付き。
　おいしかったー。

　入院まであと１８日。
　「ヨード制限食」を作る側はたいへん。
　すみませんけど、よろしくお願いいたします。

　８時２０分起床。
　起きてすぐ大きな公園へ。
　８時半からのラジオ体操にギリギリセーフ。
　今日は、社協からいただいた手ぬぐいを使っての運動から。もうその時点でちょっとフラフラ。
　そのあとも、いつも通りのストレッチやラジオ体操があり値打ちがあった。

　１０時すぎ、水金だけやっておられる「ＲＫ工房」さんへ。
　明日バイト先で食べるパンを買っておいた。
　ここのパン、おいしいんです。

　午前中の涼しいうちに、また静市市原郵便局へ。

　往復約３.４ｋｍ、２４分半。
　これだけでも汗びっしょり。

　長代川沿いのベンチの後ろの囲いが、いつの間にか直してあった。ここらにぴゅーたがよくいたのだが、この頃見かけない。どうしたんかなあ。

　町内ジョグ１ｋｍをプラスして４.４ｋｍ。

----------------------------------------------------------------------------------

　明日は大学の警備のバイトなので、８月中に走れるのは今日が最終。
　「勝手に国労応援ラン」をしておかなくては。

　夕方５時、自宅スタート。
　今回もＪＲの駅まで走る元気はないので、また叡山電車の駅で代用。

　まずはバス通り沿いに、地下鉄・国際会館駅前まで。
　今日はいつもより人が多かった。

　宝ヶ池通の東の突き当りを右折。

　花園橋から叡電の鉄橋が見える。
　背景は比叡山。

　高校駅伝や女子駅伝で有名な叡電の跨線橋。
　このすぐ手前に、叡電・宝ヶ池駅がある。

　うちから４ｋｍちょっと。
　次の修学院駅まで行くと５ｋｍになるのだが、今日はここで折り返し。

　その時ちょうど、出町柳発の電車がホームに入ってきた。

　と思ったら電車は２番ホームへ。
　そうそう、この駅は鞍馬行きと八瀬行きの分岐点。
　そういえば、あの赤い電車はうちの近所を走っていない。

　帰りも同じ道で。
　駅伝の選手は、ここを通るとき「寿司食いてえ」とか思わんのかなあ。そんな余裕はないか。

　また、地下鉄・国際会館前を通過。
　今度は人はまばらだった。

　交差点で信号待ちをしているとき、青信号が変わりかけているところを猛ダッシュで渡る老人あり。
　思わず「はやっ！」と叫んだら、私の横で信号待ちしていた女の子もガン見していた。あんなダッシュは最近見たことがなかった。

　駅伝の折り返し地点。
　高校駅伝まであと４か月。
　沖縄の北山高校、また男女ともに来てほしいなあ。

　帰りも４ｋｍちょっと。
　帰りは上りなのに、まあまあ走れた。

　散髪してスッキリしているので、汗もそんなに気にならない。
　２か月はちょっと伸ばしすぎかなあ。

　午前中３.４＋１、午後８.１＋１で合計１３.５ｋｍ。

　明日はバイトで走れないので、８月のランは今日で終了。
　夏も月間３００ｋｍを走られる堂本さんの半分を目標にしていたのだが、８月は１４０ｋｍで終了。
　９月は入院もあるけど、２００ｋｍくらいを目指したい。

　今日も大学の警備のバイト。　
　警備員より先に清掃の方がたくさん来られている。汗水たらして働いておられるその姿に励まされるということはない。私は、それよりチョロチョロ動き回っているルンバみたいなんに励まされる。人と話すのが苦手な人は、きっとルンバが好きなんやろうなあ。

　今日から「ヨード制限食」を始めなくてはならない。　
　お昼の学食のランチはほとんどフライもの。ヨード系はほとんど入っていないと思われる。ただほとんどが冷凍パックみたいなものを使っておられるので、着色料や増粘剤は入っているだろう。病院からも「外食は避けるように」と言われている。

　昨日イオン北大路でパンを５個買ってきた。パンにもヨードは少しは入っているが、「最大の敵」であるコンブ系は入っていない。
　入院まで、あと５回ここのバイトがある。その５回ともパンにしようか知らん。

　お昼に、カレーパンとレモンクリームパンとベーコンエピを食べた。カレーパンはやっぱり温めんとおいしくないね。ベーコンエピも買った翌日はも一つ。レモンクリームパンが一番食べやすかった。

　午後１時過ぎに食べて、いつもその３時間後くらいに胃酸逆流で苦しんでいる。今日は消化が悪そうなベーコンエピとかなので、もっと苦しむと思っていた。
　ところが全然だいじょうぶだった。フライ物の定食より、パンの方が胃にはいいのかも。

　夜はだいぶ涼しくなってきたのに、昼は前と同じように暑い。
　夏の特別講座の時間割になっているようで、立哨時間に学生が全然通らない。暑いところでボーっと立ち続けている私は、アホみたい。

　夕方５時からの休憩で、残りのパンを食べる。でもお昼のパンを食べ終わってから、３時間ちょっとしか時間がたっていない。クリームパン１個を食べただけで、サンライズは残した。

　６時までの休憩時間が終わりそうなころ、私を採用してくださったＭ主任が来られた。私の様子を見に来られたようだ。
　Ｍ主任はまだ２６歳。吉本新喜劇の石田やすしに似ていて、すごく話しやすい。

　来月１週間の入院で、私は２日分休まさせてもらうのだが、ほかの方がカバーしてくださるようでありがたかった。
　また１０月に「久米島マラソン」に行くので、だいぶ前に木曜の飛行機を予約していた。ここでまた１日休ませてもらわなくてはならない。
　最初は「病院の予約が変えられなくて」とか言ってごまかそうと思っていたが、正直に「沖縄旅行の飛行機をだいぶ前にとってしまいました」と言った。
　石田やすし似のＭ主任は、「それくらいカバーしますので、全然だいじょうぶです」と言ってくださった。ああ正直に言ってよかった。

　このバイトを始めるとき、「週２回なら、月水がいいなあ」と思っていた。でももうお一人との関係で、私は火木に入ることになった。
　「これでは、火曜の二条城ランと木曜の三線教室の両方行けんようになるやん」と思っていた。でもそれぞれ相談したら、両方ちがう日に行けることになった。
　それに寮の管理代行がない週は、金土日月と４連休になる。４日あったら沖縄にも行ける。これはうれしい誤算。

　何がどう転ぶか、わからんもんですね。
　いやいや、転んだらあかん。
　転ばんようにしっかり走りましょうねえ。

　今日は散髪。
　イオン北大路(旧ビブレ)のＱＢハウスへ。

　私の散髪は、もっぱら沖縄。

　10月　久米島マラソン
　12月　沖縄100Ｋウルトラマラソン
　２月　おきなわマラソン、または竹富町やまねこマラソン
　４月　伊江島マラソン
　６月　沖縄慰霊の日・一人沖縄平和ラン

　２か月おきに沖縄に行っているので、私の散髪にはちょうどいいローテーション。ただし、沖縄の８月にはマラソン大会がないんですよねえ。

　２か月たっているのに、そんなに伸びていない。
　ヨメさんは、「散髪に行く必要あるかー」とまで言う。でも、なんぼなんでも２か月もたったら切らなあかんでしょう。

　ＱＢハウスは混んでいて、私の散髪が終わった時はちょうど１時間後。これでは駐車場が有料になってしまう。

　明日からヨード制限食を始めなくてはならない。
　パンならほとんどヨードは入っていないので、明日のバイト中の昼食・夕食用として買っておくことにした。
　これで駐車場が無料になる。

　パンを買ってビニール袋に入れて歩いているとき、足がチクチクしていた。

　家に帰ってからよく見てみると、足のふくらはぎの上の方に傷。血も出ている。
　なんと、ベーコンエピの尖ったところが足に刺さったようだ。恐るべきベーコンエピ！

　晩ごはんまで時間があったので、ちょっと走りに。
　
　今日もぱん君。
　ぴゅーたはどこ行った？

　散髪して頭はスッキリ。
　気温もだいぶ下がったので、久しぶりに岩倉駅往復５ｋｍへ。

　岩倉駅折り返しで１４分４６秒。
　キロ６分を切るペースで走れている。

　帰りもいい感じで走れた。
　５ｋｍ、２９分２２秒。

　夜９時すぎには、ますみさんとちょこっとウォーキングも。
　夜はかなり涼しくなってきた。
　これから、走ったり歩いたりの距離を増やしていきましょうねえ。

　今日は午後５時前からＪＡ市原野のＡＴＭへ。明日に振り落とされるＪＡ共済の掛け金を入れておかなくてはならない。

　ＪＡで入金して帰ろうとしたとき、「きくとよく行った公園まで、もうちょっと走って行ってみよう」という気になった。予定以上に走ることはめったにない私。きくが呼んでくれたのかなあ・・・。
-----------------------------------------------------------------------------------

　午後5時ごろから走りに。
　目指すはＪＡ市原野。

　ここを往復しても４ｋｍにもならない。

　「そうや、きくちゃんが大好きやったクリーンセンターの下の公園に行ってみよう。」

　日差しはあっても、以前ほどきつくはない。

　ここを走っている人はたくさんいるのだが、今日は一人も出くわさなかった。

　東北部クリーンセンター前到着。

　その向かいから、公園に行く道がある。

　こんないい感じのところも通っていく。

　市原野の森(公園)到着。
　きくちゃん、この芝生を歩くのが好きやったなあ。

　記念撮影をして、公園を３周してから帰ることにした。
　下の川にも行きたかったが、おおぜい人がいたのでやめておいた。

　帰りのもうすぐ我が家というところで、ミケちゃんに遭遇。
　ここは長代川沿いの散歩道なので、写真撮り放題。
　ミケちゃんの柄はかっこいいね。

　家に帰って約６.７ｋｍ。
　きくちゃんのことを思い出しながら走ると楽しい。

　また町内ジョグへ。

　「あっ、ドキンちゃんが倒れてる！」

　「なにー、気持よく寝そべってただけやのにー。」

　「すんません。写真だけ撮らせて。」

　ドキンちゃんは、なかかいいモデルさんです。
---------------------------------------------------------------------------------

【きくとの最後の「市原野の森」　２０２１年９月２２日】