パオパオだより

2021年06月22日(火)

おみやげくばり [沖縄]

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 今日も朝は「はんぺん」から始まる。
 いや、今日は「ぺんはん」の順でした。

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 はんちゃんは、近くには来てくれるんやけどなでさせてはくれない。みーちゃんみたいにパンチ入れることはないけど。

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 まずは散髪。
 4月中旬に名護に来た時以来なので、ちょうど2か月。けっこう伸びている。

 10時すぎに出発。
 細かい雨が降っていたが、「理容・きゃん」さんまでは1kmちょっとなので走って行くことにした。。

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 「理容・きゃん」さんまで1.23km。
 ちょっと濡れたけど、沖縄ではすぐ乾く。

 2年連続で、「沖縄慰霊の日」の催しは中止だそうだ。
 どうにか工夫してできなかったもんかねえ。

 ちっちゃいおみやげをもらってもらった。
 いつもすごく喜んでくださるのでこちらもうれしい。

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 帰りも雨。
 人にも会わない。
 

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 JAでちっちゃいマンゴ―が売っていないか見に行こうと思っていた。
 ところが、マスクをしてきていないことに気づき退却。

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 けっきょく、往復で2.5km。
 何もせんよりはましという程度のラン。

 真樹はお昼のバイト先が休業中なので、私といっしょにお昼ごはんを食べに行くことになった。もちろん、おなじみの「きっと屋キッチン」さんへ。

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 その途中で、いつも私を応援してくださっている玉城さんのお勤め先へ。
 玄関前に、新入りのかわいい猫ちゃん。

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 玉城さんのお話では、まだ生まれて半年くらいなのにもう出産したらしい。猫は早く大人になるんですね。

 私の体のことを心配して聞いてくださったが、「もう歳なんで、不調の原因はほぼ老化からみたいです」と説明させてもらった。
 明日はお勤め先から応援して(念じて)いただくようにお願いしておいた。

 ちょっとしたおみやげをお渡しして、きっと屋キッチンさんへ。

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 マラソン大会の中止が続いたので、ここに来るのも超久しぶり。
 真樹と来るのも何年振りになることか。

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 安定のおいしさでした。
 満足、満足。

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 真樹を降ろして、一人で「部間タイヤ」」さんへ。
 いつもお世話になっている比嘉さん御夫妻にお礼を言いに。

 途中、安和の琉球セメント新桟橋で、辺野古の新基地埋立用の土砂の積み込みが行われていた。数は少なかったが、抗議のために集まっておられる方もおられた。

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 沖縄の人たちを分断するようなことばかりがどんどん進められている。
 今の名護市長は、これに対してどういうお考えなのだろうか。

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 比嘉増美さんはおられなかったが、旦那さんと長男の雄也さんがおられた。
 「4月に名護に来た時に、イオンで中村良平さんに会って、名護に来たら比嘉増美さんに会いに行かなければと言われたんです。その時は時間がなかったんで、今日来させてもらいました。」

 21世紀の森ランクラブもずっと練習会もされていないそうで、仲間と長い間会っておられないとのこと。大会がないと、みんなで練習と言っても盛り上がらないようだ。飲み会もできないしね。
 来年2月の「おきなわマラソン」が復活しますようにと、みんなで願いましょうと言ってお別れした。そのころにはコロナもおさまっていたらいいんですけど・・・。

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 帰り道から部間タイヤさんが見えたので、車を止めて写真を撮らせてもらった。
 工場の裏はリゾート地みたい。

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 また、おうかがいします。
 工場の裏で泳がせてもらおうかな。

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 真樹のアパートに戻ると、いつもの猫ちゃん。
 何回も何回も出産したのだが、最近やっと手術をしたらしい。さくら耳になっていた。(と言うか、水平カットなのでさくらの花びらには見えない。)

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 猫ちゃんのすみかになっている車には、はり紙がしてあった。

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 しっかりとしたことが書かれていた。
 これで、あの猫ちゃんも安心やね。

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 昨日は晩ごはんに間にあわなかったので、今日はちょっと早めに。
 また細かい雨が降っていたが、走って。

 百均で買ったマスクを立体型にするのを試してみた。これはいい。息がしやすい。
 明日も、人がいるところはできるだけマスクをして走ろうと思っている。

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 「今日は我部祖河食堂の中味汁定食やね。」

 「あれ、電気ついてへんやん。」

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 「あーよかった、やってるやん。」
 「申し訳ありません、もう終了しました。」
 「えー、7時半までじゃないんですか。」
 「7時20分がラストオーダーなんです。」
 「泣泣・・・・」

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 「しゃーない。かねひででなんか買って帰るか。」

 そう思ってかねひでに向かう途中、パチンコ屋さんの前の「我琉そば」さんが開いていた。よかったー。
 ここまで2kmも走りました。

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 ミニカレーそばセット(690円)。
 おいしかったー。
 やっぱりお店で食べるのはいい。本当に食べた気がした。

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 かねひでに寄って、明日の朝食べるものなどを購入。
 バッグに入れて走って帰ったのだが、雨がかなりきつくなっていてまいった。

 家まで1.3kmくらい。これで今日は2.5+2+1.3で5.8km。
 明日の足ならしくらいにはなったかな。

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 明日の朝食、今日真樹と食べるぶどう、ヨメさんへのおみやげの黒糖。
 けっこう重かったなあ。

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2021年06月21日(月)

気温は低めだがムシムシ [沖縄]

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 真樹がしっかり働いているところを見られてよかった。

 午後6時20分ごろ名護に着き、真樹のアパートではんぺんをちょっとかまってから、着替えてイオン名護まで走って行った。
 行くとは言ってなかったので、だまってしばらく働いている様子を観察していた。私が見ている間、ずっと動き回っていた。

 「うちの子、よう動きまっしゃろ。」
 私とちがって、真樹は働きもん。自慢の娘です。
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 朝出る時に真樹にラインを送ったら、「沖縄は雨です」と返ってきた。
 晴れても雨でもむし暑そう。

 10時06分のバスに乗り、地下鉄に乗り換えて京都駅へ。
 ここでちょっとおみやげを購入。
 11時15分発のJRで三ノ宮駅へ。そこからポートライナーで神戸空港へ。
 今日は時間の余裕を持たせて早めに出たので、すごく楽だった。

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 飛行機も早く着いた。
 15時50分発の高速バス(111番)がとまっていたので、乗ってしまおうかと思った。でも、その40分後に出るやんばる急行バスのほうが500円以上安いので思いとどまった。

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 16時30分発のバスに乗る。
 名護は黒い雲に覆われていたが、もう雨は降っていなかった。

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 名護バスターミナル前に、18時20分ごろ到着。
 クーラーの効いたバスから降りると、気温は高くはないのだがムシムシした感じ。

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 アパートのドアを開けると、はんちゃんがお出迎え。
 ぺんちゃん見当たらず。

 はんちゃんがベットの下に行ったのでのぞいてみると、ぺんちゃんもいました。前はぺんちゃんのほうが人見知りしなかったのに、いつの間にか逆転しているみたい。

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 はんちゃんは、私の前にずっといた。

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 ぺんちゃん、ベッドの下の入ったなり。
 どうしたんかな。

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 真樹の働いているところを見たかったので、走ってイオンへ。
 ここまで2.5km。
 この2日間は体力温存なので、チョロチョロと走るだけにしとこう。

 ダイソーやヒマラヤを見ていたら、知らんうちに時間がたってしまった。レストラン街に行くと、「7時半、オーダーストップ」。
 ああ、忘れてたー。

 まあ、真樹の働いているところが見られたからいいか。

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 すきっ腹のまま、帰りも走って。

 駐車場の遠くに動くものが見えた。
 やっぱりかわいい猫ちゃん。

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 全然違う方向にももう1ぴき。
 この猫ちゃんはさくら耳。
 どなたが世話してくれてはるんでしょうね。

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 ダイソーで買ったマスクや老眼鏡を腰にぶら下げてのラン。
 走りにくいったらありゃしない。

 でも今日の5kmを入れて、今月200kmを突破。
 あさって70km行くつもりなんで、月間300km突破も夢ではない。
 がんばろう。

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 ダイソーでは5点買って550円。
 キャップ用日よけガードなど、あさってに使うものばかり。 
 ちゃんと役に立ってくれるかな。

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 レストランが全部閉まってしまったので、コンビニのお寿司。2つ合わせて946円。意外と高くついてしまった。
 あさっては早く名護に到着して、お寿司屋さんで思いっきり食べたいなあ。7時半オーダーストップでは無理かなあ。

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【今日のきくみー】

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 私が出かけるときのきくちゃん。
 かしこうしといてや。

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 私が出かけるときのみーちゃん。
 かしこうしといてや。

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2021年04月16日(金)

こっそり沖縄 [沖縄]

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 こっそり沖縄に来ました。
 去年の6月23日「沖縄慰霊の日」以来、10か月ぶり。

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 県庁前には「辺野古の海を遺骨で埋めるな」と、ガマフヤー・具志堅隆松さんを始め多くの方が集まって来ておられた。

 沖縄戦で戦死した私の父のいとこ・藤井勘六さんの遺骨も、いまだ見つかっていないんです。勘六さんの遺骨の上に新米軍基地なんて、とんでもない!

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 パレットくもじの地下の「ふる里」さんでアーサー汁定食(750円)。
 混んでいて時間がかかりそうで心配だったが、注文してから3分で持ってこられた。すごくおいしかった。

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 食べ終わってすぐに9階の「シネマパレット」さんへ。

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 この映画館に来るのも超久しぶり。

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 今日見た映画は「僕が跳びはねる理由」。
 いろいなことを考えて考えて考えて・・・。
 ああ、むずかしい。

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 屋上庭園で記念写真。

 2か月と10日のばした髪の毛がうっとうしくて。
 ここから名護の「理容きゃん」さんへ。
 初子オバアは、私の知っている理容師さんの中で一番うまい。京都から名護まで行って切ってもらう値打ちがある。

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 真樹のアパートに行くと、もう真樹はバイトから帰って来ていた。

 まんまるはんちゃんがお出迎え。

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 前は懐いてくれていたぺんちゃんは、すっかり忘れてしまって逃げ回っていた。そら、10か月ぶりやもんな。

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 真樹と久しぶりの外食。
 イオンの中にできた「五穀」さん。

 「真樹、五穀豊穣ゆう唄知ってるか。ごーこくほうじょう、なんちゃらなんちゃらやー、なんちゃらなんちゃー。」

 ちょっと張り込んで田園定食(1280円+税)。

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 わらび餅もついていて、大満足。

 「ドーナツ買って帰るか」と1階に下りると、「藤井さん」と呼ぶ声。
 なんと、21世紀の森ランクラブの中村さん。マスクをしているのによく見つけてくださった。ひょっとして、真樹のことを覚えていてくださったのかも。

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 家に帰って、ぺんちゃんおびき寄せ作戦。

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 「すきあり」で、ぺんちゃんゲット。
 この時は暴れたけど、そのあと思い出してくれたのか、だいぶなでなでさせてもらった。

 (私の頭、散髪してもらってさっぱりしてるでしょ。)

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 真樹とでは、こんなにいい顔でだっこしてもらってるのになあ。

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 夜には、真樹友も入って3人でケーキとコーヒー。
 ゆんたく、ゆんたく、よかったね。

 明日、10kmをしっかり走りましょうねえ。 

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【RUN】

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 明日のために、ちょっとでも走っておきたかった。
 午後9時前、晩ごはんを食べ終わってから1時間ほどだったが走りに行った。

 やっぱり、ちょっとお腹が痛い。

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 名護市陸上競技場まで1.1km。
 ここも5月5日まで、午後8時閉門になっていた。

 ここで折り返し。

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 家に戻って2.2kmだったので、家を通り越して市民球場まで。

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 ここで折り返して、家まで3kmになった。24分。

 何もせんよりはましかなあ。

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 駐車場に、みーちゃんそっくりさん。
 ちゃんと耳が切ってあったので安心。
 「長生き、しーやー。」

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2021年03月02日(火)

ガマフヤー [沖縄]

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辺野古埋め立てへの沖縄本島南部の土砂使用に抗議して座り込む具志堅隆松さん(中央)

◎毎日新聞3月2日朝刊

   辺野古の海 遺骨で埋めるな

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への県内移設に伴い、防衛省が沖縄本島南部からの埋め立て用土砂の採取を検討していることに対し、批判の声が上がっている。

 沖縄本島南部は太平洋戦争末期の沖縄戦で激戦地となり、今なお犠牲になった住民らの遺骨が土の中に眠っているためだ。ボランティアで遺骨収集を続けてきた具志堅隆松(たかまつ)さん(67)は土砂採取の断念を防衛省に求め、1日から那覇市の県庁前で座り込みの抗議を始めた。

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辺野古埋め立てへの沖縄本島南部の土砂使用に抗議する具志堅隆松さん(中央)

 「戦没者の遺骨が混じった土砂を埋め立てに使うのは間違っている。国は『沖縄に寄り添う』と言ってきたが、全く逆のことをやろうとしている。死者への畏敬(いけい)の念が全く感じられない」。

 1日朝、座り込みの抗議を始めた具志堅さんは訴えた。抗議の意志を示すため、当面は食料を口にしないという。

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辺野古の埋め立て

 防衛省は2020年4月、埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤の改良工事を実施するため、沖縄県に設計変更を申請した。県が現在審査中だが、申請書によると、埋め立て用土砂の採取候補地が当初計画から一部変更され、沖縄本島南部の糸満市と八重瀬町などが新たに加わった。

 埋め立てには東京ドーム16杯分の約2018万立方メートルの土砂が必要で、大半が岩石を破砕した「岩(がん)ズリ」と呼ばれる土砂。防衛省は申請書で県内で4476万立方メートルの岩ズリが調達可能としたが、うち7割の量は沖縄本島南部だった。政府は「土砂の調達先はまだ決まっていない」(岸信夫防衛相)と繰り返すが、こうした計画内容から、移設に反対する人たちは「南部の土砂が使われる可能性が高い」と指摘する。

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沖縄本島南部にある鉱山開発現場の近くでガマを案内する具志堅隆松さん(左から2人目)。ガマの中には未発見の遺骨が眠っている可能性がある

 県民の4人に1人が命を失ったとされる激しい地上戦となった76年前の沖縄戦では、米軍の侵攻を受けた旧日本軍の司令部が沖縄本島南部に後退し、徹底抗戦を続けた。その結果、避難した住民も戦闘に巻き込まれ、沖縄本島南部で多くの人が命を落とした。

 大小無数にある「ガマ」と呼ばれる自然洞窟などでは身を潜めていた住民や日本兵のものとみられる遺骨が今も見つかっており、具志堅さんらは「本島南部の土地が大規模に削られれば遺骨混じりの土が埋め立てに使われる」と懸念する。

 土砂の調達は政府の設計変更申請を県が承認した後になるが、採石業者が新たに緑地帯を削って鉱山の開発を始める動きもある。玉城(たまき)デニー知事は2月21日に現場を視察。25日の県議会本会議では「戦没者の遺骨が残されているかもしれない場所から土砂を使用することは、悲惨な戦争を体験した県民やご遺族の思いを傷つける」と述べ、対応を検討する考えを示した。【遠藤孝康】
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 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(67)がハンガーストライキを始めた。
 自らを「ガマフヤー」と呼ぶ具志堅隆松さんは、38年前から沖縄戦で亡くなった人の遺骨収集を続けている。「ガマ」とは自然にできた洞窟のことで、ガマフヤーとは沖縄言葉で「ガマを掘る人」という意味だ。

 元山仁士郎さんのハンガーストライキの時のように、駆けつけてひと言でも励ましたい。でも、今はコロナもあって無理。
 せめて私のこのブログで紹介して、沖縄以外の人たちにも関心を持ってもらいたい。

 全国紙で沖縄の基地問題を取り上げられることはまれ。
 毎日新聞さん、ありがとうございます。

 沖縄戦では、私の父のいとこの藤井勘六さんが亡くなっています。戦死の知らせとして届けられたのは、名前が書かれた木の札だけだったそうです。沖縄のどこかに、今だ勘六さんの遺骨は眠ったまま。
 私の父はたまたま運よく中国から帰還できたものの、同じようなことが起こっていても不思議ではなかった。
 父が生きていれば、このニュースを聞いてどう思うかを問うてみたかった。

 「パオパオだより」は、先月月間アクセス数が30万を超えました。
 その中から一人でも二人でも、沖縄の基地問題に関心を持ち、何か行動を起こしてくださる方が出てきてくれるとうれしいです。

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2020年10月27日(火)

「粛々じいさん」を忘れない [沖縄]

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◎東京新聞Web 2020年10月22日 05時50分

<ふたつの戦後〜菅首相と翁長前知事〜(中)>   

   翁長氏「米軍最高権力者と重なる」 
   上から目線の「粛々」使う菅氏に抵抗の弁説30分


「『粛々』という言葉を使う官房長官の姿が、米軍軍政下の最高権力者キャラウェイ高等弁務官と重なる。上から目線の『粛々』という言葉を使うほど、県民の心は離れ、怒りは増幅し、辺野古(へのこ)の新基地は絶対に建設することはできない」

◆「日本の政治の墜落」

 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は2015年4月、那覇市のホテルで菅義偉官房長官と就任後初の会談に臨み、県民の思いをぶつけた。戦後の歴史、過重な基地負担を強いられてきた実情。菅氏が「関係法令に基づき、辺野古を埋め立て、環境に配慮しながら工事を粛々と進めている」と従来の政府方針を説明したのに対し「粛々」の表現に抵抗感を覚えていた翁長氏の弁説は30分近く続いた。「沖縄が自ら基地を提供したことはない。県民に大変な苦しみを与えて、沖縄が負担しろということ自体が日本の政治の堕落ではないか」

 沖縄は1972年5月の日本復帰まで米国の施政権下にあり、米陸軍将官が「高等弁務官」として絶対的な権限を持って統治。復帰運動が激化した60年代前半の弁務官が、翁長氏が菅氏に重ね合わせたキャラウェイ氏だ。63年に那覇市で「沖縄の自治は神話にすぎない」と演説し、住民の反発を強めた歴史がある

◆面会断られ続け

 翁長氏は米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対し、14年11月の知事選で建設を容認した現職に大勝した。だが12月の就任後、上京するたびに安倍晋三首相や菅氏に要請した面会は「多忙」などを理由に断られ続け、4カ月後に実現したのが沖縄入りした菅氏との会談だった。会場のホテルはキャラウェイ氏が演説した米軍将校施設の跡地に立つ。

 ようやく会談に応じたものの、菅氏は数カ月後の15年夏に開かれた新基地を巡る集中協議を通じ「辺野古移設は唯一の解決策」との原則を堅持。政権の大番頭として引けない立場だったとはいえ、翁長氏には訴えに耳を貸そうとしない「上から目線」に映った。

 菅氏の政治姿勢を読み解くヒントは、民主党政権時代の12年に発刊された自著「政治家の覚悟」にある(今月発売の改訂版では削除)。普天間移設で「最低でも県外」と表明した鳩山由紀夫元首相らを批判。ルネサンス期のイタリアの政治思想家マキャベリの言葉「弱体な国家は常に優柔不断である。決断に手間取ることは常に有害である」を引用し「日本を『弱体な国家』にするわけにはいかない。マキャベリの言葉を胸に歩んでいく覚悟だ」との決意を示した。

◆菅氏、強い国家を意識

 自民党は09年衆院選で野党に転落し、菅氏は12年の政権復帰とともに官房長官に就任した。3年間の苦渋の経験があったからこそ、強い国家を意識し、反対論には強行突破も辞さない姿勢につながっているように見える。

 沖縄問題に限らず、政策や人事の決定に際し、たびたび菅氏は周辺にこう語る。「おれがやると言ったらやるんだよ」

=肩書などは当時


<ふたつの戦後〜菅首相と翁長前知事〜(上)>翁長氏「菅氏とは別の戦後を生きてきた」 似た経歴でも異なる原点 基地問題で対立

<ふたつの戦後〜菅首相と翁長前知事〜(下)>「県民同士が争う様子を笑って見ている」 翁長前知事、分断狙う政府に苦悩
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◎琉球新報Web News 2020年10月27日 11:28

   「口先の『寄り添う」聞きたくない」 菅首相所信表明に沖縄県民が批判

 菅義偉首相が26日の所信表明演説で「沖縄の皆さんの心に寄り添う」と強調したことについて、名護市辺野古の新基地建設に抗議の声を上げてきた市民からは「口先だけだ」などと批判が相次いだ。

 「沖縄の心に寄り添う」というフレーズは、安倍晋三前首相も繰り返し用いてきたものだ。26日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議の声を上げた県統一連の瀬長和男事務局長(57)は「口先だけの言葉は聞きたくない。沖縄戦の悲惨な体験や歴史をもう少し知れば、本当に『寄り添う』ことがどういうことか分かるはずだ」と不信感を募らせた。

 那覇市の大城博子さん(69)は首相が辺野古の工事を「着実に進める」と語ったことに触れ「判で押したようなことしか言わない。どれだけの理由があり、そこまで辺野古にこだわるのか」と疑問視した。

 宜野湾市の米軍普天間飛行場野嵩ゲート前では26日夜、ゴスペルを歌う集会が開かれた。駆け付けた市喜友名の池原順子さん(69)は「政府の姿勢は『寄り添う』とは真逆だ。沖縄のためを思うのであれば、今すぐ沖縄の人に土地や自治、人権を返してほしい」と憤った。
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 菅さんのことを世間では「令和おじさん」と呼び、そう言われた本人も浮かれているらしい。
 でも私は、「辺野古の工事を粛々と進める」との発言が頭から離れない。
 「令和おじさん」ではなく「粛々じいさん」、いや憎しみを込めて「粛々ジジイ」と呼びたいくらい。

 10月7日、総理大臣になって初めての玉城知事との会談がわずか5分。
 「5分!」

 ラーメンじゃあるまいし!
 バカにするのもええかげんにせいと言いたい。

 そして、所信表明では「沖縄のみなさんの心に寄り添って」と。
 おらおらおらあー。
 一応お上品が売りの私でも、もうしんぼうならん。

 イージス・アショアは撤回したのに、なんで辺野古はやめられん。
 やっぱり「沖縄差別」としか考えられん。

 ドーンとやったれよ。
 歴史に残る「辺野古新基地撤回」を!
 そしたらもう、○○じいさんとか○○ジジイって言わへんしー・・・。

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2020年05月13日(水)

打ち切り工事に300億 [沖縄]

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米軍キャンプ・シュワブの大浦湾側にある「K9」護岸(中央右)=2020年4月28日、沖縄県名護市

◎朝日新聞デジタル5月1日

   辺野古の護岸工事、完成前に打ち切り 支払い302億円

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画に伴う名護市辺野古の埋め立てで、防衛省が2014年11月〜15年3月に発注した護岸などを造る工事6件について、軟弱地盤による設計変更を理由に完成前に打ち切っていた。うち5件は本体工事の着手前だったが、契約金の7割強にあたる約302億円が支払われた。識者は公金の二重支出となる可能性を指摘している。
 防衛省が朝日新聞の取材に明らかにした。

 埋め立て現場の大浦湾では14〜16年のボーリング調査で、当初の設計が前提としていなかった軟弱地盤の存在が確認された。政府はその存在を認めないまま18年12月に土砂投入を開始。19年1月に軟弱地盤の存在と、地盤改良のための設計変更が必要だと認め、今年4月21日に設計変更を県に申請した。

 防衛省によると、設計変更で護岸の配置がかわり、今年2、3月に6件の工事契約を打ち切ったという。

 6件のうち北側の「K9」護岸の新設は、本体工事に着手し、3割が完成。埋め立て土砂の陸揚げに使われている。この工事には契約金額とほぼ同額の約10億円が支払われた。

 残り5件は本体工事に入っていない。4件の支払額は契約金より最終的に約2億〜83億円減額。防衛省の担当者は「着工しておらず、実態に合わせて減額して契約を終えた」と話す。

 残る1件も着工していないが、当初の契約金より67億円多い224億円が支払われた。防衛省は取材に、ボーリング調査や汚濁防止膜の設置、台風対策などの費用にあたると説明している。

 設計変更後の工事では護岸の位置がかわるため、改めて工事が必要になる。公金が二重に支出される可能性について、防衛省は取材に「事業全体を進める上で必要な作業が実施されており、作業実績などに応じて経費が支払われた」として、6件の工事に対する支払いに問題はなく、無駄な支出にはあたらないと説明。設計変更後の新たな契約は「今後検討を行うことから、お答えすることは困難」と回答した。(藤原慎一)

■元会計検査院局長の有川博・日大客員教授(公共政策)の話 ボーリング調査で地質を確認している最中に契約を結んで工事を始めたことや、軟弱地盤が判明した後もそのまま工事を進めたことは、通常の公共工事では考えられない進め方だ。設計変更によって護岸の配置がかわれば、これまでの工事で無駄になるものは当然出てくるだろう。公金の二重支出となり、公金が海を汚すためだけに使われたとの批判も免れず、一連の経緯は厳しく検証されねばならない。

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 新型コロナウイルス関連のニュースの中で、個人的に唯一「よかった」と思えたもの。それは、辺野古新基地建設工事のストップ。作業員に感染者が出たのはお気の毒だったが、他の工事が一時見合わせているときもこの工事だけは強行していた。あれだげの大規模な工事で、ものすごく多くの人が働いているのだから感染者が出ても不思議ではなかった。
 4月17日からストップしているので、もうすぐ1カ月になる。

 でもそのもっと前に、全然ちがう「工事ストップ」があったんですね。
 「護岸などを造る工事6件について、軟弱地盤による設計変更を理由に完成前に打ち切って」、それでも「うち5件は本体工事の着手前だったが、契約金の7割強にあたる約302億円が支払われた」とは!
 ああ何たる無駄遣い。

 そもそもこの辺野古新基地建設総工費は3500億円の予定だった。それが今や9300億円に修正。しかしほとんどの人が、「それで済むはずがない」と思っている。

 1日も早く普天間基地を閉鎖。辺野古の工事は中止。予定していた工費は全額新型コロナウイルス対策に使ってほしい。

 「もう埋めてしまったところは大公園に」というのはどうでしょう。
 人を殺す軍隊のためにではなく、人を生かす公園にしてもらえたらうれしいのになあ。「ビーチ―パーリィー」もできるし・・・。

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【今日のきく】

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 今日のバイト帰り。
 きくは熟睡していたのだが、「オッサン帰ってきたでー」と何回も言うと起きてくれた。

 リードを外して町内散歩。
 きくは競歩選手くらいの速さで歩き出した。迷走に次ぐ迷走のあと、大◯ッコ。
 そのあとは徘徊老人くらいのスピードになってしまいました。
 ◯ッコしたいときは早歩きするんやねえ。おもしろい。

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