2012年09月30日(日)
第30回駒ヶ根高原マラソン [ランニング・出張販売]
朝5時半起き。
コンビニによっておにぎりなどを購入。会場入りは6時。6時半から受付なのでちょっと遅いように思われるかもしれないが、前日に一回出しているので今日は30分あればだいじょうぶ。それに、この大会は朝早くこられる方が比較的少ない。
今年はこの大会ではレースに出ないことにしていたので、気分がだいぶ楽。ただ、昨日も今日も「何キロに出られますか?」というお客様からの問いかけにお答えするのがつらい。販売もしてレースにも出なければ私らしくないというみなさんの評価である。
この会場で大会が開催されるのは今年限り。と言うことで、できるだけ大会の雰囲気が分かる写真を撮って残しておこうと思った。
受付のあたりを歩いていると、後ろから「パオパオさん・・・」。
「あっ、おはようございます。」( お顔は見覚えがあるのだが、お名前が出てこない。)
「あのあと腰を痛めてしまって、全然走れてないんですよ。」
「そうなんですかー。」( えーと「こないだ」ってなんやろう?)
あとで調べて分かりました。
彼は、9月9日に「九条から九条へ古のロマンをもとめて! in京都」をいっしょに走った「ランナーズ9の会」の小西さんでした。愛知からわざわざ駆けつけてくださった方です。名前を知らないのは当然で、聞いてませんでしたもんね。よく私のことを覚えていてくださったものです。
スタートに向かうとランナーがびっしり。全体で去年より1000名増えたとのことでした。
10時に15kmと6kmの男子がスタート。その10分後に女子。そして、10時15分に3kmがスタート。
最後に大きな池の周りをぐるっと回ってゴールするというのがこの大会の特色だったのに・・・。
大会の規模が大きくなると、この会場では手狭ということでしょうか。
私は15kmも6kmも3kmも走らせてもらったことがあるけれど、どのコースも森林の中を通る部分があり好印象が残っている。来年からは、駒ヶ根市の市街地を通るハーフの公認コースになるとのことだった。
私はガックリです。特色のない、普通のハーフマラソンになってしまうということですよね。
この会場での一番の思い出は・・・。
子どもがまだ小さかったときのこと。雨で下がぬかるみ、うちの車がそのぬかるみから抜け出せなくなった。そのとき助けてくださったのが地元(駒ヶ根の隣の町)のテント屋さん。トラックにロープを付け、うちの車が抜け出せるまでずっと引っ張り続けてくださった。
実は、この大会ではいやな思い出もたくさんある。しかし、私はいやなことはすぐ忘れ、いいことはずっと覚えているという「おめでたい正格」である。あのテント屋さんのご恩はいつまでも忘れません。
今年お借りしたテントも、そのときのテント屋さんのままなんでしょうか。
去年、「京都キャロット」をすごくほめてくださった長野の原田さん。今年もゴール後に声をかけてくださった。
「去年キャロットさんで勧めてもらったシューズがすごくよくて、そのあとずっと調子よく走っています。今年も3kmに出たんですけど、去年の記録より3分速くなりました。」
もちろん、今年もいっぱいお買い物をしてくださいました。ありがとうございました。原田さんのように「京都キャロット」を信頼してくださっているお客様を裏切らないよう、今後もがんばっていきたいと思います。
台風17号の影響で、午後1時半ころから雨の予報。いつもより早めに片付け始めた。走り終えたみなさんも、台風が気になったのかあっという間に会場から帰ってしまわれた。レース後のお客様を期待していたのだが、閑散としたものだった。
しかし、後片付けが終わったのがドンピシャ1時半。これまた計ったかのように雨がポツポツ。
急いで車に乗り込むと、私のひざの上に大きいカメムシ。
「京都まで行く? まさかね。」
回転寿司を急いで食べ、高速に。
しばらくして、前が見えないほどの大雨。時速50km制限。
渋滞も疲れるけど、身の危険が迫る暴風雨のなかの運転もダダ疲れる。心配していたほどは遅くはならなかったが、京都に着いたときはいつもの倍の疲れだった。走ってもいないのに。
さあ、来年はどんな大会になるのでしょう。期待よりも心配のほうが多いです。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年09月29日(土)
第30回駒ヶ根高原マラソン・前日受付 [ランニング・出張販売]
「ロンドンオリンピックの女子マラソン、日本選手は評価するに値しない結果でしたね。メダルに届くかどうかは練習量に尽きます。」
私にとってはこれは「妄言」のようなものです。「なにを言ってんだか?」の世界です。
今年の大会ゲストは有森裕子さん。二度のオリンピックで、銀、銅と連続でメダルを取られた実績はすごいと思います。しかし、「練習量がすべて」なんてだれでも言えそうなことことをあらためて言ってもらってもねえ、という感じです。中学校の部活の顧問の先生でもあるまいに・・・。「有森さんならでは」というひと言が聞きたかったです。
池の前のいつもの場所で前日出店。
参加者のみなさんもやっとこの場所になじんでこられ、前日受付のついでにのぞいてくださる方が増えてきた。
信州のゆるキャラ「アルクマ」。
「信州をクマなく歩きまくり、信州の魅力を世の中にクマなく広げるのが生きがい。
本年は、『信州四季旅キャンペーン』を開催中!長野県観光PRのため、県内外で活躍中! 」
現在、「ゆるキャラグランプリ2012」で41位。去年は同じ長野の「まっくん」が最下位だったそうだ。みなさん、「アルクマ」と「まっくん」(現在21位)を応援しましょう。
「アルクマ」に付き添っておられた女性係員さんが、「アルクマ」をたたいたりする子どもたちに注意しておられた。それを見てまた変なことを思いついた。「小学3年以下はどんなにかかってきてもOK」のゆるキャラをつくったらどうだろう。ちっちゃい子はそんなんやりたいに決まってるし。私はそのゆるキャラの中に入りたい。ただし、「反撃もあります」ということで・・・。
今年は穏やかな天気で風もなく、たくさんのお客様が来てくださった。
有森さんの話が、一般市民ランナーにも参考になるような話ならよかったのだが。過去の栄光をもとにしたような話ではなく、今の有森さんがどんなことに力を入れておられるのかが知りたかった。
5時くらいから片付け始めたのだが、6時を過ぎると真っ暗。何とかその真っ暗な中で片付け終わり、いつもお世話なっている馬目塚旅館さんへ。
毎年おいしいお料理を、安い料金にしていただいてありがとうございます。
今年は大きな宴会が入っていたらしく、お泊りは私たち1組だけだったようだ。無理に入れてくださったのかもしれない。本当にありがとうございました。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
京都マラソンチャリティー枠速報 [マラソン評論]
今日の、京都新聞、毎日新聞を見てビックリ。
京都新聞→「京都マラソンチャリティーランナー 『慈善』と言えず、名称変更を」 寄付は運営費に充当 京都市議が決議
毎日新聞→「『チャリティ』やおへんの?」 京都マラソン 寄付金を運営費に 市議会、名称変更求め決議
サイトのほうには読売新聞の記事しかなかったので、それを紹介しておきます。
◇ ◇ ◇
京都マラソン 寄付金全額運営費に…見直し必至
来年3月開催の「第2回京都マラソン」(京都市などの実行委員会主催)で、1人10万円以上を市の基金に寄付して参加する「チャリティーランナー」枠について、寄付金全額が実質的に大会運営費へ充てられることがわかった。市議会最大会派の自民党などは「チャリティーとは言えない」として、市に再検討を求める決議案を28日の市議会に提案する。
実行委は、一般枠(定員1万4220人、参加費1万2000円)、チャリティー枠(500人、参加費と別に寄付額10万円以上)などで参加者を募集。一般枠は抽選だが、チャリティー枠は先着順で参加でき、市スポーツ振興基金への寄付が条件になっている。
チャリティー枠への応募は27人(21日現在)と低調だが、今後、5万人近くが申し込んだ一般枠の抽選に漏れた人が流れ、枠が埋まれば、5000万円以上の寄付が集まる計算だ。
一方、市は大会運営費に充てるため、同基金から5000万円を取り崩す補正予算案を開会中の市議会に提案し、市議らが「寄付が運営費に出て行くだけ」と反発。市は「大会は市のスポーツ振興に貢献する。(寄付は)広い意味の慈善事業」と釈明している。
市によると、今年3月の第1回大会は2億3000万円の赤字。市が穴埋めしており、チャリティー枠は「公金の投入額を抑えたい」(市幹部)との狙いがある。ただ決議案は可決される公算が大きく、市が見直しを迫られるのは必至だ。
参加者から寄付を募る仕組みは大阪マラソンや東京マラソンにもあるが、あらかじめ使途を具体的に明示。東日本大震災の復興や障害者の支援、環境保護などの分野から参加者が選択できることになっている。
(2012年9月28日 読売新聞)
--------------------------------------------------------------------------------
2日前、京都マラソンのチャリティー枠についての記事を書いておいてよかった。同じような考えの方がたくさんおられたということですね。
チャリティー枠の寄付金は、ぜひ、京都マラソンに参加を拒否されている「ふつうの車イスランナー」・下山さんが参加できるように改善する経費に使ってください。それこそ「チャリティー」でしょう。
それにしても、500人枠が現時点で27人とは・・・。
10万円×27=270万円ですかー・・・。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
第22回関西学生対校女子駅伝 [陸上競技]
今日は、京都府立大陸上部女子が単独チームで駅伝に出場する。
神戸しあわせの村で行われる「第22回関西学生対校女子駅伝」。
1区3.9km、2区3.3km、3区6.5km、4区6.5km、5区3,3km、6区6.5kmの6人でたすきをつなぐ。
私は1区に短距離パートからの助っ人・青木選手を起用し、他のチームをビックリさせるという案を出したのだがもちろん却下。オーソドックスに、高校時代駅伝1区の経験がある竹多選手を起用するそうだ。竹多(1年)→青木(3年)→庵原(3年)→三須(4年)→山上(1年)→安藤(1年)。
ああ、応援行きたかった。土日と「駒ヶ根高原マラソン」の出張販売で駅伝は見に行けない。
残念!
遠く長野から応援しています。しっかりたすきをつないで!
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年09月28日(金)
焼きいも [グルメ情報]
「ますみちゃん・・・。」
「なんやな。」
「今走ってたらな、焼きいも売ってはってん。」
「焼きいも? どこで?」
「地球研前のバス停の横らへん。」
「へー。」
「買ってもいい?」
「めっちゃ高いで。」
「500円だけ持っていって、『これで買えますか』ってゆってみるわ。」
「そうしー。」
きくをつれて焼きいも屋さんへ。
「すんません、焼きいも、500円で買えますかー。」
「はい、1つ100円です。」
「やすっ! そしたら、4つください。」
「ありがとうございます。」
「きくちゃん、焼いも屋さんといっしょの写真撮らせてもらおう。」
「まだ若いワンちゃんですよね。」
「いえ、もう7歳なんですよ。」
「そうなんですか。」
「さっき走ってたらお見かけしたんで、買いに来ました。来られたのは初めてですよね。」
「はい。」
「ぜひまた来てください。また買いに来ます。」
「ありがとうございます。」
今日はもろもろあって夕方に走れなかった。昨日も走ってないし、明日とあさっては駒ヶ根へ出張販売なので走るヒマがない。今日は走っておかないと。
お腹をこわすので長い間封印していた「夕食後のラン」に挑戦。と言っても、たったの3kmやけど。16分31秒。
お腹が痛くならないかとこわごわ走っていた。何とかセーフ。いつもとちがう時間に走ったので、焼いも屋さんにも会うことができた。
おいもを家に置いた後、もうちょっときくと散歩。いつもよく会う団地内のネコちゃんに遭遇。
きくは「ふぇんふぇん、がうがう」言っているのだが、ネコちゃんは「どしたん?」
落ち着いたかわいいネコちゃんやねー。
家に帰って、「ますみちゃん、おいもどうやった?」
「めっちゃおいしいおいもやわ。」
「そうか、よかったな。でも全部で20個もなかったで。それも、全然売れてへんかったみたいやし。もうけなしやな。」
4人家族で一人一個ずつ。
みんな「うま、うま」と言いながら食べました。
また売りに来てくださいね。絶対買いに行きますから。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年09月27日(木)
京都マラソンのチャリティー枠とペア駅伝 [マラソン評論]
◎京都新聞9月25日朝刊
京都マラソン倍率前回並み3・3倍
参加料値上げでも
京都マラソン実行委員会(事務局・京都市)は24日、来年3月10日に開催する第2回大会のランナー応募者数を発表した。参加料の値上げで減少が心配されたが、フルマラソンは定員1万4200人に対し4万7134人の申し込みがあり、倍率は前回と同じ3・3倍となった。10月末に抽選で参加者を決める。
大会運営費の予算不足に伴い、フルマラソンは国内ランナーが1500円、海外ランナーが2500円値上げされる。応募者数は前回より1075人減ったが、市の基金に10万円以上寄付した人に出走権を与えるチャリティー枠(480人)を設けたことで定員枠が狭まり、倍率は前回並みとなった。
ペア駅伝(定員79組)は倍率8・4倍の664組が応募し、前回(8・9倍)と同様に高い人気を示した。
実行委は「市民ぐるみで盛り上げたことがランナーに好評だった。参加料の値上げにも理解が得られ、前回水準を保てたと思う」としている。
東日本大震災の被災証明書を必要とする被災者枠は、フルマラソン200人、ペア駅伝11組の参加が決まった。
--------------------------------------------------------------------------------
第1回京都マラソンは特色のないマラソンだった。京都人がもっとも嫌う、よその「まねし」の大会だった。
第1回大会のあと、出場された私の知り合いからいろいろと話を聞かせてもらった。
みなさんが一番に言われたのが「ランナーストップ」。今までたくさんのレースに出ておられる方ばかりだが、レースに出場していたランナーが救急車で運ばれることはあっても、それ以外の緊急車両によるランナーストップは初体験だったようだ。それも、だれもその緊急車両を見ておられない。また、「ピーポー」とか「ウーウー」の音さえ聞こえなかったということだ。ふしぎふしぎ、「幻の緊急車両」でした。
意外だったのが、コースの評価。「京都のはしっこばっかり走らせて・・・」と前評判は悪かったが、実際走った人は「けっこうよかった」と言われる方が多かった。よく考えてみると、常々「走らせてもらえるだけでありがたい」と思っている人たちが、コースにいちいち文句をつけるはずがない。42,195kmもいろいろなところを走ったら、それなりに楽しめるもんですよね。
大会後かなりたってから発表された大赤字。これにはビックリ。2億3000万円の赤字だったそうだ。京都市の人口は約140万人なので、京都市民一人あたり1600円の税金を使いこまれたことになる。うちは4人家族なので、6400円持ち出しか。
新聞記事によると、警備関係者の交通費・宿泊費がかなりかさんだらしい。それと鴨川のフェンス。これは私の想像だが、京都市は数々の訴訟に敗訴している。それを恐れて「警備・安全」の石橋をたたきすぎて、自分の使っているお金が市民の税金だということを忘れてしまわれたのだろう。ああ、おそろし!
以上まとめると、「第1回京都マラソン」は「ランナーストップ、意外といいコース、大赤字」ですね。
さて第2回。
第1回とほとんど変更なし。一つだけ大きなちがいは、「チャリティー枠」を設けたこと。10万円以上寄付すれば、無条件出場枠ゲット(厳密に言うと車イス使用者のみ除く)。
「チャリティー」というと「社会福祉」を思い浮かべるが、大会実行委員会が使っておられる「チャリティー」は「赤字補てん」という意味としか思えない。
第2回京都マラソンの至上命題は、なんとしても赤字を減らすこと。そのためには「チャリティー」という言葉を利用してお金を集めることに後ろめたさなど感じません。
本当に「チャリティー」の精神を重んじるのであれば、京都マラソン出場を熱望されている「ふつうの車イスランナー」下山さんの出場への道を探ってほしい。そういうことに使ってこその「チャリティー枠」の寄付でしょう。
もう一つ、ペア駅伝の人気。そんなに人気があるのなら、もっと枠を広げたらどうでしょう。わずか79組限定とは、ちょっと中途半端すぎる。
前に誰かが言っておられたが、マラソンの「大学対抗戦」を取り入れたらいい。フルマラソンは負担が大きいが、2人でのペア駅伝なら出場しやすい。うちの廉のような少人数陸上部からも参加できる。
ここでまた下山さんの話に戻るのだが、私が1区24kmを走って2区下山さんにたすきリレー。私はそのまま下山さんの伴走者としてゴールまでの18kmをお供。そして二人でゴール。こんなことができたらなあ・・・。いや、できますよね。
ぜったいにあきらめへんでー。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年09月26日(水)
第33回勝手に国労応援ラン [ランニング]
「ごっ、ごま美人!」
今日のゴールは、予定していた駅よリ先のJR胡麻駅。
園部駅を10時に出発し、胡麻駅に着いたのは12時20分過ぎ。駅前駐車のボンネットにカメラを置いてセルフ写真を撮ろうとしていたとき、「撮りましょうか?」とやさしくお声をかけてくださる方が・・・。
「ごっ、ごま美人!」とすぐに思ったが、とにかく「ありがとうございます。すいません、撮ってもらいます。」
私のカメラとハッチャンのカメラと2回も。両方撮りにくいカメラで、ちょっと苦労しておられた。本当にありがとうございました。
「このご近所の方ですか。」
「はい、駅のすぐ近くです。」
「ここの『胡麻』っていうのは、食べ物のゴマと関係あるんですか。」
「たぶん、関係ないと思います。」
もうちょっと気のきいたことをしゃべればよかった。でも、一応名刺をお渡ししておいたので、ひょっとしたらこのブログを見てくださるかも・・・。
先月の続き、午前10時に園部駅をスタート。
ハッチャンは、今日は午後3時からの勤務。その前に、また私の道案内を買って出てくれた。
「2ヶ月連続で、すんませんなー。」
線路沿いに走るので、9号線からは離れていく。お店系はほとんどない。このスーパーも、最近やっとできたそうだ。
1個目の駅「船岡」の近く。
周りになんにもない、ちょっとさびしい駅。
ぐるっとまわってそばまで行ったが、とても駅とは思えない。
ここまで約5km、40分ほど。
次にめざすは日吉駅。
こんなかっこいい橋も通りました。
右に曲がれば「スプリングリングひよし」。
「温泉入りてー。」
日吉駅の近くの小学校では、運動会の応援の練習をしていた。
子どもたちの元気な声が谷間に響く。
日吉駅到着。約10.5km、1時間17分。
ハッチャンのおごりで、アイスをパクパク。
日吉駅は以前は殿田駅という名前だった。
開業百年とはおめでたい。
そこから約2.6km。11時51分、鍼灸大学前駅に到着。
ここで園田駅から13.1km。
ハッチャンは、「ここで帰ろうかなー」。
ところが電者は今出たばかり。次の電車はちょうど1時間後。
「待ってんのも退屈やし、次の駅まで行きます?」
「でも、遠かったら困るなあ・・・。」
駅前の丸い建物、「日吉町生涯学習センター」。
「あこで聞いてみましょう。」
中の図書室におられた女性職員さんに聞いてみた。地図を出して来てくださったので測ってみると、あと3kmちょっとのようだ。
「まだ、40分以上あるし、行きましょ。」
走りながらいろいろな話をした。
ハッチャンは工場のオペレーターをされていて、24時間3交代。土日も盆も正月もないとおっしゃっていた。なかなか休みが取りにくいとのこと。レースに出るのも大変です。
マラソンは20年ほど前に初完走。そのときのタイムが3時間27分。
「えー、私の26歳のときの初マラソンが3時間29分ですよ。それより速いじゃないですか。」
ただし、それがハッチャンのベストタイムだそうだ。私はそのあと数年はタイム更新したから・・・。
来年2月の「大村湾ウルトラ」完走が当面の目標だそうだ。しっかり走ってきてくださいね。
胡麻駅到着、12時23分。約16.8km、2時間23分。
最後の最後にきれいな方に声をかけてもらって、写真を撮ってもらって、二人ともデレデレー。
また次回もこんなことがあればいいんですけど・・・。
私がのぼりを背負って走っている写真がなかったので、ハッチャンにお願いして撮ってもらった。
でも、これだと「9の日平和ラン」との区別がつかない。
せめて、「JR不採用の中野勇人さんの職場復帰を!」くらい書いておかないとまずいかな。
園部駅より北の駅は、だいたい1時間に1本。
1本乗り過ごすとえらいことになる。
せっかくなんで、「ごま」の文字の前でセルフ写真。
まだ次の電車まで時間があったので、駅前の売店に入ってみた。冷たいお茶が用意してあり、それをいただいてしばし休けい。
12時45分、園部行きの電車に乗車。
運転士さんは女性の方だった。
私は車が置いてある園部駅で下車。ハッチャンは出勤なので、もう一つ先の吉富駅へ乗り継ぎで。
駅前に食堂があったので入ることにした。
お昼の定食は「ラーメン定食」と「エビチリ定食」(両方800円)。いつもラーメンを食べることが多いので、今日はエビチリにした。
テレビでは「自民党総裁選」。
私の前で昼間からビールをグビグビ飲んでおられた二人連れが、「だれがなってもいっしょ。わしらには関係ない」。聞きあきた言葉だが、「そうかなあ」といつも思う。次の首相になるかもしれない人が「だれがなってもいっしょ」って・・・。
そう思う人は、次の総選挙で今まで投票したことのない政党の候補者に投票してみるという手があるんやけどねえ。何か変わるかもしれんのにねえ。もちろんそれは「イシン」じゃなくて、憲法をしっかりまもってくれる政党を想定して言ってるんですけど・・・。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
2012年09月25日(火)
「琉球独立」 [沖縄]
■ 松島 泰勝(まつしま・やすかつ)
石垣島、南大東島、与那国島、沖縄島で育つ。早稲田大学大学院博士過程終了。在グアム日本総領事館・在パラオ日本大使館専門委員などを経て現職(龍谷大学経済学部教授)。49歳。専門は島しょ経済論。NPO「ゆいまーる琉球の自治」代表。近著に「琉球独立への道」。
◎毎日新聞9月24日朝刊・「そこが聞きたい」より
「琉球独立」現実の選択に
沖縄県民の強い反対の中、米軍垂直離着陸輸送機オスプレイの普天間飛行場配備が進められている。石垣島出身で太平洋諸島や琉球の自治・自立・独立を研究する松島泰勝・龍谷大学経済学部教授は「日本への絶望が広がっている。琉球独立を現実的な選択肢として考えざるを得ない」と主張する。【聞き手・鈴木敬吾、写真・森園道子】
沖縄のオスプレイ反対
ーー沖縄本土復帰40年の節目の年に、オスプレイ配備問題が持ち上がりました。
◆私たちは10年に「琉球自治共和国連邦独立宣言」を発表しました。鳩山由紀夫元首相が公約した普天間飛行場の「最低でも県外移設」が簡単に破り捨てられたからです。日本の一部では永遠に基地はなくならない、独立しかないと考えました。
あの時、日本の自治体、国民の大多数は米軍基地受け入れを拒否しました。「抑止力」維持のために、琉球を犠牲にしてもよいのだという本音が出たのです。だから「私たちは差別されている」と声を上げました。それに重ねて「40年」とオスプレイです。単なる機種変更の話ではない。普天間の辺野古移設と併せ、今年を日米同盟強化の年にするのだという意思表示です。偶然ではありません。
ーー「琉球は日米の植民地」と主張しています。
◆1879年の「琉球処分」以降、本土決戦のための「捨て石」とされた1945年の沖縄戦、「本土」から切り離し米軍統治を認めた52年のサンフランシスコ講和条約発効、72年の「本土復帰」と、琉球の運命は琉球の人々の意思とは無関係に日米政府が決めてきました。
それは現在もずっと続いています。国土の0.6%しかない琉球に米軍墓地の74 % を押し付け、琉球人の人権を侵す日米地位協定を変えようとしない。経済も、外部から資金が投じられても琉球内で循環せず外部に流出する「ザル経済、砂漠経済」、つまり植民地経済です。
ーーしかし、沖縄を差別し、植民地支配していると考える本土の人は少ないでしょう。
◆琉球が450年続いた王国で、中国だけでなく、オランダ、フランス、アメリカと条約を結び、国際的に認められた国家だったことを知る日本人がどれだけいるでしょうか。国連人種差別撤廃委員会が10年、琉球人を独自の民族として認定し、米軍基地の押しつけを人種差別とし、琉球側と協議するよう日本政府に勧告したことを、どれだけの日本人が知っているでしょうか。
私たちは北海道のアイヌと同じように先住民族です。差別を差別として認識しないのは、日本がこの問題を国内・地域問題に矯小化しているからです。
ーーそれでも分離・独立を求める県民はどれだけいますか。
◆独立論は過去にも言われ冷めた見方もありましたが、鳩山元首相の公約違反で状況が全く変わりました。基地の撤去・返還を求める保守政治家も増えています。一人1人がどうすれば基地を無くせるかと考えれば、独立の必要性が現実的な選択肢・課題として認識されます。
また私たちの主張には、国連が60年に採択した植民地独立付与宣言など国際法に基づく明確な法的根拠があります。国連の脱植民地化特別委員会や人種差別撤廃委員会などで人民の自己決定権を主張しています。
--------------------------------------------------------------------------------
安全宣言 なお不信
ーー自立は可能ですか。
◆太平洋には小国がたくさんあります。94年にアメリカから独立したバラオの人口は2万人、同じくツバル、ナウルは1万人です。国連に加盟する独立国です。沖縄県は140万人です。不可能ではありません。
研究者の世界でも、政治・経済学、国際法、民俗学、社会学など、幅広い分野で組織琉球独立総合研究学会が来年度からの発足を目指しています。イギリスからの独立を目指し14年に住民投票を実施する予定のスコットランドの動きなどが参考になります。
ーー政府はオスプレイの「安全宣言」を出しました。
◆原発事故での政府の「安全宣言」が安全をいみしないように、今回の宣言も琉球の安全を保障するものではありません。
森本敏防衛相は「飛行の安全性に最大限の配慮がなされる」と言いましたが、人為的ミスが起これば最大限の配慮も無に帰します。人為的ミスをカバーする技術が欠如しているのがオスプレイであり、それが弾薬も積んで琉球中を飛行するのです。
「復帰」後、絶えることのない米軍関係の犯罪は、まさに「人為的ミス」でした。米軍人に対する不信が「安全宣言」を無化しており、オスプレイに強く反対する要因になっています。
配備が強行されれば、日本との関係は破断界を越えるでしょう。オスプレイ配備は、琉球とは何か、琉球人との関係をどうするのかという問いを、一人一人の日本人に突き付けています。「沖縄」ではなく、「日本」の問題なのです。
▽琉球王国
琉球は1429年、王国として統一され、明に朝貢して王に任命される冊封体制に入った。1609年、薩摩藩の侵略を受け支配下に入るが、王国は存続し朝貢も続く。明治政府は1879年、軍隊を派遣して沖縄県を設置。王国は滅亡した。琉球処分と呼ばれる。
--------------------------------------------------------------------------------
松島泰勝氏著「琉球独立への道 −植民地主義に抗う琉球ナショナリズムー」法律文化社は、2490円。ちょっと高いけど、これは読まなくては。
前にも書いたと思うけど、今から大学に入って勉強できるなら「松島ゼミ」で学びたい。
-------------------------------------------------------------------------------
【追加】
午後3時40分、私のケイタイに着信。
「パオパオさんにお詫びが・・・。」
「なにをしでかしてくれはったんですか。」
「パオパオさんの今日のブログの記事を、パクリました。」
「えっ! はやっ! さっきアップしたばっかりですよ。」
「そうなんですか。家に帰ってきてパオパオさんのブログ見せてもらったら、沖縄のこと書いてあったのでそのままパクらせてもらいました。」
「あれ、苦労したんですよ。新聞記事がそのままサイトに載ってることもあるんですけど、あの記事はそれがなくてね、全部私の手打ちです。へんな変換とかしてるかもしれんし、ちゃんと見てくださいね。」
「いや、まだしっかりとは見てないんですよ。」
それにしても、このパクリスピードの速さったら・・・・。
私の記事のバクられ先は、「ハッチャンのアスナロ日記」(私のリンク集にあり)でした。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
【 過去の記事へ 】