2010年03月20日(土)
京都府知事候補・門さんへの応援演説 [平和]
「○山さん、泣いてはるよ。」
私の応援演説が終わり街宣カーから降りてきた時、そう9ちゃんに言われた。その後ろには、目を真っ赤にはらした○山さんが立っておられた。
よかった。この応援演説を引き受けてよかった。私のつたない演説で、こんなに号泣してくださる方がおられるなんて・・・。
「ランナーズ9の会」の掲示板管理人・○山さん(尼崎の酔うたろう君)を号泣させた応援演説は以下の通り。
みなさーん、こんにちはー。
「ランナーズ9の会」の藤井廣司です。
えー、私はこんな場に出るのは初めてでして、途中でつまったり泣き出してしまったりするかもしれません。そんな時は、大きな声で「泣くなー!」とヤジってください。お願いします。
今、「ランナーズ9の会です」と大きな顔をして出てきましたが、実は入会さてもらってまだ丸1年です。
この「ランナーズ9の会」は、大江健三郎さんたちの「9条の会」のアピールに賛同し、2005年3月30日、ランニングを愛し、真に平和を希求する仲間によって設立されました。
この会は、入会金・年会費もなく、会の規約もありませんが、ただ一つ「憲法9条を守ろう」という精神でみんながつながっています。
現在、海外4ヶ国を含め、424名の仲間がいます。
そんな私が、なぜ今ここにいるかと申しますと・・・。
私は、今までずっと「民主府政の会」の候補に投票してきました。しかし、今日のように表だって応援活動をしたことはありません。そういう意味では、今日の応援メンバーの中では異色と言えるでしょう。
私が、今回、ぜひとも門さんを応援したいと思ったのは、一番には平和憲法を守ってくださる方だったからです。
門さんは、反核医師の会の世話人をつとめ、「九条の会アピールを支持する京都医療人の会」の世話人もしておられます。
また、門さんのホームページのトップには、「ひと・いのちが大切にされる京都府政をつくりたい」と書いてあります。
それは、どんなことがあろうと絶対に戦争をしない、平和を守るという憲法9条の精神そのものにもつながる考えであると思います。
次に、門さんを応援したいと思った二番目の理由は、門さんが100kmウルトラマラソンを完走しておられるランナーであることです。
100kmウルトラマラソンは、10時間以上かけてゴールをめざすレースです。
その間には、いろいろな物を見ることができ、いろいろなことを考える時間もたっぷりあります。
実は、門さんが完走された「丹後100kmウルトラマラソン」を、私は第1回から去年の第9回まで9年連続時間オーバーで完走できていません。
しかし、トップランナーが見落としているいろいろなものを、私は私なりにしっかり見て走っているつもりです。
人はそれぞれ走る速さがちがうように、それぞれ生きる速さがちがってもいい。
速い者、強い者だけが賞賛され、ずるがしこく立ち回る者だけが生き残れる社会はまっぴらです。
ゆっくり走る人、ゆっくり生きている人もみんなでいっしょに楽しめる社会こそ平和なよい世の中ではないでしょうか。
門さんは医療のスペシャリストですが、それだけでなく、マラソンを通じて、きっとさまざまな人のさまざまな走り方、生き方も理解してくださっている方であると思います。
私事ではありますが・・・。
私は、今から24年前、京都市の小中学校への「日の丸・君が代」の強制にいや気がさして、その5年後に小学校教師をやめました。
当時の校長先生方は、「教え子を再び戦場に送らない」という意気込みで教師になられたはずなのに、その時はだれ一人、自分の信念を貫きとおした方はおられませんでした。
私は、信頼していた校長先生方がロボット化してしまったその恐怖から逃げ出してしまいました。
今日は、私の最後の教え子の一人もここに聞きに来てくれています。
私はそれから19年間、ほとんど何も考えず、ほとんど何もせず生きてきたと言ってもいい人間です。
しかし、去年の12月、ある人と出会い自分の考えを変えました。
それは、23年前の国鉄民営化の時に、わけも分からぬまま不当にクビにされた国労の中野勇人さんという方です。
彼は、もう世間から忘れ去られようとしている問題を何とか切り開こうと、自分の得意なマラソンを通してアピールしようと考えました。
そして、去年の11月から12月にかけて、「国会前54日間連続フルマラソン」を決行され、見事完走されました。
私は、そのうちの1日だけいっしょに走らせてもらったのですが、終盤、私が疲れて笑顔がなくなりそうになった時、
「藤井さん、なんとか手と足を動かしていれば、少しずつでも前に進むし、ゴールにもたどりつけますよ」
と励ましてくださいました。
その時思ったのは、「何もしないより、少しずつでも手と足を動かそう。自分は走ることならできる。走ることによって、誰かを励ましたり力付けたりできたら、こんなうれしいことはない。あきらめずに、自分の信念を貫こう。そうすれば、道も開けるかもしれない」ということです。
そんな気持ちで、今日もこうしてこの場に駆けつけました。
門さん。
憲法9条を守り、平和を守り、ひと・いのちが大切にされる世の中にするために、どうか私たちといっしょに走り続けてください。
最後まで絶対にあきらめないで、なんとか手と足を動かしましょう。そうすれば少しずつでも前に進むし、笑顔のゴールにもたどりつけますよ。
私たちの「ランナーズ9の会」にも、ぜひ入会してください。今日は、入会申込書も持って来ました。
このあとも、私たちの仲間が必ず応援に駆けつけます。
みんなといっしよに、笑顔で走りましょう!
以上です。
どうもありがとうございました。
(注)もうちょっと書きたいことがあるんですが、もう眠たくてしょうがない。また、書き足します。
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2010年03月19日(金)
末っ子の甘えたで泣き虫 [雑感]
「明日のな、応援演説の下書き読んでたらな、最後のほうで泣けてきて読めへんようにになってしもたー。」
「へー、国労の人のとこか」と私の姉。
何でわかんにゃろ。8歳も歳の離れた姉なのに・・・。(姉にも下書きを読んでもらった。)
明日の門さんの応援演説の原稿を書き上げ、5分の割り当て時間に収まるかどうか読みながら時間をはかってみた。順調にスラスラと進んだのだが、最後のほうで感極まってしまって・・・。
そうそう、私は「末っ子の甘えたの泣き虫」でした。
末っ子の性格らしく、自分はみんなの人気者と勘違いしている。だから、大勢の人の前に立つのは全然平気。
ただ、泣き虫なので感極まって固まってしまう可能性大。こりゃ、いかん。
その部分は、レポート用紙5枚中の4枚目。
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国労の中野さんは、世間から忘れ去られようとしている不当解雇の問題を何とか切り開こうと、「国会前54日間連続フルマラソン」を決行され、見事完走されました。
私はそのうちの1日だけいっしよに走らせてもらったのですが、終盤、私が疲れて笑顔がなくなりそうになった時、
「藤井さん、何とか手と足を動かしていれば、少しずつでも前に進むし、ゴールにもたどりつけますよ」とはげましてくださいました。
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この、「藤井さん・・・」のところから泣けてきて読めなくなってしまった。
明日はここをふんばらねば。
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2010年03月18日(木)
腰痛だより [雑感]
腰痛悪化から1週間。
もちろん、まったく走っていない。
「痛みがなくなるまで絶対に走ってはダメ」というみきさん(ふくたままさん)の忠告を守っている。
今までだと、どんな痛みも1週間もすればやわらいだもの。ところが、今回だけはちがった。いつまでたってもいやーな痛み。「骨がどうかなってんのかしらん。」
昨日の夕方、意を決して、すぐご近所の「北村クリニック」さんへ。ここはレントゲンの設備があるので撮ってもらうことにした。
結果は・・・。
「骨も神経も異常なし。レントゲンに写らない1ミリほどの骨のずれから痛みが出てきています。いわゆる『ぎっくり腰』ですね。痛み止めの薬とシップを出しておきます。すぐ、治りますよ。」
痛み止めの薬「ロルフェナミン」はよっぽどきついのか、胃薬「レパミピド」といっしょに飲む。シップも、右腰と右のわき腹の痛いところに貼って寝た。
一晩たって、今日の朝。
確かに、ちょっと楽。でも、これは痛み止めが効いているだけのことか。本当に痛みがなくなり普通に走れるようになるのは、まだまだ先のようだ。
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京都府知事選候補・門ゆうすけ氏応援演説決定! [平和]
今日、「府民本位の新しい民主府政をつくる会」から連絡があった。
「3月20日の街頭活動での応援弁士をお願いしたい。」
事の発端は、「ランナーズ9の会」のかわせみさんからの提案。
「京都府知事選に出られる予定の門さんは、憲法9条を守ってくれはる方やし、なおかつウルトラマラソンを完走されているランナーでもあるし。ぜひとも、『ランナーズ9の会』のユニフォームを着て『激励ラン』しましょう。」
大賛成!
「憲法9条」+「ランニング」といえば、今の私の人間形成要因の8割方を占めると言っても過言ではない。
そこで、「民主府政の会」に連絡。
こちらの会の趣旨などを説明させていただくと、「それならぜひ応援弁士に」ということになった。
門さんのポスターには私の姪・中村悦子が弁士として紹介されていたので、あの子が弁士として立つことはあっても、まさかこの私が・・・。
言いだしっぺのかわせみさんも、3月20日は都合が悪く来れないらしい。(後日、あらためて「激励ラン」を実行する予定です。)
私が常々思っていること・・・。
どんな運動も、うちわだけで盛り上がっていてもダメ。今まで無関心だった人や反対の立場であった人まで声かけをひろげなくては。
それともうひとつ、自分より若い世代への引継ぎ。平和運動に携わる人々の年齢層が高いのを見るたびに、「子や孫への引きつぎは?」と思ってしまう。
正直に言って私は今まで何もしてこなかった人間ですが、そんな人間の代表として(それでよければということで)申し入れを引き受けました。
どこかの市長さんやどこかの校長先生のように、「もう何回も聞いた」ような話にならないようにだけは気をつけます。
少なくとも、自分の体験から感じたことを自分の言葉で話せるようにだけはしたい。
さあ、これから原稿を考えよう!
※ 街頭活動予定
3月20日(土) 午後3時〜
北大路ビブレ南側 (地下鉄・北大路駅前)
(私の出番は、3時8分ごろから5分間だそうです。)
◎ 日が迫っているので無理なお願いかも知れませんが、当日「民主府政の会事務所」(堀川丸太町上る)から北大路駅前までアピールランをしようと思っています。いっしょに走っていただける方がありましたら、事務所前に2時半くらいに来てください。もちろん、「ランナーズ9の会」以外の方も大歓迎です。
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2010年03月17日(水)
いなかで「カンパーイ!」 [家族]
昨日、真樹が「別所に帰りたい」と言った。
廉は香川で陸上部の合宿中。残る私ら3人ときくとで、別所(うちのいなか)に帰ることにした。
ばんごはんを食べ終わってから、山道を30分。雪がなければ、あっという間。
家に着き、落ち着いたところで、3人で「カンパーイ!」
「合格、おめでとう!」
いなかの家はリビング吹き抜けで、気持ちもゆったり。
コンビニで買ってきたおつまみもいっぱい。
きくはなんにももらえへんので、しゅーん。
おもろないし、2階あがってあばれたろー。
いや、でも下もおもしろそう。
あー、やっぱりなんももらえへん!
コタツの中であばれるぞー。
私は、ビール10本をめざしてスタート。
しかし、1か月ぶりのビールは苦い。最初の1本はおいしく飲めたが、2本目から早くもしんどくなってきた。
2本飲んだところでおふろへ。そのあと、ふろあがりにくびぐび・・・、と思っていたがプラス2本でダウン。もう、飲めましぇーん。
10本の予定が、たったの4本。
あまったビール、どうしましょう。
けっきょく、3人にかまってもらえないきくは、「きゅっきゅかみ」。
静かな静かないなかの家に、「きゅっきゅ、きゅっきゅ・・・」の音が響きわたるのであった。
今朝起きたら、雪がちらほら。
さすが別所は寒い。
きくはおふとんで丸くなる。
ぬいぐるみワンちゃんにガブッ!
あー、広い家はええなあ。
「オバサン、あそんでくれー。」
日陰には、雪が。
また、ときどき帰って、みんなでくつろごうぜ。
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2010年03月16日(火)
「カンパーイ!」 [家族]
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2010年03月15日(月)
高津臣吾 [私の好きな人]
3月9日の「すぽると!」、見やはりました?
私の大好きな高津投手の特集。
高津と言えば、元ヤクルトスワローズのセーブ王。
なにを隠そうこの私は、「サンケイアトムズ」以来のこの球団のファン。
その理由は、私が小学生の時だったと思うが、巨人と年間26回対戦して3勝23敗。(1年に3回しか勝てないなんて!)これでいっぺんにファンになってしまった。
最近はちょっと強くなりすぎてガッカリ(?)。しかし、高津のような人を食ったような選手もいて、ずいぶん楽しませてもらった。
「高津は今どうしてんにゃろう?」と思っていたら、フジテレビの夜のスポーツ番組「すぽると!」で特集が組まれていた。
その中でビックリしたのは、41歳で新天地である台湾の球団に入団を果たしたことではない。番組の中で語っていた言葉。
「野球が大好きなので、お金を出してでも野球をやりたい。
死ぬまで野球をやり続けたい、もちろんプロの現役選手として。」
あ〜ん、かっこよすぎるって。
なんであんなとぼけたような顔で、こんなかっこいいこと言えるんやろう。
「あ〜ん、台湾まで高津見に行きたーい!」
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◎産経ニュース 2010.1.18
【スポーツ群像】なぜ台湾へ? 41歳高津臣吾の流転人生
日本歴代1位の通算286セーブの誇るサイドスローが再び海を渡る。今季から台湾プロ野球・興農でプレーする元ヤクルトの高津臣吾投手(41)。日本プロ野球名球会に入った選手で初めて台湾でプレーすることになった。“都落ち”の感は否めないが、それでも本人は「好きな野球をやりたいから続けている」と淡々と語る。プロ20年目の右腕は今もマウンドに立ち続けている。(宝田将志)
1月下旬、明治神宮外苑に高津の姿はあった。自主トレをしているヤクルトの選手たちから少し離れ、練習パートナーと2人で、ランニング、ダッシュ、キャッチボール…。
「もう、そう技術は伸びないし、体力は落ちるばかり。練習ではそんなに感じないが、ゲームに入ると(衰えも)あると思う」
2月1日から合流予定の台湾・高雄での興農の春季キャンプに備え、基礎トレーニングに汗を流す日々だ。
最優秀救援投手4回など輝かしい実績を持つ高津だが、ここ数年は、野球を続けるための“綱渡り”を余儀なくされてきた。米大リーグを経て復帰したヤクルトを2007年に戦力外となると、08年はカブスとマイナー契約して招待選手でキャンプに参加。しかし、オープン戦期間中に解雇となった。
同年6月に韓国・ウリに途中入団し、登板18試合で1勝8セーブ、防御率0・86の好成績を残しながら、チームの構想から外れ自由契約に。昨年はトライアウトを受験し、7月からジャイアンツ傘下の3Aフレズノでプレーした。
そして、今季は「ただ、野球を続けたくて、そこしかなかったから」とオファーのあった興農に入団。台湾のリーグ戦は4チームによる争いで、レベルも日本より落ちる。契約は1年。年俸は「いっぱいもらえたら、その方がいいですけど」とのこと。
契約直後の1月19日には、自分のブログに、こう心境をつづった。
「昨年の12月にこの話をもらい、いろいろと悩んだりもしましたが…(中略)マイナーも合わせると8チーム目か。ようやっとるなぁ」
それでも、新しいチームが決まれば、高揚感も生まれてくる。昨秋に八百長事件で逮捕者が出るなど揺れた台湾球界について、「良いニュースを聞かないが、チャンスだから、この目で確かめたい」といい、対戦相手や野球のスタイルについては「見たことがないので何も知らないが、その分、楽しみでもある。驚きや発見があるだろう」。
加えて、新天地の興農は高津にとって比較的、実力を発揮しやすい環境にある。現在、元阪神の正田樹投手(28)が所属しており、昨季は最多勝(14勝)のタイトルを獲得。また、2人の日本人がコーチを務めている。球団公式ホームページによると、高津には抑えとして活躍が期待されているという。
もちろん、高津自身には「早く慣れることが大事。これまでの(米韓での)経験は参考にならない。国も野球も生活も違うから」と油断や慢心はない。
チームに所属しての春季キャンプは実に2年ぶり。久々に腰を落ち着けてシーズンを通して戦える芽が出てきた。
プロ20年目のスタートに、「周りがいろいろ言うのは自由だけど、これから野球をやっていくのだから、(キャリアの)締めくくりだとは思わない」。そして、こう決意を語った。
「外国人選手として期待に応えたい。思いっきり投げて勝負したい」
リリーフのマウンドに立つ闘争心は、まだ衰えていない。日米韓で321のセーブを積み重ねてきた41歳。自身の現役生活の最終回は、まだ先に見ている。
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