2010年03月15日(月)
高津臣吾 [私の好きな人]
3月9日の「すぽると!」、見やはりました?
私の大好きな高津投手の特集。
高津と言えば、元ヤクルトスワローズのセーブ王。
なにを隠そうこの私は、「サンケイアトムズ」以来のこの球団のファン。
その理由は、私が小学生の時だったと思うが、巨人と年間26回対戦して3勝23敗。(1年に3回しか勝てないなんて!)これでいっぺんにファンになってしまった。
最近はちょっと強くなりすぎてガッカリ(?)。しかし、高津のような人を食ったような選手もいて、ずいぶん楽しませてもらった。
「高津は今どうしてんにゃろう?」と思っていたら、フジテレビの夜のスポーツ番組「すぽると!」で特集が組まれていた。
その中でビックリしたのは、41歳で新天地である台湾の球団に入団を果たしたことではない。番組の中で語っていた言葉。
「野球が大好きなので、お金を出してでも野球をやりたい。
死ぬまで野球をやり続けたい、もちろんプロの現役選手として。」
あ〜ん、かっこよすぎるって。
なんであんなとぼけたような顔で、こんなかっこいいこと言えるんやろう。
「あ〜ん、台湾まで高津見に行きたーい!」
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◎産経ニュース 2010.1.18
【スポーツ群像】なぜ台湾へ? 41歳高津臣吾の流転人生
日本歴代1位の通算286セーブの誇るサイドスローが再び海を渡る。今季から台湾プロ野球・興農でプレーする元ヤクルトの高津臣吾投手(41)。日本プロ野球名球会に入った選手で初めて台湾でプレーすることになった。“都落ち”の感は否めないが、それでも本人は「好きな野球をやりたいから続けている」と淡々と語る。プロ20年目の右腕は今もマウンドに立ち続けている。(宝田将志)
1月下旬、明治神宮外苑に高津の姿はあった。自主トレをしているヤクルトの選手たちから少し離れ、練習パートナーと2人で、ランニング、ダッシュ、キャッチボール…。
「もう、そう技術は伸びないし、体力は落ちるばかり。練習ではそんなに感じないが、ゲームに入ると(衰えも)あると思う」
2月1日から合流予定の台湾・高雄での興農の春季キャンプに備え、基礎トレーニングに汗を流す日々だ。
最優秀救援投手4回など輝かしい実績を持つ高津だが、ここ数年は、野球を続けるための“綱渡り”を余儀なくされてきた。米大リーグを経て復帰したヤクルトを2007年に戦力外となると、08年はカブスとマイナー契約して招待選手でキャンプに参加。しかし、オープン戦期間中に解雇となった。
同年6月に韓国・ウリに途中入団し、登板18試合で1勝8セーブ、防御率0・86の好成績を残しながら、チームの構想から外れ自由契約に。昨年はトライアウトを受験し、7月からジャイアンツ傘下の3Aフレズノでプレーした。
そして、今季は「ただ、野球を続けたくて、そこしかなかったから」とオファーのあった興農に入団。台湾のリーグ戦は4チームによる争いで、レベルも日本より落ちる。契約は1年。年俸は「いっぱいもらえたら、その方がいいですけど」とのこと。
契約直後の1月19日には、自分のブログに、こう心境をつづった。
「昨年の12月にこの話をもらい、いろいろと悩んだりもしましたが…(中略)マイナーも合わせると8チーム目か。ようやっとるなぁ」
それでも、新しいチームが決まれば、高揚感も生まれてくる。昨秋に八百長事件で逮捕者が出るなど揺れた台湾球界について、「良いニュースを聞かないが、チャンスだから、この目で確かめたい」といい、対戦相手や野球のスタイルについては「見たことがないので何も知らないが、その分、楽しみでもある。驚きや発見があるだろう」。
加えて、新天地の興農は高津にとって比較的、実力を発揮しやすい環境にある。現在、元阪神の正田樹投手(28)が所属しており、昨季は最多勝(14勝)のタイトルを獲得。また、2人の日本人がコーチを務めている。球団公式ホームページによると、高津には抑えとして活躍が期待されているという。
もちろん、高津自身には「早く慣れることが大事。これまでの(米韓での)経験は参考にならない。国も野球も生活も違うから」と油断や慢心はない。
チームに所属しての春季キャンプは実に2年ぶり。久々に腰を落ち着けてシーズンを通して戦える芽が出てきた。
プロ20年目のスタートに、「周りがいろいろ言うのは自由だけど、これから野球をやっていくのだから、(キャリアの)締めくくりだとは思わない」。そして、こう決意を語った。
「外国人選手として期待に応えたい。思いっきり投げて勝負したい」
リリーフのマウンドに立つ闘争心は、まだ衰えていない。日米韓で321のセーブを積み重ねてきた41歳。自身の現役生活の最終回は、まだ先に見ている。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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