パオパオだより

2021年06月29日(火)

「みるく世の謳(うた)」 [沖縄]

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◎琉球新報 2021年6月12日

   2021年度沖縄全戦没者追悼式 平和の詩 「みるく世の謳」全文

 みるく世の謳(うた)
          宮古島市立西辺中学校二年 上原 美春

12歳
初めて命の芽吹きを見た。
生まれたばかりの姪は
小さな胸を上下させ
手足を一生懸命に動かし
瞳に湖を閉じ込めて
「おなかすいたよ」
「オムツを替えて」と
力一杯、声の限りに訴える

大きな泣き声をそっと抱き寄せられる今日は、
平和だと思う。
赤ちゃんの泣き声を
愛おしく思える今日は
穏やかであると思う。

その可愛らしい重みを胸に抱き、
6月の蒼天を仰いだ時
一面の青を分断するセスナにのって
私の思いは
76年の時を超えていく

この空はきっと覚えている
母の子守唄が空襲警報に消された出来事を
灯されたばかりの命が消されていく瞬間を

吹き抜けるこの風は覚えている
うちなーぐちを取り上げられた沖縄を
自らに混じった鉄の匂いを

踏みしめるこの土は覚えている
まだ幼さの残る手に、銃を握らされた少年がいた事を
おかえりを聞くことなく散った父の最後の叫びを

私は知っている
礎を撫でる皺の手が
何度も拭ってきた涙

あなたは知っている
あれは現実だったこと
煌びやかなサンゴ礁の底に
深く沈められつつある
悲しみが存在することを

凛と立つガジュマルが言う
忘れるな、本当にあったのだ
暗くしめった壕の中が
憎しみで満たされた日が
本当にあったのだ
漆黒の空
屍を避けて逃げた日が
本当にあったのだ
血色の海
いくつもの生きるべき命の
大きな鼓動が
岩を打つ波にかき消され
万歳と投げ打たれた日が
本当にあったのだと

6月を彩る月桃が揺蕩(たゆた)う
忘れないで、犠牲になっていい命など
あって良かったはずがない事を
忘れないで、壊すのは、簡単だという事を
もろく、危うく、だからこそ守るべき
この暮らしを

忘れないで
誰もが平和を祈っていた事を
どうか忘れないで
生きることの喜び
あなたは生かされているのよと

いま摩文仁の丘に立ち
私は歌いたい
澄んだ酸素を肺いっぱいにとりこみ
今日生きている喜びを震える声帯に感じて
決意の声高らかに

みるく世ぬなうらば世や直れ

平和な世界は私たちがつくるのだ

共に立つあなたに
感じて欲しい
滾(たぎ)る血潮に流れる先人の想い

共に立つあなたと
歌いたい
蒼穹(そうきゅう)へ響く癒しの歌
そよぐ島風にのせて
歌いたい
平和な未来へ届く魂の歌

私たちは忘れないこと
あの日の出来事を伝え続けること
繰り返さないこと
命の限り生きること
決意の歌を
歌いたい

いま摩文仁の丘に立ち
あの真太陽まで届けと祈る
みるく世ぬなうらば世や直れ
平和な世がやってくる
この世はきっと良くなっていくと
繋がれ続けてきたバトン
素晴らしい未来へと
信じ手渡されたバトン
生きとし生けるすべての尊い命のバトン

今、私たちの中にある

暗黒の過去を溶かすことなく
あの過ちに再び身を投じることなく
繋ぎ続けたい

みるく世を創るのはここにいるわたし達だ

(県平和祈念資料館提供)
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自作の平和の詩「みるく世の謳」を朗読した上原美春さん

 6月23日「沖縄慰霊の日」、糸満市の平和祈念公園では毎年五千人規模の追悼式が行われている。しかし新型コロナの影響で、昨年は約160人、今年はさらに縮小されてとり行われた。

 毎年県内の学校の児童・生徒から「平和の詩」を募っている。今年も1500点の中から、宮古島市の中学校2年の上原美春さんの作品が選ばれた。

 「みるく世ぬなうらば世や直れ(平和な世がやってきて、みんなの暮らしが良くなりますように)」。祖父の奏でる三線と歌が大好きで、詩では宮古民謡の「豊年の歌」の一節を引用した。

 私もいつかは三線をしっかりマスターして、平和の礎の前で弾いてみたい。

 上原美春さんが朗読していたのは午前11時過ぎ。
 そのころ、私は読谷村に入ったばかり。1945年4月1日、米軍が上陸した場所の近くを走っていた。

 私は走ることくらいしかできないので、毎年沖縄慰霊の日には「平和・憲法九条」ののぼりを背負って沖縄を走る。
 上原美春さんが言うように、「みるく世を創るのはここにいるわたし達だ」という思いを込めて。

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2021年06月24日(木)

一夜明ければ [沖縄]

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 67km走って、一夜明ければ・・・。
 今年は今までで一番体調が悪かったのに、ダメージは一番少なかった。

 ゴール前にいただいたひまわりの花。
 真樹が、焼酎のビンにさして飾ってくれた。
 きれいやねえ。かわいいねえ。(写真も真樹が撮ってくれた。)

 「慰霊の日に『平和・憲法九条』ののぼりを背負って走るのは9年連続です」と言うと、「新聞社などに取材に来てもらばいいのに」とおっしゃる方があった。
 いやいやいや、取材してもらうために走ってるわけじゃないんです。

 一番は、私の実家の本家の藤井勘六さん(父のいとこ)が沖縄戦で戦死されたので、それに対して何かをしたいと思ったこと。
 次は、私が走ってるのを真樹が喜んでくれていると思ったこと。
 これくらいなんです。
 これでは取材のし甲斐がないですよね。
 たぶん「ただ走りたかっただけです」と口走って、ヒンシュクを買ってしまうのがオチです。まっ、当たらずといえども遠からず。

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 昨日走っている途中でいただいた3個のパンが食べきれなくて、2個を腰にぶら下げてゴールした。それを真樹と半分こして今日の朝食。おいしかったー。

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 はんぺんはリラックス。
 でも、はんちゃんぺんちゃんとは仲良くなるヒマがなかったなあ。
 当分沖縄には来れそうにないしなあ。また一からやね。
 バイバイ。

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 今日は真樹のバイトがない日だったので、JAと道の駅・許田まで送ってもらった。
 JAではマンゴーの小さいやつ、道の駅ではサーターアンダギーがお目当て。マンゴーはいいのが見つかったが、サーターアンダギーのお店は定休日。ガックリ!

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 真樹は「空港まで送ったげる」と言っていたのだが、そこまでは気の毒なのでここで帰ってもらった。
 私はここからやんばる急行バスで空港へ。

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 道の駅が改修中で、バス停がとんでもないところに移動。
 「こんな周りに何にもないとこはきついなあ」と思っていたら、突然の雨。急いで持ってきていた折りたたみ傘をカバンから取り出したが、もうすでにビチョビチョ。小さい傘だったので、そのあとも降り続く雨で私もカバンもえらいことになってしまった。

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 11時53分のバスが9分遅れで到着。
 「屋根がなくてずぶぬれになりました」と運転手さんにクレームを。
 「今、改修中なんで・・・」で終わり。

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 空港についてもまだ雨が降り続いていた。この時期だからまだよかったものの、体が冷えてカゼをひくところだった。

 昨日走っている途中でいただいた「楚辺ポーポー」。ありがとうございました。今日のお昼ごはんにさせてもらいました。私の好きな黒糖味で、おいしかったー。

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 思い返すと、この4日間ずっと雨。めずらしいこと。
 まあ、涼しくて過ごしやすかったですけど。

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 神戸空港から、午後5時ちょうどのポートライナーに乗れた。
 2時間くらいで帰れるかと思っていたが、乗り継ぎがあまりうまくいかず、家に着いたのは7時25分ころ。
 道の駅・許田から7時間半。名護から京都に帰るのは一日仕事です。

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 私が家に着き、玄関で荷物の整理をしているとき、みーちゃんがずっと待っていてくれたらしい。

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 かわいいねえ。

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 今日の晩ごはんは、私が沖縄で買って来た中味汁ともずく。
 ヨメさんがおいしく作って出してくれた。
 ごちそうさまでした。

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 デザートもおいしかったー。

 愛情やね。

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【RUN】

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 「バイト日以外は走る」と決めているので、夕食後にちょっとだけ。
 痛いところもあるが、ゆっくりなら走れる。
 キロ8分ペースで2kmだけ。

 体重かなり減ってるのに、お腹ポッコリに写ってる。
 おかしい。
 写真を撮るときは、スラリと写るように気を付けよう。

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2021年06月22日(火)

おみやげくばり [沖縄]

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 今日も朝は「はんぺん」から始まる。
 いや、今日は「ぺんはん」の順でした。

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 はんちゃんは、近くには来てくれるんやけどなでさせてはくれない。みーちゃんみたいにパンチ入れることはないけど。

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 まずは散髪。
 4月中旬に名護に来た時以来なので、ちょうど2か月。けっこう伸びている。

 10時すぎに出発。
 細かい雨が降っていたが、「理容・きゃん」さんまでは1kmちょっとなので走って行くことにした。。

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 「理容・きゃん」さんまで1.23km。
 ちょっと濡れたけど、沖縄ではすぐ乾く。

 2年連続で、「沖縄慰霊の日」の催しは中止だそうだ。
 どうにか工夫してできなかったもんかねえ。

 ちっちゃいおみやげをもらってもらった。
 いつもすごく喜んでくださるのでこちらもうれしい。

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 帰りも雨。
 人にも会わない。
 

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 JAでちっちゃいマンゴ―が売っていないか見に行こうと思っていた。
 ところが、マスクをしてきていないことに気づき退却。

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 けっきょく、往復で2.5km。
 何もせんよりはましという程度のラン。

 真樹はお昼のバイト先が休業中なので、私といっしょにお昼ごはんを食べに行くことになった。もちろん、おなじみの「きっと屋キッチン」さんへ。

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 その途中で、いつも私を応援してくださっている玉城さんのお勤め先へ。
 玄関前に、新入りのかわいい猫ちゃん。

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 玉城さんのお話では、まだ生まれて半年くらいなのにもう出産したらしい。猫は早く大人になるんですね。

 私の体のことを心配して聞いてくださったが、「もう歳なんで、不調の原因はほぼ老化からみたいです」と説明させてもらった。
 明日はお勤め先から応援して(念じて)いただくようにお願いしておいた。

 ちょっとしたおみやげをお渡しして、きっと屋キッチンさんへ。

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 マラソン大会の中止が続いたので、ここに来るのも超久しぶり。
 真樹と来るのも何年振りになることか。

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 安定のおいしさでした。
 満足、満足。

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 真樹を降ろして、一人で「部間タイヤ」」さんへ。
 いつもお世話になっている比嘉さん御夫妻にお礼を言いに。

 途中、安和の琉球セメント新桟橋で、辺野古の新基地埋立用の土砂の積み込みが行われていた。数は少なかったが、抗議のために集まっておられる方もおられた。

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 沖縄の人たちを分断するようなことばかりがどんどん進められている。
 今の名護市長は、これに対してどういうお考えなのだろうか。

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 比嘉増美さんはおられなかったが、旦那さんと長男の雄也さんがおられた。
 「4月に名護に来た時に、イオンで中村良平さんに会って、名護に来たら比嘉増美さんに会いに行かなければと言われたんです。その時は時間がなかったんで、今日来させてもらいました。」

 21世紀の森ランクラブもずっと練習会もされていないそうで、仲間と長い間会っておられないとのこと。大会がないと、みんなで練習と言っても盛り上がらないようだ。飲み会もできないしね。
 来年2月の「おきなわマラソン」が復活しますようにと、みんなで願いましょうと言ってお別れした。そのころにはコロナもおさまっていたらいいんですけど・・・。

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 帰り道から部間タイヤさんが見えたので、車を止めて写真を撮らせてもらった。
 工場の裏はリゾート地みたい。

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 また、おうかがいします。
 工場の裏で泳がせてもらおうかな。

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 真樹のアパートに戻ると、いつもの猫ちゃん。
 何回も何回も出産したのだが、最近やっと手術をしたらしい。さくら耳になっていた。(と言うか、水平カットなのでさくらの花びらには見えない。)

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 猫ちゃんのすみかになっている車には、はり紙がしてあった。

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 しっかりとしたことが書かれていた。
 これで、あの猫ちゃんも安心やね。

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 昨日は晩ごはんに間にあわなかったので、今日はちょっと早めに。
 また細かい雨が降っていたが、走って。

 百均で買ったマスクを立体型にするのを試してみた。これはいい。息がしやすい。
 明日も、人がいるところはできるだけマスクをして走ろうと思っている。

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 「今日は我部祖河食堂の中味汁定食やね。」

 「あれ、電気ついてへんやん。」

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 「あーよかった、やってるやん。」
 「申し訳ありません、もう終了しました。」
 「えー、7時半までじゃないんですか。」
 「7時20分がラストオーダーなんです。」
 「泣泣・・・・」

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 「しゃーない。かねひででなんか買って帰るか。」

 そう思ってかねひでに向かう途中、パチンコ屋さんの前の「我琉そば」さんが開いていた。よかったー。
 ここまで2kmも走りました。

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 ミニカレーそばセット(690円)。
 おいしかったー。
 やっぱりお店で食べるのはいい。本当に食べた気がした。

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 かねひでに寄って、明日の朝食べるものなどを購入。
 バッグに入れて走って帰ったのだが、雨がかなりきつくなっていてまいった。

 家まで1.3kmくらい。これで今日は2.5+2+1.3で5.8km。
 明日の足ならしくらいにはなったかな。

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 明日の朝食、今日真樹と食べるぶどう、ヨメさんへのおみやげの黒糖。
 けっこう重かったなあ。

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2021年06月21日(月)

気温は低めだがムシムシ [沖縄]

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 真樹がしっかり働いているところを見られてよかった。

 午後6時20分ごろ名護に着き、真樹のアパートではんぺんをちょっとかまってから、着替えてイオン名護まで走って行った。
 行くとは言ってなかったので、だまってしばらく働いている様子を観察していた。私が見ている間、ずっと動き回っていた。

 「うちの子、よう動きまっしゃろ。」
 私とちがって、真樹は働きもん。自慢の娘です。
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 朝出る時に真樹にラインを送ったら、「沖縄は雨です」と返ってきた。
 晴れても雨でもむし暑そう。

 10時06分のバスに乗り、地下鉄に乗り換えて京都駅へ。
 ここでちょっとおみやげを購入。
 11時15分発のJRで三ノ宮駅へ。そこからポートライナーで神戸空港へ。
 今日は時間の余裕を持たせて早めに出たので、すごく楽だった。

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 飛行機も早く着いた。
 15時50分発の高速バス(111番)がとまっていたので、乗ってしまおうかと思った。でも、その40分後に出るやんばる急行バスのほうが500円以上安いので思いとどまった。

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 16時30分発のバスに乗る。
 名護は黒い雲に覆われていたが、もう雨は降っていなかった。

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 名護バスターミナル前に、18時20分ごろ到着。
 クーラーの効いたバスから降りると、気温は高くはないのだがムシムシした感じ。

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 アパートのドアを開けると、はんちゃんがお出迎え。
 ぺんちゃん見当たらず。

 はんちゃんがベットの下に行ったのでのぞいてみると、ぺんちゃんもいました。前はぺんちゃんのほうが人見知りしなかったのに、いつの間にか逆転しているみたい。

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 はんちゃんは、私の前にずっといた。

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 ぺんちゃん、ベッドの下の入ったなり。
 どうしたんかな。

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 真樹の働いているところを見たかったので、走ってイオンへ。
 ここまで2.5km。
 この2日間は体力温存なので、チョロチョロと走るだけにしとこう。

 ダイソーやヒマラヤを見ていたら、知らんうちに時間がたってしまった。レストラン街に行くと、「7時半、オーダーストップ」。
 ああ、忘れてたー。

 まあ、真樹の働いているところが見られたからいいか。

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 すきっ腹のまま、帰りも走って。

 駐車場の遠くに動くものが見えた。
 やっぱりかわいい猫ちゃん。

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 全然違う方向にももう1ぴき。
 この猫ちゃんはさくら耳。
 どなたが世話してくれてはるんでしょうね。

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 ダイソーで買ったマスクや老眼鏡を腰にぶら下げてのラン。
 走りにくいったらありゃしない。

 でも今日の5kmを入れて、今月200kmを突破。
 あさって70km行くつもりなんで、月間300km突破も夢ではない。
 がんばろう。

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 ダイソーでは5点買って550円。
 キャップ用日よけガードなど、あさってに使うものばかり。 
 ちゃんと役に立ってくれるかな。

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 レストランが全部閉まってしまったので、コンビニのお寿司。2つ合わせて946円。意外と高くついてしまった。
 あさっては早く名護に到着して、お寿司屋さんで思いっきり食べたいなあ。7時半オーダーストップでは無理かなあ。

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【今日のきくみー】

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 私が出かけるときのきくちゃん。
 かしこうしといてや。

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 私が出かけるときのみーちゃん。
 かしこうしといてや。

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2021年04月16日(金)

こっそり沖縄 [沖縄]

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 こっそり沖縄に来ました。
 去年の6月23日「沖縄慰霊の日」以来、10か月ぶり。

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 県庁前には「辺野古の海を遺骨で埋めるな」と、ガマフヤー・具志堅隆松さんを始め多くの方が集まって来ておられた。

 沖縄戦で戦死した私の父のいとこ・藤井勘六さんの遺骨も、いまだ見つかっていないんです。勘六さんの遺骨の上に新米軍基地なんて、とんでもない!

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 パレットくもじの地下の「ふる里」さんでアーサー汁定食(750円)。
 混んでいて時間がかかりそうで心配だったが、注文してから3分で持ってこられた。すごくおいしかった。

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 食べ終わってすぐに9階の「シネマパレット」さんへ。

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 この映画館に来るのも超久しぶり。

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 今日見た映画は「僕が跳びはねる理由」。
 いろいなことを考えて考えて考えて・・・。
 ああ、むずかしい。

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 屋上庭園で記念写真。

 2か月と10日のばした髪の毛がうっとうしくて。
 ここから名護の「理容きゃん」さんへ。
 初子オバアは、私の知っている理容師さんの中で一番うまい。京都から名護まで行って切ってもらう値打ちがある。

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 真樹のアパートに行くと、もう真樹はバイトから帰って来ていた。

 まんまるはんちゃんがお出迎え。

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 前は懐いてくれていたぺんちゃんは、すっかり忘れてしまって逃げ回っていた。そら、10か月ぶりやもんな。

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 真樹と久しぶりの外食。
 イオンの中にできた「五穀」さん。

 「真樹、五穀豊穣ゆう唄知ってるか。ごーこくほうじょう、なんちゃらなんちゃらやー、なんちゃらなんちゃー。」

 ちょっと張り込んで田園定食(1280円+税)。

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 わらび餅もついていて、大満足。

 「ドーナツ買って帰るか」と1階に下りると、「藤井さん」と呼ぶ声。
 なんと、21世紀の森ランクラブの中村さん。マスクをしているのによく見つけてくださった。ひょっとして、真樹のことを覚えていてくださったのかも。

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 家に帰って、ぺんちゃんおびき寄せ作戦。

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 「すきあり」で、ぺんちゃんゲット。
 この時は暴れたけど、そのあと思い出してくれたのか、だいぶなでなでさせてもらった。

 (私の頭、散髪してもらってさっぱりしてるでしょ。)

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 真樹とでは、こんなにいい顔でだっこしてもらってるのになあ。

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 夜には、真樹友も入って3人でケーキとコーヒー。
 ゆんたく、ゆんたく、よかったね。

 明日、10kmをしっかり走りましょうねえ。 

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【RUN】

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 明日のために、ちょっとでも走っておきたかった。
 午後9時前、晩ごはんを食べ終わってから1時間ほどだったが走りに行った。

 やっぱり、ちょっとお腹が痛い。

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 名護市陸上競技場まで1.1km。
 ここも5月5日まで、午後8時閉門になっていた。

 ここで折り返し。

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 家に戻って2.2kmだったので、家を通り越して市民球場まで。

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 ここで折り返して、家まで3kmになった。24分。

 何もせんよりはましかなあ。

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 駐車場に、みーちゃんそっくりさん。
 ちゃんと耳が切ってあったので安心。
 「長生き、しーやー。」

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2021年03月02日(火)

ガマフヤー [沖縄]

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辺野古埋め立てへの沖縄本島南部の土砂使用に抗議して座り込む具志堅隆松さん(中央)

◎毎日新聞3月2日朝刊

   辺野古の海 遺骨で埋めるな

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への県内移設に伴い、防衛省が沖縄本島南部からの埋め立て用土砂の採取を検討していることに対し、批判の声が上がっている。

 沖縄本島南部は太平洋戦争末期の沖縄戦で激戦地となり、今なお犠牲になった住民らの遺骨が土の中に眠っているためだ。ボランティアで遺骨収集を続けてきた具志堅隆松(たかまつ)さん(67)は土砂採取の断念を防衛省に求め、1日から那覇市の県庁前で座り込みの抗議を始めた。

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辺野古埋め立てへの沖縄本島南部の土砂使用に抗議する具志堅隆松さん(中央)

 「戦没者の遺骨が混じった土砂を埋め立てに使うのは間違っている。国は『沖縄に寄り添う』と言ってきたが、全く逆のことをやろうとしている。死者への畏敬(いけい)の念が全く感じられない」。

 1日朝、座り込みの抗議を始めた具志堅さんは訴えた。抗議の意志を示すため、当面は食料を口にしないという。

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辺野古の埋め立て

 防衛省は2020年4月、埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤の改良工事を実施するため、沖縄県に設計変更を申請した。県が現在審査中だが、申請書によると、埋め立て用土砂の採取候補地が当初計画から一部変更され、沖縄本島南部の糸満市と八重瀬町などが新たに加わった。

 埋め立てには東京ドーム16杯分の約2018万立方メートルの土砂が必要で、大半が岩石を破砕した「岩(がん)ズリ」と呼ばれる土砂。防衛省は申請書で県内で4476万立方メートルの岩ズリが調達可能としたが、うち7割の量は沖縄本島南部だった。政府は「土砂の調達先はまだ決まっていない」(岸信夫防衛相)と繰り返すが、こうした計画内容から、移設に反対する人たちは「南部の土砂が使われる可能性が高い」と指摘する。

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沖縄本島南部にある鉱山開発現場の近くでガマを案内する具志堅隆松さん(左から2人目)。ガマの中には未発見の遺骨が眠っている可能性がある

 県民の4人に1人が命を失ったとされる激しい地上戦となった76年前の沖縄戦では、米軍の侵攻を受けた旧日本軍の司令部が沖縄本島南部に後退し、徹底抗戦を続けた。その結果、避難した住民も戦闘に巻き込まれ、沖縄本島南部で多くの人が命を落とした。

 大小無数にある「ガマ」と呼ばれる自然洞窟などでは身を潜めていた住民や日本兵のものとみられる遺骨が今も見つかっており、具志堅さんらは「本島南部の土地が大規模に削られれば遺骨混じりの土が埋め立てに使われる」と懸念する。

 土砂の調達は政府の設計変更申請を県が承認した後になるが、採石業者が新たに緑地帯を削って鉱山の開発を始める動きもある。玉城(たまき)デニー知事は2月21日に現場を視察。25日の県議会本会議では「戦没者の遺骨が残されているかもしれない場所から土砂を使用することは、悲惨な戦争を体験した県民やご遺族の思いを傷つける」と述べ、対応を検討する考えを示した。【遠藤孝康】
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 沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(67)がハンガーストライキを始めた。
 自らを「ガマフヤー」と呼ぶ具志堅隆松さんは、38年前から沖縄戦で亡くなった人の遺骨収集を続けている。「ガマ」とは自然にできた洞窟のことで、ガマフヤーとは沖縄言葉で「ガマを掘る人」という意味だ。

 元山仁士郎さんのハンガーストライキの時のように、駆けつけてひと言でも励ましたい。でも、今はコロナもあって無理。
 せめて私のこのブログで紹介して、沖縄以外の人たちにも関心を持ってもらいたい。

 全国紙で沖縄の基地問題を取り上げられることはまれ。
 毎日新聞さん、ありがとうございます。

 沖縄戦では、私の父のいとこの藤井勘六さんが亡くなっています。戦死の知らせとして届けられたのは、名前が書かれた木の札だけだったそうです。沖縄のどこかに、今だ勘六さんの遺骨は眠ったまま。
 私の父はたまたま運よく中国から帰還できたものの、同じようなことが起こっていても不思議ではなかった。
 父が生きていれば、このニュースを聞いてどう思うかを問うてみたかった。

 「パオパオだより」は、先月月間アクセス数が30万を超えました。
 その中から一人でも二人でも、沖縄の基地問題に関心を持ち、何か行動を起こしてくださる方が出てきてくれるとうれしいです。

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