2017年06月21日(水)
誰かのためでなく自分のために [沖縄]
◎京都新聞6月21日朝刊
凡語
今月12日に92歳で亡くなった元沖縄県知事の大田昌秀さんは、選挙でたすきを使わなかった。「出征兵士の行進を思い出す」がその理由だった▼米軍の沖縄上陸直前、「鉄血勤皇隊」に動員され死地をさまよった。「沖縄戦の経験が私の生き方を規定した」と1972年の著書「沖縄のこころ」に書く▼瀕(ひん)死だがまだ息がある子どもを埋めようとする親。幼子と母親を避難壕(ごう)から銃火の下に追い出した日本兵。「敵味方が入り乱れて殺戮(りく)の限りを尽く」した戦争の実像を伝える▼知事時代、基地問題で国と鋭く対立したのは、県民の3分の1を失った沖縄戦の体験があったからだ。95年の米兵による少女暴行事件に際し「少女の尊厳を守れなかった」と深くわびた。このときも救えなかった多くの命が念頭にあったという▼著書で大田さんは過度に悲惨な戦争の描写は控えたと書いたうえで「戦争を甘くみることがないよう望む」と添えている。戦争を知らない世代が勇ましく軍事や改憲を語る時代を見越していたのだろう▼23日は沖縄戦で組織的戦闘が終結したとされる日。大田さんが建立に力を尽くした「平和の礎(いしじ)」には、沖縄の戦いで亡くなったすべての人の名前が刻まれている。その中には、京都府出身者2545人、滋賀県出身者1691人も含まれる。
◎朝日新聞6月21日朝刊
(後藤正文の朝からロック)沖縄の戦没者は基地望むか
ツアーで沖縄へ行く機会があると、僕は南部戦跡を巡るようにしている。
那覇市内で原付き自転車を借りて、湿度の高い風を感じながら、ゆっくりと南に向かう。
沖縄本島の南端近くの平和祈念公園には必ず立ち寄って手を合わせる。メインの広場には、戦没者たちの名前が刻まれた石碑が東の海に向かって本を開くように立ち、ひとつひとつの名前から何かを静かに問うような眼差(まなざ)しを感じる。
那覇まで戻って、北に向かうと宜野湾市。米軍普天間飛行場が街の真ん中に鎮座している。周囲は想像以上にのどかだ。
さらに北へ行けば嘉手納町。隣接する市町にまたがる東アジア最大級の米空軍基地がある。テロが頻発する世界情勢にあっても、道路を挟んだ道の駅から戦闘機の離着陸を見物できる。「隠すことはない」とでも言いたいような風景に唖然(あぜん)とする。
「国民の代表」という言葉を僕たちはよく使う。その場合の「国民」に含まれるのは、今を生きる僕たちだけだろうか。
平和祈念公園の石碑に刻まれた、戦没者たち。彼らは基地を望んだだろうか。
「国民」には、この国に生きてきた死者も含まれるのではないかと思う。その声を想像することも、「国民の代表」が行うべきことだろう。
6月23日の沖縄慰霊の日に寄せて。
(ミュージシャン)
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今日は寮1(二条)17時間。
朝ごはんに温泉たまごが付いており、お昼は朝の残りをいただいているのでまた温泉たまご。胆のう炎に一番悪いのはたまごの黄身というのをすっかり忘れていた。
さすがに2個投入はえぐかった。
(写真まで撮ってんのに、なんで気付かんかったかなあ。)
今回はまちがいなく胆のう炎。午後3時ごろから痛み出し、それから延々と・・・。
「ぐ・る・じ・い・・・。」
昨日義兄さんが言っていた。「前と同じようにしていても、2回目の手術がよっぽどきつかって、それがこたえてるんとちゃうか。」
最近こんなに頭痛や腹痛が続くのは、そうなのかも知れん。
こんなことでは、6月27日から始まる「ヨード制限食」+「胆のう炎制限食」なんかどうなるんでしょう。あー、いやいや。
いよいよ6月23日の「一人沖縄平和ラン」に向けて、明日沖縄入り。
私の行きつけの映画館・桜坂劇場では、「STAR SANDー星砂物語ー」という映画が上映されている。今日明日の2日間限定で。
この映画を見てから名護へ。名護に泊まって、翌朝バスで沖縄市。そこから「平和・憲法九条」ののぼりを背負い、真樹の働く「あいあいファーム」を目指す。
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(6月9日の記事を再掲載)
朝5時すぎに起き、名護市役所6時のやんばる急行バスに乗る。
6時44分、池武当で降車。7時、「一人沖縄平和ラン」スタート。
国道330号から329号へ。
石川警察署10.1km、8時40分〜9時。(キロ10分から12分)
金武町役場21.6km、10時40分〜11時20分。
宜野座球場28.0km、11時50分〜12時40分。
キャンプシュワブ38.0km、13時30分〜14時40分。
世冨慶47.0km、15時10分〜16時40分。
呉我54.5km、16時30分〜18時00分。
湧川59.0km、17時20分〜18時50分。
これで、明るいうちに「あいあいファーム」にゴール。
こう書いていると、楽々行けそうな気がするんですけどねえ・・・。
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「誰のためにもなってへん、ただの自己満足なんやからな。人に迷惑かけんように、よう考えて行動しいや。」
昨日の夜、そうヨメさんから言われた。
それは重々承知しています。
誰かのために走っているわけではない。全部自分のため。
特に今年は2回の大手術のあとで、もうすぐ監禁部屋が控えている。自分で自分を励ますというか・・・、とにかく何もせずに腐るのはいや。
今までクラクションを鳴らして応援してくださった人、遠くから手を思い切り振ってくださった人、飲み物やお金を渡してくださった人、いっしょに走ってくださった人などなど・・・。
6月23日に炎天下の沖縄を走ることは、誰のためになっていなくてもいい。私が真剣に沖縄の平和について考えられる日であればいい。
去年の「一人沖縄平和ラン」の記事はトラブルで消えてしまったけれど、4年目にして初めて真樹が応援に来てくれた。「21世紀の森ランクラブ」の方も大勢来てくださったし・・・。
今年もすでに、名護の玉城さんからお手紙と魔除けをいただいている。今日は、「おっとこまえ」の宮里さんからメールをいただいた。
今年は今までで一番遅いペースに徹し、元気にゴールできるようにがんばります。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
松本さん、コメントありがとうございます。
沖縄に到着し、散髪し、ネコちゃんと遊び、お昼ご飯を食べ、「さあパソコン見よか」となって、ポケットWiFiをバイト先に忘れてきたことに気づきました。ボケボケです。
いろいろ探したら、映画館あたりでは「NAHA CITY FREE Wifi」というのがあり、やっと見ることができました。(今、22日の午後4時です。)
ここまでボケていると、薬を飲み忘れたり、食べたらあかんもんを食べたりと、たぶん「ろくな死に方せん」ちゅうことになりそうです。さっき入った沖縄食堂でも、「へちまのなんちゃら」にたまごが入っていました。もう、何食べたらいいんなでしょう。
明日は5年目にして初の雨かと思ったら、カンカン照りですやん!
燃えるねー。
燃え尽きて、真樹が待つ「あいあいファーム」にゴールできたら最高。
Wifiの都合でブログの更新が滞るかも知れませんが、懲りずにまたチェックしてくださいね。
こんな夜中に失礼します。
胆嚢炎、心配ですね。
選りに選ってこんな時に…。なんとかならんもんかと、ホンマに不安ですね。
疲労が原因で悪化することはないんですか?
沖縄、無理のないようにしてください。
なんとかおさまってくれればと、そればかり思っています。