パオパオだより

2014年04月28日(月)

第1回香住ジオパークフルマラソン・続き [ランニング・出張販売]

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 朝5時起き、会場到着5時半。
 受付が7時からなのでちょっと早すぎる気もしたが、第1回大会ということで、なにごとも余裕を持って行動することに越したことはない。

 前の日に京北町の「ユリベーカリー」さんで買った、あげアンパン、ニューバード、クリームパンを食べながら出店準備。スタート前にゼリー系も食べようと思ったが、パン3個でお腹いっぱいになった。

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 予想通り、7時より早く受付が始まった。
 9時スタートで、当日受付が7時から8時半では遅すぎるような気もする。

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 うちのお隣のテントでは海産物を販売されていた。
 「カレイが1200円、イカが800円て高すぎるやろう」と思っていたら、それは串1列分の値段。めっちゃ安いです。失礼しました。

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 私が「マラニックのつもりでゆっくり走る」と言うと、ヨメさんは「初マラソン完走をめざしてはる若いおねえちゃんでも見つけて、いっしょに走ったらええやん」と言う。残念ながら、私は「若いおねえちゃんに声をかける」修行をしてないんですねえ。今さらこの歳で、そんなん無理です。

 「京都キャロット」のいいところは、私もヨメさんもランナーであるところ。大会に出店されている他のランニング用品店のスタッフさんは、その大会に出られているのを見たことがない。それなら、そこを強調しなくては。
 それには、「京都キャロット」のネーム入りのユニフォームで走るくらいでは生ぬるい。店名入りののぼりを背負って走ればいい宣伝になる。海岸沿いのコースでは強風にあおられるのは目に見えていたが、あえてそれに挑戦することにした。

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 9時、フルの部がスタート。
 定員2000人ということだったが、たぶんそこまで行っていないのではないかと思われる。(大会プログラムで計算すると、男子1537・女子262、合計1799名のエントリー。スタートしたのは1500名程度だろうか。)

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 「京都キャロット」通販のお客様が、私の写真を撮ってくださった。
 「42Km、それで行けますか?」
 「いざとなったら、折りたたんでしまって走りますから。」
 そんな気はさらさらないのに、心配してくださる方にはこうお答えしておいた。

 また別の方から、「私はのぼりを背負って踊る踊りをしているものですけど、のぼりはこんな細い紐ではなくてたすきでしっかり体にしばりつけないとダメですよ」とアドバイスをいただいた。そうそのとおり。前にのぼりランをしたあとそれに気づいていたのに、すっかり忘れてました。

 つらいランが予想されるときには、自分を励ますアイテムが必要。
 今回はまず、シューズの「ゲルスカイライト」。この大会を申し込んだ時点では、去年9月にもらった「ターサージールTS」で走ろうと思っていた。しかし、愛妻ますみちゃんは「新しいシューズで走り」と私に合いそうなシューズを提供してくれた。フルマラソンに200g以下のシューズは不安だったが、いろんなことを試してみないとね。
 Tシャツは「ランナーズ9の会」。黄色で目立つし。
 首には、沖縄の小橋川さんからいただいたクールタイ。つらくなったとき、こんな自分にも応援してくださる方があると思い出してがんばれる。

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 のぼりがじゃまにならないように、最後尾スタート。それでもスタートラインは1分半後。すごくスムーズなスタートだったよう。
 最初はちょっと詰まっていたが、次第にバラけて走りやすくなった。
 
 1km地点は確認できず。しかし、2km地点で14分13秒。キロ6分ちょっとのペースで走れている。もっとゆっくり行きたかったのだが、自然な流れに任せて走ったほうがいいに決まっている。海を眺めながらゆったりとした気分のままに・・・。

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 香住ジオパークの見所のひとつ、かえる島。
 プログラムには19の見所が紹介してあったが、全部確認できた人はいないでしょうね。

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 エイドにゆるきゃら。
 このイカ君といっしょに写真を撮ってもらおうと思ったが、まだこのあたりは混雑していて断念。帰りも通るので、そのときに撮ってもらおうっと。

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 ヤクルトのユニフォームで走るランナー発見。
 「ヤクルトファンの方ですか。」
 「はい。」
 「私、京都からなんですけどヤクルトファンなんです。京都でヤクルトファンてほとんどいないんですけど・・・。」
 「そうでしょうね。私は広島からなんですけど、同じです。」

 このあとしばらく、今年のヤクルトのチーム状態について意見交換。現在のヤクルトはなげかわしい状態ではあるが、こんなところでヤクルトの話ができてよかった。

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 とにかく景色がいい。 
 7kmで43分58秒。スタートまでの1分半を引くと、だいたいキロ6分ペースをキープ。まだ風もほとんどなく、のぼりが風であおられることもなかった。

 最後尾スタートだったので、キロ6分で走るとどんどん追い抜ける。そのたびに、私が背負っているのぼりを見て「すごい!」と言ってもらった。
 オレンジ色のジャンバーを着た走路員さんも、みんな声をかけて下さった。仕方なく立っておられるような方はなく、これがすごく励みになった。

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 香住の海は澄んでいた。ほんとうに透きとおったきれいな海だった。

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 香住のかすみちゃん。
 これは撮っておかなくては。

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 JRの電車が通過。 
 これも撮っておかなくては。

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 気温はかなり上がってきたが、景色がきれいなのであまり気にならなかった。

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 10kmすぎ、「みかた残酷」実行委員長の久保井さん。合併して同じ香美町になったので、この大会にもいろいろと協力されたようだ。
 きっと、知り合いがたくさん出場されていたんでしょうね。応援ご苦労さまです。また、私の写真も撮ってくださってありがとうございました。

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 11kmくらいで、折り返してきたトップランナーと対面。第1回大会の優勝は値打ちありますよね。優勝狙いのランナーには過酷なコースでしょうけど・・・。

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 第1折り返しは、14kmすぎ。
 このあたり突風が吹き、体が曲がったままの走り。これはきつい。 

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 「ランナーズ9の会」の仲間、かわせみさん。
 「今日は完走できないかもしれません」とおっしゃっていたが、なんのなんの。楽そうに走っておられるじゃないですか。

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 全体の最後尾はだるまさん。
 「撮らしてもらいまーす。」
 「ありがとう!」

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 17kmあたりの海岸線。
 このコースの中で、ここが一番きれいだったと思う。

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 たくさんの方が、ここで写真を撮られていた。

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 19kmあたりに、また久保井さん。
 ここらでずっと待ってくださっていたのだろうか。

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 20kmあたりで左折。
 私はここが山に入っていくコースだと勘違いしていた。実際は広大な田んぼ。景色の変化がなく、つらい区間。なぜか風もビュンビュンで走りづらかった。

 気がつくと、両足の靴紐がほどけていた。道の脇によりまずは左足を結びなおし、次は右足をというとき体を右に曲げてしまった。
 「あたるー!」
 のぼりの先がランナー直撃。目などには当たらなかったようでよかったが、気をつけなければ。

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 中間点は、2時間06分。
 まあ見事なキロ6分ペース。

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 走友・三木さん。
 暑さにめげずいいペース。

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 第2折り返しは22kmすぎ。
 ここでまだ半分ちょっとなんですねえ。

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 かわせみさん、私とそんなに離れてないじゃないですか。
 笑顔が見られるので、全然心配いりません。

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 大会で必ずごあいさつに来てくださる三宅文彦さん。
 今日は先行されていましたが、やっと追い抜かせてもらいました。

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 30km、2時間59分43秒。
 上り下りがけっこうあったのに、ほとんど関係なくキロ6分ペースをキープ。上りを積極的に、下りは抑え目にという走りがよかったみたい。

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 お約束どおり、帰りにイカ君とツーショット。
 それにしても、ずっとこの着ぐるみで立っておられたのだろうか。

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 この大会のフルのコースは、スタートから東側に進み、いったんスタート地点に戻り約32km。そこから西へ約5kmの海岸線を往復してゴールへ。

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 スタートした香住西港を通過し、香住高校も通過。
 前日泊めていただいた「民宿つかさ」はこのすぐ近く。

 ここで35,4km。さすがにここらあたりからふらついてきた。

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 第3折り返しは、37.6km。
 ウシ君がいたので、迷わずツーショット。これでふらついていた頭が、ちょっとシャキンとした。

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 1kmごとのキロ標示はしっかりしていた。ところが、最終盤の1kmは、それまでの1kmよりずっと長く感じた。なんぼ走ってもなんぼ走っても、次の距離標示が見えなくて。

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 40km、4時間02分37秒。さすがにキロ6分ペースがくずれました。でも、あと2.2km。自分に「しっかり!」

 ゴール1km手前でも久保井さんからの応援。写真も撮っていただき、気分よく最後の1kmも走りきることができた。

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 ゴールは大漁旗のお出迎え。

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 写真はぶれてしまったけど、4時間16分台のゴール。
 一度も歩かず、最後までしっかり走れた。

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 「ますみちゃん、帰ってきました。」
 「走れたんかいな。」
 「うん、4時間16分。」
 「いちびってたらあかんで。」
 「なんもいちびってへん。ビクトリーランするし、写真撮って。」
 「あー、分かった分かった。」

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 まあ、これで42kmは確かに目立つ。
 みなさん「大変でしょう」と言ってくださるのだが、風がなければ楽なもの。見かけはたいそうだが、慣れればそんなに負担に感じない。ただし強風が吹くと地獄。向かい風は進まず、横風は腰が痛み、追い風になるとのぼりが顔にまとわりついて息苦しくなる。そういう意味ではがんばったと言える。
 隣の海産物店の方が、「それを背負って4時間ちょっとなら、普通に走ったら2時間台でしょう」と言ってくださった。
 「ところがね、そんなことないんです。みなさんから応援していただいて、それが励みになって走れているところが大きいんです。たぶん普通に走っても同じくらいかかったと思いますよ。」
 それ以上はくわしく話さなかったが、普通に走ればキロ5ペースでバンバン行き、途中でつぶれて歩くというパターン。これを何回繰り返したことか。フルマラソンは70〜80回くらい走っているはずだが、一度も歩かずゴールしたのは今回も入れて5回くらい。笑ってしまうでしょ。

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 自分の覚書として、5kmごとのラップ。

スタート     1分33秒
 5km    31分40秒(30分07秒)
10km 1時間00分50秒(29分10秒)
15km 1時間29分58秒(29分08秒)
20km 1時間59分14秒(29分16秒)
25km 2時間27分57秒(28分43秒)
30km 2時間59分57秒(31分46秒)
35km 3時間30分21秒(30分38秒)
40km 4時間02分37秒(32分16秒)
ゴール  4時間16分33秒(13分56秒)

 男子フルマラソン50歳代、344名エントリー中70位。

 ゴール後には無料のカニ雑炊などがあったそうだが、2年2ヶ月ぶりのフルマラソン完走でフラフラ。何も食べず、車に戻って1時間ほど休けい。けっきょく、エイドでもらったバナナ半分×2とチョコ3個がお昼ごはん代わり。
 やっと気分がましになり、店の後片付け。

 のぼりを背負っての「京都キャロット」の宣伝効果は抜群だった。ただし、それが売り上げに直結することはなかった。それでも、私たちが「走りもしない口からでまかせのスタッフ」でないことは分かってもらえたと思う。何事も地道に。 
 「ああ、あののぼりを背負って走ってられたお店の・・・」といつか思い出してもらえたら、それで満足です。

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 帰りは、和田山のラーメン「大福」さんで晩ごはん。お腹いっぱい食べたので、帰りの運転で居眠りするかと心配だった。しかし、高速道ではないので居眠りすることなく帰ることができた。

 家に着いて、お風呂の前に体重を測ると60.5kg。おー、これが理想。
 故障しないように気をつけて、長い距離を走るのもいいのかもしれない。悩むところです。

 あっ、それから「ゲルスカイライト」、フルに十分使えますよー。

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Posted by パオパオ   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

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コメント

 林さん、いつもありがとうございます。
 たぶん、腰痛はひと段落というところだと思います。安心してはいけませんが・・・。
 タイムを気にせず出られるフルマラソンなら、たまには出てみるのもいいかなあと思いました。なんといっても、一挙に体重減が実現できるところがうれしいです。

 また、林さんのレース結果も教えてくださいね。

パオパオ 2014年04月28日 21時56分 [削除]

とりあえず、フルマラソン完走お疲れ様でした。
記事を楽しみにしてますね♪

2014年04月28日 21時30分 [削除]

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