2012年02月27日(月)
東京マラソン2012・前日受付 [ランニング]
「東京マラソンに出られるんですか。」
「はい。まさか、東京ビッグサイトへ船で行けるとは思ってませんでした。」
浜松町駅近くの日の出桟橋から東京ビッグサイトへ行く船がある。料金も400円と高くはない。人ごみでエネルギーを消耗するよりは、短時間でも船旅気分が味わえるのはいい。今日の宿泊が浜松町のホテルだったので、ここから受付まで船で往復することにした。
その船を待っているとき、前に並んでおられた若い男女ペアの男性のほうから話しかけてこられた。私はウィンドブレーカー姿ですもん。それらしいですよね。
「どちらから?」
「茨城からです。」
「じゃー、近くていいですね。私は京都からなんです。」
「京都からですか。」
「なんか思っていたより寒くて・・・。」
「昨日はすごく暖かかったんですよ。今日は寒くなりましたけど、明日はまた少し暖かくなるらしいです。」
「うーん、それなら長そでじゃなくてもいいですかね。半そでと両方持ってきたんですけど。」
仲のよさそうなさわやかなお二人とお話ができてよかった。
マラソンを気持ちよく走るにはいろいろな要素がある。それは、前日の受付のときからすでに始まっていると言ってもいい。そういう意味で、このお二人とお話ができた私はいいスタートが切れたと言える。
京都駅12時02分発の新幹線。
時間が中途半端だったが、地下のラーメン屋さんへ。
ラーメン餃子セットに卵をトッピングで950円。お腹いっぱいになった。これが私のカーボローディングかな。
新幹線の中で東京ビッグサイトへのアクセスを調べていると、「浜松町から水上バスで25分」というのを見つけた。
「よっしゃ、これで行こ。」
浜松町駅から日の出桟橋へ。途中でかわいいネコちゃんに遭遇。
「明日マラソン走んねん」と言いながら近づいたが、「知らん」とのこと。
「おー、こんなかっこいい船に乗れるんかい」と思ったら、これは別便。
ちょっと横で、「船上結婚式」。
寒そうやったけど、心に残るいい結婚式ですね。
私が乗るのはこの船。午後3時ちょうど発。
なんと、お客は10人に満たず。
あれが「レインボーブリッジ」かなあ・・・。
先ほど話しかけてこられた仲のよいお二人を、後ろからパチリ。
「琉球海運」のコンテナがいっぱい。中身は何でしょう。
下の客室もほぼ貸しきり状態。こんなゆったりとした気持ちで受付に向かえるとは思わなかった。
いったん有明によって、東京ビッグサイトへ。
東京ビッグサイト到着。
船からおりたとき、先ほどのお二人に声をかけさせてもらった。
「後姿を撮らせてもらいました。ブログに載せさせてもらってもいいですか。」
さわやかな男性は31歳。私も歳を聞かれたので、「倍近い56歳です」と言うと、「お若く見えます」。まあ、お世辞でもこう言ってもらうとうれしいです。
土曜日のこの時間帯に受付に来る人が一番多いのだろう。
受付会場はごったがえしていた。
受付がすむと、あとは記念Tシャツをいただくだけ。
ところが、この出店ブースを通り抜けないとTシャツ配布場所に行けない。
もう、ここを通るだけでくたくた。私のような「初老ランナー」は、こんなところでエネルギーを消耗するわけにはいかない。
最後にひっそりとした「浅草商店街」のブースがありほっこりさせてもらった。
帰りも水上バス。
帰りは4時35分発。
さっきよりもお客さんは多かったが、それでも20人足らず。
「えっ、浜松町から東京タワーって近いんかな?」
日の出桟橋から歩いて5分くらい。
今日の宿、「チサンホテル浜松町」。
お昼の「ラーメンライスウィズ餃子」がお腹にドンと居座って、あまりお腹が減らない。まだ明るいので、晩ごはんを食べに行く店を探しがてら、ジョギングをすることにした。
ホテルのすぐ近くに神社発見。
お賽銭を入れて、「明日しっかり走れますように・・・。」
よく見るときつねさんがいっぱい。
「あー、ここは商売の神様、お稲荷さん!」
まあ、いいでしょう。
駅近くの飲食店街に入ると、ネコちゃんが数ひきウロウロ。
そのうちの1ぴきだけ写真に撮ることができた。
先に進むと、ライトアップされた東京タワー。
その手前には、「増上寺」という立派なお寺があった。
お店はたくさんあったのだが、どこも一人では入りにくい雰囲気。けっきょく、ホテル1階のレストランで食べることにした。
ジョギングは56分くらい。ゆっくり走ったので7kmくらいでしょうか。
「土日はセットメニューからお選びいただいています。」
普通は平日が安くて、土日は高くなる。しかし、ここは反対。私が注文した「ミックスフライセット」は、コーヒーが付いて1200円。安い。安すぎる。
生ビールとおつまみも注文したのだが、予定していたよりずっと安上がりですんだ。それに全部おいしかったし。
お店の女性スタッフさんは、若くて小柄でかわいい人だった。
すっかり食べ終わってお支払いに向かうと、その女性スタッフさんがおられた。
「どこで食べようかといろいろと探したんですけど、けっきょくここにして、正直言ってあまり期待してなかったんです。」
「そうなんですか・・・( ちょっとがっかりした表情)。」
「でも全部おいしくて、ここに来てよかったです。」
「ありがとうございます( ぱっと明るく)。」
「それに、てきぱきと働いておられる姿がすごく好感が持てて・・・。」
「ありがとうございます。そんなふうに言っていただいたら、すごくうれしいです。」
「失礼ですけど、おいくつですか。」
「・・・、いくつに見えます?」とニコッ!
あかん、このひとひねりで絶句。センスよすぎます。
このひとひねりのセンスが私にはないんですよねー。いい勉強になりました。
「チサンホテル浜松町」のレストランには、若くて小柄でキラリと光る女性スタッフさんがおられます。味よし、フンイキよし、値段もよし。私のお勧めです。
今日一日は、フルマラソン前日としてはいい時間をすごすことができたと言えると思う。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
Tさん、コメントありがとうございます。
私の息子と言ってもおかしくない方とお話ができるとは思っていませんでした。、それですごくリラックスできて、本当にいいスタートが切れました。
短い時間でしたが、船もなかなかよかったですよね。もしもう一度東京マラソンに出られることがあれば、またあの船に乗りたいです。
Tさんが3時間40分くらいなら、私の近くだったんですね。後半ガクンと落ちてしまう私のいつものパターンなら、抜かれているところでした。あぶない、あぶない。
茨城と京都なので、もうお会いする機会もないかもしれません。でも、またお会いしたいですね。「京都マラソン」なんかどうですか。倍率3倍なので、東京マラソンよりは出られる可能性は高いですよ。
お疲れ様です。
早速ブログに載せて頂いてありがとうございました!
このような素敵な出会いがあるのも東京マラソンの良さのひとつですね〜。
彼女も写真を見て喜んでました。
本当にありがとうございました。良い思い出になりました!
因みに私のタイムはパオパオさんに及ばず、3時間40分位でしたー。無念!