パオパオだより

2011年04月22日(金)

大江さん勝訴 [時事]

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沖縄ノート」訴訟で勝訴判決が確定、記者会見する作家の大江健三郎さん=22日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

◎京都新聞4月22日夕刊

 「沖縄ノート訴訟 集団自決に軍関与確定 最高裁・大江さん勝訴」

 太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍が「集団自決」を命じたとする作家大江健三郎さんの「沖縄ノート」などの記述をめぐり、沖縄・慶良間諸島の当時の守備隊長らが名誉を傷つけられたとして、大江さんと出版元の岩波書店に出版差し止めなどを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は22日までに、原告側の上告を退ける決定をした。21日付。
 集団自決に軍が関与したことを認め、名誉毀損に当たらないとした大江さん側勝訴の一、二審判決が確定した。 
 軍や元隊長らによる住民への命令の有無などが争われたが、最高歳は「原告側の上告理由は事実誤認や単なる法令違反の主張で、民事訴訟で上告が許される場合に該当しない」と判断は示さなかった。
 原告は元少佐で座間味島守備隊長だった梅沢裕さん(94)と、元大尉で渡嘉敷島の守備隊長だった故赤松嘉次さんの弟。「沖縄ノート」(1970年出版)と故家永三郎さんの「太平洋戦争」(1968年出版)の集団自決に関する部分の記述をめぐり「誤った記述で非道な人物と認識される」と2005年に提訴した。
 08年3月の大阪地裁判決は「集団自決に軍が深く関与したのは認められる」と指摘。「元守備隊長らが命令を出したと断定できないとしても、大江さんらが命令があったと信じる相当の理由があった」と請求を棄却。
 大阪高裁判決も同10月、「集団自決に軍が深くかかわっていることは否定できず、総体としての軍の強制や命令と評価する見解もあり得る」と判断していた。
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 とにかく、よかった。
 あったことをなかったことにしようとしている勢力に、一撃を食らわしたと言っていいと思う。
 
 この「沖縄ノート」、私は若いときに一度、裁判になってからもう一度読みました。
 はっきり言います。二回読んでも、さっぱり分からん。
 あの大江健三郎さんのこねくり回したような文章は、私の頭になかなか入らなかった。けっきょく、二回読んでもなーんにも頭に残っていない。
 あの「沖縄ノート」を読んで、一個人を貶める目的で書いたものと判断された人はそうとうな人です。わたしゃ、なにが書いてあるかさっぱり分からんかったもんで。
 原告は、「沖縄ノート」を読まずして訴訟に踏み切られたらしい。いったい誰にそそのかされたんでしょうね。ちゃんと読まれたら、個人攻撃目的で書かれた本でないことくらいは分かると思いますが・・・。

 文学まで規制する世界は、ただただ恐ろしいだけです。

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今日のきく

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