2020年11月23日(月)
赤飯力 [病院]
まだ退院の見通しがつかないというのに、お祝いの赤飯?
いえいえ、これは今日の差し入れ。こないだおはぎを作った時のもち米が残っていたので、ヨメさんが赤飯にして持ってきてくれた。
脱走してしまったみーちゃんが、3日で帰ってきてくれたこと。
食欲がなかったきくちゃんが、まあまあ食べられるようになったこと。
それだけでも赤飯もんですね。
早朝出発の出張販売の時、コンビニに寄って食料調達。私は、その時決まって赤飯のおにぎりを買っていた。お腹の持ちがよく、出店準備をして、そのあとレースにも出ていた私にとってはほぼ「魔法の食べ物」の位置づけだった。
今回の入院は発熱系だったので、食事がなかなか喉を通らなかった。最初のころおいしいと思ったのは、ヨメさんが買ってきてくれたミカンくらい。
それから徐々に熱が下がり、今はたいていのものが食べられるようになった。
ただし、「気力がわく」食べ物がない。
たぶん体力はそんなに落ちていない。危ないのは気力。
今日はテレビで見たいものがなく、一日ヒマだった。こんな時は、しっかりと濃いめのブログを書こうと思っていたのだが、その気力がわいてこない。けっきょく一日ダラダラと過ごしてしまった。
今日で入院11日目。もう世間から完全に遅れてしまっている感あり。
何日か後に退院できると思うのだが、ヨメさん、きくちゃん、みーちゃんに知らんぷり食らわされたらどうしましょ。泣くしかないか。
基本病院食をがんばって食べるようにしているので、せっかくの赤飯を食べるタイミングがむずかしい。なかなかおやつ扱いにはならんわな。
今日は夜にちょっとだけいただいた。お腹の調子がまだ本調子ではないので、ちょっとだけ。
明日はしっかりいただいて、「赤飯力」もらいましょうかねえ
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【今日のきくみー】
今日も、きくちゃんとみーちゃんの距離が近い。
これがふつうになったらいいね。
ヨメさんといっしょに病院に来てくれた時、「ウォンウォン」と鳴いたらしい。
そのため、病院前の街路樹のところでプチ散歩。きくちゃんもヨメさんもたいへん。
きくちゃん、いつもとちがうところの散歩はよかったかい。
みーちゃんは、オバサン特製の「残酷ハウス」が気に入ったみたい。
出たり入ったりしてるとのこと。
これでまた、きくちゃんのうろうろするスペースが狭まってしまったね。
2ひき、仲良くね。
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2020年11月22日(日)
一ぎっくり去ってまた一ぎっくり [病院]
家なら、毎日ふろ上りに着替える。ところが病院は月水金のみシャワー。シャワーできない日は着替えるタイミングがむずかしい。私は寝る前に全部着替えるようにしている。
昨日も夜の点滴が終わった11時前、ひっそりと着替えていた。
その時、左腰に「ビリッ」ときた。
きたきたきた。もう動けない。
ぎっくり恥骨が治ったばかりなのに、今度はオーソドックスなぎっくり腰。
もう寝るしかない時刻だったので、そのままベッドへ。しかし、腰が痛くて痛くて全然安眠できなかった。
「なんの病気で入院してたんやったっけ」と分からなくなってしまうくらい。
朝は起き上がれないくらいだったが、痛み止め薬をもらうと、歩くには支障がなくなった。ただし、痛みは継続。とくに前屈がきつい。
まあ、また三日たったら自然に治るかな。
そう思っとこ。
今日は11月22日。「いい夫婦の日」ですね。
本当なら和歌山で10kmレースに出て、おいしいミカンをおみやげに買って帰る予定だった。もうそんなこと、すっかり忘れていた。
入院が10日目となり、もう頭がだいぶやられてきている。あと3日か4日だと思うのだが、退院したあと普通の生活に戻れるのだろうか。
今日はまだ、時間つぶしできることがあったからよかった。
「クイーンズ駅伝」。
シューズが脱げて、残り4kmほど靴下で走った選手がいたらしい。落ち着いて、履き直した方がよかったんちゃうん。
「大相撲十一月場所千秋楽」。
期待せずに見た貴景勝の優勝力士インタビューがすごくよかった。「お母さんが美人やのに愛想なし」というイメージしかなかったが、しっかり話していた。真樹の二つ下の8月生まれなんですね(24歳)。
「プロ野球日本シリーズ」。
ソフトバンクはえぐい。13対2て。あの強さだと、今年のヤクルト相手なら20点以上取るな、確実に。(昨日の五十嵐に続き、今日もゲストにヤクルトの青木。これはすごくよかった。)
明日はなにも見るものがない。退屈やなあ。
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【今日のきくみー】
このごろ、きくちゃんとみーちゃんが接近していることが多いらしい。
きくはなにも気にしていないのだが、みーちやんが「フーシャー」言ってパンチを出したりしているらしい。
ずっとあとから来たもんが、そんならえらそうにしたらあかんと思う。
オッサンが退院したら、みーちゃんにお説教。
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2020年11月21日(土)
かいかい [病院]
今日で入院9日目。最長タイ記録。
やっと恥骨痛が治まってきた。
「ぎっくり腰は三日で治る」と聞いたことがあるが、やっぱり「ぎっくり恥骨」(または「ぎっくりお股」)やったみたい。久しぶりに普通に歩けてうれしい。
昨日までずっと37℃を超えていたのだが、今日の午前2回の検温は、36.4℃、36.6℃。もう安定してくれるのかな。
同じコーヒーでも、おいしくいただけるようになってきた。
比叡山を見ながらゆっくりと、と行きたかったのだが、私は6人部屋の真ん中。ちょうど窓側の方が退院されたので、写真だけ撮らせてもらった。
今一番困っているのは「かいかい」(皮膚のかぶれ)。
バーコードの入った「わっか」(囚人札みたいなもの)を付けていた右手は、だいぶ前からえらいことに。看護師さんにそのことを話すと、あっさりとハサミでパチン。
「なーんや、取ってもよかったんや。」
昨日から、点滴の針を入れたままの左手もえらいことに。
昨日8時間以上かかかった「ソルアセト」という500㎖の点滴を、今日は4倍速の2時間で終了。一旦針を抜いてもらってはってあったシールも取り、できるだけ乾かすことにした。
これでちょっとは「かいかい」がましになったかな。
この500㎖の点滴が何なのかがよく分からなかったので、看護師さんに聞いてみた。まじめな看護師さんは、しろうとの私への説明に四苦八苦。
「オシッコをぎょうさん出すためのもんですか」という私の理解でだいたい決着した。
ジジイの質問に一生懸命答えてくださった看護師さん、ありがとうございました。
14時から、本日2回目の抗生物質の点滴。
相談の結果、比較的「かいかい」のましな右手に。
これ短い点滴やったらいいけど、長いのは困るんですよね。右手は利き手やから。
右手に点滴をつないだまま食事をするのはたいへん。明日も500㎖の点滴が、お昼の12時までに終わるように早送りしてもらおう。
昨日ヨメさんが持ってきてくれたアップルパイを、今日3杯目のコーヒーとともにいただいた。おいしかったー。
熱があるときは面会などどうでもいいという感じだったが、9日目となるとねえ。
「ますみちゃん。」
「・・・。」
「ますみちゃん。」
「・・・。」
「ますみちゃん!」
「なんやな!」
とうっとしがられるやつ、早うやりたいわ。
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【今日のきくみー】
廉ちゃんが彩ちゃんとともに家に寄ってくれたらしい。
廉はあんまり時間がないと言っていたが、「きくちゃんのお散歩だけ頼みます」とラインしておいた。
やっぱり廉ちゃんたち、行ってくれたんやね。
きくうれしかったやろなあ。
みーちゃんは、オッサンのおざぶを温めてくれている。
すまんなあ、まだまだ帰れへんのよ。
あーあ。
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2020年11月20日(金)
ますみちゃんと食べたらなんでもおいしい [病院]
入院以来、食欲減退。
今までの入院では、食事を残したことは一度もなかった。ところが今回は逆で、完食の方が珍しい。それは、今までの入院が手術系、今回は発熱系のちがいだと思う。毎日2、3杯飲んでいたコーヒーも、しばらくは全然飲む気にもならなかった。
そんな時に思いついたのがミカン。ヨメさんに言ったら、すぐに上等な甘いミカンを買って持ってきてくれた。
そのあと「食べたいものは?」と聞かれ、思いついたのが甘いもの。具体的には思い浮かばなかったのだが。
今日、ケーキを買ってきてくれた。私のむかつきを考慮してあっさり系。でも、みーちゃんの写真付きですよー。にくいね。
今日の夕食も、ごはんは全部食べたがおかずはほとんど残した。でも、「あとでケーキがあるからね」と思っていた。
夕食後1時間ほどして、丸いほうをパクッ。中のクリームも外側もお上品な味で大満足・・・。
いや、何かが欠けている。
「ますみちゃんと食べたら、なんでもおいしいなあ」という相手がいない。
よくよく考えて見ると、私のバイト日以外3食+時々おやつは必ず二人で食べている。もちろん作るのは全部ヨメさんだが。
そんな時、「ますみちゃんと食べたら、なんでもおいしいなあ」とよく言っている。
ヨメさんはそれに対して、小さく「フン」くらいしか言わない。私がしつこく何回も言うと、「黙って食べ−!」とかちょい怒り気味に言うこともある。
でも、ほんまのことやのになあ。
大好きな干し柿も持ってきてくれた。
それにプラス、庭になっていた最後の柿も。そんな貴重な柿を食べてええもんか。退院祝いまで残しとこうかな。
退院といえば、私の入院最長記録はたしか9日。
今回は今日で8日目。
明日でタイで、あさって新記録の10日になる。
もう高熱は出ないと思うが、37℃ちょいの微熱が続いている。点滴の内容を変更してくださったらしいが、効いてんのかな。
泌尿器科の医師のお話によると、最初の予定に5日間の延長ということだったので、短くて13日間?
ああ恐ろしや、退屈でたまらん。
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【今日のきくみー】
昨日、きくとみーとの壮絶な戦いがあったらしい。
きくちゃんの残していた晩ごはんを、スススーと現れしみーちゃんが横取り。
きくがあわわわと思っているうちにパクパク。
みーちゃん、お腹の調子が悪くて食べられへんかったんちゃうん?
その少しあと、今度はみーちゃんが残していた晩ごはんをきくちゃんがパクパク。
しかえしか。
この写真見て、心がなごんだわー。
両方がんばれ!
きょうのみーちゃん。
だいぶ表情が生き生きしてきた感じ。
オッサン退院祝いの「ぱっ」の練習しといてやー。
まだ、だいぶ先やけど。
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2020年11月19日(木)
筒井順慶と日和見 [病院]
こないだの日曜の「麒麟がくる」はよかった。
入院からずっと高熱が続き、とてもテレビを見る気にはならなかったがこれだけは見たかった。
信長死後、光秀×秀吉の戦いになる「山崎の戦い」。そこで日和見を決めたと言われる筒井順慶。筒井順慶は、あの偉大なる作家・筒井康隆氏の祖先であるらしい。
この役をだれがやるかが楽しみで楽しみで。
筒井康隆がもうちょい若かったら、絶対に「わしがやる」ゆうてたでしょうね。あの人、けっこう演技うまいですから。私が若い時、実際に筒井康隆の舞台を見に行きましたから。
新聞テレビ欄を見てふむふむ。鶴瓶の息子か・・・、ええんちゃうん。
実際の筒井順慶がどんな人かわからんから何ともいえんが、駿河太郎よかったね。
でっかいぼんさんや。のちの洞ヶ峠での日和見を決め込むシーン(実際はそんな史実はなかったらしい)をちらつかせるようなやや不安なしぐさ。うまい!
もっと出番を多くしてもいいくらい。
次回も楽しみ。
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さて、本題はここから。
「今日の血液検査の結果がよければ明日退院」と聞いていた。
お昼に来られたM医師は、「すごくよくなっています」と。
「そしたら、明日退院できますね。」
「それはもう少しくわしく見てから・・・。」
なんでやねん。
その2時間後に、今度はH医師。
「藤井さん、緑膿菌という菌が見つかって、これを治療していかなくてはならなくなりました。」
「緑膿菌、聞いたことないですね。」
「だれでも持っている菌で、どこにでもある菌です。ただし体が弱っているときに感染症を引き起こすんです。」
「ヨヨヨ・・・」と泣き崩れ。
◇ ◇ ◇
・緑膿菌とは
日和見感染症の代表と言えるのが、緑膿菌感染症です。
緑膿菌は、人の腸管の中をはじめ、自然界に広く分布しており、栄養分の少ないところでも増殖できるので、水周りによくみられます。ほかの病原菌と一緒に感染(混合感染)することが多く、抗生物質に抵抗性が強いので菌交代症をおこします。 抵抗力の非常に低下した人に、呼吸器感染症、尿路感染症、菌血症や敗血症などを引き起こします。
・日和見感染症とは
正常の宿主に対しては病原性を発揮しない微生物が、宿主の抵抗力が弱っている時に病原性を発揮しておこる感染を、日和見感染といいます。
◇ ◇ ◇
「原因は?」とお聞きすると、「分かりません」との答え。
でも、どう考えても9日の膀胱内視鏡検査ですよね。
証明はでけへんけど。
あーあ、明日帰りたかったなあ。
ヨメさんのかいがいしいお世話のおかげで、きくは元気。みーちゃんもちょっとだけ元気が出て来たらしい。それが救いやなあ。
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今日、こんなかわいい真樹が見つかった。
6年前の名護夏祭り。
このゆかた、ちょっと変でしょ。
やったことのない私が着せたんです。
楽しかったな。
真樹20歳、私58歳でした。
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2020年11月18日(水)
落涙 [病院]
「あっ、あっ、あっ、あんもちゃんがでたー。」
そこから、ポタポタと落涙。
おととい、ヨメさんから「Nさんがお見舞で、タオル持ってきてくれはったよ」と連絡あり。「猫の」と書いてあったが封がしてあったのでどんなものかはヨメさんも知らなかった。
今日は着替えを持ってきてくれる日。
着替え、新聞、ゼリーといっしょにそのタオルも入っていた。
そして開けてビックリ。9年前に死んじゃった我が家最後の猫・あんもちゃんの顔が見えた。もうそれ以上広げる前に、涙がポタポタ・・・。
歳とったら涙もろくなりますね。
心が落ち着いてから広げてみた。
あーなんてかわいい。
病室に飾りたいくらい。
今は、保護猫のみーちゃんがどこの猫よりかわいいと思っている。でも、22年も飼ってたあんもにはまだまだ勝てへんよ。悪いけど。
Nさん、本当にありがとうございます。
ついこないだまでライバル視して競ってたのにね。
元気になったら、もう一度Nさんの背中に迫れるようがんばりたいです。
やっと高熱が治まってきた。もう39℃とかにはならんやろう。
その代わりというか、恥骨の痛みが治まらんが。
明日の血液検査の結果がよければ、あさって退院できるらしい。
どうか、おねがいしまーす!
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