2018年02月17日(土)
第101回9の日平和ラン [ランニング]
私のラン再開は「9の日」から。
って、今日17日ですやん。
いいんです、いいんです。走れるときに走ったら。
今日は「京都マラソン」受付の日。受付にはギリギリ間に合いましたねえ。
「あんなに苦しんで入院したのに、退院日にランですか」と思われる方もあると思う。一応、石田ゆり子似医師は「体と相談して、無理しないように少しずつ走ってください」とおっしゃっていた。
受付場所までは9km弱でしょう。これをゆっくり走るならば、私にとっては「少しずつ」の範疇です。
午後3時、スタートしようと思ったら猛吹雪。ちょっと待って、3時25分に自宅出発。
もともと受付には走って行くつもりだったが、その直前の体調が不安定になってしまっただけにに、ふだん走るときには持たない携帯電話とお金をしっかり持ってスタート。危ないと思ったら、すぐバスかタクシーに乗ること。
それと調子乗りの私を制御するために、厚着でスタート。ここ重要なんです、暑がりの私は厚着をしたら否応にもスピードが抑制できるんです。
それにしても、パンダ帽子と黒ネックウォーマーは怪しすぎる。一応「9の日平和ラン」なので、「いらんちゃ 米軍基地!」ジャンバーで。この色なら、倒れていてもすぐ見つけてもらえるでしょう。
受付会場・みやこめっせへの最短距離を。
いつものポチ君にごあいさつし、圓通寺の裏の急坂を真っ下に。
地下鉄・北山駅で3km。
入院前、京大病院まで走って行った時が7.5km。みやこめっせはその1kmほど先なので8.5kmくらいか。ずっと下りなので、無理しなかったら全部走って行けそう。
出町を過ぎたところから鴨川河川敷へ。
うちらへんは雨でビチャビチャだったのに、ここらは濡れていなかった。そんなにちがうんやね。
飛び石を渡る人たち。
逆光で撮ったのでいい感じ。
京都精華高前で6km、40分。
冷泉通の手前で上の道へ。
冷泉通は、大文字駅伝の旧10区(アンカー区間)。
真樹が小6の時、走らせてもらいました。
あー到着。
ここが入口かと思いきや、「入り口はこの先でーす」。
ほんとうに到着。
8.15km、54分38秒。6分42秒ペース。
想定では9km弱だったが、思っていたより近かった。
時々「フ―」となりかけたけど、まあまあ走れましたやん。
すぐに受付へ。
「受付だけして走りません」と言ったのに、「緊急連絡先を書いてください」と。
なーんでか、よう分からん。
他の番号のところはガラガラだったのに、私のところだけ混みごみ。これも理由がよく分からんかった。
「サブ3.5枠」、採りすぎたんちゃう。
いったんナンバ―カードを受け取った後、チップ回収所へ。
明日の朝、「やっぱり走る」とか血迷ったことを言い出さんようにね。
そこから出口までが遠かったこと。
これで気分が悪くなってしまった。
帰りも自分の体調が続く限りは走って帰ろうと思っていたが、この迷路ウロウロでゲーが出そうになった。もう京阪と叡電で帰るか。
そんな時、目に入ってきたのがわが社の緑のガードマン制服。そうそう、3年前の今ごろ私もここに立ってました。
知ってる人がいないかと探したが、ほとんどが女子大生契約社員。「ざーんねん」と帰りかけたとき、真樹のそっくりさんの○舘さん(30歳)発見。なんでもできる○舘さんなので、今日の隊長役かな。
今回のいきさつを初めから終わりまで、お仕事中なのに全部聞いてもらいました。
「3月から週1くらいで復帰しようと思ってたんですけど、また前とちがうところに悪いところが出てきて・・・。」
これがいつまで続くんでしょう。でも、○舘さんとしゃべれて、急に力がわいてきた。
「やっぱり、走って帰ろうっと。」
スポンサーの顔を立てないといけないのは分かるけど、私のように体調不良の者はシューと出してほしい。出口に展示されていた雛人形を見て、お口直し。
4時50分、みやこめっせ前をスタート。
プログラムや参加賞を背中に背負って。
センスのいい看板発見。
冷泉通の横の疎水は工事中。
鴨川合流地点で約2.5km。
このあたりから、また天気がぐずついてきた。
下鴨西通のスーパー・セルフィ下鴨で約4km、30分。
あと半分。
最後のほうにこの急坂が待っている。
さすがに上り坂にやられ、8.16km、1時間02分45秒。7分41秒ペース。
往復16.3km、どうにかこうにか走り切れました。
ただしいつもとちがい、走ってきた途中の記憶がどんどん薄れて行っている。脳に栄養回ってへんのですかね。
6時前に帰れてよかった。
当分、暗い時は走らないようにしようと思う。今の体調では危ないので。
きくちゃんに、ナンバーカードと参加賞を披露。
「パオパオ」ゼッケンで走りたかったなあ。元気になったら「京都マラソン」コースをこれ付けて一人で走るか。
参加費12000円で、この手ぬぐいみたいなん一つだけとはねえ・・・。うーん。
晩ごはんは、おかゆと手羽先煮とサツマイモのお味噌汁。おいしくいただきました。
10日ぶりの湯舟はよかった。
ふろ上がりに体重を計ると、「55.7kg」。
どひぇーん、病院では服を着たままだったので500g分くらい引いたらいいのかと思っていたが、もっと引かなあかんかったみたいやね。
今日、店のバイトさんとガードマンの○舘さんの両方から「すごく痩せはって」と言われた。そらそうやわなあ。入院前から4kg近く減ってるんやから。
いろいろなことに配慮しながらも、しっかり食べて体重戻さなねえ。これでは、走れんわ。
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9泊10日で退院 [病院]
今日午前9時半、無事退院いたしました。
心配してくださった皆様、ありがとうございました。
9泊10日の入院は、今までで一番長かったものでした。
またすぐ来週に胃カメラ検査があり、3月には結石除去手術で入院と気は抜けませんが、まずは一区切り。
無理をせず、養生するように心がけます。
このブログもずっと「病院ネタ」が続きましたが、これからまたおもしろいこと書きますねー。見てくださいねー。
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最後の最後まで出ましたアップルジュース。
もう当分はいらんなあ。
退院前に体重を計る。
また、うまく写らず。
服を着て、カメラを持って56.8kg。
やっぱり56.5kg以下ですね。
高校卒業後の最低記録です。44年ぶりの記録更新ですか。
昨日シャワーをさせてもらったとき、鏡に映った浮き出たあばら骨にビックリ。
病院での最後のコーヒー。
京都走ろう会のポップさんが、ブログ「ぽっぷらぽち」の中で私のことを書いてくださっていた。
◇ ◇ ◇
(中にはいつもお世話になってる京都キャロットのパオパオさんのブログを拝見させてもらっています。今は入院されていますが、またお元気な姿を見られるのを楽しみにしています(^^) )
◇ ◇ ◇
気にかけてくださってありがとうございます。
やせてしまいましたけど、元気ですよー。
最近は「京都キャロット」のジャージを着て、これが話題になるように画策していました。何人かが引っ掛かってくれましたなあ。
一番最初にお世話になったS看護師さん。最後も来られて、「病院に来られた時はたいへんでしたね。でも、だいぶ回復されてよかったですね。また砕石に来られるんですよね」と声をかけてくださった。Sさんのような落ち着いた物腰の方が一番。今回のピカイチ看護師さんでした。
荷物を整理し、ナースステーションによって退院準備完了。
お金がないので後払いの手続きもしておいた。
10日間もの長い間、たいへんお世話になりました。
こないだヨメさんにいらんもんをたくさん持って帰ってもらったのに、大変な荷物。これ、ピーチならセーフ(10kg)でジェットスターならアウト(7kg)になるとこですね。
地下鉄・鞍馬口駅から国際会館まで。
そこから京都バスで地球研前。
病院から少しの距離なのに、気温は下がり、天候も全然ちがう。雨ですやん。
ああ懐かしの我が家、10日ぶり。
やっと帰ってこれました。またすぐ入院やけど・・・。
さあ、きくちゃんは?
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【今日のきく】
家に着き、玄関から「きくちゃん、きくちゃん、帰ってきたでー」と何回呼んでも出で来ない。
しびれを切らして、廉の部屋、真樹の部屋と覗いてみるがおらず。
居間で固まってましたがなー。
とりあえず記念写真。
きくは困っとったなあ。
「きくちゃん、オッサンやん。忘れたん?」
「オッサンと言われても、どこのオッサンなんだか・・・」と言いたげなきく。
これがきくなりの「死んだふり作戦」なんでしょうか。
「きくちゃん、おちゃんぽ行こか。」
この「おちゃんぽ」にはガバッと反応。
「どこのどなたか存じませんが、そこまで言っていただけるのなら、お付き合いしましょうか」という感じかな。
出かけたときはすごいいい天気。
きくも大喜び。
10日ぶりおちゃんぽ記念写真。
やっぱり、まだ困ってますね。
大きい公園に行くまで、何回かフラッと来た。
そらそうや、10日間トイレとロビーくらいまでしか歩いてへんにゃから。
このころから比叡山に雲がかかかり、天気があやしくなってきた。
小雨からみぞれ、そしてだんだん本降りに。
公園のトイレで雨宿り。
いくら待っても降りやまず。
「きくちゃん、ちょっと走るか。」
きくはいつもヨメさんと走っているらしいので、いつでもOK。
私は病み上がりで、ちょっと足元おぼつかなかったが、、きくといっしょならだいじょうぶ。公園からは800mほどあるはずだが、何とか走り切れた。
家に着いたら、私もきくもビチャビチャ。
中嶋さんの教え、「冬は晴れていても帽子をかぷって走りに出る」を忘れていました。
でも、少しでも濡れるまいと頑張って走ったのがよかった。ゆっくりちょっとずつなら走れそう。
きくちゃんのおかげやわ。
そのあと、やっと何となく思い出してくれたみたいで「もう一回おちゃんぽ」要求のグイグイ。
「もう行かへんで―」と言ったら、すねていた。
「また、夜にな。」
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2018年02月16日(金)
コーヒーにコーフン! [病院]
昨日の午後3時半ごろ、ドクターからの許可が出たので8日ぶりにコーヒーを飲んだ。そらもう、おいしゅうておいしゅうて。
そして夜になり、いつも通り10時半くらいに横になったのだがまったく眠くならない。前日までは、お昼寝をしても夜になればすぐ寝つけたのに。昨日は朝6時からずっと起きていてお昼寝もなしだったのに、夜になっても眠くならなかった。
思い当たるのは、コーヒーを飲んだことのみ。昼に飲んだコーヒーが、寝る前まで影響するとは知らなんだ。8日ぶりに体に入ってきたカフェインに、過剰反応を起こしたんでしょうか。
それともう一つ。
やっとうつらうつらとしかけたころ突然、「詰所の方―、詰所の方―」と叫ぶ声。
「あっ、廊下側の『たつじい』さん。「『詰所の方』ってなに? なんでナースコール押さへんにゃろ。この部屋はナースステーションから一番遠い部屋やから、叫んでも聞こえへんで。代わりにナースコール押したろか」と思った。
そう悩んでいるうちに、バタバタと足音。すごいねえ。あんなに離れているのに聞こえたんやねえ。私には絶対ナースは務まりませんなあ。
そんなこんなで熟睡できず。
朝起きたら頭がボー。このごろ好不調が一日交替。
朝食を食べ、シャワーを浴びて戻ってくるとヨメさんが来てくれていた。新聞とコーヒーを持って来てくれた。
「このためだけに時間取って、駐車代払って・・・」とぼやいていたが、かわいいかわいいますみちゃんの顔見ただけで元気出ますがな。
そのあとさっそく持って来てくれたコーヒーを飲むと、体がシャキン!
「コーヒーを飲みながら新聞を読む」、これこそ私が一番くつろげる時間です。ありがとうね。
退院後の食事についてよく聞いておきたかったので、栄養士さんに来ていただいた。この方もIさん。「鞍馬口」はIさんが多いわ。
若くてかわいい女性だったが、すごく丁寧に分かりやすく説明してくださった。
脂分が胆嚢に悪いのは前から知っていたが、繊維質の食べ物も要注意とは初めて教えてもらった。繊維質のものは消化するのに時間がかかり、それだけで胆嚢の負担になるらしい。その代表的なもののうち、ゴボウはめったに食べないが、糸こんにゃくときのこ! 冬場は2日に1回は食べとがるなー。大好きやし。当分、豚肉と白菜だけの水炊きですか。
あと、強調されていたのは「一気に食べないこと」。控えたほうが良い食品が混じっていても、そんなに気にすることはない。気にしすぎると食べるものがなくなってしまう。大事なのは、その量。いろいろなものを少しずつ,何回かに分けて食べれば問題ないとのこと。そう聞いて、ちょっと安心した。
※ パソコン調子悪し。なおったら、続きを書きます。(16日20時)
※ 打てない文字があったのですが、今治りました。付け加えます。(17日7時)
昼食後、夜眠れなくてもいいのでまたコーヒー。
栄養士さんのお話によると、このコーヒーは自販機のコーヒーよりカフェインがきついはずとおっしゃっていた。。それでも飲みたい。いや、「きついから」飲みたいのかも。
そのあとベッドでおとなしく本を読んでいると、「こんにちはー」とお見舞い客が。
なななんと、耳鼻科の担当医である?医師(Iさんばっかりでややこしいが)。
「明日退院なさると聞いたので、やってきました。」
今回意外なお見舞い客の連続だったが、まさか耳鼻科の先生がわざわざ私の病室まで来てくださるとは思ってもみなかった。
いろいろ今回のいきさつなどをお話したのだが、みんな「知ってます」というお返事。私が「退院後に走ってもいいか」と聞いたこと、それに対する内科のI医師の見解などもすべて知っておられた。「横のつながりがしっかりできてるんやなあ」と感心した。
帰り際、「彼女は石田ゆり子みたいなかわいい先生ですが、とても勉強熱心な賢い先生ですから、安心して診てもらってください」と言って帰られた。
「いやー、ボクは○○先生から□□先生まで、いい先生ばかりで喜んでいます。」
「いえいえ、私なんか・・・。」(耳鼻科のI医師は宝塚系。)
ほんとうは、「美人医師から美人医師のリレーでウハウハです」と言いたかったところだが、これはアウト! 自重、自重。
恒例、病院食公開。
だれも興味ないかも…。
お昼はうどん付き。
夕食はしっかり。
おかゆ以外は、かなり普通に近づいたのでは。
それにしても、最後までアップルジュースやったなあ。
そして夜。
今日の記事を書いている途中、突然一部の文字が打てなくなってしまった。せめて切りのいいところまでと、打てない文字をよそから探してコピーしてとたいへんだった。(現在、問題解決。)
そのあと、悲しいお知らせのメールが。これは私個人にとって悲しいだけで、他の人には何ともない。またあとでくわしく書きますね。
コーヒー2杯飲んだ割には寝つきがよかった。もうカフェインに慣れてきたんかなあ。
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2018年02月15日(木)
体重56キロ台 [病院]
昨日はまあまあ調子よかったのに、今日はちょっとフラフラ。
どこが悪いというわけでもないのだが、体に力が入らない。
処置室というところに体重計が置いてあるので計ってみた。
「おー、なんてこったい。服着たままで57.0kg!」
ジャージ上下にTシャツとパンツ。これで500gはあるやろう。ということは実質56.5kg以下かー。入院前からくらべて、1週間で3kg減か―。
力が出んはずやわ。
もしこのまま京都マラソンに出てたら、5kmも走れんかったやろなあ。
絶食4日、そのあとのおもゆ攻め、効きましたねー。
入院前からの50(%)からの再スタートと思っていたが、もうちょい下方修正やね。
今日もお忙しい中、担当医が病室まで来てくださった。
昨日同じランナーであるということが分かってから、I医師が別人に見えてきた。すごく話しやすい。
「あのー、コーヒーが飲みたいんですけど、まだダメでしょうか。」
「あっ、いいですよ。1日に1杯か2杯程度なら。」
「アメとかは・・・。」
「いいですよ。脂質コントロールさえ気を付けていただければ、基本は何を食べていただいても。」
あー、やっと・・・。
こないだから先生とも話し合っていたのだが、「脂質」はもちろん最重視だが、それに加えて「量」にも気を付けること。脂分のあるものを絶対口にしてはいけないのではなく、その量をよく考えること。できれば少しずつ分けて食べるのが理想。
まず最初に、先日Nさんからいただいた「沖縄黒糖アメ」。
「藤井さんの好きな沖縄のアメが売ってあったので買ってきました。」
そんな言葉だけでも元気が出ますやんか。「藤井さんの好きな」だけで涙が出かかりますやん。今日はじっくり味わっていただきました。
そして1つだけ持って来ていたブルックスのコーヒー。ヨメさんが、だめもとで入れてくれといたんでしょうね。
こうなるとちょっとおつまみが欲しくなる。普段はコーヒーを飲むときにおやつなんか食べへんのに。
今回初めて行く地下売店。誰かにばれへんか、ドキドキ。
なんでやねん! ちょっとずつやったらなに食べてもいいってゆってはったやん。
「源氏パイ」と「海苔巻きせんべい」購入。合わせて280円。
袋から2個ずつ出して、あとは戸棚へ。
あー、腰が抜けるほどおいしかった。ゆっくりゆっくり食べたら、かなりの満足感。
でも、これでもうコーヒーはおしまい。
明日ヨメさんが持って来てくれるかどうか・・・。
恒例、病院食公開。
朝がちょっと豪華に。(と言うほどでもないか。)
昼はお魚。
オレンジがおいしかった。
退院しても、果物をしっかり食べるようにしよう。
夜は何か変なもんの寄せ集め。
私はスパゲティとニンジンが苦手。(ぜいたく言うな!)
それに、なんと朝夕7連続で出ていたアップルジュースが消えた。(代わりは?)
いろいろなものを少しずつ食べることを心がけ、早く体重を元に戻そう。
この体重では、とうてい走れんわ。
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2018年02月14日(水)
「引退しないでください」 [病院]
「趣味でマラソンしてるんですけど、退院後に走ってもいいんでしょうか。」
「はい、マラソンされていることはお聞きしています。どうぞ走ってください。胆嚢炎とマラソンは何の関係もありませんから。引退しないでください。」
今日は、夕方にヨメさんにも病院に来てもらった。担当医から、画像を見せながらの今までの経過と今後の予定の説明があった。
その中で一番気になっていたのは、今後も今まで通りに走ってもいいかということだった。その答えはあっさりしたもので、「OK」。何か制限があると思ったら、まったく今まで通りでいいということだった。
「引退って・・・、プロやないんやし・・・」とヨメさんが横でボソボソ言っていた。
でもこんだけ走っていて、ブログアクセス数が1日7000となると、「セミプロ」くらいは言ってもいいんじゃないでしょうか。
あっ、ヨメさんが言いたいのは「お金にならん」ちゅうことか。そやそや。
そして、その話の中で担当の?医師もランナーであることが分かった。
「私も京都マラソンに申し込んだんですけど、抽選外れました。」
実際に走っておられる医師がだいじょうぶと太鼓判を押してくださっているので、そのお言葉は信じられる。私はもともと無茶ができないほうなので、今まで通り綿密な計画を立てて走り続けることにしよう。
京都マラソンに向けて仕上げてきた練習は、今回の件で0からの再スタートになるのかと思いこんでいたが、50くらいからの再スタートに留められそう。
そうなると、次はどのレースを目標にするかちゅうことやね。
つぶれかけ、つぶれかけ、その都度這い上がれる私はラッキー以外の何物でもない。ゆうてくださいよー、「ほんまに甲状腺癌かー」、「ほんまに胆嚢炎かー」。
「ほんまやでー。おんなじ病気の人、私を見て元気出してねー。」
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◎Boston Scintificより
胆嚢(たんのう)・胆管の働きと胆道結石について
胆嚢(たんのう)、胆管は肝臓で作られた胆汁を胆嚢で濃縮して胆管を通して十二指腸へ流す管のことを言います。胆汁は食事で取った脂肪の分解に関わりますが、消化酵素ではありません。この胆汁のなかに含まれているコレステロールやビリルビンが結晶となり大きくなってできたものを結石といいます。
胆嚢内にできたものが胆嚢結石、肝臓内の胆管にできたものが肝内胆管結石、胆嚢から総胆管に出てきたものや、総胆管にできたものが、総胆管結石と呼ばれています(図1)。一般には、この胆汁を流す道にできた結石はまとめて胆道結石と呼ばれています。
■症状について
胆道結石は、症状が全くない場合もありますが、結石が胆嚢の出口や胆管の十二指腸への出口に嵌(はま)ってしまうと、痛みが生じます(図2)。また、脂っこいものを食べた後に心靴窩部(みぞおち)や右季肋部(みぞおちの右)が痛んだり、血液検査で肝臓・胆道の酵素であるGOT、GPT、LAP、γ-GTP(ガンマ-GTP)、ALPの上昇が見られたりすると胆道結石が疑われます。
胆管結石で感染を起こすと化膿性胆管炎といって胆道全体に感染が及び、黄疸や胆道感染により発熱します。この様な場合には緊急入院や緊急の治療が必要な状態と言えます。
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図2が分かりやすいかなあ。
1年半前にお腹いたになり、近所のクリニックから紹介されて初めて鞍馬口医療センターで診てもらったのが、胆嚢の出口に胆石がはまりかけた痛み。
「すぐ切った方がいい(胆嚢摘出)」と言われたが、その時撮ったCTスキャンに甲状腺腫瘍が見つかり、胆嚢のほうは後回しということになった。「食事さえ気を付ければ、そうそう発作は出ませんから」ということで。
そしてそれから1年半後。
いつの間にか胆嚢から出てしまった胆石が、総胆管の出口(十二指腸とのつなぎ目)に詰まってしまった。なんと、先週木曜の朝一に撮ってもらった画像には総胆管出口に2個の胆石。そしてその3時間後に撮った画像では1個。つまり、まさにその細い出口から無理やり出ようとし、結局1個は出ていったわけです。その痛みと言ったら・・・。
担当のI医師が、「私も経験ないんですけど、赤ちゃんを出産するときの痛みのようなものじゃないでしょうか。」
「それって、こんなジジイにゆってもらっても永遠に分からん痛みでっせ」と言いたかったがぐっと押し殺した。
無理矢理飛び出した胆石は、十二指腸を通り小腸を通り大腸を通り、もう体の外へ出ていったんでしょうね。
さて、今後の予定は・・・。
3月末、「内視鏡的乳頭切開術、結石除去術」で入院。
要するに、今回入れてもらったステント(管)を取り、総胆管の出口を広げて、詰まったままの胆石を取り除く手術。
7月ごろ、「胆嚢摘出手術」。
もうちょっとごまかして何とかなるかなあと思っていたが、もう限界らしい。できるだけ早くと言われたが、4〜6月は出張販売が続くので7月予定にしていただいた。
これに加えて、8月は「アイソトープ治療」で京大病院に入院。
今回も含めると、これで今年は年間4回も入院せんなことになる。
体力的にはだいじょうぶそうだが、入院費用が・・・。
私の入院費用の「クラウドファンディング」ちゅうのは、・・・あきませんよねえ。
今日も愛人1号がお見舞いに。
でもよく聞いてみると、ご自分の診察と検査の合間に来られたとのこと。
今日は「愛人」というより「文学部・かもなす教授」みたいな感じ。1時間ほどおられたのだが、帰られるときのごあいさつが「どうもご清聴ありがとうございました」。
笑うわ。
恒例の病院食も載せときましょか。
朝は相変わらずガックリですね。
里イモあるだけでも、昨日よりはましか。
今日の昼からは、「本がゆ」。
おかゆのおかずに「肉!」。このアンバランスがたまらんねえ。
なすびの炊いたんがおいしかった。
夜は、バレンタインデーメニューですか?
鯛かなあ。
もうアップルジュースいらんぞ。ほかの味のジュースはないんか!
そうそう、今日、普通の車いすランナーの下山さんからメールをもらった。
◇ ◇ ◇
藤井様
東京都の下山です。
え!?急性胆管炎で入院中ですか!!!
ブログを見て、すごく驚いています。
京都マラソン、残念ですが何よりも身体が大事です
御身体ご自愛ください。
今年のランフェスタは、3月11日です。
http://www.katsushika-fureai-runfesta.jp/
今年こそ、2時間の大台を切ることができるかと
ペース配分も無視して前半から攻めていきたいと思っているところです。
しかしここのところ寒くて寒くて、下山も縮こまっているところです。
下山は、講演活動の希望が増えて車イス体験講座
ボランティア推進講座、障がい者スポーツ講座などに注力しています。
何とびっくりですが
障がい者の立場からの人権講座を3月7日に行います。
100分間話し続けることができるか、頑張ってみます。
この中で、車イス利用者であることを理由にマラソンに参加できないという
悔しい思いを、人権の通して訴えさせていただきます。
下山は50歳を超えましたが、体力の続く限りの挑戦を続けていきたいです。
もし叶うならば、シティマラソンを藤井さんと一緒に走り、ゴールしたいです!!
そんな夢のようなことを願いながら、毎日を過ごしています。
藤井さんの完全復活を心より願っています。
まだまだ寒いです。
ゆっくり休むのも、たまにはいいですよ^^。
下山利博
◇ ◇ ◇
藤井です。メール、ありがとうございました。
今まで似たようなことが何回もあったのですが、今回は痛みが治まらず、ついに入院となりました。
今から思うと、京都マラソンに向けた練習が胆嚢に悪影響を与えたのかもしれません。
3月7日の人権講座、しっかりしゃべってくださいね。「悔しい思い」というところを特にみなさんに理解してほしいと思います。下山さんはおとなし目なので、本気で悔しがっているところを見せてほしいと思います。見に行きたいところですが、11日の「かつしかハーフ」には行かせてもらう予定なので、その時にまた結果を聞かせてください。
3月11日には、たぶん走ってもだいじょうぶと勝手に思っているのですが、ドクターストップがかかる可能性もあります。またその時はメールさせていただきます。今のところ、走れなくても応援には行こうと思っています。
その人権講座、録画とかは撮られないんでしょうか。もしあれば、見てみたいです。
11日に下山さんと一緒に走れますように!
それでは、また。
◇ ◇ ◇
下山さーん、ドクターストップかかませんでしたよー。
3月11日、いっしょに走りましょうねー。
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2018年02月13日(火)
お見舞いお礼申し上げます [病院]
順番逆ですけど、今日の夕方6時前にお見舞いに来てくださった山下けいきさん。
私の友だちの中の唯一の政治家(茨木市議会議員)です。
(このブログのリンク集の「お元気ですか」をご覧ください→)
と言っても政治的なつながりではなく、「ランナーズ9の会」を通じて知り合ったんですけど。
「山下さんは、ボクのブログにバンバン写真とか載せてもいいですよね。」
「はい、だいじょうぶですよ。」
せっかく載せるのなら、持って来てくださった「日本国憲法」のパンフレットとともに。そうそう、「平和・憲法九条」アピールという一点で二人はつながっています。
昨日まで順調に回復していたのに、今日朝起きたら頭がぼー。トイレに行くにも、ちょっとフラフラ。なんかおかしい。
こんな時は、小さな声も頭に突き刺さって痛い。病室を出て南側が見える廊下の突き当たりにイスがあったので、そこに座ってしばらく休んでいた。
朝食を見て、さらに元気がなくなった。
「昨日とまったくいっしょやん!」(おもゆと具なしみそ汁。)
ということは昼も夜もまた汁攻めかー、とほほ。
昨日あんなに体にしみておいしかったみそ汁が、今日も同じものなのにつらく感じた。
ヨメさんから「今日は行かないつもり」というメール。特に用はないので、「明日靴下持って来て」と返信。それにちょっとしんどいことも付け加えた。
「なんでも看護師さんにいい。」
「しんどくてうまくしゃべれません。」
そんなやり取りのあと、ヨメさんが予定外の病院に駆けつけてくれた。来ないはずだったのでびっくりした。そして、足のマッサージなどをしてくれた。これでだいぶ楽になった。
ちょうどその時、千尋さんからメール。
「お見舞いに行って、顔が見たい」と。なんてありがたい。でも私の体調がすぐれなかったので、お気持ちだけいただいておくことにした。その言葉だけで十分お見舞いになってますって。
ヨメさんがいつも言っている。
「アンタみたいなもんと、よう仲良くしてくれてはるもんやなあ。わけわからんわ。」
実は私自身も、その理由がよく分かってないんですが・・・。
昼!
出た!
明らかに今までとちがう。
やったー!
形あるもんがいっぱい!
鶏肉と豆腐の炊いたんと海藻か?
おもゆじゃなくて、五分がゆ!
久しぶりの「噛む」感触。
これで力がわいてきましたがなー。(ただ腹が減ってただけか?)
だいぶ元気が出てきて、ベッドで本を読んでいると、「こんにちはー」とお見舞い客。
「えっ!」とビックリ。まさかまさかの若いおねえさん(匿名希望)。
まあ、仮にNさんにしときましょか。そのNさんとは私のブログのアクセス数が話題になった。
「全世界の人が見てるんですもんねえ。」
「ヨメさんはカウンターが狂ってるゆうんやけど、先月はアクセス数22万超えました。1日平均7000超えです。確かにそそこまではないなあと思いますよねえ。」
「いえいえ、分かりませんよ。京都走ろう会だけでも30人は見てられますから。」
「そうかなあ。」
Nさんは「ブログにアップしてはいけない」と念押しして差し入れを持って来てくださった。だいじょうぶですよ〜ん。私は、悪魔の誘惑には絶対乗らないタイプですから。ちゃんと医師の指示を守って、「麻薬」には手を出しませんから。
でも、沖縄の黒糖アメとあまざけって、センス良すぎる。退院した日の楽しみに取っておこう。
Nさん、楽しい時間をありがとうございました。また私が元気になったら、競って走ってくださいね。
Nさんが帰られた少しあと、今度はまさかまさかの山下けいきさん。
今日はどうなってるんやろうと、不思議な気持ちになった。昨日の「愛人登場!」の記事がよかったんかなあと思ったりして。
山下さんはかなり長くいてくださって、いろいろな話をすることができた。
私は、このごろ憲法9条よりも24条に危機感を感じていることと、名護市長選の意外な結果についてお話させてもらった。
山下さんはすごく物知りで、私らのような政治にかすっていないような者にも何でも分かりやすく説明してくださる。私にとっても本当に貴重な存在です。
「ついでがあったので」とおっしゃっていましたが、本当にお見舞いありがとうございました。
夕食は、鮭とサツマイモ煮と海藻?(この海藻ぽいのがいつも分からん。)
お腹に入っていく感じが分かり、さらにパワーアップ。
しかし、朝晩のアップルジュースはなんとかならんのかあー。
あらためまして、千尋さん、Nさん、山下さん、今日はお見舞いありがとうございました。お返しはようしませんので、またこのブログを見て笑ってください。
「はやく元気になるぞー!」
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2018年02月12日(月)
愛人登場! [病院]
昨日で絶食が終わり、今日から食事再開。
「期待しないでね」と看護師さんに何度も言われた。
昨日の夜、「明日から食べられる」と思ったらツバが出まくって寝られなかったくらいなのに。期待するやろー。
そして出てきたのが、お椀2つとアップルジュース。
「おもゆって、ほんまにちょっとだけ重いお湯かー。」
「梅干しが付いてるもんとばかり思ってたけど、そんなんはないんや。」
「みそ汁はめっちゃおいしいけど、具なしやん。」
うれしさに浸ることもなく、5分ほどで食事終了。
もちろんお腹はふくれなかった。
「どうでした?」と看護師さんが聞いてこられた。
「今までの人生で一番おいしいみそ汁でした。体にしみていきました。」
11時過ぎ、「こんにちはー」とお見舞い客。
「昨日たまたまパオパオだよりを見たら入院って書いてあって、ビックリしてキャロットのお店まで行ったんえ。」
「あっ、今日の朝ヨメさんからは聞いてたんですけど、まさかお見舞いにまで来てくれはるとは・・・。」
「ウーウーうなってるんかと心配してたんやけど、割と元気そうやん。」
「今はね。先週の水曜の夜から次の日の朝までは、ほんまにウーウーでした。」
元走友だが、もう3年以上走っておられない。強いて言うなら、私の「愛人」ですね。なんてったって、「これからは私のために生きて」と告白されたお相手ですから。
そう、「寒い国から来たスパイ」ならぬ「寒い西賀茂あたりから来た愛人」こと、かもなす由美さんです。
「ますみさんがな、『忙しい時にパンツないないゆうてうるさい』ってゆってはったから、パンツ持ってきたわ。ただし何回も履けへんえ。使い捨てやし。」
「それはそれはありがとうございます。いざというときに使えるように、これから持ち歩きますわ。」
パンツの心配をしてくれるところなど、愛人合格ですやん。
かもなす由美さんも体に悪いところがあるらしい。でも自覚症状がないので、できるだけ気にしないようにしておられるらしい。
「私が自覚症状があるのは、お腹が減ることだけ。」
「うまい! それ、今日のブログに書かせてもらいますわ。」
「書いて書いて。私ももう30過ぎたし、無理がきかんわ。20代のときはなんでもできたんやけどなあ・・・。」
2倍以上のサバ読みにタジタジ。
「京都マラソン目指してがんばって練習してたんですけど、これでパーです。でもそれまでに退院できるらしいので西賀茂橋あたりまで応援に行こうかなあって思ってます。」 「それやったら御薗橋西詰に来よし。私ら、島方式のボランティアしてるし。第1回からずっとしてんねえ。」
「そうですか、そしたら由美さん応援しに行きますわ。『島方式しっかりー』ゆうて。」
「来て来て。」
こんないいかげんな私を、いつもいつも気にかけてくださって申し訳ありません。この恩返しは・・・、期待しないでください。今までと同じく、私の「カラ元気な行動」をおもしろがって見ていたただければうれしいです。
お昼は、お椀3つにグレープジュース。
お椀は、おもゆとカツオだし汁となんかわからん甘い汁。ようこんだけ汁ばっかり揃えられるなあ。噛んで食べるようなもんが食べたいなあ。もちろん、ありがたくありがたくいただきましたけど。
点滴がいったん区切りということで、針を抜いてもらった。左手がパンパンでかなり痛い。こんなことでいいんでしょうか。
そのあとシャワーへ。
金曜以来全身を洗ったのだが、病室で寝転んでばかりなのでそんなに汚れていなかった。でも、早く家に帰って湯船につかりたい。
私の8歳上のみき江姉も、お見舞いに来てくれた。私は知らせんでもいいと言っていたのだが、ヨメさんが「みき江姉さんにだけは知らせとかんと」と言っていた。
母がとっくの昔に亡くなり、父がもう動けない状態なので、私に何かあった時はみき江姉に頼るしかない。ヨメさんもそれがよく分かっている。姉にとって、末の弟エドワードはそれなりに心配なのかも。(エドワードって、誰?)
夜は、お椀1つとカップ、オレンジゼリーとアップルジュース。
アップルジュース、朝といっしょやん、ガックリ。でも固形物初登場。と言っても頼んないゼリーですけど。
このカップに入った緑の液体が何か分からん。飲み終わっても分からないまま。「脂質コントロール 流動」と書いてあるだけで、説明書きないんですよねー。気味悪いちゅうねん。
もちろん、ありがたくありがたくいただきましたけど。
「廣司」の「廣」の字がまちがっているところがあった。
もう今はないのだが「絶飲食中」の札と、病室入口の札。まともなのは、もともとベッドにはってあった名札のみ。
「こうじのこうが健康の康になってるところがあります。健康やないし入院してるのに・・・。」
ここで、看護師さんに「うまい!」とほめてもらいたかった。残念ながらまじめな方だったので、「すいません、すぐに直してきます。」
病室という狭い世界でも、何かネタになることがないかときょろきょろしているパオパオでした。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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