2018年02月15日(木)
体重56キロ台 [病院]
昨日はまあまあ調子よかったのに、今日はちょっとフラフラ。
どこが悪いというわけでもないのだが、体に力が入らない。
処置室というところに体重計が置いてあるので計ってみた。
「おー、なんてこったい。服着たままで57.0kg!」
ジャージ上下にTシャツとパンツ。これで500gはあるやろう。ということは実質56.5kg以下かー。入院前からくらべて、1週間で3kg減か―。
力が出んはずやわ。
もしこのまま京都マラソンに出てたら、5kmも走れんかったやろなあ。
絶食4日、そのあとのおもゆ攻め、効きましたねー。
入院前からの50(%)からの再スタートと思っていたが、もうちょい下方修正やね。
今日もお忙しい中、担当医が病室まで来てくださった。
昨日同じランナーであるということが分かってから、I医師が別人に見えてきた。すごく話しやすい。
「あのー、コーヒーが飲みたいんですけど、まだダメでしょうか。」
「あっ、いいですよ。1日に1杯か2杯程度なら。」
「アメとかは・・・。」
「いいですよ。脂質コントロールさえ気を付けていただければ、基本は何を食べていただいても。」
あー、やっと・・・。
こないだから先生とも話し合っていたのだが、「脂質」はもちろん最重視だが、それに加えて「量」にも気を付けること。脂分のあるものを絶対口にしてはいけないのではなく、その量をよく考えること。できれば少しずつ分けて食べるのが理想。
まず最初に、先日Nさんからいただいた「沖縄黒糖アメ」。
「藤井さんの好きな沖縄のアメが売ってあったので買ってきました。」
そんな言葉だけでも元気が出ますやんか。「藤井さんの好きな」だけで涙が出かかりますやん。今日はじっくり味わっていただきました。
そして1つだけ持って来ていたブルックスのコーヒー。ヨメさんが、だめもとで入れてくれといたんでしょうね。
こうなるとちょっとおつまみが欲しくなる。普段はコーヒーを飲むときにおやつなんか食べへんのに。
今回初めて行く地下売店。誰かにばれへんか、ドキドキ。
なんでやねん! ちょっとずつやったらなに食べてもいいってゆってはったやん。
「源氏パイ」と「海苔巻きせんべい」購入。合わせて280円。
袋から2個ずつ出して、あとは戸棚へ。
あー、腰が抜けるほどおいしかった。ゆっくりゆっくり食べたら、かなりの満足感。
でも、これでもうコーヒーはおしまい。
明日ヨメさんが持って来てくれるかどうか・・・。
恒例、病院食公開。
朝がちょっと豪華に。(と言うほどでもないか。)
昼はお魚。
オレンジがおいしかった。
退院しても、果物をしっかり食べるようにしよう。
夜は何か変なもんの寄せ集め。
私はスパゲティとニンジンが苦手。(ぜいたく言うな!)
それに、なんと朝夕7連続で出ていたアップルジュースが消えた。(代わりは?)
いろいろなものを少しずつ食べることを心がけ、早く体重を元に戻そう。
この体重では、とうてい走れんわ。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2018年02月14日(水)
「引退しないでください」 [病院]
「趣味でマラソンしてるんですけど、退院後に走ってもいいんでしょうか。」
「はい、マラソンされていることはお聞きしています。どうぞ走ってください。胆嚢炎とマラソンは何の関係もありませんから。引退しないでください。」
今日は、夕方にヨメさんにも病院に来てもらった。担当医から、画像を見せながらの今までの経過と今後の予定の説明があった。
その中で一番気になっていたのは、今後も今まで通りに走ってもいいかということだった。その答えはあっさりしたもので、「OK」。何か制限があると思ったら、まったく今まで通りでいいということだった。
「引退って・・・、プロやないんやし・・・」とヨメさんが横でボソボソ言っていた。
でもこんだけ走っていて、ブログアクセス数が1日7000となると、「セミプロ」くらいは言ってもいいんじゃないでしょうか。
あっ、ヨメさんが言いたいのは「お金にならん」ちゅうことか。そやそや。
そして、その話の中で担当の?医師もランナーであることが分かった。
「私も京都マラソンに申し込んだんですけど、抽選外れました。」
実際に走っておられる医師がだいじょうぶと太鼓判を押してくださっているので、そのお言葉は信じられる。私はもともと無茶ができないほうなので、今まで通り綿密な計画を立てて走り続けることにしよう。
京都マラソンに向けて仕上げてきた練習は、今回の件で0からの再スタートになるのかと思いこんでいたが、50くらいからの再スタートに留められそう。
そうなると、次はどのレースを目標にするかちゅうことやね。
つぶれかけ、つぶれかけ、その都度這い上がれる私はラッキー以外の何物でもない。ゆうてくださいよー、「ほんまに甲状腺癌かー」、「ほんまに胆嚢炎かー」。
「ほんまやでー。おんなじ病気の人、私を見て元気出してねー。」
---------------------------------------------------------------------------------
◎Boston Scintificより
胆嚢(たんのう)・胆管の働きと胆道結石について
胆嚢(たんのう)、胆管は肝臓で作られた胆汁を胆嚢で濃縮して胆管を通して十二指腸へ流す管のことを言います。胆汁は食事で取った脂肪の分解に関わりますが、消化酵素ではありません。この胆汁のなかに含まれているコレステロールやビリルビンが結晶となり大きくなってできたものを結石といいます。
胆嚢内にできたものが胆嚢結石、肝臓内の胆管にできたものが肝内胆管結石、胆嚢から総胆管に出てきたものや、総胆管にできたものが、総胆管結石と呼ばれています(図1)。一般には、この胆汁を流す道にできた結石はまとめて胆道結石と呼ばれています。
■症状について
胆道結石は、症状が全くない場合もありますが、結石が胆嚢の出口や胆管の十二指腸への出口に嵌(はま)ってしまうと、痛みが生じます(図2)。また、脂っこいものを食べた後に心靴窩部(みぞおち)や右季肋部(みぞおちの右)が痛んだり、血液検査で肝臓・胆道の酵素であるGOT、GPT、LAP、γ-GTP(ガンマ-GTP)、ALPの上昇が見られたりすると胆道結石が疑われます。
胆管結石で感染を起こすと化膿性胆管炎といって胆道全体に感染が及び、黄疸や胆道感染により発熱します。この様な場合には緊急入院や緊急の治療が必要な状態と言えます。
----------------------------------------------------------------------------------
図2が分かりやすいかなあ。
1年半前にお腹いたになり、近所のクリニックから紹介されて初めて鞍馬口医療センターで診てもらったのが、胆嚢の出口に胆石がはまりかけた痛み。
「すぐ切った方がいい(胆嚢摘出)」と言われたが、その時撮ったCTスキャンに甲状腺腫瘍が見つかり、胆嚢のほうは後回しということになった。「食事さえ気を付ければ、そうそう発作は出ませんから」ということで。
そしてそれから1年半後。
いつの間にか胆嚢から出てしまった胆石が、総胆管の出口(十二指腸とのつなぎ目)に詰まってしまった。なんと、先週木曜の朝一に撮ってもらった画像には総胆管出口に2個の胆石。そしてその3時間後に撮った画像では1個。つまり、まさにその細い出口から無理やり出ようとし、結局1個は出ていったわけです。その痛みと言ったら・・・。
担当のI医師が、「私も経験ないんですけど、赤ちゃんを出産するときの痛みのようなものじゃないでしょうか。」
「それって、こんなジジイにゆってもらっても永遠に分からん痛みでっせ」と言いたかったがぐっと押し殺した。
無理矢理飛び出した胆石は、十二指腸を通り小腸を通り大腸を通り、もう体の外へ出ていったんでしょうね。
さて、今後の予定は・・・。
3月末、「内視鏡的乳頭切開術、結石除去術」で入院。
要するに、今回入れてもらったステント(管)を取り、総胆管の出口を広げて、詰まったままの胆石を取り除く手術。
7月ごろ、「胆嚢摘出手術」。
もうちょっとごまかして何とかなるかなあと思っていたが、もう限界らしい。できるだけ早くと言われたが、4〜6月は出張販売が続くので7月予定にしていただいた。
これに加えて、8月は「アイソトープ治療」で京大病院に入院。
今回も含めると、これで今年は年間4回も入院せんなことになる。
体力的にはだいじょうぶそうだが、入院費用が・・・。
私の入院費用の「クラウドファンディング」ちゅうのは、・・・あきませんよねえ。
今日も愛人1号がお見舞いに。
でもよく聞いてみると、ご自分の診察と検査の合間に来られたとのこと。
今日は「愛人」というより「文学部・かもなす教授」みたいな感じ。1時間ほどおられたのだが、帰られるときのごあいさつが「どうもご清聴ありがとうございました」。
笑うわ。
恒例の病院食も載せときましょか。
朝は相変わらずガックリですね。
里イモあるだけでも、昨日よりはましか。
今日の昼からは、「本がゆ」。
おかゆのおかずに「肉!」。このアンバランスがたまらんねえ。
なすびの炊いたんがおいしかった。
夜は、バレンタインデーメニューですか?
鯛かなあ。
もうアップルジュースいらんぞ。ほかの味のジュースはないんか!
そうそう、今日、普通の車いすランナーの下山さんからメールをもらった。
◇ ◇ ◇
藤井様
東京都の下山です。
え!?急性胆管炎で入院中ですか!!!
ブログを見て、すごく驚いています。
京都マラソン、残念ですが何よりも身体が大事です
御身体ご自愛ください。
今年のランフェスタは、3月11日です。
http://www.katsushika-fureai-runfesta.jp/
今年こそ、2時間の大台を切ることができるかと
ペース配分も無視して前半から攻めていきたいと思っているところです。
しかしここのところ寒くて寒くて、下山も縮こまっているところです。
下山は、講演活動の希望が増えて車イス体験講座
ボランティア推進講座、障がい者スポーツ講座などに注力しています。
何とびっくりですが
障がい者の立場からの人権講座を3月7日に行います。
100分間話し続けることができるか、頑張ってみます。
この中で、車イス利用者であることを理由にマラソンに参加できないという
悔しい思いを、人権の通して訴えさせていただきます。
下山は50歳を超えましたが、体力の続く限りの挑戦を続けていきたいです。
もし叶うならば、シティマラソンを藤井さんと一緒に走り、ゴールしたいです!!
そんな夢のようなことを願いながら、毎日を過ごしています。
藤井さんの完全復活を心より願っています。
まだまだ寒いです。
ゆっくり休むのも、たまにはいいですよ^^。
下山利博
◇ ◇ ◇
藤井です。メール、ありがとうございました。
今まで似たようなことが何回もあったのですが、今回は痛みが治まらず、ついに入院となりました。
今から思うと、京都マラソンに向けた練習が胆嚢に悪影響を与えたのかもしれません。
3月7日の人権講座、しっかりしゃべってくださいね。「悔しい思い」というところを特にみなさんに理解してほしいと思います。下山さんはおとなし目なので、本気で悔しがっているところを見せてほしいと思います。見に行きたいところですが、11日の「かつしかハーフ」には行かせてもらう予定なので、その時にまた結果を聞かせてください。
3月11日には、たぶん走ってもだいじょうぶと勝手に思っているのですが、ドクターストップがかかる可能性もあります。またその時はメールさせていただきます。今のところ、走れなくても応援には行こうと思っています。
その人権講座、録画とかは撮られないんでしょうか。もしあれば、見てみたいです。
11日に下山さんと一緒に走れますように!
それでは、また。
◇ ◇ ◇
下山さーん、ドクターストップかかませんでしたよー。
3月11日、いっしょに走りましょうねー。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2018年02月13日(火)
お見舞いお礼申し上げます [病院]
順番逆ですけど、今日の夕方6時前にお見舞いに来てくださった山下けいきさん。
私の友だちの中の唯一の政治家(茨木市議会議員)です。
(このブログのリンク集の「お元気ですか」をご覧ください→)
と言っても政治的なつながりではなく、「ランナーズ9の会」を通じて知り合ったんですけど。
「山下さんは、ボクのブログにバンバン写真とか載せてもいいですよね。」
「はい、だいじょうぶですよ。」
せっかく載せるのなら、持って来てくださった「日本国憲法」のパンフレットとともに。そうそう、「平和・憲法九条」アピールという一点で二人はつながっています。
昨日まで順調に回復していたのに、今日朝起きたら頭がぼー。トイレに行くにも、ちょっとフラフラ。なんかおかしい。
こんな時は、小さな声も頭に突き刺さって痛い。病室を出て南側が見える廊下の突き当たりにイスがあったので、そこに座ってしばらく休んでいた。
朝食を見て、さらに元気がなくなった。
「昨日とまったくいっしょやん!」(おもゆと具なしみそ汁。)
ということは昼も夜もまた汁攻めかー、とほほ。
昨日あんなに体にしみておいしかったみそ汁が、今日も同じものなのにつらく感じた。
ヨメさんから「今日は行かないつもり」というメール。特に用はないので、「明日靴下持って来て」と返信。それにちょっとしんどいことも付け加えた。
「なんでも看護師さんにいい。」
「しんどくてうまくしゃべれません。」
そんなやり取りのあと、ヨメさんが予定外の病院に駆けつけてくれた。来ないはずだったのでびっくりした。そして、足のマッサージなどをしてくれた。これでだいぶ楽になった。
ちょうどその時、千尋さんからメール。
「お見舞いに行って、顔が見たい」と。なんてありがたい。でも私の体調がすぐれなかったので、お気持ちだけいただいておくことにした。その言葉だけで十分お見舞いになってますって。
ヨメさんがいつも言っている。
「アンタみたいなもんと、よう仲良くしてくれてはるもんやなあ。わけわからんわ。」
実は私自身も、その理由がよく分かってないんですが・・・。
昼!
出た!
明らかに今までとちがう。
やったー!
形あるもんがいっぱい!
鶏肉と豆腐の炊いたんと海藻か?
おもゆじゃなくて、五分がゆ!
久しぶりの「噛む」感触。
これで力がわいてきましたがなー。(ただ腹が減ってただけか?)
だいぶ元気が出てきて、ベッドで本を読んでいると、「こんにちはー」とお見舞い客。
「えっ!」とビックリ。まさかまさかの若いおねえさん(匿名希望)。
まあ、仮にNさんにしときましょか。そのNさんとは私のブログのアクセス数が話題になった。
「全世界の人が見てるんですもんねえ。」
「ヨメさんはカウンターが狂ってるゆうんやけど、先月はアクセス数22万超えました。1日平均7000超えです。確かにそそこまではないなあと思いますよねえ。」
「いえいえ、分かりませんよ。京都走ろう会だけでも30人は見てられますから。」
「そうかなあ。」
Nさんは「ブログにアップしてはいけない」と念押しして差し入れを持って来てくださった。だいじょうぶですよ〜ん。私は、悪魔の誘惑には絶対乗らないタイプですから。ちゃんと医師の指示を守って、「麻薬」には手を出しませんから。
でも、沖縄の黒糖アメとあまざけって、センス良すぎる。退院した日の楽しみに取っておこう。
Nさん、楽しい時間をありがとうございました。また私が元気になったら、競って走ってくださいね。
Nさんが帰られた少しあと、今度はまさかまさかの山下けいきさん。
今日はどうなってるんやろうと、不思議な気持ちになった。昨日の「愛人登場!」の記事がよかったんかなあと思ったりして。
山下さんはかなり長くいてくださって、いろいろな話をすることができた。
私は、このごろ憲法9条よりも24条に危機感を感じていることと、名護市長選の意外な結果についてお話させてもらった。
山下さんはすごく物知りで、私らのような政治にかすっていないような者にも何でも分かりやすく説明してくださる。私にとっても本当に貴重な存在です。
「ついでがあったので」とおっしゃっていましたが、本当にお見舞いありがとうございました。
夕食は、鮭とサツマイモ煮と海藻?(この海藻ぽいのがいつも分からん。)
お腹に入っていく感じが分かり、さらにパワーアップ。
しかし、朝晩のアップルジュースはなんとかならんのかあー。
あらためまして、千尋さん、Nさん、山下さん、今日はお見舞いありがとうございました。お返しはようしませんので、またこのブログを見て笑ってください。
「はやく元気になるぞー!」
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2018年02月12日(月)
愛人登場! [病院]
昨日で絶食が終わり、今日から食事再開。
「期待しないでね」と看護師さんに何度も言われた。
昨日の夜、「明日から食べられる」と思ったらツバが出まくって寝られなかったくらいなのに。期待するやろー。
そして出てきたのが、お椀2つとアップルジュース。
「おもゆって、ほんまにちょっとだけ重いお湯かー。」
「梅干しが付いてるもんとばかり思ってたけど、そんなんはないんや。」
「みそ汁はめっちゃおいしいけど、具なしやん。」
うれしさに浸ることもなく、5分ほどで食事終了。
もちろんお腹はふくれなかった。
「どうでした?」と看護師さんが聞いてこられた。
「今までの人生で一番おいしいみそ汁でした。体にしみていきました。」
11時過ぎ、「こんにちはー」とお見舞い客。
「昨日たまたまパオパオだよりを見たら入院って書いてあって、ビックリしてキャロットのお店まで行ったんえ。」
「あっ、今日の朝ヨメさんからは聞いてたんですけど、まさかお見舞いにまで来てくれはるとは・・・。」
「ウーウーうなってるんかと心配してたんやけど、割と元気そうやん。」
「今はね。先週の水曜の夜から次の日の朝までは、ほんまにウーウーでした。」
元走友だが、もう3年以上走っておられない。強いて言うなら、私の「愛人」ですね。なんてったって、「これからは私のために生きて」と告白されたお相手ですから。
そう、「寒い国から来たスパイ」ならぬ「寒い西賀茂あたりから来た愛人」こと、かもなす由美さんです。
「ますみさんがな、『忙しい時にパンツないないゆうてうるさい』ってゆってはったから、パンツ持ってきたわ。ただし何回も履けへんえ。使い捨てやし。」
「それはそれはありがとうございます。いざというときに使えるように、これから持ち歩きますわ。」
パンツの心配をしてくれるところなど、愛人合格ですやん。
かもなす由美さんも体に悪いところがあるらしい。でも自覚症状がないので、できるだけ気にしないようにしておられるらしい。
「私が自覚症状があるのは、お腹が減ることだけ。」
「うまい! それ、今日のブログに書かせてもらいますわ。」
「書いて書いて。私ももう30過ぎたし、無理がきかんわ。20代のときはなんでもできたんやけどなあ・・・。」
2倍以上のサバ読みにタジタジ。
「京都マラソン目指してがんばって練習してたんですけど、これでパーです。でもそれまでに退院できるらしいので西賀茂橋あたりまで応援に行こうかなあって思ってます。」 「それやったら御薗橋西詰に来よし。私ら、島方式のボランティアしてるし。第1回からずっとしてんねえ。」
「そうですか、そしたら由美さん応援しに行きますわ。『島方式しっかりー』ゆうて。」
「来て来て。」
こんないいかげんな私を、いつもいつも気にかけてくださって申し訳ありません。この恩返しは・・・、期待しないでください。今までと同じく、私の「カラ元気な行動」をおもしろがって見ていたただければうれしいです。
お昼は、お椀3つにグレープジュース。
お椀は、おもゆとカツオだし汁となんかわからん甘い汁。ようこんだけ汁ばっかり揃えられるなあ。噛んで食べるようなもんが食べたいなあ。もちろん、ありがたくありがたくいただきましたけど。
点滴がいったん区切りということで、針を抜いてもらった。左手がパンパンでかなり痛い。こんなことでいいんでしょうか。
そのあとシャワーへ。
金曜以来全身を洗ったのだが、病室で寝転んでばかりなのでそんなに汚れていなかった。でも、早く家に帰って湯船につかりたい。
私の8歳上のみき江姉も、お見舞いに来てくれた。私は知らせんでもいいと言っていたのだが、ヨメさんが「みき江姉さんにだけは知らせとかんと」と言っていた。
母がとっくの昔に亡くなり、父がもう動けない状態なので、私に何かあった時はみき江姉に頼るしかない。ヨメさんもそれがよく分かっている。姉にとって、末の弟エドワードはそれなりに心配なのかも。(エドワードって、誰?)
夜は、お椀1つとカップ、オレンジゼリーとアップルジュース。
アップルジュース、朝といっしょやん、ガックリ。でも固形物初登場。と言っても頼んないゼリーですけど。
このカップに入った緑の液体が何か分からん。飲み終わっても分からないまま。「脂質コントロール 流動」と書いてあるだけで、説明書きないんですよねー。気味悪いちゅうねん。
もちろん、ありがたくありがたくいただきましたけど。
「廣司」の「廣」の字がまちがっているところがあった。
もう今はないのだが「絶飲食中」の札と、病室入口の札。まともなのは、もともとベッドにはってあった名札のみ。
「こうじのこうが健康の康になってるところがあります。健康やないし入院してるのに・・・。」
ここで、看護師さんに「うまい!」とほめてもらいたかった。残念ながらまじめな方だったので、「すいません、すぐに直してきます。」
病室という狭い世界でも、何かネタになることがないかときょろきょろしているパオパオでした。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2018年02月11日(日)
回復力3倍速 [病院]
昨日の夜も、お隣の咳と独り言が続き安眠出来なかった。
もうお一人のお隣が、師長さんの勧めで個室に移動されたので窓際の場所が空いた。それで、ナースステーションに相談に行った。
「お隣の夜の咳がひどくて、眠れないんです。」
「あっ、○○さんの。」(話が早い。)
「もし場所を変えていただけたらありがたいんですが・・・。」
そのあとすぐ看護師お二人が来られ、ベッドや棚を移動してくださった。晴れて静かな窓際へ。
前から思っていたのだが、閉鎖的な真ん中と、いい景色の窓側が同じ料金というのが合点いかん。窓際のほうがいいに決まってるやん。
私にとっては、窓際は「回復力3倍速」です。
「来れへんかもしれん」と言っていたヨメさんが、今日も来てくれた。ありがたや、ありがたや。
ヨメさんに、洗面所で髪の毛を洗ってもらった。私はすぐ頭がかゆくなる方なので、これは助かる。ヒゲソリも持って来てくれたので、5日ぶりにヒゲをそってスッキリ。
ヨメさんが来てくれると、「回復力3倍速」です。
いつの間にか、お見舞いの方用のイスに雑誌が置かれていた。トイレに行った以外はずっとここにいたのに。
「ははん、だれかとまちがって置いていかはったんやな。」
そう思って看護師さんに預けさせてもらった。
そして、マイパソコンを開くと京都走ろう会の岩井さんからコメント。
「今日、お見舞いに伺いました。眠っておられたので、雑誌-プレジデントを置いて帰りました。痛みのほうは、よくなったのでしょうか?」
なんておやさしい。
今回の入院は兄弟にも知らせていないので、だれもお見舞いに来ると思っていなかった。まさかまさかの走友が・・・。
岩井さんのやさしいお見舞いで、「回復力3倍速」です。
「回復力3倍速」はいいのだけれど、元気になりすぎて腹ペコペコ。
私が持ってきた小さなかばんには、いつものど飴が入れてある。それを、何べんなめようとして押しとどめたか分からない。
麻薬常習者の葛藤ですかね。(そんなたいそうな!)
明日からおもゆが食べられるらしい。
おもゆ見て、涙出たらどうしましょ。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2018年02月10日(土)
入院3日絶食3日便秘3日 [病院]
ほんま、何もすることがない。
ほんとうなら金曜から寮2(出町)24時間からの朝帰りで、そのまま出雲へ出発という予定だった。しっかり働こうと、はりきっていたのになあ。
いやしんぼの私には絶食は拷問。食事時間になるといい匂いが流れてくる。お茶以外のものが解禁になるのはいつなんでしょう。せめて、コーヒーが飲めたらなあ。
何も食べないと何も出ない。水曜の朝からなので、もう3日半を超えた。便秘の自己新記録です。
ヨメさんが学校の帰りに寄って行ってくれた。替えのパンツがなく売店で買おうとしたら、土曜は午後2時まで。行きそびれてしまった。それで、コンビニで買って持って来てくれた。すんませんなあ。
松村千尋さんからメール。
私のブログを見てビックリしてメールしてきてくださった。
「奥さんかっこいいですね。あんな強くて優しい母ちゃんになりたいです。」
「えっ、そんなこと書いたかいな?」と読み返してみたがよく分からず。まあほめてもらってるんやからええか。
一つ書き忘れていたことがあった。
おとといのこと。
「8時半まで待っていただけませんか」と救急窓口で言われたとき、「待てませんので、ここから救急車呼んで別の救急病院に行きます」とヨメさんがゆうとった。
さすがにこの言葉は効いたみたいで、当直の先生にすぐに診察するよう説得されたようだ。救急病院に救急車呼ぶって、病院の恥やもんね。
これは、「あんな強くて優しい母ちゃん」とゆってもええかもしれん。たよりになりまっせー。
吉本新喜劇の「たつじい」のきついのに挟まれてしまった。夜、うるさくて安眠出来ない。まだ昼のほうが静かなので、看護師さんの巡回時間を縫って寝るようにしている。
今晩も寝られへんにゃろなあ・・・。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
【 過去の記事へ 】