2017年05月08日(月)
大失策 [病院]
今日は、まず市原野農協へ。
保険金請求のために、入院・手術証明書が必要。その用紙をもらいに行った。
その足でそのまま鞍馬口医療センターへ。
証明書発行手数料が前払いということで機械で払おうとすると、まだ払っていない入院手術料も明示された。
「おっとっと、57600円(+食費)ちゃうんかい!」
高額療養費ということで月額負担限度額は57600円のはず・・・、と思ったらそれはあくまで「月額」。
私は4月26日に入院し、5月4日に退院。つまり、4月分は限度額を超えているので57600円だが、5月分はそのまま。思っていたより3万円以上多く払わなくてはならなくなった。
6万円は私のバイト代から取っておいたのだが、これでは全然足らん。姉たちからいただいたお見舞い金などを足して、なんとかギリギリか。
この「月またぎは支払いに要注意」ちゅうのは、だれも教えてくれんかったなあ。
教訓「入院手術は月初めに。絶対に月またぎはダメ!」
あー、大失策でした。この失策は痛い。
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【RUN】
今日は朝からズシーン。
食欲もなくなって、お昼はほとんど食べられなかった。
これが甲状腺全摘の影響というやつだろうか。
ほぼ一日休んでいる状態で、ちょこっと走っただけでこんなにしんどくなるんかなあ。もしそうだとしたら、この先ようよう考えて行動せんならん。
せめてちょっとだけでも走ろうと、夕方自宅出発。
今日は気分転換に北へ。
この静市公園で1km、6分半くらい。
静市交番で約1.5km、10分弱。
今日はもうこれで限界。
ここで引き返して家へ。帰りは下りやからなんとかなる。
小町寺のお向かいのお寺は「恵光寺」さんという名だった。
私はこう思う。
「富むというのは 物をたくさんもっていることではなく、 知識をたくさんもっていることです」
ちょっとふらつきながら我が家到着。
3km、19分14秒。
こんなしんどい3kmは久しぶり。
また、長代川沿いの土道へダウンジョグ。
「いやーひさしぶり、アルちゃん。こわがりはましになったかー。」
「全然です。前といっしょ。」
たしかに、アルちゃんは後ずさりしていた。
でも、アルちゃんに会えてちょっとシャキン!
「かわいい雑種犬から元気を強奪する。」
これでよろしい!
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【今日のきく】
ちょっと前までは、ヨメさんの学校帰りは地下鉄の駅までよく迎えに行っていた。でも、もう定期を買ったので迎えはいらんとのこと。
学校が終わるのが夜9時半。9時41分烏丸御池発の地下鉄に乗ると、10時01分国際会館発のバスに間に合う。(それに乗り遅れると、次は30分後。)
そのバスは、地球研前に10時10分くらいに到着する。
「きくちゃん、オバサンお迎えに行きましょか。」
なかなか気づかなかったけど、だいぶ近づいてやっと分かったみたい。
ふっといシッポふってますね。
わたしゃしんどいしもう寝ますけど、これからきくとオバサンの「しっぽり長い夜」が始まるんかなあ・・・。
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2017年05月07日(日)
京都走ろう会例会〜いちびりラン〜 [ランニング]
「走ったらあかんゆうてるのに、みなさんに会えてうれしくなって、走るゆうて聞かんのですわー。ほんまにいちびって、いちびって・・・」とヨメさん。
「いや、この人からいちびり取ったら何も残りませんやん」と会長。
「そのとーり。何も残らんかったらうれしいんですけどね」とヨメさん。
恐ろしい会話じゃー。
「いちびり取ったら何も残らん」、「何も残らんかったらうれしい」てか。私に対する評価が適格過ぎて恐ろしい。
出雲路橋を渡った対岸の3.1kmと1.4kmのスタート地点。
いつも会うたびに私のこのブログの話題を出してくださる岩井さんにお願いして、超久しぶりの夫婦ツーショット。岩井さんは、私がヨメさん一筋32年というのをよく理解してくださっているので、写真の撮り方もうまい。どうもありがとうございました。
9時半過ぎに出雲路橋に到着。
いつも入れているコインパーキングは満車。その次もその次も満車。いつもこんなことはないのに。ぐるぐる回っているとその訳が分かった。
お寺の前に、我が社の緑色の制服のガードマンが2人。お葬式があるみたい。
橋の西側は無理だと思い、出雲路橋を渡って下鴨側へ。やっと駐車場が見つかり、急いで例会会場へ。
あと少し時間があったので、アップジョグ。
1.4kmコースを試走。
北大路橋を渡り戻ってくると、賀茂川パートナーズの松村千尋さんに遭遇。
「ふじいさーん、よかったー」とかたい握手。
「まさか、走られるんじゃないですよね。」
「いや、京都走ろう会の例会なんでちょっとだけ・・・。」
会えると思っていなかった人に会えて、気分上々。
「ご結婚3周年おめでとうございます」ゆうのん忘れてた。
走ってみると、体は重い。昨日ちょっと走った疲れが回復していない感じ。
1.4kmに7分48秒。
まあ今日は元々ゆっくり走るつもりで来たので、こんなもんでいいか。
まずは全員で記念写真。(この写真は、「京都走ろう会ホームページ」へ)
カメラマンはいつもの阿加井さん。
今日は、役員さんも入れると50人を超える参加者のようだ。
暑くもなく寒くもなく、こんないい天気の時に走らないともったいですからね。
新居(にい)さんの指導による準備運動。
ちょっとでも体を動かしておこうとがんばったが、首が痛くてほとんどできなかった。しょうがないですね。
昨日ゆっくりでも5km走れたので、今日も5kmを走らせてもらおうと思っていた。ところが、「京都キャロット」の11時開店に間に合わないとまずいということで、ヨメさんから「3.1kmにせよ」と指令。短い距離ほどスピードを出してしまってかえって危険ではとも思ったが、ここはおとなしく忠告に従うことにした。
スタート前、岩井さんにお願いし「夫婦ツーショット」と思ったら、「僕も入らしてもらおう」と八田さん。いたずらっ子にはかなわんわ。(いたずらジジイ?)
気を利かしてくれた岩井さんが、「お二人だけでもう一枚。」
うれしいねえ。
キロ5分を目安にスタートし、北山大橋を渡って下りに入ればちょっとスピードアップしようという作戦。体が重いので、その作戦通りに行くかどうか。
スタート直後、だれも飛び出さないので私が先頭に立ってしまった。しかし、私の左横にピタッと並走するランナーあり。前後だと気になるが、真横というのは案外気にならない。
1km地点、4分42秒。
真横のランナーはまだ真横のまま。横を走ってくれていると、こちらもすごく走りやすい。
北山大橋が近くなったところあたりから、真横ランナーが少しずつ落ちてきた。橋を渡るときに後続を確認すると、遅れつつある真横ランナーはかわいいおねえさん。
「はー、こんな人とずっと走ってたんや。」
2km地点、9分25秒(4分42秒)。
見事なイーブンペース。やっぱり私がスピードアップしたんじゃなく、真横ランナーのペースが落ちたんですね。
3km地点、13分49秒(4分23秒)。
下りは気持ちよく走れ、ちょとだけスピードアップ。
ゴール、14分17秒。
走っている途中から体が軽くなり、だいたい思い通りに走れた。真横ランナーさんのおかげです。
4分36秒ペース、159カロリー。
平均心拍170、最大心拍198、ピッチ183。
ゴール地点に1.4kmを走り終えたヨメさんがいたので、私の「やらせゴール写真」を撮ってもらった。
「心配してくださったみなさーん、こんな元気に走ってますよー。3.1kmですけど・・・。」
いつも通り、ダウンジョグを兼ねて仲間の応援へ。
今日は親睦会ということで、みんなでお弁当を食べる。
本当は残りたかったが、喉が痛くてしゃべりづらい。その私の聞きとりにくい声を拾ってもらうのもつらい。コミュニケーションがとれないのは、すごくストレスが溜まってしまう。今日はしんぼうして、もうちょっとしゃべれるようになってから、みなさん話しかけてくださいね。
今日は、ふらつかずしっかり走れただけでもめっけもん。
あっ、それと真横ランナーさんは高1女子のめっちゃかわいい子でした。
ジジババ中心、もとえ、紳士淑女中心の京都走ろう会に咲いたかれんな花。みなさん、そっと見守ってあげましょうね。いちびってたら、あかんでー。
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どうも走り足りなくて、夕方もう一度走りに。
行きは昨日と同じコース。
帰りはちょっと変えて、折り返さず左折。
叡電の線路にぶつかったところでまた左折。
家に帰って4.99km、28分12秒。
ダウンジョグ1kmプラスで6km。
午前の6kmと合わせて、今日は12km。
しっかり、しっかり。
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【今日のきく】
京都走ろう会例会から戻り、きくのお散歩。
うちの近所の田んぼでは、田を耕して田植えの準備。
きくのすまし顔、やっと撮れたね。
べっぴんさん!
1時前、「京都キャロット」へきくとお弁当を届けに行くと、姉夫婦がご来店。豆ごはんやら山菜の炊いたんを持ってきてくれた。
私もスーパーでお弁当を買ったのだが、今日のお昼はこちらに変更。ほんまにおいしかった。いたどりの炊いたんなんか、何年ぶりやろう。味付けも私にピッタリで・・・。
気を使って、夫婦二人分のウェアもたくさん買って行ってくれたらしい。ありがとう。いろいろと助かります。
夜のお散歩は2人ひき。
うれしくて、しっぽピーン!
張り切りすぎて、喉が渇いたワーン。
こんな感じだったので、夜は添い寝に来るかと思ったら今日もなし。
きくはきくなりに、いろいろと複雑なんやねー。
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2017年05月06日(土)
激しくないラン [ランニング]
手術から1か月は、激しい運動は禁じられている。
私にとって激しいランニングとは、キロ5分を切るペースかな。キロ5分を超えたゆっくりペースなら、5kmくらいまではだいじょうぶなんじゃないでしょうか。勝手な解釈ですが・・・。
今日は午後に一雨あり、昨日よりはだいぶ走りやすいコンディションだった。
また何かあると不安なので、バス通りを往復して5km走ることにした。
夕方6時すぎ、夕日に押されてスタート。
ヨメさんから「体温計禁止」と言われたが、たぶん今日も微熱はある。手術したところに来ている悪者に対して、体の中にあるなんとかちゅうのが戦っているので微熱があるのは当たり前ということらしい。微熱なんか気にするなと。
雲の上を走っている感じは少しまし。
1km地点で5分33秒。
「普通に走れてるやん。」
地下鉄・国際会館駅まで行くと2.6kmになるのだが、その手前に待ち時間の長い信号がある。中途半端だがここで折り返し。
帰りのこの坂を、スイスイ走れるようになった時が「全快」かな。
家到着で4.8kmくらいだったので、団地内ワンブロックをプラスして4.98km。27分38秒。キロ5分半ペース。
走り終わった時にどっと疲れが。まあこれは、慣れんとしゃーない。
長代川沿いの土道を1kmダウンジョグ。
今日はまあまあ走れたけど、当分はこの程度で満足しておこう。
「激しくないラン」を心がけて・・・。
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【今日のきく】
夜7時から、KBS京都で「猫忍・総集編」というのをやっていた。「忍びのおきてを破り生き別れた父そっくりの猫とイケメン忍者が繰り広げる全11話のドラマを監督が自ら再編集した総集編!」
おもしろかった。主役の猫ちゃん、かわいかった。
夜のお散歩のとき、かわいいきくといっしょの写真を撮ろうとしたら大暴れ。きくと格闘している写真になってしまった。
きれいなツツジの前でおすまし顔のきくちゃんを撮り直しと思ったら、また・・・。
なんでこうなるの?
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2017年05月05日(金)
沖縄、待ってろよ [ランニング]
一晩寝て、だいぶ楽。
やっぱり家のふとんはいい。
今日こそ、少しでも動かなくては。
微熱はある。
でも、そんなこと言っていたらこのまま腐ってしまう。
次の目標、6月23日「沖縄慰霊の日」のアピールランまであと50日ほどしかない。無理をせず、少しずつ少しずつ・・・。
今年2月の「おきなわマラソン」のTシャツを初めて着た。気持ちを新たに、めざせ沖縄!
今日中に投函しなくてはならない封書があり、うちの近所のポスト集荷時刻が過ぎてしまったので幡枝郵便局まで行くことにした。
ゆっくりゆっくり走り出すと、ふらつきはするがまあまあ走れた。雲の上を走っているような感覚で、どうしても痛い左肩のほうに傾いていく走りになる。
万一何かあると大変なので、バス通りを通って行くことにした。地球研前→京都精華大前→北稜高校前→一条山→妙満寺と、郵便局まで5つもバス停がある。しんどくなったら、バスに乗って帰ってくればいい。
郵便局まではゆるやかな下り。
1.94km、12分25秒。6分24秒ペース、89カロリー。平均心拍136、最大心拍189。ピッチ167。
GPS腕時計はたくさんの情報をくれるが、これってどうなんでしょう。
帰りはゆるやかな上り。
その「ゆるやか」がゆるやかに感じられない。最後はフーフー言いながら。
1.96km、13分55秒。7分06秒ペース、78カロリー。平均心拍111、最大心拍141。ピッチ162。
合計3.9km。
なんとか歩かず走り切ることができた。
今日の体重は60.9kg。
せっかく「入院減量」ができたので、この先せめて食べた分だけは走れるようになりたい。
「沖縄、待ってろよ。」
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【今日のきく】
晩ごはん前の「野菜自販機」までのお散歩。
今日はお米しかなかった。残念!
晩ごはんのあとのお散歩は、今日はオッサンひとり。
いつもの2kmコースに行ったが、もうだいじょうぶやね。
これも走ったらええんかな。
きくが嫌がるか・・・。
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2017年05月04日(木)
よろめいて退院 [病院]
今日は朝から理学療法士さんに来ていただいてリハビリ。首付近を切ると、腕が上がりにくくなる人が多いらしい。その点を心配してくださっていたが、私はだいじょうぶだった。
アゴの下も一時3倍くらいに腫れていたが、もうだいぶましになった。心配していた声も、低くてしわがれてはいるがなんとか出ている。これらすべて、?医師のおかげです。(私は名執刀医だと思います。)
そのあと、I医師が病室まで出向いてきてくださった。(今日は祝日なので外来診療はない。ひょっとして、私だけのために出勤して来てくださったのだろうか。)
傷口に10数個とめてあったホッチキスみたいなもの(スキンステープラー)を外してくださった。あとはこの傷口に保護のテープをはって終了。めでたく退院です。
前回のように地下鉄とバスで帰らんなんかと思っていたが、時間がうまく合い、ヨメさんが迎えに来てくれた。
「喉を切ったもんで声が出にくくて、無愛想にしててすいませんでした。」
同室の患者さんたちにこれだけ言って、ナースステーションにごあいさつに行き、病院を出てきた。
手術後の7日間、しんどくてほとんど寝たきり。病室からトイレまでの往復20mほど以外はまったく歩いていない。1日3回行ったとして60m。7日で500m弱かー。歩き方、忘れてしもたわー。
久しぶりの外の空気。お日さんに当たったのも9日ぶり。いきなり頭がクラクラしてきた。
それでもあんまりふらつくのでおかしいなーと思っていた。家に帰ってから熱を測ったら37℃。そら、ふらつくわなあ。
毎度お楽しみ、「きくちゃん、オッサンやでー。」
「オッサン、オッサン・・・、オッサンてだれ?」
「なんかよう分からんけど、とりあえず服従しとこー。」
いったん家に入り、また呼ばれて出てきたが、「やっぱり知らん」と言い張る。
無理やり退院記念写真。
知らんオッサンと家に置いとくのは忍びないと、きくはヨメさんといっしょに「京都キャロット」に出勤。
残された私は、まずお風呂。体重を測ると、60.2kg。今回の入院で3kgほど減った。
久しぶりの湯船は本当によかった。傷口をお湯につけても全然だいじょうぶとおっしゃっていたのでありがたかった。ほっこりできた。ただ、明るいうちにお風呂に入るのは、なんか変な感じ。
そして、病院からの帰り道で買った弁当(298円+税)を食べ、そのあとはずっと休養。
少しくらいは団地内を歩こうかと思ったが、ふらついてダメ。
こんなことで、少しずつでも走ったりできるようになるのでしょうか。
不安。
晩ごはんのあと、きくのお散歩。
ヨメさんが、ふらついている私を心配してついてきてくれた。これで、きくの大好きな2人ひきの散歩になった。
コンビニで買ったソフトクリームをちょっとだけあげたら、あげた分だけなついてくれた。
「きくちゃん、何でもいいし、早う思い出してくれー。」
☆ 退院にあたって、あらためてみなさんに「ありがとう」。
【家族】
ますみさん→何から何までお世話になりました。この先も「愛人」として・・・。
廉→2回もお見舞いに来てくれて、うれしかった。
真樹→「無理しすぎんように。お互いにね。笑」のメールはよかった。
きく→「あいたいあいたい」と思えるだけで、存在価値のあるきくは時価3億円。
みき江姉夫婦、多鶴子姉→お見舞い、心遣いありがとうございます。
【病院スタッフ】
?医師→満点。腕あります。
看護師→80点。「きょうだい型」をもっと聞いてみたかったなあ。
その他→満点。みんないい方ばかりだった。
【友だち】
桜井さん→私が一番好きな雑種犬で励ましてくださったところがGood。
中西さん、中嶋さん→入院4日前の「香住」でお話しできて、うれしかった。
としさん→いつも頼りにしている元同級生。病気に関してはこれからも頼ります。
玉城さん→手術後一番着のメール。6月辺野古も走ります。待っていてください。
松村千尋さん→「また一緒に走ってください」コメント。こちらこそ!
メイママさん→ずっとこのブログを見てくださっているようで、ありがとうございます。
じょんのびかあさん→元気になったら、きく連れて綾部に行くでー。
リュウさん→ご自分の足の状態が悪いままなのに、こちらのへの気遣い感謝です。
松本さん→勝手に励ましてもらってるつもり。
下山さん→勝手に励ましてもらってるつもり。
中野さん→勝手に励ましてもらってるつもり。
いりえゆかさん→勝手に励ましてもらってるつもり。
これで、忘れてる人はおらんかなあ・・・。
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2017年05月03日(水)
5月3日は [平和]
今日5月3日は憲法記念日。施行70年だそうだ。(うちのねえちゃんの一つ上かー。)
私にとっての5月3日は、6年前までは「普通の車イスランナー・下山さんに金沢で会える日」だった。
3年前からは、走友・松村夫妻の結婚記念日。
そして去年からは、「ユリカモメウルトラ70km」への出張販売日となった。
ほんとうなら今年も武庫川河川敷に行かせてもらう予定でいたのだが、なんせ首がこれなもんで・・・。
病室には時計もカレンダーもない。毎日単調なくり返しで、頭もボーっとしている。今日が何日で何曜日でとかはだんだん分からなくなくる。
上の写真は、朝食のお盆にのせられていたもの。
「そうそう、今日は5月3日、憲法記念日やった。ブログもちょっとは真面目なこと書かんとなあ・・・。」
以前私のブログのファンとおっしゃる女性が、「おもしろそうなところはじっくり読みますけど、難しそうなところはスルーします」と言っておられた。正直やわ。
ただ、「難しそうな」ことなんか書いた覚えがない。たぶんこれは「おもしろそうじゃないところ」というのを、私に気を使ってそう言われたのだろう。
思い当たるのは、「時事」とか「平和」とか「沖縄」のカテゴリーとして書いた記事。一から問題提議する力もないので、たいていは新聞記事をコピーして、その感想ぽいことをちょこっと付け加えているような記事。たしかに「おもしろそうじゃない」。それどころか、「この新聞記事を読め」みたいな上から目線が感じられ不愉快なんでしょうね。
何日か前から、やっと新聞を読んでいても頭が痛くならないようになった。たまっていた分も全部読めて、気になる記事もいくつか切り抜いた。
でも今日は、記事のコピーはやめ、できるだけ自分の言葉で書いて行こうと思う。
幸い(?)、時間はいくらでもある。
だから、「スルー」と言わず、この先も読んでくださいね。
入院した26日の一番のニュースは、「今村復興相辞任」。袋叩き状態だった。
でも、その時にパッとひらめいたのが「私もあなたも第2の今村さんちゃうの?」ということ。さすがに「東北でよかった」とまでは言わんやろうけど、「京都じゃなくてよかった」と思う自分がいる。それは、「阪神・淡路大震災」の時も同じ。心の中で思っていても、絶対に口に出してゆうたらあかんこと。
前回の「自己責任、裁判せよ」発言は、そんなこと本気で思ってる人はおらんでー、興奮しすぎたなということで案外大目に見られたのかもしれない。それに比べて今回の発言は、「あかんあかん、それは首相も閣僚もみんな思ってることやがなー」という感じで大あわてで口封じに走られたように思う。
この発言のあと、これを逆手にとって「東北でよかった」がハッシュタグになり、東北自慢する投稿が相次いでいるそうだ。負けてへんね。腐ってへんね。
去年の沖縄での「土人発言」を逆手にとって「つちんちゅ」という投稿が相次いだことを思い出した。「つちんちゅトートバッグ」まで販売されているそうな。
自分が一番と勘違いしている権力者やその手下が、上から押さえつけようとしてもそう簡単にはひるまない。「拳を振り上げるだけではない反基地運動」とはよく言ったものだ。楽しさがなければ続けていけんもんね。
この先自分が福島や沖縄に対してどんなことができるか分からないが、基本は「自分が楽しく」また「他人を不快にしない」こと。今まで一度も行ったことのない福島に、生きているうちに一度は行きたい。
ずっとずっと気になっていたこと。
それは、昨年4月28日に沖縄県うるま市の女性(当時20歳)が元米海兵隊員に殺害された事件。
その女性は現在真樹が住んでいる名護市の出身で、真樹の1歳下だった。当時真樹はバイト先までトレーニングのつもりで歩いて行っていたが、この事件のあとは車に切り替えた。被害者の女性がウォーキング中に連れ去られたから。
「被害者は私だったもしれない」というのは、うちの娘も同じこと。沖縄の持つ独特の空気が大好きで、ずっと沖縄に住みたいと言っている真樹だが、そこには「米軍基地」という大きな壁があることを忘れてはならない。
殺害から1年、新聞には当然その関連記事があるものと思っていた。しかし、京都新聞はまったくなし。
毎日新聞は4月29日、「地位協定 抜本的改定を 特権が犯罪生む」というタイトルで記事になっていた。その最後にはこう書かれていた。
◇ ◇ ◇
小学校時代に同じクラスだった名護市の主婦(22)は「身近に事件が起きて米軍を見ると怖いと思うようになった」と話す。
◇ ◇ ◇
この事件も、沖縄以外の人たちにとっては最初の「東北でよかった」という発想に近いのかもしれない。ただ地震からくる被害と米軍基地に関連する被害とを一緒くたにしてほしくない。「罪を犯しても逃げればいい」という日米地位協定を改定し、沖縄に集中しすぎている米軍基地を閉鎖・移転して行かない限り、こういった事件は減少しない。
毎年6月23日「沖縄慰霊の日」に行っている「一人沖縄平和ラン」。それまでは西海岸経由で那覇〜名護間を走ったが、去年はこの事件を受けてうるま市経由にコース変更した。それが、私にできるせめてもの弔いです。
今年もうるま市経由で実施する予定。それまでに炎天下をしっかり走れる体を作らねば。病気からの復活も、しっかりとした具体的な目標あってこそ。そう肝に銘じて精進して行こう。
さてさて、日本国憲法。
4月29日実施の、共同通信社による世論調査の結果は上の通り。
めっちゃ分裂してますね。
「憲法は変えた方がいいけど、9条のおかげで戦争に加担しなかったし・・・、でも9条も変えてもいいか・・・。」
なに考えとんねん!
いやいや、なにも考えてへん結果がこれか。
ここから私独自の分析。
最近マラソンブームが下火になってきているそうだ。東京マラソンの競争率が、毎年10倍を超えているというのにね。
以前のマラソンブームは、健康志向から入ってきたものが多かったらしい。26歳から35年以上走りづけている私も、広い意味ではその中に入る。
ところが最近マラソンを目指す人は、人生の中の一つのイベントとしてとらえている人が多いらしい。だから、東京マラソンのような派手なシティフルマラソンが一度完走できれば、それで満足してしまいマラソンから遠ざかる人も多いらしい。
「憲法改正」もこれと同じような気がする。
「憲法改正」は、だれかの人生の一つのイベントに過ぎない。中身はどうでもよく、「変えることに意味がある」と思っているように思えてしょうがない。そしてそれが実現できたとして、そのあとのことにはまったく興味がなくなる。
私にとってはそれは、「フルマラソンを完走してみたかった」と同じではなく、「一度人を殺してみたかった」というのと同じように思える。
だいたい「憲法改正」という言葉自体がおかしい。現憲法に支障があり、とてもこの先を生きていけないと思っている人ならまだしも、私にとっては「憲法改悪」、まあその中間を取って「憲法改変」と表現するのが公平な見方だと思いますが。
いやいやいや・・・、それよりももっと根本的なことを忘れていた。
憲法改正を問う前に、日本国憲法への理解がどれほどあるのか。
かく言う私も、5年ほど前までは「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義」の三大原則しか知らなかった。まあこれくらいの知識で十分という考え方もあるが、「ほんなら、どこをどう変えたいねん?」と問われて答えられますか。
「憲法改正」の前にまず「浸透」。
私の妙案、「憲法検定試験」ってどうです。
1級から5級まで作って、憲法順守義務(第99条)がある「天皇・摂政、国務大臣・国会議員・裁判官その他の公務員」は1級試験落ちたら免職とか(天皇が免職?)。一般国民はそこまで縛られていないが、5級も取れへん者は国民投票権はく奪とか。いやいやいや、これは問題やな。
各級合格者には、今はやりのふるさと納税「返礼品」みたいなんを送るとか。そんなんしたらがんばる人続出やでー。
これで憲法の国民的理解を経てからの国民投票でいいような気がするんですが・・・。
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