2017年05月04日(木)
よろめいて退院 [病院]
今日は朝から理学療法士さんに来ていただいてリハビリ。首付近を切ると、腕が上がりにくくなる人が多いらしい。その点を心配してくださっていたが、私はだいじょうぶだった。
アゴの下も一時3倍くらいに腫れていたが、もうだいぶましになった。心配していた声も、低くてしわがれてはいるがなんとか出ている。これらすべて、?医師のおかげです。(私は名執刀医だと思います。)
そのあと、I医師が病室まで出向いてきてくださった。(今日は祝日なので外来診療はない。ひょっとして、私だけのために出勤して来てくださったのだろうか。)
傷口に10数個とめてあったホッチキスみたいなもの(スキンステープラー)を外してくださった。あとはこの傷口に保護のテープをはって終了。めでたく退院です。
前回のように地下鉄とバスで帰らんなんかと思っていたが、時間がうまく合い、ヨメさんが迎えに来てくれた。
「喉を切ったもんで声が出にくくて、無愛想にしててすいませんでした。」
同室の患者さんたちにこれだけ言って、ナースステーションにごあいさつに行き、病院を出てきた。
手術後の7日間、しんどくてほとんど寝たきり。病室からトイレまでの往復20mほど以外はまったく歩いていない。1日3回行ったとして60m。7日で500m弱かー。歩き方、忘れてしもたわー。
久しぶりの外の空気。お日さんに当たったのも9日ぶり。いきなり頭がクラクラしてきた。
それでもあんまりふらつくのでおかしいなーと思っていた。家に帰ってから熱を測ったら37℃。そら、ふらつくわなあ。
毎度お楽しみ、「きくちゃん、オッサンやでー。」
「オッサン、オッサン・・・、オッサンてだれ?」
「なんかよう分からんけど、とりあえず服従しとこー。」
いったん家に入り、また呼ばれて出てきたが、「やっぱり知らん」と言い張る。
無理やり退院記念写真。
知らんオッサンと家に置いとくのは忍びないと、きくはヨメさんといっしょに「京都キャロット」に出勤。
残された私は、まずお風呂。体重を測ると、60.2kg。今回の入院で3kgほど減った。
久しぶりの湯船は本当によかった。傷口をお湯につけても全然だいじょうぶとおっしゃっていたのでありがたかった。ほっこりできた。ただ、明るいうちにお風呂に入るのは、なんか変な感じ。
そして、病院からの帰り道で買った弁当(298円+税)を食べ、そのあとはずっと休養。
少しくらいは団地内を歩こうかと思ったが、ふらついてダメ。
こんなことで、少しずつでも走ったりできるようになるのでしょうか。
不安。
晩ごはんのあと、きくのお散歩。
ヨメさんが、ふらついている私を心配してついてきてくれた。これで、きくの大好きな2人ひきの散歩になった。
コンビニで買ったソフトクリームをちょっとだけあげたら、あげた分だけなついてくれた。
「きくちゃん、何でもいいし、早う思い出してくれー。」
☆ 退院にあたって、あらためてみなさんに「ありがとう」。
【家族】
ますみさん→何から何までお世話になりました。この先も「愛人」として・・・。
廉→2回もお見舞いに来てくれて、うれしかった。
真樹→「無理しすぎんように。お互いにね。笑」のメールはよかった。
きく→「あいたいあいたい」と思えるだけで、存在価値のあるきくは時価3億円。
みき江姉夫婦、多鶴子姉→お見舞い、心遣いありがとうございます。
【病院スタッフ】
?医師→満点。腕あります。
看護師→80点。「きょうだい型」をもっと聞いてみたかったなあ。
その他→満点。みんないい方ばかりだった。
【友だち】
桜井さん→私が一番好きな雑種犬で励ましてくださったところがGood。
中西さん、中嶋さん→入院4日前の「香住」でお話しできて、うれしかった。
としさん→いつも頼りにしている元同級生。病気に関してはこれからも頼ります。
玉城さん→手術後一番着のメール。6月辺野古も走ります。待っていてください。
松村千尋さん→「また一緒に走ってください」コメント。こちらこそ!
メイママさん→ずっとこのブログを見てくださっているようで、ありがとうございます。
じょんのびかあさん→元気になったら、きく連れて綾部に行くでー。
リュウさん→ご自分の足の状態が悪いままなのに、こちらのへの気遣い感謝です。
松本さん→勝手に励ましてもらってるつもり。
下山さん→勝手に励ましてもらってるつもり。
中野さん→勝手に励ましてもらってるつもり。
いりえゆかさん→勝手に励ましてもらってるつもり。
これで、忘れてる人はおらんかなあ・・・。
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2017年05月03日(水)
5月3日は [平和]
今日5月3日は憲法記念日。施行70年だそうだ。(うちのねえちゃんの一つ上かー。)
私にとっての5月3日は、6年前までは「普通の車イスランナー・下山さんに金沢で会える日」だった。
3年前からは、走友・松村夫妻の結婚記念日。
そして去年からは、「ユリカモメウルトラ70km」への出張販売日となった。
ほんとうなら今年も武庫川河川敷に行かせてもらう予定でいたのだが、なんせ首がこれなもんで・・・。
病室には時計もカレンダーもない。毎日単調なくり返しで、頭もボーっとしている。今日が何日で何曜日でとかはだんだん分からなくなくる。
上の写真は、朝食のお盆にのせられていたもの。
「そうそう、今日は5月3日、憲法記念日やった。ブログもちょっとは真面目なこと書かんとなあ・・・。」
以前私のブログのファンとおっしゃる女性が、「おもしろそうなところはじっくり読みますけど、難しそうなところはスルーします」と言っておられた。正直やわ。
ただ、「難しそうな」ことなんか書いた覚えがない。たぶんこれは「おもしろそうじゃないところ」というのを、私に気を使ってそう言われたのだろう。
思い当たるのは、「時事」とか「平和」とか「沖縄」のカテゴリーとして書いた記事。一から問題提議する力もないので、たいていは新聞記事をコピーして、その感想ぽいことをちょこっと付け加えているような記事。たしかに「おもしろそうじゃない」。それどころか、「この新聞記事を読め」みたいな上から目線が感じられ不愉快なんでしょうね。
何日か前から、やっと新聞を読んでいても頭が痛くならないようになった。たまっていた分も全部読めて、気になる記事もいくつか切り抜いた。
でも今日は、記事のコピーはやめ、できるだけ自分の言葉で書いて行こうと思う。
幸い(?)、時間はいくらでもある。
だから、「スルー」と言わず、この先も読んでくださいね。
入院した26日の一番のニュースは、「今村復興相辞任」。袋叩き状態だった。
でも、その時にパッとひらめいたのが「私もあなたも第2の今村さんちゃうの?」ということ。さすがに「東北でよかった」とまでは言わんやろうけど、「京都じゃなくてよかった」と思う自分がいる。それは、「阪神・淡路大震災」の時も同じ。心の中で思っていても、絶対に口に出してゆうたらあかんこと。
前回の「自己責任、裁判せよ」発言は、そんなこと本気で思ってる人はおらんでー、興奮しすぎたなということで案外大目に見られたのかもしれない。それに比べて今回の発言は、「あかんあかん、それは首相も閣僚もみんな思ってることやがなー」という感じで大あわてで口封じに走られたように思う。
この発言のあと、これを逆手にとって「東北でよかった」がハッシュタグになり、東北自慢する投稿が相次いでいるそうだ。負けてへんね。腐ってへんね。
去年の沖縄での「土人発言」を逆手にとって「つちんちゅ」という投稿が相次いだことを思い出した。「つちんちゅトートバッグ」まで販売されているそうな。
自分が一番と勘違いしている権力者やその手下が、上から押さえつけようとしてもそう簡単にはひるまない。「拳を振り上げるだけではない反基地運動」とはよく言ったものだ。楽しさがなければ続けていけんもんね。
この先自分が福島や沖縄に対してどんなことができるか分からないが、基本は「自分が楽しく」また「他人を不快にしない」こと。今まで一度も行ったことのない福島に、生きているうちに一度は行きたい。
ずっとずっと気になっていたこと。
それは、昨年4月28日に沖縄県うるま市の女性(当時20歳)が元米海兵隊員に殺害された事件。
その女性は現在真樹が住んでいる名護市の出身で、真樹の1歳下だった。当時真樹はバイト先までトレーニングのつもりで歩いて行っていたが、この事件のあとは車に切り替えた。被害者の女性がウォーキング中に連れ去られたから。
「被害者は私だったもしれない」というのは、うちの娘も同じこと。沖縄の持つ独特の空気が大好きで、ずっと沖縄に住みたいと言っている真樹だが、そこには「米軍基地」という大きな壁があることを忘れてはならない。
殺害から1年、新聞には当然その関連記事があるものと思っていた。しかし、京都新聞はまったくなし。
毎日新聞は4月29日、「地位協定 抜本的改定を 特権が犯罪生む」というタイトルで記事になっていた。その最後にはこう書かれていた。
◇ ◇ ◇
小学校時代に同じクラスだった名護市の主婦(22)は「身近に事件が起きて米軍を見ると怖いと思うようになった」と話す。
◇ ◇ ◇
この事件も、沖縄以外の人たちにとっては最初の「東北でよかった」という発想に近いのかもしれない。ただ地震からくる被害と米軍基地に関連する被害とを一緒くたにしてほしくない。「罪を犯しても逃げればいい」という日米地位協定を改定し、沖縄に集中しすぎている米軍基地を閉鎖・移転して行かない限り、こういった事件は減少しない。
毎年6月23日「沖縄慰霊の日」に行っている「一人沖縄平和ラン」。それまでは西海岸経由で那覇〜名護間を走ったが、去年はこの事件を受けてうるま市経由にコース変更した。それが、私にできるせめてもの弔いです。
今年もうるま市経由で実施する予定。それまでに炎天下をしっかり走れる体を作らねば。病気からの復活も、しっかりとした具体的な目標あってこそ。そう肝に銘じて精進して行こう。
さてさて、日本国憲法。
4月29日実施の、共同通信社による世論調査の結果は上の通り。
めっちゃ分裂してますね。
「憲法は変えた方がいいけど、9条のおかげで戦争に加担しなかったし・・・、でも9条も変えてもいいか・・・。」
なに考えとんねん!
いやいや、なにも考えてへん結果がこれか。
ここから私独自の分析。
最近マラソンブームが下火になってきているそうだ。東京マラソンの競争率が、毎年10倍を超えているというのにね。
以前のマラソンブームは、健康志向から入ってきたものが多かったらしい。26歳から35年以上走りづけている私も、広い意味ではその中に入る。
ところが最近マラソンを目指す人は、人生の中の一つのイベントとしてとらえている人が多いらしい。だから、東京マラソンのような派手なシティフルマラソンが一度完走できれば、それで満足してしまいマラソンから遠ざかる人も多いらしい。
「憲法改正」もこれと同じような気がする。
「憲法改正」は、だれかの人生の一つのイベントに過ぎない。中身はどうでもよく、「変えることに意味がある」と思っているように思えてしょうがない。そしてそれが実現できたとして、そのあとのことにはまったく興味がなくなる。
私にとってはそれは、「フルマラソンを完走してみたかった」と同じではなく、「一度人を殺してみたかった」というのと同じように思える。
だいたい「憲法改正」という言葉自体がおかしい。現憲法に支障があり、とてもこの先を生きていけないと思っている人ならまだしも、私にとっては「憲法改悪」、まあその中間を取って「憲法改変」と表現するのが公平な見方だと思いますが。
いやいやいや・・・、それよりももっと根本的なことを忘れていた。
憲法改正を問う前に、日本国憲法への理解がどれほどあるのか。
かく言う私も、5年ほど前までは「国民主権、基本的人権の尊重、平和主義」の三大原則しか知らなかった。まあこれくらいの知識で十分という考え方もあるが、「ほんなら、どこをどう変えたいねん?」と問われて答えられますか。
「憲法改正」の前にまず「浸透」。
私の妙案、「憲法検定試験」ってどうです。
1級から5級まで作って、憲法順守義務(第99条)がある「天皇・摂政、国務大臣・国会議員・裁判官その他の公務員」は1級試験落ちたら免職とか(天皇が免職?)。一般国民はそこまで縛られていないが、5級も取れへん者は国民投票権はく奪とか。いやいやいや、これは問題やな。
各級合格者には、今はやりのふるさと納税「返礼品」みたいなんを送るとか。そんなんしたらがんばる人続出やでー。
これで憲法の国民的理解を経てからの国民投票でいいような気がするんですが・・・。
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2017年05月02日(火)
止まったら死ぬんじゃー [病院]
今日の病室の主な話題は、「寛平も木から落ちる」。
まあ、くわしく解説するほどのニュースでもないでしょう。
数ある寛平ちゃんのギャグの中で、私が一番好きなのは「止まったら死ぬんじゃー」。
ここ数日しんどくて寝たきり状態になると、その影響が一番に腰に来た。昨日の夕方からは熱も上がり、「こりゃ当分歩けへんかも」と心配になった。
そのあたりのことをI医師にお話しすると、「藤井さんはふだんアスリート的な生活を続けているから、動けないということがかえって体に負担になってくるんでしょうね」と。
そう言ってもらえるとうれしいねえ。看護師さんたちには私生活のことを話していないが、I医師にだけはレースへの参加についてお伺いを立てていた。
去年12月の「沖縄100kmウルトラ」への参加だけはあきれられて「聞かなかったことにします」とおっしゃったが、それ以外は意外と応援してくださった。たぶん私が「止まったら死ぬんじゃー」的な人間だと理解してくださっていたんでしょうね。寛平理論の理解者が、こんなところにおられてうれしかった。
さてさて、昨日はいただいたシップをはり、野球中継もないのでおとなしく寝るとちょっとだけ腰はましになった。
そして、今日のお昼にまた診察。ドレーンに溜まる血液もほとんどなくなってきたので、2つともやっととってもらえた。血液検査の結果、カルシウム採取が安定してきたということで点滴も終了。この針も抜いてもらえることになった。これで体に絡まっていた3本の管がなくなる。やっと安眠できそう。
その前には1週間ぶりのシャワーもさせてもらったし。これで、頭が痒かったのがやっとおさまる。あとはしっかり(大量の)薬を飲み、療養していくことですね。
午後、薬剤師さんが薬を持って来られたときに「4日に退院ですね」と確認された。「えっ、8日って聞きましたけど・・・。」
ああ、私のうっかりミス。連休中の退院など初めからないと思い込み、同部屋のお隣さんが「5月8日の連休明けに退院です」とおっしゃっていたので、私も同じと思い、I医師が言われた「よっか」を「ようか」と聞きちがえていた。
でもうれしい聞きまちがい。思っていたより4日も早く家に帰れる。これでヨメさんときくちゃんが喜んでくれたらゆうことないんやけど、どうもそうでもないような・・・。
今日はテレビ大阪の「ヤクルト阪神戦」が見られるはずだったのに、ここのテレビはテレビ大阪映りませんやん。しゃーないし、ネット中継には手を出さず、ヤフー・スポーツナビのプロ野球一球速報。
昨日紹介した苦労人・大松が、1対1で同点の7回代打で決勝打(内野ゴロフィルダースチョイス)。8回には去年絶好調の4月にデッドボールを食らいその後のシーズンを棒に振った谷内(やち)が、ダメ押し2点打で4対1の勝利。さすがヤクルト、泣かしてくれるような勝ち方でしょ。
これで今季初の3連勝。うひひ。
由規投手の復帰が決定といううれしいニュースのあとに、「川端、今季絶望か」。
まあ、いろいろありますね。
明日は、デーゲームが地上波で。ゆっくり見られるね。
テレビカード、残るから清算せんならんわ。
帰ったら、まずは不審者におびえるきくちゃんと散歩。
「止まったら死ぬんじゃー」というほどでもないけれど、それからちょっとずつちょっとずつでも走れて行けたらいいんやけど・・・。
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2017年05月01日(月)
「楽ですか」はないやろう [病院]
「痛い、痛い」と叫び続ける女性患者の声。
それを、あの手この手でなだめ励まし続ける看護師さん。
今日も、私の向かいの病室で「プロ」看護師の奮闘が続いていた。根が冷たい私には絶対できない職業、その一つが看護師であることはまちがいない。
「痛い、痛いゆうなー! 痛いゆうたら痛みがなくなんのかー。ごちゃごちゃゆうな!」
こう見えて意外と気が短い私なら、さしずめこんな感じになってしまうんでしょうね。最低です。
毎日の看護師さんたちの奮闘ぶりを間近に見せてもらい、本当に感謝感謝の日々です。
さて本題。
私のブログには本人が特定できてしまう記事がいくつもある。そのことで、今まで何回もおしかりを受けた。
私としては悪いことを書いているつもりはまったくなく、(というよりは)好意的に書いているつもりのものばかり。それは、社会経験が乏しいものが陥ってしまう落とし穴なのかも知れません。
昨日のこと、朝6時前に来られた若くて元気な看護師さん。
いきなり、「前回に比べて今回は楽ですか」と話しかけてこられた。医療知識に乏しくとも、真面目に正確に答えようといつも心掛けている私も、さすがにこの問いには絶句。
顔をボンボンに腫らして、ほぼ寝たきり状態で苦しんでいるのに、どこ見とんじゃい。なにを引き継いで来とんじゃいと、茫然としてしまった。
たぶん、去年10月の私の第1回目の手術入院の時におられた看護師さんなのだろう。話すきっかけを作る愛想のつもりで言われたのだろうが、「楽ですか」はないやろう。せめて「今回のほうが大変でしょう」やろうね。
私は手術をしてくださったI医師を信頼している。
I医師は、手術前の説明の時、最後にこう言われた。
「今回の手術は、痛みや苦しみを取る手術ではないところが心苦しいです。それでも、この先の治療に向けてどうしても必要な手術ですから、がんばりましょう。」
私が一番引っかかっていたところ、痛みも苦しみもなく、マラソン大会に出れば常に入賞が狙える体力もあるのに、なんで正常に働いている臓器を摘出しなくてはならないのか。その部分にこだわり続けている私に対する「しめ」の言葉として、これはよかった。
私を産んでくれたおかちゃんが聞いたら、「あほか、どっこもどうもない臓器を取ってしまうもんがおるか。そのまま寿命通りに死んだらええにゃ」ってゆうやろなあ。でもおかちゃんは65まで生きたんやから、あと4年で同点や。あと4年が、私の一つの目安やね。(わしゃ、パラリンピック出られへんのかなあ。「甲状腺全摘の部」はないか。)
さて、その「楽ですか」発言のあとむかついてむかついて増々しんどくなってきた。
お愛想の言葉なんかいらんぞー。すぐしゃべりたがる患者もおれば、私のように自分の世界に閉じこもりたい者もいる。そこが分かってへんと、人相手の仕事は無理やぞ。
私もいつもヨメさんに叱られている。「いらんことゆうくらいやったら黙っといて。」私も良かれと思ってゆったことが反感を生むことが多いですから。最近は、本当に何も言わない変な「京都キャロット」店員を心がけています。
私を見て、ペラペラしゃべりたい患者に見えたんかなあ。私は前回の看護師さんをほとんど覚えていない。それは私的な会話を一切交わしていないから。
今回も何人もの看護師さんが担当として来られている。中には半年前におられた方もあるだろう。しかしどの看護師さんも、隣の患者さんとは私的な会話を交わされても、私には絶対にそうされない。私のことをよく理解していただいていてありがたい。
それが私にとっての「楽」ちゅうことですね。
話は飛んでしまうが、私はお店に行っても一番愛想の悪い店員さんに話しかける。そういう店員さんは、意外に知識豊富で私が何を欲しているかを察してしまわれる方が多い。そんなことが今まで何回もあった。
手もみをしながらニコニコしている店員さんが好きな客もおれば、私のようにぶっきらぼうに扱われる方が気楽と思う客もいる。人それぞれやわ。
その看護師さんには、「あまりしゃべりたくない患者もいる」ということを知って行ってほしい。仕事はてきぱきと出来ておられるので余計に残念。
入院患者のほとんどは、痛みや苦しみを取ってもらうために来られている。私のように痛み苦しみがなく、手術後に痛み苦しみが生じてくるという変な患者もいる。こんな患者の根性ひがみ具合はただもんではない。
ということで、昨日一日不愉快でしんどくなってしまった原因の一つについて書かせてもらいました。このことは、誰にも見られない本当の日記に書いとけってか。そんなことしたら、こっちの病気が増々悪なるわ。人のことより自分が大事。今回の記事は、私の精神の安定を保つためのものということで・・・。
この記事も削除かな。
【追加】
今朝(5/2)の採血は件の看護師さんだった。今までの採血の中で一番上手。針を抜く時がいつもイヤだったのに、今日はいつ抜かれたのか分からないくらいお見事だった。
もちろん、「痛くなくてよかったです」と言っときました。
ありがとうございました。
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Wi−Fi復活、ヤクルト復活 [ブログ]
こんなにうれしい5月1日を迎えたことはない。
夜中に目が覚めて、ポケットWi-FiをONにすると、赤い波マーク(低速度化表示)が消えた。腰痛が最悪でほとんど眠れなかったが、朝5時半にもう一度確認。パソコン、サクサク動くやないですかー。
これで私の主な仕事(?)、ブログ更新が復活。
またヨメさんに、「一銭の得にもならんことを・・・」とぼやかれること必至ですが。これが私の元気の源になっているのなら、ぼやかんと目をつむってください。
去年の8月初めに「Yahoo!の401HW」を購入。それ以来低速化になったことがなかったのに、入院でヒマなときに使えなくなるとは・・・。「低速化」とは名ばかりでほぼ「動きません」状態。なんぼ待っても更新されないので、何度も切ってしまった。このイライラは、精神的にかなり悪かったと思う。
廉が来た時に相談すると、「ブログ書いたりヤフー検索してる程度で低速化になるはずないんやけど・・・」と。「動画見たら、どんどん消費してしまうけどな。」
「ふむふむふむ。」
ここでジジイのエロ動画検索だと哀れな笑い話になるのだが、私の場合はちがった。3月末からプロ野球が始まり、たぶん違法サイトだと思うのだが全試合中継がタダで見られる。ヤクルト戦など地デジはめったに見られないが、違法サイトだと毎日見られる(日本のBS・CS放送を韓国経由で流している)。
それを自宅のWi-Fiで見ていたら問題はなかったが、パソコンを使ってる部屋と離れているため動画がすぐに固まってしまう。そこで私のポケットWi-Fiが大活躍。大活躍しすぎて貯金なくなってしもたがなー、ちゅうことですね。
昨日おとといの二日間、頭痛と腰痛がひどくほぼ寝たきり。パソコンくらいなら見られそうだったが、パソコンは動かず。元々病院のテレビは見るつもりはなかったが、ボーっとしている私を気の毒がってヨメさんがテレビカードを買ってきてくれた。1200分1000円。
20時間ということは、プロ野球中継だと6試合分くらい。おとといは、さっそくBSフジの「ヤクルト巨人戦」観戦。2対1のしびれる試合。ピッチャー小川・2ランの雄平はともに身長171だそうだ。よかったわー。
昨日もBSフジの「ヤクルト巨人戦」。新人・星投手ががんばり、オリックスをクビになってヤクルトに来てくれた苦労人・坂口が執念の決勝内野安打。3対2ですわ。2日連続しびれましたわ。(ついでに披露しておきますと、現在1軍の鵜久森、大松も他チームをクビになった苦労人です。)
試合中、実況アナが「新人・星投手をベンチ全員で盛り立てていますね」と。それに対して解説のデーブ・大久保さん。「星投手だからというわけではありません。ヤクルトはだれが投げていようと、全員の力で勝利に向かうそういうチームなんです。」ええことゆうてくれるがな。そやし好きやねん。ああまた神宮球場行きたいなあ。
ピッチャーはみんながんばっているし、これで山田の調子が戻り、川端・畠山・館山が帰ってきたら優勝しかないやん。ひひひ・・・。
おとといの試合中継が3時間半、昨日が3時間見てしまったのですでに6時間半分消費。あと13時間半か・・・。明日からの対阪神戦は中継があるのだが、その次のDeNA戦は地デジ・BSでは見当たらない。違法サイトに手を出すと、またポケットWi-Fiが消耗してしまうし・・・。
しんぼうして、本でも読みましょかね。
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2017年04月30日(日)
「痛いとこはここか」「いた!」 [病院]
「痛いとこはここか」と私の左耳下を押すヨメさん。
「いた! なんぼほどきつう押すねん!」と私。
「吉本のギャグやなあ」と笑う廉。
今日の午後、またヨメさんと廉がお見舞いに来てくれた。
廉は金曜の仕事帰りにそのまま京都に来たので、またスーツ姿で帰る。しっかり仕事してるんやとうれしくなる。
前回の手術後は挿管器具が喉を傷つけたようで、その痛みだけが気になっただけで体はピンピンしていた。手術の6日後にあった「京都鴨川ゆっくりラン」に一時帰宅で参加させてもらったくらい。
I医師から「今回は残ってる甲状腺以外の所も掃除しますので、前回より回復に時間がかかると思っておいてください」と言われていた。
手術前に、前回の手術で喉の中がすごく痛くなったこと、体が固定されて全身コチコチになってしまったことをくわしく話しておいた。すると今回その2点は改善。つまり、大手術であったのに手術直後はすごく元気だったのである。
ところが、日に日にしんどさが増してきた。
切開した部分が前回の2倍以上なので、もちろん痛い。しかし、それ以上に頭痛と腰痛。起きているとじわじわと左後頭部が痛みだす。もう起きていられないので寝る。すると今度は腰痛が襲う。トイレまでの往復20mほどが「いたたたた、イタタタタ」と言いながら歩かんなんことに。
そんなこんなで、本当は動いた方が早く良くなったのかもしれないが、一日中ほぼ寝たきり状態。こんな本格的な「病人」状態は人生初です。
午後3時前にヨメさんと廉が来てくれ、私は現状を説明していた。
そのあとに、「痛いとこはここか!」「いた!」
これはしゃーないとこもある。いつもヨメさんにマッサージをしてもらう時、「もっときつうしてえなー」というのが私の口癖。その感覚で触ってしまったんでしょうね。
実際、そのあとに腰などをもんでもらいずいぶん楽になった。
「かわいいかわいいますみちゃんの顔見て元気になったわ。」
こういうセリフにヨメさんは返しがない。
私ならこうこたえる。
「そうゆうてもろたら、愛人冥利に尽きるわ。」
これでどうでしょう。
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2017年04月29日(土)
息子見舞い [病院]
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