2017年01月09日(月)
第88回9の日平和ラン [ランニング]
「平和・憲法九条」ののぼりを持って、茨木市内を2回合わせて6.5kmも練り歩いた。今日は「9日」やし、それを「9の日平和ラン」ということにしようかと思った。でも「歩き」と「ラン」はちゃうからなあ・・・。
最近、寮のバイトの日以外は少しでも走るようにしている。今日もちょっとだけでも走っておこう。もう暗くなって、のぼりを持って走る値打ちはないので普通に3kmだけ。
5分29、5分39、5分31で16分40秒。
少しでも走っておくと、また明日につながる。
肩が凝ってしゃーないのは、昨日寒さにふるえていたからかな。
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【今日のきく】
9時ごろ、きくと朝散歩。
ヨメさんが7時前に行ってくれているので、それからまだ2時間たってない。
久しぶりのピース君。
お互い気付いているくせに、見て見ぬふり。なーんでか。
今年初の、「散歩中ガウガウ噛み」。
何が気に入らんのかねえ・・・。
昨日の出張販売で使ったブルーシートなどを広げて干す。
ぎょうさんあるから一人で大変やった。
きくちゃんが手伝ってくれたらうれしいんやけど、無理やわな。
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山下けいきさんの応援 [私の好きな人]
1月15日告示、22日投票で茨木市議選が行われる。
私が所属する「ランナーズ9の会」の仲間、山下けいきさんが引き続き立候補される。
メールでお知らせがあり、お手紙もいただき、先日は直接お電話もいただいた。政治には全くの素人の私なのに、こうして頼りにしてくださると放っておくわけにはいかない。
本来は1月15日の告示日に「走って出陣」と言うのがあるので、それに参加したかった。しかしその日は京都走ろう会の例会があるし、午後には都道府県対抗女子駅伝もあるし。
今日は9日。毎月私が「9の日平和ラン」をする日。
「そうや、今日行こう!」
ちょうどよかった。自前の「平和・憲法九条」ののぼりをもって、茨木市内を練り歩きましょう。
私は今まで特定の候補を応援したことはほとんどない。
例外は3人だけ。
一人は、2010年4月の京都府知事選挙に立候補された門祐輔さん。理由は単純、憲法をまもるウルトラランナーだったから。
二人目は、2011年1月の長岡京市長選挙に立候補された小原明大さん。理由は単純、綾部の「カフェ・じょんのび」の息子さんで、憲法をまもる候補者だったから。
そして、2012年4月の茨木市長選に立候補された山下けいきさん。理由は単純、「ランナーズ9の会」の仲間であり、憲法をまもる候補者だったから。
6、7年前は、私もけっこういろんなところに首を突っ込んでいたんですね。
今回の山下けいきさんの応援は、約5年ぶりの選挙応援カムバック(?)
事務所に応援に来られていたメンバーは、いかにも常連さんという感じの方が多かった。
「私は若造で何も分かりませんので・・・」とあいさつしようと思ったが、見かけだけは十分ベテラン系なので大きな顔をして待機させていただいた。
午後1時半から「大宣伝行動」。
と言われても何をしていいか分からなかったが、3グループに分かれ、2組は練り歩き、1組は自転車でアピール。
事務所を出たときは10数名で、途中から6・6くらいに分かれた。
私は、練り歩き隊の東方面担当グループに入れてもらった。
先頭の方が山下さんの政策を吹き込んだテープを流され、その後ろをのぼりを持った者や、政策ビラを配る者が続く。
山下けいきさんの議会報告ビラの表紙には、「チェックから改革へ」へのキャッチフレーズ。
1.維新前市長と対決してゴミ委託改革
2.市議選ポスター水増し請求疑惑追及
3.くらしの110番 障がい者支援からトイレ様式化まで
「社会の主人公は、カジノ賭博や水道民営化出で組む自民、維新ではなく、私たちです」
テープの内容もだいたい上記と同じような感じ。
私は裏表紙に書かれていた「平和憲法が私の原点です」を入れてほしかったんですけど・・・。市議選の争点にはふさわしくないんでしょうね。
今日は成人の日なので、あちこちで晴れ姿の若者を見た。
こんないい日にアピールウォークができてよかった。
時折雨がパラついたが、昨日の大雨に比べるとかわいいもんだった。
ウインドウにうつった私の姿をパチリ。
一人毛並みの変わったんが混じってますけど、今はやりの「多様性」と言うことで・・・。本人けっこう楽しく歩いています。
今日は祝日だったので、商店街もお客様が多かった。
茨城戎神社前も通過。
カードマンさんが立っておられると、「私も早う復帰せな」と焦ってしまう。
すごくかわいい地蔵さん発見。
もちろん、みんなの幸せを願っておきました。
「あっ、山下さん当選のお願いすんのん忘れたー。」
阪急・茨木市駅前を通り事務所へ。
1回目のアピールウォークは約3.6km、1時間10分ほど。かなりゆっくり歩いたことになる。
事務所で休けい。
戻ってこられたみなさんがいろいろなお話をされていた。
「茨木はどちらかとうといなかになるんですかねえ。」
「・・・。(みなさんどういう意味か計り知れず、返答なし。)」
「いや、ビラを配っていても抵抗なしに受け取ってくださる方が多くて。都会の真ん中なら、ほとんど無視されるでしょう。『ごくろうさん』と言ってくださる方も多くて・・・。」
「確かにいなかのいいところも残ってますが、それよりも山下さんの日ごろの活動をよーく見ている方が多いんだと思いますよ。」
「成人式の振袖の袖が変になっている子がいてねえ、呼び止めてきちんとなるようになおしたけげたわ。これから式に行くみたいやったんで、ビラは邪魔になるし、よう渡さんかった。もうちょっとせんでんしたらよかったなあ・・・。」
「雨がパラパラ来た時に、小さな子とお母さんが上を見上げてはって、なにやろうと思って見上げたらきれいな虹。山下さんの虹色ののぼりとピッタリシンクロしてよかったわー。」
(◎毎日新聞 2012年4月2日より
◇茨木市長選・山下慶喜候補
山下氏は平和と個人の多様性を尊重する公約「レインボープロジェクト」を掲げ、教育現場への競争原理の導入に反対した。東日本大震災への対応では「市民の生命を守る立場から、放射能に汚染されたがれきを持ってこない」と約束した。)
みなさん、いろいろと楽しんでおられる。私はそのきれいな虹に気付かず、残念!
3時20分すぎに、2回目のアピールウォーク。
用事のある方もあり、残ったメンバーでもう一度。
「今日は1万歩行けたから満足! 何グラム体重へったかなー」と言いながら帰って行かれた女性もあり。楽しんでますねー。そうでないと、続きませんよねー。
2回目は、東コースをショートカットして約2.9km、43分ほど。
2回行くだけの人たちだけあって、1回目よりスピードアップ。
2回合わせて約6.5kmウォーク。
私は個人的には、前日の雨中のハーフレースのダメージ回復に役立った。
知らない町を一人でアピールウォークとなると心細いが、5、6人もおれば心強い。これがウオークじゃなくてランだともっとうれしいんですが、人混みを走るのはムリですね。
それはまたの機会に。
私はこれでもう応援には来れないと思いますが、山下さんしっかり!
まあ大阪ふうに言わせてもらえば、「バチもんに負けるな!」ちゅうとこですか。山下さんが今まで取り組んでこられたことを多くの方に訴えて行けば、絶対にだいじょうぶ。
せめて投票率が50パーセントを超えてほしいところですね(前回41.79、前々回45.23)。
駅までの帰り道に、沖縄料理「しーさ」さん。
沖縄の方がやっておられるんでしょうか。
また、沖縄にいる真樹のことを思い出した。
「京都に帰ってこんかなあ・・・。」
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2017年01月08日(日)
第43回武庫川新春ロードレース [ランニング・出張販売]
がんばりました。
今日は本気でがんばりました。
当初の目標「ハーフ1時間35分」には程遠かったが、1時間39分43秒で、ハーフ男子60歳代の部・第3位。
2週間後の「名護ハーフ」に向けて、最低でも1時間40分は切っておきたいとぬかるみを疾走。後半は手がかじかみたいへんでしたが、最後まで気を緩めず走り切りました。
そのご褒美が3位入賞。1位2位の方とは、5分4分の大差でしたけど・・・。
6時起床、6時15分自宅出発。
もちろんこれは私のことで、ヨメさんはこれよりずっと早く起き、きくの散歩やら、朝食用のおにぎり作りやら。私の何倍もしんどい思いをしている。前の晩も遅くまで勉強していたのに。
7時半ごろ会場着。
このころはまだ雨が降っていなかったので、落ち着いて出店準備ができた。
かわいいワンちゃんを発見したので、写真を撮りに行く余裕も。
「タロウ・オス・12歳」
柴犬とおっしゃっていたが、シベリアンハスキーみたいな柴犬だった。
9時ごろから雨がポツポツ。
ヨメさんは9時半からの3kmにエントリーしていたのだが、今日はDNS。このあと雨で大変なことになるだろうと予測して、決して無理はしない。
雨はだんだんきつくなり、傘をさす人が多くなってきた。それでもこの程度の雨なら、かえって走りやすいくらい。
10時10分に10kmがスタート。
「ランナーズ9の会」の9ちゃん。
今日の目標は、10km60分切りだそうだ。
スタートから45分ほどたったので、ゴール近くで仲間の応援。
三宅文彦さんに写真を撮ると約束していたのだが、もうすでにゴールされていたようだ。
次は京都走ろう会の柴田さん。
スタート前にいっぱいお話をさせてもらった。柴田さんは私の9歳上なのだが、10kmのベストが36分台とか、初マラソンで楽々サブスリーができると思ったらえらい目にあったとか、似たところが多くておもしろかった。
あとでヨメさんに聞いたのだが、柴田さんはゴール地点からまだあと1km走ると思い込んでおられたらしい。それで力を残しておられて、タイムが悪くてガックリだったそうだ。こうゆううっかりなところも私に似てますね。
その次は9ちゃん。
真横から「しっかり!」と声をかけたのだが、それに応える余裕はなかったようだ。
その次は「ランナーズ9の会」の・・・、どなたでしたっけ。
帰ってきました、私の大好きな朝日さん。
今日も朝からごあいさつに来てくださいました。
「男前は治りましたか。」
私のブログを見てくださっているようで、去年こけて顔ずるむけを心配してくださっていた。
いつもの華麗なフォーム、健在です。
ゴール後お歳をお聞きすると、「80歳です」。
「えー、いつの間にそんなに・・・。それやったら、レースに出られるだけで十分じゃないですか。」
9ちゃんの表彰を撮りに。
これからもしっかり、できれば余裕をもって走ってくださいね。
さて、私のハーフ。
「1ミリの雨」という予報だったのに、もう本降り。カッパを着て走ることなどめったにないのだが、とりあえず着ていくことにした。100円ショップの透明ではないカッパ。これはシャカシャカ言わないのでいい。
12時スタートの予定だったが10分引き延ばし。
早く並んでも雨にぬれてふるえるだけなので、「京都キャロット」のテントで待機していた。
スタート2分前くらいにスタート地点へ。
前から10mくらいのところがすいていたので、「すんませんねえ」と言いながら割り込みさせてもらった。みなさん寒さにふるえておられたので、割り込みをとがめるような人もいなかった。
いつもはレース前日に一応仕上げて気持ちよくレースに臨むのだが、今回は不安だらけ。とにかく足が自分の思い通りに動かない。
案の定、最初の1kmが4分29秒。この時はまだ走路がズルズルという状態でもなかったのにこのタイム。先が思いやられた。
しかしねばってねばって・・・。
4分29
4分42
4分42
4分51(靴ひも締め直しロス10秒)
4分43
上流に向かう5kmが23分30秒。
なんとか最低ラインクリアですかね。
折り返して、さあ下り・・・。
4分40(靴ひも締め直しロス10秒)
4分31
4分57(トイレロス30秒)
4分40
4分40
下りは30秒は縮めたいと思っていたのに、今日2回目の靴ひもほどけとトイレに寄ったのとで、また23分30秒。
10kmは47分ちょうど。
これは、ギリギリ1時間40分切りのペース。
ここでカッパを脱ぎ、グローブも外し、コース脇に置いて行った。後半に気合を入れるために。
南側に550m往復。
スタート地点に戻って約11.1km、52分15秒。
残り10kmを47分半くらいで行かないと1時間40分は切れない。走路はもうズルズルドロドロになってきているので、かなり厳しい。
10〜15の5kmが一番しんどかった。
一瞬「もうええか」と思いかけたが、もったいないもったいない。靴ひもロスとトイレロスがなかったら、10km46分のスピードで走れてるんやから。
4分50
4分44
4分44
4分47
4分55(強烈な向かい風)
上流向きは、北風ビュービューで手がかじかんだ。カッパを脱いだのは正解だったが、グローブもいっしょに外したのは大失敗だった。
この5km、24分03秒。とうとう24分を超えてしまったが、考えようによっては23分台をちょっと超えただけ。大崩れはしていない。
15km、1時間10分59秒。残り6.1kmを29分以内。下りに入ったら、もうひと踏ん張り。
最後は、寒さとぬかるみとの闘い。
4分52(強烈な向かい風)
4分37(ここから下り)
4分37
4分37
4分44
4分43
この5km、23分34秒。これで最初のペースに戻った。
20km、1時間34分37秒。
残り1kmの看板のところで1時間35分を超えてしまった。これは何としても、4分50秒くらいでおさめなければ。
いつもはゴールの写真も撮るのだが、今日はそんな余裕なし。腕を精一杯振り、ヒザが低くならないように意識して・・・。
ゴール1時間39分43秒。
最後の1km、4分40秒くらい。がんばりました。
(上の写真は、ゴールしてから振り向いて写したもの。)
記録証交付所で、「3位です。表彰に出席してください。」
「やったー!」
10kmに参加されていた山本ヒデさんが、私のスタート前に、「藤井さん、3位以内は確実ですよ」とおっしゃってくださっていた。「それならうれしいんですけど・・・」と言っていたが、やっぱり順位よりもタイム。3位はうれしかったが、それよりも1時間40分が切れたことのほうがうれしかった。
表彰式の時、ちょうどヨメさんがトイレから帰ってきたので写真を撮ってもらった。
賞状を手渡してもらっているところを撮ってほしかったのに、ちょっと遅かった。
賞品は3種類の中から選べた。
カーボショッツ、スポーツようかん、ほどけない靴ひも。もちろん私は、「ほどけない靴ひも」。今日は2回もほどけて難儀した。これからは、これ使おう。いい賞品をいただきました。
このあと、じゃじゃぶりの中での後片付け。
いつもなら1時間ほどでできるのに、今日はその倍ほどかかった。会場を出たのは5時前。もう薄暗くなっていた。
冷たい雨のため、売り上げは前年の3分の1。悲しすぎるー。
でもめげていてもしょうがない。ますみさんは、帰りに寄った吹田SAで大きな大きなコロッケパンを購入。
「顔とおんなじ大きさやん。それ、茶わん2杯分のごはんくらいあるんちゃうん。晩ごはん食べられへんようになるでー。」
そんなにこともまったく気にも留めず、写真撮影に高じるますみさんでした。
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2017年01月07日(土)
おつかれラン [ランニング]
今日は24時間バイトから朝帰り。
午前中は、年賀状のまだ出せていない分を仕上げた。
プリンターが動かなくなったため、コンビニでコピーしたものを年賀状に貼り付けるという裏技。インクジェット写真用のはがきに紙が貼ってあるとビビりますよね。いや、そんな細かいところまで気が付かんか。
今日はレースの前日ということで、本当は1000m1本でしあげたいところだった。しかしおとといの鴨川10kmがガックリの結果だったので、ちょっと欲張った。
まずは叡電・木野踏切へ。
その近くに神社があるのでお参りしておいた。お賽銭も持たずですけど・・・。
このあたりをぐるぐる走って2kmのウォーミングアップ。
久しぶりの線路沿いラン。
線路北コースと南コース。どちらも岩倉駅前折り返しで2kmになる。
まずは線路北コース。
今日の目標は、1本目8分40秒、2本目8分20秒。
走り出してすぐに感じた、「重い! 動けてない!」
折り返しで4分32秒。「なんじや、こらー!」
でもよくよく考えたら、ウルトラレースからまだ3週間足らず。スピードが上がるはずがない。2km、9分01秒(4分29秒)。
一条山をぐるっと一蹴して1km。
呼吸を整えてから、線路南コース。
走り出したら、さっきよりは楽。
折り返し、4分17秒。
「よっし、まあまあ」と思って後半がんばったつもりだったが8分43秒(4分25秒)。
「これではあかんなあ」と思いつつ、クーリングダウンジョグ。長代川沿いの走りやすいところをぐるぐると3km。
けっきょく全部で10km走ってしまった。
このけだるさでは、明日のハーフ1時間35分はムリです。うーん、せめて1時間40分は切りたいなあ。
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【今日のきく】
一日おもしろいことがなかった日は、散歩中にわがままを言う。「あっち行く、こっち行く」とか、「まだまだ帰らん」とか。
「その気持ちは分からんでもないけど、明日出張販売やし、はよ寝なあかんにゃわ」と言うと、分ってくれた。きくはかしこいわー。
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2017年01月06日(金)
のん [雑感]
今日はこれ。
新聞の一面広告(1月3日)。
沖縄の桜坂劇場で真樹と見た「この世界の片隅に」はよかった。
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◎毎日新聞11月15日夕刊・ニッポンへの発言
キーワード 女優のんと「この世界の片隅に」=中森明夫
能年玲奈に会った! いや、現在は「のん」に改名している。3年前、「あまちゃん」で大ブレークしたが、所属事務所との確執が報じられ、休業状態に陥っていた。先ごろ、独立して改名、活動を再開したのだ。
アニメ映画「この世界の片隅に」の主演で声優として抜擢(ばってき)された。9月半ば、マスコミ試写の初回は大雨の朝の渋谷だったが、ずぶ濡(ぬ)れになって駆けつけた。映画の冒頭、コトリンゴの唄(うた)う「悲しくてやりきれない」が流れ、青い空に「のん」とクレジットされた瞬間、思わずウルッときた。ああ、能年玲奈がスクリーンに帰ってきた!
映画は素晴らしかった。こうの史代の漫画原作を片渕須直監督がアニメ化した。昭和19年、広島から呉に嫁いだ若い女性の物語だ。戦時下の日常を丹念に描く。戦争の悲惨さを声高に訴える作品ではない。今、生きる人々のように暮らしがある。それゆえ終盤の戦災の場面はより痛切だ。
こうの史代には広島の原爆被害を独自の手法で描く傑作「夕凪(ゆうなぎ)の街 桜の国」がある。だが、「この世界の片隅に」では呉を描いたことに着目したい(こうのの母の故郷だという)。「黒い雨」や「はだしのゲン」等、広島の原爆を描いた作品は数ある。“HIROSHIMA”は人類史上初の原爆投下の街として世界中の人々が知っている。しかし、呉はどうか? 広島の隣に軍港・呉があって、兵器が造られ、戦争に出撃していった。そうして、その街にも普通の人々が暮らし、女も子供も空襲に遭って死んだ。こうのが描いた呉や原爆で失われた戦前の広島の街を、片渕監督は執念の取材でアニメによって詳細に再現した。この映画は世界14カ国での公開が決定している。この歴史的傑作によって世界は初めて“KURE”を知るだろう。
『キネマ旬報』誌の対談でのんに会った。この映画の彼女は素晴らしい! のんさんの声がぴったりで、もうそれ以外は考えられないと伝えた。2年前、映画「ホットロード」公開時に対話したが、主人公の少女が能年さんに憑依(ひょうい)したみたいだと言うと「えっ、憑依?」と彼女の顔が急に曇る。「それじゃダメなんです」と俯(うつむ)いた。憑依ではなく技術によって演じたいという。能年玲奈は実にクレバーな女優だ。「あの頃は憑依と言われることに神経質になっていて、それが顔に出たんだと思います」と今、のんは言う。
今回の作品の主人公すずは絵を描くのが好きなこと等、のんと重なる。戦争の苦境を生き抜き、大切なものを失う女の子の物語だ。彼女は芸能活動停止の苦境に耐えた。能年玲奈という大切な名前さえ失った。のんの声には喪失の響きがある。「演じた」のではない、彼女は主人公を「生きた」のだ。そう言うと、また憑依の時みたいに怒られるかな? 「いえ、今はもう大人になりました。えっ?と思っても、顔には出しません」と、のんは笑った。
なるほど「あまちゃん」の能年玲奈はもういない。そこには意志的な大人の女優がいた。のんさんがこの作品に出合ったのは運命のように思えます、と伝えると「一生に一度、出合えるかどうかの作品です」としっかりとうなずいた。とても美しい顔をしていた。
戦争によって少女すずの描く絵は途絶える。戦後生まれの漫画家こうの史代はそれを描き継ぐ。映画監督・片渕須直の強い想(おも)いがアニメ化へと向かう。小さな資本だ。でも、この映画が見たい! 日本中の観客たちが支援金を寄せて、遂(つい)にすずは動き出す。そうして最後に女優のんの声が魂を吹き込む。この映画は成り立ちそのものが一つの奇跡のような劇だ。多くの人々の祈りがこめられている。すずよ動け! のん=能年玲奈よ甦(よみがえ)れ! そんな祈りが絶対に通じない訳がない。私もまた祈りをこめて、この文章を書いている。あなたに向けて。どうか、この映画を観(み)てください!!
私たちの存在はちっぽけだ。戦争にも巨大資本にも強権大統領にも敵(かな)わない。でも……。片隅に生きる者の輝き、祈りがきっと何かを変えると信じる。「この世界の片隅に」は、「この片隅」から「世界」に向けて大きく広がってゆくだろう。(コラムニスト)=毎月第3火曜掲載
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2017年01月05日(木)
鴨川10km+α [ランニング]
走れるときに走っておこう。
家から鴨川に出て、そこで10km走。そしてまた家までゆっくりジョグで帰ってくる予定。
午後4時、自宅スタート。
かなり気温が低かったので、ロングタイツに長T。長Tはウィンドブロックなので、多少の風は平気。それにしても、青とオレンジは目立つ組み合わせですね。
「京都キャロット」店舗前を通り、柊野別れから鴨川へ。
西賀茂橋南の公衆トイレ前で2.43km、13分11秒。
トイレに行って、すぐに再スタート。
ここから出町までで5kmくらいになったらいいんやけど・・・。
下りは、4分半をちょっと超えるくらいのペース。
出雲路橋の下には、前に写真を撮ったネコちゃんがいた。
出町の高野川との合流地点で4.3kmしかない。
しょうがないので「し」の字の形で高野川沿いを北上。
御影橋を少し過ぎたところでGPS腕時計が「ブーブー」。
このバイブ機能はありがたい。ここで5km、23分25秒。
ここで折り返して、来た道を帰る。
これはさっきとはまたちがうネコちゃん。
寒そうやねえ。
鴨川北上は向かい風になるので、かなりの負荷。
でも、こういうところをしっかり走ったら力がつくんですよねえ。
スタート地点に戻り10km、47分53秒(24分27秒)。
キロ4分47秒ペース。このペースでは、ハーフ1時間40分を超えてしまう。
ほんとうはキロ4分40秒ペース以内で走りたかった。10kmを46分くらいで走りたかったが、一人練習ではこんなもんですかね。
そのまま休まず、鴨川を北上。
通学橋、志久呂橋、庄田橋、高橋と通り、十三国橋を右折して東北部クリーンセンター前へ。寒暖計は4℃。
バイパス交差点を右折し我が家へ。クリーンセンターを超えると、あとは下りなので楽だった。
6.82km、44分54秒。キロ6分32秒ペース。
クーリングダウジョグ1kmをプラスで、今日は合計20.25km。いい練習にはなったが、真ん中の10kmが遅すぎた。
うーん、今度の日曜の「武庫川ハーフ」1時間35分はちょっ無理かも・・・。
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きくちゃん三昧 [わんこ・にゃんこ]
昨日は寮1・17時間できくの散歩ができず。明日は寮2・24時間でまたもやきくの散歩ができず。今日いっぱい行っとくしかしゃーないやん。
比叡山をバックに。
晴れていたかと思ったら、急に曇って冷たい風が吹くという冬らしい天気。
長代川沿いの散歩道。
私がいつもクーリングダウンに使う土の道。
きくがきげんよう歩いていたのに、私の影になってしまいましたね。
これでどう?
「きくちゃん、ちょっと前に行き過ぎー・・・。」
坂を駆け上がるきくを撮ろうとしたが・・・。
ちょっと力強さが伝わらん写真になってしまった。
犬連れ自撮りはむずかしい。
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「京都キャロット」に行って、きくちゃん急襲。
ヨメさんに撮ってもらったら、こんなかわいいきくちゃんの顔。
でも、そのあとなぜか腰が抜けていた。なんかされると思ったみたい。
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夜の散歩も行きましたよーん。
寒がりのきくは、家に帰ったらストーブに直行。
「近すぎるで。鼻こげるでー。」
歯を磨いてもらうようになって、口の臭いのが亡くなった。
きくは歯がしっかりしてるし、長生きできるやんなあ。
日によって気まぐれなのだが、きくは夜寝るときにはヨメさんのふとんに行くことが多い。そんな時、ちょっとだけきくを真ん中にしてヨメさんと私とで挟んでやる。どうもこれがうれしいみたい。2、3分だけで私は自分のふとんに行くのだが、この2、3分の「きくサンド」が本当にうれしそうに見える。
へんなわんこでしょ。
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2017年01月04日(水)
「遠くの存在に感じない」 [私の好きな人]
今日は、寮の管理代行の2017年の初仕事。寮1(二条)17時間。
この時期、心身ともに変調をきたす者が出てくる。今まで真剣に生きてこなかった私には、そんな若者らにアドバイスできることは何もない。ただ一つだけ言いたいのは「思い詰めないで」ということ。まだまだ先は長いのだから。
今日の休けい時間に、今年来た年賀状の整理をした。
うちには住所が4つあり、それが全部生きているからややこしい。一つは市原の自宅(借家)。次に京産大前の店舗。そして柊野の旧事務所。この3つはみな近所なので、車で回ればすぐ年賀状が回収できる。
問題なのは花背別所町のいなかの家。もうそこを離れて10年になるのだが、いまだにそちらに年賀状が届く。これはなかなか回収に行けない。あて名を印刷している人は、相手の住所が変わっていてもあんまり気にならないようです。
一応前記3か所に1月3日までに届いた年賀状は130枚ほど。出したのが200枚ほどで、いなかに届いている分と今日以降に届く分を合わせれば、かなりの回収率ということになる。ありがたい、ありがたい。
2年前まで「年賀状大賞」というのを選んでいたのだが、けっきょく自分の好きな人から来たものばっかり選んでしまうのでやめた。
でも、今年は秀逸なものが多かった。みなさんひと言コメントを書いてくださっているのだが、今年は私の病気を心配してくださっているコメントが多かった。「パオパオだより」をしっかり読んでくださってるんですね。ありがたい、ありがたい。
その中でも、この人からのひと言は「うっ」と来た。
「ブログ、拝見しています。あまり遠くの存在に感じません。」
やられました。まいりました。
ずいぶん前の「北軽井沢マラソン」で、乳母車に娘さんを乗せて走っておられたみったんさん。その時、娘さんは眠ってしまったようで、手に持っていたアイスキャンディーが溶けていた。それがすごく印象的で、思わず声をかけさせてもらった。
ただそれだけの関係なのに、なぜかいつの間にか私のブログにコメントを入れてくださるという関係になった。
「病気に負けないで」という直接的な応援もうれしいが、「遠くの存在に感じません」という言葉はそれ以上にうれしい。「遠く離れていて、会って話すわけでもないけれど、いつもすぐ近くにいるように感じてますよー」と言われたら、何か胸の奥のほうから熱いものがこみ上げてくる。
ヨメさんに話すとき「みったん」では通じないので、「乳母車の子のアイスキャンディーが溶けていた・・・」というと話が早い。
人間て不思議です。ちょっとした一つの出来事で、そのあとずーっとその人のことを忘れない。私とみったんさんはそういう関係なんでしょうね。
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