2017年01月11日(水)
伴走の輪 [ランニング]
◎朝日新聞1月9日朝刊・Reライフ
さあ伴走 息合わせ
《ランニングにはまり、視覚障害のあるランナーの伴走に興味があります。練習やレースをお手伝いするにはどうしたらいいでしょうか。 東京都羽村市 長野さゆりさん(42)》
■全盲や弱視、まず理解深めて 安全守るのが最重要
昨年12月、東京都の神宮外苑であったランニング大会に約100人の視覚障害者らが参加した。横には伴走者の姿も。視覚障害者の男性と10キロを完走した伴走歴20年の佐藤寿さん(70)は「けがをさせてはいけないという責任感はありますが、お互い汗をかいて完走できた時の喜びは格別です」。
視覚障害者が走る際、弱視などで単独で走れる場合以外は、進路を誘導する伴走者が必要だ。視覚障害のあるランナーを支援する認定NPO法人「日本盲人マラソン協会」によると、伴走者になるために必要な資格はないが、初心者は各地で開かれている伴走者らの練習会に参加すると良い。伴走が必要なランナーと出会える場にもなる。
同協会は月1回、東京・代々木公園で練習会を開く。常務理事の鈴木邦雄さん(71)によると、初心者向け練習会は、視覚障害への理解を深めることから始まる。「全盲、弱視など見え方はさまざま。天気の良い昼間は1人で走れても、薄暗くなると伴走者が必要になる人もいます」
初心者は、アイマスクや、弱視を体験するレンズをつけて、視野の狭さや白濁などの見え方を体験。「その時感じた不安を取り除き、ランナーが安心して一歩を出せるように工夫する姿勢が大事」だ。
伴走者の最大の役割は、ランナーの安全確保。曲がり角、段差、坂道など、周囲の状況を伝える。練習会では実際に視覚障害者とペアになって歩いたり走ったりする。
ランナーと伴走者は伴走ロープを持って走ることが多い。ロープを持ってもフォームを崩さないように、伴走者が気を配る。足は基本的に二人三脚の要領で合わせる。
ランナーが何を求めているのか話し合うことが最も大事だという。「ランナーは、伴走してもらっているという意識から、伴走者に注文をつけづらくなる。伴走者の方から積極的に声をかけ、手の振り方やスピードについて確認してほしい」と鈴木さん。
伴走者にはかなりの走力が求められるのだろうか。実際、レースなら基本的にランナーより速いことが必須。だが、視覚障害のあるランナーのレベルもさまざまで、スローペースの人もいる。「必ずしも走力がなくても大歓迎」という。
■「ダブルス」感覚で楽しんで 会話から信頼関係を
昨年のリオデジャネイロ・パラリンピックでも、ランナーと伴走者の活躍が注目された。初めて実施された陸上女子マラソン(視覚障害)で、道下美里さん(39)が、男女2人の伴走者と走り、銀メダルに輝いた。道下さんは「信頼できる伴走者に巡り合えなければ、最高のパフォーマンスは出せない」と断言する。
そんな道下さんも、約10年前に伴走者と走り出した当初は戸惑い、「ロープを持つ腕が振りづらくても、遠慮して口にできなかった」と言う。
どんな声かけが必要か、会話しながら探ってくれる伴走者と信頼関係を築いていった。現在は美容師、医師、会社社長などさまざまな伴走者が練習を支える。「お互いに刺激を受ける関係。無理をすると長続きしないので、人助けと身構えず、楽しむ感覚を忘れないでほしい」
リオで道下さんに伴走した会社員の堀内規生さん(36)が、知人の影響で伴走を始めたのは約6年前。「視覚障害者と接したことがなく、初めは何をすればいいのかわからなかった。試行錯誤しながら慣れていった」という。「伴走はダブルス。伴走者次第のコースもある。難題をクリアするのが楽しいです」
一方、伴走体験は、学校教育の現場でも採り入れられている。視覚障害者と伴走者らでつくる「代々木公園・伴走伴歩クラブ」(バンバンクラブ)などは、首都圏の小学校の授業でも伴走教室を開く。子どもたちは、アイマスクを体験したり、視覚障害者の伴走をしたりして、障害者への接し方などを自然と学ぶ。
また、バンバンクラブは、視覚と聴覚に障害のある盲ろう者、知的障害者らも受け入れている。こうした人たちが、学校を卒業すると運動の機会が限られ、運動不足になりがちという声もある。クラブ創設者の沖本武さん(69)は「伴走の輪が広がり、誰もが、いつでもどこでも走りたい時に走れるようになれば」と話す。
■1人とは違う楽しさ
私もアイマスクをして伴走者と走ってみました。一歩一歩進んでいるのに足元がフワフワとおぼつかない初めての感覚。道の段差は? 何かにぶつかるのでは?と不安そのもの。「こんなに怖いんだ」と驚きました。でもいったん覚悟を決めてベテラン伴走者に身を任せると、共に走るのは新鮮で、1人とは別の楽しさも。「心理的な距離が近いから」とも聞きました。伴走なら、普段のランニングとは違った世界が広がるのかもしれません。(伊藤綾)
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去年の12月23日の「万博クロカン」で、かねてから念願だったレースでの伴走がやっと実現できた。
伴走させてもらうにあたって一番心配だったのは、ヘマをして視覚障害のあるランナーを怒らせてしまわないかということだった。以前そんなことを言うと、松村さんの奥さん・千尋さんは、「伴走してもらって怒ってる人なんか、今まで見たことがない」とおっしゃっていた。それでちょっとだけ安心した。
それに私が伴走させてもらった松村竜太さんはすごく穏やかな人で、そんな心配も吹き飛んだ。私のことも「いい人」と思ってくださっているらしく、その期待を裏切らないようにがんばらねばと思った。10km約1時間くらいのことなら、私のごまかしも何とか持つかと思いレースに臨んだ。
その1時間は緊張の連続。
もう一人の伴走者・松浦さんが見守ってくださっていたからよかったものの、一つまちがえば大ケガかという場面もあった。
2周目の後半、伴走している私に声をかけてきてくださったランナーがあった。
「アンタの説明はすごいなあ。さっき通った人はずっと黙ったまま伴走してたで。アンタはしゃべりっぱなしや。そらええわ。ワシも伴走してもらいたいくらいや。」
これは、ほめてくれてはると思っていいんでしょうかねえ。私はただ何もかも不安で、目に入るものをすべて口にしていただけ。私が逆の立場やったら、「うるさすぎる。ちょっとはだまれ」と思ってしまうかも・・・。
正直に言って、ケガをさせることなく無事ゴールできた達成感はあったが、緊張しすぎてしゃべり疲れた。「楽しめたか」と聞かれれば、「とてもそこまで余裕はなかった」というのが本音。
でもどうせなら、「めっちゃ楽しかったやん」と思えるくらいにまでなりたい。ずっと入らせてもらいたかった「伴走の輪」のすみっこにやっと入らせてもらえたのだから。
さあ、次はいつ?
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【今日のきく】
きくちゃん、今日なあ、オッサンのおかちゃんの命日やわ。
もうあれから26年もたったんやなあ。
1月11日にはおかちゃんをしのぶランをしようと思ってたのに、今日は寮の管理代行17時間のバイトで走れんわ。
おかちゃんもあと15年ほど生きとったら、こんなかわいいきくちゃんに会えたのにね。いやいや、おかちゃんは犬もネコも嫌いやったな。
おかちゃんは天国行ったんかいな。
自他ともに認める地獄行きの私は、地獄で会える人が思いつかん。あの人もこの人も天国行きやん。
きくちゃん、オッサンといっしょに地獄行きませんか。
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2017年01月10日(火)
「ゴールデン免許とちゃうんかい!」 [雑用]
今日、運転免許の更新に行ってきた。
前回の更新から3年。この3年は違反をしていないはずだと思い込んでいた。
「やっと憧れのゴールド免許証やわー」と喜び勇んでいったのに、「1点の軽微な違反あり」やてー。そんな覚えはないなあ。
私の戸籍名は「草かんむりが離れている藤」の藤井。これは交通違反をした時くらいにしか意識して書くことはない。最近ずっと「草かんむりが離れている藤」を書いた記憶がないので、3年間違反していないと思っていた。人生初のゴールド免許じゃなくてがっかりやわ。
この「草かんむりが離れている藤」の藤井も、役所の電算化によって使えなくなったそうだ。本当ならその証明書を持ってきて、免許証の字も変えなくてはならなかった。でもどう考えてもおかしい。公安委員会では旧字体が使えるのに役所が使えんて。
「やろうと思えばできたやろう、旧字体。ひとの名前を勝手に変えんな!」と言いたい。
結婚して名字が変わった姉二人は別として、私の父と兄の一族はこの「草かんむりが離れている藤」の藤井を守っているものだとばかり思っていた。ところがどっこい、この字を使い続けていたのはうちだけだった。「なーんや」という感じ。由緒正しき「藤井家」じゃなかったんやね。
こうなったら、意地でも免許証は「草かんむりが離れている藤」の藤井のままにしといたろ。生まれたときに届けた名前のままで死んだんね。
以前は免許更新と言うと「超混みごみ」のイメージだったが、最近はそれほどでもない。若者がすごく少ない。運転免許も取らん子が増えたんかなあ。
いつもは違反しまくりで2時間の講習だが、今回は(身に覚えのない)軽微な違反だけということで1時間だけ。
道路交通法の改正されたところを中心に説明してくださり、身になる講習だった。
一番興味を持ったのは、自転車の交通違反の話。
京都市内でJAFが調査したところ、信号無視は22パーセントだったのに、一旦停止違反は97パーセントだったそうだ。
講師の方の話では、「信号は赤で止まるというのが、小さい時から教えられて擦りこまれている。ところが、一旦停止というのは誰からも教えられていない。小さい時から家庭や学校で教えてもらう必要がある。」
確かになあ。全然車のほうを見ずに飛び出してくる自転車が多いもんなあ。
また、交通事故の死亡・後遺症賠償額の高額ランキングの話も真剣に聞いた。
過去最高額は5億超え。事故の状況から60パーセントは被害者(41歳の開業医)の落ち度と認められたが、それでも賠償額は2億超え。加害者は破産したそうだ。
私も最近違反をしていないということは、いい運転手になりつつあると言っていい。これから5年間無事故無違反でゴールド免許を!
おっとっと・・・、甲状腺低分化癌の5年生存率が50パーセントというのを忘れてましたわー。
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【RUN】
いつもの十王堂橋往復5km。
5分46、5分41、5分39、5分35、5分38で28分21秒。
暗くなっても、このコースなら安全に走れる。ただし、一旦停止しない暴走車だけは要注意。ピカピカ光るやつつけて走った方がええんかなあ・・・。
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【今日のきく】
夜の散歩に行こうとしたら、急にザーザー。
「よし、やんだ。きくちゃん今や!」
そう言って散歩に出たのはよかったが、途中でまたザーザーと降ってきた。
冬の空はこれやからかなわんわ。
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2017年01月09日(月)
第88回9の日平和ラン [ランニング]
「平和・憲法九条」ののぼりを持って、茨木市内を2回合わせて6.5kmも練り歩いた。今日は「9日」やし、それを「9の日平和ラン」ということにしようかと思った。でも「歩き」と「ラン」はちゃうからなあ・・・。
最近、寮のバイトの日以外は少しでも走るようにしている。今日もちょっとだけでも走っておこう。もう暗くなって、のぼりを持って走る値打ちはないので普通に3kmだけ。
5分29、5分39、5分31で16分40秒。
少しでも走っておくと、また明日につながる。
肩が凝ってしゃーないのは、昨日寒さにふるえていたからかな。
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【今日のきく】
9時ごろ、きくと朝散歩。
ヨメさんが7時前に行ってくれているので、それからまだ2時間たってない。
久しぶりのピース君。
お互い気付いているくせに、見て見ぬふり。なーんでか。
今年初の、「散歩中ガウガウ噛み」。
何が気に入らんのかねえ・・・。
昨日の出張販売で使ったブルーシートなどを広げて干す。
ぎょうさんあるから一人で大変やった。
きくちゃんが手伝ってくれたらうれしいんやけど、無理やわな。
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山下けいきさんの応援 [私の好きな人]
1月15日告示、22日投票で茨木市議選が行われる。
私が所属する「ランナーズ9の会」の仲間、山下けいきさんが引き続き立候補される。
メールでお知らせがあり、お手紙もいただき、先日は直接お電話もいただいた。政治には全くの素人の私なのに、こうして頼りにしてくださると放っておくわけにはいかない。
本来は1月15日の告示日に「走って出陣」と言うのがあるので、それに参加したかった。しかしその日は京都走ろう会の例会があるし、午後には都道府県対抗女子駅伝もあるし。
今日は9日。毎月私が「9の日平和ラン」をする日。
「そうや、今日行こう!」
ちょうどよかった。自前の「平和・憲法九条」ののぼりをもって、茨木市内を練り歩きましょう。
私は今まで特定の候補を応援したことはほとんどない。
例外は3人だけ。
一人は、2010年4月の京都府知事選挙に立候補された門祐輔さん。理由は単純、憲法をまもるウルトラランナーだったから。
二人目は、2011年1月の長岡京市長選挙に立候補された小原明大さん。理由は単純、綾部の「カフェ・じょんのび」の息子さんで、憲法をまもる候補者だったから。
そして、2012年4月の茨木市長選に立候補された山下けいきさん。理由は単純、「ランナーズ9の会」の仲間であり、憲法をまもる候補者だったから。
6、7年前は、私もけっこういろんなところに首を突っ込んでいたんですね。
今回の山下けいきさんの応援は、約5年ぶりの選挙応援カムバック(?)
事務所に応援に来られていたメンバーは、いかにも常連さんという感じの方が多かった。
「私は若造で何も分かりませんので・・・」とあいさつしようと思ったが、見かけだけは十分ベテラン系なので大きな顔をして待機させていただいた。
午後1時半から「大宣伝行動」。
と言われても何をしていいか分からなかったが、3グループに分かれ、2組は練り歩き、1組は自転車でアピール。
事務所を出たときは10数名で、途中から6・6くらいに分かれた。
私は、練り歩き隊の東方面担当グループに入れてもらった。
先頭の方が山下さんの政策を吹き込んだテープを流され、その後ろをのぼりを持った者や、政策ビラを配る者が続く。
山下けいきさんの議会報告ビラの表紙には、「チェックから改革へ」へのキャッチフレーズ。
1.維新前市長と対決してゴミ委託改革
2.市議選ポスター水増し請求疑惑追及
3.くらしの110番 障がい者支援からトイレ様式化まで
「社会の主人公は、カジノ賭博や水道民営化出で組む自民、維新ではなく、私たちです」
テープの内容もだいたい上記と同じような感じ。
私は裏表紙に書かれていた「平和憲法が私の原点です」を入れてほしかったんですけど・・・。市議選の争点にはふさわしくないんでしょうね。
今日は成人の日なので、あちこちで晴れ姿の若者を見た。
こんないい日にアピールウォークができてよかった。
時折雨がパラついたが、昨日の大雨に比べるとかわいいもんだった。
ウインドウにうつった私の姿をパチリ。
一人毛並みの変わったんが混じってますけど、今はやりの「多様性」と言うことで・・・。本人けっこう楽しく歩いています。
今日は祝日だったので、商店街もお客様が多かった。
茨城戎神社前も通過。
カードマンさんが立っておられると、「私も早う復帰せな」と焦ってしまう。
すごくかわいい地蔵さん発見。
もちろん、みんなの幸せを願っておきました。
「あっ、山下さん当選のお願いすんのん忘れたー。」
阪急・茨木市駅前を通り事務所へ。
1回目のアピールウォークは約3.6km、1時間10分ほど。かなりゆっくり歩いたことになる。
事務所で休けい。
戻ってこられたみなさんがいろいろなお話をされていた。
「茨木はどちらかとうといなかになるんですかねえ。」
「・・・。(みなさんどういう意味か計り知れず、返答なし。)」
「いや、ビラを配っていても抵抗なしに受け取ってくださる方が多くて。都会の真ん中なら、ほとんど無視されるでしょう。『ごくろうさん』と言ってくださる方も多くて・・・。」
「確かにいなかのいいところも残ってますが、それよりも山下さんの日ごろの活動をよーく見ている方が多いんだと思いますよ。」
「成人式の振袖の袖が変になっている子がいてねえ、呼び止めてきちんとなるようになおしたけげたわ。これから式に行くみたいやったんで、ビラは邪魔になるし、よう渡さんかった。もうちょっとせんでんしたらよかったなあ・・・。」
「雨がパラパラ来た時に、小さな子とお母さんが上を見上げてはって、なにやろうと思って見上げたらきれいな虹。山下さんの虹色ののぼりとピッタリシンクロしてよかったわー。」
(◎毎日新聞 2012年4月2日より
◇茨木市長選・山下慶喜候補
山下氏は平和と個人の多様性を尊重する公約「レインボープロジェクト」を掲げ、教育現場への競争原理の導入に反対した。東日本大震災への対応では「市民の生命を守る立場から、放射能に汚染されたがれきを持ってこない」と約束した。)
みなさん、いろいろと楽しんでおられる。私はそのきれいな虹に気付かず、残念!
3時20分すぎに、2回目のアピールウォーク。
用事のある方もあり、残ったメンバーでもう一度。
「今日は1万歩行けたから満足! 何グラム体重へったかなー」と言いながら帰って行かれた女性もあり。楽しんでますねー。そうでないと、続きませんよねー。
2回目は、東コースをショートカットして約2.9km、43分ほど。
2回行くだけの人たちだけあって、1回目よりスピードアップ。
2回合わせて約6.5kmウォーク。
私は個人的には、前日の雨中のハーフレースのダメージ回復に役立った。
知らない町を一人でアピールウォークとなると心細いが、5、6人もおれば心強い。これがウオークじゃなくてランだともっとうれしいんですが、人混みを走るのはムリですね。
それはまたの機会に。
私はこれでもう応援には来れないと思いますが、山下さんしっかり!
まあ大阪ふうに言わせてもらえば、「バチもんに負けるな!」ちゅうとこですか。山下さんが今まで取り組んでこられたことを多くの方に訴えて行けば、絶対にだいじょうぶ。
せめて投票率が50パーセントを超えてほしいところですね(前回41.79、前々回45.23)。
駅までの帰り道に、沖縄料理「しーさ」さん。
沖縄の方がやっておられるんでしょうか。
また、沖縄にいる真樹のことを思い出した。
「京都に帰ってこんかなあ・・・。」
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2017年01月08日(日)
第43回武庫川新春ロードレース [ランニング・出張販売]
がんばりました。
今日は本気でがんばりました。
当初の目標「ハーフ1時間35分」には程遠かったが、1時間39分43秒で、ハーフ男子60歳代の部・第3位。
2週間後の「名護ハーフ」に向けて、最低でも1時間40分は切っておきたいとぬかるみを疾走。後半は手がかじかみたいへんでしたが、最後まで気を緩めず走り切りました。
そのご褒美が3位入賞。1位2位の方とは、5分4分の大差でしたけど・・・。
6時起床、6時15分自宅出発。
もちろんこれは私のことで、ヨメさんはこれよりずっと早く起き、きくの散歩やら、朝食用のおにぎり作りやら。私の何倍もしんどい思いをしている。前の晩も遅くまで勉強していたのに。
7時半ごろ会場着。
このころはまだ雨が降っていなかったので、落ち着いて出店準備ができた。
かわいいワンちゃんを発見したので、写真を撮りに行く余裕も。
「タロウ・オス・12歳」
柴犬とおっしゃっていたが、シベリアンハスキーみたいな柴犬だった。
9時ごろから雨がポツポツ。
ヨメさんは9時半からの3kmにエントリーしていたのだが、今日はDNS。このあと雨で大変なことになるだろうと予測して、決して無理はしない。
雨はだんだんきつくなり、傘をさす人が多くなってきた。それでもこの程度の雨なら、かえって走りやすいくらい。
10時10分に10kmがスタート。
「ランナーズ9の会」の9ちゃん。
今日の目標は、10km60分切りだそうだ。
スタートから45分ほどたったので、ゴール近くで仲間の応援。
三宅文彦さんに写真を撮ると約束していたのだが、もうすでにゴールされていたようだ。
次は京都走ろう会の柴田さん。
スタート前にいっぱいお話をさせてもらった。柴田さんは私の9歳上なのだが、10kmのベストが36分台とか、初マラソンで楽々サブスリーができると思ったらえらい目にあったとか、似たところが多くておもしろかった。
あとでヨメさんに聞いたのだが、柴田さんはゴール地点からまだあと1km走ると思い込んでおられたらしい。それで力を残しておられて、タイムが悪くてガックリだったそうだ。こうゆううっかりなところも私に似てますね。
その次は9ちゃん。
真横から「しっかり!」と声をかけたのだが、それに応える余裕はなかったようだ。
その次は「ランナーズ9の会」の・・・、どなたでしたっけ。
帰ってきました、私の大好きな朝日さん。
今日も朝からごあいさつに来てくださいました。
「男前は治りましたか。」
私のブログを見てくださっているようで、去年こけて顔ずるむけを心配してくださっていた。
いつもの華麗なフォーム、健在です。
ゴール後お歳をお聞きすると、「80歳です」。
「えー、いつの間にそんなに・・・。それやったら、レースに出られるだけで十分じゃないですか。」
9ちゃんの表彰を撮りに。
これからもしっかり、できれば余裕をもって走ってくださいね。
さて、私のハーフ。
「1ミリの雨」という予報だったのに、もう本降り。カッパを着て走ることなどめったにないのだが、とりあえず着ていくことにした。100円ショップの透明ではないカッパ。これはシャカシャカ言わないのでいい。
12時スタートの予定だったが10分引き延ばし。
早く並んでも雨にぬれてふるえるだけなので、「京都キャロット」のテントで待機していた。
スタート2分前くらいにスタート地点へ。
前から10mくらいのところがすいていたので、「すんませんねえ」と言いながら割り込みさせてもらった。みなさん寒さにふるえておられたので、割り込みをとがめるような人もいなかった。
いつもはレース前日に一応仕上げて気持ちよくレースに臨むのだが、今回は不安だらけ。とにかく足が自分の思い通りに動かない。
案の定、最初の1kmが4分29秒。この時はまだ走路がズルズルという状態でもなかったのにこのタイム。先が思いやられた。
しかしねばってねばって・・・。
4分29
4分42
4分42
4分51(靴ひも締め直しロス10秒)
4分43
上流に向かう5kmが23分30秒。
なんとか最低ラインクリアですかね。
折り返して、さあ下り・・・。
4分40(靴ひも締め直しロス10秒)
4分31
4分57(トイレロス30秒)
4分40
4分40
下りは30秒は縮めたいと思っていたのに、今日2回目の靴ひもほどけとトイレに寄ったのとで、また23分30秒。
10kmは47分ちょうど。
これは、ギリギリ1時間40分切りのペース。
ここでカッパを脱ぎ、グローブも外し、コース脇に置いて行った。後半に気合を入れるために。
南側に550m往復。
スタート地点に戻って約11.1km、52分15秒。
残り10kmを47分半くらいで行かないと1時間40分は切れない。走路はもうズルズルドロドロになってきているので、かなり厳しい。
10〜15の5kmが一番しんどかった。
一瞬「もうええか」と思いかけたが、もったいないもったいない。靴ひもロスとトイレロスがなかったら、10km46分のスピードで走れてるんやから。
4分50
4分44
4分44
4分47
4分55(強烈な向かい風)
上流向きは、北風ビュービューで手がかじかんだ。カッパを脱いだのは正解だったが、グローブもいっしょに外したのは大失敗だった。
この5km、24分03秒。とうとう24分を超えてしまったが、考えようによっては23分台をちょっと超えただけ。大崩れはしていない。
15km、1時間10分59秒。残り6.1kmを29分以内。下りに入ったら、もうひと踏ん張り。
最後は、寒さとぬかるみとの闘い。
4分52(強烈な向かい風)
4分37(ここから下り)
4分37
4分37
4分44
4分43
この5km、23分34秒。これで最初のペースに戻った。
20km、1時間34分37秒。
残り1kmの看板のところで1時間35分を超えてしまった。これは何としても、4分50秒くらいでおさめなければ。
いつもはゴールの写真も撮るのだが、今日はそんな余裕なし。腕を精一杯振り、ヒザが低くならないように意識して・・・。
ゴール1時間39分43秒。
最後の1km、4分40秒くらい。がんばりました。
(上の写真は、ゴールしてから振り向いて写したもの。)
記録証交付所で、「3位です。表彰に出席してください。」
「やったー!」
10kmに参加されていた山本ヒデさんが、私のスタート前に、「藤井さん、3位以内は確実ですよ」とおっしゃってくださっていた。「それならうれしいんですけど・・・」と言っていたが、やっぱり順位よりもタイム。3位はうれしかったが、それよりも1時間40分が切れたことのほうがうれしかった。
表彰式の時、ちょうどヨメさんがトイレから帰ってきたので写真を撮ってもらった。
賞状を手渡してもらっているところを撮ってほしかったのに、ちょっと遅かった。
賞品は3種類の中から選べた。
カーボショッツ、スポーツようかん、ほどけない靴ひも。もちろん私は、「ほどけない靴ひも」。今日は2回もほどけて難儀した。これからは、これ使おう。いい賞品をいただきました。
このあと、じゃじゃぶりの中での後片付け。
いつもなら1時間ほどでできるのに、今日はその倍ほどかかった。会場を出たのは5時前。もう薄暗くなっていた。
冷たい雨のため、売り上げは前年の3分の1。悲しすぎるー。
でもめげていてもしょうがない。ますみさんは、帰りに寄った吹田SAで大きな大きなコロッケパンを購入。
「顔とおんなじ大きさやん。それ、茶わん2杯分のごはんくらいあるんちゃうん。晩ごはん食べられへんようになるでー。」
そんなにこともまったく気にも留めず、写真撮影に高じるますみさんでした。
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2017年01月07日(土)
おつかれラン [ランニング]
今日は24時間バイトから朝帰り。
午前中は、年賀状のまだ出せていない分を仕上げた。
プリンターが動かなくなったため、コンビニでコピーしたものを年賀状に貼り付けるという裏技。インクジェット写真用のはがきに紙が貼ってあるとビビりますよね。いや、そんな細かいところまで気が付かんか。
今日はレースの前日ということで、本当は1000m1本でしあげたいところだった。しかしおとといの鴨川10kmがガックリの結果だったので、ちょっと欲張った。
まずは叡電・木野踏切へ。
その近くに神社があるのでお参りしておいた。お賽銭も持たずですけど・・・。
このあたりをぐるぐる走って2kmのウォーミングアップ。
久しぶりの線路沿いラン。
線路北コースと南コース。どちらも岩倉駅前折り返しで2kmになる。
まずは線路北コース。
今日の目標は、1本目8分40秒、2本目8分20秒。
走り出してすぐに感じた、「重い! 動けてない!」
折り返しで4分32秒。「なんじや、こらー!」
でもよくよく考えたら、ウルトラレースからまだ3週間足らず。スピードが上がるはずがない。2km、9分01秒(4分29秒)。
一条山をぐるっと一蹴して1km。
呼吸を整えてから、線路南コース。
走り出したら、さっきよりは楽。
折り返し、4分17秒。
「よっし、まあまあ」と思って後半がんばったつもりだったが8分43秒(4分25秒)。
「これではあかんなあ」と思いつつ、クーリングダウンジョグ。長代川沿いの走りやすいところをぐるぐると3km。
けっきょく全部で10km走ってしまった。
このけだるさでは、明日のハーフ1時間35分はムリです。うーん、せめて1時間40分は切りたいなあ。
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【今日のきく】
一日おもしろいことがなかった日は、散歩中にわがままを言う。「あっち行く、こっち行く」とか、「まだまだ帰らん」とか。
「その気持ちは分からんでもないけど、明日出張販売やし、はよ寝なあかんにゃわ」と言うと、分ってくれた。きくはかしこいわー。
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2017年01月06日(金)
のん [雑感]
今日はこれ。
新聞の一面広告(1月3日)。
沖縄の桜坂劇場で真樹と見た「この世界の片隅に」はよかった。
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◎毎日新聞11月15日夕刊・ニッポンへの発言
キーワード 女優のんと「この世界の片隅に」=中森明夫
能年玲奈に会った! いや、現在は「のん」に改名している。3年前、「あまちゃん」で大ブレークしたが、所属事務所との確執が報じられ、休業状態に陥っていた。先ごろ、独立して改名、活動を再開したのだ。
アニメ映画「この世界の片隅に」の主演で声優として抜擢(ばってき)された。9月半ば、マスコミ試写の初回は大雨の朝の渋谷だったが、ずぶ濡(ぬ)れになって駆けつけた。映画の冒頭、コトリンゴの唄(うた)う「悲しくてやりきれない」が流れ、青い空に「のん」とクレジットされた瞬間、思わずウルッときた。ああ、能年玲奈がスクリーンに帰ってきた!
映画は素晴らしかった。こうの史代の漫画原作を片渕須直監督がアニメ化した。昭和19年、広島から呉に嫁いだ若い女性の物語だ。戦時下の日常を丹念に描く。戦争の悲惨さを声高に訴える作品ではない。今、生きる人々のように暮らしがある。それゆえ終盤の戦災の場面はより痛切だ。
こうの史代には広島の原爆被害を独自の手法で描く傑作「夕凪(ゆうなぎ)の街 桜の国」がある。だが、「この世界の片隅に」では呉を描いたことに着目したい(こうのの母の故郷だという)。「黒い雨」や「はだしのゲン」等、広島の原爆を描いた作品は数ある。“HIROSHIMA”は人類史上初の原爆投下の街として世界中の人々が知っている。しかし、呉はどうか? 広島の隣に軍港・呉があって、兵器が造られ、戦争に出撃していった。そうして、その街にも普通の人々が暮らし、女も子供も空襲に遭って死んだ。こうのが描いた呉や原爆で失われた戦前の広島の街を、片渕監督は執念の取材でアニメによって詳細に再現した。この映画は世界14カ国での公開が決定している。この歴史的傑作によって世界は初めて“KURE”を知るだろう。
『キネマ旬報』誌の対談でのんに会った。この映画の彼女は素晴らしい! のんさんの声がぴったりで、もうそれ以外は考えられないと伝えた。2年前、映画「ホットロード」公開時に対話したが、主人公の少女が能年さんに憑依(ひょうい)したみたいだと言うと「えっ、憑依?」と彼女の顔が急に曇る。「それじゃダメなんです」と俯(うつむ)いた。憑依ではなく技術によって演じたいという。能年玲奈は実にクレバーな女優だ。「あの頃は憑依と言われることに神経質になっていて、それが顔に出たんだと思います」と今、のんは言う。
今回の作品の主人公すずは絵を描くのが好きなこと等、のんと重なる。戦争の苦境を生き抜き、大切なものを失う女の子の物語だ。彼女は芸能活動停止の苦境に耐えた。能年玲奈という大切な名前さえ失った。のんの声には喪失の響きがある。「演じた」のではない、彼女は主人公を「生きた」のだ。そう言うと、また憑依の時みたいに怒られるかな? 「いえ、今はもう大人になりました。えっ?と思っても、顔には出しません」と、のんは笑った。
なるほど「あまちゃん」の能年玲奈はもういない。そこには意志的な大人の女優がいた。のんさんがこの作品に出合ったのは運命のように思えます、と伝えると「一生に一度、出合えるかどうかの作品です」としっかりとうなずいた。とても美しい顔をしていた。
戦争によって少女すずの描く絵は途絶える。戦後生まれの漫画家こうの史代はそれを描き継ぐ。映画監督・片渕須直の強い想(おも)いがアニメ化へと向かう。小さな資本だ。でも、この映画が見たい! 日本中の観客たちが支援金を寄せて、遂(つい)にすずは動き出す。そうして最後に女優のんの声が魂を吹き込む。この映画は成り立ちそのものが一つの奇跡のような劇だ。多くの人々の祈りがこめられている。すずよ動け! のん=能年玲奈よ甦(よみがえ)れ! そんな祈りが絶対に通じない訳がない。私もまた祈りをこめて、この文章を書いている。あなたに向けて。どうか、この映画を観(み)てください!!
私たちの存在はちっぽけだ。戦争にも巨大資本にも強権大統領にも敵(かな)わない。でも……。片隅に生きる者の輝き、祈りがきっと何かを変えると信じる。「この世界の片隅に」は、「この片隅」から「世界」に向けて大きく広がってゆくだろう。(コラムニスト)=毎月第3火曜掲載
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Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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