2017年01月16日(月)
みぞれラン [ランニング]
走りたいのに、うちの近所は雪だらけで走れる場所がない。
ヨメさんが、「ちょっと南に行ったら、もう全然雪ないでー」と言っていた。
それなら、御所まで行ったら走れるか。
いつもの清和院御門前の駐車場に車を入れ、左回りで外周を走る。
1周はゆっくりで、そのあと2周を全力で走りましょうかねえ。
寺町通は走りやすかったが、今出川通に入るとやっぱり雪がだいぶ残っていた。今出川通は北向きで日陰になるからねえ。歩道の真ん中あたりはほとんど雪はなくなっていたが、それ以外はベチャベチャの雪がまだたくさんあった。
御所の今出川通側は700mほど。しかし、この間でもうシューズがベチャベチャになってしまった。
それでも気落ちしないようにがんばって、1周4km18分54秒。
「おっそー、これではあかんな。」
1kmジョグを挟み、2周8kmに行こうかと思ったが、もうあのベチャベチャ雪の上を走るのはイヤ。いつものスタート地点から逆回りで2.5km地点(烏丸今出川手前)まで行き、折返して5km。それをがんばって走ることにした。
しかし、スタート直後にみぞれがバラバラ。そのみぞれは雪よりも雨に近いものだった。あっという間にずぶぬれ。ちょっと気が滅入ったが、そんなことゆってられん。
「走って走って天国へー」の精神でがんばろうっと。
4分29、4分31、4分32、4分31、4分32で22分37秒。
キロ4分30秒ペースで最後まで行かないと、ハーフ1時間35分は切れない。現時点でこんな状態ではねえ。本番が思いやられる。
体はベチャベチャで着替えたかったのだが、走っている途中にかわいいネコちゃんがいたので、ダウンジョグがてら見に行くことにした。
いました、いました。
おや、もう一ぴき。
仲良しなんやなあ。
「動の黒、静の白」ちゅうとこかな。
近寄っても逃げへんから、みんなに大事にしてもらってるんやろなあ。
あーさむさむさむ。
今日はウインドブロック長Tじゃないので、ビチャビチャスースー。
体がどんどん冷えて行った。
それでも、4+1+5+2.4で12.4km。
みぞれに負けず、よく走れました。
話はそれますが、京都マラソンのゴール、ここではあかんのかねえ。こんなところがゴールなら、テンション上がると思いますけど・・・。
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【今日のきく】
今日、きくちゃん久しぶりの「うれしいな、うれしいな」になっていた。
「よっしゃー、ぶつかりげいこやるかー。」
雪があるから放り投げても全然だいじょうぶ。
20番以上ぶつかりげいこやりました。
きくはだいぶ疲れとったみたいやけど。
おっと、きくが女の子ということを完全に忘れてたー。
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2017年01月15日(日)
京都走ろう会例会〜新雪は走れる〜 [ランニング]
今日は京都走ろう会の例会。
今月は第1日曜が元旦だったので、第3と第5が例会日になる。
少しでも商品を持って行ってプチ出店し、10kmを走らせてもらおうと思っていた。しかし、朝起きて窓を開けると大雪。「これは、プチ出店もレース参加も無理やなあ」という感じになってしまった。
でも9時すぎに一時雪はやみ、道路を見に行くと車で行けそうだった。
結果、いつものような例会は無理だったが走らせてもらった。以前ビチャビチャ雪の鴨川河川敷を走り体調を崩したことがあったが、今日は意外と走れた。新雪が溶けておらず、まだビチャビチャになっていなかったのでシューズにしみて来ずけっこう走れた。
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京都走ろう会例会に行く気満々で起きたのに、その時点でもう15cmほど積もっていた。なおかつ、まだまだ降り続いている。「もうやめとこー」と思った9時すぎ、急に外が明るくなってきた。
「走れるかどうか分からんけど、行くだけ行ってみるか。」
ヨメさんは走るウェアになっていたらしいが、「勉強したいし学校行く」とのこと。「地下鉄・鞍馬口駅まで乗って行ったらええやん」ということで、いっしょに車に乗って行った。
ヨメさんを鞍馬口駅近くで降ろし、コインパーキングに車を入れて出雲路橋西詰へ。10時ちょっとすぎだったが、まだ今日の例会の実施方法について検討中だった。
長い協議の結果、今日の例会は出雲路橋から北山大橋の往復3kmを1往復または2往復で行うことになった。
10kmを42分でと予定していた私には物足りなかったが、こんな状況で走らせてもらえるだけでもありがたい。
中嶋さんは、おうちからここまで約2.5kmを長靴で走ってこられたらしい。「みなさん、ランニングシューズで走られるんですか」なんて聞いてはったけど、例会まで長靴で走らはるつもりやったんかなあ。ユニークやわ。
雪道を走る強者ども。
役員さん、私を入れてちょうど10人。
今日は足元も悪いし、キロ6分ペースくらいでと思ってスタート。しかしさむーてさむーて、ゆっくりなんか走ってられん。やっぱり飛ばしてしまいましたわ。
キロ4分50秒ちょっとのペースで、1.5km7分19秒。スタート地点に戻って3km14分27秒(7分08秒)。
スタート地点には、阿加井さんと吉田さんが待機してくださっていた。
2往復目はみんなの写真撮り。
まずは古澤さん。「3kmでやめときますわー」と言って行かれた。
次に斉藤さんと中嶋さん。
このお二人は絶対にもう1往復行く。
そのちょっと後ろにポップさん。
ポップさんはどうでしょう。暑い国から来られた人だから、雪や寒さは苦手かも・・・。
岩井さんは、例会参加者なんだか役員さんとして走っておられるのか・・・。
岩田さんは、「例会で走ったと載せてもらえるんやったら、絶対走らんなん」と言って元気に走っておられた。元気な70歳代です。
三輪幹事長と松山会長。
1往復3kmを、ずっとお二人で歩かれたようだ。
いつの間にかポップさんが追い付いて、3人の集団になっていた。こういう日はおしゃべりしながら楽しく走らんとね。一人ガツガツ走っている私はアホです。
4.5km22分10秒(7分42秒)。写真をたくさん撮ったのでちょっと時間がかかった。
ゴール6km、29分30秒(7分20秒)。これは平均キロ4分55秒ペース。雪道にしてはよく走れたと思う。
心配していたほどシューズがぬれず、走りやすかった。ぬかるみもまだほとんどなく、すべるところもあまりなかった。「新雪なら走れる」ということが分かった。
今日はそっちより、手がちめとうてちめとうて。グローブをしていたのだが、もっと分厚いのがいりました。
ゴール後は、ダウンジョグを兼ねて仲間の応援。
雪はきつくなってきていたが、3人で仲良く走っておられた。
この3人は、キロ6分半ペースで走られたらしい。
本部に戻ると平田邦子さんがおられた。
「雪で遅れてしもたわ。」
おうちが遠いので仕方ありませんやん。顔を出してくれはっただけでもみんな喜んでます。
今日は新年会なので、みなさん早く片付けて帰って行かれた。
私は今年は新年会はバス。家でゆっくり女子駅伝をテレビ観戦します。
コインパーキングを出るとき、雪で駐車番号が見えなかった。たぶんこれやろうというので支払ったら、それはお隣の車だった。あー、損したー。
普通駐車場に「4」はないやろうと思っていたのに、私が停めた場所はその「4」でした。これも雪害の一種にはならんかなあ。
今日は、アップジョグとダウンジョグも合わせて8kmほど。元々10kmを走らせてもらうつもりだったので物足りない。
家に帰ってきて、女子駅伝の放送までまだ時間があったので3kmだけ走ることにした。例会で走ったままのかっこうで帰ってきたので、またすぐ走りに行ける。
うちの近所の積雪量は20cmはあると思う。
あー、また雪が降りだしてきそう・・・。
比叡山もかすんできた。
と思ったら、急に晴れたりするんですよねー。
3km、約20分。
雪道でも、新雪は走れますよー。
でも、明日は雪道じゃないところを走りたいなあ。
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【今日のきく】
「今日もストーブ犬か、きくちゃん。」
でも、誘ったらすぐ外に出る。
こないだは雪もあまりうれしそうじゃなかったが、今日はうれしかったみたい。
うまいこと、鼻の上に雪のせてますやん。
「なんかおる、なんかおる」って探してたけど、こんな雪やのになんにもおらんやろう。
まあ、元気でよろしい!
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2017年01月14日(土)
吹雪ラン [ランニング]
今日は24時間勤務からの朝帰り。
朝はちらほら雪だったが、次第にきつい雪になった。
それでも走らんとね。
またいつもの十王堂橋往復5kmへ。
5分38、5分33、5分34、5分28、5分21で27分36秒。
雪が目に入って走りにくかった。
明日は京都走ろう会例会。
10km42分くらいで走りたいなあと思っていたが、この雪ではまともに走れないかもしれない。
以前大雪の時に走って調子がおかしくなった。それだけは気を付けなくては。
また、午後は都道府県対抗女子駅伝。
沖縄チームには、北山高校から大阪芸術大にすすんだ長山選手の名前があった。しかし、今日発表の区間オーダーを見ると入っていなかった。応援に行こうと思っていたのに、残念。今年はテレビ観戦ですね。
明日の京都走ろう会例会と道府県対抗女子駅伝も、「吹雪ラン」になるのかな。
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【今日のきく】
雪、雪、雪、雪・・・。
前は雪を見ると異常なくらいに喜んだのに、今はそうでもないみたい。
そらそうやん、子どもじゃないんやから。もうすぐ12歳やしー。
人間でゆうたら、65歳くらいかな。オッサンの歳、超えたな。
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2017年01月13日(金)
化けの皮 [ブログ]
14、15とセンター試験だとうのに、今年もまた雪の予報。その前もそのあともまずまずの天気だというのに。呪われてる?
センター試験は12月にやってしまい、年末年始はゆっくりして、また1月4日くらいからがんばるちゅうのはどうやろう。ほんま、毎年毎年たいへんやし・・・。
寮2の24時間は長い。
マイパソコンを持ってくるのを忘れ、久しぶりに読書ができた。入院中は読書がはかどったのに、退院後はあきません。また元に戻ってしまった。
今年はたまってる本を読むどー。
最近、また私のブログがおかしい。
管理ページの中に「クリック」というのがあるのだが、だいぶ前から表示されなくなった。まあそれはいいとして、2日前から「アクセス数」が急減している。今まで一日平均が4000くらいだったのが、ここ2日間は1000ちょっと。これは、ブログを初めて1年後の2009年初めころの水準。
ヨメさんにそのことを話したら、「今までがおかしかったんや」と。8年間もカウンターが狂っとんたんかいなー。
「パオパオだより」の化けの皮がはがれてきたというところでしょうか。
それとも、また消滅の危機に?
どうしたらいいんでしょうねえ・・・。
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2017年01月12日(木)
母供養ラン [ランニング]
昨日できなかった母供養ラン。今日1日遅れで実施。
とかなんとか言って、いつもの「こじつけラン」です。
こないだの「武庫川ハーフ」でドロドロになってしまったシューズ2足を洗った。ターサージールTS4とライトレーサーRS3ワイド。
「走る靴ありませんやん」と思われるかもしれませんが、私はいっぱい持ってるんです。今日は、アディゼロタクミ・イドミで。
いなかの家まで15km弱なので、走って行けないこともない。でも、標高769mの花背峠を越えなくてはならない。今日は、暗くならないうちに行けるとこまで行くってとこですね。
鞍馬寺山門前で5kmちょっと、30分30秒。
ここで、もうスタートした家より120mほど上っている。
くらま温泉で5.7kmほど。
ここから先は民家はない。しかしまだ元気なので、山に入っていく。
鞍馬の奥はこんなとこですわ。
昼間はええけど、薄暗くなってきたらちょっとこわいね。
峠下で9.2km、57分55秒。
父の家まで行って、線香の一本でもあげられたらよかったんやけど・・・。ここから坂が強烈になるしやめとこ。
ここで標高529m。家から400m以上上っている。きついところもキロ6分台で走れていたので、今のところ好調キープですね。
自撮りして、すぐに復路へ。
下りは楽やけど、ヒザへの負担が大きいので慎重に。
家まで9.13km、46分55秒。
下りはキロ5分ペースで走ることができた。
一年に一回くらい、おかちゃんのことも思い出したらんとな。
「あと15年生きとったらきくが見られたのに」と思ったが、「あと7ヶ月生きとったら廉が見れて、あと3年7か月生きとったら真樹が見れたのに」でしたね。
「こうじのこー」、見てほしかったなあ。
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【今日のきく】
「はさまれたー。」
「またまた、うれしいくせにー・・・。」
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2017年01月11日(水)
伴走の輪 [ランニング]
◎朝日新聞1月9日朝刊・Reライフ
さあ伴走 息合わせ
《ランニングにはまり、視覚障害のあるランナーの伴走に興味があります。練習やレースをお手伝いするにはどうしたらいいでしょうか。 東京都羽村市 長野さゆりさん(42)》
■全盲や弱視、まず理解深めて 安全守るのが最重要
昨年12月、東京都の神宮外苑であったランニング大会に約100人の視覚障害者らが参加した。横には伴走者の姿も。視覚障害者の男性と10キロを完走した伴走歴20年の佐藤寿さん(70)は「けがをさせてはいけないという責任感はありますが、お互い汗をかいて完走できた時の喜びは格別です」。
視覚障害者が走る際、弱視などで単独で走れる場合以外は、進路を誘導する伴走者が必要だ。視覚障害のあるランナーを支援する認定NPO法人「日本盲人マラソン協会」によると、伴走者になるために必要な資格はないが、初心者は各地で開かれている伴走者らの練習会に参加すると良い。伴走が必要なランナーと出会える場にもなる。
同協会は月1回、東京・代々木公園で練習会を開く。常務理事の鈴木邦雄さん(71)によると、初心者向け練習会は、視覚障害への理解を深めることから始まる。「全盲、弱視など見え方はさまざま。天気の良い昼間は1人で走れても、薄暗くなると伴走者が必要になる人もいます」
初心者は、アイマスクや、弱視を体験するレンズをつけて、視野の狭さや白濁などの見え方を体験。「その時感じた不安を取り除き、ランナーが安心して一歩を出せるように工夫する姿勢が大事」だ。
伴走者の最大の役割は、ランナーの安全確保。曲がり角、段差、坂道など、周囲の状況を伝える。練習会では実際に視覚障害者とペアになって歩いたり走ったりする。
ランナーと伴走者は伴走ロープを持って走ることが多い。ロープを持ってもフォームを崩さないように、伴走者が気を配る。足は基本的に二人三脚の要領で合わせる。
ランナーが何を求めているのか話し合うことが最も大事だという。「ランナーは、伴走してもらっているという意識から、伴走者に注文をつけづらくなる。伴走者の方から積極的に声をかけ、手の振り方やスピードについて確認してほしい」と鈴木さん。
伴走者にはかなりの走力が求められるのだろうか。実際、レースなら基本的にランナーより速いことが必須。だが、視覚障害のあるランナーのレベルもさまざまで、スローペースの人もいる。「必ずしも走力がなくても大歓迎」という。
■「ダブルス」感覚で楽しんで 会話から信頼関係を
昨年のリオデジャネイロ・パラリンピックでも、ランナーと伴走者の活躍が注目された。初めて実施された陸上女子マラソン(視覚障害)で、道下美里さん(39)が、男女2人の伴走者と走り、銀メダルに輝いた。道下さんは「信頼できる伴走者に巡り合えなければ、最高のパフォーマンスは出せない」と断言する。
そんな道下さんも、約10年前に伴走者と走り出した当初は戸惑い、「ロープを持つ腕が振りづらくても、遠慮して口にできなかった」と言う。
どんな声かけが必要か、会話しながら探ってくれる伴走者と信頼関係を築いていった。現在は美容師、医師、会社社長などさまざまな伴走者が練習を支える。「お互いに刺激を受ける関係。無理をすると長続きしないので、人助けと身構えず、楽しむ感覚を忘れないでほしい」
リオで道下さんに伴走した会社員の堀内規生さん(36)が、知人の影響で伴走を始めたのは約6年前。「視覚障害者と接したことがなく、初めは何をすればいいのかわからなかった。試行錯誤しながら慣れていった」という。「伴走はダブルス。伴走者次第のコースもある。難題をクリアするのが楽しいです」
一方、伴走体験は、学校教育の現場でも採り入れられている。視覚障害者と伴走者らでつくる「代々木公園・伴走伴歩クラブ」(バンバンクラブ)などは、首都圏の小学校の授業でも伴走教室を開く。子どもたちは、アイマスクを体験したり、視覚障害者の伴走をしたりして、障害者への接し方などを自然と学ぶ。
また、バンバンクラブは、視覚と聴覚に障害のある盲ろう者、知的障害者らも受け入れている。こうした人たちが、学校を卒業すると運動の機会が限られ、運動不足になりがちという声もある。クラブ創設者の沖本武さん(69)は「伴走の輪が広がり、誰もが、いつでもどこでも走りたい時に走れるようになれば」と話す。
■1人とは違う楽しさ
私もアイマスクをして伴走者と走ってみました。一歩一歩進んでいるのに足元がフワフワとおぼつかない初めての感覚。道の段差は? 何かにぶつかるのでは?と不安そのもの。「こんなに怖いんだ」と驚きました。でもいったん覚悟を決めてベテラン伴走者に身を任せると、共に走るのは新鮮で、1人とは別の楽しさも。「心理的な距離が近いから」とも聞きました。伴走なら、普段のランニングとは違った世界が広がるのかもしれません。(伊藤綾)
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去年の12月23日の「万博クロカン」で、かねてから念願だったレースでの伴走がやっと実現できた。
伴走させてもらうにあたって一番心配だったのは、ヘマをして視覚障害のあるランナーを怒らせてしまわないかということだった。以前そんなことを言うと、松村さんの奥さん・千尋さんは、「伴走してもらって怒ってる人なんか、今まで見たことがない」とおっしゃっていた。それでちょっとだけ安心した。
それに私が伴走させてもらった松村竜太さんはすごく穏やかな人で、そんな心配も吹き飛んだ。私のことも「いい人」と思ってくださっているらしく、その期待を裏切らないようにがんばらねばと思った。10km約1時間くらいのことなら、私のごまかしも何とか持つかと思いレースに臨んだ。
その1時間は緊張の連続。
もう一人の伴走者・松浦さんが見守ってくださっていたからよかったものの、一つまちがえば大ケガかという場面もあった。
2周目の後半、伴走している私に声をかけてきてくださったランナーがあった。
「アンタの説明はすごいなあ。さっき通った人はずっと黙ったまま伴走してたで。アンタはしゃべりっぱなしや。そらええわ。ワシも伴走してもらいたいくらいや。」
これは、ほめてくれてはると思っていいんでしょうかねえ。私はただ何もかも不安で、目に入るものをすべて口にしていただけ。私が逆の立場やったら、「うるさすぎる。ちょっとはだまれ」と思ってしまうかも・・・。
正直に言って、ケガをさせることなく無事ゴールできた達成感はあったが、緊張しすぎてしゃべり疲れた。「楽しめたか」と聞かれれば、「とてもそこまで余裕はなかった」というのが本音。
でもどうせなら、「めっちゃ楽しかったやん」と思えるくらいにまでなりたい。ずっと入らせてもらいたかった「伴走の輪」のすみっこにやっと入らせてもらえたのだから。
さあ、次はいつ?
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【今日のきく】
きくちゃん、今日なあ、オッサンのおかちゃんの命日やわ。
もうあれから26年もたったんやなあ。
1月11日にはおかちゃんをしのぶランをしようと思ってたのに、今日は寮の管理代行17時間のバイトで走れんわ。
おかちゃんもあと15年ほど生きとったら、こんなかわいいきくちゃんに会えたのにね。いやいや、おかちゃんは犬もネコも嫌いやったな。
おかちゃんは天国行ったんかいな。
自他ともに認める地獄行きの私は、地獄で会える人が思いつかん。あの人もこの人も天国行きやん。
きくちゃん、オッサンといっしょに地獄行きませんか。
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