2011年05月08日(日)
第33回鯖江つつじマラソン [ランニング・出張販売]
私のブログにいつもコメントを入れてくださっている「まっするウォーカー」さん。
ついにお会いできました。なんと、この大会が開かれている鯖江市の方。今日は、自転車で会場に来られたとのこと。
ハーフのゴール関門が2時間15分なので出場を迷われたそうだが、多少オーバーしても走らせてくれるという情報を聞かれ出場を決められた。
左手に持っておられるのはペットボトル製手作りの風車。いつもこれを持ってレースに出ておられるそうだ。
今日は朝5時10分自宅発、7時20分会場着。受付が7時半からなので、ほんとうはもうちょっと早く来なければいけない。でも、ここらが限界かな。
今日の私の目標は、5km21分切り。
ただし5月5日のトラック800mのあとの変なせきのせいで、ずっとのどが痛い。微熱もある。昨日の時点では不出場も選択肢に入れていた。
でも21分を切れなくてもなにか罰があるわけでもないので、とにかく出場することにした。
こんな立派な陸上競技場をスタートゴールできるのだから、ゆっくりでも走らないともったいない。
2kmほどジョグ。
その途中でかわいい女の子二人連れに遭遇。左の女の子がおぶっているのは「つけたけのー」の火災報知器。
小学4年生親子の1位は、なんと女の子。坂井市のKさん親子。7分30秒くらい。すごい!
レッサーパンダ君が義援金募金箱を持っていたので、とりあえず500円。
今日の目標が達成できたら、もう500円プラスする予定。
陸上競技場を出たすぐのところに「京都キャロット」の出店テント。
「写真撮ってやー」とヨメさんに頼んだら・・・。
行きしは上の写真。
帰りはもっとちっちゃい。
これを大きくすると下のようになる。
あの変なせきが出だしたら、たぶん止まらない。最悪の場合、レース途中断念ということもありえる。スタートからしばらくは、いつもよりおさえておさえて・・・。
1km 3分57秒
2km 8分04秒(4分07秒)
3km 12分15秒(4分11秒)
4km 16分28秒(4分12秒)
5km 20分30秒(4分01秒)
40〜59男子の部、25位。
せきが出ないかビクビクしながら走っていたが、何とかセーフ。
おさえて走ってこのタイムなら、本気出したら「こわいでー!」
家に帰ってから廉にそう言うと、「どっちでも、そう変らへんやろう」とのこと。
「そっかー。」
今年も、鯖江市の谷さんがお買い物だけに来てくださった。「京都キャロット」のお客様は、レースに出ないのにお買い物だけに来てくださるというありがたいお客様も多い。
また、富山の鉄人紳士こと田中基和さんも顔を出してくださった。今年はかわいい奥様とかわいい男の子二人とともに。まだ小さな二人は、お父さんそっくりだった。
「お父さんのようにしっかり走れる男の子になってね」と言っておいた。
京都ランナーズの鈴木善永さんも、ご近所の娘さんを連れて。今日は彼女のサポートととしてハーフを走られたそうだ。
「5km20分切りはどうですか。」
「もうちょいです。」
「僕も5km20分切りめざしてるんですよ。」
「あっ、まねしー?」
「いや、藤井さんより先ですよ。」
「そうでしたか。」
鈴木さんは私と同世代。
「負けへんでー。」
帰りの南条SAのレストランで昼食。
上がヨメさんの「ミニ海鮮丼と越前そばセット」。
下が私の「何とかちらしと越前そばセット」。
ここのレストランはほとんどのメニューが1000円以下。安くておいしかった。お勧めです。
◎今日の笑えない笑い話
パオ「今日は母の日やなあ。子どもらのために、まだまだ死ぬわけにはいかんで。」
ヨメ「そやなあ。」
パオ「ボクが大人になるまでは死なんといてや。あと20年くらいかな。」
ヨメ「なに、それー。あー、気持ちわるー。今のその言葉、ぞーっとしたー。」
パオ「なんでやねん!」
ヨメ「ほんまに気持ち悪いちゅうねん。」
パオ「まあ、そう言わんとき。悠子(私の姪)がゆうとったやろな。『おっちゃんはますみさんにないがしろにされ続けてもずっと好き好きってゆってるとこがすごい』って。」
ヨメ「悠子、そんなことゆってたっけ。でも、その『ないがしろにし続けてる』ちゅうとこがええやん。そのことがみんなに定着してくれたらありがたいなあ。」
パオ「なんでやねん!」
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2011年05月07日(土)
第3回南部杯大阪マスターズ陸上競技大会・続きの続き [ランニング]
「今日は何に出られるんですか。」
「はい、5000と800に。」
朝、一番最初に話しかけてこられた方。てっきり、私を「京都キャロット雑用係」と知って話しかけてこられたものと思い込んでいた。しかし、話すうちにそうでないことが分かった。
森田亨さん(三重)。
冠をつけるとすれば、「近畿の短距離王」ですかね。確か、100mベスト(M50)が12秒16だとおっしゃっていた。
控え室でたまたま私の横に座られ、たまたま私に話しかけてこられたようだ。しかし、森田さんのおかげで一日楽しい時間を過ごすことができた。100、60、200の3種目に出られるとのことだったので、応援もさせてもらった。そして、私の5000、800の応援もしてくださった。今日初対面なのに・・・。
私が出場した5000mのすぐあとに100m。
10組第5レーンが森田さん。
これぞ、ダントツ。
森田さんのすごいところは、陸上競技未経験者であるところ。高校のときはラグビーをされていたそうだが、その後は何もやっておられなかったそうだ。それでこの速さですから。
「マスターズの上位の方はほとんど陸上未経験者って聞いたことがありますけど・・・。」
「そう。私のクラスの日本1位の方もスキーをやってられた方でね、11秒68ですよ。同い年なんですけどね。」
こういう話は、すごく陸上未経験者の励みになる。
このあと、女子棒高跳びの観戦に。ここには、滋賀マスターズの加古文子さん(W60)が出場されている。
「すいませーん。私、4月に滋賀マスターズに入らせてもらった藤井といいます。棒高跳びの写真、撮らせてもらっていいですか。」
「はい、ありがとうございます。」
なかなか見られない女子棒高跳び。連続写真でどうぞ。
惜しくも失敗。
でも、すっごくかっこよかった。私も教えてもらって出てみたいなあ。
記録掲示板で5000mの公式記録を確かめた。
「20分08秒17」
しかし、亀岡の快速ランナー・松本さんは18分11秒。大阪のUさんが18分53秒。私は「ダンビリ」。でも出場3名なので、3位入賞。しっかり賞状をもらってきた。
早めに腹ごしらえ。
メイン競技場下の食堂で「天ぷらうどん」。
会場に戻ると、12時45分からの1500mが行われていた。
「あっ、あれは堀田さん。」
5月1日の京都走ろう会例会で知り合ったばかりの好青年。これは写真に撮っておかねば。彼はSM30クラス。表情を見ていると、かなりきつそうな感じだった。
「あっ、村本さん。」
5000mの2時間ほどあとに1500mとは・・・。
でもこの時点で、私は村本さんが3000mも走られることを知らなかった。
森田さんの60m。
足の速い方は、ただ立っておられる姿もかっこいい。背筋がピンとしている。
スターティングブロックの確認。
私も、5月15日の400mでこんなんできるんですね。
短距離と長距離の一番のちがいは、腕の振りではないかと思った。
これも、ダントツ。
きれいにヒザが上っている。
控え室に戻ったところで、私の5000mを応援してくださった方が・・・。
兵庫の川村直樹さん(M45)。
去年12月の「びわ湖クロスカントリー」に出られ、そのあと私のブログを見つけられたそうだ。それ以来「パオパオだより」のファンになってくださったらしい。
その記事の中で私の4月5月の出場予定大会を見られ、今日は応援をしようと決めて来られたということだ。まあ、なんて奇特な・・・。拝みたいくらいありがたい。
川村さん自身は、今日は3000mWと砲丸投に出場された。
3000mWでは徹底的に攻めのレースをし警告で失格。しかし、砲丸投ではまずまずの結果が出せたようだ。
それにしても、競歩と砲丸のつながりは? これだけでもおもしろそうな人やなあと思ってしまう。
今日はほんとうにありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。
このあと800mを走って「ゲロゲーロ」。
14時45分からは、森田さんの200m。
ウェアが変っていたので、どの人かすぐには分からなかった。
でも、やっぱりトップ。
と思ったら、第2レーンの選手が先にゴールしたそうだ。200mはカーブがあるので誰がトップかよく分からない。でも、これはこれで見ごたえがあった。
800mの公式記録も見に行った。
「2分45秒17」
M55クラス出場4名中ダンビリの4位。3位の方と3秒差だが、800mの3秒差というと15mという大差。まだまだ。
15時25分からの3000mには、写真を撮りたい方が3名出場。池政志さん(M40)、松本一之さん(M55)、村本みのるさん(W70)。
以下、この3名の方が順番に。
池さんは、以前京都走ろう会の例会に来られていた方。
今日、久しぶりにお会いした。
松本さんは、5000mの時ぎりぎりに来られて大会新ですから・・・。たぶん3000mもいいタイムを出されるでしょう。
村本さん、5000m、1500mに続き本日3本目のレース。頭が下がります。でも、私も一度はやってみたい。
3000mトップでゴールは吉田福蔵さん(M50)。
確か、9分30秒台だったと思う。すごい!
自分レースだけでなく、ほかの人の活躍を見ていてほんとうに楽しかった。
みなさん、マスターズ陸上大会はお勧めですよー。
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2011年05月06日(金)
第3回南部杯大阪マスターズ陸上競技大会・続き [ランニング]
「ゴールした後、ゲーが出そうになりました。」
「えっ、ほんとうに?」
「中学生みたいでしょ。」
「ふふふ・・・。」
これは、800mゴール後しばらくしてからの私と仮称・謎の超美人さんとの会話。仮称・謎の超美人さんについては写真NG、記事もほぼNG。これでぎりぎりセーフでしょうか。
800mスパイクでの出場は、ワクワクもありヒヤヒヤもあり。でもトラック2周でしまいやしと軽く考えていた。
ところが緊張していたのか、1枚でいい腰ゼッケンを2枚もつけ、その1枚はさかさまに。それでも、コース取りのルールをみんなで教えあっている姿などを見てだいぶリラックスできた。
800mは5000mとちがい、スタートから100mはセパレートコース。知らんかった。だから、1組最高9人。私の出た第3組は、M50とM55の7人のレースになった(M50の1名がDNS)。
「ビリになる可能性大!」
私は第6コース(なのに、初めひっくり返して「9」の腰ゼッケンをつけていた。)
さあスタート。25年ぶりくらいにはくスパイクはいい感じ。100mを過ぎてオープンに。
「あれ?」
みんなはるか前。なんぼ速いんじゃー。追えー。
しかし、差は広がるばかり。
最初の1周400mは1分18秒。自分ではようがんばってるつもりやのに、「あれー?」
2周目に入ると、体が金縛り状態に。手足の先まで酸素が行っていない感じ。
もがいている時に、「前に○○・・・、まだこれから!」と私に声をかけてくださる方が。その人を見る余裕もなかったが、その声で最後の150mほど足が動いた。自分では、前の選手との差を少しだけつめれたように思う。
ゴールタイム、2分45秒。
目標の2分40秒にはほど遠かった。でも、スパイクでしっかり走れたという満足感があった。
断然トップは「ダントツ」。ということは、断然ビリは「ダンビリ」ですかね。
ゴール後しばらくは平気だったのに、荷物置き場に戻り座ったとたんにせきが・・・。せきが止まらず気分も悪くなってきたので水のみ場へ。そこでうがいを何回もしたが、気持ち悪さはおさまらず。ついに「ゲー」が。仮称・超美人さんには「出そうになった」とおさえて言ったが、ほんとうは「出ましたー」。
そのあとも私の変な大きなせきが止まらず、近くを通る人にいっぱい見られてしまった。
「あーあー。」
記録掲示板で確かめると、800mはM55クラス以外はすべて3人以下。賞状は3位までなので、みなさん賞状を持って帰られた。
ところが、M55のみ4名出場。そして私は「ダンビリ」の4位。
「くっそー、ゲー、くっそー、ゲー、くっそー・・・。」
(注)まだまだ、続きます。
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2011年05月05日(木)
第3回南部杯大阪マスターズ陸上競技大会 [ランニング]
今日はいろいろな人といっぱいしゃべることができた。その中でも、関西の女性ランナーで一番有名な村本みのるさんとお話できてうれしかった。
今までも村本さんは何度もお見かけすることがあり、お話しするチャンスもあることはあった。でも、一見表情が硬く、ちょっと話しかけにくいフンイキでもあった。
ところが、今日は村本さんのほうから話しかけてこられ、少しだがお話しすることができた。話してみると、私が今まで持っていたイメージとは正反対。ふんわりとした温かみのあるいい感じの方だった。
村本さんは長距離3種目に出場された(W70クラス)。
10:00 5000m 22.58.10(日本新)
12;45 1500m 6.41.20
15:25 3000m 13.46.81
記録も目が飛び出るほどすごいが、1日に長距離3レースに出場される意気込み自体がすごいと思った。やっぱり、まだ恐れ多いと感じるところもある。
でも、また今度お会いする機会があれば、思い切って話しかけていろいろなことを教えていただきたいと思う。
さて、自分のほうの報告を・・・。
週2回の早朝バイトのせいか、バイトのない日も5時40分に目が覚める。
6時半自宅発、8時長居着。
長居公園の地下駐車場は1時間400円もする。こないだ見つけた近くの駐車場は、24時間500円。さすがに今日はほぼ満車。もうちょっとあとだと入れないところだった。
駐車場を出たところで黒猫さんに遭遇。いかにも走れそうなかっこいい猫ちゃん。これはゲンがいい。
長居第2競技場に着いたのだが、早くつきすぎて受付はまだ。少し散歩に。
今度は白いかわいいワンちゃんに遭遇。雑種かと思っていたら、「ソフトバンクと同じアイヌ犬」とのこと。そうなんや。
「しょうたろう・オス・4歳半」
予定の8時45分より20分ほど早く受付開始。
私は、10時からの5000mと14時15分からの800m。5000mは3年ぶり、800mは初。特に800mは25年ぶりくらいにスパイクでの出場。不安もあるけどワクワク感のほうが上。
「どんなレースになるんやろう。」
まずは長居公園1周(2813m)ジョグ。
いつものネコちゃん元気です。
体は黒いのに顔が白いワンちゃん発見。
「だいすけ・オス・12歳」
12歳・・・、フムフム・・・。それで顔が白くて・・・。
「すんませーん、シェパードですか。」
「いえ、ちがうんですー。シェパードとなんかのミックスらしいです。」
「いやー、よかった。シェパードやったらやめとこうと思ってたんですけど、雑種やったら写真撮らせてください。」
「わー、そうなんですか。ありがとうございます。」
「実はうちの犬も、ようシェパードとまちがわれるんですわ。背中がまっ黒で口のまわりも黒くて・・・。でもちょっと本物より口が短いんです。」
「れお・オス・まだ7ヶ月」
よう見たら、れお君も本物のシェパードより口が短くて丸い。でも、かわいい。かわいすぎる。
この大会が、私のマスターズ陸上のデビュー戦。
会場で一番感じたのは、「近さ」。選手同士の年代が近いせいか、初対面の人でもどんどんしゃべってこられる。
選手と役員さんとの距離も近い。その一番の理由は出場者の少なさ。
最近のマラソン大会は、「人がうじゃうじゃ」というイメージが強い。大会役員さんもいそがしすぎて、とても話しかけられるようなフンイキではない。その点、この大会はエントリー数が233名。人と人の間がすきすき。分からない点を役員さんにお聞きする余裕もある。役員さんの方も、余裕を持って運営に当たっておられるように見えた。
5000mは、一番最初の種目。
朝一番はきついかなとも思ったが、今か今かと待っているよりはいい。
腰ゼッケンをつけて、いざスタート地点へ。
その途中、前を歩いておられた女性が振り返られ、「コールはさっきので終わりなんですか」と。
「いや、スタート地点でもう1回あるはずですよ。」
「そう・・・、そうですよね。ありがとうございます。」
「あのー、村本さんですよね。」
「はい。」
「こないだ、淀川でお見かけして写真撮らせてもらいました。」
「そうでしたか。淀川って、どっちの? 3月と4月に連続であったでしょ。どっちも10kmを走ったんだけど。」
「あっ、4月のほうです。どれくらいで走られたんですか。」
「2回とも46分ちょっとです。」
「すごいじゃないですか。」
「いえいえ。」
「失礼ですけど、お歳は?」
「70です。」
ああ、まぶしすぎる。
女性ランナーのパイオニア的存在である村本みのるさんは、私にはテレビで見るスターのような存在だ。村本さんと同じレースを走れると思っただけで、よけい「がんばろう」という気持ちが高まってきた。
5000mは人数が少ないので、男女混合一斉スタート。
目標は20分切りだが、今20分を切れるような練習はできていない。できるだけキロ4分ベースを保ち、ぎりぎりまで粘る作戦。
1000m 3分51秒
2000m 7分57秒(4分05秒)
3000m 12分02秒(4分05秒)
4000m 16分12秒(4分09秒)
5000m 20分08秒(3分56秒)
今現在の私の実力通りの結果。
ちょうどいいくらいの悔しさが残った。この悔しさは次につなげられる。
それより、レース中にびっくりすることが。
私が第3コーナーを通過するたびに声をかけてくださった方がいる。最初は別の選手を応援されていると思ったのだが、鈍感な私もさすがに気づいた。明らかに私に向かって声を出してくださっている。これは効いた。ありがたかった。でも、あの人はいったい・・・。
あとでさがしてお礼を言わなくては・・・。
スタート前に声をかけてくださった森本さん(大阪)と、ゴール後に記念撮影。
森本さんは「京都キャロット」のお客様だった。今日は19分02秒。私よりはるか先、1分以上も速くゴールされた。
でも、この差、これからつめていきますよー。
(注)まだ、続きます。
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2011年05月04日(水)
第30回マラソンに挑戦する会・続き [ランニング・出張販売]
「口のまわりの黒い犬は、いい犬なんですよ。」
「えっ、そうなんですか。」
「そうですよ。実は、うちの犬も口黒いんです。」
一日の最初の写真がかわいいワンちゃんだと、もうそれだけで爽快。
「シンディー・メス・7歳」
どうも、ご主人が大会に参加されているようだ。
朝5時過ぎ起き。
コンビニでおにぎりを買い、会場の犀川・大豆田橋へ。
受付は一応6時45分から。
前夜寝るのがけっこう遅かったので動きが鈍い。早く開店準備をしなくては。
「シンディーちゃん、かわいい!」
こんなことでやる気がわいてくる私は、変?
この大会はここ数年はフルに出場していたが、今日は10km。
とにかく、10kmを初めから飛ばす。飛ばしに飛ばして10km43分台を!
この大会の楽しみは、普通の車イスランナー・下山さんとお話しすること。朝早くからさがしていたのだが見つけられなかった。
しかし、下山さんのほうからごあいさつに来てくださった。下山さんは今回もフル。私が「もうウルトラやフルには適性がないと分かったんで10kmに出ます」と言ったら笑っておられた。
今年は、5、10、20、30、フルに総勢757名のエントリー。全種目一斉スタートなので、ちょっとたいへん。
最初の1km、4分01秒。いい感じ。
そのあともだいたい1km4分15秒くらいで、5km通過が21分10秒。これは42分台もねらえるかも。
下流折り返し地点付近はきれいな新しい道になっていた。大会役員の野村さんが自転車で巡回されていたので聞いてみると、おとついできたばかりの道らしい。そのおかげで急にコース変更で大変だったようだ(コース全体が上流に少しスライド)。
折り返して上流に残り約4km。多少上りになっているので少しペースが落ちてしまった。残り1kmの地点で38分41秒。最後の1kmを4分18秒以内で行けたら42分台。
「行けー!」
ゴールは、・・・「やったね」42分53秒。
「45分を楽々切る」と宣言していたが、この時期にここまでいいタイムが出るとは予想していなかった。
この大会は毎年暑くなるというイメージだったが、今年はすずしかった。それがいいタイムが出た一番の要因かもしれない。夏場でも常にこれくらいで走れていれば、今年の冬には41分も切れるかもしれない。
この調子だとますます図に乗る。ますますウルトラ・フルから遠ざかってしまう。でも、これでいいのかなあ・・・。
私のゴール後、うちのテントの近くにまたもやシンディーちゃん。
「ますみちゃん、かわいいワンちゃんやしさわらしてもらい。」
ところがめずらしく、シンディーちゃんはちょっとヨメさんをこわがっていた。私はどうもなかったのに。この反対のパターンはようあるんですけどね。
あー、分かった。シンディーちゃんはアメリカの女の子に多い名前らしい。私のほうがアメリカンにもてるっていうこと? ちがうか。
記録記入係の役員さん。
プリンターから「ザザザ」と出てくるより、ずっと値打ちがあるとは思われませんか。
ダウンを兼ねて下流へ1kmジョグ(往復2km)。
今日は予想していたよりずっと涼しく、みなさん快調に走っておられる。下山さんも、ずっと対面するランナーに声をかけ手を振りながら進んでおられた。右手を振り、左の力だけで進んでおられる時もかなりあった。それを見ていて、もう言葉がなかった。「どえらい人じゃー。」
「ランナーズ9の会」の木村吉伸さん。
もしまた選挙に出られることがあれば、今度こそ「平和・憲法九条」ののぼりを持ってかけつけます。そのときは必ず知らせてくださいね。
下山さんの体が傾いているように見える。
それは、あとで聞いてみて分かった。この河川敷のコースも微妙に川側に傾斜している。そのため、川側の手に力を入れなければまっすぐ進まない。それで体が傾いてしまうのだ。なるほど、何でも聞いてみるものだ。
金沢の山本利枝さん。「京都キャロット」のお得意さまです。
「パオパオだより」の常連・三宅文彦さん。
篠山・和倉の連チャンに続き、今日もフル。元気有り余っている感じですか。
「ブログ見せてもらってます。」
「ということは即写真!」
滋賀の山本さん。
このたびの震災後のマラソン大会の対応について議論を交わした。山本さんの参加される予定だった大会で、抗議によって対応がコロコロと変わった大会があったそうだ。二人の結論としては、「安易に中止決定をするな」というところで合意。そう思っている人は多いと思う。
最初の10kmを私より早く走っていたフルのランナー。 タスキがけしていた公約通りのサブスリー。2時間58分でゴール。
三宅さんも好タイムでのゴール(たぶん、3時間30分台。)
「パオパオさんですよね、ブログを書いておられる・・・。」
「はいはい、私に声をかけた人は写真を撮られるということで・・・。」
滋賀のIさん。「りゅう」というお名前でブログを書いておられるらしい。
滋賀のIさんが、今日初めて会われた石川のMさん。
「走ってる途中に声をかけられたんですか」とお聞きすると「とんでもない。」
ブログを通してのお友だちだそうです。Mさんもブログを書いておられるそうだが、くわしく聞かなかった。
今日は、Iさんはフルを好タイムで完走、Mさんは30kmにエントリーだが10kmでやめられたそうだ。
お二人とも、もしこのブログの記事を見てくださったらコメントお願いしまーす。
なかなか下山さんが見つけられなかったのだが、残り5kmの本部前で発見。
「下山さん、最後は写真撮らせてもらいますわ。」
「じゃー、これもお願いします。」
下山さんから手渡されたのはご自分のカメラ。
「やったね。」これは私を信頼してくださっているということ。しっかり撮らねば・・・。
でも近くを「伴走」するのはやめよう。それはきっとうれしくないと思う。できるだけ前に行くか、それともずっと後ろから見守るか。
今のカメラは性能がいいので、近寄らなくてもそこそこの写真が撮れる。
私を見つけて笑っておられるのだろうか。それとも、しんどくて歯を食いしばっている?
いっぱい写真を撮らせてもらったが、それはほとんど下山さんのカメラで。ゴールの「バンザイ」もいいのが撮れたんですけど・・・。
でも、下山さんの「お願いします」のひと言で4kmもたくさん走れた。今日は、1+10+2+4で17km。
下山さんにお願いされて、私もちょっとは役に立ったかな。
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2011年05月03日(火)
第30回マラソンに挑戦する会 [ランニング・出張販売]
「なんとかしましょう」と私。
「よろしくお願いします」と下山さん。
ゆったからにはほんまになんとかするぞー!
「仏のパオパオ(???)」も、今日はさすがに怒りが爆発した。
みなさん知っておられました?
競技用じゃない普通の車イスでは、どのマラソン大会にも出られないんですよ。ゴール制限7時間で、抽選にさえ当たれば「誰でも出られる」はずの東京マラソンもダメなんです。(東京マラソンは、「フル2時間10分を切れるエリート車イスランナーの枠が20名分とってあるだけ」とのこと。)いいことばっかり言ってる東京マラソンでもこの有様です。他の大会がどんな対応かは推して知るべしです。
毎年この大会のフルを、普通の車イスで完走されている下山さん。「普通」にこだわり、「普通」を大切にしておられる下山さんの姿勢が私は大好き。
私は、下山さんはてっきりあちこちのマラソン大会に出ておられるものと思い込んでいた。ところが、今日お話させてもらって分かった。下山さんは、マラソン大会に出たくても出られない。普通の車イスでの出場が可能か問い合わせると、ほとんどすべての大会が「事故の危険性が高い」という理由で断られるそうだ。
その例外がこの大会。下山さんは、今日は自己ベストの4時間39分で完走された。
なんで? なんで、なんで、なんで・・・。
この大会のフルに4年連続で出場され、4時間台で完走されている下山さんを他の大会が排除するのはなぜ?
マラソン大会は、一部の人の自己満足のために開かれているわけじゃない。「誰でも出られる」という看板を掲げておいて、いざ特別な事情がある人が現れると排除する。出たい人が出られない大会に何の価値があるのか。
マラソン大会で下山さんを排除することは、ふだんの生活の中で下山さんを排除するのと同じことだ。いつも笑顔でマイペースを貫いておられる下山さんだが、心中は穏やかではないと思う。
今日、下山さんに提案してみた。
大阪の長居公園で開催されているフルマラソンは、規模の小さめのものが多い。コースも交通規制の要らない安全な公園内だし、なんと言っても「大阪人はよけるのかうまい。」マラソン大会が開催されていても、ランナーのじゃまにならないようにすばやく横断される。普通の車イスでも十分対応できそう。
ただしその話をしたあと、下山さんから「やっぱり、ふだん走ることのできない公道を走ってみたい」との言葉が。そらそうやわ。私らもいっしょやもん。あの晴れがましさを味わえないのは不公平。
「なんとかしましょう」とは言ってみたものの・・・。
私ができることは、身近な大会に交渉してみること。来年3月に第1回大会が予定されている「京都マラソン」。きっつい上り坂もあるけれど、挑戦しがいはある。まずはここに問い合わせてみよう。
古都京都のプライドを持った人たちが大会運営に携わっておられれば、他の大会と同じようなむげな返事にはならないだろう。
「とりあえず、聞くだけでも聞いてみようっと。」
私のブログの読者のみなさんもご協力お願いします。
下山さんが公道マラソンに出場できるよう、いろいろな情報をいただければうれしいです。
(注)まだまだ、続きます。
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