2010年04月25日(日)
第13回日吉ダムマラソン [ランニング・出張販売]
「今日はね、10kmに美男美女のペアが出はるよ。」
「いや、そら写真撮らしてもらわんなん。」
朝、賀茂川パートナーズの中島さんご夫妻が「京都キャロット」のテントに来られた。
「私も10km出ますし、絶対写真撮らしてもらおうっと。『伴走』のビブスつけてはりますよね。」
「たぶん、奥さんがつけてはると思うよ。」
スタートして急坂を下っていると、前におられました・・・正真正銘の美男美女が。
「あのー、もしかして和田さん・・・」
「はい、そうです。」
「中島さんからお聞きしました、美男美女ペアやって。」
「いえいえ。」
「写真撮らせてもらっていいですか。ブログに載せたいんで・・・。」
「はい、ありがとうございます。」
自分も走りながら、走っておられるお二人をパチリ!
これがまた、むずかしいですわー。でも、まずまず合格点かな。しっかり美男美女をとらえていました。
今日は、さすが地元京都の大会。次から次と知り合いがごあいさつに来られた。そんな人たちが必ず言われるひと言。
「今日も走らはんにゃね。」
「はい。今日は10kmをゆっくりと・・・。昨日33km走ってきたもんで・・・。」
橋本猛志さん、中村智明さんの若手から、○○さんや××さんなどのご年配まで、たいていこの話題になった。ランニング用品店にかかわっている者がレースに出ているということ。それが、みなさんにすごく好感を持って受け入れられている。ありがたいことだ。
珍しいところでは、賀茂川パートナーズの斉藤会長の奥様。初めてお会いする方であるのに、いろいろとお話が出来た。きっと、ダンナさんが私のことを話してくださったんでしょうね。(去年の鯖街道の斉藤さんの雨の中の激走は忘れられません。)
まあ、ご年配代表ということで、原田尚浩さん(京都ランナーズ)。どう見てもカストロです。
うちのきくちゃんのことが大好きで、「月刊ランナーズ」に載せているうちの広告のきくの写真を楽しみにしてくださっています。
「ランナーズ9の会の富吉です。」
「あっ、東山のトミーさん。」
「よくわかりましたね。」
何回も何回も「会員の声」欄、読んでますがな。
東山のトミーさんは、去年フルマラソンを12回も走られたそうだ。そのほとんどが4時間から4時間半、一度だけ3時間43分で走られたそうだ。
自分で運転して青森のマラソンにも出られたらしい。行きは高速で1050円、帰りは平日になったので国道で帰ってこられた。それって、いったい何時間かかったんでしょう。
初めてお話させていただきましたが、楽しい方でした。
うちのテントのすぐ裏がマラソンコース。
ウォーミングアップをされている中島さんご夫妻発見。お二人はハーフに出場される。
「私10kmやし写真撮れへんし、今撮らせてもらいますわ。」
「いや、ありがとう。」
お二人は、「みかた残酷」にも出場されるらしい。私と同じくらいのタイムなので、またレース中に会えるでしょう。
こんな言い方は失礼でしょうか。お二人を見ていると、「とてもかわいいご夫婦」のように見えるんですが・・・。
うちのテント前で、レース用ランシャツランパンに着替えている男性あり。よく見ると「ランナーズ9の会」のユニフォーム。これは、写真、写真。
たぶん、?398のヒデさんです。
11時ちょうど、いよいよハーフのスタート。
今年は去年のような冷たい雨ではなく、快晴。去年は当日出場を断念した人も多かったようなので、感覚的には去年の倍近い人数に感じる。
ちょっと先で写真を撮ろうとして歩いていると、またまた「ランナーズ9の会」の仲間発見。
たぶん、?218のカンモンさんです。
今日は天気が良すぎて、走るには暑いかもしれない。
「ランナーズ9の会」のユニフォームさんも通過。
中島さんご夫妻も通過。
しっかり写真が撮れました。
11時10分、10kmのスタート。
ハーフに比べると、だいぶ少ない。
私は写真を撮っていたので、最後尾からちょびちょび前へ。やっと真ん中あたりまで行くことができた。
「やあ、藤井さん!」
なんと、目の前に「ランナーズ9の会」のがんちゃん。
高2の娘さんは、今日行われる第2回京都陸協記録会の3000mに出場される。
「うちの息子も行ってますねん。今日は800mです。」
スタート直後はさすがに混雑していたが、下り坂の終わりころにはばらついて走りやすくなった。
ここで、美男美女ペア・和田さんご夫妻に追いついた。
「また、撮ってくれてはるよ。」
奥さんがダンナさんに何度もそう言っておられた。
前をちょろちょろしてすいません。
お二人のスピードがけっこう早くて、かなり高度な撮影テクニックを要しました。
2kmすぎの折り返しをかえってくると、「ランナーズ9の会」のカミちゃんに遭遇。
「撮りまっせー」ゆうたら、立ち止まってはりますがな。あとで聞いたらゴールタイムは、1時間17秒とか。ここでゆっくりしてへんかったら1時間切れたかもしれんのに・・・。
そういう私も、ここで立ち止まってしっかり撮らせていただきました。私ら何しに来てんにゃろね。
「それにしてもおかしいなあ。同じところからスタートしたがんちゃんとすれちがってへんなあ・・・」と思って、後ろを振り返ったら、すぐ後ろにがんちゃん。去年はここらでだいぶ差をつけてたはずやのに。私は落ちてへんはずやから、がんちゃん腕上げたなあ。このままやと抜かれてしまう。ちょっと気合をいれなおしてっと。
このダムの下には、沈んでしまった集落がある。せめて、このせき止められた水が有効に使われていることを願う。
この橋を渡ったところでハーフのランナーと合流。
このちょっと先の5km地点で、22分58秒。これは、ゴール前の急坂を考えると46分半ペースか。
後ろを振り返ると、こんな感じです。
「キャロットさん、がんばって!」
追い抜きざま、そう声をかけてくださった女性ランナーが。どなだったのか、まったく分かりません。でも、「京都キャロット」のユニフォームではない私を判別できる方ですから、いわゆる「つう」です。
「いやー、今ごろ調子出てきましたわー。」
じょうだん抜きで、ほんまに残り4kmあたりから足取り軽くなってきた。
最後の急坂もしっかり走り、ゴール。45分39秒。
最後の1kmも、4分54秒。ここは、去年より速い。
33km走った翌日にこのタイムで走れたら、上出来上出来。今年は去年よりずっとたくさん写真も撮れたし。
私のゴールからしばらくして、がんちゃんゴール。
めっちゃ元気そう。こら、来年は抜かれるな。
がんちゃんのゴール直後に和田さんご夫妻ゴール。
「和田さーん」と大声で言いながらゴール写真を撮ったつもりが撮れていなかった。残念! やっぱり、両方は無理やね。
でも、仲よさそうな後ろ姿もなかなかいいですよね。
ハーフ39歳以下男子の部で、中村智明さん優勝。
ちょっと、錦戸亮に似てません?
中村さんはお若いのに、私のようなええかげんなおっちゃんにも必ず声をかけてくれる。好青年です。
「おっちゃんは、応援してるでー」
ハーフ女子の部で、中島三智子さん優勝。
「なかじまさーん」と声をかけたら、にっこり。
中島さんは、去年の鯖街道以来のお友達です。(私はそういう関係を「鯖友」と勝手に呼んでいます。賀茂川パートナーズの斉藤会長も、鯖友。)
店を片付けかけた時、廉からメール。
「2分11秒50でした」
私から見たらすごいがんばったように思うのだが、本人は不満のようだ。
「ええぞー」とだけ返信しておいた。まだまだ、先に楽しみがあるやん、なあ。
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2010年04月24日(土)
第11回岐阜〜根尾淡墨桜マラソン [ランニング]
「田中さん、ブログにあることないこと書いときますし・・・。」
「楽しみにしてます。」
富山県氷見市の田中基和さん。
10年近く前、「御岳マウンテンマラソン」で知り合った。それから、ちょこちょこ大会でお会いするたびに声をかけてくださっていた。
私はどちらかと言うと人見知りするほうだが、「紳士」だけは例外である。
私にとっての「紳士」とは意外と単純。
?下品でないこと。
?自分の自慢話をしないこと。
?私のしょうもない話をしっかり聞いてくださること。
だいたい以上です。
田中さんは、本当に大会でちょこっとお会いするだけですが、漂っているんですねえ、「紳士」のフンイキが。
今日、駐車場からスタート地点に向かう時、また田中さんのほうから私を見つけて声をかけてくださった。
せっかくなので、スタート前に二人で記念撮影。偶然にも、二人よく似たウェアでした。
3時45分起き、4時自宅出発。
多賀SAで休けいした時、まだ日が昇っていなかった。
家を出たころからずっと6℃くらい。この時期にしては寒い。
岐阜都ホテルの駐車場に着いたのが6時半すぎ。早く着きすぎました。
とりあえず受付だけ済ませ、また車に戻る。去年がじゃじゃぶりだったことを思えば、今年は言うことなしの天気。
退屈なので7時すぎにスタート地点を見に行くと、早くも第1団がスタート。それも10人以上はいます。正式スタート時刻の8時より1時間近くも早くスタートするとは・・・。これは、早く着いて早く温泉に入ろうという作戦かしらん。
私と田中さんは、あと4,5人とともに7時44分スタート。これでも第4団か第5団くらいだったと思う。いや、もっと後ろだったかも・・・。
この五月雨式スタートを見て、初参加の田中さんはちょっと面くらっていた。
田中さんが、「いっしょに走りましょう」と言ってくださったので、しゃべりながら走ることにした。
田中さんはトライアスロン系のランナーで、今もトライアスロンの大会に出ておられる。マラソンのほうも、トレイル系の大会を好んで出ておられるようだ。
第1エイド到着、1時間17分。だいたいキロ7分ペース。よろしい!
いろいろな大会のお話を聞かせてもらったが、その中でも私が一番興味を持ったのは「信州戸隠トレイルラン」。
45kmのコースは、スキー場をいくつも越えるコースで、特に最初の12kmが強烈らしい。田中さんは1時間半くらいで通過の心づもりが、何と3時間! 時速4kmとは、これいかに。ものすごいコースであることが想像できる。
また、田中さんの一押し大会は「立山登山マラニック」。
こちらは、距離65km、高低差3003m。
まあ、これもすごいやないかい。
福井の出倉真由美さんも、この大会を大絶賛されていた。日程が合えば行きたいのはやまやまなんですが・・・。(今年は、神鍋と重なりそう。)
しゃべりながら走るのは得意なほうではなかったが、興味の持てる話ばかりだったので退屈しなかった。
気がつけば、もう第2エイド。2時間11分。ちょっとペースアップ?
ちょうど小腹がすいたタイミングで、「パスタ」。
これは、よかった。田中さんは3杯も食べていた。
「あっ、キャロットさん、いつも買わせてもらってます。」
「ありがとうございます。そんなん言われたら、写真撮らんならん。」
パチリ! 滋賀の有江さんという方でした。
ここは、パスタのほかにもバナナ、梅干しなどいろいろと置いてくださっていたので、7分近くも休んでしまった。
パスタ3杯で、田中さん復活!
それまで向かい風に「寒い寒い」を連発していたのに、急に元気が出てきたようだ。
(注)まだ、続きます。
元気が出てきた田中さんについていけず。
私は気分転換に、きれいな花の写真とかを撮っていた。
寒暖計は12℃。
しかし向かいから北風。日かげに入ると体感温度はかなり低い。
ここらでは田中さんにだいぶ離され、一人ポツンと走ることになってしまった。
ここは、確か「根尾川」。清流でした。
やっとたどり着きました、草もちエイド。2時間55分。
残りたったの7.2km。
今年も「ミス草もち」を探したが、ちょっとお声をかけにくそうな女性が多く・・・、断念。
北側正面に見える雪をかぶった山は、白山らしい。
川沿いに少しだけ桜の花が残っていた。
この橋を越えたら、残り2kmくらいじゃなかったかな。
この最後の細い橋は、まさに「栄光への架け橋」です。
最後の最後にキツーイ坂が・・・。
まあ、雪景色のきれいな山でも拝んでからっと。
淡墨桜前には、何店もの売店が。
この角を曲がったところがゴール。3時間46分。
この3年で一番早いゴールタイム。田中さんに引っぱってもらったおかげです。
淡墨桜前でゴールの記念撮影。
ゴールして1分もしないのに、写真の出来上がり。
自家発電機とパソコンとプリンター。でもカメラの位置からかなり離れているんやけど・・・。ケーブルでつないでいるふうでもなかったし・・・。
「どうなっとるんじゃー」
私のようなパソコンオンチには、さっぱりわかりません。
プリンターから次々と出てくる写真を、珍しそうに見ていました。(わしゃー、小学生か?)
ゴール地点からバスの送迎で温泉へ。
今年は早めにゴールしたので、温泉の混み具合がましだった。
温泉からあがったら、お弁当。
田中さんとしゃべりながら食べようと思っていたが、温泉を出るときにはぐれてしまった。仕方なく、一人で。でも、すごくおいしかった。
お弁当を食べている時、隣に座っておられた女性が黙ってお茶を入れてくださった。お礼をいったついでにちょっとしゃべらせてもらった。
その方は、第2エイドを担当してくださっていた大会役員さん。「ぎふ長良川走ろう会」の方でした。
この大会の立派なところは、一クラブがすべて運営しているところ。メンバーは年配の方が多いが、その分しっかりとした運営であると思います。私は、何の不満もありません。
年間ベスト大会を選ぶとしたら、1位にしてもおかしくない大会です。余程の不都合がない限り、出続けたい大会です。
ここからスタート地点までバスで送迎、約1時間。スタート地点に戻ったのは2時半だった。
33kmも走って、温泉も入って、お弁当もいただいた割には早く帰ることが出来る。それもこの大会のいいところです。効率よし。
帰りの高速の養老SAでは、養老太鼓の披露があった。
外に出ると、こんなふうなおまけも付いてくることも多い。
今日は一日しっかり楽しませてもらいました。
※今日24日は「勝手に国労応援ラン」の日ですが、大会と重なったため28日(水)に延期します。
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2010年04月23日(金)
タロちゃん、ご乱心? [わんこ・にゃんこ]
うちのご近所イケメン犬、タロちゃん。
去年の11月に引っ越してきてから、私は毎日遠回りしてタロちゃんの顔を見て帰っている。タロちゃんは、「癒し系」という言葉にピッタリ。
見るからにお上品で穏やかで・・・。
うちのじゃじゃ馬系犬・きくが「がう」とかいっても、「がう返し」はしない。
私がちょっとさわらせてもらおうと思って手を出しても、すぐ腰を引く。ほんとにおとなしくて、やさしくて・・・。
と思っていたら、二週間ほど前、犬小屋の天井ぶち抜き、敷いてあったすのこバリンパリン。
「タロちゃん、どしたんやー。」
うちのいなかでは、犬が豹変することを「アタンする」とか、「マンキがさす」とかいう。きっと、これですね。(「アタン」も「マンキ」も辞書で調べても載っていない。「マンキ」は、「魔気」が変化したものだろうか。)
まあ、でもあんなお上品なタロちゃんのアタンするとこって見てみたいなあ。
※今日、私のブログが見られなくなった由美さんのおうち(お米屋さん)をのぞいてみた。「パオパオだより」をパソコンのお気に入りに入れるくらいなら、私にもできるだろうと思って。
そしたら、おじゃましたまさにその時、パソコンで「パオパオだより」を見てくださっていた。
「見れるようになったわー。コメントはよう入れんけど毎日見てます、って書いといて・・・」
よかった、よかった。(3月末からおよそ1ヶ月分、しっかり見てくださいよー。)
今年の「鯖街道ウルトラマラソン」では、選手ではなくエイド係として参加してくださるそうだ。杉峠のエイドにおられるらしい。
「スペッシャルなもん、なにか用意しといてくださいねー。」
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2010年04月22日(木)
バイト [家族]
今、廉が週1くらいでバイトに行っている。
それは北区にある100円ショップ。
わずかではあるが、確実にバイト代を稼いできている。
真樹も、自分が出来るバイトをさがすらしい。学校側は特別な事情がない限りバイトは許可しない。そんな時は、「おとうさんが仕事をしてないもんで・・・」と説明しと言ってある。
今日、真樹の元同級生のお母さんから店(京都キャロット)に電話があった。私に用があったのだが、ヨメさんが電話に出て、「夫は家にいます」。「えっ、お体の調子がお悪いんですか?」
これにはヨメさんもまいったらしい。どう説明すればいいのか。「店に来ても役に立たないもんで・・・」と言っても信じてもらえないし。困ったもんだ。
真樹のバイトが決まったら、我が家の中で現金収入のないのは私だけになってしまう。せめて、老ネコあんものエサ代くらいは稼げるようにせなあかんな。
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2010年04月21日(水)
「ステーキのどん」 [グルメ情報]
久しぶりの家族そろっての外食。
「ステーキのどん・宝ヶ池店」
廉が大学生、真樹が高校生になったので、4人そろっての外食はこれから少なくなりそうだ。
真樹・目玉焼きハンバーグ(790円)
眞寿美・和風おろしサーロインステーキ(1540円)
廉・ダブルハンバーグ(1090円)
パオパオ・フィレステーキ御膳(1980円)
これに、廉以外の3人はドリンクバー(280円)
4人合計で、6240円。思っていたより安くついた。(「一番働きの悪い者が一番高いものを食べている」との声が・・・)
私のお肉は赤かったので、ヨメさんの鉄板で焼かせてもらった。よう焼いたほうがうまいような気がしたが・・・。
私ら夫婦の楽しみは、料理よりもドリンクバー。
ヨメさんは、茶葉から入れる紅茶を楽しそうに作っていた。
私は、食後にブレンドコーヒー、カフェラテ、カプチーノ、ココアと4杯も飲んでしまった。
これから4人のスケジュールが合いにくくなると思うけど、またみんなで食べに行こうな。
家で待ちぼうけのきくは、待ちすぎて鼻がーくなったような・・・。
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2010年04月20日(火)
女優・由美さんご来店 [私の好きな人]
今日火曜日は、バイトさんのお休みの日。「京都キャロット産大前店」に、店長がずっといる日。もちろん、番犬きくをひきつれて。
夕方、高校から帰ってきた真樹といっしょに「産大前店」に。
「こうじさん、ユミさん来てはるで。」
「ヘロー、ヘロー、・・・」
荷物のかげになってちょうど見えない。外人の女の人に知り合いおったっけ?
「なんやなー、由美さんかいなー。」(私が、「女優」とあがめている「かもなす」の由美さんでした。)
「いや、ちょっと心配になってな、様子見に来てん。『パオパオだより』が消されてしもたやろ。これはついに、パオパオさん追い出されたんかなあと思って・・・」
「いや、すんません。そうですねん。ついにヨメさんがプチ切れて、消されてしもたんですわ。そやし、今、『パオパオだより』で検索して見てくれてはる人がすごいふえましたわ。」
「そやてね。今、眞寿美さんに教えてもろたし、今度からそうして見ますわ。」
「ありがとうございます。」
「パオパオさん、頭ええなあっていつも思ってんねん。」
「そうでしょ。実はボク、すごい頭ええんですよ。」
「いや、私はもっとええけどな・・・。」
「負けてへんなー。」
「なにげなしにちょっとゆったことを、一字一句覚えててブログに書いてはるでしょ。あれはすごいなあと思って・・・。」
「そうでしょそうでしょ。マラソンの途中で聞いた犬の名前を覚えられんようになった時が、ボクの引退の時やと思てます。」
まあ、ちょっとあきれてはったかな。
こんな「掛け合い漫才」みたいな会話ができる人は、私にとっては貴重な存在だ。「心配して様子見に来た」という言葉は、その通りにとらせてもらってよい言葉だと思う。本当にありがとうございます。
由美さんのように、3月末から「パオパオだより」が見られなくなった人が何人かおられるかもしれない。そんな人にはどうして知らせてあげたらいいんでしょう。まわりの人が教えてくれはったらいいんですけど・・・。
由美さーん。「パオパオだより」、見れましたかー。
いちいち検索するのんたいへんやから、「お気に入り」に入れといてねー。
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第5回天女の羽衣伝説ウルトラマラソン70km・詳報 [ランニング]
朝4時起き。「日帰りウルトラ」は、つらいぞー。
家を4時20分に出、受付会場の余呉湖荘に着いたのはちょうど2時間後の6時20分。
途中の寒暖計は4℃だった。空は快晴だったので、お昼は気温が上がるのだろうか。
この大会は、要項を「京都キャロット・産大前店」に持ってきていただいて初めて知った。バイトさんが受け取ったので、どんな方が主催されているのかわからなかったが、こじんまりした大会であることはわかった。
本来はレース後の懇親会にも重点を置かれている大会なので当日宿泊が原則だが、私は翌日「宍粟市さつきマラソン」に出張販売だったので特別に日帰り参加にしてもらった。
とにかく、わざわざ要項を持ってきてくださった大会に「表敬参加」(なんて言葉、あるんでしょうか)したかった。
「70km」と言えば、100kmの練習に最適な距離であるように思う。それも、1周7kmの余呉湖を10周するコースなので、自分なりのペースが組み立てやすい。いざとなったら、途中でやめるという選択もできる。
私は、前の週に15kmをフラフラになって走ったばかりなので心配もあった。相変わらず左腰は慢性的に痛いし、右腰のぎっくり腰も心配だし、股関節もくしゃみしただけでビリビリ。でも、走りのリズムさえつかめたら、ある程度は行けそうな気がする。
スタート前にいただいた参加者名簿を見ると、51名の申込み。
氏名・年齢・性別・所属クラブ・住所(市・郡名まで)・参加回数・自己PR・主催者より、という欄があった。
私の自己PR「100kmウルトラの練習として70kmはピッタリですね。翌日仕事のため、夜おつきあいできません。すいません。」
主催者より「次回は泊まりでご家族で、そして出店もしてくださいね!」
それは、ちょっと・・・。
初参加は、私を含め18名。5回連続が5名、4回目の方も5名。リピーターが多いということは、それだけを見てもいい大会だと思われる。
ウルトラとしては珍しく、20代3名、30代15名も参加。この大会に関しては、私は平均より上かも。
6時40分、選手集合。
注意事項連絡をされていたのは、大会実行委員長の松波一弘さん。
特別ルールは特になし。
エイドにマイカップを用意することと、周回チェック表に自分で記入することくらいでしょうか。
制限時間10時間、9時間20分で次周回突入打ち切り。妥当なところですね。時速7kmを下回ったら、歩いているのとそう変わりませんから。
大会会長の南部功さんと記念撮影。
参加申し込みの前にお電話させてもらった時、ていねいな受け答えをしてくださって、それで出てみようと思った。たしか、うちのヨメさんと同い年。想像していたよりイケメンさんでした。
7時ちょうど、いよいよスタート。
100kmウルトラはたいてい真っ暗な中のスタートだが、こんな明るい桜の木の元をスタートできるなんて!
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【1周目】 0〜7km
目標は、とにかく完走。
制限10時間ということは、キロ8分半ペース。ここははやる気持ちを抑えて、キロ7分ペース、1周50分くらいでいけたら理想やねー。
しかし、スタート直後に雨。空は一面厚い雨雲。
「さぶっ! ついさっきまで晴れてたのに・・・」
途中距離表示がないので、自分がどれくらいのペースで走っているのかわからない。でも、キロ7分ということはない。冷えた体を温めるため、ややオーバーペース気味であることはまちがいない。
スタートしてしばらくは余呉湖の東側を走る。ここらあたりは民家がまったくない。
余呉湖の北側は平地が広がっており、民家やお店、田畑もたくさんあった。
県道に沿うようにJR北陸本線が走っている。
「天女の衣掛柳」(中間点)を過ぎたあたりで日がさしてきた。太陽が照り続けていると、かなり暑く感じる。
余呉湖の西側には古くからあるようなおうちが多い。でも、そのわりにはワンちゃんの姿はほとんど見なかった。ワンちゃんの少ない地域なんかしらん。
余呉湖荘の手前1.5kmくらいのところは道幅が狭い。大型車が来たらたいへんと思っていたが、ほとんど車は通らなかった。
1周7km、39分55秒。
「ゲゲッ! 寒いからって飛ばしてしもたー。こら、キロ6分も切っとるがなー。これではもたん。もうちょい、ゆっくり!」
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【2周目】 7〜14km
余呉湖は1周6.8km。
7kmの距離合わせのために、余呉湖荘の駐車場を200m分はみ出て走る。
はみ出た部分から下りて来たところがエイド。
ここで、自分で周回チェック。自分の欄に、周回ごとに鉛筆で○をつける。
奥の山には雪がかぶっている。
伊吹山だと勘違いしていたが、伊吹は朝来るとき通り過ぎてきた。あの位置だと、福井県の山でしょうか。
見事な「天女の衣掛柳」。
終盤頭がボーとしてきたら、ここに天女が見えるにちがいない。
余呉といえば、西日本最高の積雪地。
この北の地区では、「積雪4mで陸の孤島状態」というのがよくニュースになっていた。
この除雪車前が、このコース唯一の上り坂。
2周14km、1時間22分31秒(42分35秒)。
「かなりゆっくり行ったつもりやのに、それでもキロ6分ペースか。今んとこどっこも痛ないし、無理してペース落とさんでもええか。」
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【3周目】 14〜21km
やんでいた雨がまた降り出す。それに、プラス風。
これは完全な冬型の天気です。たぶん、この先も晴れと雨のくり返しでしょう。
3周21km、2時間06分44秒(44分13秒)。
「走りのリズムがつかめてきた。しばらくこのペースを続けられそう。」
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【4周目】 21〜28km
そろそろ、エイドでゆっくり休憩を。
出ました!「巻き寿司ふうおにぎり」。味は3種類。
ハーフ分(21km)を走り終わったタイミングで出てくるとは、「やるなあ」。もちろん3種類ともいただきました。私はシソのおにぎりが一番おいしかったです。
そろそろ同じ景色にあきてきたころ・・・、「さる!」
余呉湖の東側、民家のまったくないところ。このちょっとさきには、5、6頭の群れがいた。
4周28km、2時間52分22秒(45分38秒)。
「エイドで休憩したわりには、いいペース。想定していたよりちょっと速いけどこのリズムが壊れないように続けていこう。」
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【5周目】 28〜35km
エイドは充実しています。
わずか50人規模の参加者のために、ここまでやっていただけたらゆうことなしです。ありがとうございます。
どこかが主催でウォークラリーもやっておられた。今年は桜の咲き加減がバッチリ。
トップを走り続けておられた「15番さん」。
だいたい私の1.5倍のスピード(キロ4分ちょいペース)で突っ走っておられた。
5周35km、3時間37分42秒(45分19秒)。
「おー、ちょうど半分まで来たでー。3時間37分とは思ってもみんかったなー。後半の崩れを最小限に食い止めんとなー。」
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【6周目】 35〜42km
視覚障害ランナーの男性も出場されていた。
伴走で付いておられた方が、まあかっこいい女性ランナーで・・・。
お花見より釣りの方がたくさん来られていた。
中には腰の辺りまでどっぷり浸かっている釣り人も・・・。
6周42km、4時間25分19秒(47分37秒)。
「フルに近い距離を、4時間25分とはね。フル4時間半を切るのにフーフーゆうとった時もあったのに。こんな楽に走れることもあんにゃーなー。そやし、走るのっておもしろい。」
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【7周目】 42〜49km
ここでは、熱いお味噌汁。
気温は、たぶん10℃くらいのはず。温かいものがいただけるのは、ほんとうにありがたい。
7周目の2km地点(スタートより44km)で、最終周の赤タスキランナーに抜かれる。ずっとトップだった「15番さん」ではなく「32番さん」だった。トップ入れ替えです。
それにしても1周7kmのコースで3周も抜かれるとは・・・。
7周49km、5時間16分31秒(51分12秒)。
「さすがにフルの距離を過ぎるとガクッとくる。これはしゃーない。それでも、これでキロ7分ペースやから、これ以上落ちんようにがんばろう。」
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【8周目】 49〜56km
私が8周目に入ろうというところ、ゴールして味噌汁を飲みながらくつろいでいる「32番さん」を発見。
「5時間切りました?」
「5時間1分17秒です。」
「わー、惜しかった。でも、すごい!」
せっかくなんで、元気な若者といっしょに記念撮影。
地元滋賀の岡田一樹さん、30歳。5年連続出場の常連さんでした。
上の写真の谷水を周回するごとに飲ませてもらった。私にとっての力水。
8周56km、6時間10分36秒(54分04秒)。
「まあまあ踏ん張ってるな。あと2周14km、できるだけ歩かんように・・・」
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【9周目】 56〜63km
「さあ行こう!」とイスから立ち上がろうとしたら、前に進めない。
「出たな、ゲシュタルト崩壊!」
今まで普通にやってきたことが急に出来なくなることを「ゲシュタルト崩壊」という。ずっと昔の話だが、松野明美選手が「走り方がわからなくなった」と行って引退してしまったが、それがこれ。
私は、この時点で腰が曲げられないことに気づいた。走り初めから左腰が痛く、途中から右も痛くなってきていた。こういうときは、そうろりそうろり頭を前に傾けてっと。ちょこちょこちょこちょこ・・・。ああ、なんとかちょびっと前に進めた。
ここらからガクンときてしまった。
風が一段と強くなり、体感温度はかなり低い。お昼には気温が上るだろうし、途中でランシャツランパンに着替えようと思っていたがその必要なし。他のランナーを見てみても、上着をはおって走っている人がほとんどだった。
9周目の「天女の衣掛柳」。
いましたわー、天女さん。
なぜか手に一眼レフカメラを持っておられましたが・・・。いや、あの美女は天女にちがいない。
「すんませーん、シャッター押してもらえませんか」とお願いしたが、天女さんの写真も撮らせてもらったらよかった。
いったいあの天女さんは、どこの天女さんやったんやろう。
この「天女との遭遇」で、ほぼ歩きペースにまで落ち込んでいたのが、ちょっとだけ回復。ゲンキンなもんです。
上のおまんじゅうみたいな写真、何かわかります?
これね、でっかいネコちゃんです。
湖岸の広い駐車場で、中年のご夫婦にぴったり引っ付いて歩いていたもんやから、てっきり飼い猫やと思ってました。ところがその後夫婦とは無関係やったようで。ただの人好きなネコちゃんやったみたい。
9周63km、7時間16分12秒(1時間05分35秒)。
「ついに1周1時間超えてもたなー。余呉湖が広がってるように感じる。あー・・・」
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【10周目】 63〜70km
もうすわったら立てへん。ここはたったまま食べもんを補給・・・と思ったけど、胃液逆流で気持ち悪いったらありゃしない。もう、体が何も受け付けません。この感覚、久しぶりやなあ。
もう、全然走れましぇーん。
歩いて歩いて・・・。赤タスキに何人も抜かれてしまった。
「天女の衣掛柳」の向こうに見えるのぼり坂。
最初はへーみたいに思っていたが、これが終盤には「きくー」。
残り2kmくらいになって、やっとぼちぼち走りができるようになった。
下の写真は、私がこのコース上で一番好きな場所。
「枝のトンネル」。(ここを走った人にしかわからない。)
10周70km、8時間30分06秒(1時間13分04秒)。
「最後の1周はキロ10分超えかー。歩いてしもたらこんなもん。
でも、最後の最後に走ってゴールできたのは気持ちよかったなあ。
今後の課題は、『胃を強くして、終盤もしっかり食べられるようにすること』かな。」
「お急ぎじゃなかったら、ばんごはんごいっしょにいかがですか」と南部さんに誘ってもらった。すごくうれしくて、お受けしたかったのだが、なんせゲロゲーロ寸前。なごり惜しかったが、会場を後にすることにした。
その時ちょうど制限時刻の午後5時。ごあいさつに行くと、ゴールなどの撤収をしておられた。参加者全員が制限時間内にゴールしたようだ。
わずか50人ほどの参加者のために至れり尽くせりの対応。実行委員の皆様、本当にありがとうございました。参加賞の「小鮎・エビ豆のつくだに」も、自慢しておられただけあって、すごくおいしかったです。
できることなら来年も出たいです。来年は、「70kmを歩かず全部走る」を目標に!
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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