パオパオだより

2010年04月20日(火)

女優・由美さんご来店 [私の好きな人]

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 今日火曜日は、バイトさんのお休みの日。「京都キャロット産大前店」に、店長がずっといる日。もちろん、番犬きくをひきつれて。

 夕方、高校から帰ってきた真樹といっしょに「産大前店」に。

 「こうじさん、ユミさん来てはるで。」
 「ヘロー、ヘロー、・・・」

 荷物のかげになってちょうど見えない。外人の女の人に知り合いおったっけ?

 「なんやなー、由美さんかいなー。」(私が、「女優」とあがめている「かもなす」の由美さんでした。)
 「いや、ちょっと心配になってな、様子見に来てん。『パオパオだより』が消されてしもたやろ。これはついに、パオパオさん追い出されたんかなあと思って・・・」
 「いや、すんません。そうですねん。ついにヨメさんがプチ切れて、消されてしもたんですわ。そやし、今、『パオパオだより』で検索して見てくれてはる人がすごいふえましたわ。」
 「そやてね。今、眞寿美さんに教えてもろたし、今度からそうして見ますわ。」
 「ありがとうございます。」

 「パオパオさん、頭ええなあっていつも思ってんねん。」
 「そうでしょ。実はボク、すごい頭ええんですよ。」
 「いや、私はもっとええけどな・・・。」
 「負けてへんなー。」
 「なにげなしにちょっとゆったことを、一字一句覚えててブログに書いてはるでしょ。あれはすごいなあと思って・・・。」
 「そうでしょそうでしょ。マラソンの途中で聞いた犬の名前を覚えられんようになった時が、ボクの引退の時やと思てます。」

 まあ、ちょっとあきれてはったかな。
 こんな「掛け合い漫才」みたいな会話ができる人は、私にとっては貴重な存在だ。「心配して様子見に来た」という言葉は、その通りにとらせてもらってよい言葉だと思う。本当にありがとうございます。

 由美さんのように、3月末から「パオパオだより」が見られなくなった人が何人かおられるかもしれない。そんな人にはどうして知らせてあげたらいいんでしょう。まわりの人が教えてくれはったらいいんですけど・・・。

 由美さーん。「パオパオだより」、見れましたかー。
 いちいち検索するのんたいへんやから、「お気に入り」に入れといてねー。

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第5回天女の羽衣伝説ウルトラマラソン70km・詳報 [ランニング]

 朝4時起き。「日帰りウルトラ」は、つらいぞー。

 家を4時20分に出、受付会場の余呉湖荘に着いたのはちょうど2時間後の6時20分。
 途中の寒暖計は4℃だった。空は快晴だったので、お昼は気温が上がるのだろうか。

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 この大会は、要項を「京都キャロット・産大前店」に持ってきていただいて初めて知った。バイトさんが受け取ったので、どんな方が主催されているのかわからなかったが、こじんまりした大会であることはわかった。
 本来はレース後の懇親会にも重点を置かれている大会なので当日宿泊が原則だが、私は翌日「宍粟市さつきマラソン」に出張販売だったので特別に日帰り参加にしてもらった。

 とにかく、わざわざ要項を持ってきてくださった大会に「表敬参加」(なんて言葉、あるんでしょうか)したかった。 

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 「70km」と言えば、100kmの練習に最適な距離であるように思う。それも、1周7kmの余呉湖を10周するコースなので、自分なりのペースが組み立てやすい。いざとなったら、途中でやめるという選択もできる。 

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 私は、前の週に15kmをフラフラになって走ったばかりなので心配もあった。相変わらず左腰は慢性的に痛いし、右腰のぎっくり腰も心配だし、股関節もくしゃみしただけでビリビリ。でも、走りのリズムさえつかめたら、ある程度は行けそうな気がする。

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 スタート前にいただいた参加者名簿を見ると、51名の申込み。
 氏名・年齢・性別・所属クラブ・住所(市・郡名まで)・参加回数・自己PR・主催者より、という欄があった。
 私の自己PR「100kmウルトラの練習として70kmはピッタリですね。翌日仕事のため、夜おつきあいできません。すいません。」
 主催者より「次回は泊まりでご家族で、そして出店もしてくださいね!」
 それは、ちょっと・・・。

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 初参加は、私を含め18名。5回連続が5名、4回目の方も5名。リピーターが多いということは、それだけを見てもいい大会だと思われる。
 ウルトラとしては珍しく、20代3名、30代15名も参加。この大会に関しては、私は平均より上かも。

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 6時40分、選手集合。

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 注意事項連絡をされていたのは、大会実行委員長の松波一弘さん。

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 特別ルールは特になし。
 エイドにマイカップを用意することと、周回チェック表に自分で記入することくらいでしょうか。

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 制限時間10時間、9時間20分で次周回突入打ち切り。妥当なところですね。時速7kmを下回ったら、歩いているのとそう変わりませんから。

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 大会会長の南部功さんと記念撮影。
 参加申し込みの前にお電話させてもらった時、ていねいな受け答えをしてくださって、それで出てみようと思った。たしか、うちのヨメさんと同い年。想像していたよりイケメンさんでした。

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 7時ちょうど、いよいよスタート。
 100kmウルトラはたいてい真っ暗な中のスタートだが、こんな明るい桜の木の元をスタートできるなんて!

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 【1周目】 0〜7km

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 目標は、とにかく完走。
 制限10時間ということは、キロ8分半ペース。ここははやる気持ちを抑えて、キロ7分ペース、1周50分くらいでいけたら理想やねー。

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 しかし、スタート直後に雨。空は一面厚い雨雲。
 「さぶっ! ついさっきまで晴れてたのに・・・」

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 途中距離表示がないので、自分がどれくらいのペースで走っているのかわからない。でも、キロ7分ということはない。冷えた体を温めるため、ややオーバーペース気味であることはまちがいない。

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 スタートしてしばらくは余呉湖の東側を走る。ここらあたりは民家がまったくない。

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 余呉湖の北側は平地が広がっており、民家やお店、田畑もたくさんあった。

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 県道に沿うようにJR北陸本線が走っている。  

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 「天女の衣掛柳」(中間点)を過ぎたあたりで日がさしてきた。太陽が照り続けていると、かなり暑く感じる。

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 余呉湖の西側には古くからあるようなおうちが多い。でも、そのわりにはワンちゃんの姿はほとんど見なかった。ワンちゃんの少ない地域なんかしらん。

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 余呉湖荘の手前1.5kmくらいのところは道幅が狭い。大型車が来たらたいへんと思っていたが、ほとんど車は通らなかった。

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 1周7km、39分55秒。

 「ゲゲッ! 寒いからって飛ばしてしもたー。こら、キロ6分も切っとるがなー。これではもたん。もうちょい、ゆっくり!」
 
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 【2周目】 7〜14km

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 余呉湖は1周6.8km。
 7kmの距離合わせのために、余呉湖荘の駐車場を200m分はみ出て走る。

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 はみ出た部分から下りて来たところがエイド。
 ここで、自分で周回チェック。自分の欄に、周回ごとに鉛筆で○をつける。

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 奥の山には雪がかぶっている。
 伊吹山だと勘違いしていたが、伊吹は朝来るとき通り過ぎてきた。あの位置だと、福井県の山でしょうか。

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 見事な「天女の衣掛柳」。
 終盤頭がボーとしてきたら、ここに天女が見えるにちがいない。

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 余呉といえば、西日本最高の積雪地。
 この北の地区では、「積雪4mで陸の孤島状態」というのがよくニュースになっていた。

 この除雪車前が、このコース唯一の上り坂。

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 2周14km、1時間22分31秒(42分35秒)。

 「かなりゆっくり行ったつもりやのに、それでもキロ6分ペースか。今んとこどっこも痛ないし、無理してペース落とさんでもええか。」

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 【3周目】 14〜21km

 やんでいた雨がまた降り出す。それに、プラス風。
 これは完全な冬型の天気です。たぶん、この先も晴れと雨のくり返しでしょう。

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 3周21km、2時間06分44秒(44分13秒)。

 「走りのリズムがつかめてきた。しばらくこのペースを続けられそう。」

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 【4周目】 21〜28km

 そろそろ、エイドでゆっくり休憩を。

 

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 出ました!「巻き寿司ふうおにぎり」。味は3種類。
 ハーフ分(21km)を走り終わったタイミングで出てくるとは、「やるなあ」。もちろん3種類ともいただきました。私はシソのおにぎりが一番おいしかったです。

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 そろそろ同じ景色にあきてきたころ・・・、「さる!」
 余呉湖の東側、民家のまったくないところ。このちょっとさきには、5、6頭の群れがいた。

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 4周28km、2時間52分22秒(45分38秒)。

 「エイドで休憩したわりには、いいペース。想定していたよりちょっと速いけどこのリズムが壊れないように続けていこう。」

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 【5周目】 28〜35km

 エイドは充実しています。
 わずか50人規模の参加者のために、ここまでやっていただけたらゆうことなしです。ありがとうございます。

 

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 どこかが主催でウォークラリーもやっておられた。今年は桜の咲き加減がバッチリ。

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 トップを走り続けておられた「15番さん」。
 だいたい私の1.5倍のスピード(キロ4分ちょいペース)で突っ走っておられた。

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 5周35km、3時間37分42秒(45分19秒)。

 「おー、ちょうど半分まで来たでー。3時間37分とは思ってもみんかったなー。後半の崩れを最小限に食い止めんとなー。」

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 【6周目】 35〜42km

 視覚障害ランナーの男性も出場されていた。
 伴走で付いておられた方が、まあかっこいい女性ランナーで・・・。

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 お花見より釣りの方がたくさん来られていた。
 中には腰の辺りまでどっぷり浸かっている釣り人も・・・。

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 6周42km、4時間25分19秒(47分37秒)。

 「フルに近い距離を、4時間25分とはね。フル4時間半を切るのにフーフーゆうとった時もあったのに。こんな楽に走れることもあんにゃーなー。そやし、走るのっておもしろい。」

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 【7周目】 42〜49km

 ここでは、熱いお味噌汁。
 気温は、たぶん10℃くらいのはず。温かいものがいただけるのは、ほんとうにありがたい。

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  7周目の2km地点(スタートより44km)で、最終周の赤タスキランナーに抜かれる。ずっとトップだった「15番さん」ではなく「32番さん」だった。トップ入れ替えです。
 それにしても1周7kmのコースで3周も抜かれるとは・・・。

 7周49km、5時間16分31秒(51分12秒)。

 「さすがにフルの距離を過ぎるとガクッとくる。これはしゃーない。それでも、これでキロ7分ペースやから、これ以上落ちんようにがんばろう。」

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 【8周目】 49〜56km

  私が8周目に入ろうというところ、ゴールして味噌汁を飲みながらくつろいでいる「32番さん」を発見。


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 「5時間切りました?」
 「5時間1分17秒です。」
 「わー、惜しかった。でも、すごい!」

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 せっかくなんで、元気な若者といっしょに記念撮影。

 地元滋賀の岡田一樹さん、30歳。5年連続出場の常連さんでした。

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 上の写真の谷水を周回するごとに飲ませてもらった。私にとっての力水。

 8周56km、6時間10分36秒(54分04秒)。

 「まあまあ踏ん張ってるな。あと2周14km、できるだけ歩かんように・・・」

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 【9周目】 56〜63km

 「さあ行こう!」とイスから立ち上がろうとしたら、前に進めない。

 「出たな、ゲシュタルト崩壊!」

 今まで普通にやってきたことが急に出来なくなることを「ゲシュタルト崩壊」という。ずっと昔の話だが、松野明美選手が「走り方がわからなくなった」と行って引退してしまったが、それがこれ。

 私は、この時点で腰が曲げられないことに気づいた。走り初めから左腰が痛く、途中から右も痛くなってきていた。こういうときは、そうろりそうろり頭を前に傾けてっと。ちょこちょこちょこちょこ・・・。ああ、なんとかちょびっと前に進めた。

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 ここらからガクンときてしまった。
 風が一段と強くなり、体感温度はかなり低い。お昼には気温が上るだろうし、途中でランシャツランパンに着替えようと思っていたがその必要なし。他のランナーを見てみても、上着をはおって走っている人がほとんどだった。

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 9周目の「天女の衣掛柳」。
 
 いましたわー、天女さん。
 なぜか手に一眼レフカメラを持っておられましたが・・・。いや、あの美女は天女にちがいない。

 「すんませーん、シャッター押してもらえませんか」とお願いしたが、天女さんの写真も撮らせてもらったらよかった。
 いったいあの天女さんは、どこの天女さんやったんやろう。
 この「天女との遭遇」で、ほぼ歩きペースにまで落ち込んでいたのが、ちょっとだけ回復。ゲンキンなもんです。

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 上のおまんじゅうみたいな写真、何かわかります?
 これね、でっかいネコちゃんです。
 湖岸の広い駐車場で、中年のご夫婦にぴったり引っ付いて歩いていたもんやから、てっきり飼い猫やと思ってました。ところがその後夫婦とは無関係やったようで。ただの人好きなネコちゃんやったみたい。

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 9周63km、7時間16分12秒(1時間05分35秒)。

 「ついに1周1時間超えてもたなー。余呉湖が広がってるように感じる。あー・・・」

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 【10周目】 63〜70km

 もうすわったら立てへん。ここはたったまま食べもんを補給・・・と思ったけど、胃液逆流で気持ち悪いったらありゃしない。もう、体が何も受け付けません。この感覚、久しぶりやなあ。
 

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 もう、全然走れましぇーん。
 歩いて歩いて・・・。赤タスキに何人も抜かれてしまった。

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 「天女の衣掛柳」の向こうに見えるのぼり坂。
 最初はへーみたいに思っていたが、これが終盤には「きくー」。

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 残り2kmくらいになって、やっとぼちぼち走りができるようになった。

 下の写真は、私がこのコース上で一番好きな場所。
「枝のトンネル」。(ここを走った人にしかわからない。)

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 10周70km、8時間30分06秒(1時間13分04秒)。

 「最後の1周はキロ10分超えかー。歩いてしもたらこんなもん。
 でも、最後の最後に走ってゴールできたのは気持ちよかったなあ。
 今後の課題は、『胃を強くして、終盤もしっかり食べられるようにすること』かな。」

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 「お急ぎじゃなかったら、ばんごはんごいっしょにいかがですか」と南部さんに誘ってもらった。すごくうれしくて、お受けしたかったのだが、なんせゲロゲーロ寸前。なごり惜しかったが、会場を後にすることにした。
 その時ちょうど制限時刻の午後5時。ごあいさつに行くと、ゴールなどの撤収をしておられた。参加者全員が制限時間内にゴールしたようだ。

 わずか50人ほどの参加者のために至れり尽くせりの対応。実行委員の皆様、本当にありがとうございました。参加賞の「小鮎・エビ豆のつくだに」も、自慢しておられただけあって、すごくおいしかったです。
 できることなら来年も出たいです。来年は、「70kmを歩かず全部走る」を目標に!

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2010年04月19日(月)

きくとの対話・京都インカレ編 [家族]

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 「きくちゃんよー、ええ天気やなあ。」
 「ふぇーん。」
 「きのうな、廉が5000m走ったんやでー。大学の速い人らといっしょに走ったんやでー。」
 「ふぇふぇーん。」

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 「廉は大学入ってまだ10日やのに、よう挑戦したもんやなあ。」
 「・・・(そんなこと言われても)」

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 「『今度の目標は?』って聞いたら、16分台で走りたいって言ってたわ。」
 「ぷーん。」

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 「『走り終わったらメールしいや』ってゆっといたんやけど、ちゃんとしてきたわ。『17分11秒くらいでした』てね。」
 「ふにゃふにゃふにゃ・・・(ええのか悪いのか)・・・とととー」
 「きくちゃん! 寝とんのかい!」

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 「・・・(うとうと)」

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 「ぐがぎー、ぐがぎー、・・・」

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 「あっ、ネコちゃん!」
 「えっ、どこどこ!」
 「うそでしたー。きくちゃん、もうちょっとパオパオの話、聞かんかい!」
 「ふぁいふぁい。」

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 「先週に続いて、もうちょいというとこで悔しい結果やったんやろな。でもな、パオパオが家に帰ったら、レースのこといろいろと話してきたわ。『レース前の水分補給が足らんかった』って、反省してたなあ。陸上競技未経験者やけど、自分のレース結果は冷静に分析してるみたいや。」
 「ぶえんぶえーん・・・(言葉がむずかしくて何ゆってるのかわかりません)」

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 「来週は800m。2分10秒めざすゆうとったで。なんもめげてへんぞ。攻めの姿勢はええやんなあ。次も見には行けへんけど、前をしっかり見て攻めのレースしてほしいなあ。」
 「ぐがぎー、ぐがぎー、・・・」

※廉の正式タイムは、17分10秒95でした。

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2010年04月18日(日)

第5回宍粟市さつきマラソン [ランニング・出張販売]

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 この大会は会場内での出店許可が下りないため、お向かいの玉ねぎ畑の持ち主さんに土地をお借りしている。

 「ふじいさーん。」
 朝一番、道路を挟んだお向かいから声をかけてくださったのは朝日啓介さん(淀川ランナーズ)だった。
 「あっ、朝日さん。今日もハーフですか?」
 「いや、申し込みはしたんやけど、ヒザ痛めてしまったんで今日はやめときます。お母ちゃんが5kmに出るんで、応援を・・・」
 「えっ!奥さん走らはるんですか?・・・12月に手術しやはったんでしたよね。ボクの聞きまちがいですか?」
 「いや、そうなんや。手術の後しばらくして、歩いてみよかとなって、歩き出したら今度はちょっと走ってみようかとなって・・・」
 「いやー、それはすごいですやん。うちのヨメさんも5km出ますし、奥さんの写真撮らしてもらいますわ。」

 ところが、朝日さんに聞いていた奥さんの予想ゴールタイムより実際は速くゴールされ、お写真は撮れなかった。奥さん、すごい回復力です。
 奥さんがゴールされた後、朝日さんは奥さんと連れ立ってうちのテントに顔を出してくださった。そこで、パチリ!
 いくつになっても仲良しの、お手本にしたいご夫婦です。

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 10時スタート最初の種目ハーフは、総参加者2768名中1324名のエントリー。半数近くの人がハーフに申し込んでいることになる。

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 10時10分、5kmのスタート。
 5kmと10kmはうちのテントの前を通るので、写真が撮りやすい。
 今日は、ヨメさんのランの高速連写に挑戦。左一列が原寸、右一列が拡大画像です。

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 今回はかなりうまく撮れた。少し高い位置から撮ったのもよかったかな。

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 次は帰り。ゴールまであと300mくらい。  

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 スタート前は相変わらず「勝手に申し込んで・・・」とか文句ばっかり言っていたが、ゴール後は毒素(?)が抜けたさわやかな笑顔だった。
 タイムを書くとまた怒られるので書きません。本人の20年以上前のベストタイム、プラスちょうど10分です。ゲゲッ!

 次は、「ランナーズ9の会」の尾崎さんのゴール前の激走。

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 去年より速かったように思ったが、どうだったんでしょう。

 12時30分に交通規制解除。
 そこから片付けだして、終わったのがちょうど2時。
 土地をお借りしていたDさんのおうちへごあいさつに。

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 ここには、かわいいかわいいワンちゃんがいるんです。  

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 ちょっとこわがりやけど、私の手もペロペロしてくれました。

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 お昼は、毎年恒例「伊沢の里」。前は、ここの温泉も入ってました。
 売店で、「宍粟産こしひかり10km」を購入。3500円、安い!味も抜群です。このお米は、「さつきマラソン」のおみやげとしてお勧めします。

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2010年04月17日(土)

第5回天女の羽衣伝説ウルトラマラソン70km [ランニング]

 「日帰りウルトラ」、どうにか完走しました。
 8時間30分06秒。上出来です。

(注)今日は疲れて、もう書けません。くわしくはのちほど。

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大会実行委員会の南部功さんと

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1周目にほえまくられたワンちゃん

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男子トップでゴールの岡田一樹さんと

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「天女の衣掛柳」前で

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2010年04月16日(金)

アンダルシア・マキ [家族]

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 「ふじいって、いつも名簿の後ろのほうやしなあ・・・」と、真樹。
 「そっか、アイウエオ順やもんな。そうや、真樹、名字変え。アンダルシアはどうや。『ア』やから、だいぶ前になるで。アンダルシア・マキ、かっこいい!」

 毎朝、真樹が家を出るちょっと前に、きくといっしょに散歩に出る。行き先はもちろん駅。
 真樹とすれちがうことがあっても、「こんといて!」とは言わない。きくをかまってくれることもある。しばらくは、このわざとらしいお散歩を続けてもいいのかな。

 今日、学校で個人面談があったそうだ。真樹は自分の将来の夢をまじめに話したつもりなのに、先生にはあまりまともにとりあってもらえなかったらしい。
 ちょっとさびしいなあ。
 「そうかー、そうかー」と聞いてもらいたかったなあ。
 でも、そんなことでめげんなよ。自分の夢を語れない人こそさびしい人なんやから。
 その点、パオパオは聞くことだけやったらまあまあじょうず。また、よかったらパオパオにも話してなー。

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 明日は「日帰りウルトラ」。
 滋賀県の余呉湖1周7kmを10周するウルトラマラソンに挑戦してきます。おとといの映画2本はしごが腰に来てますねー。どうなることやら。

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2010年04月15日(木)

「第9地区」 [映画]

※昨日の続きです。

 12時半、「京都シネマ」で「半分の月がのぼる空」を観終わった後、「MOVIX京都」ヘダッシュ。四条烏丸から新京極三条までなので、ゆうに1kmは超えていたと思う。
 四条烏丸西のコンビニでパンと飲み物を買い、それを肩にひっかけてのラン。こんなときですねー、軽く走れる力があってよかったと思うのは。

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 12時55分上映開始の映画は、「第9地区」。

 この映画は、先の「半分の月・・・」とちがって、前もって内容を把握しておいたほうがいい。
 私もいろいろな映画を見ているほうだと思うが、はっきり言ってこの映画は「ふにゃふにゃふにゃ・・・(吉本新喜劇のギャグかい!)」

 どうしてもひと言で言えと言われれば、この映画は、「虐げられる難民エイリアンの物語」です。

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 上の写真の場面が、この映画の中で唯一自然に笑うことのできた場面。
 第9地区からの強制退去の書類にサインを求めるヴィカス(主人公)。「そんなこと、できるか!」と怒って書類をたたき落とすエイリアン。
 たたき落とされた書類をひろったヴィカスが、うれしそうに言ったひと言。
 「手のあとが付いている。これでサインと認められる!」

 この時点で、「そうか、この映画は差別を茶化した映画なんか」と一瞬思った。
 でも、笑えたのはここだけで、この後、人間対難民エイリアンの壮絶な戦いが繰り広げられる。

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 地球人はエイリアンの姿がエビに似ているため、差別の感情をこめて「エビ」と呼ぶ。でも、エイリアンから見て、地球人は何に見えるのだろう。彼らから見たら、もっとも醜い何かなのかもしれない。

 次のような場面をどう解釈したらいいのだろう。
 ?エイリアンがゴミの山から食べ物をあさり、むさぼっているシーン。
 ?「エイリアンは猫用缶詰に目がない」と人間が言っているシーン。
 ?エイリアンが住んでいるのは掘っ建て小屋で、寝るときの布団らしきものもないシーン。

 これらのどれもが、胸にグサッ、グサッと刺さってくる。「これ、難民エイリアンの話とちゃうでー」

 途中で残酷なシーンが何度も繰り返されるので、それに耐えられない方にはおすすめできない映画です(PG-12指定)。

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◎京都新聞夕刊・映画紹介欄「シネマ主義」4月6日より

「第9地区」
  異質を排除する人間社会の残酷さ

 巨大宇宙船が突如、大都市上空に襲来--。そう聞くと「インデペンデンス・デイ」(1996年)を思い出す人もいるかもしれない。あの時は圧倒的な戦力差で、あやうく地球が滅びかけた。
 でも、今回の宇宙人は、侵略とはほど遠い。高度な科学力で遠路はるばる地球に来たものの、人間によって劣悪な環境の居住地「第9地区」に押し込められているのだから。
 舞台が南アフリカ共和国のヨハネスブルクだったり、民間軍事企業が台頭する社会だったりと、現代社会を皮肉った設定だ。
 冒頭、市民とのトラブルが絶えない宇宙人の立ち退き騒ぎが起こる。日本でなじみのない役者たちと、インタビューやニュース映像を巧みに組み込んだ演出が、ドキュメンタリーのような雰囲気を高めている。
 主人公は、立ち退きの現場責任者に起用された軍事企業の平社員だ。気弱でお人よしだけど、権力の側にいたいタイプで、ヒーローとはほど遠い。そんな彼が、宇宙人の隠し持っていた怪しげな液体を浴びて、自体は急変。謎のウイルスに感染したとして、同僚であるはずの企業の特殊部隊に追われるはめに。どんどんテンポが早まるストーリー展開に思わず引き込まれてしまう。
 異質な存在を排除する人間社会の残酷さと、巨大な権力の恐怖がじりじりと伝わる。不気味だけどユニークな宇宙人の造形や、彼らのスーパーメカの描写はどこかチープな香りも漂い、特撮ファンとして十分楽しめた。
 本作が長編デビューとなる俊英ニール・ブロムカンプ監督を見いだした、「ロード・オブ・ザ・リング」で知られるピーター・ジャクソンの功績は大きい。MOVIX京都などで10日から公開。PGー12指定。    (芦田恭彦)

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