パオパオだより

2009年10月15日(木)

「あれ、私の姪ですねん」 [家族]

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 「えっちゃんのポスターがいっぱい・・・」

 火曜の朝、京都の街中のあちこちに新しいポスターがはられていた。
 「ナカムラ・・・、エツコ・・・。どっかで聞いたことあるような・・・、ん? えっちゃんやん!」

 (この、えっちゃんは、ふつうの「えっ」のほうにアクセントをつけるのではなく、「ちゃん」のほうにアクセントをつけてください。)

 えっちゃんは、私の姉・中村多鶴子の五女(六人姉妹)。今、看護師をしている。
 来年4月の京都府知事選挙の候補者「門ゆうすけ」さんの応援弁士として、このポスターに採用されたようだ。

 さっそく、上賀茂にいるもう一人の私の姉の家にこのポスターをもらいにいった。
 「いっぱいあるし、なんぼでも持って帰ってやー。」

 えっちゃんと言えば、六人姉妹の中で一番背が低くてかわいかった。18年前になくなった私の母(つまり、えっちゃんの祖母)に一番似ていると、みんなから言われていた。
 しかし、ポスターで見るえっちゃんの顔は、きりりとして立派な大人の顔になっていた。弁士として選ばれただけのことはある。
 きっと、両親の「正義を追及する姿勢」を引き継いでいるのだと思う。

 ポスターを持って帰って、さっそくうちのふろの窓枠にはった。

 来年の4月まで、「あれ、うちの姪ですねん」て何回ゆうかなあ。

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 昨日、「ゆめさき舎」のまっちゃんに一番聞きたかったこと。

 「平和運動は若い人に引き継がれているか」

 私の住んでいる京都市左京区は、平和運動の盛んな地域である。しかし、街角で「反戦平和」を語る人たちは、どう見ても60代70代。そこでいつも思うのは、「あなたのお子さんやお孫さんにその思想は引き継がれているでしょうか」。
 残念ながら、そうは思えないのが実情です。

 「ゆめさき舎」は、今年で19年。最初の10年はまっちゃんの家族は作業所と一体となって生活していたとのこと。今は自宅と作業所を分離されたが、まっちゃんの理想は一体型らしい。
 そんなお父さんを見てきたお子さんらはどうか。
 まっちゃんは、「背中を見せていたらとは思っていたが、どうなんやろう」とおっしゃっていた。しかし、今大学生である上のお子さんは、お父さんとはちがう道ではあるが福祉関係の勉強をされているらしい。そういう意味では、希望の持てる家族と言っていい。

 そして、私自身を省みる。

 自分自身今までたいしたことをしてきていないし、子どもたちに引き継いでもらえそうなこともない。ただ、人間として生まれてきたからには、弱い者を見下すような人間にだけはなってほしくない。

 「人はなぜ生きるか」
 それは、自分を必要としてくれる人のために尽くすためではないだろうか。それは、いくらヨメさんから「口ばっかり」と言われようとも、言い続けていきたいことである。

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 今日、「ゆめさき舎」のまっちゃんから、昨日のお礼のメールが来た。

 今日は朝からMI君がぼくに「今日パオパオさんがくるよ」と連発していました。今日は来ないことが分かると機嫌が悪く、ツバ吐きまくりでした。・・・・・

 こんなふうに思ってもらえるなんて、こんなうれしいことはない。もう、また行きたくなってきた。計画立てようっと。

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「これ、私の息子ですねん」

◎ まっちゃん! 「パオパオだより」の1日の平均アクセス数が1700と言ってたけど、今日はなぜか2700突破。これは、「ゆめさき舎」効果でしょうか。

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2009年10月14日(水)

「あしたまた、来るん?」 -兵庫・ゆめさき舎にて- [私の好きな人]

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 「あしたもまた、来るん?」とMI君。
 「えー、そんなんゆってくれるん。」

 「松本さん、あのひと言を聞いて、今日来た甲斐がありましたわ。」
 「あの子らはね、お愛想もお世辞も一切なし、いやな人にはあからさまな拒否反応ですから。」

 そうか、素直によろこんでよかったんやね。

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 今日、かねてから行きたかった「ゆめさき舎」を訪問させてもらった。(「ゆめさき舎」は、「ランナーズ9の会」のまっちゃんが経営されている小規模作業所。今日のブログでは、「松本さん」と書かせていただきます。)
 朝、ちょっとぐずぐずしていたので、到着したのはちょうど12時。

 初めは、すごく緊張した。「いやがられたらどうしよう・・・。」
 でも、最初出入り口に立ったとき、6人全員がこっちを向いてくれていて、ちょっとほっとした。
 そして、中に入れてもらうと「ニコニコ顔」が・・・。

 松本さん、女性スタッフさん、私を含め9人でお昼ごはん。

 「藤井さんのブログに『汁系がないと食べられん』とか書いてあったんで、豚汁作っときました。」と松本さん。すいません。それにしても、すみからすみまでしっかり読んでくれてはるんですね。ありがとうございます。

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 私は、この作業所に通う唯一の女性KOさんと、最年少男性MI君の間にすわらせてもらった。

 私たちは配達お弁当。作業所に来られている方は、まちまちの内容。

 私のとなりのKOさんは、なかなか食がすすまないようだったので、「食べへんにゃったら、もらうでー」と言って取るマネをした。そしたら、いつのまにかたいらげ、今度は私のごはんを取るマネを。「はははははー」と人なつっこい笑顔とともに。(ほおばっていたごはん、飛び出しそうやったし・・・)

 あーよかった。こうやって人のん取るマネしながら食べたら、うまいのなんのって。

 でも、ちょっと悲しい「事件」もあった。

 私が持っていったシュークリームに一番反応してくれていたMI君。食後のお楽しみで出てきたシュークリームを見て、がっくり。
 私が持っていったシュークリームは、普通のとちがっておまんじゅうのような形をしたもの。それを見て、いつも食べているシュークリームとちがってがっくりきてしまったようだ。味はおいしかったんやけどなあ。ごめんなー。

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 今、この作業所では、フェルトのコースターを4枚重ねて袋詰めする作業をされていた。こういった仕事もどんどんへってきているそうだ。

 松本さんは、一人一人の連絡帳に連絡事項を書かれていた。毎日毎日、たいへんです。

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 「写真撮るでー」と言ったら、このポーズ。
 なんやかんや言って、けっこうすましてるやん。

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 午後は、MA君の歯の治療。そして、そのあとは手柄山公園へ。
 私もついていかせてもらった。

 (この写真で、帽子をかぶってにっこりしてくれているのは、SA君。今日、一番私に話しかけてくれた。)

 

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 「口腔保健センター」。
 ここは、障害者歯科診療が週2回ある。

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 MA君と松本さんが治療室に行っている間、私と残り5人は車で待ちぼうけ。
 でも、私たちに気づかれた歯科助手さんがこちらに向かって手を振ってくださった。それも一人ではなく、気がつかれた方がみんな。これはうれしい。(この場面、写真とらせてもらえばよかった。残念。)

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 このあと、みんなで手柄山公園へ。

 ここも私にとってはなつかしい場所。
 以前「市川マラソン」に出張販売に行っていたころ、子どもを連れてここに来たことがある。

 ここで、みんなでサイダーの乾杯。

 せっかくなんで、みんなで記念写真。
 紅一点のKOさんのてれくさそうな表情がかわいい。

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 松本さんと私が交代して、もう一枚。

 もう、KOさんたら。せっかくひっついたのに、下向いてるやん。

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 「さあ、そしたら、そろそろ帰ろうか」と松本さんが言われ、歩き出した時・・・。

 「あしたまた、来るん?」とMI君。

 ありがとね。こんなへんなおっちゃんでも、どっか気に入ってくれたんやね。

 「あしたは来れへんけど、絶対また来るし。」

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 手柄山公園から、何人かのおうちまで送迎。
 その車の中で、だいぶ松本さんとしゃべった。

 一番の話題はMA君。
 MA君は、自傷行為どころか他人に対しても暴力をふるい、いくつもの施設を断られて今「ゆめさき舎」に来ている。
 おうちのほうでは、それはしつけの問題として「しかって制止する」という対応をされていた。しかし、それでは何の変化もなし。
 そこで、松本さんともう一人、大学関係の方がMA君の家庭に入り、彼の行動を徹底的に分析した。
 「注目、感覚、要求、逃避」
 彼の行動は、この4つがそれぞれ単独に出たり、複合されて出たりする。

 この中でも、「注目」に注目。
 調理中のおかずをフライパンごと床に落としたりする。そのとき、絶対にその行動に反応してはならない。何度同じようなことがあっても、絶対に反応してはならない。それが徹底できれば、やがてその行動はなくなっていく。

 そういった徹底的な行動分析を続けた結果、1年半後にようやく他人への暴力がおさまった。
 そのときの松本さんは、「行き場をなくした人は、自分が引き受ける」という意地でMA君のおうちに通い続けておられたそうだ。

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 帰る前に、松本さんから言われた。

 「どう言ったらいいのか、うまく言えませんけど・・・。
 藤井さんのブログを読んでいると、あまりにもふだん私が考えていることと似ていて、不思議で不思議で・・・。」
 「いや、でもね、案外同じ考えの人はたくさんいやはんのかもしれませんよ。それを口に出して言わへんだけで・・・。ボクかって、ブログ書いてへんかったら、どんなこと考えてんのか、まったくわかってもらえへんかったやろうし。」

 「ブログの中の藤井さんしか知りませんけど、僕は藤井さんが大好きです。」
 「ありがとうございます。これからも松本さんにきらわれんように、しっかりブログ書きます。」


※ 今日の記事に関しては、私なりに自主規制して書いたつもりです。ただし、写真だけは撮ったそのままの形で掲載しました。目隠しのような写真は載せたくありません。(それは、かえってご本人に対して失礼だと思っています。)
 どれもみないい写真でしょう。

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2009年10月13日(火)

しろとり動物園 [家族]

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真樹のカーディガンのぼんぼりを奪おうとするワンちゃん

 10月11日、四国に行った。
 真樹と私とヨメさんの三人で。

 メインは、「つるの剛士コンサート」。これは、真樹がずっと楽しみにして待ち続けていたもの。香川県高松市の「あなぶきホール(県民ホール)で夕方5時から。

 徳島にはヨメさんの親友・くーちゃんがいるので、ヨメさんと真樹は泊めてもらう。ヨメさんは、くーちゃんとの「おちゃべり」が楽しみ。

 私はお抱え運転手だが、一つだけわがままを聞いてもらった。
 それは、香川県の「しろとり動物園」。コンサート前の空いた時間に寄らせてもらうことにした。

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 ここ「しろとり動物園」に来るのは、6年ぶり3度目。前に来たときは、真樹はまだ小3だった。

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 徳島から香川に入った最初の町、引田。
 人里はなれた小高い丘陵地に、この動物園はある。

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 この動物園の特徴は、なんと言っても動物との近さ。
 お猿さんもさわれます。

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 こんな方も来園されています。

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 人なつっこいミニ豚も近寄ってくる。それは、エサをもらえるかもしれないから。
 この動物園は、小さな袋のえさ300円、野菜などのミニバケツのえさ500円。

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 ステージでは、もうすぐ始まるショーの練習をされていた。
 いやー、右っ側のワンちゃんは雑種に見えるんやけど・・・。

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 ワンちゃんが育てたトラ。
 今はトラのほうが何倍もの大きさになっているが、それぞれどんなことを考えているのだろう。

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 さて、いよいよショーの開始。

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 オス犬たいが君は、「普通の輪くぐり」しかできないそうです。でも、かっわいーい。

 次は、女の子あすかちゃんの出番。

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 なななんと、「火の輪くぐり」。おみごとでした。

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 最後はおねえさんといっしょに、「バイバーイ」。

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 ゾウさんにも、エサをやることができます。

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 ほんなら、かあちゃんも・・・。
 「真樹はどこいったー?」

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 ミニ豚のあかちゃんは、もうぐっすり。

 

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 出口付近に、ネコのおっきいようなのがいた。(名前、忘れました。)
 石ころを手でころころ転がして一人遊びをしていたので、よせてもらった。私がころころしてもいやがらず、ふたり(?)で転がしあいになった。
 

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 これがまためっちゃおもしろくて・・・。いつまでもやっていたかったなあ。でも、もう行かんなんし・・・。

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 最後に、入り口前につながれているワンちゃんにあいさつし、「しろとり動物園」とお別れ。

 名残惜しいなあ。もっとゆっくりしていたかった。
 「また、来んでー。」

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2009年10月12日(月)

第15回京都鴨川ゆっくりラン [ランニング]

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大会実行委員長・太田武志さん(左端)

 「主催者がそのレースに参加している大会」
 もう、それだけで信頼できる大会である。

 規模の大きいものでは、「みかた残酷マラソン」の久保井洋次さん、「大阪城公園時間走」の田中千洋さん、そしてこの大会の太田武志さん。
 これらの大会はみな私の大好きな大会だ。自信を持ってひとに勧めることができる。

 少し話が飛んでしまうかもしれないが、「能登和倉マラソン」事務局の0.1tさんのこと。当日レースに参加は無理なので、仲間とともに「いびがわマラソン」に参加され、大会運営の問題点などを考えられるそうである。
 今年3月が新設第1回大会だったので、私は内心心配していたのだが、すごくいい大会だった。それは、事務局の中に、こんなにまじめに<0.1tもある体を張って>取り組んでおられる方がいたからだ。
 第2回大会は、3月第1週にずらされたため、「篠山マラソン」と重なり行けそうにない。でも、私はこの大会も自信を持ってお勧めします。(ただ、冬型の天候だけが心配ですが・・・。)
 ブログを書いておられるので、ぜひ見てください。(私のリンク集に入っています。)

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 さて、話は戻り・・・。

 一番心配していた天気は、案ずることもなく晴れ。というか、この時期にしては暑すぎるかも。
 私が到着した9時半ころには、9時スタートの先発隊の一群が北上していかれるのが見えた。そして、北大路橋の南側はすごい人だかり。

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ランナーに説明されている水戸さん(左)

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受付を担当されていた矢瀧さん(左手前)

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「わしも走るでー」の太田さん

 「藤井さんにゆうとかんなん」と太田さん。
 「今、この河川敷の工事中で、ここのコースが荒れとったんや。うちは大会やるってちゃんと届け出してんのに、そのまま放置してあったさかい、土木事務所に掛け合いに行ってきたんや。そしたらやっと、今日の早朝にローラーかけてくれたんやわ。」
 「太田さん、実はそうとうな陰の実力者とちゃいます? ふつう、役所はなかなか動かんでしょう。」
 「いやな、何べんも何べんも足を運ばなあかんわ。」 

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 10時スタートの全員集合写真を撮られていたが、人数が多すぎて1枚におさまらなかったらしい。
 私のカメラは広角(28mm相当)なので、ハイ、OK。

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 人数が多くて危険なので、「10kmの部」のみ2分前スタート。
 真ん中のいいポジションにべっぴんさん・・・、と思ったら松田発世さんでした。

 「松田さん、『丹後100km』完走しやはったんやてね。どれくらいで?」
 「13時間13分くらいやったかな。もう、ほんとに後ろのほうですよ。藤井さん、探したんやけど、会えませんでしたね。どこら辺にいやはったんかな。」
 「第1関門収容やっちゅうねん。これで9年連続脱落。まあ、来年への楽しみがますます増えたってことやね。」
 「そうそう。私も、来年また出ます。すっごいいいコースでしたもん。」

 くっそー。かるがると完走して、「すっごいいいコースでした」てか。むかつくちゅうねん。
 でも、さわやかな松田さんの笑顔を見ていると、なぜかこっちまでうれしくなってしまう。今年は完敗やったけど、来年は「負けへんでー」。

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10kmの部スタート

 さあ、次は10km以外。(私は、一応20kmにエントリー。)
 私もスタートラインに並ぼうかと思ったら、かわいい小学生グループ発見。こら、写真撮っとかんなんね。

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 この子らの中の一人のお母さんとしゃべった。

 「いつもお世話になってます。」とお母さん。
 「いやー、子どもらが出てくれるとうれしいです。お母さんは、走られないんですか。」 
 「この格好では無理でしょう。」とフリフリのかわいいお洋服を見せられた。
 「いやー、今度走ってください。」
 「○○君のお母さんは、走られますよ。」
 「あっ、御所に来ておられた時、髪の毛を両方でとめられてた方ですよね。また、子どもたちの写真、ブログに載せますし見てください。」
 「はい。ありがとうございます。」

 お母さん、いっぺん子どもと走ってみてください。口ではどうゆうか分かりませんが、きっとよろこびますから。

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フル・30km・20km・3kmの部のスタート

 さて、20kmにエントリーした私の目標は・・・。

 いまだ右足の爆弾ならぬゴキブリがうごめき(意味不明?)、20kmは無理かもしれない。痛みを感じたらすぐやめる。それを肝に銘じて・・・。

 ただし、今日は「あいおわ治療院」さんのテーピングに加え、 C3fit パフォーマンスゲイター  (ふくらはぎ用サポーター・医療機器クラス?)を装着。

 「アンタは、そういうもんが一切効果なかったんちゃうんかいな」と言うヨメさんの言葉。
 「まあ、こんなまじない系も効くような歳になったちゅうこっちゃ。パオパオも成長したなあー。」 
 「あほちゃう。」

 さて、このあとはレース風景。

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 みきさんとふくた君。

 みきさんからの問いかけ、「なぜ学校に行くのか」。
 その問いはまた、「なぜ走るのか」にも似ている。

 みきさんとふくた君が走っている姿を見て思った。
 私が今走っているのは、いつか廉や真樹が「フルマラソン走りたい」と言った時に役に立つかもしれないから。「最小限の努力でそこそこの結果を残す走り方なら、まかせなさーい。」
 こんなことを言うと、またヨメさんに、「そんなこと教えたら、ろくな人間にならん!」としかられる。シュン!

 子どもらがそんな気持ちもなかったら、もう走るのをやめてもいいな。

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 「藤井さん、ブログに載せといてな。『ジス イズ オオタ』てな。」
 そうや、太田さんは、英語の先生やったんや。

 「藤井さんのブログ、たくさんの人が読んではるで。」
 「ありがとうございます。今日も、帰ったらすぐ書きますわ。」

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 「ほれほれ、にっこりー。」
 「藤井さん、私のブログにコメント入れていただいてありがとうございます。それやのに、勝手なことばっかり書いてすいません。いくら温厚な藤井さんでも怒ってはるでしょう。」
 「そんなん、全然。また、コメント入れますわ。」

 私のモットーは、「アウフヘーベン」。
 これは私が知っている唯一の哲学用語。違った考え方を持ち寄って議論を行い、そこからそれまでの考え方とは異なる新しい考え方を統合させてゆくこと。止揚。

 みきさん。みんなちがって当たり前。「アウフヘーベン」しましょうよ。

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パル・オス・7ヶ月

 やっときました、かわいいワンちゃん。
 「雑種かなー」とちょっと期待したが、失礼しました。グレート・ペキニーズ。こんなでっかいのに、まだ7ヶ月。まだまだ大きくなるそうです。

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リサ・メス・7歳

 続いてきました、またまたかわいいワンちゃん。
 口の周りが黒い犬に悪い犬はいません。
 なんべんもなんべんもこっちを向いてくれたかわいいワンちゃんでした。

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 「藤井さん、どうですか。」と、外峯さん。
 (どうですか、言われてもなあ。たぶん、足のことかな。)
 「ボクね、右足に爆弾ならぬゴキブリ抱えてるんですわ。それでもスタート前は、ウルトラ完走できたらみんなになんてゆうて自慢しょうとか、ええタイムが出たらどうしょとかええ方ばっかり思ってしまうんですわ。あほでしょ。」
 「へー。」(これは明らかにあきれている。)
 「四万十ウルトラね、もう来週なんですよー。」 
 「あー、そうなんやー。」
 「なんか、全然実感ないんですけど・・・。」

 変なオッサンのたわごとにつき合わさせてしまって、ごめんねー。

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 京都走ろう会の岩田さん。
 こないだの例会の時、「鯖街道」の写真をくださった。お付き合いはまだ浅いのだが、私の大好きな人の一人です。
 今度、この写真持って行きますね。

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 「写真撮らせてくださーい。」

 美人お母さんと小学生の息子さんのペア。
 これは、ほんとにいい光景です。

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 足の痛みも何とか持ちこたえ、最後くらいは飛ばそうかなーと思った瞬間、大きな拍手。
 北山橋北側の結婚式場からのもの。これは、写真撮らんでどーする。これでかなりのロスタイム。

 けっきょく、1時間48分03秒。
 これ、足の状態から考えたら、すごいいいタイムじゃないでしょうか。

 私は、南側折り返しを約3.3km、MK前の通学橋までが約3.3km、そこから本部前までが約3.3kmくらいではないかと思っている。

 この勘定でラップを取ると・・・。
 ? 3.3km     19分26秒。
 ? 6.6km     38分22秒(18分56秒)。
 ?10.0km     56分40秒(18分18秒)。
 ?13.3km 1時間14分15秒(17分35秒)。
 ?16.6km 1時間31分39秒(17分24秒)。
 ?20.0km 1時間48分03秒(16分24秒)。

 われながら、お見事。
 ちょびちょび、はよなってるし。テーピングとゲーター(ふくらはぎサポーター)、効いたんかな。

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 この大会は、給水用の紙コップに自分で名前を書く。私は、力の出る「きくちゃん」の絵を書いておいた。けっきょく、一回も使わんかったけどね。

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 ゴール後、まだ走ると言っておられた久保田さんと記念写真。みきさんに頼んで撮ってもらった。
 久保田さん、汗びちゃびちゃ。
 「なんぼ、汗かいとんじゃー。」

 久保田さんは、私と同年代。前は、私とええ勝負やったけど、今はどうなんやろう。お互い落ち込んできてるし、今でもええ勝負なんかな。

 このあとは、もうちょっと走ってはる人の写真を撮ろうっと。

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 京都ランナーズの吉川さん。
 今日はフルに挑戦らしい。お顔が真剣だった。

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 家に帰ったら、きくがゲーターをクンクン。
 「くっさいんかなあ。」
 でも、このおかげで足が痛くならへんかったんかも知れんし・・・。

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 帰り際、矢瀧さんに参加者数を聞いたが、はっきりとは分からないとのこと。「300人は超えていると思います。」

 私は12月の第16回大会は仕事で参加できないが、また来年の4月の大会には必ず参加させてもらうつもりだ。
 今度こそ、なんかお手伝いをさせていただこう。

 今日走っている最中に、「ここはいったい何キロ地点なんですか」と聞いてこられた女性ランナーがおられた。そうか、「何でも聞いてチョーダイサポーター」とかならできるかもしれない。
 こんなんどうでしょう、太田さん。

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2009年10月11日(日)

くーちゃんはますみちゃんの永遠のライバル [私の好きな人]

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くーちゃんちの前で

 210km、2時間10分。

 もちろん、ウルトラマラソンのタイムではありません。
 くーちゃんち(徳島県上板町)から我が家(京都市左京区)までの距離と、運転にかかった時間です。(あー、飛ばした、飛ばした。)
 実は、ついさっき日付が変わるころ、やっと家に着きました。

 くーちゃんは、うちのヨメさんの「永遠のライバル」。

 初めて出会った高校時代は、別々の学校のフェンシングのエースとしてのライバル。
 同じ大学に進んでからは、イケメン男子(?)を取り合う恋のライバル。
 そしてビヨーンととんで現在は、「歳のわりには若くてきれいですね」と言ってもらいたいライバル。
 そして、このライバル関係は今後も果てしなく続く・・・。

 ヨメさんがよく言っていた。
 「くーちゃんはな、私が付き合ってた男をいっつも知らん間に取ってしまうねん。でもそれはくーちゃんが取ったというより、男がなびいてしまうねんなあ。まあ、そういう男やったちゅうだけのことやけどな。」
 とか何とか言いながら、いまだに悔しそうな顔してしゃべっとる。

 そういや、結婚前にヨメさんからくーちゃんを紹介してもらった時は「なんてかわいい」と思ってしもたなあ。ただし、くーちゃんはオーソドックス系のかわいさ、それに対してますみちゃんはマニアック系のかわいさ。かわいさの種類がちがいます。
 元来マニアック系の私が選ぶのは、「もちろん、ますみちゃん!」。(ええのか悪いのか・・・)

 くーちゃんは食べ物に例えると、「綿菓子」。
 甘くてふわふわでおいしくて、でも気がついたらなくなっている。ボトッと下に落としてしまうこともある。雲のような存在かな。

 ついでにうちのヨメさんを食べ物に例えると、「毒キノコ」。
 食べたら死んでしまうかも知れんけど、ついつい手を出してしまう。「まあ、こいつ食うて死んだんやったらしゃーないか」と思えるええおなごです。(のろけー、のろけー)

 今日買った新書版の詩集、もう全部読んでしまったのでくーちゃんにあげたけど読んでくれるかな。「綿菓子」みたいなくーちゃんやから、そのまま置き去りにされてしまうかも・・・。
 くーちゃん、せっかくやし読んでね。たまには詩を読むのもいいと思うよ。

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

くーちゃんちの愛犬・エルちゃん

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2009年10月10日(土)

チャレンジド [雑感]

◎めったに見ないNHK。でも、今日の夜9時は見ようと思っています。佐々木蔵之介も富田靖子も村川絵梨も好きだし・・・。盲導犬も出てくるし・・・。

画像(170x167)

「チャレンジド」サウンドトラック

〜ヤフージャパン・秋のドラマ特集より〜

「チャレンジド」(NHK総合)

■あらすじ 10月10日放送分(第1話)

熱血教師の啓一郎(佐々木蔵之介)は、病で失明し、教師を辞めざるを得なくなる。自分の運命をのろう啓一郎だったが、妻・幸江(富田靖子)の勧めでリハビリを始め、再び教壇に立ちたいと思うように。視覚障害のある教師の存在を知った啓一郎は、復職活動を行うがすべて断られてしまう。そんな時、幸江の中学時代の担任で、現在は静岡県で校長を務める花村(西郷輝彦)が採用を決定してくれるが…。
 
■キャスト

佐々木蔵之介/塙啓一郎役
病気により失明するが、花村校長と出会い、必死の努力で教師として復職する。苦難を乗り越えた彼だからこそ生徒たちに伝えられる愛の大切さとは何かを身をもって教えていく。

富田靖子/塙幸江役
啓一郎の妻。失明した啓一郎を、朗らかに明るく支えている。中学時代の恩師である花村を啓一郎に紹介し、教職復帰へのきっかけを作る。

村川絵梨/新谷京子役
副担任。本来は啓一郎が担当したクラスの担任になる予定だったが、その座を奪われてしまったため、啓一郎のことを認められず冷淡な態度をとるが…。

西郷輝彦/花村聡吉役
幸江の中学時代の恩師。現在は中学校の校長。いじめや学級崩壊などの問題を啓一郎ならではのやり方で解決してほしいと、教師として受け入れる。

■概要
チャレンジド(challenged)とは、英語で、神からチャレンジする使命を与えられた人を指し、障がい者を意味する。全盲となった教師が苦難を乗り越えて再び教壇に立ち、生徒たちに人を愛することの大切さを教えていくヒューマンドラマ。主演は佐々木蔵之介で、ハンディキャップを乗り越えて教壇に立つ盲目の教師・塙啓一郎を演じる。周囲の無理解を、自らが行動することで変えていき、生徒に目が見えないからこそ伝えられる人間の心の大切さを教え、教育とは何かを問いかける。

■ストーリー
熱血教師の塙啓一郎(佐々木蔵之介)は病で次第に視力を失い、ついに失明してしまった。だが啓一郎は盲目というハンデ、その苦難に耐えて、妻の幸江(富田靖子)の中学時代の恩師で、現在は静岡の中学校の校長である花村(西郷輝彦)ら周囲の協力を得て復職を果たす。だが、教員の中には啓一郎を受け入れることに反対する者も多い。教室の場所さえわからず、たどり着けないなど困難の連続だったが、啓一郎は逆境にめげず、熱いハートで行動することでまわりの見方を変えていく…。

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 「オバマ氏のノーベル平和賞について」

 話は全然かわりますが・・・。
 
 昨日の「オバマ氏へのノーベル平和賞」に、賛否両方の意見が出されているらしい。もちろん、いろいろな意見があってよい。
 ただし、今までの受賞者が過去の実績に対して評価されたのに対し、オバマ氏はまったくちがう。「核兵器なき世界」実現に向けたオバマ氏の構想と努力を高く評価されたものである。

 同じ実績に対して、何度も何度も賞を与えることが多い。これに違和感を感じている人はいないのだろうか。
 
 まったくちがう世界の話かもしれないが、オリンピックでメダルを取った選手に対し、帰国後、県民栄誉賞とか何とか賞とか「とってつけたような賞」がよくおくられる。
 これまた例えがおかしいかもしれないが、高額宝くじに当たった人に、寄付を要請する人が群がるのと似ているような気がする。

 (うーん、やっぱり私の言いたいことからずれてきましたね。)

 要するに、まだはっきりとした実績を残していないオバマ氏に対して、「こいつなら、やってくれそうや。ええことゆうとるがな。みんなで応援しようかい」と賞を与えたノーベル賞選考委員会は、エライ! ・・・と、私は思っています。

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◎さっき、テレビドラマ「チャレンジド」、見終わりました。
 過剰演出が気になった場面もあったが、全体としてはいいドラマであった。
 第1話の主役級の中学生が「ひよちゃん」だったのもよかった。うちのヨメさんは、ある時期、「ひよちゃん」と呼ばれていたらしい。(ドラマの内容とはまったく関係ないのですが・・・。)

 「どうか、私を助けてください」という二人の二つの場面が心に残った。

 このドラマは、全5回。あと4回も見よう。

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