2009年10月15日(木)
「あれ、私の姪ですねん」 [家族]
「えっちゃんのポスターがいっぱい・・・」
火曜の朝、京都の街中のあちこちに新しいポスターがはられていた。
「ナカムラ・・・、エツコ・・・。どっかで聞いたことあるような・・・、ん? えっちゃんやん!」
(この、えっちゃんは、ふつうの「えっ」のほうにアクセントをつけるのではなく、「ちゃん」のほうにアクセントをつけてください。)
えっちゃんは、私の姉・中村多鶴子の五女(六人姉妹)。今、看護師をしている。
来年4月の京都府知事選挙の候補者「門ゆうすけ」さんの応援弁士として、このポスターに採用されたようだ。
さっそく、上賀茂にいるもう一人の私の姉の家にこのポスターをもらいにいった。
「いっぱいあるし、なんぼでも持って帰ってやー。」
えっちゃんと言えば、六人姉妹の中で一番背が低くてかわいかった。18年前になくなった私の母(つまり、えっちゃんの祖母)に一番似ていると、みんなから言われていた。
しかし、ポスターで見るえっちゃんの顔は、きりりとして立派な大人の顔になっていた。弁士として選ばれただけのことはある。
きっと、両親の「正義を追及する姿勢」を引き継いでいるのだと思う。
ポスターを持って帰って、さっそくうちのふろの窓枠にはった。
来年の4月まで、「あれ、うちの姪ですねん」て何回ゆうかなあ。
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昨日、「ゆめさき舎」のまっちゃんに一番聞きたかったこと。
「平和運動は若い人に引き継がれているか」
私の住んでいる京都市左京区は、平和運動の盛んな地域である。しかし、街角で「反戦平和」を語る人たちは、どう見ても60代70代。そこでいつも思うのは、「あなたのお子さんやお孫さんにその思想は引き継がれているでしょうか」。
残念ながら、そうは思えないのが実情です。
「ゆめさき舎」は、今年で19年。最初の10年はまっちゃんの家族は作業所と一体となって生活していたとのこと。今は自宅と作業所を分離されたが、まっちゃんの理想は一体型らしい。
そんなお父さんを見てきたお子さんらはどうか。
まっちゃんは、「背中を見せていたらとは思っていたが、どうなんやろう」とおっしゃっていた。しかし、今大学生である上のお子さんは、お父さんとはちがう道ではあるが福祉関係の勉強をされているらしい。そういう意味では、希望の持てる家族と言っていい。
そして、私自身を省みる。
自分自身今までたいしたことをしてきていないし、子どもたちに引き継いでもらえそうなこともない。ただ、人間として生まれてきたからには、弱い者を見下すような人間にだけはなってほしくない。
「人はなぜ生きるか」
それは、自分を必要としてくれる人のために尽くすためではないだろうか。それは、いくらヨメさんから「口ばっかり」と言われようとも、言い続けていきたいことである。
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今日、「ゆめさき舎」のまっちゃんから、昨日のお礼のメールが来た。
今日は朝からMI君がぼくに「今日パオパオさんがくるよ」と連発していました。今日は来ないことが分かると機嫌が悪く、ツバ吐きまくりでした。・・・・・
こんなふうに思ってもらえるなんて、こんなうれしいことはない。もう、また行きたくなってきた。計画立てようっと。
◎ まっちゃん! 「パオパオだより」の1日の平均アクセス数が1700と言ってたけど、今日はなぜか2700突破。これは、「ゆめさき舎」効果でしょうか。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
まっちゃん、たいへん失礼しました。「めめさき」はないわね。(すぐなおしました。)
突然アクセス数が1000も増えたのは、「ゆめさき舎」効果としか考えられません。実は、隠れファンがいっぱいおられたりして・・・。
「上品な人」と言われて一番に思いつくのは、やっぱり今年亡くなられた三宅誠孝さん(元京都市会議員)です。残念ながら、その次という人が思い浮かびません。またいつか、三宅さんのような人にめぐりあいたいです。
下品なほうは、あまり論評したくもないです。石原知事、橋下知事はそのレベルをはるかにこえています。
あっ、そうや、私の父はいなか育ちなのに上品でびっくりしますよ。私からは想像もつかん人です。
あっ、そうや、その父が今年88歳なんです。米寿のお祝いに何かと考えていたのですが、「ゆめさき舎」で何か作ってもらうことはできないでしょうか。(父の誕生日は、12月5日です。)
2700ってすごいです。(1700でもすごい数字ですが)「ゆめさき舎」効果ではなくパオパオさんの無防備な安心感の賜物ですね。最近、テレビを見ていて「もし、こいつがうちに来たらどうしよう・・・」などとありもしない想像して遊んでいますが、来てもらったら困るランキングの第一は亀田兄弟のオヤジ、二番目は石原知事、三番目が橋本知事、みんな下品ですよね。その点、パオパオさんは含羞と品があります。大江健三郎言うところの“ディセンス”
すみません、14日の表題「めめさき舎にて」になっております。どっちでもいいのですが訂正できるならお願いします。